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[近代史5] ウクライナ東部に住んでいたウクライナ人は千島列島や樺太に移住させられ、替わりにロシア人が入って来た 中川隆
1. 2022年5月31日 08:02:35 : 9eSYFKpxnY : VGdZOHdsQUdGbG8=[1]

2022年05月30日
ロシアが占領地で住民を樺太や千島列島に移住させている

ロシア側に設置された選別キャンプ、ウクライナ住民はここで取り調べを受け、北極圏や離島に運ばれる

画像引用:https://www.cnn.co.jp/world/35188070.html CNN.co.jp _ ウクライナ人数十万人、ロシア僻地に強制移住 樺太に移送も

ロシア軍による占領とは

ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州とルガンスク州で多くの町を占領し、いくつかの都市を占領下においている。

先日陥落したマリウポリでは「廃墟観光ツアー」が実施され、多くの避難民がなくなった劇場跡などを見て回ったという。

それはともかく占領地ではロシア化が進められ、ロシアが住民に何をしているのかも伝わってきている。


ロシア軍や親ロ派は以前からマリウポリやクリミアから逃げてくる避難路に検問所を設置し、避難を妨害している。

ある一家はクリミア方面からキエフ方面へ車で逃げようとしたところ、検問所に引っ掛かり取り調べを受けた。

姉妹は兵士の「好みに合わない」と釈放されたが、父親はスマホ履歴を消去していたという理由でなぐられ失明した。


別の女性はマリウポリから避難路を通ってウクライナに行こうとしたらロシア軍につかまり、ロシアに連れていかれた。

一緒に連行された母子は途中で母と子がひきはなされ、最後は全員ばらばらに小さな町へ移送され診療所に入れられた。

女性は監視が甘く外出もできたため、彼女は国境まで移動して東欧の国に脱出した。


最近ロシア軍は東部の検問所で1万円から2万円の「通行料」を取り、取り調べと称して金品を奪ったり、暴行を働く場合もある。

CNNによるとロシア軍占領地で拘束されたウクライナ人数十万人が、ロシア側の僻地に移住させられている。

これは侵攻当初から行われていて、ロシア軍が占領するとまず外出を禁止し身分証を発行する。

ロシアによる選別と移住の実態

外出したり配給を受けるには身分証が必要なので出頭すると、「選別キャンプ」と呼ばれる場所で取り調べを受ける。

スマホの履歴や他の住民の証言から、親族にウクライナ兵が居たり反ロシア的だった住民があぶり出される。

反ロシア住民に選別されると「運が良くて強制移住」運が悪ければあの世に送られる。


こうした場合中国、ソ連、東ドイツ、北朝鮮など共産主義国は住民同士を互いに密告させて戦わせ、住民間で対立を起こさせて支配してきました。

他の人を密告しなかった人は要注意人物とされるので、多くの住民は家族に兵士が居る人や、反ロシア活動をした人を密告した筈です。

選別された人はロシア側に輸送されるが、そこで都市や町の収容所に入れられた後、 最終居住地に運ばれます。


居住地は商店が無いような山奥やへき地と決まっていて、北極辺や離島などが多いとされている。

ソ連はウクライナを支配した後、同じようにウクライナ人を千島列島に送り、ウクライナにロシア人を移住させました。

プーチンが言っているウクライナのロシア系住民とは、住んで居たウクライナ人を樺太や千島に移住させ、ウクライナにロシア人を入植させたものです。


なので千島列島や樺太には元ウクライナ人だった人や子孫が多く、彼らの先祖は強制移住させられたのです。

こういう事を100年以上もやってきたのがソ連とロシアです

https://www.thutmosev.com/archives/88273177.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1529.html#c1

[リバイバル3] 高速道路「特別転回」とは? 目的地を通りすぎたときに覚えておきたい対処法 中川隆
1. 2022年5月31日 14:52:35 : 9eSYFKpxnY : VGdZOHdsQUdGbG8=[2]
2022年 05月 31日
今回は四日間で1900キロでした @

前回の広島行きは、2020年の10月でしたから、大阪を越えていくのは、一年半ぶりのことでした。今回は、東京を7時前にでて、中央道大月から分岐して御殿場から新東名に入りました。新東名はいつ走ってもゆったりと120キロで走れます。アウトバーンを走っているような安心感があります。三車線、カーブや上下の変化も少なく、走りやすいのです。比べると60年前の東名や山間部を走る中央ではカーブや登り下りが多く、気を使いますね。
今回は四日間で1900キロでした @_f0108399_09432199.jpg

三ヶ日から、東名に戻り、愛知県内で三ヶ所寄って行きました。名古屋インターで降りるのに、名古屋の文字を探していたら、名二環の案内ばかりで、降り口を行き過ぎました。何十年も走っているのに、降りれなかったのは初めてです。一瞬焦りましたが、最近高齢化のせいか、そのような人が多く、次のインターの係員がいる「一般」で降りて申告すれば、戻れるとありましたので、次のインターで引き返そうと思いました。ところが名古屋インターの次のインターは、守山ではなく春日井インターまでしばらくありませんでした。

