http://www.asyura2.com/acat/u/ut/utk/UTkxbGw4d0VLOW8=/100000.html
4. 中川隆[-17625] koaQ7Jey 2021年8月01日 03:40:04 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[1]
死ぬ少し前に起きる現象
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/739.html#c4
2. 中川隆[-17623] koaQ7Jey 2021年8月01日 03:46:58 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[3]
夢と死―死の間際に見る夢の分析 – 1987/11/1
M.L.フォン フランツ (著), 氏原 寛 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A2%E3%81%A8%E6%AD%BB%E2%80%95%E6%AD%BB%E3%81%AE%E9%96%93%E9%9A%9B%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%82%8B%E5%A4%A2%E3%81%AE%E5%88%86%E6%9E%90-M-L-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%84/dp/4409330330
商品の説明
夢は死についてわれわれに何を教えてくれるのか。死後の魂についても論究する。
三羊
5つ星のうち3.0 ユング心理学では「死」をどのように捉えるのか
著者はユング派の高名な分析家で、おとぎ話の研究家としてよく知られている方です。その著者が、死に直面した人が見た夢を題材に、ユング心理学の視点から「人の死」をどのようにとらえるのかということを論じていらっしゃいます。ユング派の分析家らしく、人の夢に出現した題材と様々な時代・文化(例えば、エジプトやギリシャ、錬金術、ユングや自分自身の夢など)の中に現れた題材とを比較しつつ、夢の意味について思いを巡らせていきます。個人的には、私は(良くも悪くも)合理的な考えをする傾向がありますので、
著者が生前の生と死後の連続性を信じていらっしゃるらしいところなどにはちょっとついていけませんが、ある程度ユング心理学になじみのある方でしたら、その辺はちょっと横に置いておいて、著者の連想の仕方や世界観などを楽しむことはできると思います。一方、ユング心理学になじみのない方は突然本書を読んでも、著者が何を論じようとしているのかを理解するのは難しいと思います。
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/150.html#c2
5. 中川隆[-17622] koaQ7Jey 2021年8月01日 03:47:39 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[4]
夢と死―死の間際に見る夢の分析 – 1987/11/1
M.L.フォン フランツ (著), 氏原 寛 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A2%E3%81%A8%E6%AD%BB%E2%80%95%E6%AD%BB%E3%81%AE%E9%96%93%E9%9A%9B%E3%81%AB%E8%A6%8B%E3%82%8B%E5%A4%A2%E3%81%AE%E5%88%86%E6%9E%90-M-L-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%84/dp/4409330330
商品の説明
夢は死についてわれわれに何を教えてくれるのか。死後の魂についても論究する。
三羊
5つ星のうち3.0 ユング心理学では「死」をどのように捉えるのか
著者はユング派の高名な分析家で、おとぎ話の研究家としてよく知られている方です。その著者が、死に直面した人が見た夢を題材に、ユング心理学の視点から「人の死」をどのようにとらえるのかということを論じていらっしゃいます。ユング派の分析家らしく、人の夢に出現した題材と様々な時代・文化(例えば、エジプトやギリシャ、錬金術、ユングや自分自身の夢など)の中に現れた題材とを比較しつつ、夢の意味について思いを巡らせていきます。個人的には、私は(良くも悪くも)合理的な考えをする傾向がありますので、
著者が生前の生と死後の連続性を信じていらっしゃるらしいところなどにはちょっとついていけませんが、ある程度ユング心理学になじみのある方でしたら、その辺はちょっと横に置いておいて、著者の連想の仕方や世界観などを楽しむことはできると思います。一方、ユング心理学になじみのない方は突然本書を読んでも、著者が何を論じようとしているのかを理解するのは難しいと思います。
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/739.html#c5
109. 中川隆[-17621] koaQ7Jey 2021年8月01日 03:57:29 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[5]
2021年 07月 31日
二つの部屋
https://tannoy.exblog.jp/32376247/
よく皆さんから聞かれるのは、「GRFのある部屋」と「和室のユニコーン」をどのように使い分けているのか?と言う質問です。テレビ用とスクリーン用のシステムは、それぞれ専用ですからわかりやすいのですが、「和室」も「GRFの部屋」も聞いている音源は同じです。でも、どちらの装置で聞くかは自分の中では、目的が違います。
私の中では、プログラムをきめてコンサートの様にじっくり聴くような場合は大きな部屋で。アルバムを精査する場合や、反対に聞き流すような場合は、和室で聴いています。簡単に言うと、今夜はコンサートだ!と思うようなときは、大きな部屋で、その他は和室で聴いています。お客さんが来たときは、大きな部屋の方をお聞かせするのが殆どですが、自分で聴く時間から言えば、7〜8割は和室のユニコーンがメインですね。
光カートリッジが導入される前は、大きな部屋のシステムの実験中は頻繁に出入りしていますが、完成後は稼働率から考えると、やはり「和室のユニコーン」がメインシステムでした。その意味で、大きな部屋はコストパフォーマンス的には、殆ど採算度外視にしていますね。採算で音楽を聴いているわけではないのですが。
現在は、まだ大きなコンサートもそれほどは開かれていないし、外国からの団体は殆ど来日していません。飛行機の往来ばかりでは無く、観客の入場制限がある内は、興業として採算が合わないからです。そのような演奏会の代わりには、やはり大きな装置で、演奏会場の雰囲気を味わいます。この音が、自分の家で聴けるのは大変幸せです。その意味では、コロナによる自宅待機の期間もオーディオ好きには恵みのような時間でした。装置のグレードアップや、いままで購入してきたCDを聞く時間が出来たからです。
二つの部屋_f0108399_11071757.jpg
加えて、この三月以降の光カートリッジの導入が続きました。MolaMolaのイコライザーを導入した頃を除き、やはりS/N比、針と溝の間の擦過音、レコード本体にも入っている、低域の暗騒音、スクラッチノイズ、インサイドフォースによる音のゆがみ、外周と内周での音質の変化等々が重なり、圧倒的にダイナミックレンジの違うCDやSACDそして、DSDの音源にソースが移行していました。特に最低域の音の伸び、クロストークの無さ、低音の量感で、昔の4トラックテープをDSDに変換して、ハードディスクから呼び出す方法をこの10年間は進めていたのです。
光カートリッジの出現は、そのレコードの劣勢を大逆転してくれました。あれほどのテープ党だったHさんも大変身ですから。おかげで、50年以上集めてきたレコードが蘇りました。ただ、長い間、仕舞ってあったレコードは、聴く前に洗浄をしなければなりません。少しでもゴミが針先と溝の間に入ると、たちまち音質が落ちるからです。この音質の変化を知ると、片面レコードを掛けると、針先の汚れを除去するぐらいです。神経質だと思われるかもしれませんが、実際に針先の汚れを数十倍以上のルーペで見ると、針先に埃や汚れが付くのを確認できます。そして、その違いをダイレクトに反映する、光りカートリッジの高忠実度再生は、今までのアバウトな再生とは一線を画しているのが解るとおもいます。
すると、溝に切られた信号を忠実に再現し始めた光カートリッジは、いままで決して聞こえなかった最低域の音を再現し始めるのです。そして、挑戦してきた三次元の立体サウンドが、立体的に展開して、今まで聴いたことのない世界へのドアを開けてくれたのです。今まで、CDしか聴いていなかった和室の部屋でも、レコードプレーヤーを持ち込んで聴いてみようかと思っているぐらいです。
https://tannoy.exblog.jp/32376247/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/655.html#c109
48. 中川隆[-17620] koaQ7Jey 2021年8月01日 04:07:12 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[6]
2021年 07月 31日
二つの部屋
https://tannoy.exblog.jp/32376247/
よく皆さんから聞かれるのは、「GRFのある部屋」と「和室のユニコーン」をどのように使い分けているのか?と言う質問です。テレビ用とスクリーン用のシステムは、それぞれ専用ですからわかりやすいのですが、「和室」も「GRFの部屋」も聞いている音源は同じです。でも、どちらの装置で聞くかは自分の中では、目的が違います。
私の中では、プログラムをきめてコンサートの様にじっくり聴くような場合は大きな部屋で。アルバムを精査する場合や、反対に聞き流すような場合は、和室で聴いています。簡単に言うと、今夜はコンサートだ!と思うようなときは、大きな部屋で、その他は和室で聴いています。お客さんが来たときは、大きな部屋の方をお聞かせするのが殆どですが、自分で聴く時間から言えば、7〜8割は和室のユニコーンがメインですね。
光カートリッジが導入される前は、大きな部屋のシステムの実験中は頻繁に出入りしていますが、完成後は稼働率から考えると、やはり「和室のユニコーン」がメインシステムでした。その意味で、大きな部屋はコストパフォーマンス的には、殆ど採算度外視にしていますね。採算で音楽を聴いているわけではないのですが。
現在は、まだ大きなコンサートもそれほどは開かれていないし、外国からの団体は殆ど来日していません。飛行機の往来ばかりでは無く、観客の入場制限がある内は、興業として採算が合わないからです。そのような演奏会の代わりには、やはり大きな装置で、演奏会場の雰囲気を味わいます。この音が、自分の家で聴けるのは大変幸せです。その意味では、コロナによる自宅待機の期間もオーディオ好きには恵みのような時間でした。装置のグレードアップや、いままで購入してきたCDを聞く時間が出来たからです。
二つの部屋_f0108399_11071757.jpg
加えて、この三月以降の光カートリッジの導入が続きました。MolaMolaのイコライザーを導入した頃を除き、やはりS/N比、針と溝の間の擦過音、レコード本体にも入っている、低域の暗騒音、スクラッチノイズ、インサイドフォースによる音のゆがみ、外周と内周での音質の変化等々が重なり、圧倒的にダイナミックレンジの違うCDやSACDそして、DSDの音源にソースが移行していました。特に最低域の音の伸び、クロストークの無さ、低音の量感で、昔の4トラックテープをDSDに変換して、ハードディスクから呼び出す方法をこの10年間は進めていたのです。
光カートリッジの出現は、そのレコードの劣勢を大逆転してくれました。あれほどのテープ党だったHさんも大変身ですから。おかげで、50年以上集めてきたレコードが蘇りました。ただ、長い間、仕舞ってあったレコードは、聴く前に洗浄をしなければなりません。少しでもゴミが針先と溝の間に入ると、たちまち音質が落ちるからです。この音質の変化を知ると、片面レコードを掛けると、針先の汚れを除去するぐらいです。神経質だと思われるかもしれませんが、実際に針先の汚れを数十倍以上のルーペで見ると、針先に埃や汚れが付くのを確認できます。そして、その違いをダイレクトに反映する、光りカートリッジの高忠実度再生は、今までのアバウトな再生とは一線を画しているのが解るとおもいます。
すると、溝に切られた信号を忠実に再現し始めた光カートリッジは、いままで決して聞こえなかった最低域の音を再現し始めるのです。そして、挑戦してきた三次元の立体サウンドが、立体的に展開して、今まで聴いたことのない世界へのドアを開けてくれたのです。今まで、CDしか聴いていなかった和室の部屋でも、レコードプレーヤーを持ち込んで聴いてみようかと思っているぐらいです。
https://tannoy.exblog.jp/32376247/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1145.html#c48
1. 中川隆[-17619] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:06:18 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[7]
中国 Topping 社の超格安・超高音質 DAC
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/489.html
OPPO Sonica DAC _ 音楽がわからないアホ・オーディオマニアが絶賛する超お買い得品(?)だけど…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/852.html
CD プレーヤーは進歩しているのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/842.html
CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic _ ティム・デ・パラヴィチーニの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/853.html
スパークラー・オーディオの 16ビット・ノンオーバーサンプリング CDP・DAC
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/960.html
▲△▽▼
CD/SACDプレーヤーからPC・ネットワークオーディオへ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/854.html
滅びゆくSACD
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1030.html
▲△▽▼
デジタル・ボリュームは音の劣化が酷い
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1049.html
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/151.html#c1
2. 中川隆[-17618] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:27:43 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[8]
「音楽&オーディオ」の小部屋
中国製DAコンバーター GUSTARD DAC-A22 の出現 2021年07月14日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/af9f483c66a6f4aad22e6ab6706237fe
つい先日のこと、久しぶりに近隣のオーディオ仲間「Y」さんから連絡があった。
「注文していた中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 がようやく到着しました。○日に持って行きますのでお宅のエルガープラスと比較試聴させてくれませんか。」
「それは面白そうですね、もちろん、いいですよ〜」
中国というお国柄はどうも感心しないが、オーディオの前では善も悪もない。安くて性能が良ければそれで十分(笑)。
そして、その連絡のあった当日にたまたま大分市のNさんからも連絡があった。
「オークションの落札代金を持って行きたいのですが、ついでにシステムを聴かせてください。今度の○日の午後は空いてますか?」
「エッ、丁度その日はYさんが新たに購入された中国製のDAコンバーターの実験をやる予定にしてます。私は歓迎なんですが、Yさんの了解を求めてみましょうね。」
すると、Yさん曰く「多ければ多いほど賑やかになって面白いじゃないですか」。
そして、その2日後にはこの実験の話を聞きつけられたのだろうか、別の初対面の方が2名が加わることになって総勢6名による「試聴会」となった。
さあ、たいへん。
まったく意図せぬ人数により、このコロナ禍で大丈夫かなとチラッと不安が脳裡をよぎったが、大分県はこのところ感染者0人〜数人程度がずっと続いているので、まあ見切り発車といこう。
ただし、全員マスクは必須なので予備のマスクを準備しておいた。
それはさておき、旧石器時代の遺物ともいえるDAC「エルガー プラス」と最新鋭のデジタル機器「中国製 GUSTARD DAC-A22 」のデジタル機器の一騎打ちには大いに興味がある。
なにしろ中国勢のデジタル技術は勢いがあって侮れない存在になっているし、それにフルート演奏家として耳が鍛えられたYさんがわざわざ購入されるほどだから、いかに中国製とはいえけっして「安かろう、悪かろう」ではないはず。
さらには低サンプリング「44.1KHz」と、軽く「1000KHz」を越える最新鋭のハイ・サンプリングの対決も見ものである。
Yさんともども「エルガー プラス」を聴くたびに「いったい近年のハイ・サンプリングって意味があるのかな」と話題にしていたほどなのでそれを確かめる絶好の機会が訪れたことになる。
もし我が家の「エルガー プラス」が大差で敗北を喫したときはそれはそれで結構なこと、潔く兜を脱いで中国製の同型機器を購入する腹積もりでいた。
な〜に、それぐらいの投資する元気はまだ残っている(笑)。
当日は午前中から部屋の片づけに大童(おおわらわ)だった。
何しろそれほど広くもない部屋(5m×6m)に6人を収容し、スピーカーは5系統、真空管アンプは9台あって混沌の極みだから、少しでもスペースを確保するために当面不要な機器を隣の応接間に移さねばならない。
ところが、この機会が契機となってオーディオルームの大掃除につながるのだからまさに「ピンチはチャンス」だった(笑)。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/af9f483c66a6f4aad22e6ab6706237fe
「ベスト・ワン」あるいは「オンリー・ワン」のどちらを狙う? 2021年07月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1cecb6afc1d9b14b20df6712c7526ed4
前回からの続きです。
いよいよ試聴会の当日がやってきたが、梅雨末期なのに雨を免れてどんよりとした曇り空だったのは僥倖だった。
13時ごろに全員集合。うちお二人さんとは初対面なので「はじめまして、どうかよろしくお願いします〜」。うち御一人は我がブログの読者だそうで恐縮です。
実を言うと、「ブログではさも素晴らしい音が出ているかのように書いてるけど、実際には口ほどにもない音だ」とガッカリされるのが嫌なので、なるべくなら聴かせたくないんだけど〜(笑)。
そういえば我が家の音を聴いて「もう一度聴きたい」という方は滅多にいないことに気付いた。
自分ではいい音だと惚れ込んでいても、他人にとってはそれほどでもないというケースは日本中至るところでの日常茶飯事なのかもしれない。
自宅の音に疑問を挟まない人は、ある意味では幸せな人でしょうか(笑)。
それに、万一気に入った音だったとしても最後は「やっぱり聴き慣れた我が家の音が一番いい」となるのがオチでしょう〜。
長年の経験上、その辺は達観している積りだが、やはり当座はお客様さんに喜んでもらうに越したことはない。
そういうわけで、ベストは尽くさねばと試聴システムの選定にあたっては当日のメインゲストとして中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 を持参されるYさんの好みに合わせることにした。
まずCDトランスポートはこのほど修理から戻ってきたばかりの「ヴェルディ・ラ・スカラ」(英国:dCS)。
次にスピーカーはYさんが大のお気に入りの「AXIOM80」。
とにかく「AXIOM80」を使わないと音の微妙なニュアンスは分かりませんと、いつも仰る。
それかといってご自宅用に「AXIOM80」を購入しようとはなされない。
というのも「二番煎じ」がお嫌いな方で、どちらかといえば「ベスト1」よりも「オンリー1」を優先される方だから。
独自性を優先するその気持ち、ちょっぴり分かりますよ(笑)。
次に、「AXIOM80」(フルレンジ)用のアンプは「WE300Bシングル」で決まり。
何やかや言ってみても、SN比に優れた「銅板シャーシ」や真空管のヒーター回路が別になっているなど凝ったツクリに加えて定評のある出力管とトランス類の組み合わせが醸し出す音色は他のアンプの追随を許さない。
次に低音域(100ヘルツ以下)を受け持つアンプは「EL34のプッシュプルアンプ」に決定。
能率が100db近い「D123」(JBL)といえども、コーン紙が重たいせいか、非力なシングルアンプではどうしても雄大なスケール感が出てこない。
JBL系をうまく鳴らすには真空管アンプでは「プッシュプル系」に限るみたいですね。
前置きが長くなったが、いよいよ中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 の設置を済ませて比較試聴に移った。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1cecb6afc1d9b14b20df6712c7526ed4
「若いフレッシュ感覚」 と 「年増の妖艶さ」の対決 2021年07月17日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/98f68277dc697c24b18c747f65b67489
前回からの続きです。
今回の試聴会の焦点は中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 である。予備のプリアンプを外してラックに組み込んだ。
「エルガー プラス」と同一条件にするために、電源については「200Vを100Vに降圧した」電源タップに接続し、そして電源ケーブルには「ドミナス」(PAD)を使用した。
余談だが「デジタル機器」は電源次第でガラッと音が変わる。
小窓の表示が「44.1KHz」になっているので、「この機器はアップサンプリングできないんですか?」とYさんにお訊ねすると、
「これはパソコンやCDトラポに応じて自動的に対応するシステムになっています。したがって機器自体でアップサンプリングできないようですよ」「成る程」。
というわけで、我が家の「エルガー プラス」とは「44.1KHz」という同一条件下でのテストとなった。
接続の方はCDトラポと「エルガー プラス」とは「バランスケーブル」(1本)で、「GUSTARD DAC-A22」とは「RCAデジタルケーブル」(1本)で接続し、プリアンプの入力セレクターのスイッチで瞬時に切り替えができるようにしている。
はじめに「エルガー プラス」から試聴。
試聴盤はシステムの音の傾向が比較的わかりやすい「ジャズ・ボーカル」から。
ジャズ評論家「寺島靖国」さんの推奨盤シリーズ「For Jazz Vocal Fans Only」の「Left Alone」(第1トラック)。
まず、Yさんが1年8か月振りに戻ってきたCDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」に対して驚きの声を上げられた。
「これまでのCECのCDトラポに比べて音が激変しましたよ。」
「やはり純正の組み合わせとなると隙を見せないようですね」と自分。
曲はそのままにしてプリアンプのスイッチを切り換えて「GUSTARD DAC-A22」へ。
「あれっ、(歌手の)声が少し若返りました!」と、お客様のどなたかから声が上がった。要は「フレッシュ」という感じなのだろう。
いわば年増の妖艶さを優先するのか、それとも若さが持つ健康的な美肌を優先するか、これは人生の重大な岐路に立たされますね(笑)。
自分では音の瑞々しさ、鮮明度、周波数レンジのいずれをとってみても総合的には互角だと感じた。
お値段からしたら「GUSTARD DAC-A22」の大健闘を称えるべきだろうし、一方では製作年代が20年以上違うことからして「エルガー プラス」の古さを感じさせない表現力に敬意を表したいほどで両者に乾杯〜。
今後、万一「エルガー プラス」が故障して修理不能となったらこの「GUSTARD DAC-A22」を即買いだと秘かに決めた。
2時間ほどこのスピーカーで聴いてもらってから、今度は低音域だけ(100ヘルツ以下)「ウェストミンスター」に切り替えた。
となると、コントラバスとオルガンの出番となって「ゲリー・カー」の「祈り」から「オー・ホーリー・ナイト」を。
オルガンの地を這ってくるような重低音ばかりは大きな箱の独壇場でしょうよ(笑)。
いずれにしても皆さん大喜びのご様子だった。
そして後日のこと、初対面だった訪問者の方から次のようなメール(要旨)をいただいた。
ご自宅ではJBLの3ウェイ大型マルチシステムを自作の真空管アンプ3台で鳴らされている豪の方である。
「DAC での音の変化大変面白かったです、勉強になりました、マニアの試聴は大変良い勉強になります、いつか又試聴させて下さい。」
はい、これに懲りずにいつでもどうぞ〜(笑)。
最後に、心残りは「GUSTARD DAC-A22」の「ハイ・サンプリング」の音を聴けなかったことで、この対応としてCECのCDトラポが176.4KHzの信号を出せるので、Yさんとご相談の上次回はこの組み合わせで再度試聴してみることにした。
あっさり「dCS」の後塵を拝した形の「CEC」が名誉挽回なるか、これは見ものです〜。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/98f68277dc697c24b18c747f65b67489
中国製DAコンバーターの魅力 2021年07月21日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d4b950cb0c07e5d3c521d8be96f33668
先日来、何かと話題にしている中国製のDAコンバーター Gustard A22
ご承知の通り、DAコンバーターというのは「Digital」信号を「Analog」信号へ「Convert」(変換する)機器のことで、頭文字を取って「DAC」(ダック)とも称される。
デジタルの世界では音質を大きく左右する「要」となる機器である。
10日ほど前の6名による大がかりな試聴会で遺憾なく実力を発揮した「G」だが、その時はCD並みの「44.1KHz」でのテストだった。
そこで、18日(日)の午後になって、再度持ち主のYさんに願いして持参してもらい新たなテストをしてみた。
手前の機器がCDトラポのCEC「TL3 3.0」で「44.1KHz」の4倍のサンプリング「176.4Khz」出力が可能になっている。
そして見事に「GUSTARD DAC-A22」がこの「176.4KHz」を受信した!
その様子がパソコンの大きな画面でご覧になるとお分かりだと思う。
そして出てきた音といえば・・。
Yさんともども絶句したのである。
「こんなに透明感のある音をこれまで聴いたことがありませんよ。」
夢中になってジャズボーカルをはじめいろんなCDをかけまくった。
ミッシャ・エルマンの弾くヴァイオリンがことのほかやさしいし、「島田祐子」さんが歌う「花の街」(団 伊久磨作曲)が懐かしい童心を蘇らせてくれる。
「島田祐子さんてこんなに透き通った声だったんですね・・」とYさん。
こんな音が毎日聴けるんだったらどんなにお金をはたいてもいいと正直思った。若い頃ならともかく、いい歳をして年甲斐もないけれど・・(笑)。
これでほんの少しばかり残っていた「レコード再生」への未練を100%断ち切ることが出来たのはありがたい。
Yさん曰く「このDAコンバーターは世界的に定評のある旭化成のAK4499チップを使ってますが、このチップが惜しくも生産中止状態で在庫限りでの生産になっているそうです。いつ販売中止になるか、時間の問題でしょう」
そうですか、購入するなら急ぐ必要がありますね・・。
実はつい先日のこと、ブログをご覧になった「北国の真空管博士」から問い合わせがあって、
「中国製のDAコンバーターの実験はいかがでしたか?」
「ハイ、とても素晴らしかったですよ。型番はGUSTARD DAC-A22 でした。」
「ほう、それはさっそく調べてみましょう」
そして「製造元はデジタルの研究にかけては定評がありますね。製品のツクリも申し分ないです。チップも旭化成製ですし、オペアンプの部分も実に凝ってます。これはたいへんんなお買い得ですよ」
日頃から何かにつけて緻密でシビアな博士が珍しく絶賛されたので、これが最終的な後押しになって、パソコン画面の「今すぐ買う」をポチッ(笑)。
到着予定は8月上旬の予定。
おっと「AXIOM80」を駆動したアンプのことを忘れていた。
つい先日のブログ「ミニチュア管の魅力」で登場した「6072」(12AY7)を出力管にしたアンプだったが、Yさん曰く「先日の試聴会で使用したWE300Bシングルよりも音にスピードがあって鮮度が高いですね。私はこちらの方が好きです」
そして、辞去される際に「我が家では現在パワーアンプが無いので使い様がありません。このDACはエージングを兼ねて置いていってもいいですよ」とありがたいお申し出。
「それでは、しばし我が家で使わせてもらいましょう」と快諾。
なお、この「GUSTARD DAC-A22」がいつ販売中止になるか風前の灯でそのうちネットから消え去る運命なので、後日のために商品説明を記録しておくとしよう。
●左右のチャンネルは、AKMの旗艦AK4499チップによってそれぞれデコードされます。2チャンネルDAC回路は完全に独立しており、独立した接地が行われ、最適なパフォーマンスを実現し、互いに干渉しません。
●CPLDプログラマブルロジックチップ、自己開発ロジック機能デジタル集積回路、内蔵クロック管理、2nd PLL デジタルシェーピング、DOP復調、PCM/DSDデポップスイッチなどの独自技術により優れた音質の強固な基盤が築かれました。
●8チャネルハイブリッドディスクリートIV変換回路と独立した加算回路は、AK4499大電流の要件を完全に満たしています。
●USBモジュールはXMOSのXU208チップを使用し、PCM768K DSD512をサポートします「USB入力なしだとこのモジュールがありません」
●合計90ポジションの0dB〜-90dBの高品質デジタルボリューム調整をサポートし、リモコン付きで、ボリュームを簡単に調整できます。 」
デジタル入力:
IIS、USBサポートされるPCM形式:16-32bit / 44.1、48、88.2、96、176.4、192、352.8、384、768kHz。 DSD64、DSD128、DSD256、DSD512;
同軸サポートされるPCM形式:16-24ビット/ 44.1、48、88.2、96、176.4、192、384 kHz; DOP64、DOP128
光ファイバー、AES / EBUサポートされるPCM形式:16-24bit / 44.1、48、88.2、96、176.4、192 kHz; DOP64
以上のとおりだが、毎日コツコツと地道に命を刻んでいると、たまには目の覚めるようないいことがあるようですよ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d4b950cb0c07e5d3c521d8be96f33668
ネットラジオの「モーツァルト専門チャンネル」2021年07月22日
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つい先日搭載した「ミニチュア管の魅力」で取り上げた「6072」(12AY7の高信頼管)について、「北国の真空管博士」からご連絡があった。
「6072は私も好きな球です。隠れた名管だと思いますが、あくまでも微小信号を増幅するための電圧増幅管です。
出力管として使用すると故障する恐れがありますよ。おそらく独特の歪みが出ているはずです。その歪みが三極管のせいでいい方向に作用して魅力的な響きになっているのでしょうが・・」
「あっ、そうですか。そう言われてみると確かにちょっと歪みっぽい音がしてますね。この歪みが独特の響きに変化しているようです、まさに紙一重ですね。
壊れると元も子もないのでお客さんが見えたときくらいに聴かせてあげることにしましょう。貴重なアドバイスありがとうございます」
さらに問答が続く。
「実は仲間から中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 を借り受けているのですが、これを利用してパソコン経由のネットラジオで「モーツァルト専門チャンネルを聴きたいのですが、どうしたらいいんでしょう」
すると博士から、
「ああ、それならロシアのAIMPというプレイヤーがあって、素晴らしいモ−ツァルトの専門チャンネルがありますよ。まず、AIMPをインストールしてください。話はそれからです。完了したらまた連絡してください。」
無事完了したので報告。
すると博士から「とりあえず、これからその専門チャンネルのアドレスをあなた宛てメールしますので、私の言うとおりにパソコンを操作してください」
「ハイ、分かりました」
博士から届いたアドレスを一字一句間違えないようにメモしてから「どうぞ続きをお願いします」
「ハイ、それでは私が言うとおりに画面の操作をしてください。まず始めに、・・・・」
いくつもの項目をクリックするなど、とても素人では絶対に考え付かないような複雑な操作だった。
そして肝心のDAコンバーターを認知する読み込みの方もAIMPではいくつも選択できるようになっていて、「トッピング」などと並んで「GUSTARD」の選択肢があったのでclickしてから最後に「適用」、次に「OK」をクリックしてお終い。
そして、見事にスピーカーからモーツァルトの音楽が流れてきたのには感激した。
中国製「GUSTARD DAC-A22 DAC」の優秀な機能と相俟って、音質も素晴らしい。
モーツァルトの音楽の特徴だがストーリー性が無いので一つの断片だけ切り取っても音楽の美しさに十分堪えうるし、たちどころにモーツァルトの世界に入り込めるところがいい。
この専門チャンネルでは選曲もよくて妙なるメロディが次から次に湧き出てくる。皆等しく名曲ばかりでまったく尽きることがない。そしてうれしいことに宣伝がいっさい入らない。
これからはこのチャンネルで「モーツァルト三昧」になるが、豊かな音楽ライフとはきっとこういうことを指すに違いない。
とはいえ、自他ともに認める「モーツァルト狂」にとって夢のような時代が到来していたのに気付かなかった己のうかつさを大いに恥じなければいけない(笑)。
最後に冒頭の真空管の話だが、博士のアドバイスどおり「6072」を温存し、それに代えて「12BH7」(東芝)という球があったので代わりに挿してみた。
通常のミニチュア管よりもちょっと大きめなので、低音域には強そうな感じ。
一時プリアンプ用として使ったことがあるが、ぼんやりとして実に冴えない音で長らくお蔵入りだった球である。
肝心の「μ(ミュー)=増幅率」も「16.5」と6SN7の「20」と似たようなものなので十分代用が利きそうだ。
あまり期待せずに挿し込んでみると見違えるように溌溂した音を出してきたのには驚いた。
「6SN7」よりもずっといい!
出力管として使ったときの「ミニチュア管」はまるっきり変身しますな。
真空管の奥の深さを痛感!
このところ「音楽&オーディオ」に限っては次から次にいいことが起こっているが「好事魔多し」ということもあるので、むしろ怖いくらい(笑)。
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「中国製DAコンバーター」のその後の話 2021年07月23日
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前々回のブログ「中国製のDAコンバーターの魅力」について、読者からさっそく反響があった。
この種の記事はオーディオ雑誌などにも登場しているのだろうが、何しろ背後には顔の見える業界がわんさと控えているので忖度なしの評価は無理だろうとは、およそ推察がつく。
やはり、当てになるのはしがらみのない立場からの現場情報だと思いますよ、少々我田引水になりますけどね(笑)。
それでは、まず横浜のKさんから。匿名ということで無断掲載お許しください。
「既に多くの方から問い合わせがと、思いますがもし許されるなら「中国製G」の型番をお教えください。ついでにお値段(によっては購入しない、出来ない)も。」
これに対して次のように返信。
「仲間からの連絡によりますと、惜しいことに私が購入したのが最後みたいです。
現在はネットの表示で在庫なしとのことですが念のため調べてください。
ご参考までに、型番ですが「GUSTARD DAC-A22」です。〇円で購入しました。」
すると折り返しご連絡が。
「アマゾンで見つけましたが「売り切れ」でした。なぜか「ほっと」しました。また「黒い円盤」に戻ります。」
「ホッとした」その気持ち、オーディオ愛好家としてよくわかりますよ(笑)。
続いて、東海の方からも。
「中国製DAC気になりました。どの機種なのか教えていただけますか?
CDを聴く時、現状の音には結構満足してしまっています。
大したことのないCDP(定価で、15万円・5万円・1万円の製品です)で、不満がないとは、駄耳の極みであります・・・
クラシックはCD(とFM)と思っていますが・・・あまり不満が出ないんです。
DACに見合うトラポも必要になるでしょうね。迷います。
買わないかも知れませんが教えてください。」
これに対して返信。
「別の読者からも問い合わせがありました。「GUSTARD DAC-A22」という型番です。お値段は〇円でした。
その方によると、すでにアマゾンで売り切れだったみたいです。どうやら私が最後の発注者になったようです。ある意味で、ほっとしたと言われてましたよ(笑)。」
すると折り返し次のようなメールが。
「私もほっとした一人だと思います(笑)。気にはなるけど、お金もかかるし、駄耳だし。
相変わらず、音より音楽の方に気がいってしまう耳です。
友人宅でいろいろなDACを聴かせてもらっても、その差があまり判りません。
ですから、1万円(オークションで1200円)のパナソニックのDVDプレイヤー付属のCDプレイヤーでも問題なく楽しんでしまうのでしょう。
余談ですが、このプレイヤーと中華アンプ(6L6シングル)とペガサス3LZ(25cm同軸・・タンノイの真似)で、ジャズを聴くと、これがなかなかのものです。
メインのJBLに比べれば、抜け・切れそしてFレンジ・Dレンジで少し差があることはあります。
しかし、最近は聴く音量が少し下がってきているので、将来はコンパクトなシステムになっていくのかもしれません。」
同感です。実は私もコンパクトなアンプとスピーカーに回帰中です。
「釣りはフナ釣りに始まってフナ釣りに終わる」という言葉がありますが、それを実感している最中です。
とはいえ、気紛れ者なので今後どうなるか予断を許しませんが・・(笑)。
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ネットラジオの「オペラ専門チャンネル」
2021年07月25日
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つい先日の記事「ネットラジオのモーツァルト専門チャンネル」の続編です。
ロシアの優れたネットプレイヤー「AIMP」に、モーツァルトの専門チャンネル」を取り込んで毎日楽しんでいるが、その次に取り込んだのが「オペラ」「ベートーヴェン」「バロック」の3つの専門チャンネルだった。
「北国の真空管博士」から、それぞれの専用アドレスを教えてもらって無事取り込み完了。
まず「オペラ」を聴いてみると次から次に「さわり」の部分が登場してきて思わず聴き惚れた。
いきなり大好きな「私の名はミミ」(ラ・ボエーム)や「私のお父さん」(ジャンニ・スキッキ)が耳に飛び込んできたらそりゃもう感激しますわなあ。
音楽を能動的に聴くのがいいのか、それとも受動的に聴くのがいいのかとなると、後者の方が意外性が伴っているのでより感動が深くなるとは思いませんかね(笑)。
というわけで、これまでの「LINN klassikal」「LINN Jaz」に加えて大幅に増えたネットラジオの充実ぶりに大満足。
こういう機会を与えてもらった博士には感謝の一言だが話のついでにこう切り出した。
「我が家の旧いDAC「エルガープラス」でこれらの専門チャンネルを聴けるといいのですがね。パソコンとDACを繋ぐアダプターみたいなものがないんでしょうか。」
「ああ、ありますよ。DDコンバーターがそれです。」
「そうですか!手ごろな製品があったら是非教えてください」
すると2時間もしないうちに博士から連絡が。
「耳寄りの情報です。あなたは2年前にTOPPING(中国)のパソコン専用のDAC「D10」を購入されてますね。USBに特化したそのD10が、入力がUSB、出力がRCAと光になっているのでどちらかをエルガープラスに繋ぐと聴けるはずです」
「エ〜ッ、それは灯台下暗しでしたね〜」
これが「D10」だ。
たしか1万5千円ぐらいだったと思うが、お値段の割に高性能で使いやすいDACだ。
さっそく、「パソコン」〜USBケーブル〜「D10」〜デジタルRCAケーブル〜「エルガー プラス」で聴いてみるとちゃんと音が出てきた。
怒涛のように押し寄せてくる「パソコン オーディオ」攻勢に、ひたすら驚き喜ぶ毎日がしばらく続きそうですね〜。
まあ、これまでがあまりにも時代遅れだったのでしょう(笑)。
それもこれも今回の流れをつくったきっかけはオーディオ仲間の「Y」さんが持参された1台のDACが全てだった。
差し障りがあるかもしれないと公開を控えてきた型番ですが、もういいでしょう。
「ガスパード」(中国製)のDAC「A22」!
あまりの性能の素晴らしさに殺到したマニアによってあっという間に売り切れてしまい、国内で最後に獲得したのが自分だった。
そういえば、つい先日のこと初めての方から次のメールをいただいた。
「DACのことは、どのメーカーだろうと探って大当たりでした^^
とても評判なDACなのでエージングが済む頃には更に良い音になるとおもいます
ギリギリセーフでポチでしたね、そのブログ記事を見たあとアマゾンではアウトでした
カテ6LANケーブルさん(お名前は伏せておきますが)にも時々ですが伺います
私はオーディオには凄い興味があり学生時代から関わって参りました
音楽が楽しく、環境もあり超ニアフィールドですが定年後を楽しんでおります
猛暑の真っ最中ではありますが楽しくオーディオと音楽を奥様に怒られない程度にお過ごしください。」
末尾に「返事無用」とありましたが、この紙面(?)を借りてお礼申し上げます。
さて、この「A22」はアマゾンからのその後の連絡で中国から配送し8月16日に我が家に到着とのこと。国情からしてどうか波風が立たずに無事届きますように〜(笑)。
それにしても、博士といい、Yさんといい、今回ほど「人的ネットワーク」のありがたさを痛感したことはありませんでした。ただひたすら感謝です〜。
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新しいDAコンバーターの到着 2021年07月28日
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このところ、我が家のオーディオに革命的といってもいいような大きな衝撃をもたらしているDAコンバーター「A22」(ガスタード:中国)。
いや、けっして大袈裟ではなく・・(笑)。
ここ2週間ほど仲間から借り受けてエージングを兼ねて使わせてもらっているが、自分も欲しくなったので「二番煎じ」を厭うことなくアマゾンに注文したところ、どうやら最後の発注だったようで滑り込みセーフ。
到着予定はおよそ3週間後の「8月16日」とのメールが入ってきた。
何しろ中国からの配送なのでそのくらいは仕方がないと思っていたところ、何とこの25日(日)の午前中になって届いたので驚いた!
見ただけでちょっと風変わりな荷物ということがお判りでしょう。はてと首を傾げながら梱包を解くと「GUSTARD」という文字が目に入った。
「あれっ、8月16日と言ってたのに・・」と半信半疑だったが、商品を取り出してみると紛れもなく「A22」だった。
いったいどうなってんの・・?
中国が絡むと常識外のことが起きても不思議はない気もするが(笑)。
何しろ相手は日本とは仲の悪い国であり「尖閣諸島」の問題とか一触即発の状態だし、これから何が起こるか分からないので早く到着するに越したことはない。まあ、うれしい悲鳴ではある。
丁度、その日は午後に「A22」を貸してくれたオーディオ仲間の「Y」さんがお見えになる日だった。
「A22がネットラジオの384KHzの受信に成功しましたよ」と招待していたのである。
これまではCDの「44.1KHz」に毛の生えたような「48KHz」の受信だったが、「北国の真空管博士」のアドバイスのもとパソコンに「A22」ドライバーのインストールに成功して実現したものだ。
飛躍的に音質が良くなったのは言うまでもない。
この「音」で年から年中モーツァルトやオペラを浴びるほど聴けるとなると「音楽&オーディオ人生、ここに極まれり!」の感がする。
ほんとうに!
