19. 2021年5月25日 04:33:22 : tlHK7MYcyY : VUYyZGg1bXhXNS4=[1]
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そうだよな。
五輪しか賭ける対象がないスポーツなんてあるんだろうか?
そもそも、各種目で予選に勝って五輪に出場できるようになった選手なんて、全体の極々一部。
以前メダルを取った選手すら、次の大会に出られるとは限らない。
実力だけでなく、故障や病気もついて回る。なので、悔しい思いをしている選手の方が圧倒的に多いだろう。
確かに、五輪という世界にアピールできるチャンス(別の競技に関心ある観客にも、見て知ってもらえるチャンスもある)はアスリートにとっては大きなモチベーションの源ではあるだろう。自分が落ちても、同じ競技の自分以外の選手が出られた事で、応援に回れる、出場が決まった選手にとってもメダルは落としても海外のトップ選手との交流、など魅力は沢山あるだろう。
だが、コロナ禍で、その「交流」の機会も薄らぎ、単なる勝ち負けに始終するのみのゲームではその魅力は半減する。
だったら、いつもそうであったように、負けても故障で棄権しても、次の世界大会なりなんなりを目指して気持ちを切り替えて集中するでいいのでは。
また、本当に強い選手は、切り替えの速さというメンタル面も強い事が多い。
五輪とは、その人が懸けているスポーツに主な注目が集まるといったものでなく、いわばスポーツ万博に過ぎないと思えば、切り替えられる者の方が多いのでは。
どこかの一国で開催される万博も、観たくてもその国に行って観ることが出来ない観客の方が圧倒的多数だ。
しかし、万博命、万博を観ることが一生の夢、なんて思う人がどれほどいるのか。
というより、本気でそうならその人は既に金持ちになっていて余裕で世界中の万博を飛び回れるようになっているだろう。
殆どの万博好きは、そこまで万博見に行く為に全てを犠牲にしてでも金儲けに精を出したりせず、何処かで折り合いをつけている。
普通は精々宝くじに当たったらいいな、位の気持ちで漠然と万博に想いを馳せる程度だ(だからアスリートの夢の為に云々の話は全く筋違いってこと)。
つまり、五輪もそんな万博と大して変わらず、違うのはライブショーが電波に乗るかという程度。それも、本格的TV中継は東京五輪から、しかも恐らくロサンゼルス五輪以前は、世界でのテレビの普及率を考えてもそれ程重要じゃなかった筈。
いわば趣向を凝らした地方ライブ(中継)が、その時を境に一気に世界巡業(といっても開催国は各時点で一国)コンサート形式(収益目当てのビッグ「ビジネス」)に取って変わったに過ぎない。まあ、その時点を以て既にオリンピック憲章なる理念が完全に形骸化する宿命にあったと言ってもいいだろう。
どちらかと言えば、本来の近代オリンピックの理念はinternationalismを謳った共産主義的なのであるが。
まあ要するに競技する側も観る側も、気持ちの切り替え如何でどうにでもなる世界だ、という事。
切り替えられないのは、皮算用で両方が目が$に変わった直線レーンを猛スピードで走るしか能のない(つまりブレーキを知らない)主催者側の連中のみ、って事だ。
http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/114.html#c19