インターで申告すると、いったんETCのカードを外してゲートを出て、管理者用のUターン道路を通り、一般ゲートでカードを抜かずに入り、それからETCカードを差し込めば、OKという事でした。要するに春日井インターの出口をETCが認識しなければ、次に出るインターが出口になるわけです。出口を通り過ぎる高齢者がいかに多くなったかの証ですね(苦笑)
https://tannoy.exblog.jp/32685851/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/699.html#c1

[リバイバル3] 群馬県・渋峠「日本国道最高地点」標高2172メートル 中川隆
2. 2022年5月31日 15:17:49 : 9eSYFKpxnY : VGdZOHdsQUdGbG8=[3]
雪日記
かぐらから渋峠へ。
【21-22シーズン 162日目】 天候:曇り〜晴れ
5/23(月) 志賀高原 横手山・渋峠スキー場でスキー&スノーボード。
http://golgo13zilch.jp/blog-entry-4339.html


かぐらが終わりスノーシーズンは終盤戦へ。
例年ならこのまま月山へ…なのですが、

今年は初めて渋峠スキー場へやって来ました。
今まで志賀高原は焼額山しか滑走した事がありませんでした。
湯沢からだと近いようで意外と遠い…。

群馬県と長野県、ここは正に県境。

渋峠は国道で標高日本一。
自動車道で日本一は乗鞍です。

国道の温度計で2℃…強風でめっちゃ寒いです。
春かぐらそのままの服装で来てしまったのでヤバい…。
標高2307メートルのスキー場をナメておりました。

本日から滑走可能コースは渋峠側のみのようです。
昨日までは横手山側も滑走可能だったとの事。
リフト券売り場はリフト乗り場です。

1日券は4,500円、
リフト1本のみなのに高いなぁと躊躇しておりましたが、

長野県のキャンペーンを利用すると半額で購入できます。

ありがとうございます!!
2,250円なら毎日通ってもいいかも!?

初めてのスキー場でドキドキワクワクなのですが、
寒いし視界悪いし…結構過酷でした。

おぉ! 一応コブもありました…一応。

越後湯沢夜の帝王と楽しくコブ行脚。

場内では至る所で雪出し作業中。

硫安撒き撒き隊もフル稼働。

森の中もフル稼働。

緑はともだち。
標高2,307メートルは日本のスキー場としては最高標高です。

ですが、辺りにはもうほとんど雪はありません。
スキー場のコースのみ不自然にしっかりと雪が残っている。
人力で整備維持されているおかげでこうやって春スキーが楽しめる。
大変ありがたい事です。

日本一標高の高いパン屋さん!?

富士山と浅間山が見えるよ!
らしい…。
嗚呼…見たかった(笑)

展望台に行けば何か見えるかも!?

夜の帝王は諦めない(笑)
心眼を駆使して何かを捉えたのか!?

天候は回復傾向。
少しだけ視界が開けてきました。

せっかくなのでスキーからスノーボードにチェンジ。
リフト乗り場が駐車場の目の前だからこそ出来る二刀流です。

渋峠第1ロマンスリフトは中間駅で降りられます。
プリンス系じゃないけど“ロマンス”なのですな。

天気が良くなってきてノリノリ、端の地形で飛ぶ夜の帝王。

それにしてもホントに凄い。
1日中森の中から雪出ししております。

コースの周りとしては、かぐらより全然雪がありません。
それでも6月上旬まで営業される予定らしいです。

旧神楽魂を彷彿させる渋峠魂。
現神楽魂は…もう全然ダメ、太刀打ちできません。

渋峠さいこ〜!!

楽しい時間をありがとうございました。

楽しかったけど…、コブがもう少しきちんとあれば尚良かった。
この距離とコース数でコブが無いと1日滑れば満足です。

リフト代も安いし1週間くらい籠ろうかと考えておりましたが、
お腹いっぱいに…。

嗚呼…!!

