349. 2020年10月11日 08:59:53 : 8gCSXuGjH6 : VVFpZC9XN0RpaEk=[1]
平野憲一の株のお話 2020.10.11 需給相場について。
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日銀のETF買いは、9月29日に実施されてから先週末まで入っていません。
前場のTOPIXが下がった時(−0.35%、例外あり)しか買いませんので、下がらなかったから買わなかったと言えばそれまでですが、この間の日経平均引け値の上げ幅はなんと80円だけでした。
政府・日銀はずっと以前から量的緩和で流動性を供給し「お金じゃぶじゃぶ」と言われてきましたが、実際はそのお金(マネタリーベース)の多くが日銀の当座預金にUターンし、「じゃぶじゃぶ」と言われるほど市中にお金が回っていませんでした。市中のお金(マネーストック)が急激に増えたのは3月以降で、その効果が出るのもこれからです。
しかし、カネ余りの需給相場はいつまでも続くわけではありません。低金利のお金を使って企業活動が活発になると、お金の需要は増え、景気刺激策の必要がなくなりますからお金の供給は減ります。つまり需給相場「不景気の株高」は終わることになります。
そして次に来るのが「好景気の株安」です。ただ、この相場は全体としては下降相場ですが、好景気を先導している企業の時価総額は上がります。これらの企業は、「需給相場」の中でも、次の相場の卵らしい初期の上昇相場を見せます。結局株で勝つ方法は、この理屈に従って個別株に投資すると言う事です。実際の投資で上手くいかない事が多々ありますが、それはこの理論が間違っていたわけではなく、個別株の選択が間違っただけです。
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