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[番外地10] ロシア軍による「戦争犯罪」 YouTubeでアップロードされた「動く死体」の映像 中川隆
1. 中川隆[-13363] koaQ7Jey 2022年4月05日 06:17:33 : yxHuWnTEO6 : UUxERlZmN3oxd0E=[1]
ロシア軍による「戦争犯罪」 YouTubeでアップロードされた「動く死体」の映像
ウクライナ政府およびメディアは、キエフ郊外のブーチェにおけるロシア軍の犯罪を示す証拠として、道路に遺体が横たわっている写真や動画を公開した。
ロシア国防省は、これらの写真、動画について、煽動の常套手段とする声明を表した。同省は、キエフがロシア軍の管理下にあった間、暴力行為に遭った地元住民は一人もいなかったと主張している。また同省は、ロシア軍の全部隊はトルコで宇露交渉が実施された翌日の3月30日の時点ですでにブーチェから撤退していると指摘した。

さらに、3月31日、ブーチェのアナトリー・フェドルク市長はビデオメッセージで市内にロシア軍がいないことを確認しており、遺体については言及していなかった。このことから、ロシア国防省は、ブーチェでのいわゆる「犯罪を示す証拠」はすべて、ウクライナ保安庁職員やウクライナのテレビ局関係者が市内に到着して4日目に挙げられたと考えて当然だと指摘した。  


このビデオ動画は特筆に値する。一部の西側メディアはこの衝撃動画をしたから、歐米の一般国民はビックリ仰天。SNS上で拡散する人も出てきた。しかし、この映像をよぉぉ〜く見てみると、「あれっ!!」と驚く瞬間がある。歐米には注意深く検証した人がいたようで、道路に転がっている幾つかの"死体"に目を附け、特殊な"死体"の動きに気がついた。ウクライナ兵の軍用車両は、道路に散乱する死体を避けながら走行していたのだが、何と、ある"死体"だけは"そっと"手を動かしていたのだ !!

  日本の一般人が目にすれば、思わず「えぇぇぇ〜! ウクライナには"ゾンビ"がいるのか ?! 」と叫んでしまい、「まるで、人気TVドラマの『ウォーキングデッド』みたいじゃないか!!」と驚いてしまうだろう。しかし、歐米の軍事アナリストは"ニャリ"と微笑む。なぜなら、戦争報道には"しばしば"、巧妙な「偽情報」が飛び交い、真実のような「捏造記事」ばかりじゃなく、世論操作のために"敢えて"流す「ヤラセ映像」が混じっているからだ。

  おそらく、話題となった"死体の男性"は誰かに雇われた"戦場役者"で、「ロシア軍に殺されたウクライナ人」という役を演じていたのだろう。彼は自動車が近づいてきたから、道路に広げていた右手を"そっ"と動かし、タイヤで轢かれないよう腹の上に置くことにした。確かに、いくら"死体"役でも、自動車のタイヤに右腕を轢かれたら堪らないだろう。どれくらいの"ギャラ"を貰ったのか分からないが、撮影隊が来るまで、冷たい道路にずっと横たわっているのは大変だ。

 「ヤラセ報道」に関しては、TBSとかテレ朝、フジテレビ、電通の社員に訊けば、詳しく教えてくれるだろう。よく民放テレビの報道局は、有楽町駅前とか渋谷の繁華街で"街頭インタビュー"を行うが、期待する「答え」を一般人から得るのは非常に困難なので、彼らは友人や同僚に電話を掛け、例えば「夕方5時くらいに、新橋の駅前に来てくれよ ! 俺さぁ、今、"通行人"の役が見つからなくて困っているんだよぉ〜」と頼み込む。以前、TBSの報道番組が重宝する「常連の一般人」が話題になったけど、あれは局員の左翼仲間だろう。自民党批判や反軍報道の際には、テレビ局の左翼社員が仲間に動員をかけるらしい。何も知らない一般視聴者は「普通の通行人」と思ってしまうが、テレビ局が紹介する「一般国民の声」というのは、プロデューサーやディレクターの「主張」である。

ロシア軍による「戦争犯罪」?!
  日本人は歐米の大手メディアを信用しがちだが、西側のニュース番組といえども怪しい報道は少なくない。左翼メディアの代表格であるCNNは、「まだCNN独自の検証はしていません」との"逃げ道"を作っていたが、信じられない「ロシア軍の非道」を紹介していた。