久々に車泊仕様で着替えもいっぱい積んで来たのに(笑)

湯田中温泉夜の部の予定でしたが、
いつものとこへ…。

スキー場発表積雪量:60cm

スノーボード
使用板:GENTEMSTICK / INDEPENDENT STICK
ビンディング:BURTON / STEP ON
ブーツ:BURTON / PHOTON STEP ON

スキー
使用板:ID one / MR-SG
ビンディング:LOOK / PIVOT18
ストック:SINANO / Bump Diver
ブーツ:K2 / PINNACLE 130

http://golgo13zilch.jp/blog-entry-4339.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1229.html#c2

[近代史4] プーチン大統領 中川隆
39. 2022年5月31日 16:08:35 : 9eSYFKpxnY : VGdZOHdsQUdGbG8=[4]

2022.05.31XML
ソロスは露国を崩壊させるために軍や情報機関の幹部を買収済みなのだろうか?
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202205310000/


 投機家の​ジョージ・ソロス5月24日、ダボスで開かれたWEF(世界経済フォーラム)の総会で、2月24日に始まったロシア軍の攻撃で「第3次世界大戦」が始まったかもしれないと語った​。ソロスやヘンリー・キッシンジャはウクライナの軍や親衛隊の敗北が決定的だと考えているのだろう。ただ、キッシンジャーはゼレンスキー政権に対してロシア側の要求を全て呑み、ドンバスやクリミアのロシアへの割譲を認めて2カ月以内に停戦交渉を始めるべきだと訴えている。ソロスは「第3次世界大戦」が始まれば西側文明は生き残れないかもしれないとした上で、西側文明を守る唯一の方法はできる限り早くプーチンを打倒することだと主張する。

 ソロスの言い方からすると、「第3次世界大戦」でロシアに勝ち、プーチンを排除しようと考えているわけではないようだ。クーデターで体制を転覆させたがっているように思える。ソ連を消滅させたときの手口を使うつもりかもしれない。

 しかし、ロシア国民は1990年代、ボリス・エリツィン時代の新自由主義的な政策で塗炭の苦しみを味わっている。欧米に対する幻影は消えているはずだ。ただ、エリートの中には西側のシステムで甘い汁を吸いたい人もいるだろうが、西側が「カラー革命」を実行できる状態にはないが、ウラジミル・プーチン政権の内部に親欧米派はいる。

 エリツィン時代、ロシアの経済政策はソロスの友人としても知られているハーバード大学教授のジェフリー・サックスなどが決定、その下で働いていたのがソロスの知り合いだというエゴール・ガイダル。それ以来、ロシアの金融や経済は米英金融資本の手先が支配している。例えば、国家安全保障会議副議長のドミトリー・メドベージェフ、財務大臣のアントン・シルアノフ、中央銀行総裁のエリヴィラ・ナビウリナである。気候問題特使を務めていたアナトリー・チュバイスが辞任、国外へ出た。

 ネオコン、あるいは米英の金融資本はロシアのエリートが反旗を翻すことを願っているはず。ロシアのエリート層に対する「制裁」をアメリカが行う理由はそのためだろう。

 アメリカがソ連を崩壊させる秘密工作を始めたのは1970年代の終盤で、ローマ教皇庁とも手を組んでいた。ロナルド・レーガン米大統領がローマ教皇庁の図書館でヨハネ・パウロ2世とソ連の解体について話し合った1982年にレオニド・ブレジネフが死亡、84年にはユーリ・アンドロポフが死亡、85年にはコンスタンチン・チェルネンコが死亡、そして親欧米派に囲まれたミハイル・ゴルバチョフが実権を握った。

 ゴルバチョフはペレストロイカ(建て直し)を打ち出す。これを考え出したのはKGBの頭脳とも言われ、政治警察局を指揮していたフィリップ・ボブコフだとされているが、この人物はCIAのOBグループに買収されていたとする情報がある。そのOBグループのひとりがアメリカの副大統領だったジョージ・H・W・ブッシュだ。(F. William Engdahl, “Manifest Destiny,” mine.Books, 2018)

 ボブコフだけでなく、アレクセイ・コンドーロフや1982年から88年にかけてKGB議長を務めたビクトル・チェブリコフも買収され、ソ連の解体と資産の略奪を目論んだというのだ。一種のクーデター。「ハンマー作戦」と呼ばれている。

 エリツィン時代、20歳代の若者がクレムリンの腐敗勢力と手を組んで巨万の富を築き、「オリガルヒ」と呼ばれるようになる。ミハイル・ホドルコフスキー(1963年生まれ)、アレックス・コナニヒン(1966年生まれ)、ロマン・アブラモビッチ(1966年生まれ)などだ。ボリス・ベレゾフスキー(1946年生まれ)でも40歳代。こうした若者たちを操っていた黒幕がいたことは容易に想像がつく。

 ソ連消滅劇の始まりは1991年7月にロンドンで開かれた主要7カ国首脳会議。そこに呼び出されたゴルバチョフは新自由主義の導入、いわゆる「ピノチェト・オプション」を求められるとさすがに難色を示す。ソ連で「クーデター未遂」が引き起こされるのはその翌月のことだ。

 このクーデター未遂はゴルバチョフの政策をソ連解体の策謀と考える「国家非常事態委員会」が権力の奪還を狙ったものだとされているが、KGBが行った「出来レース」だと推測する人がいる。

