220. 2022年3月31日 00:48:54 : GUbVrDuj7Q : WFZDNVJVM2wwWU0=[1]
法的な領土問題でロシアに勝ち目はない
力ずくでとるしかない
1991年12月8日
現在のロシアにおける最高指導者の一人で、当時の交渉記録を知る立場にある
ナルイシュキン対外諜報局長官は、下院議長だった当時の2016年に筆者の取材で、
ベラヴェージの首脳会議でクラフチューク(ウクライナ初代大統領)がエリツィンに
「クリミアはどうするのですか」と尋ねたところ、「ザビライッチェ
(どうぞお取りなさい )」と答えたという逸話を紹介し、
今のクリミア問題の原因は当時のロシア指導部の無責任な対応にあると非難した。
しかしロシア交渉団は、無条件でクリミアをウクライナ領と認めるつもりはなかった。
独立国家共同体創設の条約として次のような国境線に関する条項がある。
「締結国は、共同体の枠内で相互の領土保全および既存の国境の不可侵を認め、かつ尊重する」。
ロシア側代表団の一員であるエリツィン大統領の側近だったセルゲイ・シャフライは、
“共同体の枠内”というのがポイントで、クリミアのウクライナ領有をロシアはあくまで
共同体の枠内で認めるという意味だったと指摘する。
しかし、ロシアとウクライナとの間ではその後1997年の友好協力親善条約で国境線の尊重で合意しており、
ロシアのクリミア併合がウクライナとのこうした条約に背くものであることは言うまでもない。
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