58. ピッコ[1591] g3ODYoNS 2019年6月21日 12:37:28 : n64XDdmeeE : VDNSZHdDelVvY3M=[1]
>只今我々はラーメン1杯に5000万円相当の価格を支払っていますが経済も国家も破綻していません。我々は120年前の人の10年分の賃金でラーメン1杯しか食べられませんが経済は破綻していません。
例えば米ドルとの最初の交換レートが1ドル=1円から始まったこととか、戦後日本がハイパーインフレに襲われたこととか、その対応として政府が新円発行、預金封鎖、預金引出制限を行い(デノミ政策)、強制的に国民の財産を取り上げたこととか、そういった日本の過去についての知識がないのではないか? デノミ政策とは、ある日突然、円の価値を100分の1とかにしてしまう政策で、国民がその時財産として持っていた国債や銀行預金が一瞬でほとんど価値のないものになってしまった。 私が上で述べていることは、「国家には通貨発行権があるから、家計と違って自由に金を刷って使える」とかいうあなたの考え方は間違っているということ。 自ら発行する通貨の価値(信認)を守るために、中央銀行はきちんとした倫理観を持って行動しなければならないということ。 「利払いを税で払わず借換債を永遠に続ければよいだけです」とか、中央銀行が政府の借金の受け皿となってカネを刷るようになれば(財政ファイナンス)、その国の通貨は信用を失い、破綻国家まっしぐらの状態になるということ。 たしかに、日本国債の保有者の90%以上が日本銀行や民間金融機関や地方自治体であり、アルゼンチンやベネズエラの場合と違って海外に対する借金ではない。 それは金融機関などを通じた国民に対しての借金だ。 でも、その事実を裏返してみれば、国債暴落などで財政的困難が生じた時には、政府は過去に行ったようなデノミを再び行い、強制的に国民の財産を取り上げ、国民に対するその借金をチャラにするのではないか? 「国の借金は国民の財産だ」と言う人は、私は無知なお人好しなのだと思う。 国の借金のツケは、最後は国民が払うことになる。
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