 この「クーデター未遂」を利用してボリス・エリツィンが実権を握り、ソ連を消滅させた。その後、エリツィンは議会を強制的に解散し、抗議する議員を砲撃させて殺害、新自由主義を導入してロシア国民の資産を略奪しはじめた。

 ハンマー作戦を実行するためには資金が必要。買収だけでも相当の金額を用意する必要がある。数百億ドルが投入されたと推測されているのだが、その出所は旧日本軍が東アジアを侵略していた際に略奪した財宝を元にした資金だと言われている。

 日本軍が略奪した財宝の一部は日本へ運ばれたが、戦局の悪化で輸送が困難になると集積地のフィリピンに隠された。その多くをアメリカは回収したと言われている。回収作業の責任者はエドワード・ランズデールだったという。後にCIAの秘密工作を指揮、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺の現場にいたとも言われている人物だ。

 ランズデールの部下だった情報将校は自身が親しくしていたイメルダ・ロムアルデスをフェルディナンド・マルコスに紹介、結婚させている。そこでマルコスは財宝の隠し場所に関する情報を知っていた。そのマスコスをコントロールできなくなったアメリカは1986年2月に排除。アメリカ軍が拉致して国外へ連れ出したのだが、この作戦を指揮していたのはポール・ウォルフォウィッツだと言われている。

 ソ連を消滅させた時と同じ手口を使うなら、ロシアの軍や情報機関の幹部を買収していなければならない。その上でプーチンを暗殺、クレムリンを乗っ取るということになるだろうが、それだけの準備ができているのだろうか?

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202205310000/
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/809.html#c39

[近代史4] エリツィン大統領 中川隆
3. 中川隆[-13050] koaQ7Jey 2022年5月31日 16:09:00 : 9eSYFKpxnY : VGdZOHdsQUdGbG8=[5]

2022.05.31XML
ソロスは露国を崩壊させるために軍や情報機関の幹部を買収済みなのだろうか?
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202205310000/


 投機家の​ジョージ・ソロス5月24日、ダボスで開かれたWEF(世界経済フォーラム)の総会で、2月24日に始まったロシア軍の攻撃で「第3次世界大戦」が始まったかもしれないと語った​。ソロスやヘンリー・キッシンジャはウクライナの軍や親衛隊の敗北が決定的だと考えているのだろう。ただ、キッシンジャーはゼレンスキー政権に対してロシア側の要求を全て呑み、ドンバスやクリミアのロシアへの割譲を認めて2カ月以内に停戦交渉を始めるべきだと訴えている。ソロスは「第3次世界大戦」が始まれば西側文明は生き残れないかもしれないとした上で、西側文明を守る唯一の方法はできる限り早くプーチンを打倒することだと主張する。

 ソロスの言い方からすると、「第3次世界大戦」でロシアに勝ち、プーチンを排除しようと考えているわけではないようだ。クーデターで体制を転覆させたがっているように思える。ソ連を消滅させたときの手口を使うつもりかもしれない。

 しかし、ロシア国民は1990年代、ボリス・エリツィン時代の新自由主義的な政策で塗炭の苦しみを味わっている。欧米に対する幻影は消えているはずだ。ただ、エリートの中には西側のシステムで甘い汁を吸いたい人もいるだろうが、西側が「カラー革命」を実行できる状態にはないが、ウラジミル・プーチン政権の内部に親欧米派はいる。

 エリツィン時代、ロシアの経済政策はソロスの友人としても知られているハーバード大学教授のジェフリー・サックスなどが決定、その下で働いていたのがソロスの知り合いだというエゴール・ガイダル。それ以来、ロシアの金融や経済は米英金融資本の手先が支配している。例えば、国家安全保障会議副議長のドミトリー・メドベージェフ、財務大臣のアントン・シルアノフ、中央銀行総裁のエリヴィラ・ナビウリナである。気候問題特使を務めていたアナトリー・チュバイスが辞任、国外へ出た。

 ネオコン、あるいは米英の金融資本はロシアのエリートが反旗を翻すことを願っているはず。ロシアのエリート層に対する「制裁」をアメリカが行う理由はそのためだろう。

 アメリカがソ連を崩壊させる秘密工作を始めたのは1970年代の終盤で、ローマ教皇庁とも手を組んでいた。ロナルド・レーガン米大統領がローマ教皇庁の図書館でヨハネ・パウロ2世とソ連の解体について話し合った1982年にレオニド・ブレジネフが死亡、84年にはユーリ・アンドロポフが死亡、85年にはコンスタンチン・チェルネンコが死亡、そして親欧米派に囲まれたミハイル・ゴルバチョフが実権を握った。

 ゴルバチョフはペレストロイカ(建て直し)を打ち出す。これを考え出したのはKGBの頭脳とも言われ、政治警察局を指揮していたフィリップ・ボブコフだとされているが、この人物はCIAのOBグループに買収されていたとする情報がある。そのOBグループのひとりがアメリカの副大統領だったジョージ・H・W・ブッシュだ。(F. William Engdahl, “Manifest Destiny,” mine.Books, 2018)