なお、ちょっと話が逸れるが画像の本体「A22」の上に載せているのは放熱用の「ヒートシンク」(アルミ製)である。
何しろ「IC」は熱に弱いので少しでも外気に当たる面積を増やして放熱させようとの配慮からで、機器の寿命の方も少し伸びるんじゃないかと期待している。
さて、午後1時ごろにお見えになったYさんに開口一番「今日の午前中にA22が届きましたよ。今から入れ替えますので、ようやくお返しできそうです。」
「早かったですねえ、注文してからたったの1週間ほどでしょう!」とYさん。
さて、試聴していただくシステムだがYさんは「AXIOM80」以外のスピーカーは好まれないので、「トライアクショム」を外して本来の「AXIOM80」(オリジナル版)に入れ替えた。
真ん中が自作の箱(板厚1.5cm)に入れたオリジナルの「AXIOM80」で、右側が復刻版の「AXIOM80」である。コーン紙の色が微妙に違いますね。
オリジナルの方が圧倒的に軽いとされており、繊細なことこの上なく、息を吹きかけるとコーン紙が動くとさえ言われています(笑)。
こういう古典派スピーカーはせいぜい出力1〜2ワットの小出力アンプで駆動したいものです。オーバーパワーの弊害についてはいずれ稿を改めて・・・。
さて、試聴したシステムの概要だが、現時点で我が家のベストメンバーなので後日のために記録しておくとしよう。
長くなるので、以下続く。
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1日60円で「いい音」を楽しめる 2021年07月29日
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前回からの続きです。
25日(日)の午後1時から始まった試聴会だが、ハイライトはハイサンプリング「384KHz」の受信に成功したDAコンバーター「A22」の音質テストだった。
試聴テスト用に使ったシステムを後日のために掲げておこう。
とにかく我が家では持ち主が気まぐれなのでいつも日替わりメニューのようにクルクル変わる。
しかし、選択肢が多いことは明らかに質的向上に結び付くし、それだけ日頃からオーディオを謳歌していると大目に見てもらうとしよう。
それでは、次のとおり。
<CDトランスポート>
CECの「TL3 3.0」(ベルトドライブ方式)でアップ・サンプリングの出力「176.4KHz」が可能
<DAコンバーター>
ガスタードの「A22」で「176.4KHz」で受信。
<プリアンプ>
「安井式」の回路(真空管4本)を使い、出力管は「6072」(12AY7の高信頼管)、バッファーは「5814A」(12AU7の高信頼管)を使用。
<パワーアンプ>
出力管「E180CC」(ムラード)のプッシュプル・アンプ(出力トランス:TRIAD)。パワーはせいぜい1ワットぐらい。
この際、前段管を「RCA」(6SL7)から「STC」(CV569=ECC35=6SL7)にして、すべての球を「英国」製に統一してみた。
<スピーカー>
グッドマン「AXIOM80」(オリジナル版)
そして、試聴盤だが「久しぶりに有山麻衣子さんの声を聴かせてください」との所望があった。
ジャケットに「女神が導いたかのような天使の歌声」とあるが、誇張でも何でもないと思わせるほどの素朴で可憐な歌唱力の持ち主である。
「これまで聴かせてもらった中で最高の音です。録音現場の雰囲気がそのまま再現されてますよ。」と、感心されるYさん。
「先日のテストでは44.1KHZのもとにdCSとのテストマッチをして互角でしたが、さすがに4倍のサンプリング176.4KHzで聴くと明らかにガスタードの方に一日の長があるようです。雰囲気の再現性が際立っていますね」
他の音楽ソースを含めて2時間ほど聴いてもらってから、ネットラジオをハイサンプリング「384KHz」で試聴へ。
Yさん曰く「この音質ならもうCDを購入する必要はありませんね。宣伝がいっさい無いので、気に入った曲を随時録音できるといいですね」
「具体的な方法を伺ってませんが、録音はできるそうですよ」
「北国の真空管博士」によると、ネットプレイヤー「AIMP」(ロシア)にラジオの専門チャンネル(ドイツ)を取り込むのは一苦労されたそうだ。
商用べースとして使用されるのを警戒してか肝心のラジオ局側が「URL」を公表しておらず、発見するのに手間がかかったとのこと。
言い換えるとネットの世界はいくら秘密にしておいても誰かが鍵をこじ開けてしまうともいえそうだ。
いずれにしても、一般的に中高年にとってパソコンは敷居が高いが、何とかチャレンジして果実を楽しめるようになればしめたもの。
そのうち「384KHzの2倍の768KHz、3倍の・・」の受信が可能になるのも時間の問題でしょう。
確実にアナログのレベルに肉迫しているといえるし、そのうちDACの「A22」も古びてしまうこと必至・・(笑)。
しかし、お値段もそれほどではないし消耗品という感覚のもとで6年も使えれば十分と思っておけば無難でしょう。
コスト計算してみると1日当たりたったの60円なり〜(笑)。
それに比べて、たとえばレコードの場合フォノモーター、トーンアーム、カートリッジ、フォノイコライザーアンプなどに完璧を期そうと思ったら、維持費を含めて莫大なお金と手間がかかる。それに肝心のレコード盤(輸入盤)が高価だし〜。
というわけでアナログよりもデジタルの活用に邁進する方が山の頂上を目指す近道だと思うんだけどなあ。
まあ、デジタル派の勝手な言い分ですけどね(笑)。
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http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/151.html#c2
136. 中川隆[-17617] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:28:27 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[9]
「音楽&オーディオ」の小部屋
中国製DAコンバーター GUSTARD DAC-A22 の出現 2021年07月14日
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つい先日のこと、久しぶりに近隣のオーディオ仲間「Y」さんから連絡があった。
「注文していた中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 がようやく到着しました。○日に持って行きますのでお宅のエルガープラスと比較試聴させてくれませんか。」
「それは面白そうですね、もちろん、いいですよ〜」
中国というお国柄はどうも感心しないが、オーディオの前では善も悪もない。安くて性能が良ければそれで十分(笑)。
そして、その連絡のあった当日にたまたま大分市のNさんからも連絡があった。
「オークションの落札代金を持って行きたいのですが、ついでにシステムを聴かせてください。今度の○日の午後は空いてますか?」
「エッ、丁度その日はYさんが新たに購入された中国製のDAコンバーターの実験をやる予定にしてます。私は歓迎なんですが、Yさんの了解を求めてみましょうね。」
すると、Yさん曰く「多ければ多いほど賑やかになって面白いじゃないですか」。
そして、その2日後にはこの実験の話を聞きつけられたのだろうか、別の初対面の方が2名が加わることになって総勢6名による「試聴会」となった。
さあ、たいへん。
まったく意図せぬ人数により、このコロナ禍で大丈夫かなとチラッと不安が脳裡をよぎったが、大分県はこのところ感染者0人〜数人程度がずっと続いているので、まあ見切り発車といこう。
ただし、全員マスクは必須なので予備のマスクを準備しておいた。
それはさておき、旧石器時代の遺物ともいえるDAC「エルガー プラス」と最新鋭のデジタル機器「中国製 GUSTARD DAC-A22 」のデジタル機器の一騎打ちには大いに興味がある。
なにしろ中国勢のデジタル技術は勢いがあって侮れない存在になっているし、それにフルート演奏家として耳が鍛えられたYさんがわざわざ購入されるほどだから、いかに中国製とはいえけっして「安かろう、悪かろう」ではないはず。
さらには低サンプリング「44.1KHz」と、軽く「1000KHz」を越える最新鋭のハイ・サンプリングの対決も見ものである。
Yさんともども「エルガー プラス」を聴くたびに「いったい近年のハイ・サンプリングって意味があるのかな」と話題にしていたほどなのでそれを確かめる絶好の機会が訪れたことになる。
もし我が家の「エルガー プラス」が大差で敗北を喫したときはそれはそれで結構なこと、潔く兜を脱いで中国製の同型機器を購入する腹積もりでいた。
な〜に、それぐらいの投資する元気はまだ残っている(笑)。
当日は午前中から部屋の片づけに大童(おおわらわ)だった。
何しろそれほど広くもない部屋(5m×6m)に6人を収容し、スピーカーは5系統、真空管アンプは9台あって混沌の極みだから、少しでもスペースを確保するために当面不要な機器を隣の応接間に移さねばならない。
ところが、この機会が契機となってオーディオルームの大掃除につながるのだからまさに「ピンチはチャンス」だった(笑)。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/af9f483c66a6f4aad22e6ab6706237fe
「ベスト・ワン」あるいは「オンリー・ワン」のどちらを狙う? 2021年07月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1cecb6afc1d9b14b20df6712c7526ed4
前回からの続きです。
いよいよ試聴会の当日がやってきたが、梅雨末期なのに雨を免れてどんよりとした曇り空だったのは僥倖だった。
13時ごろに全員集合。うちお二人さんとは初対面なので「はじめまして、どうかよろしくお願いします〜」。うち御一人は我がブログの読者だそうで恐縮です。
実を言うと、「ブログではさも素晴らしい音が出ているかのように書いてるけど、実際には口ほどにもない音だ」とガッカリされるのが嫌なので、なるべくなら聴かせたくないんだけど〜(笑)。
そういえば我が家の音を聴いて「もう一度聴きたい」という方は滅多にいないことに気付いた。
自分ではいい音だと惚れ込んでいても、他人にとってはそれほどでもないというケースは日本中至るところでの日常茶飯事なのかもしれない。
自宅の音に疑問を挟まない人は、ある意味では幸せな人でしょうか(笑)。
それに、万一気に入った音だったとしても最後は「やっぱり聴き慣れた我が家の音が一番いい」となるのがオチでしょう〜。
長年の経験上、その辺は達観している積りだが、やはり当座はお客様さんに喜んでもらうに越したことはない。
そういうわけで、ベストは尽くさねばと試聴システムの選定にあたっては当日のメインゲストとして中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 を持参されるYさんの好みに合わせることにした。
まずCDトランスポートはこのほど修理から戻ってきたばかりの「ヴェルディ・ラ・スカラ」(英国:dCS)。
次にスピーカーはYさんが大のお気に入りの「AXIOM80」。
とにかく「AXIOM80」を使わないと音の微妙なニュアンスは分かりませんと、いつも仰る。
それかといってご自宅用に「AXIOM80」を購入しようとはなされない。
というのも「二番煎じ」がお嫌いな方で、どちらかといえば「ベスト1」よりも「オンリー1」を優先される方だから。
独自性を優先するその気持ち、ちょっぴり分かりますよ(笑)。
次に、「AXIOM80」(フルレンジ)用のアンプは「WE300Bシングル」で決まり。
何やかや言ってみても、SN比に優れた「銅板シャーシ」や真空管のヒーター回路が別になっているなど凝ったツクリに加えて定評のある出力管とトランス類の組み合わせが醸し出す音色は他のアンプの追随を許さない。
次に低音域(100ヘルツ以下)を受け持つアンプは「EL34のプッシュプルアンプ」に決定。
能率が100db近い「D123」(JBL)といえども、コーン紙が重たいせいか、非力なシングルアンプではどうしても雄大なスケール感が出てこない。
JBL系をうまく鳴らすには真空管アンプでは「プッシュプル系」に限るみたいですね。
前置きが長くなったが、いよいよ中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 の設置を済ませて比較試聴に移った。
以下、続く。
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「若いフレッシュ感覚」 と 「年増の妖艶さ」の対決 2021年07月17日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/98f68277dc697c24b18c747f65b67489
前回からの続きです。
今回の試聴会の焦点は中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 である。予備のプリアンプを外してラックに組み込んだ。
「エルガー プラス」と同一条件にするために、電源については「200Vを100Vに降圧した」電源タップに接続し、そして電源ケーブルには「ドミナス」(PAD)を使用した。
余談だが「デジタル機器」は電源次第でガラッと音が変わる。
小窓の表示が「44.1KHz」になっているので、「この機器はアップサンプリングできないんですか?」とYさんにお訊ねすると、
「これはパソコンやCDトラポに応じて自動的に対応するシステムになっています。したがって機器自体でアップサンプリングできないようですよ」「成る程」。
というわけで、我が家の「エルガー プラス」とは「44.1KHz」という同一条件下でのテストとなった。
接続の方はCDトラポと「エルガー プラス」とは「バランスケーブル」(1本)で、「GUSTARD DAC-A22」とは「RCAデジタルケーブル」(1本)で接続し、プリアンプの入力セレクターのスイッチで瞬時に切り替えができるようにしている。
はじめに「エルガー プラス」から試聴。
試聴盤はシステムの音の傾向が比較的わかりやすい「ジャズ・ボーカル」から。
ジャズ評論家「寺島靖国」さんの推奨盤シリーズ「For Jazz Vocal Fans Only」の「Left Alone」(第1トラック)。
まず、Yさんが1年8か月振りに戻ってきたCDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」に対して驚きの声を上げられた。
「これまでのCECのCDトラポに比べて音が激変しましたよ。」
「やはり純正の組み合わせとなると隙を見せないようですね」と自分。
曲はそのままにしてプリアンプのスイッチを切り換えて「GUSTARD DAC-A22」へ。
「あれっ、(歌手の)声が少し若返りました!」と、お客様のどなたかから声が上がった。要は「フレッシュ」という感じなのだろう。
いわば年増の妖艶さを優先するのか、それとも若さが持つ健康的な美肌を優先するか、これは人生の重大な岐路に立たされますね(笑)。
自分では音の瑞々しさ、鮮明度、周波数レンジのいずれをとってみても総合的には互角だと感じた。
お値段からしたら「GUSTARD DAC-A22」の大健闘を称えるべきだろうし、一方では製作年代が20年以上違うことからして「エルガー プラス」の古さを感じさせない表現力に敬意を表したいほどで両者に乾杯〜。
今後、万一「エルガー プラス」が故障して修理不能となったらこの「GUSTARD DAC-A22」を即買いだと秘かに決めた。
2時間ほどこのスピーカーで聴いてもらってから、今度は低音域だけ(100ヘルツ以下)「ウェストミンスター」に切り替えた。
となると、コントラバスとオルガンの出番となって「ゲリー・カー」の「祈り」から「オー・ホーリー・ナイト」を。
オルガンの地を這ってくるような重低音ばかりは大きな箱の独壇場でしょうよ(笑)。
いずれにしても皆さん大喜びのご様子だった。
そして後日のこと、初対面だった訪問者の方から次のようなメール(要旨)をいただいた。
ご自宅ではJBLの3ウェイ大型マルチシステムを自作の真空管アンプ3台で鳴らされている豪の方である。
「DAC での音の変化大変面白かったです、勉強になりました、マニアの試聴は大変良い勉強になります、いつか又試聴させて下さい。」
はい、これに懲りずにいつでもどうぞ〜(笑)。
最後に、心残りは「GUSTARD DAC-A22」の「ハイ・サンプリング」の音を聴けなかったことで、この対応としてCECのCDトラポが176.4KHzの信号を出せるので、Yさんとご相談の上次回はこの組み合わせで再度試聴してみることにした。
あっさり「dCS」の後塵を拝した形の「CEC」が名誉挽回なるか、これは見ものです〜。
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中国製DAコンバーターの魅力 2021年07月21日
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先日来、何かと話題にしている中国製のDAコンバーター Gustard A22
ご承知の通り、DAコンバーターというのは「Digital」信号を「Analog」信号へ「Convert」(変換する)機器のことで、頭文字を取って「DAC」(ダック)とも称される。
デジタルの世界では音質を大きく左右する「要」となる機器である。
10日ほど前の6名による大がかりな試聴会で遺憾なく実力を発揮した「G」だが、その時はCD並みの「44.1KHz」でのテストだった。
そこで、18日(日)の午後になって、再度持ち主のYさんに願いして持参してもらい新たなテストをしてみた。
手前の機器がCDトラポのCEC「TL3 3.0」で「44.1KHz」の4倍のサンプリング「176.4Khz」出力が可能になっている。
そして見事に「GUSTARD DAC-A22」がこの「176.4KHz」を受信した!
その様子がパソコンの大きな画面でご覧になるとお分かりだと思う。
そして出てきた音といえば・・。
Yさんともども絶句したのである。
「こんなに透明感のある音をこれまで聴いたことがありませんよ。」
夢中になってジャズボーカルをはじめいろんなCDをかけまくった。
ミッシャ・エルマンの弾くヴァイオリンがことのほかやさしいし、「島田祐子」さんが歌う「花の街」(団 伊久磨作曲)が懐かしい童心を蘇らせてくれる。
「島田祐子さんてこんなに透き通った声だったんですね・・」とYさん。
こんな音が毎日聴けるんだったらどんなにお金をはたいてもいいと正直思った。若い頃ならともかく、いい歳をして年甲斐もないけれど・・(笑)。
これでほんの少しばかり残っていた「レコード再生」への未練を100%断ち切ることが出来たのはありがたい。
Yさん曰く「このDAコンバーターは世界的に定評のある旭化成のAK4499チップを使ってますが、このチップが惜しくも生産中止状態で在庫限りでの生産になっているそうです。いつ販売中止になるか、時間の問題でしょう」
そうですか、購入するなら急ぐ必要がありますね・・。
実はつい先日のこと、ブログをご覧になった「北国の真空管博士」から問い合わせがあって、
「中国製のDAコンバーターの実験はいかがでしたか?」
「ハイ、とても素晴らしかったですよ。型番はGUSTARD DAC-A22 でした。」
「ほう、それはさっそく調べてみましょう」
そして「製造元はデジタルの研究にかけては定評がありますね。製品のツクリも申し分ないです。チップも旭化成製ですし、オペアンプの部分も実に凝ってます。これはたいへんんなお買い得ですよ」
日頃から何かにつけて緻密でシビアな博士が珍しく絶賛されたので、これが最終的な後押しになって、パソコン画面の「今すぐ買う」をポチッ(笑)。
到着予定は8月上旬の予定。
おっと「AXIOM80」を駆動したアンプのことを忘れていた。
つい先日のブログ「ミニチュア管の魅力」で登場した「6072」(12AY7)を出力管にしたアンプだったが、Yさん曰く「先日の試聴会で使用したWE300Bシングルよりも音にスピードがあって鮮度が高いですね。私はこちらの方が好きです」
そして、辞去される際に「我が家では現在パワーアンプが無いので使い様がありません。このDACはエージングを兼ねて置いていってもいいですよ」とありがたいお申し出。
「それでは、しばし我が家で使わせてもらいましょう」と快諾。
なお、この「GUSTARD DAC-A22」がいつ販売中止になるか風前の灯でそのうちネットから消え去る運命なので、後日のために商品説明を記録しておくとしよう。
●左右のチャンネルは、AKMの旗艦AK4499チップによってそれぞれデコードされます。2チャンネルDAC回路は完全に独立しており、独立した接地が行われ、最適なパフォーマンスを実現し、互いに干渉しません。
●CPLDプログラマブルロジックチップ、自己開発ロジック機能デジタル集積回路、内蔵クロック管理、2nd PLL デジタルシェーピング、DOP復調、PCM/DSDデポップスイッチなどの独自技術により優れた音質の強固な基盤が築かれました。
●8チャネルハイブリッドディスクリートIV変換回路と独立した加算回路は、AK4499大電流の要件を完全に満たしています。
●USBモジュールはXMOSのXU208チップを使用し、PCM768K DSD512をサポートします「USB入力なしだとこのモジュールがありません」
●合計90ポジションの0dB〜-90dBの高品質デジタルボリューム調整をサポートし、リモコン付きで、ボリュームを簡単に調整できます。 」
デジタル入力:
IIS、USBサポートされるPCM形式:16-32bit / 44.1、48、88.2、96、176.4、192、352.8、384、768kHz。 DSD64、DSD128、DSD256、DSD512;
同軸サポートされるPCM形式:16-24ビット/ 44.1、48、88.2、96、176.4、192、384 kHz; DOP64、DOP128
光ファイバー、AES / EBUサポートされるPCM形式:16-24bit / 44.1、48、88.2、96、176.4、192 kHz; DOP64
以上のとおりだが、毎日コツコツと地道に命を刻んでいると、たまには目の覚めるようないいことがあるようですよ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d4b950cb0c07e5d3c521d8be96f33668
ネットラジオの「モーツァルト専門チャンネル」2021年07月22日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e4b93ea3c9fdc4686c338391923e14b1
つい先日搭載した「ミニチュア管の魅力」で取り上げた「6072」(12AY7の高信頼管)について、「北国の真空管博士」からご連絡があった。
「6072は私も好きな球です。隠れた名管だと思いますが、あくまでも微小信号を増幅するための電圧増幅管です。
出力管として使用すると故障する恐れがありますよ。おそらく独特の歪みが出ているはずです。その歪みが三極管のせいでいい方向に作用して魅力的な響きになっているのでしょうが・・」
「あっ、そうですか。そう言われてみると確かにちょっと歪みっぽい音がしてますね。この歪みが独特の響きに変化しているようです、まさに紙一重ですね。
壊れると元も子もないのでお客さんが見えたときくらいに聴かせてあげることにしましょう。貴重なアドバイスありがとうございます」
さらに問答が続く。
「実は仲間から中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 を借り受けているのですが、これを利用してパソコン経由のネットラジオで「モーツァルト専門チャンネルを聴きたいのですが、どうしたらいいんでしょう」
すると博士から、
「ああ、それならロシアのAIMPというプレイヤーがあって、素晴らしいモ−ツァルトの専門チャンネルがありますよ。まず、AIMPをインストールしてください。話はそれからです。完了したらまた連絡してください。」
無事完了したので報告。
すると博士から「とりあえず、これからその専門チャンネルのアドレスをあなた宛てメールしますので、私の言うとおりにパソコンを操作してください」
「ハイ、分かりました」
博士から届いたアドレスを一字一句間違えないようにメモしてから「どうぞ続きをお願いします」
「ハイ、それでは私が言うとおりに画面の操作をしてください。まず始めに、・・・・」
いくつもの項目をクリックするなど、とても素人では絶対に考え付かないような複雑な操作だった。
そして肝心のDAコンバーターを認知する読み込みの方もAIMPではいくつも選択できるようになっていて、「トッピング」などと並んで「GUSTARD」の選択肢があったのでclickしてから最後に「適用」、次に「OK」をクリックしてお終い。
そして、見事にスピーカーからモーツァルトの音楽が流れてきたのには感激した。
中国製「GUSTARD DAC-A22 DAC」の優秀な機能と相俟って、音質も素晴らしい。
モーツァルトの音楽の特徴だがストーリー性が無いので一つの断片だけ切り取っても音楽の美しさに十分堪えうるし、たちどころにモーツァルトの世界に入り込めるところがいい。
この専門チャンネルでは選曲もよくて妙なるメロディが次から次に湧き出てくる。皆等しく名曲ばかりでまったく尽きることがない。そしてうれしいことに宣伝がいっさい入らない。
これからはこのチャンネルで「モーツァルト三昧」になるが、豊かな音楽ライフとはきっとこういうことを指すに違いない。
とはいえ、自他ともに認める「モーツァルト狂」にとって夢のような時代が到来していたのに気付かなかった己のうかつさを大いに恥じなければいけない(笑)。
最後に冒頭の真空管の話だが、博士のアドバイスどおり「6072」を温存し、それに代えて「12BH7」(東芝)という球があったので代わりに挿してみた。
通常のミニチュア管よりもちょっと大きめなので、低音域には強そうな感じ。
一時プリアンプ用として使ったことがあるが、ぼんやりとして実に冴えない音で長らくお蔵入りだった球である。
肝心の「μ(ミュー)=増幅率」も「16.5」と6SN7の「20」と似たようなものなので十分代用が利きそうだ。
あまり期待せずに挿し込んでみると見違えるように溌溂した音を出してきたのには驚いた。
「6SN7」よりもずっといい!
出力管として使ったときの「ミニチュア管」はまるっきり変身しますな。
真空管の奥の深さを痛感!
このところ「音楽&オーディオ」に限っては次から次にいいことが起こっているが「好事魔多し」ということもあるので、むしろ怖いくらい(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e4b93ea3c9fdc4686c338391923e14b1
「中国製DAコンバーター」のその後の話 2021年07月23日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a5f7c5511817955f7a99406378a2ba6c
前々回のブログ「中国製のDAコンバーターの魅力」について、読者からさっそく反響があった。
この種の記事はオーディオ雑誌などにも登場しているのだろうが、何しろ背後には顔の見える業界がわんさと控えているので忖度なしの評価は無理だろうとは、およそ推察がつく。
やはり、当てになるのはしがらみのない立場からの現場情報だと思いますよ、少々我田引水になりますけどね(笑)。
それでは、まず横浜のKさんから。匿名ということで無断掲載お許しください。
「既に多くの方から問い合わせがと、思いますがもし許されるなら「中国製G」の型番をお教えください。ついでにお値段(によっては購入しない、出来ない)も。」
これに対して次のように返信。
「仲間からの連絡によりますと、惜しいことに私が購入したのが最後みたいです。
現在はネットの表示で在庫なしとのことですが念のため調べてください。
ご参考までに、型番ですが「GUSTARD DAC-A22」です。〇円で購入しました。」
すると折り返しご連絡が。
「アマゾンで見つけましたが「売り切れ」でした。なぜか「ほっと」しました。また「黒い円盤」に戻ります。」
「ホッとした」その気持ち、オーディオ愛好家としてよくわかりますよ(笑)。
続いて、東海の方からも。
「中国製DAC気になりました。どの機種なのか教えていただけますか?
CDを聴く時、現状の音には結構満足してしまっています。
大したことのないCDP(定価で、15万円・5万円・1万円の製品です)で、不満がないとは、駄耳の極みであります・・・
クラシックはCD(とFM)と思っていますが・・・あまり不満が出ないんです。
DACに見合うトラポも必要になるでしょうね。迷います。
買わないかも知れませんが教えてください。」
これに対して返信。
「別の読者からも問い合わせがありました。「GUSTARD DAC-A22」という型番です。お値段は〇円でした。
その方によると、すでにアマゾンで売り切れだったみたいです。どうやら私が最後の発注者になったようです。ある意味で、ほっとしたと言われてましたよ(笑)。」
すると折り返し次のようなメールが。
「私もほっとした一人だと思います(笑)。気にはなるけど、お金もかかるし、駄耳だし。
相変わらず、音より音楽の方に気がいってしまう耳です。
友人宅でいろいろなDACを聴かせてもらっても、その差があまり判りません。
ですから、1万円(オークションで1200円)のパナソニックのDVDプレイヤー付属のCDプレイヤーでも問題なく楽しんでしまうのでしょう。
余談ですが、このプレイヤーと中華アンプ(6L6シングル)とペガサス3LZ(25cm同軸・・タンノイの真似)で、ジャズを聴くと、これがなかなかのものです。
メインのJBLに比べれば、抜け・切れそしてFレンジ・Dレンジで少し差があることはあります。
しかし、最近は聴く音量が少し下がってきているので、将来はコンパクトなシステムになっていくのかもしれません。」
同感です。実は私もコンパクトなアンプとスピーカーに回帰中です。
「釣りはフナ釣りに始まってフナ釣りに終わる」という言葉がありますが、それを実感している最中です。
とはいえ、気紛れ者なので今後どうなるか予断を許しませんが・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a5f7c5511817955f7a99406378a2ba6c
ネットラジオの「オペラ専門チャンネル」
2021年07月25日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0be15ebb40f0eb5dc1a58da6c9568cd8
つい先日の記事「ネットラジオのモーツァルト専門チャンネル」の続編です。
ロシアの優れたネットプレイヤー「AIMP」に、モーツァルトの専門チャンネル」を取り込んで毎日楽しんでいるが、その次に取り込んだのが「オペラ」「ベートーヴェン」「バロック」の3つの専門チャンネルだった。
「北国の真空管博士」から、それぞれの専用アドレスを教えてもらって無事取り込み完了。
まず「オペラ」を聴いてみると次から次に「さわり」の部分が登場してきて思わず聴き惚れた。
いきなり大好きな「私の名はミミ」(ラ・ボエーム)や「私のお父さん」(ジャンニ・スキッキ)が耳に飛び込んできたらそりゃもう感激しますわなあ。
音楽を能動的に聴くのがいいのか、それとも受動的に聴くのがいいのかとなると、後者の方が意外性が伴っているのでより感動が深くなるとは思いませんかね(笑)。
というわけで、これまでの「LINN klassikal」「LINN Jaz」に加えて大幅に増えたネットラジオの充実ぶりに大満足。
こういう機会を与えてもらった博士には感謝の一言だが話のついでにこう切り出した。
「我が家の旧いDAC「エルガープラス」でこれらの専門チャンネルを聴けるといいのですがね。パソコンとDACを繋ぐアダプターみたいなものがないんでしょうか。」
「ああ、ありますよ。DDコンバーターがそれです。」
「そうですか!手ごろな製品があったら是非教えてください」
すると2時間もしないうちに博士から連絡が。
「耳寄りの情報です。あなたは2年前にTOPPING(中国)のパソコン専用のDAC「D10」を購入されてますね。USBに特化したそのD10が、入力がUSB、出力がRCAと光になっているのでどちらかをエルガープラスに繋ぐと聴けるはずです」
「エ〜ッ、それは灯台下暗しでしたね〜」
これが「D10」だ。
たしか1万5千円ぐらいだったと思うが、お値段の割に高性能で使いやすいDACだ。
さっそく、「パソコン」〜USBケーブル〜「D10」〜デジタルRCAケーブル〜「エルガー プラス」で聴いてみるとちゃんと音が出てきた。
怒涛のように押し寄せてくる「パソコン オーディオ」攻勢に、ひたすら驚き喜ぶ毎日がしばらく続きそうですね〜。
まあ、これまでがあまりにも時代遅れだったのでしょう(笑)。
それもこれも今回の流れをつくったきっかけはオーディオ仲間の「Y」さんが持参された1台のDACが全てだった。
差し障りがあるかもしれないと公開を控えてきた型番ですが、もういいでしょう。
「ガスパード」(中国製)のDAC「A22」!
あまりの性能の素晴らしさに殺到したマニアによってあっという間に売り切れてしまい、国内で最後に獲得したのが自分だった。
そういえば、つい先日のこと初めての方から次のメールをいただいた。
「DACのことは、どのメーカーだろうと探って大当たりでした^^
とても評判なDACなのでエージングが済む頃には更に良い音になるとおもいます
ギリギリセーフでポチでしたね、そのブログ記事を見たあとアマゾンではアウトでした
カテ6LANケーブルさん(お名前は伏せておきますが)にも時々ですが伺います
私はオーディオには凄い興味があり学生時代から関わって参りました
音楽が楽しく、環境もあり超ニアフィールドですが定年後を楽しんでおります
猛暑の真っ最中ではありますが楽しくオーディオと音楽を奥様に怒られない程度にお過ごしください。」
末尾に「返事無用」とありましたが、この紙面(?)を借りてお礼申し上げます。
さて、この「A22」はアマゾンからのその後の連絡で中国から配送し8月16日に我が家に到着とのこと。国情からしてどうか波風が立たずに無事届きますように〜(笑)。
それにしても、博士といい、Yさんといい、今回ほど「人的ネットワーク」のありがたさを痛感したことはありませんでした。ただひたすら感謝です〜。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0be15ebb40f0eb5dc1a58da6c9568cd8
新しいDAコンバーターの到着 2021年07月28日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e27bbc843c111cc59f188cf5d611bcfc
このところ、我が家のオーディオに革命的といってもいいような大きな衝撃をもたらしているDAコンバーター「A22」(ガスタード:中国)。
いや、けっして大袈裟ではなく・・(笑)。
ここ2週間ほど仲間から借り受けてエージングを兼ねて使わせてもらっているが、自分も欲しくなったので「二番煎じ」を厭うことなくアマゾンに注文したところ、どうやら最後の発注だったようで滑り込みセーフ。
到着予定はおよそ3週間後の「8月16日」とのメールが入ってきた。
何しろ中国からの配送なのでそのくらいは仕方がないと思っていたところ、何とこの25日(日)の午前中になって届いたので驚いた!
見ただけでちょっと風変わりな荷物ということがお判りでしょう。はてと首を傾げながら梱包を解くと「GUSTARD」という文字が目に入った。
「あれっ、8月16日と言ってたのに・・」と半信半疑だったが、商品を取り出してみると紛れもなく「A22」だった。
いったいどうなってんの・・?
中国が絡むと常識外のことが起きても不思議はない気もするが(笑)。
何しろ相手は日本とは仲の悪い国であり「尖閣諸島」の問題とか一触即発の状態だし、これから何が起こるか分からないので早く到着するに越したことはない。まあ、うれしい悲鳴ではある。
丁度、その日は午後に「A22」を貸してくれたオーディオ仲間の「Y」さんがお見えになる日だった。
「A22がネットラジオの384KHzの受信に成功しましたよ」と招待していたのである。
これまではCDの「44.1KHz」に毛の生えたような「48KHz」の受信だったが、「北国の真空管博士」のアドバイスのもとパソコンに「A22」ドライバーのインストールに成功して実現したものだ。
飛躍的に音質が良くなったのは言うまでもない。
この「音」で年から年中モーツァルトやオペラを浴びるほど聴けるとなると「音楽&オーディオ人生、ここに極まれり!」の感がする。
ほんとうに!
なお、ちょっと話が逸れるが画像の本体「A22」の上に載せているのは放熱用の「ヒートシンク」(アルミ製)である。
何しろ「IC」は熱に弱いので少しでも外気に当たる面積を増やして放熱させようとの配慮からで、機器の寿命の方も少し伸びるんじゃないかと期待している。
さて、午後1時ごろにお見えになったYさんに開口一番「今日の午前中にA22が届きましたよ。今から入れ替えますので、ようやくお返しできそうです。」
「早かったですねえ、注文してからたったの1週間ほどでしょう!」とYさん。
さて、試聴していただくシステムだがYさんは「AXIOM80」以外のスピーカーは好まれないので、「トライアクショム」を外して本来の「AXIOM80」(オリジナル版)に入れ替えた。
真ん中が自作の箱(板厚1.5cm)に入れたオリジナルの「AXIOM80」で、右側が復刻版の「AXIOM80」である。コーン紙の色が微妙に違いますね。
オリジナルの方が圧倒的に軽いとされており、繊細なことこの上なく、息を吹きかけるとコーン紙が動くとさえ言われています(笑)。
こういう古典派スピーカーはせいぜい出力1〜2ワットの小出力アンプで駆動したいものです。オーバーパワーの弊害についてはいずれ稿を改めて・・・。
さて、試聴したシステムの概要だが、現時点で我が家のベストメンバーなので後日のために記録しておくとしよう。
長くなるので、以下続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e27bbc843c111cc59f188cf5d611bcfc
1日60円で「いい音」を楽しめる 2021年07月29日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0ffb8c77d4163418e83e70b85a1ac1c3
前回からの続きです。
25日(日)の午後1時から始まった試聴会だが、ハイライトはハイサンプリング「384KHz」の受信に成功したDAコンバーター「A22」の音質テストだった。
試聴テスト用に使ったシステムを後日のために掲げておこう。
とにかく我が家では持ち主が気まぐれなのでいつも日替わりメニューのようにクルクル変わる。
しかし、選択肢が多いことは明らかに質的向上に結び付くし、それだけ日頃からオーディオを謳歌していると大目に見てもらうとしよう。
それでは、次のとおり。
<CDトランスポート>
CECの「TL3 3.0」(ベルトドライブ方式)でアップ・サンプリングの出力「176.4KHz」が可能
<DAコンバーター>
ガスタードの「A22」で「176.4KHz」で受信。
<プリアンプ>
「安井式」の回路(真空管4本)を使い、出力管は「6072」(12AY7の高信頼管)、バッファーは「5814A」(12AU7の高信頼管)を使用。
<パワーアンプ>
出力管「E180CC」(ムラード)のプッシュプル・アンプ(出力トランス:TRIAD)。パワーはせいぜい1ワットぐらい。
この際、前段管を「RCA」(6SL7)から「STC」(CV569=ECC35=6SL7)にして、すべての球を「英国」製に統一してみた。
<スピーカー>
グッドマン「AXIOM80」(オリジナル版)
そして、試聴盤だが「久しぶりに有山麻衣子さんの声を聴かせてください」との所望があった。
ジャケットに「女神が導いたかのような天使の歌声」とあるが、誇張でも何でもないと思わせるほどの素朴で可憐な歌唱力の持ち主である。
「これまで聴かせてもらった中で最高の音です。録音現場の雰囲気がそのまま再現されてますよ。」と、感心されるYさん。
「先日のテストでは44.1KHZのもとにdCSとのテストマッチをして互角でしたが、さすがに4倍のサンプリング176.4KHzで聴くと明らかにガスタードの方に一日の長があるようです。雰囲気の再現性が際立っていますね」
他の音楽ソースを含めて2時間ほど聴いてもらってから、ネットラジオをハイサンプリング「384KHz」で試聴へ。
Yさん曰く「この音質ならもうCDを購入する必要はありませんね。宣伝がいっさい無いので、気に入った曲を随時録音できるといいですね」
「具体的な方法を伺ってませんが、録音はできるそうですよ」
「北国の真空管博士」によると、ネットプレイヤー「AIMP」(ロシア)にラジオの専門チャンネル(ドイツ)を取り込むのは一苦労されたそうだ。
商用べースとして使用されるのを警戒してか肝心のラジオ局側が「URL」を公表しておらず、発見するのに手間がかかったとのこと。
言い換えるとネットの世界はいくら秘密にしておいても誰かが鍵をこじ開けてしまうともいえそうだ。
いずれにしても、一般的に中高年にとってパソコンは敷居が高いが、何とかチャレンジして果実を楽しめるようになればしめたもの。
そのうち「384KHzの2倍の768KHz、3倍の・・」の受信が可能になるのも時間の問題でしょう。
確実にアナログのレベルに肉迫しているといえるし、そのうちDACの「A22」も古びてしまうこと必至・・(笑)。
しかし、お値段もそれほどではないし消耗品という感覚のもとで6年も使えれば十分と思っておけば無難でしょう。
コスト計算してみると1日当たりたったの60円なり〜(笑)。
それに比べて、たとえばレコードの場合フォノモーター、トーンアーム、カートリッジ、フォノイコライザーアンプなどに完璧を期そうと思ったら、維持費を含めて莫大なお金と手間がかかる。それに肝心のレコード盤(輸入盤)が高価だし〜。
というわけでアナログよりもデジタルの活用に邁進する方が山の頂上を目指す近道だと思うんだけどなあ。
まあ、デジタル派の勝手な言い分ですけどね(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0ffb8c77d4163418e83e70b85a1ac1c3
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/842.html#c136
84. 中川隆[-17616] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:28:53 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[10]
「音楽&オーディオ」の小部屋
中国製DAコンバーター GUSTARD DAC-A22 の出現 2021年07月14日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/af9f483c66a6f4aad22e6ab6706237fe
つい先日のこと、久しぶりに近隣のオーディオ仲間「Y」さんから連絡があった。
「注文していた中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 がようやく到着しました。○日に持って行きますのでお宅のエルガープラスと比較試聴させてくれませんか。」
「それは面白そうですね、もちろん、いいですよ〜」
中国というお国柄はどうも感心しないが、オーディオの前では善も悪もない。安くて性能が良ければそれで十分(笑)。
そして、その連絡のあった当日にたまたま大分市のNさんからも連絡があった。
「オークションの落札代金を持って行きたいのですが、ついでにシステムを聴かせてください。今度の○日の午後は空いてますか?」
「エッ、丁度その日はYさんが新たに購入された中国製のDAコンバーターの実験をやる予定にしてます。私は歓迎なんですが、Yさんの了解を求めてみましょうね。」
すると、Yさん曰く「多ければ多いほど賑やかになって面白いじゃないですか」。
そして、その2日後にはこの実験の話を聞きつけられたのだろうか、別の初対面の方が2名が加わることになって総勢6名による「試聴会」となった。
さあ、たいへん。
まったく意図せぬ人数により、このコロナ禍で大丈夫かなとチラッと不安が脳裡をよぎったが、大分県はこのところ感染者0人〜数人程度がずっと続いているので、まあ見切り発車といこう。
ただし、全員マスクは必須なので予備のマスクを準備しておいた。
それはさておき、旧石器時代の遺物ともいえるDAC「エルガー プラス」と最新鋭のデジタル機器「中国製 GUSTARD DAC-A22 」のデジタル機器の一騎打ちには大いに興味がある。
なにしろ中国勢のデジタル技術は勢いがあって侮れない存在になっているし、それにフルート演奏家として耳が鍛えられたYさんがわざわざ購入されるほどだから、いかに中国製とはいえけっして「安かろう、悪かろう」ではないはず。
さらには低サンプリング「44.1KHz」と、軽く「1000KHz」を越える最新鋭のハイ・サンプリングの対決も見ものである。
Yさんともども「エルガー プラス」を聴くたびに「いったい近年のハイ・サンプリングって意味があるのかな」と話題にしていたほどなのでそれを確かめる絶好の機会が訪れたことになる。
もし我が家の「エルガー プラス」が大差で敗北を喫したときはそれはそれで結構なこと、潔く兜を脱いで中国製の同型機器を購入する腹積もりでいた。
な〜に、それぐらいの投資する元気はまだ残っている(笑)。
当日は午前中から部屋の片づけに大童(おおわらわ)だった。
何しろそれほど広くもない部屋(5m×6m)に6人を収容し、スピーカーは5系統、真空管アンプは9台あって混沌の極みだから、少しでもスペースを確保するために当面不要な機器を隣の応接間に移さねばならない。
ところが、この機会が契機となってオーディオルームの大掃除につながるのだからまさに「ピンチはチャンス」だった(笑)。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/af9f483c66a6f4aad22e6ab6706237fe
「ベスト・ワン」あるいは「オンリー・ワン」のどちらを狙う? 2021年07月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1cecb6afc1d9b14b20df6712c7526ed4
前回からの続きです。
いよいよ試聴会の当日がやってきたが、梅雨末期なのに雨を免れてどんよりとした曇り空だったのは僥倖だった。
13時ごろに全員集合。うちお二人さんとは初対面なので「はじめまして、どうかよろしくお願いします〜」。うち御一人は我がブログの読者だそうで恐縮です。
実を言うと、「ブログではさも素晴らしい音が出ているかのように書いてるけど、実際には口ほどにもない音だ」とガッカリされるのが嫌なので、なるべくなら聴かせたくないんだけど〜(笑)。
そういえば我が家の音を聴いて「もう一度聴きたい」という方は滅多にいないことに気付いた。
自分ではいい音だと惚れ込んでいても、他人にとってはそれほどでもないというケースは日本中至るところでの日常茶飯事なのかもしれない。
自宅の音に疑問を挟まない人は、ある意味では幸せな人でしょうか(笑)。
それに、万一気に入った音だったとしても最後は「やっぱり聴き慣れた我が家の音が一番いい」となるのがオチでしょう〜。
長年の経験上、その辺は達観している積りだが、やはり当座はお客様さんに喜んでもらうに越したことはない。
そういうわけで、ベストは尽くさねばと試聴システムの選定にあたっては当日のメインゲストとして中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 を持参されるYさんの好みに合わせることにした。
まずCDトランスポートはこのほど修理から戻ってきたばかりの「ヴェルディ・ラ・スカラ」(英国:dCS)。
次にスピーカーはYさんが大のお気に入りの「AXIOM80」。
とにかく「AXIOM80」を使わないと音の微妙なニュアンスは分かりませんと、いつも仰る。
それかといってご自宅用に「AXIOM80」を購入しようとはなされない。
というのも「二番煎じ」がお嫌いな方で、どちらかといえば「ベスト1」よりも「オンリー1」を優先される方だから。
独自性を優先するその気持ち、ちょっぴり分かりますよ(笑)。
次に、「AXIOM80」(フルレンジ)用のアンプは「WE300Bシングル」で決まり。
何やかや言ってみても、SN比に優れた「銅板シャーシ」や真空管のヒーター回路が別になっているなど凝ったツクリに加えて定評のある出力管とトランス類の組み合わせが醸し出す音色は他のアンプの追随を許さない。
次に低音域(100ヘルツ以下)を受け持つアンプは「EL34のプッシュプルアンプ」に決定。
能率が100db近い「D123」(JBL)といえども、コーン紙が重たいせいか、非力なシングルアンプではどうしても雄大なスケール感が出てこない。
JBL系をうまく鳴らすには真空管アンプでは「プッシュプル系」に限るみたいですね。
前置きが長くなったが、いよいよ中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 の設置を済ませて比較試聴に移った。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1cecb6afc1d9b14b20df6712c7526ed4
「若いフレッシュ感覚」 と 「年増の妖艶さ」の対決 2021年07月17日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/98f68277dc697c24b18c747f65b67489
前回からの続きです。
今回の試聴会の焦点は中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 である。予備のプリアンプを外してラックに組み込んだ。
「エルガー プラス」と同一条件にするために、電源については「200Vを100Vに降圧した」電源タップに接続し、そして電源ケーブルには「ドミナス」(PAD)を使用した。
余談だが「デジタル機器」は電源次第でガラッと音が変わる。
小窓の表示が「44.1KHz」になっているので、「この機器はアップサンプリングできないんですか?」とYさんにお訊ねすると、
「これはパソコンやCDトラポに応じて自動的に対応するシステムになっています。したがって機器自体でアップサンプリングできないようですよ」「成る程」。
というわけで、我が家の「エルガー プラス」とは「44.1KHz」という同一条件下でのテストとなった。
接続の方はCDトラポと「エルガー プラス」とは「バランスケーブル」(1本)で、「GUSTARD DAC-A22」とは「RCAデジタルケーブル」(1本)で接続し、プリアンプの入力セレクターのスイッチで瞬時に切り替えができるようにしている。
はじめに「エルガー プラス」から試聴。
試聴盤はシステムの音の傾向が比較的わかりやすい「ジャズ・ボーカル」から。
ジャズ評論家「寺島靖国」さんの推奨盤シリーズ「For Jazz Vocal Fans Only」の「Left Alone」(第1トラック)。
まず、Yさんが1年8か月振りに戻ってきたCDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」に対して驚きの声を上げられた。
「これまでのCECのCDトラポに比べて音が激変しましたよ。」
「やはり純正の組み合わせとなると隙を見せないようですね」と自分。
曲はそのままにしてプリアンプのスイッチを切り換えて「GUSTARD DAC-A22」へ。
「あれっ、(歌手の)声が少し若返りました!」と、お客様のどなたかから声が上がった。要は「フレッシュ」という感じなのだろう。
いわば年増の妖艶さを優先するのか、それとも若さが持つ健康的な美肌を優先するか、これは人生の重大な岐路に立たされますね(笑)。
自分では音の瑞々しさ、鮮明度、周波数レンジのいずれをとってみても総合的には互角だと感じた。
お値段からしたら「GUSTARD DAC-A22」の大健闘を称えるべきだろうし、一方では製作年代が20年以上違うことからして「エルガー プラス」の古さを感じさせない表現力に敬意を表したいほどで両者に乾杯〜。
今後、万一「エルガー プラス」が故障して修理不能となったらこの「GUSTARD DAC-A22」を即買いだと秘かに決めた。
2時間ほどこのスピーカーで聴いてもらってから、今度は低音域だけ(100ヘルツ以下)「ウェストミンスター」に切り替えた。
となると、コントラバスとオルガンの出番となって「ゲリー・カー」の「祈り」から「オー・ホーリー・ナイト」を。
オルガンの地を這ってくるような重低音ばかりは大きな箱の独壇場でしょうよ(笑)。
いずれにしても皆さん大喜びのご様子だった。
そして後日のこと、初対面だった訪問者の方から次のようなメール(要旨)をいただいた。
ご自宅ではJBLの3ウェイ大型マルチシステムを自作の真空管アンプ3台で鳴らされている豪の方である。
「DAC での音の変化大変面白かったです、勉強になりました、マニアの試聴は大変良い勉強になります、いつか又試聴させて下さい。」
はい、これに懲りずにいつでもどうぞ〜(笑)。
最後に、心残りは「GUSTARD DAC-A22」の「ハイ・サンプリング」の音を聴けなかったことで、この対応としてCECのCDトラポが176.4KHzの信号を出せるので、Yさんとご相談の上次回はこの組み合わせで再度試聴してみることにした。
あっさり「dCS」の後塵を拝した形の「CEC」が名誉挽回なるか、これは見ものです〜。
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中国製DAコンバーターの魅力 2021年07月21日
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先日来、何かと話題にしている中国製のDAコンバーター Gustard A22
ご承知の通り、DAコンバーターというのは「Digital」信号を「Analog」信号へ「Convert」(変換する)機器のことで、頭文字を取って「DAC」(ダック)とも称される。
デジタルの世界では音質を大きく左右する「要」となる機器である。
10日ほど前の6名による大がかりな試聴会で遺憾なく実力を発揮した「G」だが、その時はCD並みの「44.1KHz」でのテストだった。
そこで、18日(日)の午後になって、再度持ち主のYさんに願いして持参してもらい新たなテストをしてみた。
手前の機器がCDトラポのCEC「TL3 3.0」で「44.1KHz」の4倍のサンプリング「176.4Khz」出力が可能になっている。
そして見事に「GUSTARD DAC-A22」がこの「176.4KHz」を受信した!