  例えば、CNNは「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW / Human Richts Watch)」の報告を取り上げ、2月27日から3月14日にかけて、キエフやチェルニヒウ、ハリコフといった占領地域で、婦女強姦や銃殺による処刑、不条理な暴力、脅迫などがあったと報じている。ロシア軍が占領したブチャでは、3月4日、五人の住民が手を背中で縛られ、その内の一人が処刑されたそうだ。ある目撃者によれば、ロシア兵は何人かの男を捕まえ、路上に跪かせた。彼らのうち一人が選ばれ、後頭部を銃で撃たれて即死となる。2月27日、チェルニヒウにあるスタリ・ビキフ(Staryi Bykiv)という村では、六名の人々が拘束され、後に処刑されたそうだ。

  ハリコフにあるマラヤ・ロハン(Malaya Rohan)という村では、あるロシア兵による婦女強姦があったらしい。3月13日、このロシア兵は家族と一緒に学校に隠れていた女性を見つけ、彼女を何度も陵辱したという。被害者女性がHRWに語った話によれば、強姦魔のロシア兵は、彼女を殴り倒し、ナイフで顔や首、髪を斬りつけたそうだ。翌日、彼女はハリコフへ逃れた。


  ロシア軍の蛮行は各地で行われたようで、キエフ近郊では夥しい死体が見つかったそうだ。痛ましいことに、410名の死体が地中に埋められていたという。ウクライナ政府は掘り起こした遺体を公表し、歐米諸国の一般人にロシア軍による「戦争犯罪」を追求するよう訴えた。ウクライナの内務相デニス・モナツィルスキー(Denys Monastyrskiy)は、「何百名もの民間人が殺された事は明らかだ」と断言した。ゼレンスキー大統領も怒りを露わにし、「これはジェノサイドだ !」と言い放つ。大統領のアドヴァイザーを務めるオレクシー・アレストヴィッチ(Oleksiy Arestovych)氏も、ロシア軍による冷血行為を糾弾し、西側の同情を引こうとした。「ロシア軍はウクライナ人女性を殺す前に強姦し、殺害後に遺体を燃やしたんだぞ !」と彼は糾弾した。

  当然ながら、西側からの非難を受けたロシア政府は反論した。ロシアの国防省はブチャでの映像を「フェイク」と評して斥け、ロシア軍は人道的配慮を怠らず、現地の民間人へ452トンにも及ぶ人道援助を届けている、と宣伝した。これは「焼け石に水」というか、白熱した西歐のロシア批判に対しては微々たる冷や水に過ぎない。確かに、数々の「虐殺」には個別な検証が必要だ。しかし、反ロシア・キャンペーンが花盛りの歐米だと、冷静な検証作業なんて当分の間は無理だろう。何しろ、テレビや新聞、雑誌、インターネットでは、「反ロシア」の情報が溢れかえっている。プーチン大統領の言い分やロシアの危機意識を理解する者は、直ちに「ロシアの手先」と呼ばれてしまうのだ。有名な政治学者であるジョン・ミアシャイマー(John J. Mearsheimer)は、NATOの東方拡大を強行した米国を批判したから、アメリカの学会で相当叩かれている。(でも、地政学や政治力学の点では、ミアシャイマー教授の方が正常というか"まとも"だ。)

  ロシア人全部とは言わないが、ロシア軍の野蛮性は昔から連綿と続いているので、ロシア兵による虐殺や暴行が無かったとは言いがたい。また、信じたくはないが、戦争だと味方による"ヤラセ"事件も有り得る。例えば、ウクライナ人を狙った虐殺が、必ずしもロシア人の犯行とは限らない。ロシア軍に見せかけた「インサイド・ジョブ(内部の陰謀)」だって考えられるのだ。そもそも、ウクライナには色々な人物が潜り込んでいるから、戦闘行為が全て正規軍同士の衝突とは言いがたい。ロシアが持ち込んだ傭兵軍団のみならず、歐米勢力が密かに派遣した傭兵部隊とか、闇組織が送り込んだ工作員が跋扈しているはずだ。したがって、「戦争犯罪」といっても、誰が仕掛けて誰が犯したのか判らない。数年後に判明する虐殺事件もあれば、永遠に判らない迷宮事件だってある。そう言えば、「カチンの森事件」も当初はドイツ軍の仕業と言われていたが、後にソ連軍による虐殺だと判明したから、主流メディアで報道される「大事件」を聞いたら、眉の辺りに唾を附けた方がいい。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68893422.html