 ボブコフだけでなく、アレクセイ・コンドーロフや1982年から88年にかけてKGB議長を務めたビクトル・チェブリコフも買収され、ソ連の解体と資産の略奪を目論んだというのだ。一種のクーデター。「ハンマー作戦」と呼ばれている。

 エリツィン時代、20歳代の若者がクレムリンの腐敗勢力と手を組んで巨万の富を築き、「オリガルヒ」と呼ばれるようになる。ミハイル・ホドルコフスキー(1963年生まれ)、アレックス・コナニヒン(1966年生まれ)、ロマン・アブラモビッチ(1966年生まれ)などだ。ボリス・ベレゾフスキー(1946年生まれ)でも40歳代。こうした若者たちを操っていた黒幕がいたことは容易に想像がつく。

 ソ連消滅劇の始まりは1991年7月にロンドンで開かれた主要7カ国首脳会議。そこに呼び出されたゴルバチョフは新自由主義の導入、いわゆる「ピノチェト・オプション」を求められるとさすがに難色を示す。ソ連で「クーデター未遂」が引き起こされるのはその翌月のことだ。

 このクーデター未遂はゴルバチョフの政策をソ連解体の策謀と考える「国家非常事態委員会」が権力の奪還を狙ったものだとされているが、KGBが行った「出来レース」だと推測する人がいる。

 この「クーデター未遂」を利用してボリス・エリツィンが実権を握り、ソ連を消滅させた。その後、エリツィンは議会を強制的に解散し、抗議する議員を砲撃させて殺害、新自由主義を導入してロシア国民の資産を略奪しはじめた。

 ハンマー作戦を実行するためには資金が必要。買収だけでも相当の金額を用意する必要がある。数百億ドルが投入されたと推測されているのだが、その出所は旧日本軍が東アジアを侵略していた際に略奪した財宝を元にした資金だと言われている。

 日本軍が略奪した財宝の一部は日本へ運ばれたが、戦局の悪化で輸送が困難になると集積地のフィリピンに隠された。その多くをアメリカは回収したと言われている。回収作業の責任者はエドワード・ランズデールだったという。後にCIAの秘密工作を指揮、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺の現場にいたとも言われている人物だ。

 ランズデールの部下だった情報将校は自身が親しくしていたイメルダ・ロムアルデスをフェルディナンド・マルコスに紹介、結婚させている。そこでマルコスは財宝の隠し場所に関する情報を知っていた。そのマスコスをコントロールできなくなったアメリカは1986年2月に排除。アメリカ軍が拉致して国外へ連れ出したのだが、この作戦を指揮していたのはポール・ウォルフォウィッツだと言われている。

 ソ連を消滅させた時と同じ手口を使うなら、ロシアの軍や情報機関の幹部を買収していなければならない。その上でプーチンを暗殺、クレムリンを乗っ取るということになるだろうが、それだけの準備ができているのだろうか?

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202205310000/
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1082.html#c3

[近代史02] プーチン大統領は神の申し子_____小沢一郎先生はこういう人になって欲しかった 中川隆
204. 中川隆[-13049] koaQ7Jey 2022年5月31日 16:09:31 : 9eSYFKpxnY : VGdZOHdsQUdGbG8=[6]

2022.05.31XML
ソロスは露国を崩壊させるために軍や情報機関の幹部を買収済みなのだろうか?
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202205310000/


 投機家の​ジョージ・ソロス5月24日、ダボスで開かれたWEF(世界経済フォーラム)の総会で、2月24日に始まったロシア軍の攻撃で「第3次世界大戦」が始まったかもしれないと語った​。ソロスやヘンリー・キッシンジャはウクライナの軍や親衛隊の敗北が決定的だと考えているのだろう。ただ、キッシンジャーはゼレンスキー政権に対してロシア側の要求を全て呑み、ドンバスやクリミアのロシアへの割譲を認めて2カ月以内に停戦交渉を始めるべきだと訴えている。ソロスは「第3次世界大戦」が始まれば西側文明は生き残れないかもしれないとした上で、西側文明を守る唯一の方法はできる限り早くプーチンを打倒することだと主張する。

 ソロスの言い方からすると、「第3次世界大戦」でロシアに勝ち、プーチンを排除しようと考えているわけではないようだ。クーデターで体制を転覆させたがっているように思える。ソ連を消滅させたときの手口を使うつもりかもしれない。

 しかし、ロシア国民は1990年代、ボリス・エリツィン時代の新自由主義的な政策で塗炭の苦しみを味わっている。欧米に対する幻影は消えているはずだ。ただ、エリートの中には西側のシステムで甘い汁を吸いたい人もいるだろうが、西側が「カラー革命」を実行できる状態にはないが、ウラジミル・プーチン政権の内部に親欧米派はいる。

