5. 核ボタン握るボケプー[59] imqDe4Neg5OIrILpg3uDUIN2gVs 2024年2月17日 23:48:16 : o3E4fya2y6 : WG85L0tjTWZoclk=[1]
「福島第一原発の処理水 3回目の放出を開始 東京電力」2023年11月2日(NHK)
>東京電力は今年度、4回に分けてタンク40基分、およそ3万1200トンを放出する計画です。
>原発から3キロ以内の10地点で採取している海水のトリチウム濃度の分析では、これまでの最大が1リットル>当たり22ベクレルで、放出の停止を判断するレベルの700ベクレルを大幅に下回っています。
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これは昨年の夏以降、くり返し報道される「処理水」の放出についての報道パターンである。
東京電力や環境省のモニタリング調査の結果は、いつもトリチウム水の放射線量のデータばかり上がってくる。トリチウムはセシウム等と異なり、弱いベータ線を発する物質であり、外部被爆の目安として捉えられることが多いだろう。我々は海水を飲むわけではないが、海の生き物は違う。直ちにトリチウム水を体内に取り込む。
体内に入ったトリチウム水の一部は、HーOーT や TーOーT として、生体組織や気管、それに遺伝子に組み込まれる可能性がある(そうでない筈はない)。すると生体は至近距離からのベータ線の照射に晒されることになる(内部被ばく)。
── 引用始め ──(矢ヶ崎克馬・琉球大名誉教授)
トリチウムの放射線のエネルギーは小さく、0.0186 MeV のエネルギーを持つベータ線で、
体内では 0.01 mm ほどしか飛びません。エネルギーが低いベータ線の特徴は、エネルギー
の高いベータ線より相互作用が強く、電離の密度が 10 倍ほどにもなります(※)。
それがトリチウムの被曝が危険である要因です。
── 引用終り ──
(※)ベータ線は高速の電子で、ガンマー線のように生体組織を一気に突き抜けることがなく、
組織内にを動き回るから、組織に大きなダメ―ジを与える(電離させる)と考えられる。
さらに、トリチウムが生体DNAに取り込まれると、遺伝子の配列そのものに損傷を与える可能性が大いにある。
さらに、広大な海洋の生態系には大きな食物連鎖のピラミッドが成立している。これによる生物濃縮の進行も見過ごしてはならない科学的な安全性の評価基準である。
>ベータおよびガンマ線と低毒性 (low toxicity) アルファ線の場合は 0.4 Bq/cm2を超える量
>または他のすべてのアルファ線の場合は 0.04 Bq/cm2 を超える量の放射性物質が表面に存在する場合・・・
東電、環境省、IAEAの安全基準では、この内部被ばくや遺伝子損傷や変異への影響、生物濃縮の影響への評価が科学的に見えて来ないのである。トリチウム水の汚染度を物理的に測ろうとすれば、放射線量密度や表面密度でしか評価できないことは分かるが、それでは生体への影響の科学的評価がすっぽり抜け落ちてしまっている。賢明な国民をそれで押し切るのは難しのではないか。
http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/388.html#c5