YouTubeでアップロードされた「動く死体」の映像
https://www.youtube.com/watch?v=mj6cQgKZkzY
http://www.asyura2.com/21/ban10/msg/414.html#c1

[番外地10] ネオ・ナチが敗走、市民が西側メディアにとって都合の悪い事実を語り始めた 中川隆
2. 中川隆[-13361] koaQ7Jey 2022年4月05日 07:31:17 : yxHuWnTEO6 : UUxERlZmN3oxd0E=[3]
2022.03.29
マリウポリなどからの避難民がネオ・ナチの恐怖支配を語る映像
 マリウポリなど「アゾフ大隊(アゾフ特殊作戦分遣隊)」に支配されていた地域から脱出した市民が実態を告発、その映像をツイッターに載せていた人がいたが、その人のアカウントをツイッターは削除した。知られたくない事実だからだろうが、​一部の映像はインターネット上にまだ残っている​。
 別の​映像​や​記事​もあるが、そうした市民によると、アゾフ大隊によって建物は破壊され、人びとは拷問され、銃撃され、殺された人も少なくないようだ。若い女性はレイプされているとも告発されている。

 ロシア側へ避難ルートを作るため、ロストフ・ナ・ドヌにオフィスを設置しようとしているICRC(赤十字国際委員会)をウクライナのボロディミル・ゼレンスキー政権は非難しているが、これは避難民の証言を恐れているからだろう。ゼレンスキー政権はロシアへのルートを拒否してきた。

 西側の政府や有力メディアが描いてきた「勇敢な市民が邪悪な侵略軍に立ち向かい、勝利する」という「ダビデとゴリアテ」的なハリウッド映画的シナリオでウクライナでの戦争は語られてきたが、それが幻影に過ぎないことを隠しきれなくなっている。幻影を広めてきた政府や有力メディアだけでなく、幻影を事実だと信じていた、あるいは信じたがっていた人にとっても好ましくない展開だろう。
_______

ネオ・ナチが敗走、市民が西側メディアにとって都合の悪い事実を語り始めた

 西側の有力メディアはウクライナの戦況について、「勇敢な市民が邪悪な侵略軍に立ち向かい、勝利する」というダビデとゴリアテ的なハリウッド風の話を流しているが、ネオ・ナチの親衛隊は敗走、ロシア軍は作戦通りに支配地を広げているようだ。

 ロシア軍の支配地域が拡大するにつれ、ネオ・ナチへの恐怖から解放された人びとが口を開き始めた。​マリウポリから脱出できた住民のひとりはカメラの前で市内の状況を説明​している。

 市街戦で住民が死亡することを避けるため、ロシア軍はマリウポリからザポリージャをつなぐ市民の脱出ルートを設定、そのプランをICRC(赤十字国際委員会)へ通知している。3月5日午前11時から脱出が始まる予定だったが、ウクライナ兵に阻止された。親衛隊は住民が脱出することを嫌い、外へ出ようとする人びとを銃撃したとしている。

 親衛隊の中核、「アゾフ大隊(またはアゾフ連隊)」だが、証言した男性によると、若い女性はアゾフ大隊のメンバーが隠れている地下室へ連れて行かれレイプされているとも語っていた。またマリウポリ空港の地下にはSBU(ウクライナの治安機関)の「図書館」と呼ばれる秘密刑務所があり、拷問も行われていたとする証言がある。

 ロシア軍がウクライナを攻撃し始めた直後、西側メディアは「目が青く、ブロンドのキリスト教徒」、要するに北欧系の難民は助けなければならないと叫んでいたが、西側メディアが言うところの「医療天使」に所属する弁護士、ジャナディ・ドラザンコはウクライナのメディアに対し、部下の医師たちに対し、ロシア人捕虜は全員去勢するよう命じたと語った。ロシア人は人間でなくゴキブリだからだという。