 エリツィン時代、ロシアの経済政策はソロスの友人としても知られているハーバード大学教授のジェフリー・サックスなどが決定、その下で働いていたのがソロスの知り合いだというエゴール・ガイダル。それ以来、ロシアの金融や経済は米英金融資本の手先が支配している。例えば、国家安全保障会議副議長のドミトリー・メドベージェフ、財務大臣のアントン・シルアノフ、中央銀行総裁のエリヴィラ・ナビウリナである。気候問題特使を務めていたアナトリー・チュバイスが辞任、国外へ出た。

 ネオコン、あるいは米英の金融資本はロシアのエリートが反旗を翻すことを願っているはず。ロシアのエリート層に対する「制裁」をアメリカが行う理由はそのためだろう。

 アメリカがソ連を崩壊させる秘密工作を始めたのは1970年代の終盤で、ローマ教皇庁とも手を組んでいた。ロナルド・レーガン米大統領がローマ教皇庁の図書館でヨハネ・パウロ2世とソ連の解体について話し合った1982年にレオニド・ブレジネフが死亡、84年にはユーリ・アンドロポフが死亡、85年にはコンスタンチン・チェルネンコが死亡、そして親欧米派に囲まれたミハイル・ゴルバチョフが実権を握った。

 ゴルバチョフはペレストロイカ(建て直し)を打ち出す。これを考え出したのはKGBの頭脳とも言われ、政治警察局を指揮していたフィリップ・ボブコフだとされているが、この人物はCIAのOBグループに買収されていたとする情報がある。そのOBグループのひとりがアメリカの副大統領だったジョージ・H・W・ブッシュだ。(F. William Engdahl, “Manifest Destiny,” mine.Books, 2018)

 ボブコフだけでなく、アレクセイ・コンドーロフや1982年から88年にかけてKGB議長を務めたビクトル・チェブリコフも買収され、ソ連の解体と資産の略奪を目論んだというのだ。一種のクーデター。「ハンマー作戦」と呼ばれている。

 エリツィン時代、20歳代の若者がクレムリンの腐敗勢力と手を組んで巨万の富を築き、「オリガルヒ」と呼ばれるようになる。ミハイル・ホドルコフスキー(1963年生まれ)、アレックス・コナニヒン(1966年生まれ)、ロマン・アブラモビッチ(1966年生まれ)などだ。ボリス・ベレゾフスキー(1946年生まれ)でも40歳代。こうした若者たちを操っていた黒幕がいたことは容易に想像がつく。

 ソ連消滅劇の始まりは1991年7月にロンドンで開かれた主要7カ国首脳会議。そこに呼び出されたゴルバチョフは新自由主義の導入、いわゆる「ピノチェト・オプション」を求められるとさすがに難色を示す。ソ連で「クーデター未遂」が引き起こされるのはその翌月のことだ。

 このクーデター未遂はゴルバチョフの政策をソ連解体の策謀と考える「国家非常事態委員会」が権力の奪還を狙ったものだとされているが、KGBが行った「出来レース」だと推測する人がいる。

 この「クーデター未遂」を利用してボリス・エリツィンが実権を握り、ソ連を消滅させた。その後、エリツィンは議会を強制的に解散し、抗議する議員を砲撃させて殺害、新自由主義を導入してロシア国民の資産を略奪しはじめた。

 ハンマー作戦を実行するためには資金が必要。買収だけでも相当の金額を用意する必要がある。数百億ドルが投入されたと推測されているのだが、その出所は旧日本軍が東アジアを侵略していた際に略奪した財宝を元にした資金だと言われている。

 日本軍が略奪した財宝の一部は日本へ運ばれたが、戦局の悪化で輸送が困難になると集積地のフィリピンに隠された。その多くをアメリカは回収したと言われている。回収作業の責任者はエドワード・ランズデールだったという。後にCIAの秘密工作を指揮、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺の現場にいたとも言われている人物だ。

 ランズデールの部下だった情報将校は自身が親しくしていたイメルダ・ロムアルデスをフェルディナンド・マルコスに紹介、結婚させている。そこでマルコスは財宝の隠し場所に関する情報を知っていた。そのマスコスをコントロールできなくなったアメリカは1986年2月に排除。アメリカ軍が拉致して国外へ連れ出したのだが、この作戦を指揮していたのはポール・ウォルフォウィッツだと言われている。

 ソ連を消滅させた時と同じ手口を使うなら、ロシアの軍や情報機関の幹部を買収していなければならない。その上でプーチンを暗殺、クレムリンを乗っ取るということになるだろうが、それだけの準備ができているのだろうか?

