10. 大呆小呆[33] keWV8I@slfA 2021年10月15日 23:51:42 : DcpK8FlyJG : V0pZaVVoVjhlV0k=[1]
>>9.
ご紹介の対談によると、平野さんは、市場原理主義の小泉・竹中路線からは決別した、とあります。
決別の理由として、格差など市場原理主義批判があって、小沢さんのは、マネー本位でなく、セーフティネット重視で、人間を主体とする経済合理主義だそうです。
植草さんは、行財政改革の課題について、劇薬の緊縮でなく、一定の経済成長達成後を説いていたのではありませんか? 旧来のゼネコン派ではないでしょう。
その結果、小泉政権と敵対する形となったため、自民党反小泉改革派のセーフティネットが発動し、世界日報とタッグを組むことになったのでは?
なぜかというと、小泉改革のウラでは、森内閣批判の左傾マスコミや国際容共グループ?が糸を引いているから危機感を共有しようという、そういう内緒話になりますけど。
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【BLOGOS対談】
平野貞夫氏「小沢氏の敗北、これは日本が健全な民主主義をつくる最後のチャンス。」
(10/14)
https://blogos.com/article/23587/?p=10
平野:非常にポイントの部分なんですよ。日本改造計画は、本人が勉強会を何回も開いて、私もずいぶん議論して、面白い話もたくさんありますが、率直にいいまして、平成5年のころの日本では、自立と共生、共生が日本型セーフティーネット、自立は要するに自由な競争。これを調整しようというわけ。
あのときは日本的談合社会があまりにもひどくて、そこは一つの規制をとっぱらって、力のある、顔のある、家柄のいい、既得権をもった人間が裕福にならない公平な仕組みを作ろうという意味。
その後これはサッチャリズムに似てます。新自由主義といわれてもしょうがない。意図的な部分もあったのですが、あの時点では日本の社会をいったん改革しないとだめだという気持ちがあったんです。
ところがそれから10年たって、冷戦の崩壊の結果、アメリカの金融資本主義が世界を支配するようになって、日本に竹中小泉改革が導入された。その後の新自由主義と、日本改造計画の新自由主義は違うんです。
池田:重要なところですね。
平野:あの時期にそれができなかったのが残念なんです。
池田:残念ですね。あの時にやっておけばよかったんです。
平野:あとの奴は全く人間性を無視した格差を作ったから、えらいこっちゃということで、セーフティーネットに重点をおいているんです。それから社民党や労働組合とのつきあいについては、小沢さんも良く分かっています。それは戦略的なことと戦術的なこと。参議院選挙を3年前にやって勝ちました。小沢さんが代表でした。平成18年から労組対策それから連合との関係をどうするかが問題になった。
【BLOGOS対談】
平野貞夫氏「小沢氏の敗北、これは日本が健全な民主主義をつくる最後のチャンス。」
(11/14)
https://blogos.com/article/23587/?p=11
池田:僕みたいな一般の有権者から見ていると、今の小沢さんと90年代の小沢さんが違うと思う。
昔小沢さんは、どちらかというと自民党の右派でしたよね。そんな人が真ん中を飛び越えて左のほうに来ちゃったという印象があって、以前小沢さんにグランドキャニオンの質問をする2、3日前に、竹中さんが「彼は本当はあのときにあれをやりたかったんだけど、小泉さんがやっちゃったから、彼は政治家だから違いをださないといけないということで路線が変わったんじゃないか」という説明だったんです。
平野:実は日本改造計画の勉強会に、竹中さんが来ていて、私たちが自由党の幹部でごく少数で政策勉強会をやっていまして、そのときの参加者でもあった。これは森内閣のころで、ずいぶん議論しました。植草(一秀)さんと一緒に。その勉強会でけんかしたんですが。私は竹中さんに対して、すぐれたところがあると思って、私の質問を作ってくれて、予算委員会でこんな質問をしろと。そういう関係だったんです。しかし小泉竹中新自由主義というのは、本質的にわれわれの小沢さんの経済合理主義と違います。それは小沢さんの考えは、人間を主体に置いていて、90年代から変わらない。小泉竹中は、主語が人間でなくマネー。
池田:まあ、それもどうかと思うけど(笑)。
平野:ですから私は、小泉さんが立候補というから、決算委員会で竹中さんに聞いたんですよ。あなたの市場原理主義というのも分かるが、しかし文明の変化、文明の特質、歴史と場所を正確につかまえて、市場原理を変化させないと、人類は壊滅しますよ、どう思いますかという質問をしました。そうすると、市場原理がすべての正義をつくりますと答弁したんです。
池田:そんな答弁をしたんですか?
平野:記録に残っていますよ。僕はそれから決別しましたよ。だから小泉さんの新自由主義はそっちのほうなんですよ。
池田:ということは、平野さんの考えが小沢さんに近いとするならば、小沢さんの考えも、小泉さんに近いようなアメリカ的合理主義とは少し違っていたということですか。
平野:アメリカ的合理主義というと何もかも硬くなってしまいますが、要するに日本的談合の、みんなで渡れば怖くないというようなああいう思想は合理的な論理と倫理と効率性のある仕組みにしないとだめだという思想ですね。
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