28. 木曽の山猿[392] ltiRXYLMjlKJjg 2019年4月22日 22:40:11 : TFk3RVfvC2 : VFhydTVhWFh4S0E=[1]
党名変更して世論におもねることには反対です。
党名にこだわるわけではありませんが、
反対理由は、
党名の変更しても括弧付き「世論」の要求は
次には綱領を、政治理念を、党組織の解体を、・・・・
と、ずぶずぶの体制内政党になるまで際限なく続きます。
自覚しているかどうかに関係なく、
今の権力構造を維持したい勢力は、
硬派で筋を通そうとする共産党が煙たいのです。
確かに、いささか融通が利かない面はありましたが、
権力構造から独自性を維持するためには、
理論の裏付けや、理念に基づく党員組織は不可欠です。
それを放棄して現実主義に堕せば、
政治、経済の根幹を支配している勢力に取り込まれてしまう将来が、
が火を見るより明らかです。
共産党に求めるのは、
臨機応変に、現実的な政策を提案する柔軟性と、
その経験を理論化して運動に生かす合理性と、
人々の琴線に訴える訴求力です。
また、そのような人を周囲に引きつける吸引力です。
その活動の中で、
適切な党名があれば、
その時に改めればよい。
名を改めることが目的化すすれば、
政治政党としてはその先堕落しかありません。
理念もなく、運動体としての組織もなく、
その場限りの政策を訴え、利権調整だけを政治と心得、
人々の生活や経済に無関心な政党が如何に多いか。
その中で、
理念に基づく政治集団として、
共産党は日本に希有の存在なのです。
唯我独尊的で、
臨機応変な柔軟性に欠け、
頑迷なのが欠点でしたが、
それがようやく薄れてきて、
共産党も随分成長したものだと思います。
その成長の結果としての、
理由が理解できる党名変更なら受け入れられるでしょうが、
世論におもねってのそれならば、
その先日本の政治運動の行く末は、
決して明るくありません。