その様子がパソコンの大きな画面でご覧になるとお分かりだと思う。
そして出てきた音といえば・・。
Yさんともども絶句したのである。
「こんなに透明感のある音をこれまで聴いたことがありませんよ。」
夢中になってジャズボーカルをはじめいろんなCDをかけまくった。
ミッシャ・エルマンの弾くヴァイオリンがことのほかやさしいし、「島田祐子」さんが歌う「花の街」(団 伊久磨作曲)が懐かしい童心を蘇らせてくれる。
「島田祐子さんてこんなに透き通った声だったんですね・・」とYさん。
こんな音が毎日聴けるんだったらどんなにお金をはたいてもいいと正直思った。若い頃ならともかく、いい歳をして年甲斐もないけれど・・(笑)。
これでほんの少しばかり残っていた「レコード再生」への未練を100%断ち切ることが出来たのはありがたい。
Yさん曰く「このDAコンバーターは世界的に定評のある旭化成のAK4499チップを使ってますが、このチップが惜しくも生産中止状態で在庫限りでの生産になっているそうです。いつ販売中止になるか、時間の問題でしょう」
そうですか、購入するなら急ぐ必要がありますね・・。
実はつい先日のこと、ブログをご覧になった「北国の真空管博士」から問い合わせがあって、
「中国製のDAコンバーターの実験はいかがでしたか?」
「ハイ、とても素晴らしかったですよ。型番はGUSTARD DAC-A22 でした。」
「ほう、それはさっそく調べてみましょう」
そして「製造元はデジタルの研究にかけては定評がありますね。製品のツクリも申し分ないです。チップも旭化成製ですし、オペアンプの部分も実に凝ってます。これはたいへんんなお買い得ですよ」
日頃から何かにつけて緻密でシビアな博士が珍しく絶賛されたので、これが最終的な後押しになって、パソコン画面の「今すぐ買う」をポチッ(笑)。
到着予定は8月上旬の予定。
おっと「AXIOM80」を駆動したアンプのことを忘れていた。
つい先日のブログ「ミニチュア管の魅力」で登場した「6072」(12AY7)を出力管にしたアンプだったが、Yさん曰く「先日の試聴会で使用したWE300Bシングルよりも音にスピードがあって鮮度が高いですね。私はこちらの方が好きです」
そして、辞去される際に「我が家では現在パワーアンプが無いので使い様がありません。このDACはエージングを兼ねて置いていってもいいですよ」とありがたいお申し出。
「それでは、しばし我が家で使わせてもらいましょう」と快諾。
なお、この「GUSTARD DAC-A22」がいつ販売中止になるか風前の灯でそのうちネットから消え去る運命なので、後日のために商品説明を記録しておくとしよう。
●左右のチャンネルは、AKMの旗艦AK4499チップによってそれぞれデコードされます。2チャンネルDAC回路は完全に独立しており、独立した接地が行われ、最適なパフォーマンスを実現し、互いに干渉しません。
●CPLDプログラマブルロジックチップ、自己開発ロジック機能デジタル集積回路、内蔵クロック管理、2nd PLL デジタルシェーピング、DOP復調、PCM/DSDデポップスイッチなどの独自技術により優れた音質の強固な基盤が築かれました。
●8チャネルハイブリッドディスクリートIV変換回路と独立した加算回路は、AK4499大電流の要件を完全に満たしています。
●USBモジュールはXMOSのXU208チップを使用し、PCM768K DSD512をサポートします「USB入力なしだとこのモジュールがありません」
●合計90ポジションの0dB〜-90dBの高品質デジタルボリューム調整をサポートし、リモコン付きで、ボリュームを簡単に調整できます。 」
デジタル入力:
IIS、USBサポートされるPCM形式:16-32bit / 44.1、48、88.2、96、176.4、192、352.8、384、768kHz。 DSD64、DSD128、DSD256、DSD512;
同軸サポートされるPCM形式:16-24ビット/ 44.1、48、88.2、96、176.4、192、384 kHz; DOP64、DOP128
光ファイバー、AES / EBUサポートされるPCM形式:16-24bit / 44.1、48、88.2、96、176.4、192 kHz; DOP64
以上のとおりだが、毎日コツコツと地道に命を刻んでいると、たまには目の覚めるようないいことがあるようですよ(笑)。
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ネットラジオの「モーツァルト専門チャンネル」2021年07月22日
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つい先日搭載した「ミニチュア管の魅力」で取り上げた「6072」(12AY7の高信頼管)について、「北国の真空管博士」からご連絡があった。
「6072は私も好きな球です。隠れた名管だと思いますが、あくまでも微小信号を増幅するための電圧増幅管です。
出力管として使用すると故障する恐れがありますよ。おそらく独特の歪みが出ているはずです。その歪みが三極管のせいでいい方向に作用して魅力的な響きになっているのでしょうが・・」
「あっ、そうですか。そう言われてみると確かにちょっと歪みっぽい音がしてますね。この歪みが独特の響きに変化しているようです、まさに紙一重ですね。
壊れると元も子もないのでお客さんが見えたときくらいに聴かせてあげることにしましょう。貴重なアドバイスありがとうございます」
さらに問答が続く。
「実は仲間から中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 を借り受けているのですが、これを利用してパソコン経由のネットラジオで「モーツァルト専門チャンネルを聴きたいのですが、どうしたらいいんでしょう」
すると博士から、
「ああ、それならロシアのAIMPというプレイヤーがあって、素晴らしいモ−ツァルトの専門チャンネルがありますよ。まず、AIMPをインストールしてください。話はそれからです。完了したらまた連絡してください。」
無事完了したので報告。
すると博士から「とりあえず、これからその専門チャンネルのアドレスをあなた宛てメールしますので、私の言うとおりにパソコンを操作してください」
「ハイ、分かりました」
博士から届いたアドレスを一字一句間違えないようにメモしてから「どうぞ続きをお願いします」
「ハイ、それでは私が言うとおりに画面の操作をしてください。まず始めに、・・・・」
いくつもの項目をクリックするなど、とても素人では絶対に考え付かないような複雑な操作だった。
そして肝心のDAコンバーターを認知する読み込みの方もAIMPではいくつも選択できるようになっていて、「トッピング」などと並んで「GUSTARD」の選択肢があったのでclickしてから最後に「適用」、次に「OK」をクリックしてお終い。
そして、見事にスピーカーからモーツァルトの音楽が流れてきたのには感激した。
中国製「GUSTARD DAC-A22 DAC」の優秀な機能と相俟って、音質も素晴らしい。
モーツァルトの音楽の特徴だがストーリー性が無いので一つの断片だけ切り取っても音楽の美しさに十分堪えうるし、たちどころにモーツァルトの世界に入り込めるところがいい。
この専門チャンネルでは選曲もよくて妙なるメロディが次から次に湧き出てくる。皆等しく名曲ばかりでまったく尽きることがない。そしてうれしいことに宣伝がいっさい入らない。
これからはこのチャンネルで「モーツァルト三昧」になるが、豊かな音楽ライフとはきっとこういうことを指すに違いない。
とはいえ、自他ともに認める「モーツァルト狂」にとって夢のような時代が到来していたのに気付かなかった己のうかつさを大いに恥じなければいけない(笑)。
最後に冒頭の真空管の話だが、博士のアドバイスどおり「6072」を温存し、それに代えて「12BH7」(東芝)という球があったので代わりに挿してみた。
通常のミニチュア管よりもちょっと大きめなので、低音域には強そうな感じ。
一時プリアンプ用として使ったことがあるが、ぼんやりとして実に冴えない音で長らくお蔵入りだった球である。
肝心の「μ(ミュー)=増幅率」も「16.5」と6SN7の「20」と似たようなものなので十分代用が利きそうだ。
あまり期待せずに挿し込んでみると見違えるように溌溂した音を出してきたのには驚いた。
「6SN7」よりもずっといい!
出力管として使ったときの「ミニチュア管」はまるっきり変身しますな。
真空管の奥の深さを痛感!
このところ「音楽&オーディオ」に限っては次から次にいいことが起こっているが「好事魔多し」ということもあるので、むしろ怖いくらい(笑)。
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「中国製DAコンバーター」のその後の話 2021年07月23日
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前々回のブログ「中国製のDAコンバーターの魅力」について、読者からさっそく反響があった。
この種の記事はオーディオ雑誌などにも登場しているのだろうが、何しろ背後には顔の見える業界がわんさと控えているので忖度なしの評価は無理だろうとは、およそ推察がつく。
やはり、当てになるのはしがらみのない立場からの現場情報だと思いますよ、少々我田引水になりますけどね(笑)。
それでは、まず横浜のKさんから。匿名ということで無断掲載お許しください。
「既に多くの方から問い合わせがと、思いますがもし許されるなら「中国製G」の型番をお教えください。ついでにお値段(によっては購入しない、出来ない)も。」
これに対して次のように返信。
「仲間からの連絡によりますと、惜しいことに私が購入したのが最後みたいです。
現在はネットの表示で在庫なしとのことですが念のため調べてください。
ご参考までに、型番ですが「GUSTARD DAC-A22」です。〇円で購入しました。」
すると折り返しご連絡が。
「アマゾンで見つけましたが「売り切れ」でした。なぜか「ほっと」しました。また「黒い円盤」に戻ります。」
「ホッとした」その気持ち、オーディオ愛好家としてよくわかりますよ(笑)。
続いて、東海の方からも。
「中国製DAC気になりました。どの機種なのか教えていただけますか?
CDを聴く時、現状の音には結構満足してしまっています。
大したことのないCDP(定価で、15万円・5万円・1万円の製品です)で、不満がないとは、駄耳の極みであります・・・
クラシックはCD(とFM)と思っていますが・・・あまり不満が出ないんです。
DACに見合うトラポも必要になるでしょうね。迷います。
買わないかも知れませんが教えてください。」
これに対して返信。
「別の読者からも問い合わせがありました。「GUSTARD DAC-A22」という型番です。お値段は〇円でした。
その方によると、すでにアマゾンで売り切れだったみたいです。どうやら私が最後の発注者になったようです。ある意味で、ほっとしたと言われてましたよ(笑)。」
すると折り返し次のようなメールが。
「私もほっとした一人だと思います(笑)。気にはなるけど、お金もかかるし、駄耳だし。
相変わらず、音より音楽の方に気がいってしまう耳です。
友人宅でいろいろなDACを聴かせてもらっても、その差があまり判りません。
ですから、1万円(オークションで1200円)のパナソニックのDVDプレイヤー付属のCDプレイヤーでも問題なく楽しんでしまうのでしょう。
余談ですが、このプレイヤーと中華アンプ(6L6シングル)とペガサス3LZ(25cm同軸・・タンノイの真似)で、ジャズを聴くと、これがなかなかのものです。
メインのJBLに比べれば、抜け・切れそしてFレンジ・Dレンジで少し差があることはあります。
しかし、最近は聴く音量が少し下がってきているので、将来はコンパクトなシステムになっていくのかもしれません。」
同感です。実は私もコンパクトなアンプとスピーカーに回帰中です。
「釣りはフナ釣りに始まってフナ釣りに終わる」という言葉がありますが、それを実感している最中です。
とはいえ、気紛れ者なので今後どうなるか予断を許しませんが・・(笑)。
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ネットラジオの「オペラ専門チャンネル」
2021年07月25日
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つい先日の記事「ネットラジオのモーツァルト専門チャンネル」の続編です。
ロシアの優れたネットプレイヤー「AIMP」に、モーツァルトの専門チャンネル」を取り込んで毎日楽しんでいるが、その次に取り込んだのが「オペラ」「ベートーヴェン」「バロック」の3つの専門チャンネルだった。
「北国の真空管博士」から、それぞれの専用アドレスを教えてもらって無事取り込み完了。
まず「オペラ」を聴いてみると次から次に「さわり」の部分が登場してきて思わず聴き惚れた。
いきなり大好きな「私の名はミミ」(ラ・ボエーム)や「私のお父さん」(ジャンニ・スキッキ)が耳に飛び込んできたらそりゃもう感激しますわなあ。
音楽を能動的に聴くのがいいのか、それとも受動的に聴くのがいいのかとなると、後者の方が意外性が伴っているのでより感動が深くなるとは思いませんかね(笑)。
というわけで、これまでの「LINN klassikal」「LINN Jaz」に加えて大幅に増えたネットラジオの充実ぶりに大満足。
こういう機会を与えてもらった博士には感謝の一言だが話のついでにこう切り出した。
「我が家の旧いDAC「エルガープラス」でこれらの専門チャンネルを聴けるといいのですがね。パソコンとDACを繋ぐアダプターみたいなものがないんでしょうか。」
「ああ、ありますよ。DDコンバーターがそれです。」
「そうですか!手ごろな製品があったら是非教えてください」
すると2時間もしないうちに博士から連絡が。
「耳寄りの情報です。あなたは2年前にTOPPING(中国)のパソコン専用のDAC「D10」を購入されてますね。USBに特化したそのD10が、入力がUSB、出力がRCAと光になっているのでどちらかをエルガープラスに繋ぐと聴けるはずです」
「エ〜ッ、それは灯台下暗しでしたね〜」
これが「D10」だ。
たしか1万5千円ぐらいだったと思うが、お値段の割に高性能で使いやすいDACだ。
さっそく、「パソコン」〜USBケーブル〜「D10」〜デジタルRCAケーブル〜「エルガー プラス」で聴いてみるとちゃんと音が出てきた。
怒涛のように押し寄せてくる「パソコン オーディオ」攻勢に、ひたすら驚き喜ぶ毎日がしばらく続きそうですね〜。
まあ、これまでがあまりにも時代遅れだったのでしょう(笑)。
それもこれも今回の流れをつくったきっかけはオーディオ仲間の「Y」さんが持参された1台のDACが全てだった。
差し障りがあるかもしれないと公開を控えてきた型番ですが、もういいでしょう。
「ガスパード」(中国製)のDAC「A22」!
あまりの性能の素晴らしさに殺到したマニアによってあっという間に売り切れてしまい、国内で最後に獲得したのが自分だった。
そういえば、つい先日のこと初めての方から次のメールをいただいた。
「DACのことは、どのメーカーだろうと探って大当たりでした^^
とても評判なDACなのでエージングが済む頃には更に良い音になるとおもいます
ギリギリセーフでポチでしたね、そのブログ記事を見たあとアマゾンではアウトでした
カテ6LANケーブルさん(お名前は伏せておきますが)にも時々ですが伺います
私はオーディオには凄い興味があり学生時代から関わって参りました
音楽が楽しく、環境もあり超ニアフィールドですが定年後を楽しんでおります
猛暑の真っ最中ではありますが楽しくオーディオと音楽を奥様に怒られない程度にお過ごしください。」
末尾に「返事無用」とありましたが、この紙面(?)を借りてお礼申し上げます。
さて、この「A22」はアマゾンからのその後の連絡で中国から配送し8月16日に我が家に到着とのこと。国情からしてどうか波風が立たずに無事届きますように〜(笑)。
それにしても、博士といい、Yさんといい、今回ほど「人的ネットワーク」のありがたさを痛感したことはありませんでした。ただひたすら感謝です〜。
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新しいDAコンバーターの到着 2021年07月28日
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このところ、我が家のオーディオに革命的といってもいいような大きな衝撃をもたらしているDAコンバーター「A22」(ガスタード:中国)。
いや、けっして大袈裟ではなく・・(笑)。
ここ2週間ほど仲間から借り受けてエージングを兼ねて使わせてもらっているが、自分も欲しくなったので「二番煎じ」を厭うことなくアマゾンに注文したところ、どうやら最後の発注だったようで滑り込みセーフ。
到着予定はおよそ3週間後の「8月16日」とのメールが入ってきた。
何しろ中国からの配送なのでそのくらいは仕方がないと思っていたところ、何とこの25日(日)の午前中になって届いたので驚いた!
見ただけでちょっと風変わりな荷物ということがお判りでしょう。はてと首を傾げながら梱包を解くと「GUSTARD」という文字が目に入った。
「あれっ、8月16日と言ってたのに・・」と半信半疑だったが、商品を取り出してみると紛れもなく「A22」だった。
いったいどうなってんの・・?
中国が絡むと常識外のことが起きても不思議はない気もするが(笑)。
何しろ相手は日本とは仲の悪い国であり「尖閣諸島」の問題とか一触即発の状態だし、これから何が起こるか分からないので早く到着するに越したことはない。まあ、うれしい悲鳴ではある。
丁度、その日は午後に「A22」を貸してくれたオーディオ仲間の「Y」さんがお見えになる日だった。
「A22がネットラジオの384KHzの受信に成功しましたよ」と招待していたのである。
これまではCDの「44.1KHz」に毛の生えたような「48KHz」の受信だったが、「北国の真空管博士」のアドバイスのもとパソコンに「A22」ドライバーのインストールに成功して実現したものだ。
飛躍的に音質が良くなったのは言うまでもない。
この「音」で年から年中モーツァルトやオペラを浴びるほど聴けるとなると「音楽&オーディオ人生、ここに極まれり!」の感がする。
ほんとうに!
なお、ちょっと話が逸れるが画像の本体「A22」の上に載せているのは放熱用の「ヒートシンク」(アルミ製)である。
何しろ「IC」は熱に弱いので少しでも外気に当たる面積を増やして放熱させようとの配慮からで、機器の寿命の方も少し伸びるんじゃないかと期待している。
さて、午後1時ごろにお見えになったYさんに開口一番「今日の午前中にA22が届きましたよ。今から入れ替えますので、ようやくお返しできそうです。」
「早かったですねえ、注文してからたったの1週間ほどでしょう!」とYさん。
さて、試聴していただくシステムだがYさんは「AXIOM80」以外のスピーカーは好まれないので、「トライアクショム」を外して本来の「AXIOM80」(オリジナル版)に入れ替えた。
真ん中が自作の箱(板厚1.5cm)に入れたオリジナルの「AXIOM80」で、右側が復刻版の「AXIOM80」である。コーン紙の色が微妙に違いますね。
オリジナルの方が圧倒的に軽いとされており、繊細なことこの上なく、息を吹きかけるとコーン紙が動くとさえ言われています(笑)。
こういう古典派スピーカーはせいぜい出力1〜2ワットの小出力アンプで駆動したいものです。オーバーパワーの弊害についてはいずれ稿を改めて・・・。
さて、試聴したシステムの概要だが、現時点で我が家のベストメンバーなので後日のために記録しておくとしよう。
長くなるので、以下続く。
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1日60円で「いい音」を楽しめる 2021年07月29日
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前回からの続きです。
25日(日)の午後1時から始まった試聴会だが、ハイライトはハイサンプリング「384KHz」の受信に成功したDAコンバーター「A22」の音質テストだった。
試聴テスト用に使ったシステムを後日のために掲げておこう。
とにかく我が家では持ち主が気まぐれなのでいつも日替わりメニューのようにクルクル変わる。
しかし、選択肢が多いことは明らかに質的向上に結び付くし、それだけ日頃からオーディオを謳歌していると大目に見てもらうとしよう。
それでは、次のとおり。
<CDトランスポート>
CECの「TL3 3.0」(ベルトドライブ方式)でアップ・サンプリングの出力「176.4KHz」が可能
<DAコンバーター>
ガスタードの「A22」で「176.4KHz」で受信。
<プリアンプ>
「安井式」の回路(真空管4本)を使い、出力管は「6072」(12AY7の高信頼管)、バッファーは「5814A」(12AU7の高信頼管)を使用。
<パワーアンプ>
出力管「E180CC」(ムラード)のプッシュプル・アンプ(出力トランス:TRIAD)。パワーはせいぜい1ワットぐらい。
この際、前段管を「RCA」(6SL7)から「STC」(CV569=ECC35=6SL7)にして、すべての球を「英国」製に統一してみた。
<スピーカー>
グッドマン「AXIOM80」(オリジナル版)
そして、試聴盤だが「久しぶりに有山麻衣子さんの声を聴かせてください」との所望があった。
ジャケットに「女神が導いたかのような天使の歌声」とあるが、誇張でも何でもないと思わせるほどの素朴で可憐な歌唱力の持ち主である。
「これまで聴かせてもらった中で最高の音です。録音現場の雰囲気がそのまま再現されてますよ。」と、感心されるYさん。
「先日のテストでは44.1KHZのもとにdCSとのテストマッチをして互角でしたが、さすがに4倍のサンプリング176.4KHzで聴くと明らかにガスタードの方に一日の長があるようです。雰囲気の再現性が際立っていますね」
他の音楽ソースを含めて2時間ほど聴いてもらってから、ネットラジオをハイサンプリング「384KHz」で試聴へ。
Yさん曰く「この音質ならもうCDを購入する必要はありませんね。宣伝がいっさい無いので、気に入った曲を随時録音できるといいですね」
「具体的な方法を伺ってませんが、録音はできるそうですよ」
「北国の真空管博士」によると、ネットプレイヤー「AIMP」(ロシア)にラジオの専門チャンネル(ドイツ)を取り込むのは一苦労されたそうだ。
商用べースとして使用されるのを警戒してか肝心のラジオ局側が「URL」を公表しておらず、発見するのに手間がかかったとのこと。
言い換えるとネットの世界はいくら秘密にしておいても誰かが鍵をこじ開けてしまうともいえそうだ。
いずれにしても、一般的に中高年にとってパソコンは敷居が高いが、何とかチャレンジして果実を楽しめるようになればしめたもの。
そのうち「384KHzの2倍の768KHz、3倍の・・」の受信が可能になるのも時間の問題でしょう。
確実にアナログのレベルに肉迫しているといえるし、そのうちDACの「A22」も古びてしまうこと必至・・(笑)。
しかし、お値段もそれほどではないし消耗品という感覚のもとで6年も使えれば十分と思っておけば無難でしょう。
コスト計算してみると1日当たりたったの60円なり〜(笑)。
それに比べて、たとえばレコードの場合フォノモーター、トーンアーム、カートリッジ、フォノイコライザーアンプなどに完璧を期そうと思ったら、維持費を含めて莫大なお金と手間がかかる。それに肝心のレコード盤(輸入盤)が高価だし〜。
というわけでアナログよりもデジタルの活用に邁進する方が山の頂上を目指す近道だと思うんだけどなあ。
まあ、デジタル派の勝手な言い分ですけどね(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0ffb8c77d4163418e83e70b85a1ac1c3
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/852.html#c84
85. 中川隆[-17615] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:29:59 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[11]
中国 Topping 社の超格安・超高音質 DAC
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/489.html
中華 DAコンバーター GUSTARD A22 _ 12万円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/151.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/852.html#c85
137. 中川隆[-17614] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:30:27 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[12]
中国 Topping 社の超格安・超高音質 DAC
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/489.html
中華 DAコンバーター GUSTARD A22 _ 12万円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/151.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/842.html#c137
19. 中川隆[-17613] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:30:57 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[13]
中華 DAコンバーター GUSTARD A22 _ 12万円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/151.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/489.html#c19
132. 中川隆[-17612] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:32:49 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[14]
「音楽&オーディオ」の小部屋
中国製DAコンバーター GUSTARD DAC-A22 の出現 2021年07月14日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/af9f483c66a6f4aad22e6ab6706237fe
つい先日のこと、久しぶりに近隣のオーディオ仲間「Y」さんから連絡があった。
「注文していた中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 がようやく到着しました。○日に持って行きますのでお宅のエルガープラスと比較試聴させてくれませんか。」
「それは面白そうですね、もちろん、いいですよ〜」
中国というお国柄はどうも感心しないが、オーディオの前では善も悪もない。安くて性能が良ければそれで十分(笑)。
そして、その連絡のあった当日にたまたま大分市のNさんからも連絡があった。
「オークションの落札代金を持って行きたいのですが、ついでにシステムを聴かせてください。今度の○日の午後は空いてますか?」
「エッ、丁度その日はYさんが新たに購入された中国製のDAコンバーターの実験をやる予定にしてます。私は歓迎なんですが、Yさんの了解を求めてみましょうね。」
すると、Yさん曰く「多ければ多いほど賑やかになって面白いじゃないですか」。
そして、その2日後にはこの実験の話を聞きつけられたのだろうか、別の初対面の方が2名が加わることになって総勢6名による「試聴会」となった。
さあ、たいへん。
まったく意図せぬ人数により、このコロナ禍で大丈夫かなとチラッと不安が脳裡をよぎったが、大分県はこのところ感染者0人〜数人程度がずっと続いているので、まあ見切り発車といこう。
ただし、全員マスクは必須なので予備のマスクを準備しておいた。
それはさておき、旧石器時代の遺物ともいえるDAC「エルガー プラス」と最新鋭のデジタル機器「中国製 GUSTARD DAC-A22 」のデジタル機器の一騎打ちには大いに興味がある。
なにしろ中国勢のデジタル技術は勢いがあって侮れない存在になっているし、それにフルート演奏家として耳が鍛えられたYさんがわざわざ購入されるほどだから、いかに中国製とはいえけっして「安かろう、悪かろう」ではないはず。
さらには低サンプリング「44.1KHz」と、軽く「1000KHz」を越える最新鋭のハイ・サンプリングの対決も見ものである。
Yさんともども「エルガー プラス」を聴くたびに「いったい近年のハイ・サンプリングって意味があるのかな」と話題にしていたほどなのでそれを確かめる絶好の機会が訪れたことになる。
もし我が家の「エルガー プラス」が大差で敗北を喫したときはそれはそれで結構なこと、潔く兜を脱いで中国製の同型機器を購入する腹積もりでいた。
な〜に、それぐらいの投資する元気はまだ残っている(笑)。
当日は午前中から部屋の片づけに大童(おおわらわ)だった。
何しろそれほど広くもない部屋(5m×6m)に6人を収容し、スピーカーは5系統、真空管アンプは9台あって混沌の極みだから、少しでもスペースを確保するために当面不要な機器を隣の応接間に移さねばならない。
ところが、この機会が契機となってオーディオルームの大掃除につながるのだからまさに「ピンチはチャンス」だった(笑)。
以下、続く。
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「ベスト・ワン」あるいは「オンリー・ワン」のどちらを狙う? 2021年07月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1cecb6afc1d9b14b20df6712c7526ed4
前回からの続きです。
いよいよ試聴会の当日がやってきたが、梅雨末期なのに雨を免れてどんよりとした曇り空だったのは僥倖だった。
13時ごろに全員集合。うちお二人さんとは初対面なので「はじめまして、どうかよろしくお願いします〜」。うち御一人は我がブログの読者だそうで恐縮です。
実を言うと、「ブログではさも素晴らしい音が出ているかのように書いてるけど、実際には口ほどにもない音だ」とガッカリされるのが嫌なので、なるべくなら聴かせたくないんだけど〜(笑)。
そういえば我が家の音を聴いて「もう一度聴きたい」という方は滅多にいないことに気付いた。
自分ではいい音だと惚れ込んでいても、他人にとってはそれほどでもないというケースは日本中至るところでの日常茶飯事なのかもしれない。
自宅の音に疑問を挟まない人は、ある意味では幸せな人でしょうか(笑)。
それに、万一気に入った音だったとしても最後は「やっぱり聴き慣れた我が家の音が一番いい」となるのがオチでしょう〜。
長年の経験上、その辺は達観している積りだが、やはり当座はお客様さんに喜んでもらうに越したことはない。
そういうわけで、ベストは尽くさねばと試聴システムの選定にあたっては当日のメインゲストとして中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 を持参されるYさんの好みに合わせることにした。
まずCDトランスポートはこのほど修理から戻ってきたばかりの「ヴェルディ・ラ・スカラ」(英国:dCS)。
次にスピーカーはYさんが大のお気に入りの「AXIOM80」。
とにかく「AXIOM80」を使わないと音の微妙なニュアンスは分かりませんと、いつも仰る。
それかといってご自宅用に「AXIOM80」を購入しようとはなされない。
というのも「二番煎じ」がお嫌いな方で、どちらかといえば「ベスト1」よりも「オンリー1」を優先される方だから。
独自性を優先するその気持ち、ちょっぴり分かりますよ(笑)。
次に、「AXIOM80」(フルレンジ)用のアンプは「WE300Bシングル」で決まり。
何やかや言ってみても、SN比に優れた「銅板シャーシ」や真空管のヒーター回路が別になっているなど凝ったツクリに加えて定評のある出力管とトランス類の組み合わせが醸し出す音色は他のアンプの追随を許さない。
次に低音域(100ヘルツ以下)を受け持つアンプは「EL34のプッシュプルアンプ」に決定。
能率が100db近い「D123」(JBL)といえども、コーン紙が重たいせいか、非力なシングルアンプではどうしても雄大なスケール感が出てこない。
JBL系をうまく鳴らすには真空管アンプでは「プッシュプル系」に限るみたいですね。
前置きが長くなったが、いよいよ中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 の設置を済ませて比較試聴に移った。
以下、続く。
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「若いフレッシュ感覚」 と 「年増の妖艶さ」の対決 2021年07月17日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/98f68277dc697c24b18c747f65b67489
前回からの続きです。
今回の試聴会の焦点は中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 である。予備のプリアンプを外してラックに組み込んだ。
「エルガー プラス」と同一条件にするために、電源については「200Vを100Vに降圧した」電源タップに接続し、そして電源ケーブルには「ドミナス」(PAD)を使用した。
余談だが「デジタル機器」は電源次第でガラッと音が変わる。
小窓の表示が「44.1KHz」になっているので、「この機器はアップサンプリングできないんですか?」とYさんにお訊ねすると、
「これはパソコンやCDトラポに応じて自動的に対応するシステムになっています。したがって機器自体でアップサンプリングできないようですよ」「成る程」。
というわけで、我が家の「エルガー プラス」とは「44.1KHz」という同一条件下でのテストとなった。
接続の方はCDトラポと「エルガー プラス」とは「バランスケーブル」(1本)で、「GUSTARD DAC-A22」とは「RCAデジタルケーブル」(1本)で接続し、プリアンプの入力セレクターのスイッチで瞬時に切り替えができるようにしている。
はじめに「エルガー プラス」から試聴。
試聴盤はシステムの音の傾向が比較的わかりやすい「ジャズ・ボーカル」から。
ジャズ評論家「寺島靖国」さんの推奨盤シリーズ「For Jazz Vocal Fans Only」の「Left Alone」(第1トラック)。
まず、Yさんが1年8か月振りに戻ってきたCDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」に対して驚きの声を上げられた。
「これまでのCECのCDトラポに比べて音が激変しましたよ。」
「やはり純正の組み合わせとなると隙を見せないようですね」と自分。
曲はそのままにしてプリアンプのスイッチを切り換えて「GUSTARD DAC-A22」へ。
「あれっ、(歌手の)声が少し若返りました!」と、お客様のどなたかから声が上がった。要は「フレッシュ」という感じなのだろう。
いわば年増の妖艶さを優先するのか、それとも若さが持つ健康的な美肌を優先するか、これは人生の重大な岐路に立たされますね(笑)。
自分では音の瑞々しさ、鮮明度、周波数レンジのいずれをとってみても総合的には互角だと感じた。
お値段からしたら「GUSTARD DAC-A22」の大健闘を称えるべきだろうし、一方では製作年代が20年以上違うことからして「エルガー プラス」の古さを感じさせない表現力に敬意を表したいほどで両者に乾杯〜。
今後、万一「エルガー プラス」が故障して修理不能となったらこの「GUSTARD DAC-A22」を即買いだと秘かに決めた。
2時間ほどこのスピーカーで聴いてもらってから、今度は低音域だけ(100ヘルツ以下)「ウェストミンスター」に切り替えた。
となると、コントラバスとオルガンの出番となって「ゲリー・カー」の「祈り」から「オー・ホーリー・ナイト」を。
オルガンの地を這ってくるような重低音ばかりは大きな箱の独壇場でしょうよ(笑)。
いずれにしても皆さん大喜びのご様子だった。
そして後日のこと、初対面だった訪問者の方から次のようなメール(要旨)をいただいた。
ご自宅ではJBLの3ウェイ大型マルチシステムを自作の真空管アンプ3台で鳴らされている豪の方である。
「DAC での音の変化大変面白かったです、勉強になりました、マニアの試聴は大変良い勉強になります、いつか又試聴させて下さい。」
はい、これに懲りずにいつでもどうぞ〜(笑)。
最後に、心残りは「GUSTARD DAC-A22」の「ハイ・サンプリング」の音を聴けなかったことで、この対応としてCECのCDトラポが176.4KHzの信号を出せるので、Yさんとご相談の上次回はこの組み合わせで再度試聴してみることにした。
あっさり「dCS」の後塵を拝した形の「CEC」が名誉挽回なるか、これは見ものです〜。
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中国製DAコンバーターの魅力 2021年07月21日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d4b950cb0c07e5d3c521d8be96f33668
先日来、何かと話題にしている中国製のDAコンバーター Gustard A22
ご承知の通り、DAコンバーターというのは「Digital」信号を「Analog」信号へ「Convert」(変換する)機器のことで、頭文字を取って「DAC」(ダック)とも称される。
デジタルの世界では音質を大きく左右する「要」となる機器である。
10日ほど前の6名による大がかりな試聴会で遺憾なく実力を発揮した「G」だが、その時はCD並みの「44.1KHz」でのテストだった。
そこで、18日(日)の午後になって、再度持ち主のYさんに願いして持参してもらい新たなテストをしてみた。
手前の機器がCDトラポのCEC「TL3 3.0」で「44.1KHz」の4倍のサンプリング「176.4Khz」出力が可能になっている。
そして見事に「GUSTARD DAC-A22」がこの「176.4KHz」を受信した!
その様子がパソコンの大きな画面でご覧になるとお分かりだと思う。
そして出てきた音といえば・・。
Yさんともども絶句したのである。
「こんなに透明感のある音をこれまで聴いたことがありませんよ。」
夢中になってジャズボーカルをはじめいろんなCDをかけまくった。
ミッシャ・エルマンの弾くヴァイオリンがことのほかやさしいし、「島田祐子」さんが歌う「花の街」(団 伊久磨作曲)が懐かしい童心を蘇らせてくれる。
「島田祐子さんてこんなに透き通った声だったんですね・・」とYさん。
こんな音が毎日聴けるんだったらどんなにお金をはたいてもいいと正直思った。若い頃ならともかく、いい歳をして年甲斐もないけれど・・(笑)。
これでほんの少しばかり残っていた「レコード再生」への未練を100%断ち切ることが出来たのはありがたい。
Yさん曰く「このDAコンバーターは世界的に定評のある旭化成のAK4499チップを使ってますが、このチップが惜しくも生産中止状態で在庫限りでの生産になっているそうです。いつ販売中止になるか、時間の問題でしょう」
そうですか、購入するなら急ぐ必要がありますね・・。
実はつい先日のこと、ブログをご覧になった「北国の真空管博士」から問い合わせがあって、
「中国製のDAコンバーターの実験はいかがでしたか?」
「ハイ、とても素晴らしかったですよ。型番はGUSTARD DAC-A22 でした。」
「ほう、それはさっそく調べてみましょう」
そして「製造元はデジタルの研究にかけては定評がありますね。製品のツクリも申し分ないです。チップも旭化成製ですし、オペアンプの部分も実に凝ってます。これはたいへんんなお買い得ですよ」
日頃から何かにつけて緻密でシビアな博士が珍しく絶賛されたので、これが最終的な後押しになって、パソコン画面の「今すぐ買う」をポチッ(笑)。
到着予定は8月上旬の予定。
おっと「AXIOM80」を駆動したアンプのことを忘れていた。
つい先日のブログ「ミニチュア管の魅力」で登場した「6072」(12AY7)を出力管にしたアンプだったが、Yさん曰く「先日の試聴会で使用したWE300Bシングルよりも音にスピードがあって鮮度が高いですね。私はこちらの方が好きです」
そして、辞去される際に「我が家では現在パワーアンプが無いので使い様がありません。このDACはエージングを兼ねて置いていってもいいですよ」とありがたいお申し出。
「それでは、しばし我が家で使わせてもらいましょう」と快諾。
なお、この「GUSTARD DAC-A22」がいつ販売中止になるか風前の灯でそのうちネットから消え去る運命なので、後日のために商品説明を記録しておくとしよう。
●左右のチャンネルは、AKMの旗艦AK4499チップによってそれぞれデコードされます。2チャンネルDAC回路は完全に独立しており、独立した接地が行われ、最適なパフォーマンスを実現し、互いに干渉しません。
●CPLDプログラマブルロジックチップ、自己開発ロジック機能デジタル集積回路、内蔵クロック管理、2nd PLL デジタルシェーピング、DOP復調、PCM/DSDデポップスイッチなどの独自技術により優れた音質の強固な基盤が築かれました。
●8チャネルハイブリッドディスクリートIV変換回路と独立した加算回路は、AK4499大電流の要件を完全に満たしています。
●USBモジュールはXMOSのXU208チップを使用し、PCM768K DSD512をサポートします「USB入力なしだとこのモジュールがありません」
●合計90ポジションの0dB〜-90dBの高品質デジタルボリューム調整をサポートし、リモコン付きで、ボリュームを簡単に調整できます。 」
デジタル入力:
IIS、USBサポートされるPCM形式:16-32bit / 44.1、48、88.2、96、176.4、192、352.8、384、768kHz。 DSD64、DSD128、DSD256、DSD512;
同軸サポートされるPCM形式:16-24ビット/ 44.1、48、88.2、96、176.4、192、384 kHz; DOP64、DOP128
光ファイバー、AES / EBUサポートされるPCM形式:16-24bit / 44.1、48、88.2、96、176.4、192 kHz; DOP64
以上のとおりだが、毎日コツコツと地道に命を刻んでいると、たまには目の覚めるようないいことがあるようですよ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d4b950cb0c07e5d3c521d8be96f33668
ネットラジオの「モーツァルト専門チャンネル」2021年07月22日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e4b93ea3c9fdc4686c338391923e14b1
つい先日搭載した「ミニチュア管の魅力」で取り上げた「6072」(12AY7の高信頼管)について、「北国の真空管博士」からご連絡があった。
「6072は私も好きな球です。隠れた名管だと思いますが、あくまでも微小信号を増幅するための電圧増幅管です。
出力管として使用すると故障する恐れがありますよ。おそらく独特の歪みが出ているはずです。その歪みが三極管のせいでいい方向に作用して魅力的な響きになっているのでしょうが・・」
「あっ、そうですか。そう言われてみると確かにちょっと歪みっぽい音がしてますね。この歪みが独特の響きに変化しているようです、まさに紙一重ですね。
壊れると元も子もないのでお客さんが見えたときくらいに聴かせてあげることにしましょう。貴重なアドバイスありがとうございます」
さらに問答が続く。
「実は仲間から中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 を借り受けているのですが、これを利用してパソコン経由のネットラジオで「モーツァルト専門チャンネルを聴きたいのですが、どうしたらいいんでしょう」
すると博士から、
「ああ、それならロシアのAIMPというプレイヤーがあって、素晴らしいモ−ツァルトの専門チャンネルがありますよ。まず、AIMPをインストールしてください。話はそれからです。完了したらまた連絡してください。」
無事完了したので報告。
すると博士から「とりあえず、これからその専門チャンネルのアドレスをあなた宛てメールしますので、私の言うとおりにパソコンを操作してください」
「ハイ、分かりました」
博士から届いたアドレスを一字一句間違えないようにメモしてから「どうぞ続きをお願いします」
「ハイ、それでは私が言うとおりに画面の操作をしてください。まず始めに、・・・・」
いくつもの項目をクリックするなど、とても素人では絶対に考え付かないような複雑な操作だった。
そして肝心のDAコンバーターを認知する読み込みの方もAIMPではいくつも選択できるようになっていて、「トッピング」などと並んで「GUSTARD」の選択肢があったのでclickしてから最後に「適用」、次に「OK」をクリックしてお終い。
そして、見事にスピーカーからモーツァルトの音楽が流れてきたのには感激した。
中国製「GUSTARD DAC-A22 DAC」の優秀な機能と相俟って、音質も素晴らしい。
モーツァルトの音楽の特徴だがストーリー性が無いので一つの断片だけ切り取っても音楽の美しさに十分堪えうるし、たちどころにモーツァルトの世界に入り込めるところがいい。
この専門チャンネルでは選曲もよくて妙なるメロディが次から次に湧き出てくる。皆等しく名曲ばかりでまったく尽きることがない。そしてうれしいことに宣伝がいっさい入らない。
これからはこのチャンネルで「モーツァルト三昧」になるが、豊かな音楽ライフとはきっとこういうことを指すに違いない。
とはいえ、自他ともに認める「モーツァルト狂」にとって夢のような時代が到来していたのに気付かなかった己のうかつさを大いに恥じなければいけない(笑)。
最後に冒頭の真空管の話だが、博士のアドバイスどおり「6072」を温存し、それに代えて「12BH7」(東芝)という球があったので代わりに挿してみた。
通常のミニチュア管よりもちょっと大きめなので、低音域には強そうな感じ。
一時プリアンプ用として使ったことがあるが、ぼんやりとして実に冴えない音で長らくお蔵入りだった球である。
肝心の「μ(ミュー)=増幅率」も「16.5」と6SN7の「20」と似たようなものなので十分代用が利きそうだ。
あまり期待せずに挿し込んでみると見違えるように溌溂した音を出してきたのには驚いた。
「6SN7」よりもずっといい!
出力管として使ったときの「ミニチュア管」はまるっきり変身しますな。
真空管の奥の深さを痛感!
このところ「音楽&オーディオ」に限っては次から次にいいことが起こっているが「好事魔多し」ということもあるので、むしろ怖いくらい(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e4b93ea3c9fdc4686c338391923e14b1
「中国製DAコンバーター」のその後の話 2021年07月23日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a5f7c5511817955f7a99406378a2ba6c
前々回のブログ「中国製のDAコンバーターの魅力」について、読者からさっそく反響があった。
この種の記事はオーディオ雑誌などにも登場しているのだろうが、何しろ背後には顔の見える業界がわんさと控えているので忖度なしの評価は無理だろうとは、およそ推察がつく。
やはり、当てになるのはしがらみのない立場からの現場情報だと思いますよ、少々我田引水になりますけどね(笑)。
それでは、まず横浜のKさんから。匿名ということで無断掲載お許しください。
「既に多くの方から問い合わせがと、思いますがもし許されるなら「中国製G」の型番をお教えください。ついでにお値段(によっては購入しない、出来ない)も。」
これに対して次のように返信。
「仲間からの連絡によりますと、惜しいことに私が購入したのが最後みたいです。
現在はネットの表示で在庫なしとのことですが念のため調べてください。
ご参考までに、型番ですが「GUSTARD DAC-A22」です。〇円で購入しました。」
すると折り返しご連絡が。
「アマゾンで見つけましたが「売り切れ」でした。なぜか「ほっと」しました。また「黒い円盤」に戻ります。」
「ホッとした」その気持ち、オーディオ愛好家としてよくわかりますよ(笑)。
続いて、東海の方からも。
「中国製DAC気になりました。どの機種なのか教えていただけますか?
CDを聴く時、現状の音には結構満足してしまっています。
大したことのないCDP(定価で、15万円・5万円・1万円の製品です)で、不満がないとは、駄耳の極みであります・・・
クラシックはCD(とFM)と思っていますが・・・あまり不満が出ないんです。
DACに見合うトラポも必要になるでしょうね。迷います。
買わないかも知れませんが教えてください。」
これに対して返信。
「別の読者からも問い合わせがありました。「GUSTARD DAC-A22」という型番です。お値段は〇円でした。
その方によると、すでにアマゾンで売り切れだったみたいです。どうやら私が最後の発注者になったようです。ある意味で、ほっとしたと言われてましたよ(笑)。」
すると折り返し次のようなメールが。
「私もほっとした一人だと思います(笑)。気にはなるけど、お金もかかるし、駄耳だし。
相変わらず、音より音楽の方に気がいってしまう耳です。
友人宅でいろいろなDACを聴かせてもらっても、その差があまり判りません。
ですから、1万円(オークションで1200円)のパナソニックのDVDプレイヤー付属のCDプレイヤーでも問題なく楽しんでしまうのでしょう。
余談ですが、このプレイヤーと中華アンプ(6L6シングル)とペガサス3LZ(25cm同軸・・タンノイの真似)で、ジャズを聴くと、これがなかなかのものです。
メインのJBLに比べれば、抜け・切れそしてFレンジ・Dレンジで少し差があることはあります。
しかし、最近は聴く音量が少し下がってきているので、将来はコンパクトなシステムになっていくのかもしれません。」
同感です。実は私もコンパクトなアンプとスピーカーに回帰中です。
「釣りはフナ釣りに始まってフナ釣りに終わる」という言葉がありますが、それを実感している最中です。
とはいえ、気紛れ者なので今後どうなるか予断を許しませんが・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a5f7c5511817955f7a99406378a2ba6c
ネットラジオの「オペラ専門チャンネル」
2021年07月25日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0be15ebb40f0eb5dc1a58da6c9568cd8
つい先日の記事「ネットラジオのモーツァルト専門チャンネル」の続編です。
ロシアの優れたネットプレイヤー「AIMP」に、モーツァルトの専門チャンネル」を取り込んで毎日楽しんでいるが、その次に取り込んだのが「オペラ」「ベートーヴェン」「バロック」の3つの専門チャンネルだった。
「北国の真空管博士」から、それぞれの専用アドレスを教えてもらって無事取り込み完了。
まず「オペラ」を聴いてみると次から次に「さわり」の部分が登場してきて思わず聴き惚れた。
いきなり大好きな「私の名はミミ」(ラ・ボエーム)や「私のお父さん」(ジャンニ・スキッキ)が耳に飛び込んできたらそりゃもう感激しますわなあ。
音楽を能動的に聴くのがいいのか、それとも受動的に聴くのがいいのかとなると、後者の方が意外性が伴っているのでより感動が深くなるとは思いませんかね(笑)。
というわけで、これまでの「LINN klassikal」「LINN Jaz」に加えて大幅に増えたネットラジオの充実ぶりに大満足。
こういう機会を与えてもらった博士には感謝の一言だが話のついでにこう切り出した。
「我が家の旧いDAC「エルガープラス」でこれらの専門チャンネルを聴けるといいのですがね。パソコンとDACを繋ぐアダプターみたいなものがないんでしょうか。」
「ああ、ありますよ。DDコンバーターがそれです。」
「そうですか!手ごろな製品があったら是非教えてください」
すると2時間もしないうちに博士から連絡が。
「耳寄りの情報です。あなたは2年前にTOPPING(中国)のパソコン専用のDAC「D10」を購入されてますね。USBに特化したそのD10が、入力がUSB、出力がRCAと光になっているのでどちらかをエルガープラスに繋ぐと聴けるはずです」
「エ〜ッ、それは灯台下暗しでしたね〜」
これが「D10」だ。
たしか1万5千円ぐらいだったと思うが、お値段の割に高性能で使いやすいDACだ。
さっそく、「パソコン」〜USBケーブル〜「D10」〜デジタルRCAケーブル〜「エルガー プラス」で聴いてみるとちゃんと音が出てきた。
怒涛のように押し寄せてくる「パソコン オーディオ」攻勢に、ひたすら驚き喜ぶ毎日がしばらく続きそうですね〜。
まあ、これまでがあまりにも時代遅れだったのでしょう(笑)。
それもこれも今回の流れをつくったきっかけはオーディオ仲間の「Y」さんが持参された1台のDACが全てだった。
差し障りがあるかもしれないと公開を控えてきた型番ですが、もういいでしょう。
「ガスパード」(中国製)のDAC「A22」!
