14. 中川隆[-12693] koaQ7Jey 2020年5月14日 08:20:18 : dOfe9mgr3w : V0RQRHpGalJMMDI=[1]
2020年5月14日
ケネディ大統領暗殺のすべては日本が起源だった
「未解決事件 File.8 JFK暗殺」超大国アメリカが封印する真実とは
田部康喜 (コラムニスト)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/19614
NHKスペシャル未解決事件シリーズは、File.8(4月29日、5月2日連続放送)に至って初となる海外事例のジョン・F・ケネディ(JFK)暗殺の真相に迫った。容疑者として逮捕され、その直後に射殺された、リー・ハーヴェイ・オズワルドの人生を追うことによって、圧巻の真実の数々が明らかになる。
「I’m just patsy!」(俺は はめられたんだ!)
オズワルドが死の直前に絶叫した、言葉の意味を取材班は解きほぐしていく。今回の調査は、全米のジャーナリストや医師、CIA(中央情報局)関係者らさまざまな分野の人々66人の協力を仰いでいる。こうした人々の証言と、再現ドラマから番組は構成されている。
「オズワルドがJFKの殺害に巻き込まれたのは、日本がすべての起源だ」と、作家のディック・ラッセルは語る。
貧困のなかで、幼少年時代を過ごした、オズワルドは母親が幾度も再婚したために、転居を繰り返した。15歳で出会ったのがマルクスであり、「共産党宣言」も読んでいた。
17歳だった、1957年から2年間にわたって、日本の厚木基地で海兵隊に勤務した。任務は、当時の最新鋭の偵察機U2のレーダー担当だった。
オズワルドに偶然を装って接触してきたのが、ロバート・ノーランを名乗る男だった。
ラッセルは、生前のノーランにインタビューをしていて、そのメモが残っている。それによると、ノーランはCIAと契約し、その工作にかかわっていた。
ノーランとオズワルドが二人でよく訪れたのが、東京・銀座の「クインビー」だった。このナイトクラブは、米軍の将校向けの高級クラブで、ホステスたちはソ連の諜報機関である、KGBの手先であることは、米側の周知の事実だった。
オズワルドは、ホステスの横浜のMidorii(みどり)と愛人関係になる。オズワルドの役割は、U2のレーダー係という重要な任務から、偽の情報をホステスに与えて、KGBに流すことにあったのではないか、とラッセルは推定している。
CIAの工作員のノーランによるものか、あるいはMidoriiによるものかは不明だが、オズワルドは海兵隊を除隊して、ソ連への亡命を企てる。1959年10月31日、在モスクワ米大使館にかけこんだ、オズワルドは米国の市民権の放棄を訴える。
研究者のジョン・ニューマンは、オズワルドはCIAなどの政府機関にソ連が送り込んだ「モグラ狩り」のために利用されたのではないか、と考えている。
オズワルドに関する情報は、在モスクワ米大使館から国務省を通じて、CIAに送られた。その情報が、CIAのソ連部ではなく、「CI」(カウンター・インテリジェント)部門に集約されたことに、ニューマンは注目する。モグラが情報を求めて、CIAのなかを動き回れば、その人物を特定できる。
元CIA幹部が次々と告白
番組は、後半に至って、元CIAの高官がJFK暗殺の研究者たちのシンポジウムに登場して、CIAの一部の人間の暴発によって、オズワルドを利用しながら暗殺が敢行された、という新たな説が表明された。
CIAのヨーロッパ総局長を務め、長官賞を幾度も受賞した、ロルフ・ラーセンの証言である。内部犯行説を唱える理由について、ラーセンは「真実の探求から逃げれば、この国はなにかを失う」と語る。
ただし、その証拠は残っていないだろう、とラーセンはいう。しかし、JFK暗殺を実行できる力があるのは、CIAしかない、と核心を語っていく。それは、計画能力と、情報収集能力である。「さらに、CIAで働いてみると、クレイジーな人間が多かった」という。
ラーセンによると、暗殺の計画を練り、工作員を動かせるのは、「CASE OFFICER」と呼ばれる上級の役職者のみである。暗殺事件当時、世界で百数十人がいた。そのなかで、オズワルドに関わる、国内局と西半球局のなかから、動機と人間関係から、2人に絞り込んだ、とラーセンは自信をのぞかせる。
西半球局長だった、ジェイク・エスターラインと、暗殺事件の現場だった、ダラス支局長のウォルトン・ムーアだという。ふたりは、第二次世界大戦中に日本軍と戦った同じ部隊に所属していた。
さらに、エスターラインは、失敗に終わったキューバ侵攻の「ピックス湾工作」の責任者だった。JFKの了解を取らずに始めた作戦は、最終段階で大統領による空爆が認められなかったばかりか、JFKはCIAの長官と副長官を更迭し、さらにCIAの解体も視野においていたという。
CIAの情報を当時、大統領に上奏する、重要な役割を担っていたレイ・マクガバンは、ある職員が次のように言っていた、と証言する。
「JFKは共産主義に近い。ソ連のやり方だ。(米国人)1000万人の犠牲がでても、やらなければならない……歪んだ正義感です」
元CIA高官のラーセンは、暗殺事件の最後の仕上げは、工作でよくやる「COVER STORY」つまり、ひとりの仕業にみせかけることでる、という。
貧困のなかで育って、社会に対する敵愾心があり、共産主義に傾倒し、ソ連に亡命までした、オズワルドはそのひとりにぴったりだったのである。
今回の調査の過程で、オズワルドが暗殺事件の数カ月前にあるスピーチの中で、語った言葉が明らかになった。聖書のヨハネの福音書の一節である。
「あなたがたは真実を知り、真実が、あなたがたを自由にする」
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