 さすがにこの発言ば問題になり、ドラザンコは取り消すが、これは彼らの本音だろう。第2次世界大戦当時にもウクライナの「民族主義者」は同じように考えていた。その民族主義者の中で最も反ロシア感情の強い人びとがステファン・バンデラの周辺に集まり、OUN・Bを結成したのである。その流れを汲んでいるのがウクライナのネオ・ナチだ。

 カメラの前で証言した人物も西側メディアがロシア軍が攻撃したと伝えていた産婦人科病院は医師や看護師などスタッフ、そして患者は追い出され、戦闘員が入って要塞化されていたとしている。劇場を破壊したのはアゾフ大隊だとも語っている。

 病院についてはオンライン新聞の「レンタ・ル」もマリウポリから脱出した別の人物から同じ証言を得ている。その記事が掲載されたのは現地時間で3月8日午前0時1分。マリウポリからの避難民を取材したのだが、その避難民によると、​2月28日に制服を着た兵士が問題の産婦人科病院へやってきて、全ての鍵を閉め、病院のスタッフを追い払って銃撃ポイントを作った​としている。証言内容は同じだ。

 ロシア軍がウクライナに対する攻撃を始めたのは2月24日だが、その前からドンバス(ドネツクとルガンスク)の周辺には親衛隊のほか、アメリカの傭兵会社アカデミー(ブラックウォーター)などが派遣した戦闘員、さらにウクライナ軍の兵士を訓練するという名目でアメリカの特殊部隊員が入っていたと言われていた。

 また、​CIAは2015年からウクライナの特殊部隊員をアメリカ南部で訓練しているとも伝えられている​。ドンバス側の発表によると、今回の戦闘でアメリカ人「教官」3名、マイケル・ホーカー大尉、ローガン・シュラム中尉、クルーズ・トブリン中尉の死亡を確認したという。

 アゾフ大隊はドンバスのマリウポリを拠点にしてきたが、すでに半分はロシア軍が制圧したと伝えられている。マリウポリにいた戦闘員の相当数はロシア軍が包囲する前に脱出したが、アゾフ大隊のメンバーは残ったようだ。追い詰められたアゾフ大隊は住民を人質に立てこもっているという。

 この武装集団は2014年5月、「右派セクター」が中心になって編成された。右派セクターを2013年11月に組織した人物がドミトロ・ヤロシュとアンドリー・ビレツキー。右派セクターは2014年2月のクーデターで中心的な役割を果たした。

 ウクライナはNATO加盟国でないが、ヤロシュは2007年、NATOの秘密部隊ネットワークに組み込まれている。その当時、アメリカNATO大使を務めていた人物がクーデターを指揮することになるビクトリア・ヌランドだ。

 アゾフ大隊の創設を資金面から支えていた人物はイゴール・コロモイスキー。ウクライナ、キプロス、イスラエルの三重国籍を持つシオニストの富豪だ。この人物だけでなく、アメリカの「ユダヤ系富豪」がウクライナのネオ・ナチのスポンサーを務めてきた。

 第2次世界大戦の終盤からアメリカ支配層の一部はナチスの幹部や協力者の逃亡を助け、保護、訓練、工作に使うこともあった。その後継者も育成している。そうしたネットワークを通じて世界各地、例えばブラジル、クロアチア、スペイン、アメリカ、フランス、ギリシャ、イタリア、スロバキア、チェコ、イギリス、スカンジナビア諸国、そしてロシアからメンバーを集めている。ウクライナでは10代の若者1万5000人ほどを集めて訓練してきたとも言われている。
http://www.asyura2.com/21/ban10/msg/397.html#c2

[番外地10] ロシア軍による「戦争犯罪」 YouTubeでアップロードされた「動く死体」の映像 中川隆
3. 中川隆[-13360] koaQ7Jey 2022年4月05日 07:53:28 : yxHuWnTEO6 : UUxERlZmN3oxd0E=[4]
ロシア軍による「戦争犯罪」 YouTubeでアップロードされた「動く死体」の映像
ウクライナ政府およびメディアは、キエフ郊外のブーチェにおけるロシア軍の犯罪を示す証拠として、道路に遺体が横たわっている写真や動画を公開した。ロシア国防省は、これらの写真、動画について、煽動の常套手段とする声明を表した。同省は、キエフがロシア軍の管理下にあった間、暴力行為に遭った地元住民は一人もいなかったと主張している。また同省は、ロシア軍の全部隊はトルコで宇露交渉が実施された翌日の3月30日の時点ですでにブーチェから撤退していると指摘した。

