29. ピッコ[1605] g3ODYoNS 2019年7月18日 06:07:45 : FUvwxpsAio : V0RhQWNxTzU4VFU=[1]
>25.現在の日本経済の低迷・低成長率は、必要な財政出動を怠たってきた結果である…
日本に住む欧米人のユーチューバーたちのユーチューブビデオを見るのが好きで毎日のように見ているのですが、彼らが日本について一様に驚くのは日本の公共インフラのすごさについてです。 例えば、高速鉄道。 長いトンネルがいくつもあって、島と島の間には巨大な鉄橋が架かり、車や列車がその上を走っている。 私が若いころアメリカに住んでいた時のこと、「九州と本州の間には海底の下にトンネルが通っていて、電車が行き来している」という話をアメリカ人にしたら、最初信じてもらえなかった。 「未来を見たければ日本に行け」と言う人もいます。 必要な、あるいは必要以上の財政出動を行ってきた結果が、世界最悪の公的債務(国の借金)なのです。 日本経済の低迷・低成長率の主な原因は、やはり少子高齢化だと思います。 生産年齢人口が毎年1%ずつ減っていく中で、需要も減っていくのは自然な成り行きです。
>デフレ状況下ではただしい財政出動が必要で、増税はいけないとも言ってます。
「ただしい財政出動」とは、いったいどういうものなのか? 独善的ではなく、みんなが賛成してくれるようなことなのか? 何でも正しいことをすれば正しい結果になるのでしょうが、その「正しさ」の判断が難しい。 みんな正しいと思ってやっているわけで、例えば、ノーベル経済学賞受賞者であるポール・クルーグマンにも知恵を借りた日銀の異次元金融緩和も、2年で2%の物価目標と言いながら、6年経った今でも実現できていない。 増税も消費を冷やすのでやらない方がいい。 でも今まで何度も何度も延期してきた増税を、もしここでやらなければ日本に対する信用度が落ちて、国債の格付けも下げられ、その結果、暴落する危険も増してくる。 本当に複雑で悩ましいことで、6年のあいだ人類史上最大の金融緩和をやり続けて、すっかり金融緩和を止められない体質になり、同時に多くの問題を抱え込んだ日本を、もうこれ以上、MMTか何か知らないけれど「経済の実験場」にしないでくれと、私は叫びたい気持ちになります。
ビデオの中でステファニー・ケルトン教授は「国の債務残高は単なる履歴の記録」みたいなことを言っていましたが、「この人、やはりアメリカ人だな」と思いました。 基軸通貨ドルの国だから、世界中から必然的にカネが集まり、いくらでも使いたいだけ使って何の問題も起こらない。 借りたカネは「返す必要もない単なる履歴の記録」と考えているのでしょう。 やはり、ケルトン教授のMMTは異端であり、手前勝手なアメリカ的発想だと感じました。
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