113. 2021年10月07日 17:33:14 : J53QBdEOG2 : VjVRSUNkUGNlZ0U=[1]
ワクチンに酸化グラフェンが使われていることが過去の論文から推測できる
そして、mRNA,酸化グラフェンの毒性なども。。
克服されつつあるmRNA医薬開発における主要な障壁
障壁@mRNA分子が生体内で著しく不安定
RNAに様々な修飾を導入することやドラッグデリバリーシステム(DDS)を工夫することにより一部克服されつつありますが、
現在でも大きな問題の一つです。
障壁A生体が外来性のmRNAを異物として認識し、異常な免疫反応を惹起。
十分なタンパク質発現が得られないだけでなく毒性につながる
RNA修飾や精製法の工夫などで乗り越えられつつあります。
グラフェン技術
グラフェンは、奇跡の新材料として登場しました。わずか1原子の厚さで、
炭素原子が六角形のハニカム格子構造に配置された炭素原子からなるため、
2004年に非常に簡単な方法で初めて単離および同定されて以来、この材料への関心が急激に高まっています。
薬物送達および遺伝子送達における酸化グラフェン
グラフェンとその誘導体は、標的送達を含む、薬物送達と遺伝子送達用に設計可能な最新の材料です。
酸化グラフェン(GO)プレートレット(小板)上には水溶性および非水溶性の活性物質を担持し、
狙いとする様々な物質を付着させることができ、医薬品と遺伝子の標的または非標的送達の用途に利用することが可能です。
GOプレートレットの機能化は、グラフェンの生体適合性と溶解性を改善し標的送達と多様な治療処置を成功させるために、
非常に重要です。GOプレートレットを化学修飾する最も一般的な方法は、ポリマーと共有結合させることです。
ポリエチレングリコール(PEG)、キトサンおよびポリエチレンイミン(PEI)を含む多種類のポリマー成分が
GOにグラフト結合できます。ポリマーに加えて、生体標的リガンド、DNA、たんぱく質、バクテリア、細胞、
量子ドットやナノ粒子も、グラフェンとその誘導体にグラフト結合できます。
このようにGOは、構造的特徴と化学修飾が容易で、生物医学用途が広いプラットフォームです。
酸化グラフェン物性
・方法や酸化剤の量,反応時間によって
得られる酸化グラフェンの性質は大きく異なる
・GOの剥離・分散超音波で薄片化する
酸化グラフェン毒性
マウスの気管内に投与された酸化グラフェンの生体内分布と肺毒性
酸化グラフェン: 毒性試験
https://www.natureasia.com/ja-jp/am/highlight/43340
グラフェンやグラフェン誘導体は優れた物理的特性を持つため、例えば薬物送達担体など、
多様な応用可能性が示唆されている。
中国科学院上海応用物理研究所のChunhai Fan率いる研究チームはこのたび、こうした
グラフェン系ナノ材料を生物医学に利用する際に起こりうる安全性の問題を評価するため、
マウスを使ってナノスケール酸化グラフェン(NGO)の分布と毒性を調べた。
研究チームは、NGO 片をヨウ素の放射性同位体(125I)で標識して吸入曝露させた後、
マウス体内での分布を追跡した。
125I―NGO は、3か月の試験期間にわたってほとんど肺に留まり、そこで用量依存的な急性肺障害や
慢性肺病変を引き起こすことがわかった。
さらに、125I―NGOの分布は125Iイオンの分布と異なることも明らかになった。
つまり、吸入されたNGOが、放射性吸着種を肺の奥深くに運び込んでいる可能性が高いことになる。
この結果は、ヒトの健康への潜在的リスクを調べる必要性とNGO片の大きさを最適化して毒性を
最低限にする必要性を浮き彫りにしている。
参考文献
北海道大学病院歯周・歯内療法科講師宮治裕史
https://shingi.jst.go.jp/past_abst/abst/p/15/in_hokkaido2/in_hokkaido205.pdf
ナノDDSによる mRNAの効率よい生体内送達
なぜ mRNA を用いるのがよいのかという議論は、DDS 学会誌では釈迦に説法とも思われるので、
本稿では詳細を述べないが、「これまでクスリにならなかった物質をクスリにする」という観点で、
mRNA 医薬実現には DDS が重要な役割を果たす。
筆者らは、ポリエチレングリコール(PEG)と生体適合性カチオンポリマーを連結したブロック共重合体を
ベースとするキャリアの研究開発
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dds/31/4/31_343/_pdf
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/650.html#c113