あまりの性能の素晴らしさに殺到したマニアによってあっという間に売り切れてしまい、国内で最後に獲得したのが自分だった。
そういえば、つい先日のこと初めての方から次のメールをいただいた。
「DACのことは、どのメーカーだろうと探って大当たりでした^^
とても評判なDACなのでエージングが済む頃には更に良い音になるとおもいます
ギリギリセーフでポチでしたね、そのブログ記事を見たあとアマゾンではアウトでした
カテ6LANケーブルさん(お名前は伏せておきますが)にも時々ですが伺います
私はオーディオには凄い興味があり学生時代から関わって参りました
音楽が楽しく、環境もあり超ニアフィールドですが定年後を楽しんでおります
猛暑の真っ最中ではありますが楽しくオーディオと音楽を奥様に怒られない程度にお過ごしください。」
末尾に「返事無用」とありましたが、この紙面(?)を借りてお礼申し上げます。
さて、この「A22」はアマゾンからのその後の連絡で中国から配送し8月16日に我が家に到着とのこと。国情からしてどうか波風が立たずに無事届きますように〜(笑)。
それにしても、博士といい、Yさんといい、今回ほど「人的ネットワーク」のありがたさを痛感したことはありませんでした。ただひたすら感謝です〜。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0be15ebb40f0eb5dc1a58da6c9568cd8
新しいDAコンバーターの到着 2021年07月28日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e27bbc843c111cc59f188cf5d611bcfc
このところ、我が家のオーディオに革命的といってもいいような大きな衝撃をもたらしているDAコンバーター「A22」(ガスタード:中国)。
いや、けっして大袈裟ではなく・・(笑)。
ここ2週間ほど仲間から借り受けてエージングを兼ねて使わせてもらっているが、自分も欲しくなったので「二番煎じ」を厭うことなくアマゾンに注文したところ、どうやら最後の発注だったようで滑り込みセーフ。
到着予定はおよそ3週間後の「8月16日」とのメールが入ってきた。
何しろ中国からの配送なのでそのくらいは仕方がないと思っていたところ、何とこの25日(日)の午前中になって届いたので驚いた!
見ただけでちょっと風変わりな荷物ということがお判りでしょう。はてと首を傾げながら梱包を解くと「GUSTARD」という文字が目に入った。
「あれっ、8月16日と言ってたのに・・」と半信半疑だったが、商品を取り出してみると紛れもなく「A22」だった。
いったいどうなってんの・・?
中国が絡むと常識外のことが起きても不思議はない気もするが(笑)。
何しろ相手は日本とは仲の悪い国であり「尖閣諸島」の問題とか一触即発の状態だし、これから何が起こるか分からないので早く到着するに越したことはない。まあ、うれしい悲鳴ではある。
丁度、その日は午後に「A22」を貸してくれたオーディオ仲間の「Y」さんがお見えになる日だった。
「A22がネットラジオの384KHzの受信に成功しましたよ」と招待していたのである。
これまではCDの「44.1KHz」に毛の生えたような「48KHz」の受信だったが、「北国の真空管博士」のアドバイスのもとパソコンに「A22」ドライバーのインストールに成功して実現したものだ。
飛躍的に音質が良くなったのは言うまでもない。
この「音」で年から年中モーツァルトやオペラを浴びるほど聴けるとなると「音楽&オーディオ人生、ここに極まれり!」の感がする。
ほんとうに!
なお、ちょっと話が逸れるが画像の本体「A22」の上に載せているのは放熱用の「ヒートシンク」(アルミ製)である。
何しろ「IC」は熱に弱いので少しでも外気に当たる面積を増やして放熱させようとの配慮からで、機器の寿命の方も少し伸びるんじゃないかと期待している。
さて、午後1時ごろにお見えになったYさんに開口一番「今日の午前中にA22が届きましたよ。今から入れ替えますので、ようやくお返しできそうです。」
「早かったですねえ、注文してからたったの1週間ほどでしょう!」とYさん。
さて、試聴していただくシステムだがYさんは「AXIOM80」以外のスピーカーは好まれないので、「トライアクショム」を外して本来の「AXIOM80」(オリジナル版)に入れ替えた。
真ん中が自作の箱(板厚1.5cm)に入れたオリジナルの「AXIOM80」で、右側が復刻版の「AXIOM80」である。コーン紙の色が微妙に違いますね。
オリジナルの方が圧倒的に軽いとされており、繊細なことこの上なく、息を吹きかけるとコーン紙が動くとさえ言われています(笑)。
こういう古典派スピーカーはせいぜい出力1〜2ワットの小出力アンプで駆動したいものです。オーバーパワーの弊害についてはいずれ稿を改めて・・・。
さて、試聴したシステムの概要だが、現時点で我が家のベストメンバーなので後日のために記録しておくとしよう。
長くなるので、以下続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e27bbc843c111cc59f188cf5d611bcfc
1日60円で「いい音」を楽しめる 2021年07月29日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0ffb8c77d4163418e83e70b85a1ac1c3
前回からの続きです。
25日(日)の午後1時から始まった試聴会だが、ハイライトはハイサンプリング「384KHz」の受信に成功したDAコンバーター「A22」の音質テストだった。
試聴テスト用に使ったシステムを後日のために掲げておこう。
とにかく我が家では持ち主が気まぐれなのでいつも日替わりメニューのようにクルクル変わる。
しかし、選択肢が多いことは明らかに質的向上に結び付くし、それだけ日頃からオーディオを謳歌していると大目に見てもらうとしよう。
それでは、次のとおり。
<CDトランスポート>
CECの「TL3 3.0」(ベルトドライブ方式)でアップ・サンプリングの出力「176.4KHz」が可能
<DAコンバーター>
ガスタードの「A22」で「176.4KHz」で受信。
<プリアンプ>
「安井式」の回路(真空管4本)を使い、出力管は「6072」(12AY7の高信頼管)、バッファーは「5814A」(12AU7の高信頼管)を使用。
<パワーアンプ>
出力管「E180CC」(ムラード)のプッシュプル・アンプ(出力トランス:TRIAD)。パワーはせいぜい1ワットぐらい。
この際、前段管を「RCA」(6SL7)から「STC」(CV569=ECC35=6SL7)にして、すべての球を「英国」製に統一してみた。
<スピーカー>
グッドマン「AXIOM80」(オリジナル版)
そして、試聴盤だが「久しぶりに有山麻衣子さんの声を聴かせてください」との所望があった。
ジャケットに「女神が導いたかのような天使の歌声」とあるが、誇張でも何でもないと思わせるほどの素朴で可憐な歌唱力の持ち主である。
「これまで聴かせてもらった中で最高の音です。録音現場の雰囲気がそのまま再現されてますよ。」と、感心されるYさん。
「先日のテストでは44.1KHZのもとにdCSとのテストマッチをして互角でしたが、さすがに4倍のサンプリング176.4KHzで聴くと明らかにガスタードの方に一日の長があるようです。雰囲気の再現性が際立っていますね」
他の音楽ソースを含めて2時間ほど聴いてもらってから、ネットラジオをハイサンプリング「384KHz」で試聴へ。
Yさん曰く「この音質ならもうCDを購入する必要はありませんね。宣伝がいっさい無いので、気に入った曲を随時録音できるといいですね」
「具体的な方法を伺ってませんが、録音はできるそうですよ」
「北国の真空管博士」によると、ネットプレイヤー「AIMP」(ロシア)にラジオの専門チャンネル(ドイツ)を取り込むのは一苦労されたそうだ。
商用べースとして使用されるのを警戒してか肝心のラジオ局側が「URL」を公表しておらず、発見するのに手間がかかったとのこと。
言い換えるとネットの世界はいくら秘密にしておいても誰かが鍵をこじ開けてしまうともいえそうだ。
いずれにしても、一般的に中高年にとってパソコンは敷居が高いが、何とかチャレンジして果実を楽しめるようになればしめたもの。
そのうち「384KHzの2倍の768KHz、3倍の・・」の受信が可能になるのも時間の問題でしょう。
確実にアナログのレベルに肉迫しているといえるし、そのうちDACの「A22」も古びてしまうこと必至・・(笑)。
しかし、お値段もそれほどではないし消耗品という感覚のもとで6年も使えれば十分と思っておけば無難でしょう。
コスト計算してみると1日当たりたったの60円なり〜(笑)。
それに比べて、たとえばレコードの場合フォノモーター、トーンアーム、カートリッジ、フォノイコライザーアンプなどに完璧を期そうと思ったら、維持費を含めて莫大なお金と手間がかかる。それに肝心のレコード盤(輸入盤)が高価だし〜。
というわけでアナログよりもデジタルの活用に邁進する方が山の頂上を目指す近道だと思うんだけどなあ。
まあ、デジタル派の勝手な言い分ですけどね(笑)。
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▲△▽▼
中国 Topping 社の超格安・超高音質 DAC
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/489.html
中華 DAコンバーター GUSTARD A22 _ 12万円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/151.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1002.html#c132
155. 中川隆[-17611] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:34:14 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[15]
「音楽&オーディオ」の小部屋
中国製DAコンバーター GUSTARD DAC-A22 の出現 2021年07月14日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/af9f483c66a6f4aad22e6ab6706237fe
つい先日のこと、久しぶりに近隣のオーディオ仲間「Y」さんから連絡があった。
「注文していた中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 がようやく到着しました。○日に持って行きますのでお宅のエルガープラスと比較試聴させてくれませんか。」
「それは面白そうですね、もちろん、いいですよ〜」
中国というお国柄はどうも感心しないが、オーディオの前では善も悪もない。安くて性能が良ければそれで十分(笑)。
そして、その連絡のあった当日にたまたま大分市のNさんからも連絡があった。
「オークションの落札代金を持って行きたいのですが、ついでにシステムを聴かせてください。今度の○日の午後は空いてますか?」
「エッ、丁度その日はYさんが新たに購入された中国製のDAコンバーターの実験をやる予定にしてます。私は歓迎なんですが、Yさんの了解を求めてみましょうね。」
すると、Yさん曰く「多ければ多いほど賑やかになって面白いじゃないですか」。
そして、その2日後にはこの実験の話を聞きつけられたのだろうか、別の初対面の方が2名が加わることになって総勢6名による「試聴会」となった。
さあ、たいへん。
まったく意図せぬ人数により、このコロナ禍で大丈夫かなとチラッと不安が脳裡をよぎったが、大分県はこのところ感染者0人〜数人程度がずっと続いているので、まあ見切り発車といこう。
ただし、全員マスクは必須なので予備のマスクを準備しておいた。
それはさておき、旧石器時代の遺物ともいえるDAC「エルガー プラス」と最新鋭のデジタル機器「中国製 GUSTARD DAC-A22 」のデジタル機器の一騎打ちには大いに興味がある。
なにしろ中国勢のデジタル技術は勢いがあって侮れない存在になっているし、それにフルート演奏家として耳が鍛えられたYさんがわざわざ購入されるほどだから、いかに中国製とはいえけっして「安かろう、悪かろう」ではないはず。
さらには低サンプリング「44.1KHz」と、軽く「1000KHz」を越える最新鋭のハイ・サンプリングの対決も見ものである。
Yさんともども「エルガー プラス」を聴くたびに「いったい近年のハイ・サンプリングって意味があるのかな」と話題にしていたほどなのでそれを確かめる絶好の機会が訪れたことになる。
もし我が家の「エルガー プラス」が大差で敗北を喫したときはそれはそれで結構なこと、潔く兜を脱いで中国製の同型機器を購入する腹積もりでいた。
な〜に、それぐらいの投資する元気はまだ残っている(笑)。
当日は午前中から部屋の片づけに大童(おおわらわ)だった。
何しろそれほど広くもない部屋(5m×6m)に6人を収容し、スピーカーは5系統、真空管アンプは9台あって混沌の極みだから、少しでもスペースを確保するために当面不要な機器を隣の応接間に移さねばならない。
ところが、この機会が契機となってオーディオルームの大掃除につながるのだからまさに「ピンチはチャンス」だった(笑)。
以下、続く。
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「ベスト・ワン」あるいは「オンリー・ワン」のどちらを狙う? 2021年07月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1cecb6afc1d9b14b20df6712c7526ed4
前回からの続きです。
いよいよ試聴会の当日がやってきたが、梅雨末期なのに雨を免れてどんよりとした曇り空だったのは僥倖だった。
13時ごろに全員集合。うちお二人さんとは初対面なので「はじめまして、どうかよろしくお願いします〜」。うち御一人は我がブログの読者だそうで恐縮です。
実を言うと、「ブログではさも素晴らしい音が出ているかのように書いてるけど、実際には口ほどにもない音だ」とガッカリされるのが嫌なので、なるべくなら聴かせたくないんだけど〜(笑)。
そういえば我が家の音を聴いて「もう一度聴きたい」という方は滅多にいないことに気付いた。
自分ではいい音だと惚れ込んでいても、他人にとってはそれほどでもないというケースは日本中至るところでの日常茶飯事なのかもしれない。
自宅の音に疑問を挟まない人は、ある意味では幸せな人でしょうか(笑)。
それに、万一気に入った音だったとしても最後は「やっぱり聴き慣れた我が家の音が一番いい」となるのがオチでしょう〜。
長年の経験上、その辺は達観している積りだが、やはり当座はお客様さんに喜んでもらうに越したことはない。
そういうわけで、ベストは尽くさねばと試聴システムの選定にあたっては当日のメインゲストとして中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 を持参されるYさんの好みに合わせることにした。
まずCDトランスポートはこのほど修理から戻ってきたばかりの「ヴェルディ・ラ・スカラ」(英国:dCS)。
次にスピーカーはYさんが大のお気に入りの「AXIOM80」。
とにかく「AXIOM80」を使わないと音の微妙なニュアンスは分かりませんと、いつも仰る。
それかといってご自宅用に「AXIOM80」を購入しようとはなされない。
というのも「二番煎じ」がお嫌いな方で、どちらかといえば「ベスト1」よりも「オンリー1」を優先される方だから。
独自性を優先するその気持ち、ちょっぴり分かりますよ(笑)。
次に、「AXIOM80」(フルレンジ)用のアンプは「WE300Bシングル」で決まり。
何やかや言ってみても、SN比に優れた「銅板シャーシ」や真空管のヒーター回路が別になっているなど凝ったツクリに加えて定評のある出力管とトランス類の組み合わせが醸し出す音色は他のアンプの追随を許さない。
次に低音域(100ヘルツ以下)を受け持つアンプは「EL34のプッシュプルアンプ」に決定。
能率が100db近い「D123」(JBL)といえども、コーン紙が重たいせいか、非力なシングルアンプではどうしても雄大なスケール感が出てこない。
JBL系をうまく鳴らすには真空管アンプでは「プッシュプル系」に限るみたいですね。
前置きが長くなったが、いよいよ中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 の設置を済ませて比較試聴に移った。
以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/1cecb6afc1d9b14b20df6712c7526ed4
「若いフレッシュ感覚」 と 「年増の妖艶さ」の対決 2021年07月17日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/98f68277dc697c24b18c747f65b67489
前回からの続きです。
今回の試聴会の焦点は中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 である。予備のプリアンプを外してラックに組み込んだ。
「エルガー プラス」と同一条件にするために、電源については「200Vを100Vに降圧した」電源タップに接続し、そして電源ケーブルには「ドミナス」(PAD)を使用した。
余談だが「デジタル機器」は電源次第でガラッと音が変わる。
小窓の表示が「44.1KHz」になっているので、「この機器はアップサンプリングできないんですか?」とYさんにお訊ねすると、
「これはパソコンやCDトラポに応じて自動的に対応するシステムになっています。したがって機器自体でアップサンプリングできないようですよ」「成る程」。
というわけで、我が家の「エルガー プラス」とは「44.1KHz」という同一条件下でのテストとなった。
接続の方はCDトラポと「エルガー プラス」とは「バランスケーブル」(1本)で、「GUSTARD DAC-A22」とは「RCAデジタルケーブル」(1本)で接続し、プリアンプの入力セレクターのスイッチで瞬時に切り替えができるようにしている。
はじめに「エルガー プラス」から試聴。
試聴盤はシステムの音の傾向が比較的わかりやすい「ジャズ・ボーカル」から。
ジャズ評論家「寺島靖国」さんの推奨盤シリーズ「For Jazz Vocal Fans Only」の「Left Alone」(第1トラック)。
まず、Yさんが1年8か月振りに戻ってきたCDトランスポート「ヴェルディ・ラ・スカラ」に対して驚きの声を上げられた。
「これまでのCECのCDトラポに比べて音が激変しましたよ。」
「やはり純正の組み合わせとなると隙を見せないようですね」と自分。
曲はそのままにしてプリアンプのスイッチを切り換えて「GUSTARD DAC-A22」へ。
「あれっ、(歌手の)声が少し若返りました!」と、お客様のどなたかから声が上がった。要は「フレッシュ」という感じなのだろう。
いわば年増の妖艶さを優先するのか、それとも若さが持つ健康的な美肌を優先するか、これは人生の重大な岐路に立たされますね(笑)。
自分では音の瑞々しさ、鮮明度、周波数レンジのいずれをとってみても総合的には互角だと感じた。
お値段からしたら「GUSTARD DAC-A22」の大健闘を称えるべきだろうし、一方では製作年代が20年以上違うことからして「エルガー プラス」の古さを感じさせない表現力に敬意を表したいほどで両者に乾杯〜。
今後、万一「エルガー プラス」が故障して修理不能となったらこの「GUSTARD DAC-A22」を即買いだと秘かに決めた。
2時間ほどこのスピーカーで聴いてもらってから、今度は低音域だけ(100ヘルツ以下)「ウェストミンスター」に切り替えた。
となると、コントラバスとオルガンの出番となって「ゲリー・カー」の「祈り」から「オー・ホーリー・ナイト」を。
オルガンの地を這ってくるような重低音ばかりは大きな箱の独壇場でしょうよ(笑)。
いずれにしても皆さん大喜びのご様子だった。
そして後日のこと、初対面だった訪問者の方から次のようなメール(要旨)をいただいた。
ご自宅ではJBLの3ウェイ大型マルチシステムを自作の真空管アンプ3台で鳴らされている豪の方である。
「DAC での音の変化大変面白かったです、勉強になりました、マニアの試聴は大変良い勉強になります、いつか又試聴させて下さい。」
はい、これに懲りずにいつでもどうぞ〜(笑)。
最後に、心残りは「GUSTARD DAC-A22」の「ハイ・サンプリング」の音を聴けなかったことで、この対応としてCECのCDトラポが176.4KHzの信号を出せるので、Yさんとご相談の上次回はこの組み合わせで再度試聴してみることにした。
あっさり「dCS」の後塵を拝した形の「CEC」が名誉挽回なるか、これは見ものです〜。
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中国製DAコンバーターの魅力 2021年07月21日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/d4b950cb0c07e5d3c521d8be96f33668
先日来、何かと話題にしている中国製のDAコンバーター Gustard A22
ご承知の通り、DAコンバーターというのは「Digital」信号を「Analog」信号へ「Convert」(変換する)機器のことで、頭文字を取って「DAC」(ダック)とも称される。
デジタルの世界では音質を大きく左右する「要」となる機器である。
10日ほど前の6名による大がかりな試聴会で遺憾なく実力を発揮した「G」だが、その時はCD並みの「44.1KHz」でのテストだった。
そこで、18日(日)の午後になって、再度持ち主のYさんに願いして持参してもらい新たなテストをしてみた。
手前の機器がCDトラポのCEC「TL3 3.0」で「44.1KHz」の4倍のサンプリング「176.4Khz」出力が可能になっている。
そして見事に「GUSTARD DAC-A22」がこの「176.4KHz」を受信した!
その様子がパソコンの大きな画面でご覧になるとお分かりだと思う。
そして出てきた音といえば・・。
Yさんともども絶句したのである。
「こんなに透明感のある音をこれまで聴いたことがありませんよ。」
夢中になってジャズボーカルをはじめいろんなCDをかけまくった。
ミッシャ・エルマンの弾くヴァイオリンがことのほかやさしいし、「島田祐子」さんが歌う「花の街」(団 伊久磨作曲)が懐かしい童心を蘇らせてくれる。
「島田祐子さんてこんなに透き通った声だったんですね・・」とYさん。
こんな音が毎日聴けるんだったらどんなにお金をはたいてもいいと正直思った。若い頃ならともかく、いい歳をして年甲斐もないけれど・・(笑)。
これでほんの少しばかり残っていた「レコード再生」への未練を100%断ち切ることが出来たのはありがたい。
Yさん曰く「このDAコンバーターは世界的に定評のある旭化成のAK4499チップを使ってますが、このチップが惜しくも生産中止状態で在庫限りでの生産になっているそうです。いつ販売中止になるか、時間の問題でしょう」
そうですか、購入するなら急ぐ必要がありますね・・。
実はつい先日のこと、ブログをご覧になった「北国の真空管博士」から問い合わせがあって、
「中国製のDAコンバーターの実験はいかがでしたか?」
「ハイ、とても素晴らしかったですよ。型番はGUSTARD DAC-A22 でした。」
「ほう、それはさっそく調べてみましょう」
そして「製造元はデジタルの研究にかけては定評がありますね。製品のツクリも申し分ないです。チップも旭化成製ですし、オペアンプの部分も実に凝ってます。これはたいへんんなお買い得ですよ」
日頃から何かにつけて緻密でシビアな博士が珍しく絶賛されたので、これが最終的な後押しになって、パソコン画面の「今すぐ買う」をポチッ(笑)。
到着予定は8月上旬の予定。
おっと「AXIOM80」を駆動したアンプのことを忘れていた。
つい先日のブログ「ミニチュア管の魅力」で登場した「6072」(12AY7)を出力管にしたアンプだったが、Yさん曰く「先日の試聴会で使用したWE300Bシングルよりも音にスピードがあって鮮度が高いですね。私はこちらの方が好きです」
そして、辞去される際に「我が家では現在パワーアンプが無いので使い様がありません。このDACはエージングを兼ねて置いていってもいいですよ」とありがたいお申し出。
「それでは、しばし我が家で使わせてもらいましょう」と快諾。
なお、この「GUSTARD DAC-A22」がいつ販売中止になるか風前の灯でそのうちネットから消え去る運命なので、後日のために商品説明を記録しておくとしよう。
●左右のチャンネルは、AKMの旗艦AK4499チップによってそれぞれデコードされます。2チャンネルDAC回路は完全に独立しており、独立した接地が行われ、最適なパフォーマンスを実現し、互いに干渉しません。
●CPLDプログラマブルロジックチップ、自己開発ロジック機能デジタル集積回路、内蔵クロック管理、2nd PLL デジタルシェーピング、DOP復調、PCM/DSDデポップスイッチなどの独自技術により優れた音質の強固な基盤が築かれました。
●8チャネルハイブリッドディスクリートIV変換回路と独立した加算回路は、AK4499大電流の要件を完全に満たしています。
●USBモジュールはXMOSのXU208チップを使用し、PCM768K DSD512をサポートします「USB入力なしだとこのモジュールがありません」
●合計90ポジションの0dB〜-90dBの高品質デジタルボリューム調整をサポートし、リモコン付きで、ボリュームを簡単に調整できます。 」
デジタル入力:
IIS、USBサポートされるPCM形式:16-32bit / 44.1、48、88.2、96、176.4、192、352.8、384、768kHz。 DSD64、DSD128、DSD256、DSD512;
同軸サポートされるPCM形式:16-24ビット/ 44.1、48、88.2、96、176.4、192、384 kHz; DOP64、DOP128
光ファイバー、AES / EBUサポートされるPCM形式:16-24bit / 44.1、48、88.2、96、176.4、192 kHz; DOP64
以上のとおりだが、毎日コツコツと地道に命を刻んでいると、たまには目の覚めるようないいことがあるようですよ(笑)。
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ネットラジオの「モーツァルト専門チャンネル」2021年07月22日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e4b93ea3c9fdc4686c338391923e14b1
つい先日搭載した「ミニチュア管の魅力」で取り上げた「6072」(12AY7の高信頼管)について、「北国の真空管博士」からご連絡があった。
「6072は私も好きな球です。隠れた名管だと思いますが、あくまでも微小信号を増幅するための電圧増幅管です。
出力管として使用すると故障する恐れがありますよ。おそらく独特の歪みが出ているはずです。その歪みが三極管のせいでいい方向に作用して魅力的な響きになっているのでしょうが・・」
「あっ、そうですか。そう言われてみると確かにちょっと歪みっぽい音がしてますね。この歪みが独特の響きに変化しているようです、まさに紙一重ですね。
壊れると元も子もないのでお客さんが見えたときくらいに聴かせてあげることにしましょう。貴重なアドバイスありがとうございます」
さらに問答が続く。
「実は仲間から中国製のDAコンバーター GUSTARD DAC-A22 を借り受けているのですが、これを利用してパソコン経由のネットラジオで「モーツァルト専門チャンネルを聴きたいのですが、どうしたらいいんでしょう」
すると博士から、
「ああ、それならロシアのAIMPというプレイヤーがあって、素晴らしいモ−ツァルトの専門チャンネルがありますよ。まず、AIMPをインストールしてください。話はそれからです。完了したらまた連絡してください。」
無事完了したので報告。
すると博士から「とりあえず、これからその専門チャンネルのアドレスをあなた宛てメールしますので、私の言うとおりにパソコンを操作してください」
「ハイ、分かりました」
博士から届いたアドレスを一字一句間違えないようにメモしてから「どうぞ続きをお願いします」
「ハイ、それでは私が言うとおりに画面の操作をしてください。まず始めに、・・・・」
いくつもの項目をクリックするなど、とても素人では絶対に考え付かないような複雑な操作だった。
そして肝心のDAコンバーターを認知する読み込みの方もAIMPではいくつも選択できるようになっていて、「トッピング」などと並んで「GUSTARD」の選択肢があったのでclickしてから最後に「適用」、次に「OK」をクリックしてお終い。
そして、見事にスピーカーからモーツァルトの音楽が流れてきたのには感激した。
中国製「GUSTARD DAC-A22 DAC」の優秀な機能と相俟って、音質も素晴らしい。
モーツァルトの音楽の特徴だがストーリー性が無いので一つの断片だけ切り取っても音楽の美しさに十分堪えうるし、たちどころにモーツァルトの世界に入り込めるところがいい。
この専門チャンネルでは選曲もよくて妙なるメロディが次から次に湧き出てくる。皆等しく名曲ばかりでまったく尽きることがない。そしてうれしいことに宣伝がいっさい入らない。
これからはこのチャンネルで「モーツァルト三昧」になるが、豊かな音楽ライフとはきっとこういうことを指すに違いない。
とはいえ、自他ともに認める「モーツァルト狂」にとって夢のような時代が到来していたのに気付かなかった己のうかつさを大いに恥じなければいけない(笑)。
最後に冒頭の真空管の話だが、博士のアドバイスどおり「6072」を温存し、それに代えて「12BH7」(東芝)という球があったので代わりに挿してみた。
通常のミニチュア管よりもちょっと大きめなので、低音域には強そうな感じ。
一時プリアンプ用として使ったことがあるが、ぼんやりとして実に冴えない音で長らくお蔵入りだった球である。
肝心の「μ(ミュー)=増幅率」も「16.5」と6SN7の「20」と似たようなものなので十分代用が利きそうだ。
あまり期待せずに挿し込んでみると見違えるように溌溂した音を出してきたのには驚いた。
「6SN7」よりもずっといい!
出力管として使ったときの「ミニチュア管」はまるっきり変身しますな。
真空管の奥の深さを痛感!
このところ「音楽&オーディオ」に限っては次から次にいいことが起こっているが「好事魔多し」ということもあるので、むしろ怖いくらい(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e4b93ea3c9fdc4686c338391923e14b1
「中国製DAコンバーター」のその後の話 2021年07月23日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a5f7c5511817955f7a99406378a2ba6c
前々回のブログ「中国製のDAコンバーターの魅力」について、読者からさっそく反響があった。
この種の記事はオーディオ雑誌などにも登場しているのだろうが、何しろ背後には顔の見える業界がわんさと控えているので忖度なしの評価は無理だろうとは、およそ推察がつく。
やはり、当てになるのはしがらみのない立場からの現場情報だと思いますよ、少々我田引水になりますけどね(笑)。
それでは、まず横浜のKさんから。匿名ということで無断掲載お許しください。
「既に多くの方から問い合わせがと、思いますがもし許されるなら「中国製G」の型番をお教えください。ついでにお値段(によっては購入しない、出来ない)も。」
これに対して次のように返信。
「仲間からの連絡によりますと、惜しいことに私が購入したのが最後みたいです。
現在はネットの表示で在庫なしとのことですが念のため調べてください。
ご参考までに、型番ですが「GUSTARD DAC-A22」です。〇円で購入しました。」
すると折り返しご連絡が。
「アマゾンで見つけましたが「売り切れ」でした。なぜか「ほっと」しました。また「黒い円盤」に戻ります。」
「ホッとした」その気持ち、オーディオ愛好家としてよくわかりますよ(笑)。
続いて、東海の方からも。
「中国製DAC気になりました。どの機種なのか教えていただけますか?
CDを聴く時、現状の音には結構満足してしまっています。
大したことのないCDP(定価で、15万円・5万円・1万円の製品です)で、不満がないとは、駄耳の極みであります・・・
クラシックはCD(とFM)と思っていますが・・・あまり不満が出ないんです。
DACに見合うトラポも必要になるでしょうね。迷います。
買わないかも知れませんが教えてください。」
これに対して返信。
「別の読者からも問い合わせがありました。「GUSTARD DAC-A22」という型番です。お値段は〇円でした。
その方によると、すでにアマゾンで売り切れだったみたいです。どうやら私が最後の発注者になったようです。ある意味で、ほっとしたと言われてましたよ(笑)。」
すると折り返し次のようなメールが。
「私もほっとした一人だと思います(笑)。気にはなるけど、お金もかかるし、駄耳だし。
相変わらず、音より音楽の方に気がいってしまう耳です。
友人宅でいろいろなDACを聴かせてもらっても、その差があまり判りません。
ですから、1万円(オークションで1200円)のパナソニックのDVDプレイヤー付属のCDプレイヤーでも問題なく楽しんでしまうのでしょう。
余談ですが、このプレイヤーと中華アンプ(6L6シングル)とペガサス3LZ(25cm同軸・・タンノイの真似)で、ジャズを聴くと、これがなかなかのものです。
メインのJBLに比べれば、抜け・切れそしてFレンジ・Dレンジで少し差があることはあります。
しかし、最近は聴く音量が少し下がってきているので、将来はコンパクトなシステムになっていくのかもしれません。」
同感です。実は私もコンパクトなアンプとスピーカーに回帰中です。
「釣りはフナ釣りに始まってフナ釣りに終わる」という言葉がありますが、それを実感している最中です。
とはいえ、気紛れ者なので今後どうなるか予断を許しませんが・・(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a5f7c5511817955f7a99406378a2ba6c
ネットラジオの「オペラ専門チャンネル」
2021年07月25日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0be15ebb40f0eb5dc1a58da6c9568cd8
つい先日の記事「ネットラジオのモーツァルト専門チャンネル」の続編です。
ロシアの優れたネットプレイヤー「AIMP」に、モーツァルトの専門チャンネル」を取り込んで毎日楽しんでいるが、その次に取り込んだのが「オペラ」「ベートーヴェン」「バロック」の3つの専門チャンネルだった。
「北国の真空管博士」から、それぞれの専用アドレスを教えてもらって無事取り込み完了。
まず「オペラ」を聴いてみると次から次に「さわり」の部分が登場してきて思わず聴き惚れた。
いきなり大好きな「私の名はミミ」(ラ・ボエーム)や「私のお父さん」(ジャンニ・スキッキ)が耳に飛び込んできたらそりゃもう感激しますわなあ。
音楽を能動的に聴くのがいいのか、それとも受動的に聴くのがいいのかとなると、後者の方が意外性が伴っているのでより感動が深くなるとは思いませんかね(笑)。
というわけで、これまでの「LINN klassikal」「LINN Jaz」に加えて大幅に増えたネットラジオの充実ぶりに大満足。
こういう機会を与えてもらった博士には感謝の一言だが話のついでにこう切り出した。
「我が家の旧いDAC「エルガープラス」でこれらの専門チャンネルを聴けるといいのですがね。パソコンとDACを繋ぐアダプターみたいなものがないんでしょうか。」
「ああ、ありますよ。DDコンバーターがそれです。」
「そうですか!手ごろな製品があったら是非教えてください」
すると2時間もしないうちに博士から連絡が。
「耳寄りの情報です。あなたは2年前にTOPPING(中国)のパソコン専用のDAC「D10」を購入されてますね。USBに特化したそのD10が、入力がUSB、出力がRCAと光になっているのでどちらかをエルガープラスに繋ぐと聴けるはずです」
「エ〜ッ、それは灯台下暗しでしたね〜」
これが「D10」だ。
たしか1万5千円ぐらいだったと思うが、お値段の割に高性能で使いやすいDACだ。
さっそく、「パソコン」〜USBケーブル〜「D10」〜デジタルRCAケーブル〜「エルガー プラス」で聴いてみるとちゃんと音が出てきた。
怒涛のように押し寄せてくる「パソコン オーディオ」攻勢に、ひたすら驚き喜ぶ毎日がしばらく続きそうですね〜。
まあ、これまでがあまりにも時代遅れだったのでしょう(笑)。
それもこれも今回の流れをつくったきっかけはオーディオ仲間の「Y」さんが持参された1台のDACが全てだった。
差し障りがあるかもしれないと公開を控えてきた型番ですが、もういいでしょう。
「ガスパード」(中国製)のDAC「A22」!
あまりの性能の素晴らしさに殺到したマニアによってあっという間に売り切れてしまい、国内で最後に獲得したのが自分だった。
そういえば、つい先日のこと初めての方から次のメールをいただいた。
「DACのことは、どのメーカーだろうと探って大当たりでした^^
とても評判なDACなのでエージングが済む頃には更に良い音になるとおもいます
ギリギリセーフでポチでしたね、そのブログ記事を見たあとアマゾンではアウトでした
カテ6LANケーブルさん(お名前は伏せておきますが)にも時々ですが伺います
私はオーディオには凄い興味があり学生時代から関わって参りました
音楽が楽しく、環境もあり超ニアフィールドですが定年後を楽しんでおります
猛暑の真っ最中ではありますが楽しくオーディオと音楽を奥様に怒られない程度にお過ごしください。」
末尾に「返事無用」とありましたが、この紙面(?)を借りてお礼申し上げます。
さて、この「A22」はアマゾンからのその後の連絡で中国から配送し8月16日に我が家に到着とのこと。国情からしてどうか波風が立たずに無事届きますように〜(笑)。
それにしても、博士といい、Yさんといい、今回ほど「人的ネットワーク」のありがたさを痛感したことはありませんでした。ただひたすら感謝です〜。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0be15ebb40f0eb5dc1a58da6c9568cd8
新しいDAコンバーターの到着 2021年07月28日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e27bbc843c111cc59f188cf5d611bcfc
このところ、我が家のオーディオに革命的といってもいいような大きな衝撃をもたらしているDAコンバーター「A22」(ガスタード:中国)。
いや、けっして大袈裟ではなく・・(笑)。
ここ2週間ほど仲間から借り受けてエージングを兼ねて使わせてもらっているが、自分も欲しくなったので「二番煎じ」を厭うことなくアマゾンに注文したところ、どうやら最後の発注だったようで滑り込みセーフ。
到着予定はおよそ3週間後の「8月16日」とのメールが入ってきた。
何しろ中国からの配送なのでそのくらいは仕方がないと思っていたところ、何とこの25日(日)の午前中になって届いたので驚いた!
見ただけでちょっと風変わりな荷物ということがお判りでしょう。はてと首を傾げながら梱包を解くと「GUSTARD」という文字が目に入った。
「あれっ、8月16日と言ってたのに・・」と半信半疑だったが、商品を取り出してみると紛れもなく「A22」だった。
いったいどうなってんの・・?
中国が絡むと常識外のことが起きても不思議はない気もするが(笑)。
何しろ相手は日本とは仲の悪い国であり「尖閣諸島」の問題とか一触即発の状態だし、これから何が起こるか分からないので早く到着するに越したことはない。まあ、うれしい悲鳴ではある。
丁度、その日は午後に「A22」を貸してくれたオーディオ仲間の「Y」さんがお見えになる日だった。
「A22がネットラジオの384KHzの受信に成功しましたよ」と招待していたのである。
これまではCDの「44.1KHz」に毛の生えたような「48KHz」の受信だったが、「北国の真空管博士」のアドバイスのもとパソコンに「A22」ドライバーのインストールに成功して実現したものだ。
飛躍的に音質が良くなったのは言うまでもない。
この「音」で年から年中モーツァルトやオペラを浴びるほど聴けるとなると「音楽&オーディオ人生、ここに極まれり!」の感がする。
ほんとうに!
なお、ちょっと話が逸れるが画像の本体「A22」の上に載せているのは放熱用の「ヒートシンク」(アルミ製)である。
何しろ「IC」は熱に弱いので少しでも外気に当たる面積を増やして放熱させようとの配慮からで、機器の寿命の方も少し伸びるんじゃないかと期待している。
さて、午後1時ごろにお見えになったYさんに開口一番「今日の午前中にA22が届きましたよ。今から入れ替えますので、ようやくお返しできそうです。」
「早かったですねえ、注文してからたったの1週間ほどでしょう!」とYさん。
さて、試聴していただくシステムだがYさんは「AXIOM80」以外のスピーカーは好まれないので、「トライアクショム」を外して本来の「AXIOM80」(オリジナル版)に入れ替えた。
真ん中が自作の箱(板厚1.5cm)に入れたオリジナルの「AXIOM80」で、右側が復刻版の「AXIOM80」である。コーン紙の色が微妙に違いますね。
オリジナルの方が圧倒的に軽いとされており、繊細なことこの上なく、息を吹きかけるとコーン紙が動くとさえ言われています(笑)。
こういう古典派スピーカーはせいぜい出力1〜2ワットの小出力アンプで駆動したいものです。オーバーパワーの弊害についてはいずれ稿を改めて・・・。
さて、試聴したシステムの概要だが、現時点で我が家のベストメンバーなので後日のために記録しておくとしよう。
長くなるので、以下続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e27bbc843c111cc59f188cf5d611bcfc
1日60円で「いい音」を楽しめる 2021年07月29日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0ffb8c77d4163418e83e70b85a1ac1c3
前回からの続きです。
25日(日)の午後1時から始まった試聴会だが、ハイライトはハイサンプリング「384KHz」の受信に成功したDAコンバーター「A22」の音質テストだった。
試聴テスト用に使ったシステムを後日のために掲げておこう。
とにかく我が家では持ち主が気まぐれなのでいつも日替わりメニューのようにクルクル変わる。
しかし、選択肢が多いことは明らかに質的向上に結び付くし、それだけ日頃からオーディオを謳歌していると大目に見てもらうとしよう。
それでは、次のとおり。
<CDトランスポート>
CECの「TL3 3.0」(ベルトドライブ方式)でアップ・サンプリングの出力「176.4KHz」が可能
<DAコンバーター>
ガスタードの「A22」で「176.4KHz」で受信。
<プリアンプ>
「安井式」の回路(真空管4本)を使い、出力管は「6072」(12AY7の高信頼管)、バッファーは「5814A」(12AU7の高信頼管)を使用。
<パワーアンプ>
出力管「E180CC」(ムラード)のプッシュプル・アンプ(出力トランス:TRIAD)。パワーはせいぜい1ワットぐらい。
この際、前段管を「RCA」(6SL7)から「STC」(CV569=ECC35=6SL7)にして、すべての球を「英国」製に統一してみた。
<スピーカー>
グッドマン「AXIOM80」(オリジナル版)
そして、試聴盤だが「久しぶりに有山麻衣子さんの声を聴かせてください」との所望があった。
ジャケットに「女神が導いたかのような天使の歌声」とあるが、誇張でも何でもないと思わせるほどの素朴で可憐な歌唱力の持ち主である。
「これまで聴かせてもらった中で最高の音です。録音現場の雰囲気がそのまま再現されてますよ。」と、感心されるYさん。
「先日のテストでは44.1KHZのもとにdCSとのテストマッチをして互角でしたが、さすがに4倍のサンプリング176.4KHzで聴くと明らかにガスタードの方に一日の長があるようです。雰囲気の再現性が際立っていますね」
他の音楽ソースを含めて2時間ほど聴いてもらってから、ネットラジオをハイサンプリング「384KHz」で試聴へ。
Yさん曰く「この音質ならもうCDを購入する必要はありませんね。宣伝がいっさい無いので、気に入った曲を随時録音できるといいですね」
「具体的な方法を伺ってませんが、録音はできるそうですよ」
「北国の真空管博士」によると、ネットプレイヤー「AIMP」(ロシア)にラジオの専門チャンネル(ドイツ)を取り込むのは一苦労されたそうだ。
商用べースとして使用されるのを警戒してか肝心のラジオ局側が「URL」を公表しておらず、発見するのに手間がかかったとのこと。
言い換えるとネットの世界はいくら秘密にしておいても誰かが鍵をこじ開けてしまうともいえそうだ。
いずれにしても、一般的に中高年にとってパソコンは敷居が高いが、何とかチャレンジして果実を楽しめるようになればしめたもの。
そのうち「384KHzの2倍の768KHz、3倍の・・」の受信が可能になるのも時間の問題でしょう。
確実にアナログのレベルに肉迫しているといえるし、そのうちDACの「A22」も古びてしまうこと必至・・(笑)。
しかし、お値段もそれほどではないし消耗品という感覚のもとで6年も使えれば十分と思っておけば無難でしょう。
コスト計算してみると1日当たりたったの60円なり〜(笑)。
それに比べて、たとえばレコードの場合フォノモーター、トーンアーム、カートリッジ、フォノイコライザーアンプなどに完璧を期そうと思ったら、維持費を含めて莫大なお金と手間がかかる。それに肝心のレコード盤(輸入盤)が高価だし〜。
というわけでアナログよりもデジタルの活用に邁進する方が山の頂上を目指す近道だと思うんだけどなあ。
まあ、デジタル派の勝手な言い分ですけどね(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0ffb8c77d4163418e83e70b85a1ac1c3
▲△▽▼
中国 Topping 社の超格安・超高音質 DAC
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/489.html
中華 DAコンバーター GUSTARD A22 _ 12万円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/151.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c155
7. 中川隆[-17610] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:36:01 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[16]
中国 Topping 社の超格安・超高音質 DAC
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/489.html
中華 DAコンバーター GUSTARD A22 _ 12万円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/151.html
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/148.html#c7
5. 中川隆[-17609] koaQ7Jey 2021年8月01日 05:41:37 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[17]
中国 Topping 社の超格安・超高音質 DAC
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/489.html
中華 DAコンバーター GUSTARD A22 _ 12万円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/151.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/411.html#c5
1. 中川隆[-17608] koaQ7Jey 2021年8月01日 06:20:05 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[18]
中華 DAコンバーター GUSTARD A22 _ 12万円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/151.html
OPPO Sonica DAC _ 音楽がわからないアホ・オーディオマニアが絶賛する超お買い得品(?)だけど…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/852.html
CD プレーヤーは進歩しているのか?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/842.html
CD 専用プレーヤー EAR Acute Classic _ ティム・デ・パラヴィチーニの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/853.html
スパークラー・オーディオの 16ビット・ノンオーバーサンプリング CDP・DAC
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/960.html
▲△▽▼
CD/SACDプレーヤーからPC・ネットワークオーディオへ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/854.html
滅びゆくSACD
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1030.html
▲△▽▼
デジタル・ボリュームは音の劣化が酷い
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1049.html
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/152.html#c1
4. 中川隆[-17607] koaQ7Jey 2021年8月01日 08:01:22 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[19]
僕は阿修羅掲示板で小沢叩き、中国叩きをやってみんなに嫌われたんだよ。
ここでも徹底的な小沢叩き、立憲民主党叩き、中国叩きやってるから嫌われてるんだ
5. 中川隆[-17606] koaQ7Jey 2021年8月01日 08:09:38 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[20]
僕は阿修羅掲示板で小沢叩き、中国叩きをやってみんなに嫌われたんだよ。
ここでも徹底的な小沢叩き、立憲民主党叩き、中国共産党叩き、在日叩き、創価叩きをやってるから嫌われてるんだ
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/489.html#c5
1. 2021年8月01日 09:28:25 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[21]
ACアダプターについて
0fb*****
汎用ACアダプター12V-2Aと同じく12V-5Aを所有しておりますが、いずれも本機に使用して問題ありませんでしょうか。
2021年07月01日 11:39
ストア
定格電圧出力とプラグ極性が製品仕様と一致しておりましたら、出力電流が多い点に関しては問題ございません。
従いまして、お問い合わせの「12V/5A」のACアダプターでしたら問題なくお使い頂けます。
※出力電流の高いACアダプターで格安で流通しているものについて、正規にPSEマークを取得していないマーク詐称の海外製品が多数あり、そのようなACアダプターでのトラブルが多発しております為ご注意くださいませ。
※以下の弊社ブログにPSEマークとACアダプタについてご案内しておりますのでよろしければご確認くださいませ。
http://nfj2019.livedoor.blog/archives/5821265.html
https://store.shopping.yahoo.co.jp/nfj/h190.html?sc_e=afvc_shp_3293761
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/664.html#c1
2. 中川隆[-17605] koaQ7Jey 2021年8月01日 09:36:00 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[22]
NorthFlatJapan 公式ブログ
粗悪なACアダプターにご注意ください(PSEマークについて) 2020年04月09日
http://nfj2019.livedoor.blog/archives/5821265.html
粗悪な輸入品のACアダプターを原因とするトラブルが多発しておりますので、注意喚起として掲載いたします。
粗悪なACアダプターについては、必要な安全回路が搭載されていない事により、製品を破損させるばかりか、火災の恐れもございますので、ご確認頂いて該当するACアダプターをお使いの場合は、ご使用をお控えください。
皆さんはPSEマークって何かご存知でしょうか?
