8. 2019年5月10日 06:38:59 : aKuRsj0sF2 : VGhVRHE2b1ZMWlE=[1]
以下を読むと、この国で何が起こっているのかが見えてきます。
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その1___響堂 雪乃 著 「略奪者のロジック2」 まえがき
滅びの時代である。
おおよそ国家の意思決定は代表議会によるのではなく宗主国によるのであり、諸制度は 多国籍資本によって起草されるのであり、もはや様相は社会調整機能の一切が東インド会社というコングロマリット(半官半民の植民地企業体)に委ねられたイギリス領インド帝国となんら変わりがないだろう。つまり本質としてこの体系はSemicolony(半植民地)なのだ。
過去10年にわたり外国勢力の要求に従い、労働者の非正規化、医療・福祉・教育の切捨て、主要企業の外資化が推進されたのだが、その結果天文学的なカネが国民経済から揮発し、社会も人心も荒廃世界の様相を呈している。つまるところ TPP(自由貿易構想)とは侵略の終章であり、それはすなわち今後100年以上に及ぶ我々の奴隷化を意味するのである。
福島原発事故はもはや収束の目処が立たず、周辺住民の被曝が累積しながら行政は無策であり、むしろ積極的に汚染ガレキを拡散し核を孕む食品を流通させるのであり、そのような人間理性に反する振る舞いは、あたかも飽和点を超えたレミングの群が、本能プログラムの発現により集団自殺するかのようであり慄然を禁じえないのだ。
いずれにしろ我々は経済侵略、原発事故、財政破綻という重奏する危機に直面している のだが、厳戒な報道管制によって知覚が欺かれ、未だ何が進行しているのかすら理解できないのだろう。あらためてメディアとは知性のロールシャハ・テストで あり、見識のリトマス試験紙であり、それに整然の秩序を見出すのか、周到の作為を感知するのか、あるいは隠然する殺意を抽象するのか、向き合う者の原質を対面鏡のように映し出すのだ。・・・
___ 2013年10月8日 響堂雪乃
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