さらに、3月31日、ブーチェのアナトリー・フェドルク市長はビデオメッセージで市内にロシア軍がいないことを確認しており、遺体については言及していなかった。このことから、ロシア国防省は、ブーチェでのいわゆる「犯罪を示す証拠」はすべて、ウクライナ保安庁職員やウクライナのテレビ局関係者が市内に到着して4日目に挙げられたと考えて当然だと指摘した。  

YouTubeでアップロードされた「動く死体」の映像
このビデオ動画は特筆に値する。一部の西側メディアはこの衝撃動画をしたから、歐米の一般国民はビックリ仰天。SNS上で拡散する人も出てきた。しかし、この映像をよぉぉ〜く見てみると、「あれっ!!」と驚く瞬間がある。歐米には注意深く検証した人がいたようで、道路に転がっている幾つかの"死体"に目を附け、特殊な"死体"の動きに気がついた。ウクライナ兵の軍用車両は、道路に散乱する死体を避けながら走行していたのだが、何と、ある"死体"だけは"そっと"手を動かしていたのだ !!

  日本の一般人が目にすれば、思わず「えぇぇぇ〜! ウクライナには"ゾンビ"がいるのか ?! 」と叫んでしまい、「まるで、人気TVドラマの『ウォーキングデッド』みたいじゃないか!!」と驚いてしまうだろう。しかし、歐米の軍事アナリストは"ニャリ"と微笑む。なぜなら、戦争報道には"しばしば"、巧妙な「偽情報」が飛び交い、真実のような「捏造記事」ばかりじゃなく、世論操作のために"敢えて"流す「ヤラセ映像」が混じっているからだ。

  おそらく、話題となった"死体の男性"は誰かに雇われた"戦場役者"で、「ロシア軍に殺されたウクライナ人」という役を演じていたのだろう。彼は自動車が近づいてきたから、道路に広げていた右手を"そっ"と動かし、タイヤで轢かれないよう腹の上に置くことにした。確かに、いくら"死体"役でも、自動車のタイヤに右腕を轢かれたら堪らないだろう。どれくらいの"ギャラ"を貰ったのか分からないが、撮影隊が来るまで、冷たい道路にずっと横たわっているのは大変だ。

 「ヤラセ報道」に関しては、TBSとかテレ朝、フジテレビ、電通の社員に訊けば、詳しく教えてくれるだろう。よく民放テレビの報道局は、有楽町駅前とか渋谷の繁華街で"街頭インタビュー"を行うが、期待する「答え」を一般人から得るのは非常に困難なので、彼らは友人や同僚に電話を掛け、例えば「夕方5時くらいに、新橋の駅前に来てくれよ ! 俺さぁ、今、"通行人"の役が見つからなくて困っているんだよぉ〜」と頼み込む。以前、TBSの報道番組が重宝する「常連の一般人」が話題になったけど、あれは局員の左翼仲間だろう。自民党批判や反軍報道の際には、テレビ局の左翼社員が仲間に動員をかけるらしい。何も知らない一般視聴者は「普通の通行人」と思ってしまうが、テレビ局が紹介する「一般国民の声」というのは、プロデューサーやディレクターの「主張」である。

ロシア軍による「戦争犯罪」?!
  日本人は歐米の大手メディアを信用しがちだが、西側のニュース番組といえども怪しい報道は少なくない。左翼メディアの代表格であるCNNは、「まだCNN独自の検証はしていません」との"逃げ道"を作っていたが、信じられない「ロシア軍の非道」を紹介していた。

  例えば、CNNは「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW / Human Richts Watch)」の報告を取り上げ、2月27日から3月14日にかけて、キエフやチェルニヒウ、ハリコフといった占領地域で、婦女強姦や銃殺による処刑、不条理な暴力、脅迫などがあったと報じている。ロシア軍が占領したブチャでは、3月4日、五人の住民が手を背中で縛られ、その内の一人が処刑されたそうだ。ある目撃者によれば、ロシア兵は何人かの男を捕まえ、路上に跪かせた。彼らのうち一人が選ばれ、後頭部を銃で撃たれて即死となる。2月27日、チェルニヒウにあるスタリ・ビキフ(Staryi Bykiv)という村では、六名の人々が拘束され、後に処刑されたそうだ。