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202205310000/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/297.html#c204

[近代史4] ロスチャイルドの番頭で殺人鬼だったジョージ・ソロス 中川隆
13. 中川隆[-13048] koaQ7Jey 2022年5月31日 16:11:02 : 9eSYFKpxnY : VGdZOHdsQUdGbG8=[7]

2022.05.31XML
ソロスは露国を崩壊させるために軍や情報機関の幹部を買収済みなのだろうか?
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202205310000/


 投機家の​ジョージ・ソロス5月24日、ダボスで開かれたWEF(世界経済フォーラム)の総会で、2月24日に始まったロシア軍の攻撃で「第3次世界大戦」が始まったかもしれないと語った​。ソロスやヘンリー・キッシンジャはウクライナの軍や親衛隊の敗北が決定的だと考えているのだろう。ただ、キッシンジャーはゼレンスキー政権に対してロシア側の要求を全て呑み、ドンバスやクリミアのロシアへの割譲を認めて2カ月以内に停戦交渉を始めるべきだと訴えている。ソロスは「第3次世界大戦」が始まれば西側文明は生き残れないかもしれないとした上で、西側文明を守る唯一の方法はできる限り早くプーチンを打倒することだと主張する。

 ソロスの言い方からすると、「第3次世界大戦」でロシアに勝ち、プーチンを排除しようと考えているわけではないようだ。クーデターで体制を転覆させたがっているように思える。ソ連を消滅させたときの手口を使うつもりかもしれない。

 しかし、ロシア国民は1990年代、ボリス・エリツィン時代の新自由主義的な政策で塗炭の苦しみを味わっている。欧米に対する幻影は消えているはずだ。ただ、エリートの中には西側のシステムで甘い汁を吸いたい人もいるだろうが、西側が「カラー革命」を実行できる状態にはないが、ウラジミル・プーチン政権の内部に親欧米派はいる。

 エリツィン時代、ロシアの経済政策はソロスの友人としても知られているハーバード大学教授のジェフリー・サックスなどが決定、その下で働いていたのがソロスの知り合いだというエゴール・ガイダル。それ以来、ロシアの金融や経済は米英金融資本の手先が支配している。例えば、国家安全保障会議副議長のドミトリー・メドベージェフ、財務大臣のアントン・シルアノフ、中央銀行総裁のエリヴィラ・ナビウリナである。気候問題特使を務めていたアナトリー・チュバイスが辞任、国外へ出た。

 ネオコン、あるいは米英の金融資本はロシアのエリートが反旗を翻すことを願っているはず。ロシアのエリート層に対する「制裁」をアメリカが行う理由はそのためだろう。

 アメリカがソ連を崩壊させる秘密工作を始めたのは1970年代の終盤で、ローマ教皇庁とも手を組んでいた。ロナルド・レーガン米大統領がローマ教皇庁の図書館でヨハネ・パウロ2世とソ連の解体について話し合った1982年にレオニド・ブレジネフが死亡、84年にはユーリ・アンドロポフが死亡、85年にはコンスタンチン・チェルネンコが死亡、そして親欧米派に囲まれたミハイル・ゴルバチョフが実権を握った。

 ゴルバチョフはペレストロイカ(建て直し)を打ち出す。これを考え出したのはKGBの頭脳とも言われ、政治警察局を指揮していたフィリップ・ボブコフだとされているが、この人物はCIAのOBグループに買収されていたとする情報がある。そのOBグループのひとりがアメリカの副大統領だったジョージ・H・W・ブッシュだ。(F. William Engdahl, “Manifest Destiny,” mine.Books, 2018)

 ボブコフだけでなく、アレクセイ・コンドーロフや1982年から88年にかけてKGB議長を務めたビクトル・チェブリコフも買収され、ソ連の解体と資産の略奪を目論んだというのだ。一種のクーデター。「ハンマー作戦」と呼ばれている。

 エリツィン時代、20歳代の若者がクレムリンの腐敗勢力と手を組んで巨万の富を築き、「オリガルヒ」と呼ばれるようになる。ミハイル・ホドルコフスキー(1963年生まれ)、アレックス・コナニヒン(1966年生まれ)、ロマン・アブラモビッチ(1966年生まれ)などだ。ボリス・ベレゾフスキー(1946年生まれ)でも40歳代。こうした若者たちを操っていた黒幕がいたことは容易に想像がつく。

 ソ連消滅劇の始まりは1991年7月にロンドンで開かれた主要7カ国首脳会議。そこに呼び出されたゴルバチョフは新自由主義の導入、いわゆる「ピノチェト・オプション」を求められるとさすがに難色を示す。ソ連で「クーデター未遂」が引き起こされるのはその翌月のことだ。

 このクーデター未遂はゴルバチョフの政策をソ連解体の策謀と考える「国家非常事態委員会」が権力の奪還を狙ったものだとされているが、KGBが行った「出来レース」だと推測する人がいる。