丁度1年前にはモバイルバッテリーの取り扱いで、結構なニュースにもなりました。
でもPSEマークって何?って訊かれると、漠然と安全のための規格だとは理解していても、「PSEマークが付いてれば安全」ぐらいの認識じゃないかと思います。
そこで今日は、FX-AUDIO-製品とは切っても切れない、「ACアダプターとPSEマーク」のお話です。
PSEマークとは一言でいえば電気用品安全法に基づく表示となります。
で、電気用品安全法(でんきようひんあんぜんほう)とは何かっていうと、電気用品の安全確保について定められている日本の法律ですね。
https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/index.htm
一般家庭における電力の利用が、電灯から家電製品へと広がった昭和36年施行の法律ですから、かれこれ60年程まえにできた法律で、2001年に改正され現在に至ります。
その2001年の改正の際に、メーカーや輸入業者は、適合製品にPSEマークをつけて販売するよう義務付けられたんですね。
※PSEマークは、【Product+Safety+Electrical appliance & materials】の頭文字で、電気製品が安全性を満たしていることを示すマークです。
それでは正しいPSEマークの表示について見てみましょう。
経済産業省ホーム> 政策について> 政策一覧> 安全・安心> 製品安全> 電気用品安全法>届出・手続の流れ> 表示> 表示の方式
https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/procedure_08.html
img_pse01
特定電気用品に付される記号
高危険度が予測され、厳重に審査される電気製品116品目 高い安全性が要求される116品目で、PSEマークは菱形 この分類製品には、登録検査機関による適合性検査が要求されます
※ACアダプターはこのマークです
img_pse02
特定電気用品以外の電気用品に付される記号
それ以外の電気用品は341品目で、PSEマークは丸形
こちらは自主検査のみで表示できます
ACアダプターは特定電気用品の直流電源装置に分類されるので、菱形のPSEマークになります。去年話題になったモバイルバッテリーは、特定電気用品以外なので丸型のPSEですね。
ACアダプターをチェックして丸形PSEだったら・・偽PSEマークなので使用を中止しましょうね。
さて、この特定電気用品の菱形PSEマークを表示するには、分かり易いルールがあります。
1) 記号 ※特定電気用品は菱形のPSEマークです
2) 届出事業者名 ※販売会社や製造会社、輸入業者
3) 登録検査機関名称 ※特定電気用品の適合性検査をした機関の名称かマーク
4) 定格電圧、定格電流等の諸元
この全てを表示した上で、1)〜3)は、原則、近接して表示する必要があります。
正しいPSEマークは、1)〜3)が直ぐ近くに表示されてます。
PSE
そして、こちらは偽PSEマークです。
ACアダプターなのに丸型PSEマークや、届け出事業者名が無いものですね。
届け出事業者名が無いものは、そもそも本体に製造会社や販売会社の名前すらないものが多いです。」
どちらも粗悪アダプターが非常に多いので注意してくださいね!
http://nfj2019.livedoor.blog/archives/5821265.html
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/664.html#c2
3. 中川隆[-17604] koaQ7Jey 2021年8月01日 09:49:52 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[23]
FX-AUDIO- TUBE-00J 本格真空管ラインアンプ カスタマーレビュー
あ
5つ星のうち4.0 クリアで素直な音 2019年2月17日
最初12V 1A のACアダプターを使っていたら、ボリュームを上げるとブーンといったノイズが入り真空管はこういう物かと諦めていましたが、3A の物に替えたところノイズが消えました。同じ症状に困っている方は試してみては。
メーカーの方でもこういった情報を伝えほうが良いと思いますよ。粗悪品を掴んだと思ってしまうので。なので☆ひとつマイナスです。
PC →EHP-AHR192GD→本機→fostex PM0.3で楽しんでいます。オーケストラなんか聞くと楽器の音なんか最高です。
本来ならスピーカー迄の間になるべく回路を挟まない方が良い音になるといいますが凄く楽しい音がします。パワーアンプとパッシブスピーカーも欲しくなってきてしまいました。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R7LGGUHILDJ45/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B07G42TF45
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/664.html#c3
4. 2021年8月01日 10:04:58 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[24]
SUCCUL ACアダプター 12V 2A
大手メーカーOEM社製品 センタープラス スイッチング式 最大出力24W
出力プラグ外径5.5mm(内径2.1mm) PSE取得品
ブランド サクル株式会社
定格入力電圧 AC100V〜240V
入力周波数 50/60Hz
入力電流 最大0.75A
出力電圧 DC12V
出力電流 最大2A
出力プラグ 外径:5.5mmΦ、内径:2.1mmΦ、長さ10mm(フォーク形)
https://www.amazon.co.jp/AC%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC-%E5%A4%A7%E6%89%8B%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BCOEM%E7%A4%BE%E8%A3%BD%E5%93%81-%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9-%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%BC%8F-%E5%87%BA%E5%8A%9B%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0%E5%A4%96%E5%BE%845-5mm/dp/B00IGU6AA0/ref=pd_bxgy_1/355-5334969-8495632?pd_rd_w=PGO65&pf_rd_p=d8f6e0ab-48ef-4eca-99d5-60d97e927468&pf_rd_r=X511VP1A1YZAECZBG3EQ&pd_rd_r=2ccd7ab0-219e-4cf1-8677-669c79049bc2&pd_rd_wg=53p4C&pd_rd_i=B00IGU6AA0&psc=1
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/664.html#c4
5. 中川隆[-17603] koaQ7Jey 2021年8月01日 10:14:02 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[25]
Salcar【PSE取得済み】 AC 電源アダプター DC 12V 3A
大手メーカー 高信頼品 最大出力36W スイッチング式 センタープラス
外径5.5mm×内径2.5mm
ブランド: Salcar
価格: ¥1,480
【製品仕様】
・定格入力電圧・電流及び周波数:AC100V-240V 50Hz/60Hz 1A Max
・定格出力:12V 3A
・極性:センタープラス
・DCプラグの口径:外径5.5mm×内径2.5mm
・動作温度/湿度範囲:-10℃〜+40℃、5%〜95%RH (但し、結露のないこと)
・保存温度/湿度範囲:-20℃〜+70℃、5%〜95%RH (但し、結露のないこと)
・PSE認証取得済み
・マルチ保護システム搭載
・1年保証
https://www.amazon.co.jp/dp/B08DJ2VG17/ref=sspa_dk_detail_0?psc=1&pd_rd_i=B08DJ2VG17&pd_rd_w=aBgkg&pf_rd_p=955494f2-9714-490c-8fb6-590a072703cc&pd_rd_wg=ghQu5&pf_rd_r=7YVBNNB1WA00SCF0F223&pd_rd_r=a9316211-e056-4ca0-84d4-0c36319ed5ef&spLa=ZW5jcnlwdGVkUXVhbGlmaWVyPUExTTVGMlNKRk1URE5JJmVuY3J5cHRlZElkPUEwODgyODAzMjBDRjlSWDFSN09ZMCZlbmNyeXB0ZWRBZElkPUExNVIyTERBOFFYSDNEJndpZGdldE5hbWU9c3BfZGV0YWlsJmFjdGlvbj1jbGlja1JlZGlyZWN0JmRvTm90TG9nQ2xpY2s9dHJ1ZQ==
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/664.html#c5
6. 中川隆[-17602] koaQ7Jey 2021年8月01日 11:40:41 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[26]
TUBE-01 (J) TUBE-02 (J) TUBE-03(J) 米国GE製 交換用真空管2個セット
軍用選別グレード品
ブランド: 中央電子通商
価格: ¥1,700
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E9%9B%BB%E5%AD%90%E9%80%9A%E5%95%86-5654W-6J1-%E7%B1%B3%E5%9B%BDGE%E8%A3%BD-%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E7%94%A8%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A12%E5%80%8B%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E8%BB%8D%E7%94%A8%E9%81%B8%E5%88%A5%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E5%93%81/dp/B073YQL1LP/ref=pd_bxgy_img_2/355-5334969-8495632?pd_rd_w=rRpGA&pf_rd_p=d8f6e0ab-48ef-4eca-99d5-60d97e927468&pf_rd_r=9MAKEWW6WHRYEV1BCNQK&pd_rd_r=8c103f50-07d4-4ff2-b20e-f7a208784874&pd_rd_wg=VVxWC&pd_rd_i=B073YQL1LP&psc=1
GE製 軍用選別品
元から付いている6J1, 6K4から取り替えるとボケボケな音がくっきりすると好評です
対応機種 TUBE-01 TUBE01J TUBE-02J TUBE03J TUBE03J+ TUBE-04J
真空管試験機、実機でチェックし ペアー管をお届けします。
TUBE-01 (J) TUBE-02 (J) TUBE-03(J)以外の機種では動作電圧が異なりますので2管のバランスは保証できません。
質問:tebe01jリミテッドには、使えますか?
回答:
ぜんぜん使えますよ。音質も良いですよ。最初に付いていた真空管より耳障りがなく透き通る音質になったと思います。
投稿者: 白熊、投稿日: 2017/10/01
tube01Jで使っているので、普通に使えると思います。試してみてください。使えるといいですね。
投稿者: sk-2、投稿日: 2017/10/01
TUBE01 LIMITEDにて使用中です。最初は変化が感じられなかったが、エイジングによりかなり解像度が上がります。
中華管より良いと思います。
投稿者: AKI、投稿日: 2017/10/01
うちの LIMITED で使えています。半月を過ぎましたが問題は起こっていません。
音質はロシア管・中華管に比べかっちりした感じです、しばらく使うと少し角が取れた気持ちがします。
投稿者: 星7つ、投稿日: 2017/10/01
カスタマーレビュー
real
5つ星のうち4.0 やはりGE管は安定していますね。
TUBE-01 で使用しています。
届いた際の梱包の丁寧さには安心感がありました。
付属品の中華管と比べたら管内部の工作精度の高さにまず驚きました。
真空管自体のサイズも5mmぐらい短い。
音質も聞こえない音が聞こえるようになりました。うちの環境では少し低音が分厚くなりすぎかなと思いましたが、PM0.3が机と共振していたので、防振ゴムで処理した所タイトでレスポンスの良い音になりました。音の情報量が多い。
この値段でこの品質と真空管のリッチな音を体験出来るのであれば、十分満足出来ます。
今は、国内に球数があるようなので手頃なだけのような気もします。
因みに、説明書きにあるように金属ピンは清掃した方がよいと思います。清掃したら結構汚れが取れました。
アマゾン太郎
5つ星のうち5.0 ピンを磨けば満点音質
購入時そのまま聞いたら左右の出力差が大きく外れ引いたと思いお蔵入り。その後Amazon記載事項を見てピンを磨いて再視聴、音の違いにビックリし現在は満足しています。磨き方は私の場合、サンドペーパーを軽くかけているだけです。
Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 他の管と聴き比べました。
ロシア管と北京管そしてこのアメリ管
自分的にはこのアメリ管が一番いい音だしてると
感じました。最初挿した時は左側スピーカーから全く音が出ず
コンタクトスプレーで磨いたら出るようになりました。他の管より
低音も出てる感じです。
noticedad
5つ星のうち5.0 おお、音が…出ない。
こんにちは、最初は、音がなりませんでしたが、丁寧に、7ほん足を磨いていくと、あら、不思議。
音が出ます。当然か?
なじんでくると、いい音が聴けますよ。しかし、自己責任で、私は、楽しかった。
FX-AUDIO- TUBE-03J+に使用しています。
真空管は、丁寧な扱い方が、必要ですね。
通りすがり
5つ星のうち5.0 ジャズ好きの自分はコレに決まりです
皆さんのレビューに則って、サンドペーパーで端子を丁寧に磨き、コンタクトスプレーで汚れを洗い、装着。
暖気ののち再生に入った瞬間からTUBE-01J付属球とはまるで違う世界が展開しました。
クリアさ、音のキレ、粒立ち、滑らかさ、
全てが次元が違うように感じました。
付属球はあくまで付属球なんだなということが
良く判りました。
sk-2
5つ星のうち5.0 残念!でもピンを磨くと‼️
音は悪く無さそうだが、左右の音量差が大きすぎる。ハズレに当たってしまったか…。
真空管のピンをクリーニングしてみた。和光テクニカルのメタルクリーナMC13で磨いてみると、音量が低かった真空管のピンの方が綿棒がより黒くなった。
気分新たに試聴してみた。気になっていた左右の音量差が無くなって、歪み感のない力強い綺麗な音に変化した。
はじめちゃん
5つ星のうち5.0 これが選別グレードの性能
TUBE−01Jを購入したが、最初に付属していた真空管は音は正常に出ているものの点灯管の明るさにバラツキがあり、品質のバラツキを感じていました。即時にGE製選別グレードを購入して使用してみたところ、点灯管もあざやかでバラツキは見られず、音圧もしっかり感じられ音も格段に良くなりました。玉ころがしの意義を体感した次第です。
岳登
5つ星のうち5.0 tube-01j付属の管より確実にいいと思います。
tube-01jを聞いて正直期待はずれかなと思ってたのですが、
この玉に変えたら全然違って聞こえました。
なんか音にベールがかかっているように聞こえていたのが取れた感じです。
真空管自体の作りも足が曲がって刺さらないとかはなく足を曲げるという神経を使う作業がないぶん良かったです。
付属の球は頭の銀の部分に傷みたいなのがはいっていましたがこれはそういうことはなし。
LEDの光もこっちのほうが透き通って見えます。ガラスの質もぜんぜん違うんでしょうね。
現代録音モノのジャズには特に相性が良いと思います。
幸いにも自分は左右チャンネルで不具合が起きるようなことはありませんでした。
今後もこの球で行こうと思います。
HAHA
5つ星のうち5.0 TUBE-01Jに使用
FX-AUDIO- 【ブラック】真空管プリアンプ(ラインアンプ) NFJオリジナルモデル TUBE-01J に使うために購入しました。付属の真空管より一回り小さいですが問題なく使えています。付属の真空管の場合左右で音量差がありましたが、こちらは音量差がなく使えています。音質については中音の押し出しが増したように思います。
海原泰山
5つ星のうち5.0 ☆球プリアンプ製作用に、3ペア購入。
これは、球の型番が、「5654W」とあるので、「6AK5」の、耐震版と、すぐに判明した。
「6AK5」と言えば、伊藤喜多男先生・設計の、球プリアンプの回路図が、分かった。
この、球プリアンプでは、「6AK5」が、片chで、3球、ステレオ構成で、6球、必要だ。
そこで、筆者は、この米GE製「5654W」を、3ペア買った。
将来、球プリアンプを製作するのが、楽しみである。
実は、筆者は、中国球「6J1」(「TUBE−01J 交換用真空管10本セット」)と、ロシア製真空管「6J1P」(6本セット)も、持っている。
もし、球プリアンプを製作したあかつきには、球を差し替えて見るのが、楽しみだ。
*参考書誌
○「実用オーディオ真空管ガイドブック」(誠文堂新光社)
F五郎
5つ星のうち5.0 真空管に
真空管アンプを購入したものに、中国製の真空管が付いていてそれなりにいい音がしていたが、手ごろな旧ソビエト製の真空管があったので購入し交換してみたところ、中国製のものより音の広がりが良くしばらく使用していたが、amazonで見つけたアメリカ製の真空管を購入し交換したら、旧ソビエト製のものより低音が良く出ておりさらにいい音で気に入ってます。
真空管の世界は奥深い。
Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 ノーマルやミルスペック選別グレードに比べて音が太くダイナミックです
ソースPC、smsl-m500、tube03J+(オペアンプOPA627AU)、FX-98SE、SX-WD9VNT、電源トロイダルトランスACアダプターでの感想です。ノーマル、ミルスペック選別グレード品、そして本品を聞き比べました。 本品はノーマルやミルスペック選別グレード品よりも音が太くダイナミックです。 一方ミルスペック選別グレード品は本品よりもクリアで解像度が高いが全帯域で他に比べて音圧が下がります。今のところジャンルや気分に合わせて球転がしを楽しんでいます。
余談ですがNFJ等の中華アンプ類は電源をトロイダルトランスACアダプターに変更すると音質が激変して良くなります。 真空管の違いもよく分かるようになります。
なかにし
5つ星のうち4.0 透明感があるように感じる。
1 「FX-AUDIO- 【ブラック】真空管プリアンプ(ラインアンプ) NFJオリジナルモデル TUBE-01J」と同時にアマゾンに注文。「01j」に附属の真空管(オリジナル品)は3日ほど使用しましたが,後から送付されてきた本真空管(本品)に交換したところ,オリジナル品に比較し本品の方が,高音の透明感が少し向上した感じがしました(SPはjblのD130をベースにした3ウェイ)。
2 (注)1の感想は「01j」の電源に「12vの電源アダプタ−」を使用してのもの。近く,「トランス式の12vの安定化電源」を自作して使用する予定ですが,そうすれば,もっといい評価になると思われます。
シャドウ
5つ星のうち3.0 真空管らしさが無い
これに変えたら、真空管らしさが無くなりました。音がしっかりとした硬いものになり、女性ボーカルの柔らかさは無くなり意味の無いものになってしまったので、もとの管に戻しました。今度はロシア管を試してみます!
Black_Jack
5つ星のうち5.0 オヌヌメ。
TUBE-01Jにて純正サイトからのロシア製ミルスペック管を使っていたが、こんなにも違うのかと驚愕した。曇りガラスから透明なガラスに換わったくらいの衝撃。予備にもう2本買っとこうと思った。
ED77901
5つ星のうち4.0 ノイズがある程度抑制されました!
付属品の某チャン真空管はノイズだらけでN.Gでした。GE製に変更したら完璧とは言えませんが、ほぼ満足してます。
ゆーさん
5つ星のうち5.0 素晴らしい音の輝き
プリアンプ、TUBE-01のために購入。付属の中華管、オプションの特級グレード、ロシア管、そしてこのアメリカ管すべて試しました。
これは音の輪郭をハッキリクッキリ描き出します。中華管、ロシア感に比べると、やや腰高ですが、とにかく高音を明瞭に、きらびやかに演出します。オーケストラの個々の楽器の音色や、空間、定位を高度に再現します。
下のレビューどちらにも、汚れが目立つと書いてあって、心配でした。たしかに届くと、金属部の黒ずみがあります。なのでがっかりしないよう、事前に自転車用の5-56スプレーと綿棒で、豪快に掃除しておきました。
それが良かったのか、モニター用の高解像ヘッドホンで聴いても、左右の音量差、雑音、共に皆無でした。
いままで鑑賞していた音楽を新鮮に描き出してくれるので、とても良い買い物をしました。音楽のジャンルによってロシア管と使い分けてます。
ドンマーシー
5つ星のうち5.0 FX‐AUDIO TUBE−01Jにて使用。
メーカー推奨の中華軍用管も選別グレードも使用し、ロシア管も試したが、「クリア」「音の厚み」等、GE管の方が好みであった。
猫神やおよろず_しゃも
5つ星のうち5.0 好きな音です
真空管中華アンプを購入しましたが、籠ったような音で気に入りませんでしたが、真空管を替えれば違った音になると聞きつけ、何本か買った(違うメーカー)うちの1本ですが、クリアーな音になり、今のところ自分的には、一番好きな音がでる真空管です。
音研代表
5つ星のうち4.0 甲乙つけがたい(ミルスペック、ロシア、GE)
TUBE-00J LIMITTEDのミルスペックの6J1から交換してみました。
同時に購入したGE製との比較です。
ロシア製 : 確かに音の芯がでてとっても良い。JAZZに合う印象。
GE製 : 全体的に穏やかだが音が透き通るようで高音部がより美しい。クラッシックが合いそう。
どちらもミルスペックから変えると気持ちよく響きます。(ミルスペックも相当いいんだなと再確認)
ロシア製とGE製は決定的な差がないと感じました。
強いて言えば躍動感のロシア。まとまりのGEといったところでしょうか。
ukaka5656
5つ星のうち4.0 良くも悪くもハッキリシッカリした音です。
FX-AUDIOのプリアンプ、TUBE03J+で使用しています。
付属だった中華6K4・ソ連6J1・ロシア6J1・そしてこのGE-6J1と試しましたが、個人的な感想では一番ハッキリシッカリした音に感じました。
細かい音がよく聴こえて音が近い印象で、DACからデジタルパワーアンプ直結と少し似ていると思いました。
技術的な事はよく解りませんが、電子部品としての真空管の特性は一番良いのだろうと感じました。
ピックアップやオンマイクで録ったジャズやボーカル、電気楽器や打ち込み系の曲など、はっきりしたメリハリやクリアさが欲しい時には良いと思いました。
中華6K4もはっきりしていますが、音がGEよりも少し細い感じでした。
逆にオフマイクのピアノやオーケストラなどには、一番古いソ連の6J1がの方が音が奥に広がり、響きや余韻を楽しめます。情報量は減りますが、音のまとまりが良くなり聴き疲れしません。
オーディオ製品全てに言えますが、その人の聴きたい曲や好みによるので、優劣は難しいと思いました。
懲りん性人
5つ星のうち3.0高信頼管とはいえないかも
FX-AUDIO-のTUBE-01Jでかなり使用しましたが、だんだん出力が小さくなりつつあります。電源ON直後と1時間してからの音質にもかなりの差があります。音は女性ボーカルに艶と透明感が出て良いのですが、広がりや柔らかさは標準付属菅の方が良いです。交換してよかったかと言われたら微妙ですね。
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/664.html#c6
20. 2021年8月01日 12:02:43 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[27]
2021年07月31日
ナチスを育てた米国の資本家 / 隠された西歐史
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
ヒトラーに資金を流した黒幕
Hitler 2232J.P. Morgan 221
(左 : ドイツ兵を前にするヒトラー / 右 : ウォール街の大物 J.P.モルガン)
西歐世界における歴史教育は非常に厄介だ。なるほど、歐米諸国では優秀な大学教授や有名な研究者が、膨大な資料に基づき様々な歴史書を出版してきたし、現在も続々と新刊本が出ている。かつてのソ連圏や支那、朝鮮で出版される歴史書なら、「こんなのは政治プロパガンダの一種だろう」と笑われてゴミ箱行になるところだが、名門大学の権威者が世に出した“学術書”となれば話は別だ。一般人は準聖書の如く扱い、謙虚な心を以て恭しくその青史を繙く。まさか、歴史の真実を隠蔽するための偽典とは思わない。なぜなら、多少、解釈や判断の違いがあっても、あからさまな捏造は無いからだ。しかし、高名な学者であっても、何らかの“不都合な事実”を葬るため、意図的に言及を避けたり、陰謀論として却下するから一般国民には注意が必要だ。
従来の学校歴史観だと、英米はソ連を同盟国にして、極悪のドイツ、イタリア、日本を成敗したことになっている。さらに、英米の勝利は「ファシズムに対するデモクラシーの勝利」となっているから片腹痛い。なぜなら、どうして極悪の共産主義国、すなわち全体主義のソ連が同盟国となっているのに、リベラル・デモクラシーの勝利と宣言できるのか? しかも、アメリカは大虐殺を厭わない毛沢東を支援して、支那大陸の赤化を推進した張本人。朝鮮戦争だって、ディーン・アチソンやジョージ・マーシャルの不可解な言動を調べれば、米ソの「出来レース」だと判る。東アジアは米国から遠く離れた化外の地。冷たい“緊張状態”が続くことは、エスタブリッシュメントにとって必ずしも損な状態ではない。ノルマンディー上陸作戦だって甚だ怪しく、ポーランドを含めた東歐諸国をソ連に貢ぐための策略じゃないのか、と思えてくる。もし、本当に歐洲を救いたければ、フランスの海岸じゃなくバルカン半島から上陸し、北上しながら反撃すればいいじゃないか。英米の一般人は、ポーランドがヒトラーの手から解放され、スターリンの懐に入ったから嬉しいのか?
Normandy D Day 001WW II Battle-of-Stalingrad
(左 : 「ルマンディー上陸作戦」に参加したアメリカ兵 / 右 : 第二次大戦で勝利したロシア兵)
もちろん、一般のアメリカ国民や連合軍の将兵は、米国と歐洲を救うべく、多大な犠牲を払ったと思っている。しかし、大戦が勃発する原因や経緯、戦後の経済体制や国際秩序を冷静に見つめてみれば、何となく割の合わない結果であることに気づく。普通のアメリカ人やイギリス人は絶対に口にしないけど、「どうも、腑に落ちない。日独に勝ったとはいうものの、俺達の生活は良くならないどころか、以前よりも悪くなっている。第一、ナチズムを一掃したら、今度は故郷に有色人種が増えちまった。アーリア人を殺して、アフリカ人が隣人なんて真っ平御免だぞ。これなら、ドイツと一緒に組んでユダヤ人を中東に叩き出しておけばよかった。あれだけ多くの血を流したのに、その結果がこの程度なんて・・・」と嘆いてしまう。そもそも、大戦前にブリテン帝國の崩壊と英国病を予想したイギリス人は、いったい何人いたんだ? また、南洋戦線で日本兵を撃ち殺した白人兵は、本国での人種平等、つまり黒人との混淆やユダヤ人との共生を望んでいたのか?
第二次世界大戦の隠された目的は、独立を高めるドイツ帝國への懲罰処分にあった。我々はナチ・ドイツがヨーロッパ諸国を侵掠し、ユダヤ人を迫害したから、正義と秩序を守る英米が蹶起(けっき)した、と習っている。しかし、こんなのは子供騙しの御伽噺だ。大戦の理由は幾つかあるけど、そのうちの一つは、歐米世界を牛耳る闇組織の誤算にあった。ロスチャイルド家の指令を受けたウォーバーグ銀行が、レーニンのボルシェビキに資金を流したことはよく知られている。日本人は「ロシア革命」と思っているが、実質的には「ユダヤ人によるクーデタ」と呼んだ方がいいだろう。嘘だと思う日本人は、ボルシェビキの幹部を一人一人じっくりと眺めてみれはいい。
ポグロムを以てユダヤ人を度々迫害してきたロマノフ朝ロシアは、ユダヤ人にとったら不倶戴天の敵であるから、一家皆殺しは当然の結果である。しかし、革命の目的はそれだけではない。ロシアの富を収奪しようとする連中にとって、買収の効かないロシア皇帝は邪魔者でしかなかった。もし、外国人勢力がロシアの天然資源を根こそぎ奪い、民衆を低賃金労働者にして搾取すれば、必ずやロマノフ王朝は介入してくる。おそらく、外国企業は国外追追放になってしまうだろう。でも、子飼いのレーニンが支配者になれば、共産党が唯一の窓口になるから、党の幹部に甘い汁を吸わせておけば、後は国際企業のやりたい放題。巨大な資金を有するオルガルヒのような悪党、つまりロシア人の“フリ”をしたユダヤ人が、ロシアの至る所で跋扈し、ロシアの石油や稀少金属を掘り出して巨万の富を得るだろう。もちろん、ボルシェビキの一般党員は「赤色革命」の輸出に夢中だ。しかし、裏から資金を流していた連中は違う野望を抱いていた。そして、世界政府の樹立を目論む大富豪は、レーニン亡き後の指導者にレフ・トロツキーを充てようと考えていたのだ。
Lenin 00321Trotsky 661Stalin 231
(左 : ウラジミール・レーニン / 中央 : レフ・トロツキー / 右 : ヨシフ・スターリン )
ところが、グルジア人のヨシフ・スターリンが、国際金融業者の計画に大きなズレをもたらした。スターリンは巧妙な策略を用いてトロツキーを欺き、レーニンの葬儀に参列できないよう仕組んでしまう。意識朦朧のレーニンから「後継者の指名を受けた」スターリンは、独裁者として赤いロシアに君臨する。しかも、冷徹な目で現状を捕らえる大元帥は、トロツキーの永続革命論を斥け、一国社会主義で自分の土台を固めようと考えた。これはトロツキーを「操り人形」にしようと考えていた資金提供者にとっては番狂わせのパプニングだ。彼らはスターリンを甘く見ていたのかも知れない。知識人型のレーニンと違って、暴君型のスターリンは金持ちどものペットになる気は更々無かった。レーニンは資本家の足元にひれ伏したが、スターリンは彼らの尻(ケツ)を舐めるのが大嫌い。ユダヤ人のパトロンに頭を下げるくらいなら、自前で金を稼ぐ方がいいと考えた。実際、スターリンは金に困って強盗になったし、売春婦を搾取する女衒にもなっていた。やはり、革命家は暴力団の闘士でなきゃ。
ボーダレス・エコノミーを夢見る資本家達は、「絶大な権力を手に入れたスターリンを何とか制禦しなければ !」と思い、このグルジア人を懲らしめる政敵を創ろうと考えた。そこで目に附けたのが、当時、まだ駆け出しの政治家であったアドルフ・ヒトラー。なんと、ロンドンやウォール街を牙城とする大物ビジネスマンは、現地の企業を通してヒトラーに活動資金を渡していたのだ。この経緯については、アンソニー・サットン教授が詳しく述べている。フーバー研究所に属していたサットン教授は、ウォール街とボルシェビキの関係を明らかにしたことで有名だ。彼の三部作を読めば、どんな人物がヒトラーのパトロンになっていたかが判る。
Anthony Sutton 1Emil Rathenau 002Walther Rathenau 001
(左 : アンソニー・サットン / 中央 : エミール・ラーテナウ / 右 : ヴァルター・ラーテナウ )
ヒトラーの台頭を助けた企業として挙げられるのは、米国の有名企業である「ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)」である。この会社はベルリンにある「ドイツ・ジェネラル・エレクトリック社(Allgemeine Electricitäts Gesellschaft / A.E.G.)」と提携し、国家社会主義者のヒトラーを支援するスポンサーになっていた。「A.E.G.」というのは、エミール・ラーテナウ(Emil Rathenau)がトマス・エジソンの特許を取得して設立した、「ドイツ・エジソン電器会社(Deutsche Edison Gesellschaft für angewandte Electricität)」が前身となっている。そして、エミールの息子というのが、ワイマール共和国で外相を務めたヴァルター・ラーテナウ(Walter Rathenau)ときている。彼は1922年に暗殺されてしまうが、元々は父親の跡を継いでA.E.G.の経営を担っていた人物だ。
ドイツでA.E.G.をパートーナーにしていたのが、アメリカの「ジェネラル・エレクトリック(GE)」で、GEの経営陣には、日本でも有名なオーエン・ヤング(Owen D. Young)とジェラルド・スウォープ(Gerard Swope)がいた。第一次大戦後、ベルサイユ体制で痛めつけられたドイツは、不況とハイパー・インフレーションに見舞われ、賠償金の返済にも困っていた。これを憂慮したアメリカは、ドーズ案とかヤング案を用いてドイツの経済復興を助けようとした。当時のカルヴィン・クーリッジ大統領は、特別委員会を設置し、元銀行家で副大統領になったチャールズ・ドーズ(Charles Dowes)を委員長にしてドイツへ派遣する。オーエン・ヤングが議長となった委員会では、「ヤング案」という計画が作成され、これが新たな賠償方式となった。このヤング委員長はGEの会長で、復興支援を模索する傍ら、ドイツの電器産業を束ねる計画、すなわちカルテルを結成しようと目論んでいたのだ。彼は他の企業の経営にも携わっており、「Radio Corporation of America」の会長や「OSRAM」と「A.E.G.」の経営者、ニューヨークのFRB副議長も務めていた。(註 / 「オスラム : OSRAM」というのは、電球などの照明器具を製造するドイツ企業で、ここの日本法人は神奈川県にある。)
Owen D. Young 22Gerard Swope 001Charles Dowes 1
(左 : オーエン・ヤング / 中央 : ジェラルド・スウォープ / 右 : チャールズ・ドーズ )
ジェラルド・スウォープはGEの社長で、「A.E.G.」や「OSRAM」の経営にも携わっていた。彼も様々な役職を兼ねており、RCA(ヤングが創設したラジオ局や電気機器、レコード会社を手掛ける多国籍企業)、NBC(三大ネットワークの一つ)、ニューヨークの「National City Bank」の経営陣にもなっていたが、ヤングと同じくモルガン商会の代理人であった。J.P.モルガンの手下は他にもいて、GEの経営陣に属するクラーク・ヘインズ・マイナー(Clark Haynes Minor)は、「International General Electric(I.G.E.)」の社長であった。ヴィクター・カッター(Victor M. Cutter)もGEの経営陣に加わっており、彼はボストンの「First National Bank」を任されていた。
ドイツの経済界でカルテルを形成しようと図るGEは、大手企業のA.E.G.を傘下に納めようと画策した。1929年8月、1,400万マルク相当の株がGEの手に渡り、両者の人的関係や技術提携は濃密になった。1930年1月になると、A.E.G.の重役会議にはGEの三人衆、すなわちクラーク・マイナーとジェラルド・スウォープ、E. アーサー・ボールドウィン(E. Arthur Baldwin)が送り込まれた。(註 : ボールドウィンは「International General Electric Company」の副社長を務めていた。) GEの野望は壮大で、このアメリカ企業はドイツの大手企業である「シーメンス&ハルスケ(Siemens & Halske)社」にも食指を伸ばし、電器業界の独占を目指していたのである。しかし、GEの目論見は達成されず、シーメンス& ハルスケ社は独立を保つことができた。(このS&H社はシーメンス社の一部門で、かのシーメンス社は電気・通信技術をはじめ、発電機やロータリー・エンジンなどの開発も手掛ける大手企業。大正3年に発覚した「シーメンス事件」は有名で、帝國海軍の高官が贈賄を受けたとのスキャンダルが騒がれ、山本権兵衛内閣は総辞職に追い込まれた。)
ウォール街からやって来た投資家や企業家は、貪欲にもドイツ企業の支配に励んでいた。GE社の「International General Electric(I.G.E.)」は、「A.E.G.」株の約30%を取得し、「Gesellschaft für Electrische Unternemungen」社の株だと全体の約25%、「Ludwig Lowe & Co.」も餌食となって、全体の約25%を占められていた。(「G.E.U」は投資会社から始まった電力供給会社で、鉄道事業も手掛けていたドイツ企業。「Ludwig Lowe」の方は、機械製造の会社で、武器弾薬の生産も行っていた。) IGEはOSRAMにも影響力を持ち、A.E.Gの経営陣を通して操っていたという。
シーメンス社が間接的にヒトラーへ献金を行った事はあっても、直接的に渡したという証拠は無いらしい。でも、「A.E.G」や「OSRAM」からの資金提供は明らかで、「国家信託機構(Nationale Treuhand)」を介して資金を流していたそうだ。(Anthony C. Sutton, Wall Street and the Rise of Hitler, Seal Beach, California : '76 Press, 1976, p.53.) 米国のビジネス業界と連動するドイツ企業もヒトラーに資金提供をしており、染料や肥料、窒素の生産で有名な「I.G. ファーベン(Interessengemeinschaft Farbenindustrie)」も直接的に献金を行っていた。A.E.G.から数名の役員がI.G. Farbenに出向しており、A.G.Eの会長を務めるヘルマン・ブュヒャー(Hermann Bücher)とユリウス・フレッチハイム(Julius Flechtheim)、そしてヴァルター・フォン・ラス(Walter von Rath)の三名は、I.G. Farbenの重役でもあった。
A.E.G.のウァルター・ファーレンホルスト(Walter Fahrenhorst)は、「フェニックス社(Pheonix A.G.)」や「ティッセン社(Thyssen A.G.)」、「デマグ社(Demag A.G.)」の重役を兼ねており、この三社はともにヒトラーへの献金を行っていたという。(上掲書、p.57) また、潜水艦や戦車に使われるバッテリーを製造していた「Accumulatoren Fabrik 社」もA.E.G.の重役二名、アウグスト・フェファー(August Pfeffer)とギュンター・クァント(Günther Quandt)を迎えており、2万5千ライヒス・マルクの献金をヒトラーに渡していた。ちなみに、クァントは「Accumulatoren Fabrik 社」が発行する株の75%を個人的に持っていたそうだ。A.E.G.のポール・マムロス(Paul Mamroth)とハインリッヒ・ファールス(Heinrich Pferls)は「OSRAM」の重役で、同社はヒトラーに4万ライヒス・マルクの献金を行っていた。
鉄鋼業から始まり兵器産業へと進出した「クルップ社(Krupp)」も「I.G.E」と繋がっていた。GEは子会社の「Carbolony Company」を使ってクルップ社とカルテルを組み、「炭化タングステン(tungsten carbide)」の値段を吊り上げた。1920年代、この素材は1ポンド当たり50ドルしかしなかったのに、Carboloyが特許を用いて独占を図ると、1ポンド当たり453ドルまで高騰したという。これにより、両社は大儲け。I.G.E.と提携したクルップは、60万ライヒス・マルクの資金をヒトラーに提供していた。
学校の教科書を疑わない日本人は、ナチスとヒトラーの話を聞けば、直ぐにホローストや侵略戦争を頭に浮かべてしまうが、「誰が伍長上がりの活動家に銭を渡したのか」を考えることはない。政治家になるには理念や情熱だけでは不充分で、必ず活動資金が必要となる。ユダヤ人の害悪を訴える退役伍長は、大企業の御曹司でもなければ、貴族の道楽息子でもない。露骨に言えば、大勢の乾分(こぶん)を抱えたルンペン親分だ。潰しの利かない武闘派の手下に飯を与えるだけでも精一杯。だから、アメリカやブリテンからやって来た怪しいビジネスマンでもOKとなる。「シドニー・ウォーバーグ(Sidney Warburg)」というペンネームで出版された『Financial Origins of National Socialism』によれば、ウォーバーグ自身が1929年から1933年にかけて、5回ほどヒトラーと会談し、このドイツ人が資金を欲していると分かったので、約2500万ドルを送金したという。
Paul Warburg 11James Paul Warburg 221max_warburg_1905Eric Warburg 11
(左 : ポール・ウォーバーグ / ジェイムズ・ポール・ウォーバーグ / マックス・M・ウォーバーグ / 右 : エリック・H・M・ウォーバーグ )
Mathilde Ludendorff 001(左 / マチルデ・ルーデンドルフ)
もちろん、この「シドニー・ウォーバーグ」というのは実在の人物ではない。しかし、巷ではこの本がポール・ウォーバーグ(Paul Warburg)の息子であるジェイムズ・ポール・ウォーバーグ(James Paul Warburg)によって書かれたんじゃないか、という噂が流れた。なぜなら、第一次大戦で有名になったドイツ軍のエーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Friedrich Wilhelm Ludendorff)将軍の再婚相手で、未亡人となったマチルデ(Mathilde Friedrike Karoline Ludendorff)夫人が、ニュルンベルク裁判でジェイムズ・P・ウォーバーグがウォール街とナチスの橋渡しになっていた、と証言したからだ。しかし、マックス・M・ウォーバーグ(Max Moritz Warburg)の息子であるエリック・H・M・ウォーバーグ(Eric Hermann Max Warburg)は大激怒。マチルデ夫人の言説を「でっち上げただ!」と言い放った。この「シドニー・ウォーバーグの虚説」に対して憤慨したエリックは、これを掲載した各新聞社に抗議し、正式に取り消してもらったそうだ。(ロン・チャーナウ 『ウォーバーグ : ユダヤ財閥の興亡』 下巻、青木榮一 訳、日本経済新聞社、1998年、 pp.298-299.)
ちなみに、チャーナウの翻訳本は全訳ではなく、大切な「註」も省略しているので、本の価値が半減している。せっかくの労作なのに、肝心の註を省いたから台無しだ。まぁ、数頁にわたる脚注を附けると値段が高くなるから割愛したんだろうが、翻訳者の青木氏と日経新聞社はアホな事をしたものだ。
話を戻す。「シドニー・ウォーバーグ」の本は元々、ネーデルラントのアムステルダムにある「Van Holkema & Warendorf」という老舗の出版社から刊行された書籍である。ところが、この小冊子は極めて少数しか販売されなかったので、今では稀覯本となっている。ただし、ここに隠れた価値を見出した人がいたので、スイスでドイツ語版が出版されたという。さらに、ドイツ語版を基にして英訳本が出版され、 1980年代に入って「Research Publications」が復刊した、という次第である。現在は、「Omnia Veritas社」が出版しているので、日本人でもアマゾンで購入できる。原書の『De geldbronnen van het nationaal socialisme : drie gesprekken Hitler』(Amsterdam : Van Holkema & Warendorff, 1933)が誰によって書かれたのかが不明だから、安心して信用できる資料とはならないが、もしかすると、内情に詳しい誰かがこっそりと暴露したのかも知れない。全くの素人が出鱈目を書いたとは思えないから、たとえウォーバーグ家が否定しても、幾つかの箇所は事実なのかも知れないぞ。日本の歴史学者は、こうした点に目を附けて詳しく調べるべきなのに、ユダヤ人の書いた学術書ばかりを有り難がるんだから本当に情けない。
我々は学校で社会科の授業を受け、テレビや雑誌でも第二次世界大戦について聞いている。しかし、その歴史観、あるいは説明の枠組みを誰が作ったのか、に関しては興味が無い。生前、外務省の外政官でサウジ・アラビアやタイに赴任した岡崎久彦大使が語っていたけど、敗戦国では戦時プロパガンダが暴露され、様々な嘘が明らかにされているが、戦勝国では戦時プロパガンダがそのまま残ってしまうらしい。不正確な情報が否定ささず、修正もされないまま温存され、やがてそれが「定説」となってしまうのだ。ナチ・ドイツに関する「歴史」もその危険性があり、ナチス側の反論は悉く斥けられ、英米の学者やユダヤ人の一方的な解釈と論説で「正統な歴史書」が綴られている。
そもそも、事後法に基づくニュルンベルク裁判自体が違法だし、検事と判事が“グル”なんて論外だ。勝者側の裁判官はドイツ側の弁護士が証拠の提出を求めても却下するし、英米側が持ち出してくる「証拠」だって、どんな「味付け」がなされているのか分からない。公式な報告書だって巧妙な捏造かも知れないし、調査官が米国側の工作員という可能性もあるのだ。日本人はユダヤ人の証言を鵜呑みにするが、科学的捜査に基づく物的証拠も無いのに、それを「真実」と思うのは間違っている。だいたい、「宣誓証言」でもない「噂話」や「感想」を「事実」と宣伝するのは異常だ。もし、米国と英国の政府がドイツと日本を裁くなら、英米の極秘ファイルも公開すべきだろう。しかし、いくら日本の弁護士が機密資料の公開を求めても米国は応じまい。つまり、英米は「疚しい過去」や「不都合な真実」を隠したまま、日独を裁いたということになる。たぶん、アメリカの弁護士や裁判官は、心の底でこうした魔女裁判を「リンチ法廷」と見なしているはずだ。でも、自分の社会的地位を守りたいから、誰もが口をつぐんで知らぬ顔。悧巧な者は無口だ。
Deborah Lipstadt 001David Irving 222
(左 : デボラ・リプシュタット / 右 : デイヴッイド・アーヴィング )
歐米の知識人に勇気のある人は少ない。A.J.P.テイラーやパトリック・ブキャナンのように、従来の「歴史観」に刃向かったら、ユダヤ人勢力の総攻撃を食らって自滅となる。日本でもそうだけど、有名になる知識人というのは、民衆から尊敬されたいと望み、出来ることなら優雅な生活を送りたいと欲する高級種族。しかも、綺麗事を語るのが大好きな偽善者。日本学術会議にたむろってい連中をみれば判るじゃないか。リムジン・リベラルの先生達は、真実を喋って貧乏暮らしなんて真っ平御免である。英国のデイヴッイド・アーヴィング(David Irving)は、普通の大学教授が怠けて調べないドイツの一次資料を丹念に調べ、驚きの事実を数々公表したが、歐米ではネオ・ナチとか異端の歴史家扱い。ユダヤ人学者のデボラ・リプシュタット(Debora Lipstadt)から目の敵にされたアーヴィングは、「ホロコースト否定論者」との因縁をつけられ、訴訟沙汰に巻き込まれて多額の罰金を科せられた。こうした迫害を受けたアーヴィングは、憐れなことに破産状態へと陥った。こんな惨劇を見れば、普通の知識人はビビってしまうだろう。だから、ちょっと賢い歐米人は、どんなにユダヤ人が事実をねじ曲げ、勝手な歴史観をバラ撒こうが、絶対に反論しようとは思わない。日本人は自由な言論空間にいると思っているが、それは鉄壁の枠組みが透明で目に見えないからだ。しかし、勇気を持って主流の枠組みから逸脱し、「陰謀論」と馬鹿にされる世界に立ってみれば、別の景色が見えてくるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/475.html#c20
20. 中川隆[-17601] koaQ7Jey 2021年8月01日 12:03:38 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[28]
2021年07月31日
ナチスを育てた米国の資本家 / 隠された西歐史
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
ヒトラーに資金を流した黒幕
Hitler 2232J.P. Morgan 221
(左 : ドイツ兵を前にするヒトラー / 右 : ウォール街の大物 J.P.モルガン)
西歐世界における歴史教育は非常に厄介だ。なるほど、歐米諸国では優秀な大学教授や有名な研究者が、膨大な資料に基づき様々な歴史書を出版してきたし、現在も続々と新刊本が出ている。かつてのソ連圏や支那、朝鮮で出版される歴史書なら、「こんなのは政治プロパガンダの一種だろう」と笑われてゴミ箱行になるところだが、名門大学の権威者が世に出した“学術書”となれば話は別だ。一般人は準聖書の如く扱い、謙虚な心を以て恭しくその青史を繙く。まさか、歴史の真実を隠蔽するための偽典とは思わない。なぜなら、多少、解釈や判断の違いがあっても、あからさまな捏造は無いからだ。しかし、高名な学者であっても、何らかの“不都合な事実”を葬るため、意図的に言及を避けたり、陰謀論として却下するから一般国民には注意が必要だ。
従来の学校歴史観だと、英米はソ連を同盟国にして、極悪のドイツ、イタリア、日本を成敗したことになっている。さらに、英米の勝利は「ファシズムに対するデモクラシーの勝利」となっているから片腹痛い。なぜなら、どうして極悪の共産主義国、すなわち全体主義のソ連が同盟国となっているのに、リベラル・デモクラシーの勝利と宣言できるのか? しかも、アメリカは大虐殺を厭わない毛沢東を支援して、支那大陸の赤化を推進した張本人。朝鮮戦争だって、ディーン・アチソンやジョージ・マーシャルの不可解な言動を調べれば、米ソの「出来レース」だと判る。東アジアは米国から遠く離れた化外の地。冷たい“緊張状態”が続くことは、エスタブリッシュメントにとって必ずしも損な状態ではない。ノルマンディー上陸作戦だって甚だ怪しく、ポーランドを含めた東歐諸国をソ連に貢ぐための策略じゃないのか、と思えてくる。もし、本当に歐洲を救いたければ、フランスの海岸じゃなくバルカン半島から上陸し、北上しながら反撃すればいいじゃないか。英米の一般人は、ポーランドがヒトラーの手から解放され、スターリンの懐に入ったから嬉しいのか?
