3. 葦[272] iK8 2025年3月10日 08:58:18 : TLT9l92bog : V1JiL1g1MWJraTI=[1]
「旧経営陣の刑事責任を否定した最高裁決定」
これのことですね↓
>無罪が確定するのは、原発担当役員だった武黒一郎(78)、武藤栄(74)の元副社長2人。ともに強制起訴された勝俣恒久・元会長は昨年10月に84歳で死去したため、裁判を打ち切る「公訴棄却」となっていた。
旧経営陣3人は津波襲来を予測できたのに対策を怠って事故を招き、「双葉病院」(大熊町)から避難した入院患者ら44人を死亡させたなどとして、2016年2月に検察官役の指定弁護士が強制起訴した。19年9月の1審・東京地裁、23年1月の2審・東京高裁の判決は、いずれも3人を無罪としていた。
(以上、読売より)
故・勝俣氏はともかく、武黒、武藤の両氏は技術畑で東電を牽引した専門家。海溝型地震によって襲来する津波の高さが、従前の想定値 5.7m で大丈夫か、という知識と予見はついたであろう。
>草野裁判官は、東電は国の地震予測「長期評価」を基にした試算で、最大15.7mの津波が来ると伝えられながら、国への報告を2年10カ月以上怠り、津波襲来4日前になって伝えたと指摘。これを過失行為として捉えた。
2002年、政府の地震調査研究推進本部が公表した「長期評価」によると、三陸沖から房総沖の日本海溝沿いで、マグニチュード8クラスの地震が発生する可能性を指摘されていた。このレベルの海溝型地震が発生した場合、東電内部では最大で「15.7メートル」の津波の高さになると試算されていた(2008年)。
しかし、その報告が3年近く放置され、大地震の4日前に挙がった。これでは何の対策もできなかったろう。
これは明確に指摘できる経営陣の過失といえよう。双葉病院の犠牲者をはじめ、甚大な被害が各地に広がった。裁判は裁判として、原子力国策とは独立して判断されるべき。(ところで、清水正孝元社長はどうしたのでしょう?)
http://www.asyura2.com/22/genpatu54/msg/410.html#c3