 この「クーデター未遂」を利用してボリス・エリツィンが実権を握り、ソ連を消滅させた。その後、エリツィンは議会を強制的に解散し、抗議する議員を砲撃させて殺害、新自由主義を導入してロシア国民の資産を略奪しはじめた。

 ハンマー作戦を実行するためには資金が必要。買収だけでも相当の金額を用意する必要がある。数百億ドルが投入されたと推測されているのだが、その出所は旧日本軍が東アジアを侵略していた際に略奪した財宝を元にした資金だと言われている。

 日本軍が略奪した財宝の一部は日本へ運ばれたが、戦局の悪化で輸送が困難になると集積地のフィリピンに隠された。その多くをアメリカは回収したと言われている。回収作業の責任者はエドワード・ランズデールだったという。後にCIAの秘密工作を指揮、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺の現場にいたとも言われている人物だ。

 ランズデールの部下だった情報将校は自身が親しくしていたイメルダ・ロムアルデスをフェルディナンド・マルコスに紹介、結婚させている。そこでマルコスは財宝の隠し場所に関する情報を知っていた。そのマスコスをコントロールできなくなったアメリカは1986年2月に排除。アメリカ軍が拉致して国外へ連れ出したのだが、この作戦を指揮していたのはポール・ウォルフォウィッツだと言われている。

 ソ連を消滅させた時と同じ手口を使うなら、ロシアの軍や情報機関の幹部を買収していなければならない。その上でプーチンを暗殺、クレムリンを乗っ取るということになるだろうが、それだけの準備ができているのだろうか?

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[近代史4] エリツィン大統領 中川隆
4. 中川隆[-13047] koaQ7Jey 2022年5月31日 16:22:36 : 9eSYFKpxnY : VGdZOHdsQUdGbG8=[8]
2022.05.31XML
ロシアで米英金融資本の手先が排除され始めた可能性
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202205310001/

 ウラジミル・プーチン露大統領の無給顧問を務めていた​ワレンチン・ユマシェフが辞任​したと伝えられている。エリツィン・センターの役員だということらもわかるように、この人物は米英金融資本の手先だったボリス・エリツィンと緊密な関係にあった。

 エリツィンは1991年7月にロシア大統領に就任したが、この月にソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領はロンドンで開かれた主要7カ国首脳会議に呼び出され、新自由主義の導入、いわゆる「ピノチェト・オプション」を要求されている。この要求をゴルバチョフは受け入れず、翌月に「クーデター未遂」が引き起こされた。これが切っ掛けになって実権を握ったエリツィンが1991年12月にソ連を消滅させたわけである。

 エリツィン時代、クレムリンに巣食う腐敗勢力の中心にいたのはエリツィンの娘であるタチアナ。アルコールに溺れた生活を送り、心臓病を抱えていた父親に代わり、政府を動かしていた。ボリスは1996年にタチアナを個人的な顧問に据えている。

 2000年にプーチンから解雇された彼女はその翌年、エリツィンの側近で広報担当だったバレンチン・ユマシェフと結婚している。ユマシェフの娘であるポリナ・ユマシェバと結婚したオレグ・デリパスカはロシアのアルミニウム産業に君臨するイスラエル系オリガルヒで、ナット・ロスチャイルドから「アドバス」を受ける一方、ロスチャイルド系の情報会社ディリジェンスの助けで世界銀行から融資を受け、政治面でも西側との関係を強めていたものの、プーチンとの対決は避けた。

 ロシア軍がウクライナへの攻撃を始めた後、気候問題特使を辞任してロシアを離れたアナトリー・チュバイスはタチアナの利権仲間。チュバイスは1992年11月にボリスが経済政策の中心に据えた人物で、HIID(国際開発ハーバード研究所)と連携していた。この研究所はCIAの工作資金を流していたUSAIDからカネを得ていた。(Natylie Baldwin & Kermit Heartsong, “Ukraine,” Next Revelation Press, 2015)

 ソ連が消滅してから現在に至るまで、ロシアの経済や金融は米英の巨大金融資本と深くつながっている人びとにコントロールされている。このネットワークを排除するべきだと考えるロシア国民は少なくないが、経済の混乱を恐れたのか、プーチン大統領はこの問題に手をつけなかった。国家安全保障会議副議長のドミトリー・メドベージェフ、財務大臣のアントン・シルアノフ、中央銀行総裁のエリヴィラ・ナビウリナもそうしたネットワークのメンバーだとみなされている。

 しかし、ユマシェフがプーチンから離れたとするなら、エリツィンの娘を中心に形成されたグループがロシアの支配システムから排除され始めた可能性がある。ロシアのアキレス腱と言われるシルアノフ財務大臣やナビウリナ中央銀行総裁を交代させられるかどうか注目している人は少なくない。

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