Normandy D Day 001WW II Battle-of-Stalingrad
(左 : 「ルマンディー上陸作戦」に参加したアメリカ兵 / 右 : 第二次大戦で勝利したロシア兵)
もちろん、一般のアメリカ国民や連合軍の将兵は、米国と歐洲を救うべく、多大な犠牲を払ったと思っている。しかし、大戦が勃発する原因や経緯、戦後の経済体制や国際秩序を冷静に見つめてみれば、何となく割の合わない結果であることに気づく。普通のアメリカ人やイギリス人は絶対に口にしないけど、「どうも、腑に落ちない。日独に勝ったとはいうものの、俺達の生活は良くならないどころか、以前よりも悪くなっている。第一、ナチズムを一掃したら、今度は故郷に有色人種が増えちまった。アーリア人を殺して、アフリカ人が隣人なんて真っ平御免だぞ。これなら、ドイツと一緒に組んでユダヤ人を中東に叩き出しておけばよかった。あれだけ多くの血を流したのに、その結果がこの程度なんて・・・」と嘆いてしまう。そもそも、大戦前にブリテン帝國の崩壊と英国病を予想したイギリス人は、いったい何人いたんだ? また、南洋戦線で日本兵を撃ち殺した白人兵は、本国での人種平等、つまり黒人との混淆やユダヤ人との共生を望んでいたのか?
第二次世界大戦の隠された目的は、独立を高めるドイツ帝國への懲罰処分にあった。我々はナチ・ドイツがヨーロッパ諸国を侵掠し、ユダヤ人を迫害したから、正義と秩序を守る英米が蹶起(けっき)した、と習っている。しかし、こんなのは子供騙しの御伽噺だ。大戦の理由は幾つかあるけど、そのうちの一つは、歐米世界を牛耳る闇組織の誤算にあった。ロスチャイルド家の指令を受けたウォーバーグ銀行が、レーニンのボルシェビキに資金を流したことはよく知られている。日本人は「ロシア革命」と思っているが、実質的には「ユダヤ人によるクーデタ」と呼んだ方がいいだろう。嘘だと思う日本人は、ボルシェビキの幹部を一人一人じっくりと眺めてみれはいい。
ポグロムを以てユダヤ人を度々迫害してきたロマノフ朝ロシアは、ユダヤ人にとったら不倶戴天の敵であるから、一家皆殺しは当然の結果である。しかし、革命の目的はそれだけではない。ロシアの富を収奪しようとする連中にとって、買収の効かないロシア皇帝は邪魔者でしかなかった。もし、外国人勢力がロシアの天然資源を根こそぎ奪い、民衆を低賃金労働者にして搾取すれば、必ずやロマノフ王朝は介入してくる。おそらく、外国企業は国外追追放になってしまうだろう。でも、子飼いのレーニンが支配者になれば、共産党が唯一の窓口になるから、党の幹部に甘い汁を吸わせておけば、後は国際企業のやりたい放題。巨大な資金を有するオルガルヒのような悪党、つまりロシア人の“フリ”をしたユダヤ人が、ロシアの至る所で跋扈し、ロシアの石油や稀少金属を掘り出して巨万の富を得るだろう。もちろん、ボルシェビキの一般党員は「赤色革命」の輸出に夢中だ。しかし、裏から資金を流していた連中は違う野望を抱いていた。そして、世界政府の樹立を目論む大富豪は、レーニン亡き後の指導者にレフ・トロツキーを充てようと考えていたのだ。
Lenin 00321Trotsky 661Stalin 231
(左 : ウラジミール・レーニン / 中央 : レフ・トロツキー / 右 : ヨシフ・スターリン )
ところが、グルジア人のヨシフ・スターリンが、国際金融業者の計画に大きなズレをもたらした。スターリンは巧妙な策略を用いてトロツキーを欺き、レーニンの葬儀に参列できないよう仕組んでしまう。意識朦朧のレーニンから「後継者の指名を受けた」スターリンは、独裁者として赤いロシアに君臨する。しかも、冷徹な目で現状を捕らえる大元帥は、トロツキーの永続革命論を斥け、一国社会主義で自分の土台を固めようと考えた。これはトロツキーを「操り人形」にしようと考えていた資金提供者にとっては番狂わせのパプニングだ。彼らはスターリンを甘く見ていたのかも知れない。知識人型のレーニンと違って、暴君型のスターリンは金持ちどものペットになる気は更々無かった。レーニンは資本家の足元にひれ伏したが、スターリンは彼らの尻(ケツ)を舐めるのが大嫌い。ユダヤ人のパトロンに頭を下げるくらいなら、自前で金を稼ぐ方がいいと考えた。実際、スターリンは金に困って強盗になったし、売春婦を搾取する女衒にもなっていた。やはり、革命家は暴力団の闘士でなきゃ。
ボーダレス・エコノミーを夢見る資本家達は、「絶大な権力を手に入れたスターリンを何とか制禦しなければ !」と思い、このグルジア人を懲らしめる政敵を創ろうと考えた。そこで目に附けたのが、当時、まだ駆け出しの政治家であったアドルフ・ヒトラー。なんと、ロンドンやウォール街を牙城とする大物ビジネスマンは、現地の企業を通してヒトラーに活動資金を渡していたのだ。この経緯については、アンソニー・サットン教授が詳しく述べている。フーバー研究所に属していたサットン教授は、ウォール街とボルシェビキの関係を明らかにしたことで有名だ。彼の三部作を読めば、どんな人物がヒトラーのパトロンになっていたかが判る。
Anthony Sutton 1Emil Rathenau 002Walther Rathenau 001
(左 : アンソニー・サットン / 中央 : エミール・ラーテナウ / 右 : ヴァルター・ラーテナウ )
ヒトラーの台頭を助けた企業として挙げられるのは、米国の有名企業である「ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)」である。この会社はベルリンにある「ドイツ・ジェネラル・エレクトリック社(Allgemeine Electricitäts Gesellschaft / A.E.G.)」と提携し、国家社会主義者のヒトラーを支援するスポンサーになっていた。「A.E.G.」というのは、エミール・ラーテナウ(Emil Rathenau)がトマス・エジソンの特許を取得して設立した、「ドイツ・エジソン電器会社(Deutsche Edison Gesellschaft für angewandte Electricität)」が前身となっている。そして、エミールの息子というのが、ワイマール共和国で外相を務めたヴァルター・ラーテナウ(Walter Rathenau)ときている。彼は1922年に暗殺されてしまうが、元々は父親の跡を継いでA.E.G.の経営を担っていた人物だ。
ドイツでA.E.G.をパートーナーにしていたのが、アメリカの「ジェネラル・エレクトリック(GE)」で、GEの経営陣には、日本でも有名なオーエン・ヤング(Owen D. Young)とジェラルド・スウォープ(Gerard Swope)がいた。第一次大戦後、ベルサイユ体制で痛めつけられたドイツは、不況とハイパー・インフレーションに見舞われ、賠償金の返済にも困っていた。これを憂慮したアメリカは、ドーズ案とかヤング案を用いてドイツの経済復興を助けようとした。当時のカルヴィン・クーリッジ大統領は、特別委員会を設置し、元銀行家で副大統領になったチャールズ・ドーズ(Charles Dowes)を委員長にしてドイツへ派遣する。オーエン・ヤングが議長となった委員会では、「ヤング案」という計画が作成され、これが新たな賠償方式となった。このヤング委員長はGEの会長で、復興支援を模索する傍ら、ドイツの電器産業を束ねる計画、すなわちカルテルを結成しようと目論んでいたのだ。彼は他の企業の経営にも携わっており、「Radio Corporation of America」の会長や「OSRAM」と「A.E.G.」の経営者、ニューヨークのFRB副議長も務めていた。(註 / 「オスラム : OSRAM」というのは、電球などの照明器具を製造するドイツ企業で、ここの日本法人は神奈川県にある。)
Owen D. Young 22Gerard Swope 001Charles Dowes 1
(左 : オーエン・ヤング / 中央 : ジェラルド・スウォープ / 右 : チャールズ・ドーズ )
ジェラルド・スウォープはGEの社長で、「A.E.G.」や「OSRAM」の経営にも携わっていた。彼も様々な役職を兼ねており、RCA(ヤングが創設したラジオ局や電気機器、レコード会社を手掛ける多国籍企業)、NBC(三大ネットワークの一つ)、ニューヨークの「National City Bank」の経営陣にもなっていたが、ヤングと同じくモルガン商会の代理人であった。J.P.モルガンの手下は他にもいて、GEの経営陣に属するクラーク・ヘインズ・マイナー(Clark Haynes Minor)は、「International General Electric(I.G.E.)」の社長であった。ヴィクター・カッター(Victor M. Cutter)もGEの経営陣に加わっており、彼はボストンの「First National Bank」を任されていた。
ドイツの経済界でカルテルを形成しようと図るGEは、大手企業のA.E.G.を傘下に納めようと画策した。1929年8月、1,400万マルク相当の株がGEの手に渡り、両者の人的関係や技術提携は濃密になった。1930年1月になると、A.E.G.の重役会議にはGEの三人衆、すなわちクラーク・マイナーとジェラルド・スウォープ、E. アーサー・ボールドウィン(E. Arthur Baldwin)が送り込まれた。(註 : ボールドウィンは「International General Electric Company」の副社長を務めていた。) GEの野望は壮大で、このアメリカ企業はドイツの大手企業である「シーメンス&ハルスケ(Siemens & Halske)社」にも食指を伸ばし、電器業界の独占を目指していたのである。しかし、GEの目論見は達成されず、シーメンス& ハルスケ社は独立を保つことができた。(このS&H社はシーメンス社の一部門で、かのシーメンス社は電気・通信技術をはじめ、発電機やロータリー・エンジンなどの開発も手掛ける大手企業。大正3年に発覚した「シーメンス事件」は有名で、帝國海軍の高官が贈賄を受けたとのスキャンダルが騒がれ、山本権兵衛内閣は総辞職に追い込まれた。)
ウォール街からやって来た投資家や企業家は、貪欲にもドイツ企業の支配に励んでいた。GE社の「International General Electric(I.G.E.)」は、「A.E.G.」株の約30%を取得し、「Gesellschaft für Electrische Unternemungen」社の株だと全体の約25%、「Ludwig Lowe & Co.」も餌食となって、全体の約25%を占められていた。(「G.E.U」は投資会社から始まった電力供給会社で、鉄道事業も手掛けていたドイツ企業。「Ludwig Lowe」の方は、機械製造の会社で、武器弾薬の生産も行っていた。) IGEはOSRAMにも影響力を持ち、A.E.Gの経営陣を通して操っていたという。
シーメンス社が間接的にヒトラーへ献金を行った事はあっても、直接的に渡したという証拠は無いらしい。でも、「A.E.G」や「OSRAM」からの資金提供は明らかで、「国家信託機構(Nationale Treuhand)」を介して資金を流していたそうだ。(Anthony C. Sutton, Wall Street and the Rise of Hitler, Seal Beach, California : '76 Press, 1976, p.53.) 米国のビジネス業界と連動するドイツ企業もヒトラーに資金提供をしており、染料や肥料、窒素の生産で有名な「I.G. ファーベン(Interessengemeinschaft Farbenindustrie)」も直接的に献金を行っていた。A.E.G.から数名の役員がI.G. Farbenに出向しており、A.G.Eの会長を務めるヘルマン・ブュヒャー(Hermann Bücher)とユリウス・フレッチハイム(Julius Flechtheim)、そしてヴァルター・フォン・ラス(Walter von Rath)の三名は、I.G. Farbenの重役でもあった。
A.E.G.のウァルター・ファーレンホルスト(Walter Fahrenhorst)は、「フェニックス社(Pheonix A.G.)」や「ティッセン社(Thyssen A.G.)」、「デマグ社(Demag A.G.)」の重役を兼ねており、この三社はともにヒトラーへの献金を行っていたという。(上掲書、p.57) また、潜水艦や戦車に使われるバッテリーを製造していた「Accumulatoren Fabrik 社」もA.E.G.の重役二名、アウグスト・フェファー(August Pfeffer)とギュンター・クァント(Günther Quandt)を迎えており、2万5千ライヒス・マルクの献金をヒトラーに渡していた。ちなみに、クァントは「Accumulatoren Fabrik 社」が発行する株の75%を個人的に持っていたそうだ。A.E.G.のポール・マムロス(Paul Mamroth)とハインリッヒ・ファールス(Heinrich Pferls)は「OSRAM」の重役で、同社はヒトラーに4万ライヒス・マルクの献金を行っていた。
鉄鋼業から始まり兵器産業へと進出した「クルップ社(Krupp)」も「I.G.E」と繋がっていた。GEは子会社の「Carbolony Company」を使ってクルップ社とカルテルを組み、「炭化タングステン(tungsten carbide)」の値段を吊り上げた。1920年代、この素材は1ポンド当たり50ドルしかしなかったのに、Carboloyが特許を用いて独占を図ると、1ポンド当たり453ドルまで高騰したという。これにより、両社は大儲け。I.G.E.と提携したクルップは、60万ライヒス・マルクの資金をヒトラーに提供していた。
学校の教科書を疑わない日本人は、ナチスとヒトラーの話を聞けば、直ぐにホローストや侵略戦争を頭に浮かべてしまうが、「誰が伍長上がりの活動家に銭を渡したのか」を考えることはない。政治家になるには理念や情熱だけでは不充分で、必ず活動資金が必要となる。ユダヤ人の害悪を訴える退役伍長は、大企業の御曹司でもなければ、貴族の道楽息子でもない。露骨に言えば、大勢の乾分(こぶん)を抱えたルンペン親分だ。潰しの利かない武闘派の手下に飯を与えるだけでも精一杯。だから、アメリカやブリテンからやって来た怪しいビジネスマンでもOKとなる。「シドニー・ウォーバーグ(Sidney Warburg)」というペンネームで出版された『Financial Origins of National Socialism』によれば、ウォーバーグ自身が1929年から1933年にかけて、5回ほどヒトラーと会談し、このドイツ人が資金を欲していると分かったので、約2500万ドルを送金したという。
Paul Warburg 11James Paul Warburg 221max_warburg_1905Eric Warburg 11
(左 : ポール・ウォーバーグ / ジェイムズ・ポール・ウォーバーグ / マックス・M・ウォーバーグ / 右 : エリック・H・M・ウォーバーグ )
Mathilde Ludendorff 001(左 / マチルデ・ルーデンドルフ)
もちろん、この「シドニー・ウォーバーグ」というのは実在の人物ではない。しかし、巷ではこの本がポール・ウォーバーグ(Paul Warburg)の息子であるジェイムズ・ポール・ウォーバーグ(James Paul Warburg)によって書かれたんじゃないか、という噂が流れた。なぜなら、第一次大戦で有名になったドイツ軍のエーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Friedrich Wilhelm Ludendorff)将軍の再婚相手で、未亡人となったマチルデ(Mathilde Friedrike Karoline Ludendorff)夫人が、ニュルンベルク裁判でジェイムズ・P・ウォーバーグがウォール街とナチスの橋渡しになっていた、と証言したからだ。しかし、マックス・M・ウォーバーグ(Max Moritz Warburg)の息子であるエリック・H・M・ウォーバーグ(Eric Hermann Max Warburg)は大激怒。マチルデ夫人の言説を「でっち上げただ!」と言い放った。この「シドニー・ウォーバーグの虚説」に対して憤慨したエリックは、これを掲載した各新聞社に抗議し、正式に取り消してもらったそうだ。(ロン・チャーナウ 『ウォーバーグ : ユダヤ財閥の興亡』 下巻、青木榮一 訳、日本経済新聞社、1998年、 pp.298-299.)
ちなみに、チャーナウの翻訳本は全訳ではなく、大切な「註」も省略しているので、本の価値が半減している。せっかくの労作なのに、肝心の註を省いたから台無しだ。まぁ、数頁にわたる脚注を附けると値段が高くなるから割愛したんだろうが、翻訳者の青木氏と日経新聞社はアホな事をしたものだ。
話を戻す。「シドニー・ウォーバーグ」の本は元々、ネーデルラントのアムステルダムにある「Van Holkema & Warendorf」という老舗の出版社から刊行された書籍である。ところが、この小冊子は極めて少数しか販売されなかったので、今では稀覯本となっている。ただし、ここに隠れた価値を見出した人がいたので、スイスでドイツ語版が出版されたという。さらに、ドイツ語版を基にして英訳本が出版され、 1980年代に入って「Research Publications」が復刊した、という次第である。現在は、「Omnia Veritas社」が出版しているので、日本人でもアマゾンで購入できる。原書の『De geldbronnen van het nationaal socialisme : drie gesprekken Hitler』(Amsterdam : Van Holkema & Warendorff, 1933)が誰によって書かれたのかが不明だから、安心して信用できる資料とはならないが、もしかすると、内情に詳しい誰かがこっそりと暴露したのかも知れない。全くの素人が出鱈目を書いたとは思えないから、たとえウォーバーグ家が否定しても、幾つかの箇所は事実なのかも知れないぞ。日本の歴史学者は、こうした点に目を附けて詳しく調べるべきなのに、ユダヤ人の書いた学術書ばかりを有り難がるんだから本当に情けない。
我々は学校で社会科の授業を受け、テレビや雑誌でも第二次世界大戦について聞いている。しかし、その歴史観、あるいは説明の枠組みを誰が作ったのか、に関しては興味が無い。生前、外務省の外政官でサウジ・アラビアやタイに赴任した岡崎久彦大使が語っていたけど、敗戦国では戦時プロパガンダが暴露され、様々な嘘が明らかにされているが、戦勝国では戦時プロパガンダがそのまま残ってしまうらしい。不正確な情報が否定ささず、修正もされないまま温存され、やがてそれが「定説」となってしまうのだ。ナチ・ドイツに関する「歴史」もその危険性があり、ナチス側の反論は悉く斥けられ、英米の学者やユダヤ人の一方的な解釈と論説で「正統な歴史書」が綴られている。
そもそも、事後法に基づくニュルンベルク裁判自体が違法だし、検事と判事が“グル”なんて論外だ。勝者側の裁判官はドイツ側の弁護士が証拠の提出を求めても却下するし、英米側が持ち出してくる「証拠」だって、どんな「味付け」がなされているのか分からない。公式な報告書だって巧妙な捏造かも知れないし、調査官が米国側の工作員という可能性もあるのだ。日本人はユダヤ人の証言を鵜呑みにするが、科学的捜査に基づく物的証拠も無いのに、それを「真実」と思うのは間違っている。だいたい、「宣誓証言」でもない「噂話」や「感想」を「事実」と宣伝するのは異常だ。もし、米国と英国の政府がドイツと日本を裁くなら、英米の極秘ファイルも公開すべきだろう。しかし、いくら日本の弁護士が機密資料の公開を求めても米国は応じまい。つまり、英米は「疚しい過去」や「不都合な真実」を隠したまま、日独を裁いたということになる。たぶん、アメリカの弁護士や裁判官は、心の底でこうした魔女裁判を「リンチ法廷」と見なしているはずだ。でも、自分の社会的地位を守りたいから、誰もが口をつぐんで知らぬ顔。悧巧な者は無口だ。
Deborah Lipstadt 001David Irving 222
(左 : デボラ・リプシュタット / 右 : デイヴッイド・アーヴィング )
歐米の知識人に勇気のある人は少ない。A.J.P.テイラーやパトリック・ブキャナンのように、従来の「歴史観」に刃向かったら、ユダヤ人勢力の総攻撃を食らって自滅となる。日本でもそうだけど、有名になる知識人というのは、民衆から尊敬されたいと望み、出来ることなら優雅な生活を送りたいと欲する高級種族。しかも、綺麗事を語るのが大好きな偽善者。日本学術会議にたむろってい連中をみれば判るじゃないか。リムジン・リベラルの先生達は、真実を喋って貧乏暮らしなんて真っ平御免である。英国のデイヴッイド・アーヴィング(David Irving)は、普通の大学教授が怠けて調べないドイツの一次資料を丹念に調べ、驚きの事実を数々公表したが、歐米ではネオ・ナチとか異端の歴史家扱い。ユダヤ人学者のデボラ・リプシュタット(Debora Lipstadt)から目の敵にされたアーヴィングは、「ホロコースト否定論者」との因縁をつけられ、訴訟沙汰に巻き込まれて多額の罰金を科せられた。こうした迫害を受けたアーヴィングは、憐れなことに破産状態へと陥った。こんな惨劇を見れば、普通の知識人はビビってしまうだろう。だから、ちょっと賢い歐米人は、どんなにユダヤ人が事実をねじ曲げ、勝手な歴史観をバラ撒こうが、絶対に反論しようとは思わない。日本人は自由な言論空間にいると思っているが、それは鉄壁の枠組みが透明で目に見えないからだ。しかし、勇気を持って主流の枠組みから逸脱し、「陰謀論」と馬鹿にされる世界に立ってみれば、別の景色が見えてくるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/374.html#c20
29. 中川隆[-17600] koaQ7Jey 2021年8月01日 12:04:52 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[29]
2021年07月31日
ナチスを育てた米国の資本家 / 隠された西歐史
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
ヒトラーに資金を流した黒幕
Hitler 2232J.P. Morgan 221
(左 : ドイツ兵を前にするヒトラー / 右 : ウォール街の大物 J.P.モルガン)
西歐世界における歴史教育は非常に厄介だ。なるほど、歐米諸国では優秀な大学教授や有名な研究者が、膨大な資料に基づき様々な歴史書を出版してきたし、現在も続々と新刊本が出ている。かつてのソ連圏や支那、朝鮮で出版される歴史書なら、「こんなのは政治プロパガンダの一種だろう」と笑われてゴミ箱行になるところだが、名門大学の権威者が世に出した“学術書”となれば話は別だ。一般人は準聖書の如く扱い、謙虚な心を以て恭しくその青史を繙く。まさか、歴史の真実を隠蔽するための偽典とは思わない。なぜなら、多少、解釈や判断の違いがあっても、あからさまな捏造は無いからだ。しかし、高名な学者であっても、何らかの“不都合な事実”を葬るため、意図的に言及を避けたり、陰謀論として却下するから一般国民には注意が必要だ。
従来の学校歴史観だと、英米はソ連を同盟国にして、極悪のドイツ、イタリア、日本を成敗したことになっている。さらに、英米の勝利は「ファシズムに対するデモクラシーの勝利」となっているから片腹痛い。なぜなら、どうして極悪の共産主義国、すなわち全体主義のソ連が同盟国となっているのに、リベラル・デモクラシーの勝利と宣言できるのか? しかも、アメリカは大虐殺を厭わない毛沢東を支援して、支那大陸の赤化を推進した張本人。朝鮮戦争だって、ディーン・アチソンやジョージ・マーシャルの不可解な言動を調べれば、米ソの「出来レース」だと判る。東アジアは米国から遠く離れた化外の地。冷たい“緊張状態”が続くことは、エスタブリッシュメントにとって必ずしも損な状態ではない。ノルマンディー上陸作戦だって甚だ怪しく、ポーランドを含めた東歐諸国をソ連に貢ぐための策略じゃないのか、と思えてくる。もし、本当に歐洲を救いたければ、フランスの海岸じゃなくバルカン半島から上陸し、北上しながら反撃すればいいじゃないか。英米の一般人は、ポーランドがヒトラーの手から解放され、スターリンの懐に入ったから嬉しいのか?
Normandy D Day 001WW II Battle-of-Stalingrad
(左 : 「ルマンディー上陸作戦」に参加したアメリカ兵 / 右 : 第二次大戦で勝利したロシア兵)
もちろん、一般のアメリカ国民や連合軍の将兵は、米国と歐洲を救うべく、多大な犠牲を払ったと思っている。しかし、大戦が勃発する原因や経緯、戦後の経済体制や国際秩序を冷静に見つめてみれば、何となく割の合わない結果であることに気づく。普通のアメリカ人やイギリス人は絶対に口にしないけど、「どうも、腑に落ちない。日独に勝ったとはいうものの、俺達の生活は良くならないどころか、以前よりも悪くなっている。第一、ナチズムを一掃したら、今度は故郷に有色人種が増えちまった。アーリア人を殺して、アフリカ人が隣人なんて真っ平御免だぞ。これなら、ドイツと一緒に組んでユダヤ人を中東に叩き出しておけばよかった。あれだけ多くの血を流したのに、その結果がこの程度なんて・・・」と嘆いてしまう。そもそも、大戦前にブリテン帝國の崩壊と英国病を予想したイギリス人は、いったい何人いたんだ? また、南洋戦線で日本兵を撃ち殺した白人兵は、本国での人種平等、つまり黒人との混淆やユダヤ人との共生を望んでいたのか?
第二次世界大戦の隠された目的は、独立を高めるドイツ帝國への懲罰処分にあった。我々はナチ・ドイツがヨーロッパ諸国を侵掠し、ユダヤ人を迫害したから、正義と秩序を守る英米が蹶起(けっき)した、と習っている。しかし、こんなのは子供騙しの御伽噺だ。大戦の理由は幾つかあるけど、そのうちの一つは、歐米世界を牛耳る闇組織の誤算にあった。ロスチャイルド家の指令を受けたウォーバーグ銀行が、レーニンのボルシェビキに資金を流したことはよく知られている。日本人は「ロシア革命」と思っているが、実質的には「ユダヤ人によるクーデタ」と呼んだ方がいいだろう。嘘だと思う日本人は、ボルシェビキの幹部を一人一人じっくりと眺めてみれはいい。
ポグロムを以てユダヤ人を度々迫害してきたロマノフ朝ロシアは、ユダヤ人にとったら不倶戴天の敵であるから、一家皆殺しは当然の結果である。しかし、革命の目的はそれだけではない。ロシアの富を収奪しようとする連中にとって、買収の効かないロシア皇帝は邪魔者でしかなかった。もし、外国人勢力がロシアの天然資源を根こそぎ奪い、民衆を低賃金労働者にして搾取すれば、必ずやロマノフ王朝は介入してくる。おそらく、外国企業は国外追追放になってしまうだろう。でも、子飼いのレーニンが支配者になれば、共産党が唯一の窓口になるから、党の幹部に甘い汁を吸わせておけば、後は国際企業のやりたい放題。巨大な資金を有するオルガルヒのような悪党、つまりロシア人の“フリ”をしたユダヤ人が、ロシアの至る所で跋扈し、ロシアの石油や稀少金属を掘り出して巨万の富を得るだろう。もちろん、ボルシェビキの一般党員は「赤色革命」の輸出に夢中だ。しかし、裏から資金を流していた連中は違う野望を抱いていた。そして、世界政府の樹立を目論む大富豪は、レーニン亡き後の指導者にレフ・トロツキーを充てようと考えていたのだ。
Lenin 00321Trotsky 661Stalin 231
(左 : ウラジミール・レーニン / 中央 : レフ・トロツキー / 右 : ヨシフ・スターリン )
ところが、グルジア人のヨシフ・スターリンが、国際金融業者の計画に大きなズレをもたらした。スターリンは巧妙な策略を用いてトロツキーを欺き、レーニンの葬儀に参列できないよう仕組んでしまう。意識朦朧のレーニンから「後継者の指名を受けた」スターリンは、独裁者として赤いロシアに君臨する。しかも、冷徹な目で現状を捕らえる大元帥は、トロツキーの永続革命論を斥け、一国社会主義で自分の土台を固めようと考えた。これはトロツキーを「操り人形」にしようと考えていた資金提供者にとっては番狂わせのパプニングだ。彼らはスターリンを甘く見ていたのかも知れない。知識人型のレーニンと違って、暴君型のスターリンは金持ちどものペットになる気は更々無かった。レーニンは資本家の足元にひれ伏したが、スターリンは彼らの尻(ケツ)を舐めるのが大嫌い。ユダヤ人のパトロンに頭を下げるくらいなら、自前で金を稼ぐ方がいいと考えた。実際、スターリンは金に困って強盗になったし、売春婦を搾取する女衒にもなっていた。やはり、革命家は暴力団の闘士でなきゃ。
ボーダレス・エコノミーを夢見る資本家達は、「絶大な権力を手に入れたスターリンを何とか制禦しなければ !」と思い、このグルジア人を懲らしめる政敵を創ろうと考えた。そこで目に附けたのが、当時、まだ駆け出しの政治家であったアドルフ・ヒトラー。なんと、ロンドンやウォール街を牙城とする大物ビジネスマンは、現地の企業を通してヒトラーに活動資金を渡していたのだ。この経緯については、アンソニー・サットン教授が詳しく述べている。フーバー研究所に属していたサットン教授は、ウォール街とボルシェビキの関係を明らかにしたことで有名だ。彼の三部作を読めば、どんな人物がヒトラーのパトロンになっていたかが判る。
Anthony Sutton 1Emil Rathenau 002Walther Rathenau 001
(左 : アンソニー・サットン / 中央 : エミール・ラーテナウ / 右 : ヴァルター・ラーテナウ )
ヒトラーの台頭を助けた企業として挙げられるのは、米国の有名企業である「ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)」である。この会社はベルリンにある「ドイツ・ジェネラル・エレクトリック社(Allgemeine Electricitäts Gesellschaft / A.E.G.)」と提携し、国家社会主義者のヒトラーを支援するスポンサーになっていた。「A.E.G.」というのは、エミール・ラーテナウ(Emil Rathenau)がトマス・エジソンの特許を取得して設立した、「ドイツ・エジソン電器会社(Deutsche Edison Gesellschaft für angewandte Electricität)」が前身となっている。そして、エミールの息子というのが、ワイマール共和国で外相を務めたヴァルター・ラーテナウ(Walter Rathenau)ときている。彼は1922年に暗殺されてしまうが、元々は父親の跡を継いでA.E.G.の経営を担っていた人物だ。
ドイツでA.E.G.をパートーナーにしていたのが、アメリカの「ジェネラル・エレクトリック(GE)」で、GEの経営陣には、日本でも有名なオーエン・ヤング(Owen D. Young)とジェラルド・スウォープ(Gerard Swope)がいた。第一次大戦後、ベルサイユ体制で痛めつけられたドイツは、不況とハイパー・インフレーションに見舞われ、賠償金の返済にも困っていた。これを憂慮したアメリカは、ドーズ案とかヤング案を用いてドイツの経済復興を助けようとした。当時のカルヴィン・クーリッジ大統領は、特別委員会を設置し、元銀行家で副大統領になったチャールズ・ドーズ(Charles Dowes)を委員長にしてドイツへ派遣する。オーエン・ヤングが議長となった委員会では、「ヤング案」という計画が作成され、これが新たな賠償方式となった。このヤング委員長はGEの会長で、復興支援を模索する傍ら、ドイツの電器産業を束ねる計画、すなわちカルテルを結成しようと目論んでいたのだ。彼は他の企業の経営にも携わっており、「Radio Corporation of America」の会長や「OSRAM」と「A.E.G.」の経営者、ニューヨークのFRB副議長も務めていた。(註 / 「オスラム : OSRAM」というのは、電球などの照明器具を製造するドイツ企業で、ここの日本法人は神奈川県にある。)
Owen D. Young 22Gerard Swope 001Charles Dowes 1
(左 : オーエン・ヤング / 中央 : ジェラルド・スウォープ / 右 : チャールズ・ドーズ )
ジェラルド・スウォープはGEの社長で、「A.E.G.」や「OSRAM」の経営にも携わっていた。彼も様々な役職を兼ねており、RCA(ヤングが創設したラジオ局や電気機器、レコード会社を手掛ける多国籍企業)、NBC(三大ネットワークの一つ)、ニューヨークの「National City Bank」の経営陣にもなっていたが、ヤングと同じくモルガン商会の代理人であった。J.P.モルガンの手下は他にもいて、GEの経営陣に属するクラーク・ヘインズ・マイナー(Clark Haynes Minor)は、「International General Electric(I.G.E.)」の社長であった。ヴィクター・カッター(Victor M. Cutter)もGEの経営陣に加わっており、彼はボストンの「First National Bank」を任されていた。
ドイツの経済界でカルテルを形成しようと図るGEは、大手企業のA.E.G.を傘下に納めようと画策した。1929年8月、1,400万マルク相当の株がGEの手に渡り、両者の人的関係や技術提携は濃密になった。1930年1月になると、A.E.G.の重役会議にはGEの三人衆、すなわちクラーク・マイナーとジェラルド・スウォープ、E. アーサー・ボールドウィン(E. Arthur Baldwin)が送り込まれた。(註 : ボールドウィンは「International General Electric Company」の副社長を務めていた。) GEの野望は壮大で、このアメリカ企業はドイツの大手企業である「シーメンス&ハルスケ(Siemens & Halske)社」にも食指を伸ばし、電器業界の独占を目指していたのである。しかし、GEの目論見は達成されず、シーメンス& ハルスケ社は独立を保つことができた。(このS&H社はシーメンス社の一部門で、かのシーメンス社は電気・通信技術をはじめ、発電機やロータリー・エンジンなどの開発も手掛ける大手企業。大正3年に発覚した「シーメンス事件」は有名で、帝國海軍の高官が贈賄を受けたとのスキャンダルが騒がれ、山本権兵衛内閣は総辞職に追い込まれた。)
ウォール街からやって来た投資家や企業家は、貪欲にもドイツ企業の支配に励んでいた。GE社の「International General Electric(I.G.E.)」は、「A.E.G.」株の約30%を取得し、「Gesellschaft für Electrische Unternemungen」社の株だと全体の約25%、「Ludwig Lowe & Co.」も餌食となって、全体の約25%を占められていた。(「G.E.U」は投資会社から始まった電力供給会社で、鉄道事業も手掛けていたドイツ企業。「Ludwig Lowe」の方は、機械製造の会社で、武器弾薬の生産も行っていた。) IGEはOSRAMにも影響力を持ち、A.E.Gの経営陣を通して操っていたという。
シーメンス社が間接的にヒトラーへ献金を行った事はあっても、直接的に渡したという証拠は無いらしい。でも、「A.E.G」や「OSRAM」からの資金提供は明らかで、「国家信託機構(Nationale Treuhand)」を介して資金を流していたそうだ。(Anthony C. Sutton, Wall Street and the Rise of Hitler, Seal Beach, California : '76 Press, 1976, p.53.) 米国のビジネス業界と連動するドイツ企業もヒトラーに資金提供をしており、染料や肥料、窒素の生産で有名な「I.G. ファーベン(Interessengemeinschaft Farbenindustrie)」も直接的に献金を行っていた。A.E.G.から数名の役員がI.G. Farbenに出向しており、A.G.Eの会長を務めるヘルマン・ブュヒャー(Hermann Bücher)とユリウス・フレッチハイム(Julius Flechtheim)、そしてヴァルター・フォン・ラス(Walter von Rath)の三名は、I.G. Farbenの重役でもあった。
A.E.G.のウァルター・ファーレンホルスト(Walter Fahrenhorst)は、「フェニックス社(Pheonix A.G.)」や「ティッセン社(Thyssen A.G.)」、「デマグ社(Demag A.G.)」の重役を兼ねており、この三社はともにヒトラーへの献金を行っていたという。(上掲書、p.57) また、潜水艦や戦車に使われるバッテリーを製造していた「Accumulatoren Fabrik 社」もA.E.G.の重役二名、アウグスト・フェファー(August Pfeffer)とギュンター・クァント(Günther Quandt)を迎えており、2万5千ライヒス・マルクの献金をヒトラーに渡していた。ちなみに、クァントは「Accumulatoren Fabrik 社」が発行する株の75%を個人的に持っていたそうだ。A.E.G.のポール・マムロス(Paul Mamroth)とハインリッヒ・ファールス(Heinrich Pferls)は「OSRAM」の重役で、同社はヒトラーに4万ライヒス・マルクの献金を行っていた。
鉄鋼業から始まり兵器産業へと進出した「クルップ社(Krupp)」も「I.G.E」と繋がっていた。GEは子会社の「Carbolony Company」を使ってクルップ社とカルテルを組み、「炭化タングステン(tungsten carbide)」の値段を吊り上げた。1920年代、この素材は1ポンド当たり50ドルしかしなかったのに、Carboloyが特許を用いて独占を図ると、1ポンド当たり453ドルまで高騰したという。これにより、両社は大儲け。I.G.E.と提携したクルップは、60万ライヒス・マルクの資金をヒトラーに提供していた。
学校の教科書を疑わない日本人は、ナチスとヒトラーの話を聞けば、直ぐにホローストや侵略戦争を頭に浮かべてしまうが、「誰が伍長上がりの活動家に銭を渡したのか」を考えることはない。政治家になるには理念や情熱だけでは不充分で、必ず活動資金が必要となる。ユダヤ人の害悪を訴える退役伍長は、大企業の御曹司でもなければ、貴族の道楽息子でもない。露骨に言えば、大勢の乾分(こぶん)を抱えたルンペン親分だ。潰しの利かない武闘派の手下に飯を与えるだけでも精一杯。だから、アメリカやブリテンからやって来た怪しいビジネスマンでもOKとなる。「シドニー・ウォーバーグ(Sidney Warburg)」というペンネームで出版された『Financial Origins of National Socialism』によれば、ウォーバーグ自身が1929年から1933年にかけて、5回ほどヒトラーと会談し、このドイツ人が資金を欲していると分かったので、約2500万ドルを送金したという。
Paul Warburg 11James Paul Warburg 221max_warburg_1905Eric Warburg 11
(左 : ポール・ウォーバーグ / ジェイムズ・ポール・ウォーバーグ / マックス・M・ウォーバーグ / 右 : エリック・H・M・ウォーバーグ )
Mathilde Ludendorff 001(左 / マチルデ・ルーデンドルフ)
もちろん、この「シドニー・ウォーバーグ」というのは実在の人物ではない。しかし、巷ではこの本がポール・ウォーバーグ(Paul Warburg)の息子であるジェイムズ・ポール・ウォーバーグ(James Paul Warburg)によって書かれたんじゃないか、という噂が流れた。なぜなら、第一次大戦で有名になったドイツ軍のエーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Friedrich Wilhelm Ludendorff)将軍の再婚相手で、未亡人となったマチルデ(Mathilde Friedrike Karoline Ludendorff)夫人が、ニュルンベルク裁判でジェイムズ・P・ウォーバーグがウォール街とナチスの橋渡しになっていた、と証言したからだ。しかし、マックス・M・ウォーバーグ(Max Moritz Warburg)の息子であるエリック・H・M・ウォーバーグ(Eric Hermann Max Warburg)は大激怒。マチルデ夫人の言説を「でっち上げただ!」と言い放った。この「シドニー・ウォーバーグの虚説」に対して憤慨したエリックは、これを掲載した各新聞社に抗議し、正式に取り消してもらったそうだ。(ロン・チャーナウ 『ウォーバーグ : ユダヤ財閥の興亡』 下巻、青木榮一 訳、日本経済新聞社、1998年、 pp.298-299.)
