25. 2023年7月01日 11:27:04 : yy63wi3JCK : VDJkSzB3dVVoVG8=[1]
ここで村上春樹論を述べる気はないが、
ただ、「世界の村上春樹」が反対しているから云々はどうだろうか?
「世界の村上春樹」という言葉を出せば、
100%正しい、あるいは万人が同調すると思っているのかもしれないが、
彼の反対理由は彼の感情でしかない。
ちなみに、私は彼の作品が嫌いである。
なぜ、彼が「世界の…」になったのか分からない。
決めつけることはできないと断っておいて、言わせてもらう。
故・坂本龍一は音楽家、つまり右脳が際立っている。
村上春樹は言葉をあやつる作家、つまり言語脳がある左脳が際立っている。
何が言いたいかというと、坂本龍一氏の反対は理解できるが、
論理的思考ができるはずの村上春樹氏の情緒的反対は理解できないということだ。
「壊したものは二度ともどってこない」という村上氏の言葉だが、
たしかに対象によっては一理ある。
しかし、仮に…、
都会のなかに作られた森をそのまま放置していたら、どうなるだろうか?
樹木は生き物である、いずれ朽ちて死ぬ。
原生林なら自ら再生する力がある。放置が最適である。
しかし、人間好みに作られた都会の森に関しては、
放置そのものが森を壊すことにつながるのではないだろうか?