  ハリコフにあるマラヤ・ロハン(Malaya Rohan)という村では、あるロシア兵による婦女強姦があったらしい。3月13日、このロシア兵は家族と一緒に学校に隠れていた女性を見つけ、彼女を何度も陵辱したという。被害者女性がHRWに語った話によれば、強姦魔のロシア兵は、彼女を殴り倒し、ナイフで顔や首、髪を斬りつけたそうだ。翌日、彼女はハリコフへ逃れた。

  ロシア軍の蛮行は各地で行われたようで、キエフ近郊では夥しい死体が見つかったそうだ。痛ましいことに、410名の死体が地中に埋められていたという。ウクライナ政府は掘り起こした遺体を公表し、歐米諸国の一般人にロシア軍による「戦争犯罪」を追求するよう訴えた。ウクライナの内務相デニス・モナツィルスキー(Denys Monastyrskiy)は、「何百名もの民間人が殺された事は明らかだ」と断言した。ゼレンスキー大統領も怒りを露わにし、「これはジェノサイドだ !」と言い放つ。大統領のアドヴァイザーを務めるオレクシー・アレストヴィッチ(Oleksiy Arestovych)氏も、ロシア軍による冷血行為を糾弾し、西側の同情を引こうとした。「ロシア軍はウクライナ人女性を殺す前に強姦し、殺害後に遺体を燃やしたんだぞ !」と彼は糾弾した。

  当然ながら、西側からの非難を受けたロシア政府は反論した。ロシアの国防省はブチャでの映像を「フェイク」と評して斥け、ロシア軍は人道的配慮を怠らず、現地の民間人へ452トンにも及ぶ人道援助を届けている、と宣伝した。これは「焼け石に水」というか、白熱した西歐のロシア批判に対しては微々たる冷や水に過ぎない。確かに、数々の「虐殺」には個別な検証が必要だ。しかし、反ロシア・キャンペーンが花盛りの歐米だと、冷静な検証作業なんて当分の間は無理だろう。何しろ、テレビや新聞、雑誌、インターネットでは、「反ロシア」の情報が溢れかえっている。プーチン大統領の言い分やロシアの危機意識を理解する者は、直ちに「ロシアの手先」と呼ばれてしまうのだ。有名な政治学者であるジョン・ミアシャイマー(John J. Mearsheimer)は、NATOの東方拡大を強行した米国を批判したから、アメリカの学会で相当叩かれている。(でも、地政学や政治力学の点では、ミアシャイマー教授の方が正常というか"まとも"だ。)

  ロシア人全部とは言わないが、ロシア軍の野蛮性は昔から連綿と続いているので、ロシア兵による虐殺や暴行が無かったとは言いがたい。また、信じたくはないが、戦争だと味方による"ヤラセ"事件も有り得る。例えば、ウクライナ人を狙った虐殺が、必ずしもロシア人の犯行とは限らない。ロシア軍に見せかけた「インサイド・ジョブ(内部の陰謀)」だって考えられるのだ。そもそも、ウクライナには色々な人物が潜り込んでいるから、戦闘行為が全て正規軍同士の衝突とは言いがたい。ロシアが持ち込んだ傭兵軍団のみならず、歐米勢力が密かに派遣した傭兵部隊とか、闇組織が送り込んだ工作員が跋扈しているはずだ。したがって、「戦争犯罪」といっても、誰が仕掛けて誰が犯したのか判らない。数年後に判明する虐殺事件もあれば、永遠に判らない迷宮事件だってある。そう言えば、「カチンの森事件」も当初はドイツ軍の仕業と言われていたが、後にソ連軍による虐殺だと判明したから、主流メディアで報道される「大事件」を聞いたら、眉の辺りに唾を附けた方がいい。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68893422.html

YouTubeでアップロードされた「動く死体」の映像
ウクライナの放送局 ESPRESO のニュース:
https://www.youtube.com/watch?v=Mx9JlNu_H1Y&t=30s  
https://www.youtube.com/watch?v=mj6cQgKZkzY
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