145. 2019年7月08日 22:56:50 : nBtHNSWmHs : V2c3blFwMlcwSUU=[1]
>上手に灰(炭)にしてあげる
試料の全量灰化でバラツキが少ない、
試料の灰化に熟練度を要する場合にバラツキが大きい。
環境放射能分析における食品試料の灰分
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunsekikagaku/53/12/53_12_1515/_pdf
全体を通してTable 1に示した結果から,前処理のうち,人的要因,つまり前処理に関する熟練度が要求される魚類(筋肉)ではC. V. が大きく,そうでない牛乳・原乳についてはC. V. が小さい傾向が見られた.
日本分析センターにおいて全国規模で過去10年来行ってきた日常食,牛乳・原乳,ホウレン草,大根,魚類,製茶,ジャガイモ及びタマネギに関する灰分に関する統計結果を基に,環境放射能分析における灰化を行った際の灰分を集計した.これらの集計値は,環境放射能分析において重要な核種であるCs同位体(特に137Cs)の揮散を考慮したものである.
我が国のバックグラウンドデータの蓄積という観点から,都道府県単位で実施している環境放射能水準調査において全国規模で統一された方法による相互比較を行う上では,前処理は重要な位置を占めており,また試料の前処理における主たる目的である減容化の観点で,十分な灰化を行うことは環境試料の分析には重要かつ不可欠な事項である.
本稿では,今後行われる環境試料の前処理,特に灰化における灰分の基礎的なデータとして,過去10年来にわたり調査してきた結果を取りまとめ,種々の食品試料,すなわち,市場で入手可能な食品に関して450°Cで24時間灰化したときに得られる灰分を報告した.
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/698.html#c145