ちなみに、チャーナウの翻訳本は全訳ではなく、大切な「註」も省略しているので、本の価値が半減している。せっかくの労作なのに、肝心の註を省いたから台無しだ。まぁ、数頁にわたる脚注を附けると値段が高くなるから割愛したんだろうが、翻訳者の青木氏と日経新聞社はアホな事をしたものだ。
話を戻す。「シドニー・ウォーバーグ」の本は元々、ネーデルラントのアムステルダムにある「Van Holkema & Warendorf」という老舗の出版社から刊行された書籍である。ところが、この小冊子は極めて少数しか販売されなかったので、今では稀覯本となっている。ただし、ここに隠れた価値を見出した人がいたので、スイスでドイツ語版が出版されたという。さらに、ドイツ語版を基にして英訳本が出版され、 1980年代に入って「Research Publications」が復刊した、という次第である。現在は、「Omnia Veritas社」が出版しているので、日本人でもアマゾンで購入できる。原書の『De geldbronnen van het nationaal socialisme : drie gesprekken Hitler』(Amsterdam : Van Holkema & Warendorff, 1933)が誰によって書かれたのかが不明だから、安心して信用できる資料とはならないが、もしかすると、内情に詳しい誰かがこっそりと暴露したのかも知れない。全くの素人が出鱈目を書いたとは思えないから、たとえウォーバーグ家が否定しても、幾つかの箇所は事実なのかも知れないぞ。日本の歴史学者は、こうした点に目を附けて詳しく調べるべきなのに、ユダヤ人の書いた学術書ばかりを有り難がるんだから本当に情けない。
我々は学校で社会科の授業を受け、テレビや雑誌でも第二次世界大戦について聞いている。しかし、その歴史観、あるいは説明の枠組みを誰が作ったのか、に関しては興味が無い。生前、外務省の外政官でサウジ・アラビアやタイに赴任した岡崎久彦大使が語っていたけど、敗戦国では戦時プロパガンダが暴露され、様々な嘘が明らかにされているが、戦勝国では戦時プロパガンダがそのまま残ってしまうらしい。不正確な情報が否定ささず、修正もされないまま温存され、やがてそれが「定説」となってしまうのだ。ナチ・ドイツに関する「歴史」もその危険性があり、ナチス側の反論は悉く斥けられ、英米の学者やユダヤ人の一方的な解釈と論説で「正統な歴史書」が綴られている。
そもそも、事後法に基づくニュルンベルク裁判自体が違法だし、検事と判事が“グル”なんて論外だ。勝者側の裁判官はドイツ側の弁護士が証拠の提出を求めても却下するし、英米側が持ち出してくる「証拠」だって、どんな「味付け」がなされているのか分からない。公式な報告書だって巧妙な捏造かも知れないし、調査官が米国側の工作員という可能性もあるのだ。日本人はユダヤ人の証言を鵜呑みにするが、科学的捜査に基づく物的証拠も無いのに、それを「真実」と思うのは間違っている。だいたい、「宣誓証言」でもない「噂話」や「感想」を「事実」と宣伝するのは異常だ。もし、米国と英国の政府がドイツと日本を裁くなら、英米の極秘ファイルも公開すべきだろう。しかし、いくら日本の弁護士が機密資料の公開を求めても米国は応じまい。つまり、英米は「疚しい過去」や「不都合な真実」を隠したまま、日独を裁いたということになる。たぶん、アメリカの弁護士や裁判官は、心の底でこうした魔女裁判を「リンチ法廷」と見なしているはずだ。でも、自分の社会的地位を守りたいから、誰もが口をつぐんで知らぬ顔。悧巧な者は無口だ。
Deborah Lipstadt 001David Irving 222
(左 : デボラ・リプシュタット / 右 : デイヴッイド・アーヴィング )
歐米の知識人に勇気のある人は少ない。A.J.P.テイラーやパトリック・ブキャナンのように、従来の「歴史観」に刃向かったら、ユダヤ人勢力の総攻撃を食らって自滅となる。日本でもそうだけど、有名になる知識人というのは、民衆から尊敬されたいと望み、出来ることなら優雅な生活を送りたいと欲する高級種族。しかも、綺麗事を語るのが大好きな偽善者。日本学術会議にたむろってい連中をみれば判るじゃないか。リムジン・リベラルの先生達は、真実を喋って貧乏暮らしなんて真っ平御免である。英国のデイヴッイド・アーヴィング(David Irving)は、普通の大学教授が怠けて調べないドイツの一次資料を丹念に調べ、驚きの事実を数々公表したが、歐米ではネオ・ナチとか異端の歴史家扱い。ユダヤ人学者のデボラ・リプシュタット(Debora Lipstadt)から目の敵にされたアーヴィングは、「ホロコースト否定論者」との因縁をつけられ、訴訟沙汰に巻き込まれて多額の罰金を科せられた。こうした迫害を受けたアーヴィングは、憐れなことに破産状態へと陥った。こんな惨劇を見れば、普通の知識人はビビってしまうだろう。だから、ちょっと賢い歐米人は、どんなにユダヤ人が事実をねじ曲げ、勝手な歴史観をバラ撒こうが、絶対に反論しようとは思わない。日本人は自由な言論空間にいると思っているが、それは鉄壁の枠組みが透明で目に見えないからだ。しかし、勇気を持って主流の枠組みから逸脱し、「陰謀論」と馬鹿にされる世界に立ってみれば、別の景色が見えてくるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/638.html#c29
11. 中川隆[-17599] koaQ7Jey 2021年8月01日 12:05:29 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[30]
2021年07月31日
ナチスを育てた米国の資本家 / 隠された西歐史
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
ヒトラーに資金を流した黒幕
Hitler 2232J.P. Morgan 221
(左 : ドイツ兵を前にするヒトラー / 右 : ウォール街の大物 J.P.モルガン)
西歐世界における歴史教育は非常に厄介だ。なるほど、歐米諸国では優秀な大学教授や有名な研究者が、膨大な資料に基づき様々な歴史書を出版してきたし、現在も続々と新刊本が出ている。かつてのソ連圏や支那、朝鮮で出版される歴史書なら、「こんなのは政治プロパガンダの一種だろう」と笑われてゴミ箱行になるところだが、名門大学の権威者が世に出した“学術書”となれば話は別だ。一般人は準聖書の如く扱い、謙虚な心を以て恭しくその青史を繙く。まさか、歴史の真実を隠蔽するための偽典とは思わない。なぜなら、多少、解釈や判断の違いがあっても、あからさまな捏造は無いからだ。しかし、高名な学者であっても、何らかの“不都合な事実”を葬るため、意図的に言及を避けたり、陰謀論として却下するから一般国民には注意が必要だ。
従来の学校歴史観だと、英米はソ連を同盟国にして、極悪のドイツ、イタリア、日本を成敗したことになっている。さらに、英米の勝利は「ファシズムに対するデモクラシーの勝利」となっているから片腹痛い。なぜなら、どうして極悪の共産主義国、すなわち全体主義のソ連が同盟国となっているのに、リベラル・デモクラシーの勝利と宣言できるのか? しかも、アメリカは大虐殺を厭わない毛沢東を支援して、支那大陸の赤化を推進した張本人。朝鮮戦争だって、ディーン・アチソンやジョージ・マーシャルの不可解な言動を調べれば、米ソの「出来レース」だと判る。東アジアは米国から遠く離れた化外の地。冷たい“緊張状態”が続くことは、エスタブリッシュメントにとって必ずしも損な状態ではない。ノルマンディー上陸作戦だって甚だ怪しく、ポーランドを含めた東歐諸国をソ連に貢ぐための策略じゃないのか、と思えてくる。もし、本当に歐洲を救いたければ、フランスの海岸じゃなくバルカン半島から上陸し、北上しながら反撃すればいいじゃないか。英米の一般人は、ポーランドがヒトラーの手から解放され、スターリンの懐に入ったから嬉しいのか?
Normandy D Day 001WW II Battle-of-Stalingrad
(左 : 「ルマンディー上陸作戦」に参加したアメリカ兵 / 右 : 第二次大戦で勝利したロシア兵)
もちろん、一般のアメリカ国民や連合軍の将兵は、米国と歐洲を救うべく、多大な犠牲を払ったと思っている。しかし、大戦が勃発する原因や経緯、戦後の経済体制や国際秩序を冷静に見つめてみれば、何となく割の合わない結果であることに気づく。普通のアメリカ人やイギリス人は絶対に口にしないけど、「どうも、腑に落ちない。日独に勝ったとはいうものの、俺達の生活は良くならないどころか、以前よりも悪くなっている。第一、ナチズムを一掃したら、今度は故郷に有色人種が増えちまった。アーリア人を殺して、アフリカ人が隣人なんて真っ平御免だぞ。これなら、ドイツと一緒に組んでユダヤ人を中東に叩き出しておけばよかった。あれだけ多くの血を流したのに、その結果がこの程度なんて・・・」と嘆いてしまう。そもそも、大戦前にブリテン帝國の崩壊と英国病を予想したイギリス人は、いったい何人いたんだ? また、南洋戦線で日本兵を撃ち殺した白人兵は、本国での人種平等、つまり黒人との混淆やユダヤ人との共生を望んでいたのか?
第二次世界大戦の隠された目的は、独立を高めるドイツ帝國への懲罰処分にあった。我々はナチ・ドイツがヨーロッパ諸国を侵掠し、ユダヤ人を迫害したから、正義と秩序を守る英米が蹶起(けっき)した、と習っている。しかし、こんなのは子供騙しの御伽噺だ。大戦の理由は幾つかあるけど、そのうちの一つは、歐米世界を牛耳る闇組織の誤算にあった。ロスチャイルド家の指令を受けたウォーバーグ銀行が、レーニンのボルシェビキに資金を流したことはよく知られている。日本人は「ロシア革命」と思っているが、実質的には「ユダヤ人によるクーデタ」と呼んだ方がいいだろう。嘘だと思う日本人は、ボルシェビキの幹部を一人一人じっくりと眺めてみれはいい。
ポグロムを以てユダヤ人を度々迫害してきたロマノフ朝ロシアは、ユダヤ人にとったら不倶戴天の敵であるから、一家皆殺しは当然の結果である。しかし、革命の目的はそれだけではない。ロシアの富を収奪しようとする連中にとって、買収の効かないロシア皇帝は邪魔者でしかなかった。もし、外国人勢力がロシアの天然資源を根こそぎ奪い、民衆を低賃金労働者にして搾取すれば、必ずやロマノフ王朝は介入してくる。おそらく、外国企業は国外追追放になってしまうだろう。でも、子飼いのレーニンが支配者になれば、共産党が唯一の窓口になるから、党の幹部に甘い汁を吸わせておけば、後は国際企業のやりたい放題。巨大な資金を有するオルガルヒのような悪党、つまりロシア人の“フリ”をしたユダヤ人が、ロシアの至る所で跋扈し、ロシアの石油や稀少金属を掘り出して巨万の富を得るだろう。もちろん、ボルシェビキの一般党員は「赤色革命」の輸出に夢中だ。しかし、裏から資金を流していた連中は違う野望を抱いていた。そして、世界政府の樹立を目論む大富豪は、レーニン亡き後の指導者にレフ・トロツキーを充てようと考えていたのだ。
Lenin 00321Trotsky 661Stalin 231
(左 : ウラジミール・レーニン / 中央 : レフ・トロツキー / 右 : ヨシフ・スターリン )
ところが、グルジア人のヨシフ・スターリンが、国際金融業者の計画に大きなズレをもたらした。スターリンは巧妙な策略を用いてトロツキーを欺き、レーニンの葬儀に参列できないよう仕組んでしまう。意識朦朧のレーニンから「後継者の指名を受けた」スターリンは、独裁者として赤いロシアに君臨する。しかも、冷徹な目で現状を捕らえる大元帥は、トロツキーの永続革命論を斥け、一国社会主義で自分の土台を固めようと考えた。これはトロツキーを「操り人形」にしようと考えていた資金提供者にとっては番狂わせのパプニングだ。彼らはスターリンを甘く見ていたのかも知れない。知識人型のレーニンと違って、暴君型のスターリンは金持ちどものペットになる気は更々無かった。レーニンは資本家の足元にひれ伏したが、スターリンは彼らの尻(ケツ)を舐めるのが大嫌い。ユダヤ人のパトロンに頭を下げるくらいなら、自前で金を稼ぐ方がいいと考えた。実際、スターリンは金に困って強盗になったし、売春婦を搾取する女衒にもなっていた。やはり、革命家は暴力団の闘士でなきゃ。
ボーダレス・エコノミーを夢見る資本家達は、「絶大な権力を手に入れたスターリンを何とか制禦しなければ !」と思い、このグルジア人を懲らしめる政敵を創ろうと考えた。そこで目に附けたのが、当時、まだ駆け出しの政治家であったアドルフ・ヒトラー。なんと、ロンドンやウォール街を牙城とする大物ビジネスマンは、現地の企業を通してヒトラーに活動資金を渡していたのだ。この経緯については、アンソニー・サットン教授が詳しく述べている。フーバー研究所に属していたサットン教授は、ウォール街とボルシェビキの関係を明らかにしたことで有名だ。彼の三部作を読めば、どんな人物がヒトラーのパトロンになっていたかが判る。
Anthony Sutton 1Emil Rathenau 002Walther Rathenau 001
(左 : アンソニー・サットン / 中央 : エミール・ラーテナウ / 右 : ヴァルター・ラーテナウ )
ヒトラーの台頭を助けた企業として挙げられるのは、米国の有名企業である「ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)」である。この会社はベルリンにある「ドイツ・ジェネラル・エレクトリック社(Allgemeine Electricitäts Gesellschaft / A.E.G.)」と提携し、国家社会主義者のヒトラーを支援するスポンサーになっていた。「A.E.G.」というのは、エミール・ラーテナウ(Emil Rathenau)がトマス・エジソンの特許を取得して設立した、「ドイツ・エジソン電器会社(Deutsche Edison Gesellschaft für angewandte Electricität)」が前身となっている。そして、エミールの息子というのが、ワイマール共和国で外相を務めたヴァルター・ラーテナウ(Walter Rathenau)ときている。彼は1922年に暗殺されてしまうが、元々は父親の跡を継いでA.E.G.の経営を担っていた人物だ。
ドイツでA.E.G.をパートーナーにしていたのが、アメリカの「ジェネラル・エレクトリック(GE)」で、GEの経営陣には、日本でも有名なオーエン・ヤング(Owen D. Young)とジェラルド・スウォープ(Gerard Swope)がいた。第一次大戦後、ベルサイユ体制で痛めつけられたドイツは、不況とハイパー・インフレーションに見舞われ、賠償金の返済にも困っていた。これを憂慮したアメリカは、ドーズ案とかヤング案を用いてドイツの経済復興を助けようとした。当時のカルヴィン・クーリッジ大統領は、特別委員会を設置し、元銀行家で副大統領になったチャールズ・ドーズ(Charles Dowes)を委員長にしてドイツへ派遣する。オーエン・ヤングが議長となった委員会では、「ヤング案」という計画が作成され、これが新たな賠償方式となった。このヤング委員長はGEの会長で、復興支援を模索する傍ら、ドイツの電器産業を束ねる計画、すなわちカルテルを結成しようと目論んでいたのだ。彼は他の企業の経営にも携わっており、「Radio Corporation of America」の会長や「OSRAM」と「A.E.G.」の経営者、ニューヨークのFRB副議長も務めていた。(註 / 「オスラム : OSRAM」というのは、電球などの照明器具を製造するドイツ企業で、ここの日本法人は神奈川県にある。)
Owen D. Young 22Gerard Swope 001Charles Dowes 1
(左 : オーエン・ヤング / 中央 : ジェラルド・スウォープ / 右 : チャールズ・ドーズ )
ジェラルド・スウォープはGEの社長で、「A.E.G.」や「OSRAM」の経営にも携わっていた。彼も様々な役職を兼ねており、RCA(ヤングが創設したラジオ局や電気機器、レコード会社を手掛ける多国籍企業)、NBC(三大ネットワークの一つ)、ニューヨークの「National City Bank」の経営陣にもなっていたが、ヤングと同じくモルガン商会の代理人であった。J.P.モルガンの手下は他にもいて、GEの経営陣に属するクラーク・ヘインズ・マイナー(Clark Haynes Minor)は、「International General Electric(I.G.E.)」の社長であった。ヴィクター・カッター(Victor M. Cutter)もGEの経営陣に加わっており、彼はボストンの「First National Bank」を任されていた。
ドイツの経済界でカルテルを形成しようと図るGEは、大手企業のA.E.G.を傘下に納めようと画策した。1929年8月、1,400万マルク相当の株がGEの手に渡り、両者の人的関係や技術提携は濃密になった。1930年1月になると、A.E.G.の重役会議にはGEの三人衆、すなわちクラーク・マイナーとジェラルド・スウォープ、E. アーサー・ボールドウィン(E. Arthur Baldwin)が送り込まれた。(註 : ボールドウィンは「International General Electric Company」の副社長を務めていた。) GEの野望は壮大で、このアメリカ企業はドイツの大手企業である「シーメンス&ハルスケ(Siemens & Halske)社」にも食指を伸ばし、電器業界の独占を目指していたのである。しかし、GEの目論見は達成されず、シーメンス& ハルスケ社は独立を保つことができた。(このS&H社はシーメンス社の一部門で、かのシーメンス社は電気・通信技術をはじめ、発電機やロータリー・エンジンなどの開発も手掛ける大手企業。大正3年に発覚した「シーメンス事件」は有名で、帝國海軍の高官が贈賄を受けたとのスキャンダルが騒がれ、山本権兵衛内閣は総辞職に追い込まれた。)
ウォール街からやって来た投資家や企業家は、貪欲にもドイツ企業の支配に励んでいた。GE社の「International General Electric(I.G.E.)」は、「A.E.G.」株の約30%を取得し、「Gesellschaft für Electrische Unternemungen」社の株だと全体の約25%、「Ludwig Lowe & Co.」も餌食となって、全体の約25%を占められていた。(「G.E.U」は投資会社から始まった電力供給会社で、鉄道事業も手掛けていたドイツ企業。「Ludwig Lowe」の方は、機械製造の会社で、武器弾薬の生産も行っていた。) IGEはOSRAMにも影響力を持ち、A.E.Gの経営陣を通して操っていたという。
シーメンス社が間接的にヒトラーへ献金を行った事はあっても、直接的に渡したという証拠は無いらしい。でも、「A.E.G」や「OSRAM」からの資金提供は明らかで、「国家信託機構(Nationale Treuhand)」を介して資金を流していたそうだ。(Anthony C. Sutton, Wall Street and the Rise of Hitler, Seal Beach, California : '76 Press, 1976, p.53.) 米国のビジネス業界と連動するドイツ企業もヒトラーに資金提供をしており、染料や肥料、窒素の生産で有名な「I.G. ファーベン(Interessengemeinschaft Farbenindustrie)」も直接的に献金を行っていた。A.E.G.から数名の役員がI.G. Farbenに出向しており、A.G.Eの会長を務めるヘルマン・ブュヒャー(Hermann Bücher)とユリウス・フレッチハイム(Julius Flechtheim)、そしてヴァルター・フォン・ラス(Walter von Rath)の三名は、I.G. Farbenの重役でもあった。
A.E.G.のウァルター・ファーレンホルスト(Walter Fahrenhorst)は、「フェニックス社(Pheonix A.G.)」や「ティッセン社(Thyssen A.G.)」、「デマグ社(Demag A.G.)」の重役を兼ねており、この三社はともにヒトラーへの献金を行っていたという。(上掲書、p.57) また、潜水艦や戦車に使われるバッテリーを製造していた「Accumulatoren Fabrik 社」もA.E.G.の重役二名、アウグスト・フェファー(August Pfeffer)とギュンター・クァント(Günther Quandt)を迎えており、2万5千ライヒス・マルクの献金をヒトラーに渡していた。ちなみに、クァントは「Accumulatoren Fabrik 社」が発行する株の75%を個人的に持っていたそうだ。A.E.G.のポール・マムロス(Paul Mamroth)とハインリッヒ・ファールス(Heinrich Pferls)は「OSRAM」の重役で、同社はヒトラーに4万ライヒス・マルクの献金を行っていた。
鉄鋼業から始まり兵器産業へと進出した「クルップ社(Krupp)」も「I.G.E」と繋がっていた。GEは子会社の「Carbolony Company」を使ってクルップ社とカルテルを組み、「炭化タングステン(tungsten carbide)」の値段を吊り上げた。1920年代、この素材は1ポンド当たり50ドルしかしなかったのに、Carboloyが特許を用いて独占を図ると、1ポンド当たり453ドルまで高騰したという。これにより、両社は大儲け。I.G.E.と提携したクルップは、60万ライヒス・マルクの資金をヒトラーに提供していた。
学校の教科書を疑わない日本人は、ナチスとヒトラーの話を聞けば、直ぐにホローストや侵略戦争を頭に浮かべてしまうが、「誰が伍長上がりの活動家に銭を渡したのか」を考えることはない。政治家になるには理念や情熱だけでは不充分で、必ず活動資金が必要となる。ユダヤ人の害悪を訴える退役伍長は、大企業の御曹司でもなければ、貴族の道楽息子でもない。露骨に言えば、大勢の乾分(こぶん)を抱えたルンペン親分だ。潰しの利かない武闘派の手下に飯を与えるだけでも精一杯。だから、アメリカやブリテンからやって来た怪しいビジネスマンでもOKとなる。「シドニー・ウォーバーグ(Sidney Warburg)」というペンネームで出版された『Financial Origins of National Socialism』によれば、ウォーバーグ自身が1929年から1933年にかけて、5回ほどヒトラーと会談し、このドイツ人が資金を欲していると分かったので、約2500万ドルを送金したという。
Paul Warburg 11James Paul Warburg 221max_warburg_1905Eric Warburg 11
(左 : ポール・ウォーバーグ / ジェイムズ・ポール・ウォーバーグ / マックス・M・ウォーバーグ / 右 : エリック・H・M・ウォーバーグ )
Mathilde Ludendorff 001(左 / マチルデ・ルーデンドルフ)
もちろん、この「シドニー・ウォーバーグ」というのは実在の人物ではない。しかし、巷ではこの本がポール・ウォーバーグ(Paul Warburg)の息子であるジェイムズ・ポール・ウォーバーグ(James Paul Warburg)によって書かれたんじゃないか、という噂が流れた。なぜなら、第一次大戦で有名になったドイツ軍のエーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Friedrich Wilhelm Ludendorff)将軍の再婚相手で、未亡人となったマチルデ(Mathilde Friedrike Karoline Ludendorff)夫人が、ニュルンベルク裁判でジェイムズ・P・ウォーバーグがウォール街とナチスの橋渡しになっていた、と証言したからだ。しかし、マックス・M・ウォーバーグ(Max Moritz Warburg)の息子であるエリック・H・M・ウォーバーグ(Eric Hermann Max Warburg)は大激怒。マチルデ夫人の言説を「でっち上げただ!」と言い放った。この「シドニー・ウォーバーグの虚説」に対して憤慨したエリックは、これを掲載した各新聞社に抗議し、正式に取り消してもらったそうだ。(ロン・チャーナウ 『ウォーバーグ : ユダヤ財閥の興亡』 下巻、青木榮一 訳、日本経済新聞社、1998年、 pp.298-299.)
ちなみに、チャーナウの翻訳本は全訳ではなく、大切な「註」も省略しているので、本の価値が半減している。せっかくの労作なのに、肝心の註を省いたから台無しだ。まぁ、数頁にわたる脚注を附けると値段が高くなるから割愛したんだろうが、翻訳者の青木氏と日経新聞社はアホな事をしたものだ。
話を戻す。「シドニー・ウォーバーグ」の本は元々、ネーデルラントのアムステルダムにある「Van Holkema & Warendorf」という老舗の出版社から刊行された書籍である。ところが、この小冊子は極めて少数しか販売されなかったので、今では稀覯本となっている。ただし、ここに隠れた価値を見出した人がいたので、スイスでドイツ語版が出版されたという。さらに、ドイツ語版を基にして英訳本が出版され、 1980年代に入って「Research Publications」が復刊した、という次第である。現在は、「Omnia Veritas社」が出版しているので、日本人でもアマゾンで購入できる。原書の『De geldbronnen van het nationaal socialisme : drie gesprekken Hitler』(Amsterdam : Van Holkema & Warendorff, 1933)が誰によって書かれたのかが不明だから、安心して信用できる資料とはならないが、もしかすると、内情に詳しい誰かがこっそりと暴露したのかも知れない。全くの素人が出鱈目を書いたとは思えないから、たとえウォーバーグ家が否定しても、幾つかの箇所は事実なのかも知れないぞ。日本の歴史学者は、こうした点に目を附けて詳しく調べるべきなのに、ユダヤ人の書いた学術書ばかりを有り難がるんだから本当に情けない。
我々は学校で社会科の授業を受け、テレビや雑誌でも第二次世界大戦について聞いている。しかし、その歴史観、あるいは説明の枠組みを誰が作ったのか、に関しては興味が無い。生前、外務省の外政官でサウジ・アラビアやタイに赴任した岡崎久彦大使が語っていたけど、敗戦国では戦時プロパガンダが暴露され、様々な嘘が明らかにされているが、戦勝国では戦時プロパガンダがそのまま残ってしまうらしい。不正確な情報が否定ささず、修正もされないまま温存され、やがてそれが「定説」となってしまうのだ。ナチ・ドイツに関する「歴史」もその危険性があり、ナチス側の反論は悉く斥けられ、英米の学者やユダヤ人の一方的な解釈と論説で「正統な歴史書」が綴られている。
そもそも、事後法に基づくニュルンベルク裁判自体が違法だし、検事と判事が“グル”なんて論外だ。勝者側の裁判官はドイツ側の弁護士が証拠の提出を求めても却下するし、英米側が持ち出してくる「証拠」だって、どんな「味付け」がなされているのか分からない。公式な報告書だって巧妙な捏造かも知れないし、調査官が米国側の工作員という可能性もあるのだ。日本人はユダヤ人の証言を鵜呑みにするが、科学的捜査に基づく物的証拠も無いのに、それを「真実」と思うのは間違っている。だいたい、「宣誓証言」でもない「噂話」や「感想」を「事実」と宣伝するのは異常だ。もし、米国と英国の政府がドイツと日本を裁くなら、英米の極秘ファイルも公開すべきだろう。しかし、いくら日本の弁護士が機密資料の公開を求めても米国は応じまい。つまり、英米は「疚しい過去」や「不都合な真実」を隠したまま、日独を裁いたということになる。たぶん、アメリカの弁護士や裁判官は、心の底でこうした魔女裁判を「リンチ法廷」と見なしているはずだ。でも、自分の社会的地位を守りたいから、誰もが口をつぐんで知らぬ顔。悧巧な者は無口だ。
Deborah Lipstadt 001David Irving 222
(左 : デボラ・リプシュタット / 右 : デイヴッイド・アーヴィング )
歐米の知識人に勇気のある人は少ない。A.J.P.テイラーやパトリック・ブキャナンのように、従来の「歴史観」に刃向かったら、ユダヤ人勢力の総攻撃を食らって自滅となる。日本でもそうだけど、有名になる知識人というのは、民衆から尊敬されたいと望み、出来ることなら優雅な生活を送りたいと欲する高級種族。しかも、綺麗事を語るのが大好きな偽善者。日本学術会議にたむろってい連中をみれば判るじゃないか。リムジン・リベラルの先生達は、真実を喋って貧乏暮らしなんて真っ平御免である。英国のデイヴッイド・アーヴィング(David Irving)は、普通の大学教授が怠けて調べないドイツの一次資料を丹念に調べ、驚きの事実を数々公表したが、歐米ではネオ・ナチとか異端の歴史家扱い。ユダヤ人学者のデボラ・リプシュタット(Debora Lipstadt)から目の敵にされたアーヴィングは、「ホロコースト否定論者」との因縁をつけられ、訴訟沙汰に巻き込まれて多額の罰金を科せられた。こうした迫害を受けたアーヴィングは、憐れなことに破産状態へと陥った。こんな惨劇を見れば、普通の知識人はビビってしまうだろう。だから、ちょっと賢い歐米人は、どんなにユダヤ人が事実をねじ曲げ、勝手な歴史観をバラ撒こうが、絶対に反論しようとは思わない。日本人は自由な言論空間にいると思っているが、それは鉄壁の枠組みが透明で目に見えないからだ。しかし、勇気を持って主流の枠組みから逸脱し、「陰謀論」と馬鹿にされる世界に立ってみれば、別の景色が見えてくるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/615.html#c11
16. 中川隆[-17598] koaQ7Jey 2021年8月01日 12:06:03 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[31]
2021年07月31日
ナチスを育てた米国の資本家 / 隠された西歐史
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
ヒトラーに資金を流した黒幕
Hitler 2232J.P. Morgan 221
(左 : ドイツ兵を前にするヒトラー / 右 : ウォール街の大物 J.P.モルガン)
西歐世界における歴史教育は非常に厄介だ。なるほど、歐米諸国では優秀な大学教授や有名な研究者が、膨大な資料に基づき様々な歴史書を出版してきたし、現在も続々と新刊本が出ている。かつてのソ連圏や支那、朝鮮で出版される歴史書なら、「こんなのは政治プロパガンダの一種だろう」と笑われてゴミ箱行になるところだが、名門大学の権威者が世に出した“学術書”となれば話は別だ。一般人は準聖書の如く扱い、謙虚な心を以て恭しくその青史を繙く。まさか、歴史の真実を隠蔽するための偽典とは思わない。なぜなら、多少、解釈や判断の違いがあっても、あからさまな捏造は無いからだ。しかし、高名な学者であっても、何らかの“不都合な事実”を葬るため、意図的に言及を避けたり、陰謀論として却下するから一般国民には注意が必要だ。
従来の学校歴史観だと、英米はソ連を同盟国にして、極悪のドイツ、イタリア、日本を成敗したことになっている。さらに、英米の勝利は「ファシズムに対するデモクラシーの勝利」となっているから片腹痛い。なぜなら、どうして極悪の共産主義国、すなわち全体主義のソ連が同盟国となっているのに、リベラル・デモクラシーの勝利と宣言できるのか? しかも、アメリカは大虐殺を厭わない毛沢東を支援して、支那大陸の赤化を推進した張本人。朝鮮戦争だって、ディーン・アチソンやジョージ・マーシャルの不可解な言動を調べれば、米ソの「出来レース」だと判る。東アジアは米国から遠く離れた化外の地。冷たい“緊張状態”が続くことは、エスタブリッシュメントにとって必ずしも損な状態ではない。ノルマンディー上陸作戦だって甚だ怪しく、ポーランドを含めた東歐諸国をソ連に貢ぐための策略じゃないのか、と思えてくる。もし、本当に歐洲を救いたければ、フランスの海岸じゃなくバルカン半島から上陸し、北上しながら反撃すればいいじゃないか。英米の一般人は、ポーランドがヒトラーの手から解放され、スターリンの懐に入ったから嬉しいのか?
Normandy D Day 001WW II Battle-of-Stalingrad
(左 : 「ルマンディー上陸作戦」に参加したアメリカ兵 / 右 : 第二次大戦で勝利したロシア兵)
もちろん、一般のアメリカ国民や連合軍の将兵は、米国と歐洲を救うべく、多大な犠牲を払ったと思っている。しかし、大戦が勃発する原因や経緯、戦後の経済体制や国際秩序を冷静に見つめてみれば、何となく割の合わない結果であることに気づく。普通のアメリカ人やイギリス人は絶対に口にしないけど、「どうも、腑に落ちない。日独に勝ったとはいうものの、俺達の生活は良くならないどころか、以前よりも悪くなっている。第一、ナチズムを一掃したら、今度は故郷に有色人種が増えちまった。アーリア人を殺して、アフリカ人が隣人なんて真っ平御免だぞ。これなら、ドイツと一緒に組んでユダヤ人を中東に叩き出しておけばよかった。あれだけ多くの血を流したのに、その結果がこの程度なんて・・・」と嘆いてしまう。そもそも、大戦前にブリテン帝國の崩壊と英国病を予想したイギリス人は、いったい何人いたんだ? また、南洋戦線で日本兵を撃ち殺した白人兵は、本国での人種平等、つまり黒人との混淆やユダヤ人との共生を望んでいたのか?
第二次世界大戦の隠された目的は、独立を高めるドイツ帝國への懲罰処分にあった。我々はナチ・ドイツがヨーロッパ諸国を侵掠し、ユダヤ人を迫害したから、正義と秩序を守る英米が蹶起(けっき)した、と習っている。しかし、こんなのは子供騙しの御伽噺だ。大戦の理由は幾つかあるけど、そのうちの一つは、歐米世界を牛耳る闇組織の誤算にあった。ロスチャイルド家の指令を受けたウォーバーグ銀行が、レーニンのボルシェビキに資金を流したことはよく知られている。日本人は「ロシア革命」と思っているが、実質的には「ユダヤ人によるクーデタ」と呼んだ方がいいだろう。嘘だと思う日本人は、ボルシェビキの幹部を一人一人じっくりと眺めてみれはいい。
ポグロムを以てユダヤ人を度々迫害してきたロマノフ朝ロシアは、ユダヤ人にとったら不倶戴天の敵であるから、一家皆殺しは当然の結果である。しかし、革命の目的はそれだけではない。ロシアの富を収奪しようとする連中にとって、買収の効かないロシア皇帝は邪魔者でしかなかった。もし、外国人勢力がロシアの天然資源を根こそぎ奪い、民衆を低賃金労働者にして搾取すれば、必ずやロマノフ王朝は介入してくる。おそらく、外国企業は国外追追放になってしまうだろう。でも、子飼いのレーニンが支配者になれば、共産党が唯一の窓口になるから、党の幹部に甘い汁を吸わせておけば、後は国際企業のやりたい放題。巨大な資金を有するオルガルヒのような悪党、つまりロシア人の“フリ”をしたユダヤ人が、ロシアの至る所で跋扈し、ロシアの石油や稀少金属を掘り出して巨万の富を得るだろう。もちろん、ボルシェビキの一般党員は「赤色革命」の輸出に夢中だ。しかし、裏から資金を流していた連中は違う野望を抱いていた。そして、世界政府の樹立を目論む大富豪は、レーニン亡き後の指導者にレフ・トロツキーを充てようと考えていたのだ。
Lenin 00321Trotsky 661Stalin 231
(左 : ウラジミール・レーニン / 中央 : レフ・トロツキー / 右 : ヨシフ・スターリン )
ところが、グルジア人のヨシフ・スターリンが、国際金融業者の計画に大きなズレをもたらした。スターリンは巧妙な策略を用いてトロツキーを欺き、レーニンの葬儀に参列できないよう仕組んでしまう。意識朦朧のレーニンから「後継者の指名を受けた」スターリンは、独裁者として赤いロシアに君臨する。しかも、冷徹な目で現状を捕らえる大元帥は、トロツキーの永続革命論を斥け、一国社会主義で自分の土台を固めようと考えた。これはトロツキーを「操り人形」にしようと考えていた資金提供者にとっては番狂わせのパプニングだ。彼らはスターリンを甘く見ていたのかも知れない。知識人型のレーニンと違って、暴君型のスターリンは金持ちどものペットになる気は更々無かった。レーニンは資本家の足元にひれ伏したが、スターリンは彼らの尻(ケツ)を舐めるのが大嫌い。ユダヤ人のパトロンに頭を下げるくらいなら、自前で金を稼ぐ方がいいと考えた。実際、スターリンは金に困って強盗になったし、売春婦を搾取する女衒にもなっていた。やはり、革命家は暴力団の闘士でなきゃ。
ボーダレス・エコノミーを夢見る資本家達は、「絶大な権力を手に入れたスターリンを何とか制禦しなければ !」と思い、このグルジア人を懲らしめる政敵を創ろうと考えた。そこで目に附けたのが、当時、まだ駆け出しの政治家であったアドルフ・ヒトラー。なんと、ロンドンやウォール街を牙城とする大物ビジネスマンは、現地の企業を通してヒトラーに活動資金を渡していたのだ。この経緯については、アンソニー・サットン教授が詳しく述べている。フーバー研究所に属していたサットン教授は、ウォール街とボルシェビキの関係を明らかにしたことで有名だ。彼の三部作を読めば、どんな人物がヒトラーのパトロンになっていたかが判る。
Anthony Sutton 1Emil Rathenau 002Walther Rathenau 001
(左 : アンソニー・サットン / 中央 : エミール・ラーテナウ / 右 : ヴァルター・ラーテナウ )
ヒトラーの台頭を助けた企業として挙げられるのは、米国の有名企業である「ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)」である。この会社はベルリンにある「ドイツ・ジェネラル・エレクトリック社(Allgemeine Electricitäts Gesellschaft / A.E.G.)」と提携し、国家社会主義者のヒトラーを支援するスポンサーになっていた。「A.E.G.」というのは、エミール・ラーテナウ(Emil Rathenau)がトマス・エジソンの特許を取得して設立した、「ドイツ・エジソン電器会社(Deutsche Edison Gesellschaft für angewandte Electricität)」が前身となっている。そして、エミールの息子というのが、ワイマール共和国で外相を務めたヴァルター・ラーテナウ(Walter Rathenau)ときている。彼は1922年に暗殺されてしまうが、元々は父親の跡を継いでA.E.G.の経営を担っていた人物だ。
ドイツでA.E.G.をパートーナーにしていたのが、アメリカの「ジェネラル・エレクトリック(GE)」で、GEの経営陣には、日本でも有名なオーエン・ヤング(Owen D. Young)とジェラルド・スウォープ(Gerard Swope)がいた。第一次大戦後、ベルサイユ体制で痛めつけられたドイツは、不況とハイパー・インフレーションに見舞われ、賠償金の返済にも困っていた。これを憂慮したアメリカは、ドーズ案とかヤング案を用いてドイツの経済復興を助けようとした。当時のカルヴィン・クーリッジ大統領は、特別委員会を設置し、元銀行家で副大統領になったチャールズ・ドーズ(Charles Dowes)を委員長にしてドイツへ派遣する。オーエン・ヤングが議長となった委員会では、「ヤング案」という計画が作成され、これが新たな賠償方式となった。このヤング委員長はGEの会長で、復興支援を模索する傍ら、ドイツの電器産業を束ねる計画、すなわちカルテルを結成しようと目論んでいたのだ。彼は他の企業の経営にも携わっており、「Radio Corporation of America」の会長や「OSRAM」と「A.E.G.」の経営者、ニューヨークのFRB副議長も務めていた。(註 / 「オスラム : OSRAM」というのは、電球などの照明器具を製造するドイツ企業で、ここの日本法人は神奈川県にある。)
Owen D. Young 22Gerard Swope 001Charles Dowes 1
(左 : オーエン・ヤング / 中央 : ジェラルド・スウォープ / 右 : チャールズ・ドーズ )
ジェラルド・スウォープはGEの社長で、「A.E.G.」や「OSRAM」の経営にも携わっていた。彼も様々な役職を兼ねており、RCA(ヤングが創設したラジオ局や電気機器、レコード会社を手掛ける多国籍企業)、NBC(三大ネットワークの一つ)、ニューヨークの「National City Bank」の経営陣にもなっていたが、ヤングと同じくモルガン商会の代理人であった。J.P.モルガンの手下は他にもいて、GEの経営陣に属するクラーク・ヘインズ・マイナー(Clark Haynes Minor)は、「International General Electric(I.G.E.)」の社長であった。ヴィクター・カッター(Victor M. Cutter)もGEの経営陣に加わっており、彼はボストンの「First National Bank」を任されていた。
ドイツの経済界でカルテルを形成しようと図るGEは、大手企業のA.E.G.を傘下に納めようと画策した。1929年8月、1,400万マルク相当の株がGEの手に渡り、両者の人的関係や技術提携は濃密になった。1930年1月になると、A.E.G.の重役会議にはGEの三人衆、すなわちクラーク・マイナーとジェラルド・スウォープ、E. アーサー・ボールドウィン(E. Arthur Baldwin)が送り込まれた。(註 : ボールドウィンは「International General Electric Company」の副社長を務めていた。) GEの野望は壮大で、このアメリカ企業はドイツの大手企業である「シーメンス&ハルスケ(Siemens & Halske)社」にも食指を伸ばし、電器業界の独占を目指していたのである。しかし、GEの目論見は達成されず、シーメンス& ハルスケ社は独立を保つことができた。(このS&H社はシーメンス社の一部門で、かのシーメンス社は電気・通信技術をはじめ、発電機やロータリー・エンジンなどの開発も手掛ける大手企業。大正3年に発覚した「シーメンス事件」は有名で、帝國海軍の高官が贈賄を受けたとのスキャンダルが騒がれ、山本権兵衛内閣は総辞職に追い込まれた。)
ウォール街からやって来た投資家や企業家は、貪欲にもドイツ企業の支配に励んでいた。GE社の「International General Electric(I.G.E.)」は、「A.E.G.」株の約30%を取得し、「Gesellschaft für Electrische Unternemungen」社の株だと全体の約25%、「Ludwig Lowe & Co.」も餌食となって、全体の約25%を占められていた。(「G.E.U」は投資会社から始まった電力供給会社で、鉄道事業も手掛けていたドイツ企業。「Ludwig Lowe」の方は、機械製造の会社で、武器弾薬の生産も行っていた。) IGEはOSRAMにも影響力を持ち、A.E.Gの経営陣を通して操っていたという。
シーメンス社が間接的にヒトラーへ献金を行った事はあっても、直接的に渡したという証拠は無いらしい。でも、「A.E.G」や「OSRAM」からの資金提供は明らかで、「国家信託機構(Nationale Treuhand)」を介して資金を流していたそうだ。(Anthony C. Sutton, Wall Street and the Rise of Hitler, Seal Beach, California : '76 Press, 1976, p.53.) 米国のビジネス業界と連動するドイツ企業もヒトラーに資金提供をしており、染料や肥料、窒素の生産で有名な「I.G. ファーベン(Interessengemeinschaft Farbenindustrie)」も直接的に献金を行っていた。A.E.G.から数名の役員がI.G. Farbenに出向しており、A.G.Eの会長を務めるヘルマン・ブュヒャー(Hermann Bücher)とユリウス・フレッチハイム(Julius Flechtheim)、そしてヴァルター・フォン・ラス(Walter von Rath)の三名は、I.G. Farbenの重役でもあった。
A.E.G.のウァルター・ファーレンホルスト(Walter Fahrenhorst)は、「フェニックス社(Pheonix A.G.)」や「ティッセン社(Thyssen A.G.)」、「デマグ社(Demag A.G.)」の重役を兼ねており、この三社はともにヒトラーへの献金を行っていたという。(上掲書、p.57) また、潜水艦や戦車に使われるバッテリーを製造していた「Accumulatoren Fabrik 社」もA.E.G.の重役二名、アウグスト・フェファー(August Pfeffer)とギュンター・クァント(Günther Quandt)を迎えており、2万5千ライヒス・マルクの献金をヒトラーに渡していた。ちなみに、クァントは「Accumulatoren Fabrik 社」が発行する株の75%を個人的に持っていたそうだ。A.E.G.のポール・マムロス(Paul Mamroth)とハインリッヒ・ファールス(Heinrich Pferls)は「OSRAM」の重役で、同社はヒトラーに4万ライヒス・マルクの献金を行っていた。
鉄鋼業から始まり兵器産業へと進出した「クルップ社(Krupp)」も「I.G.E」と繋がっていた。GEは子会社の「Carbolony Company」を使ってクルップ社とカルテルを組み、「炭化タングステン(tungsten carbide)」の値段を吊り上げた。1920年代、この素材は1ポンド当たり50ドルしかしなかったのに、Carboloyが特許を用いて独占を図ると、1ポンド当たり453ドルまで高騰したという。これにより、両社は大儲け。I.G.E.と提携したクルップは、60万ライヒス・マルクの資金をヒトラーに提供していた。
学校の教科書を疑わない日本人は、ナチスとヒトラーの話を聞けば、直ぐにホローストや侵略戦争を頭に浮かべてしまうが、「誰が伍長上がりの活動家に銭を渡したのか」を考えることはない。政治家になるには理念や情熱だけでは不充分で、必ず活動資金が必要となる。ユダヤ人の害悪を訴える退役伍長は、大企業の御曹司でもなければ、貴族の道楽息子でもない。露骨に言えば、大勢の乾分(こぶん)を抱えたルンペン親分だ。潰しの利かない武闘派の手下に飯を与えるだけでも精一杯。だから、アメリカやブリテンからやって来た怪しいビジネスマンでもOKとなる。「シドニー・ウォーバーグ(Sidney Warburg)」というペンネームで出版された『Financial Origins of National Socialism』によれば、ウォーバーグ自身が1929年から1933年にかけて、5回ほどヒトラーと会談し、このドイツ人が資金を欲していると分かったので、約2500万ドルを送金したという。
Paul Warburg 11James Paul Warburg 221max_warburg_1905Eric Warburg 11
(左 : ポール・ウォーバーグ / ジェイムズ・ポール・ウォーバーグ / マックス・M・ウォーバーグ / 右 : エリック・H・M・ウォーバーグ )
Mathilde Ludendorff 001(左 / マチルデ・ルーデンドルフ)
もちろん、この「シドニー・ウォーバーグ」というのは実在の人物ではない。しかし、巷ではこの本がポール・ウォーバーグ(Paul Warburg)の息子であるジェイムズ・ポール・ウォーバーグ(James Paul Warburg)によって書かれたんじゃないか、という噂が流れた。なぜなら、第一次大戦で有名になったドイツ軍のエーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Friedrich Wilhelm Ludendorff)将軍の再婚相手で、未亡人となったマチルデ(Mathilde Friedrike Karoline Ludendorff)夫人が、ニュルンベルク裁判でジェイムズ・P・ウォーバーグがウォール街とナチスの橋渡しになっていた、と証言したからだ。しかし、マックス・M・ウォーバーグ(Max Moritz Warburg)の息子であるエリック・H・M・ウォーバーグ(Eric Hermann Max Warburg)は大激怒。マチルデ夫人の言説を「でっち上げただ!」と言い放った。この「シドニー・ウォーバーグの虚説」に対して憤慨したエリックは、これを掲載した各新聞社に抗議し、正式に取り消してもらったそうだ。(ロン・チャーナウ 『ウォーバーグ : ユダヤ財閥の興亡』 下巻、青木榮一 訳、日本経済新聞社、1998年、 pp.298-299.)
ちなみに、チャーナウの翻訳本は全訳ではなく、大切な「註」も省略しているので、本の価値が半減している。せっかくの労作なのに、肝心の註を省いたから台無しだ。まぁ、数頁にわたる脚注を附けると値段が高くなるから割愛したんだろうが、翻訳者の青木氏と日経新聞社はアホな事をしたものだ。
話を戻す。「シドニー・ウォーバーグ」の本は元々、ネーデルラントのアムステルダムにある「Van Holkema & Warendorf」という老舗の出版社から刊行された書籍である。ところが、この小冊子は極めて少数しか販売されなかったので、今では稀覯本となっている。ただし、ここに隠れた価値を見出した人がいたので、スイスでドイツ語版が出版されたという。さらに、ドイツ語版を基にして英訳本が出版され、 1980年代に入って「Research Publications」が復刊した、という次第である。現在は、「Omnia Veritas社」が出版しているので、日本人でもアマゾンで購入できる。原書の『De geldbronnen van het nationaal socialisme : drie gesprekken Hitler』(Amsterdam : Van Holkema & Warendorff, 1933)が誰によって書かれたのかが不明だから、安心して信用できる資料とはならないが、もしかすると、内情に詳しい誰かがこっそりと暴露したのかも知れない。全くの素人が出鱈目を書いたとは思えないから、たとえウォーバーグ家が否定しても、幾つかの箇所は事実なのかも知れないぞ。日本の歴史学者は、こうした点に目を附けて詳しく調べるべきなのに、ユダヤ人の書いた学術書ばかりを有り難がるんだから本当に情けない。
我々は学校で社会科の授業を受け、テレビや雑誌でも第二次世界大戦について聞いている。しかし、その歴史観、あるいは説明の枠組みを誰が作ったのか、に関しては興味が無い。生前、外務省の外政官でサウジ・アラビアやタイに赴任した岡崎久彦大使が語っていたけど、敗戦国では戦時プロパガンダが暴露され、様々な嘘が明らかにされているが、戦勝国では戦時プロパガンダがそのまま残ってしまうらしい。不正確な情報が否定ささず、修正もされないまま温存され、やがてそれが「定説」となってしまうのだ。ナチ・ドイツに関する「歴史」もその危険性があり、ナチス側の反論は悉く斥けられ、英米の学者やユダヤ人の一方的な解釈と論説で「正統な歴史書」が綴られている。
そもそも、事後法に基づくニュルンベルク裁判自体が違法だし、検事と判事が“グル”なんて論外だ。勝者側の裁判官はドイツ側の弁護士が証拠の提出を求めても却下するし、英米側が持ち出してくる「証拠」だって、どんな「味付け」がなされているのか分からない。公式な報告書だって巧妙な捏造かも知れないし、調査官が米国側の工作員という可能性もあるのだ。日本人はユダヤ人の証言を鵜呑みにするが、科学的捜査に基づく物的証拠も無いのに、それを「真実」と思うのは間違っている。だいたい、「宣誓証言」でもない「噂話」や「感想」を「事実」と宣伝するのは異常だ。もし、米国と英国の政府がドイツと日本を裁くなら、英米の極秘ファイルも公開すべきだろう。しかし、いくら日本の弁護士が機密資料の公開を求めても米国は応じまい。つまり、英米は「疚しい過去」や「不都合な真実」を隠したまま、日独を裁いたということになる。たぶん、アメリカの弁護士や裁判官は、心の底でこうした魔女裁判を「リンチ法廷」と見なしているはずだ。でも、自分の社会的地位を守りたいから、誰もが口をつぐんで知らぬ顔。悧巧な者は無口だ。
Deborah Lipstadt 001David Irving 222
(左 : デボラ・リプシュタット / 右 : デイヴッイド・アーヴィング )
歐米の知識人に勇気のある人は少ない。A.J.P.テイラーやパトリック・ブキャナンのように、従来の「歴史観」に刃向かったら、ユダヤ人勢力の総攻撃を食らって自滅となる。日本でもそうだけど、有名になる知識人というのは、民衆から尊敬されたいと望み、出来ることなら優雅な生活を送りたいと欲する高級種族。しかも、綺麗事を語るのが大好きな偽善者。日本学術会議にたむろってい連中をみれば判るじゃないか。リムジン・リベラルの先生達は、真実を喋って貧乏暮らしなんて真っ平御免である。英国のデイヴッイド・アーヴィング(David Irving)は、普通の大学教授が怠けて調べないドイツの一次資料を丹念に調べ、驚きの事実を数々公表したが、歐米ではネオ・ナチとか異端の歴史家扱い。ユダヤ人学者のデボラ・リプシュタット(Debora Lipstadt)から目の敵にされたアーヴィングは、「ホロコースト否定論者」との因縁をつけられ、訴訟沙汰に巻き込まれて多額の罰金を科せられた。こうした迫害を受けたアーヴィングは、憐れなことに破産状態へと陥った。こんな惨劇を見れば、普通の知識人はビビってしまうだろう。だから、ちょっと賢い歐米人は、どんなにユダヤ人が事実をねじ曲げ、勝手な歴史観をバラ撒こうが、絶対に反論しようとは思わない。日本人は自由な言論空間にいると思っているが、それは鉄壁の枠組みが透明で目に見えないからだ。しかし、勇気を持って主流の枠組みから逸脱し、「陰謀論」と馬鹿にされる世界に立ってみれば、別の景色が見えてくるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/798.html#c16
14. 中川隆[-17597] koaQ7Jey 2021年8月01日 13:19:06 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[32]
2021年07月31日
ナチスを育てた米国の資本家 / 隠された西歐史
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
ヒトラーに資金を流した黒幕
Hitler 2232J.P. Morgan 221
(左 : ドイツ兵を前にするヒトラー / 右 : ウォール街の大物 J.P.モルガン)
西歐世界における歴史教育は非常に厄介だ。なるほど、歐米諸国では優秀な大学教授や有名な研究者が、膨大な資料に基づき様々な歴史書を出版してきたし、現在も続々と新刊本が出ている。かつてのソ連圏や支那、朝鮮で出版される歴史書なら、「こんなのは政治プロパガンダの一種だろう」と笑われてゴミ箱行になるところだが、名門大学の権威者が世に出した“学術書”となれば話は別だ。一般人は準聖書の如く扱い、謙虚な心を以て恭しくその青史を繙く。まさか、歴史の真実を隠蔽するための偽典とは思わない。なぜなら、多少、解釈や判断の違いがあっても、あからさまな捏造は無いからだ。しかし、高名な学者であっても、何らかの“不都合な事実”を葬るため、意図的に言及を避けたり、陰謀論として却下するから一般国民には注意が必要だ。
従来の学校歴史観だと、英米はソ連を同盟国にして、極悪のドイツ、イタリア、日本を成敗したことになっている。さらに、英米の勝利は「ファシズムに対するデモクラシーの勝利」となっているから片腹痛い。なぜなら、どうして極悪の共産主義国、すなわち全体主義のソ連が同盟国となっているのに、リベラル・デモクラシーの勝利と宣言できるのか? しかも、アメリカは大虐殺を厭わない毛沢東を支援して、支那大陸の赤化を推進した張本人。朝鮮戦争だって、ディーン・アチソンやジョージ・マーシャルの不可解な言動を調べれば、米ソの「出来レース」だと判る。東アジアは米国から遠く離れた化外の地。冷たい“緊張状態”が続くことは、エスタブリッシュメントにとって必ずしも損な状態ではない。ノルマンディー上陸作戦だって甚だ怪しく、ポーランドを含めた東歐諸国をソ連に貢ぐための策略じゃないのか、と思えてくる。もし、本当に歐洲を救いたければ、フランスの海岸じゃなくバルカン半島から上陸し、北上しながら反撃すればいいじゃないか。英米の一般人は、ポーランドがヒトラーの手から解放され、スターリンの懐に入ったから嬉しいのか?
Normandy D Day 001WW II Battle-of-Stalingrad
(左 : 「ルマンディー上陸作戦」に参加したアメリカ兵 / 右 : 第二次大戦で勝利したロシア兵)
もちろん、一般のアメリカ国民や連合軍の将兵は、米国と歐洲を救うべく、多大な犠牲を払ったと思っている。しかし、大戦が勃発する原因や経緯、戦後の経済体制や国際秩序を冷静に見つめてみれば、何となく割の合わない結果であることに気づく。普通のアメリカ人やイギリス人は絶対に口にしないけど、「どうも、腑に落ちない。日独に勝ったとはいうものの、俺達の生活は良くならないどころか、以前よりも悪くなっている。第一、ナチズムを一掃したら、今度は故郷に有色人種が増えちまった。アーリア人を殺して、アフリカ人が隣人なんて真っ平御免だぞ。これなら、ドイツと一緒に組んでユダヤ人を中東に叩き出しておけばよかった。あれだけ多くの血を流したのに、その結果がこの程度なんて・・・」と嘆いてしまう。そもそも、大戦前にブリテン帝國の崩壊と英国病を予想したイギリス人は、いったい何人いたんだ? また、南洋戦線で日本兵を撃ち殺した白人兵は、本国での人種平等、つまり黒人との混淆やユダヤ人との共生を望んでいたのか?
第二次世界大戦の隠された目的は、独立を高めるドイツ帝國への懲罰処分にあった。我々はナチ・ドイツがヨーロッパ諸国を侵掠し、ユダヤ人を迫害したから、正義と秩序を守る英米が蹶起(けっき)した、と習っている。しかし、こんなのは子供騙しの御伽噺だ。大戦の理由は幾つかあるけど、そのうちの一つは、歐米世界を牛耳る闇組織の誤算にあった。ロスチャイルド家の指令を受けたウォーバーグ銀行が、レーニンのボルシェビキに資金を流したことはよく知られている。日本人は「ロシア革命」と思っているが、実質的には「ユダヤ人によるクーデタ」と呼んだ方がいいだろう。嘘だと思う日本人は、ボルシェビキの幹部を一人一人じっくりと眺めてみれはいい。
ポグロムを以てユダヤ人を度々迫害してきたロマノフ朝ロシアは、ユダヤ人にとったら不倶戴天の敵であるから、一家皆殺しは当然の結果である。しかし、革命の目的はそれだけではない。ロシアの富を収奪しようとする連中にとって、買収の効かないロシア皇帝は邪魔者でしかなかった。もし、外国人勢力がロシアの天然資源を根こそぎ奪い、民衆を低賃金労働者にして搾取すれば、必ずやロマノフ王朝は介入してくる。おそらく、外国企業は国外追追放になってしまうだろう。でも、子飼いのレーニンが支配者になれば、共産党が唯一の窓口になるから、党の幹部に甘い汁を吸わせておけば、後は国際企業のやりたい放題。巨大な資金を有するオルガルヒのような悪党、つまりロシア人の“フリ”をしたユダヤ人が、ロシアの至る所で跋扈し、ロシアの石油や稀少金属を掘り出して巨万の富を得るだろう。もちろん、ボルシェビキの一般党員は「赤色革命」の輸出に夢中だ。しかし、裏から資金を流していた連中は違う野望を抱いていた。そして、世界政府の樹立を目論む大富豪は、レーニン亡き後の指導者にレフ・トロツキーを充てようと考えていたのだ。
Lenin 00321Trotsky 661Stalin 231
(左 : ウラジミール・レーニン / 中央 : レフ・トロツキー / 右 : ヨシフ・スターリン )
ところが、グルジア人のヨシフ・スターリンが、国際金融業者の計画に大きなズレをもたらした。スターリンは巧妙な策略を用いてトロツキーを欺き、レーニンの葬儀に参列できないよう仕組んでしまう。意識朦朧のレーニンから「後継者の指名を受けた」スターリンは、独裁者として赤いロシアに君臨する。しかも、冷徹な目で現状を捕らえる大元帥は、トロツキーの永続革命論を斥け、一国社会主義で自分の土台を固めようと考えた。これはトロツキーを「操り人形」にしようと考えていた資金提供者にとっては番狂わせのパプニングだ。彼らはスターリンを甘く見ていたのかも知れない。知識人型のレーニンと違って、暴君型のスターリンは金持ちどものペットになる気は更々無かった。レーニンは資本家の足元にひれ伏したが、スターリンは彼らの尻(ケツ)を舐めるのが大嫌い。ユダヤ人のパトロンに頭を下げるくらいなら、自前で金を稼ぐ方がいいと考えた。実際、スターリンは金に困って強盗になったし、売春婦を搾取する女衒にもなっていた。やはり、革命家は暴力団の闘士でなきゃ。
ボーダレス・エコノミーを夢見る資本家達は、「絶大な権力を手に入れたスターリンを何とか制禦しなければ !」と思い、このグルジア人を懲らしめる政敵を創ろうと考えた。そこで目に附けたのが、当時、まだ駆け出しの政治家であったアドルフ・ヒトラー。なんと、ロンドンやウォール街を牙城とする大物ビジネスマンは、現地の企業を通してヒトラーに活動資金を渡していたのだ。この経緯については、アンソニー・サットン教授が詳しく述べている。フーバー研究所に属していたサットン教授は、ウォール街とボルシェビキの関係を明らかにしたことで有名だ。彼の三部作を読めば、どんな人物がヒトラーのパトロンになっていたかが判る。
Anthony Sutton 1Emil Rathenau 002Walther Rathenau 001
(左 : アンソニー・サットン / 中央 : エミール・ラーテナウ / 右 : ヴァルター・ラーテナウ )
ヒトラーの台頭を助けた企業として挙げられるのは、米国の有名企業である「ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)」である。この会社はベルリンにある「ドイツ・ジェネラル・エレクトリック社(Allgemeine Electricitäts Gesellschaft / A.E.G.)」と提携し、国家社会主義者のヒトラーを支援するスポンサーになっていた。「A.E.G.」というのは、エミール・ラーテナウ(Emil Rathenau)がトマス・エジソンの特許を取得して設立した、「ドイツ・エジソン電器会社(Deutsche Edison Gesellschaft für angewandte Electricität)」が前身となっている。そして、エミールの息子というのが、ワイマール共和国で外相を務めたヴァルター・ラーテナウ(Walter Rathenau)ときている。彼は1922年に暗殺されてしまうが、元々は父親の跡を継いでA.E.G.の経営を担っていた人物だ。
ドイツでA.E.G.をパートーナーにしていたのが、アメリカの「ジェネラル・エレクトリック(GE)」で、GEの経営陣には、日本でも有名なオーエン・ヤング(Owen D. Young)とジェラルド・スウォープ(Gerard Swope)がいた。第一次大戦後、ベルサイユ体制で痛めつけられたドイツは、不況とハイパー・インフレーションに見舞われ、賠償金の返済にも困っていた。これを憂慮したアメリカは、ドーズ案とかヤング案を用いてドイツの経済復興を助けようとした。当時のカルヴィン・クーリッジ大統領は、特別委員会を設置し、元銀行家で副大統領になったチャールズ・ドーズ(Charles Dowes)を委員長にしてドイツへ派遣する。オーエン・ヤングが議長となった委員会では、「ヤング案」という計画が作成され、これが新たな賠償方式となった。このヤング委員長はGEの会長で、復興支援を模索する傍ら、ドイツの電器産業を束ねる計画、すなわちカルテルを結成しようと目論んでいたのだ。彼は他の企業の経営にも携わっており、「Radio Corporation of America」の会長や「OSRAM」と「A.E.G.」の経営者、ニューヨークのFRB副議長も務めていた。(註 / 「オスラム : OSRAM」というのは、電球などの照明器具を製造するドイツ企業で、ここの日本法人は神奈川県にある。)
Owen D. Young 22Gerard Swope 001Charles Dowes 1
(左 : オーエン・ヤング / 中央 : ジェラルド・スウォープ / 右 : チャールズ・ドーズ )
ジェラルド・スウォープはGEの社長で、「A.E.G.」や「OSRAM」の経営にも携わっていた。彼も様々な役職を兼ねており、RCA(ヤングが創設したラジオ局や電気機器、レコード会社を手掛ける多国籍企業)、NBC(三大ネットワークの一つ)、ニューヨークの「National City Bank」の経営陣にもなっていたが、ヤングと同じくモルガン商会の代理人であった。J.P.モルガンの手下は他にもいて、GEの経営陣に属するクラーク・ヘインズ・マイナー(Clark Haynes Minor)は、「International General Electric(I.G.E.)」の社長であった。ヴィクター・カッター(Victor M. Cutter)もGEの経営陣に加わっており、彼はボストンの「First National Bank」を任されていた。
ドイツの経済界でカルテルを形成しようと図るGEは、大手企業のA.E.G.を傘下に納めようと画策した。1929年8月、1,400万マルク相当の株がGEの手に渡り、両者の人的関係や技術提携は濃密になった。1930年1月になると、A.E.G.の重役会議にはGEの三人衆、すなわちクラーク・マイナーとジェラルド・スウォープ、E. アーサー・ボールドウィン(E. Arthur Baldwin)が送り込まれた。(註 : ボールドウィンは「International General Electric Company」の副社長を務めていた。) GEの野望は壮大で、このアメリカ企業はドイツの大手企業である「シーメンス&ハルスケ(Siemens & Halske)社」にも食指を伸ばし、電器業界の独占を目指していたのである。しかし、GEの目論見は達成されず、シーメンス& ハルスケ社は独立を保つことができた。(このS&H社はシーメンス社の一部門で、かのシーメンス社は電気・通信技術をはじめ、発電機やロータリー・エンジンなどの開発も手掛ける大手企業。大正3年に発覚した「シーメンス事件」は有名で、帝國海軍の高官が贈賄を受けたとのスキャンダルが騒がれ、山本権兵衛内閣は総辞職に追い込まれた。)
ウォール街からやって来た投資家や企業家は、貪欲にもドイツ企業の支配に励んでいた。GE社の「International General Electric(I.G.E.)」は、「A.E.G.」株の約30%を取得し、「Gesellschaft für Electrische Unternemungen」社の株だと全体の約25%、「Ludwig Lowe & Co.」も餌食となって、全体の約25%を占められていた。(「G.E.U」は投資会社から始まった電力供給会社で、鉄道事業も手掛けていたドイツ企業。「Ludwig Lowe」の方は、機械製造の会社で、武器弾薬の生産も行っていた。) IGEはOSRAMにも影響力を持ち、A.E.Gの経営陣を通して操っていたという。
シーメンス社が間接的にヒトラーへ献金を行った事はあっても、直接的に渡したという証拠は無いらしい。でも、「A.E.G」や「OSRAM」からの資金提供は明らかで、「国家信託機構(Nationale Treuhand)」を介して資金を流していたそうだ。(Anthony C. Sutton, Wall Street and the Rise of Hitler, Seal Beach, California : '76 Press, 1976, p.53.) 米国のビジネス業界と連動するドイツ企業もヒトラーに資金提供をしており、染料や肥料、窒素の生産で有名な「I.G. ファーベン(Interessengemeinschaft Farbenindustrie)」も直接的に献金を行っていた。A.E.G.から数名の役員がI.G. Farbenに出向しており、A.G.Eの会長を務めるヘルマン・ブュヒャー(Hermann Bücher)とユリウス・フレッチハイム(Julius Flechtheim)、そしてヴァルター・フォン・ラス(Walter von Rath)の三名は、I.G. Farbenの重役でもあった。
A.E.G.のウァルター・ファーレンホルスト(Walter Fahrenhorst)は、「フェニックス社(Pheonix A.G.)」や「ティッセン社(Thyssen A.G.)」、「デマグ社(Demag A.G.)」の重役を兼ねており、この三社はともにヒトラーへの献金を行っていたという。(上掲書、p.57) また、潜水艦や戦車に使われるバッテリーを製造していた「Accumulatoren Fabrik 社」もA.E.G.の重役二名、アウグスト・フェファー(August Pfeffer)とギュンター・クァント(Günther Quandt)を迎えており、2万5千ライヒス・マルクの献金をヒトラーに渡していた。ちなみに、クァントは「Accumulatoren Fabrik 社」が発行する株の75%を個人的に持っていたそうだ。A.E.G.のポール・マムロス(Paul Mamroth)とハインリッヒ・ファールス(Heinrich Pferls)は「OSRAM」の重役で、同社はヒトラーに4万ライヒス・マルクの献金を行っていた。
鉄鋼業から始まり兵器産業へと進出した「クルップ社(Krupp)」も「I.G.E」と繋がっていた。GEは子会社の「Carbolony Company」を使ってクルップ社とカルテルを組み、「炭化タングステン(tungsten carbide)」の値段を吊り上げた。1920年代、この素材は1ポンド当たり50ドルしかしなかったのに、Carboloyが特許を用いて独占を図ると、1ポンド当たり453ドルまで高騰したという。これにより、両社は大儲け。I.G.E.と提携したクルップは、60万ライヒス・マルクの資金をヒトラーに提供していた。
学校の教科書を疑わない日本人は、ナチスとヒトラーの話を聞けば、直ぐにホローストや侵略戦争を頭に浮かべてしまうが、「誰が伍長上がりの活動家に銭を渡したのか」を考えることはない。政治家になるには理念や情熱だけでは不充分で、必ず活動資金が必要となる。ユダヤ人の害悪を訴える退役伍長は、大企業の御曹司でもなければ、貴族の道楽息子でもない。露骨に言えば、大勢の乾分(こぶん)を抱えたルンペン親分だ。潰しの利かない武闘派の手下に飯を与えるだけでも精一杯。だから、アメリカやブリテンからやって来た怪しいビジネスマンでもOKとなる。「シドニー・ウォーバーグ(Sidney Warburg)」というペンネームで出版された『Financial Origins of National Socialism』によれば、ウォーバーグ自身が1929年から1933年にかけて、5回ほどヒトラーと会談し、このドイツ人が資金を欲していると分かったので、約2500万ドルを送金したという。
Paul Warburg 11James Paul Warburg 221max_warburg_1905Eric Warburg 11
(左 : ポール・ウォーバーグ / ジェイムズ・ポール・ウォーバーグ / マックス・M・ウォーバーグ / 右 : エリック・H・M・ウォーバーグ )
Mathilde Ludendorff 001(左 / マチルデ・ルーデンドルフ)
もちろん、この「シドニー・ウォーバーグ」というのは実在の人物ではない。しかし、巷ではこの本がポール・ウォーバーグ(Paul Warburg)の息子であるジェイムズ・ポール・ウォーバーグ(James Paul Warburg)によって書かれたんじゃないか、という噂が流れた。なぜなら、第一次大戦で有名になったドイツ軍のエーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Friedrich Wilhelm Ludendorff)将軍の再婚相手で、未亡人となったマチルデ(Mathilde Friedrike Karoline Ludendorff)夫人が、ニュルンベルク裁判でジェイムズ・P・ウォーバーグがウォール街とナチスの橋渡しになっていた、と証言したからだ。しかし、マックス・M・ウォーバーグ(Max Moritz Warburg)の息子であるエリック・H・M・ウォーバーグ(Eric Hermann Max Warburg)は大激怒。マチルデ夫人の言説を「でっち上げただ!」と言い放った。この「シドニー・ウォーバーグの虚説」に対して憤慨したエリックは、これを掲載した各新聞社に抗議し、正式に取り消してもらったそうだ。(ロン・チャーナウ 『ウォーバーグ : ユダヤ財閥の興亡』 下巻、青木榮一 訳、日本経済新聞社、1998年、 pp.298-299.)
ちなみに、チャーナウの翻訳本は全訳ではなく、大切な「註」も省略しているので、本の価値が半減している。せっかくの労作なのに、肝心の註を省いたから台無しだ。まぁ、数頁にわたる脚注を附けると値段が高くなるから割愛したんだろうが、翻訳者の青木氏と日経新聞社はアホな事をしたものだ。
話を戻す。「シドニー・ウォーバーグ」の本は元々、ネーデルラントのアムステルダムにある「Van Holkema & Warendorf」という老舗の出版社から刊行された書籍である。ところが、この小冊子は極めて少数しか販売されなかったので、今では稀覯本となっている。ただし、ここに隠れた価値を見出した人がいたので、スイスでドイツ語版が出版されたという。さらに、ドイツ語版を基にして英訳本が出版され、 1980年代に入って「Research Publications」が復刊した、という次第である。現在は、「Omnia Veritas社」が出版しているので、日本人でもアマゾンで購入できる。原書の『De geldbronnen van het nationaal socialisme : drie gesprekken Hitler』(Amsterdam : Van Holkema & Warendorff, 1933)が誰によって書かれたのかが不明だから、安心して信用できる資料とはならないが、もしかすると、内情に詳しい誰かがこっそりと暴露したのかも知れない。全くの素人が出鱈目を書いたとは思えないから、たとえウォーバーグ家が否定しても、幾つかの箇所は事実なのかも知れないぞ。日本の歴史学者は、こうした点に目を附けて詳しく調べるべきなのに、ユダヤ人の書いた学術書ばかりを有り難がるんだから本当に情けない。
我々は学校で社会科の授業を受け、テレビや雑誌でも第二次世界大戦について聞いている。しかし、その歴史観、あるいは説明の枠組みを誰が作ったのか、に関しては興味が無い。生前、外務省の外政官でサウジ・アラビアやタイに赴任した岡崎久彦大使が語っていたけど、敗戦国では戦時プロパガンダが暴露され、様々な嘘が明らかにされているが、戦勝国では戦時プロパガンダがそのまま残ってしまうらしい。不正確な情報が否定ささず、修正もされないまま温存され、やがてそれが「定説」となってしまうのだ。ナチ・ドイツに関する「歴史」もその危険性があり、ナチス側の反論は悉く斥けられ、英米の学者やユダヤ人の一方的な解釈と論説で「正統な歴史書」が綴られている。
そもそも、事後法に基づくニュルンベルク裁判自体が違法だし、検事と判事が“グル”なんて論外だ。勝者側の裁判官はドイツ側の弁護士が証拠の提出を求めても却下するし、英米側が持ち出してくる「証拠」だって、どんな「味付け」がなされているのか分からない。公式な報告書だって巧妙な捏造かも知れないし、調査官が米国側の工作員という可能性もあるのだ。日本人はユダヤ人の証言を鵜呑みにするが、科学的捜査に基づく物的証拠も無いのに、それを「真実」と思うのは間違っている。だいたい、「宣誓証言」でもない「噂話」や「感想」を「事実」と宣伝するのは異常だ。もし、米国と英国の政府がドイツと日本を裁くなら、英米の極秘ファイルも公開すべきだろう。しかし、いくら日本の弁護士が機密資料の公開を求めても米国は応じまい。つまり、英米は「疚しい過去」や「不都合な真実」を隠したまま、日独を裁いたということになる。たぶん、アメリカの弁護士や裁判官は、心の底でこうした魔女裁判を「リンチ法廷」と見なしているはずだ。でも、自分の社会的地位を守りたいから、誰もが口をつぐんで知らぬ顔。悧巧な者は無口だ。
Deborah Lipstadt 001David Irving 222
(左 : デボラ・リプシュタット / 右 : デイヴッイド・アーヴィング )
歐米の知識人に勇気のある人は少ない。A.J.P.テイラーやパトリック・ブキャナンのように、従来の「歴史観」に刃向かったら、ユダヤ人勢力の総攻撃を食らって自滅となる。日本でもそうだけど、有名になる知識人というのは、民衆から尊敬されたいと望み、出来ることなら優雅な生活を送りたいと欲する高級種族。しかも、綺麗事を語るのが大好きな偽善者。日本学術会議にたむろってい連中をみれば判るじゃないか。リムジン・リベラルの先生達は、真実を喋って貧乏暮らしなんて真っ平御免である。英国のデイヴッイド・アーヴィング(David Irving)は、普通の大学教授が怠けて調べないドイツの一次資料を丹念に調べ、驚きの事実を数々公表したが、歐米ではネオ・ナチとか異端の歴史家扱い。ユダヤ人学者のデボラ・リプシュタット(Debora Lipstadt)から目の敵にされたアーヴィングは、「ホロコースト否定論者」との因縁をつけられ、訴訟沙汰に巻き込まれて多額の罰金を科せられた。こうした迫害を受けたアーヴィングは、憐れなことに破産状態へと陥った。こんな惨劇を見れば、普通の知識人はビビってしまうだろう。だから、ちょっと賢い歐米人は、どんなにユダヤ人が事実をねじ曲げ、勝手な歴史観をバラ撒こうが、絶対に反論しようとは思わない。日本人は自由な言論空間にいると思っているが、それは鉄壁の枠組みが透明で目に見えないからだ。しかし、勇気を持って主流の枠組みから逸脱し、「陰謀論」と馬鹿にされる世界に立ってみれば、別の景色が見えてくるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1037.html#c14
10. 中川隆[-17596] koaQ7Jey 2021年8月01日 13:19:53 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[33]
2021年07月31日
ナチスを育てた米国の資本家 / 隠された西歐史
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
ヒトラーに資金を流した黒幕
Hitler 2232J.P. Morgan 221
(左 : ドイツ兵を前にするヒトラー / 右 : ウォール街の大物 J.P.モルガン)
西歐世界における歴史教育は非常に厄介だ。なるほど、歐米諸国では優秀な大学教授や有名な研究者が、膨大な資料に基づき様々な歴史書を出版してきたし、現在も続々と新刊本が出ている。かつてのソ連圏や支那、朝鮮で出版される歴史書なら、「こんなのは政治プロパガンダの一種だろう」と笑われてゴミ箱行になるところだが、名門大学の権威者が世に出した“学術書”となれば話は別だ。一般人は準聖書の如く扱い、謙虚な心を以て恭しくその青史を繙く。まさか、歴史の真実を隠蔽するための偽典とは思わない。なぜなら、多少、解釈や判断の違いがあっても、あからさまな捏造は無いからだ。しかし、高名な学者であっても、何らかの“不都合な事実”を葬るため、意図的に言及を避けたり、陰謀論として却下するから一般国民には注意が必要だ。
従来の学校歴史観だと、英米はソ連を同盟国にして、極悪のドイツ、イタリア、日本を成敗したことになっている。さらに、英米の勝利は「ファシズムに対するデモクラシーの勝利」となっているから片腹痛い。なぜなら、どうして極悪の共産主義国、すなわち全体主義のソ連が同盟国となっているのに、リベラル・デモクラシーの勝利と宣言できるのか? しかも、アメリカは大虐殺を厭わない毛沢東を支援して、支那大陸の赤化を推進した張本人。朝鮮戦争だって、ディーン・アチソンやジョージ・マーシャルの不可解な言動を調べれば、米ソの「出来レース」だと判る。東アジアは米国から遠く離れた化外の地。冷たい“緊張状態”が続くことは、エスタブリッシュメントにとって必ずしも損な状態ではない。ノルマンディー上陸作戦だって甚だ怪しく、ポーランドを含めた東歐諸国をソ連に貢ぐための策略じゃないのか、と思えてくる。もし、本当に歐洲を救いたければ、フランスの海岸じゃなくバルカン半島から上陸し、北上しながら反撃すればいいじゃないか。英米の一般人は、ポーランドがヒトラーの手から解放され、スターリンの懐に入ったから嬉しいのか?
Normandy D Day 001WW II Battle-of-Stalingrad
(左 : 「ルマンディー上陸作戦」に参加したアメリカ兵 / 右 : 第二次大戦で勝利したロシア兵)
もちろん、一般のアメリカ国民や連合軍の将兵は、米国と歐洲を救うべく、多大な犠牲を払ったと思っている。しかし、大戦が勃発する原因や経緯、戦後の経済体制や国際秩序を冷静に見つめてみれば、何となく割の合わない結果であることに気づく。普通のアメリカ人やイギリス人は絶対に口にしないけど、「どうも、腑に落ちない。日独に勝ったとはいうものの、俺達の生活は良くならないどころか、以前よりも悪くなっている。第一、ナチズムを一掃したら、今度は故郷に有色人種が増えちまった。アーリア人を殺して、アフリカ人が隣人なんて真っ平御免だぞ。これなら、ドイツと一緒に組んでユダヤ人を中東に叩き出しておけばよかった。あれだけ多くの血を流したのに、その結果がこの程度なんて・・・」と嘆いてしまう。そもそも、大戦前にブリテン帝國の崩壊と英国病を予想したイギリス人は、いったい何人いたんだ? また、南洋戦線で日本兵を撃ち殺した白人兵は、本国での人種平等、つまり黒人との混淆やユダヤ人との共生を望んでいたのか?
第二次世界大戦の隠された目的は、独立を高めるドイツ帝國への懲罰処分にあった。我々はナチ・ドイツがヨーロッパ諸国を侵掠し、ユダヤ人を迫害したから、正義と秩序を守る英米が蹶起(けっき)した、と習っている。しかし、こんなのは子供騙しの御伽噺だ。大戦の理由は幾つかあるけど、そのうちの一つは、歐米世界を牛耳る闇組織の誤算にあった。ロスチャイルド家の指令を受けたウォーバーグ銀行が、レーニンのボルシェビキに資金を流したことはよく知られている。日本人は「ロシア革命」と思っているが、実質的には「ユダヤ人によるクーデタ」と呼んだ方がいいだろう。嘘だと思う日本人は、ボルシェビキの幹部を一人一人じっくりと眺めてみれはいい。
ポグロムを以てユダヤ人を度々迫害してきたロマノフ朝ロシアは、ユダヤ人にとったら不倶戴天の敵であるから、一家皆殺しは当然の結果である。しかし、革命の目的はそれだけではない。ロシアの富を収奪しようとする連中にとって、買収の効かないロシア皇帝は邪魔者でしかなかった。もし、外国人勢力がロシアの天然資源を根こそぎ奪い、民衆を低賃金労働者にして搾取すれば、必ずやロマノフ王朝は介入してくる。おそらく、外国企業は国外追追放になってしまうだろう。でも、子飼いのレーニンが支配者になれば、共産党が唯一の窓口になるから、党の幹部に甘い汁を吸わせておけば、後は国際企業のやりたい放題。巨大な資金を有するオルガルヒのような悪党、つまりロシア人の“フリ”をしたユダヤ人が、ロシアの至る所で跋扈し、ロシアの石油や稀少金属を掘り出して巨万の富を得るだろう。もちろん、ボルシェビキの一般党員は「赤色革命」の輸出に夢中だ。しかし、裏から資金を流していた連中は違う野望を抱いていた。そして、世界政府の樹立を目論む大富豪は、レーニン亡き後の指導者にレフ・トロツキーを充てようと考えていたのだ。
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(左 : ウラジミール・レーニン / 中央 : レフ・トロツキー / 右 : ヨシフ・スターリン )
ところが、グルジア人のヨシフ・スターリンが、国際金融業者の計画に大きなズレをもたらした。スターリンは巧妙な策略を用いてトロツキーを欺き、レーニンの葬儀に参列できないよう仕組んでしまう。意識朦朧のレーニンから「後継者の指名を受けた」スターリンは、独裁者として赤いロシアに君臨する。しかも、冷徹な目で現状を捕らえる大元帥は、トロツキーの永続革命論を斥け、一国社会主義で自分の土台を固めようと考えた。これはトロツキーを「操り人形」にしようと考えていた資金提供者にとっては番狂わせのパプニングだ。彼らはスターリンを甘く見ていたのかも知れない。知識人型のレーニンと違って、暴君型のスターリンは金持ちどものペットになる気は更々無かった。レーニンは資本家の足元にひれ伏したが、スターリンは彼らの尻(ケツ)を舐めるのが大嫌い。ユダヤ人のパトロンに頭を下げるくらいなら、自前で金を稼ぐ方がいいと考えた。実際、スターリンは金に困って強盗になったし、売春婦を搾取する女衒にもなっていた。やはり、革命家は暴力団の闘士でなきゃ。
ボーダレス・エコノミーを夢見る資本家達は、「絶大な権力を手に入れたスターリンを何とか制禦しなければ !」と思い、このグルジア人を懲らしめる政敵を創ろうと考えた。そこで目に附けたのが、当時、まだ駆け出しの政治家であったアドルフ・ヒトラー。なんと、ロンドンやウォール街を牙城とする大物ビジネスマンは、現地の企業を通してヒトラーに活動資金を渡していたのだ。この経緯については、アンソニー・サットン教授が詳しく述べている。フーバー研究所に属していたサットン教授は、ウォール街とボルシェビキの関係を明らかにしたことで有名だ。彼の三部作を読めば、どんな人物がヒトラーのパトロンになっていたかが判る。
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(左 : アンソニー・サットン / 中央 : エミール・ラーテナウ / 右 : ヴァルター・ラーテナウ )
ヒトラーの台頭を助けた企業として挙げられるのは、米国の有名企業である「ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)」である。この会社はベルリンにある「ドイツ・ジェネラル・エレクトリック社(Allgemeine Electricitäts Gesellschaft / A.E.G.)」と提携し、国家社会主義者のヒトラーを支援するスポンサーになっていた。「A.E.G.」というのは、エミール・ラーテナウ(Emil Rathenau)がトマス・エジソンの特許を取得して設立した、「ドイツ・エジソン電器会社(Deutsche Edison Gesellschaft für angewandte Electricität)」が前身となっている。そして、エミールの息子というのが、ワイマール共和国で外相を務めたヴァルター・ラーテナウ(Walter Rathenau)ときている。彼は1922年に暗殺されてしまうが、元々は父親の跡を継いでA.E.G.の経営を担っていた人物だ。
ドイツでA.E.G.をパートーナーにしていたのが、アメリカの「ジェネラル・エレクトリック(GE)」で、GEの経営陣には、日本でも有名なオーエン・ヤング(Owen D. Young)とジェラルド・スウォープ(Gerard Swope)がいた。第一次大戦後、ベルサイユ体制で痛めつけられたドイツは、不況とハイパー・インフレーションに見舞われ、賠償金の返済にも困っていた。これを憂慮したアメリカは、ドーズ案とかヤング案を用いてドイツの経済復興を助けようとした。当時のカルヴィン・クーリッジ大統領は、特別委員会を設置し、元銀行家で副大統領になったチャールズ・ドーズ(Charles Dowes)を委員長にしてドイツへ派遣する。オーエン・ヤングが議長となった委員会では、「ヤング案」という計画が作成され、これが新たな賠償方式となった。このヤング委員長はGEの会長で、復興支援を模索する傍ら、ドイツの電器産業を束ねる計画、すなわちカルテルを結成しようと目論んでいたのだ。彼は他の企業の経営にも携わっており、「Radio Corporation of America」の会長や「OSRAM」と「A.E.G.」の経営者、ニューヨークのFRB副議長も務めていた。(註 / 「オスラム : OSRAM」というのは、電球などの照明器具を製造するドイツ企業で、ここの日本法人は神奈川県にある。)
Owen D. Young 22Gerard Swope 001Charles Dowes 1
(左 : オーエン・ヤング / 中央 : ジェラルド・スウォープ / 右 : チャールズ・ドーズ )
ジェラルド・スウォープはGEの社長で、「A.E.G.」や「OSRAM」の経営にも携わっていた。彼も様々な役職を兼ねており、RCA(ヤングが創設したラジオ局や電気機器、レコード会社を手掛ける多国籍企業)、NBC(三大ネットワークの一つ)、ニューヨークの「National City Bank」の経営陣にもなっていたが、ヤングと同じくモルガン商会の代理人であった。J.P.モルガンの手下は他にもいて、GEの経営陣に属するクラーク・ヘインズ・マイナー(Clark Haynes Minor)は、「International General Electric(I.G.E.)」の社長であった。ヴィクター・カッター(Victor M. Cutter)もGEの経営陣に加わっており、彼はボストンの「First National Bank」を任されていた。
ドイツの経済界でカルテルを形成しようと図るGEは、大手企業のA.E.G.を傘下に納めようと画策した。1929年8月、1,400万マルク相当の株がGEの手に渡り、両者の人的関係や技術提携は濃密になった。1930年1月になると、A.E.G.の重役会議にはGEの三人衆、すなわちクラーク・マイナーとジェラルド・スウォープ、E. アーサー・ボールドウィン(E. Arthur Baldwin)が送り込まれた。(註 : ボールドウィンは「International General Electric Company」の副社長を務めていた。) GEの野望は壮大で、このアメリカ企業はドイツの大手企業である「シーメンス&ハルスケ(Siemens & Halske)社」にも食指を伸ばし、電器業界の独占を目指していたのである。しかし、GEの目論見は達成されず、シーメンス& ハルスケ社は独立を保つことができた。(このS&H社はシーメンス社の一部門で、かのシーメンス社は電気・通信技術をはじめ、発電機やロータリー・エンジンなどの開発も手掛ける大手企業。大正3年に発覚した「シーメンス事件」は有名で、帝國海軍の高官が贈賄を受けたとのスキャンダルが騒がれ、山本権兵衛内閣は総辞職に追い込まれた。)
ウォール街からやって来た投資家や企業家は、貪欲にもドイツ企業の支配に励んでいた。GE社の「International General Electric(I.G.E.)」は、「A.E.G.」株の約30%を取得し、「Gesellschaft für Electrische Unternemungen」社の株だと全体の約25%、「Ludwig Lowe & Co.」も餌食となって、全体の約25%を占められていた。(「G.E.U」は投資会社から始まった電力供給会社で、鉄道事業も手掛けていたドイツ企業。「Ludwig Lowe」の方は、機械製造の会社で、武器弾薬の生産も行っていた。) IGEはOSRAMにも影響力を持ち、A.E.Gの経営陣を通して操っていたという。
シーメンス社が間接的にヒトラーへ献金を行った事はあっても、直接的に渡したという証拠は無いらしい。でも、「A.E.G」や「OSRAM」からの資金提供は明らかで、「国家信託機構(Nationale Treuhand)」を介して資金を流していたそうだ。(Anthony C. Sutton, Wall Street and the Rise of Hitler, Seal Beach, California : '76 Press, 1976, p.53.) 米国のビジネス業界と連動するドイツ企業もヒトラーに資金提供をしており、染料や肥料、窒素の生産で有名な「I.G. ファーベン(Interessengemeinschaft Farbenindustrie)」も直接的に献金を行っていた。A.E.G.から数名の役員がI.G. Farbenに出向しており、A.G.Eの会長を務めるヘルマン・ブュヒャー(Hermann Bücher)とユリウス・フレッチハイム(Julius Flechtheim)、そしてヴァルター・フォン・ラス(Walter von Rath)の三名は、I.G. Farbenの重役でもあった。
A.E.G.のウァルター・ファーレンホルスト(Walter Fahrenhorst)は、「フェニックス社(Pheonix A.G.)」や「ティッセン社(Thyssen A.G.)」、「デマグ社(Demag A.G.)」の重役を兼ねており、この三社はともにヒトラーへの献金を行っていたという。(上掲書、p.57) また、潜水艦や戦車に使われるバッテリーを製造していた「Accumulatoren Fabrik 社」もA.E.G.の重役二名、アウグスト・フェファー(August Pfeffer)とギュンター・クァント(Günther Quandt)を迎えており、2万5千ライヒス・マルクの献金をヒトラーに渡していた。ちなみに、クァントは「Accumulatoren Fabrik 社」が発行する株の75%を個人的に持っていたそうだ。A.E.G.のポール・マムロス(Paul Mamroth)とハインリッヒ・ファールス(Heinrich Pferls)は「OSRAM」の重役で、同社はヒトラーに4万ライヒス・マルクの献金を行っていた。
鉄鋼業から始まり兵器産業へと進出した「クルップ社(Krupp)」も「I.G.E」と繋がっていた。GEは子会社の「Carbolony Company」を使ってクルップ社とカルテルを組み、「炭化タングステン(tungsten carbide)」の値段を吊り上げた。1920年代、この素材は1ポンド当たり50ドルしかしなかったのに、Carboloyが特許を用いて独占を図ると、1ポンド当たり453ドルまで高騰したという。これにより、両社は大儲け。I.G.E.と提携したクルップは、60万ライヒス・マルクの資金をヒトラーに提供していた。
学校の教科書を疑わない日本人は、ナチスとヒトラーの話を聞けば、直ぐにホローストや侵略戦争を頭に浮かべてしまうが、「誰が伍長上がりの活動家に銭を渡したのか」を考えることはない。政治家になるには理念や情熱だけでは不充分で、必ず活動資金が必要となる。ユダヤ人の害悪を訴える退役伍長は、大企業の御曹司でもなければ、貴族の道楽息子でもない。露骨に言えば、大勢の乾分(こぶん)を抱えたルンペン親分だ。潰しの利かない武闘派の手下に飯を与えるだけでも精一杯。だから、アメリカやブリテンからやって来た怪しいビジネスマンでもOKとなる。「シドニー・ウォーバーグ(Sidney Warburg)」というペンネームで出版された『Financial Origins of National Socialism』によれば、ウォーバーグ自身が1929年から1933年にかけて、5回ほどヒトラーと会談し、このドイツ人が資金を欲していると分かったので、約2500万ドルを送金したという。
Paul Warburg 11James Paul Warburg 221max_warburg_1905Eric Warburg 11
(左 : ポール・ウォーバーグ / ジェイムズ・ポール・ウォーバーグ / マックス・M・ウォーバーグ / 右 : エリック・H・M・ウォーバーグ )
Mathilde Ludendorff 001(左 / マチルデ・ルーデンドルフ)
もちろん、この「シドニー・ウォーバーグ」というのは実在の人物ではない。しかし、巷ではこの本がポール・ウォーバーグ(Paul Warburg)の息子であるジェイムズ・ポール・ウォーバーグ(James Paul Warburg)によって書かれたんじゃないか、という噂が流れた。なぜなら、第一次大戦で有名になったドイツ軍のエーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Friedrich Wilhelm Ludendorff)将軍の再婚相手で、未亡人となったマチルデ(Mathilde Friedrike Karoline Ludendorff)夫人が、ニュルンベルク裁判でジェイムズ・P・ウォーバーグがウォール街とナチスの橋渡しになっていた、と証言したからだ。しかし、マックス・M・ウォーバーグ(Max Moritz Warburg)の息子であるエリック・H・M・ウォーバーグ(Eric Hermann Max Warburg)は大激怒。マチルデ夫人の言説を「でっち上げただ!」と言い放った。この「シドニー・ウォーバーグの虚説」に対して憤慨したエリックは、これを掲載した各新聞社に抗議し、正式に取り消してもらったそうだ。(ロン・チャーナウ 『ウォーバーグ : ユダヤ財閥の興亡』 下巻、青木榮一 訳、日本経済新聞社、1998年、 pp.298-299.)
ちなみに、チャーナウの翻訳本は全訳ではなく、大切な「註」も省略しているので、本の価値が半減している。せっかくの労作なのに、肝心の註を省いたから台無しだ。まぁ、数頁にわたる脚注を附けると値段が高くなるから割愛したんだろうが、翻訳者の青木氏と日経新聞社はアホな事をしたものだ。
話を戻す。「シドニー・ウォーバーグ」の本は元々、ネーデルラントのアムステルダムにある「Van Holkema & Warendorf」という老舗の出版社から刊行された書籍である。ところが、この小冊子は極めて少数しか販売されなかったので、今では稀覯本となっている。ただし、ここに隠れた価値を見出した人がいたので、スイスでドイツ語版が出版されたという。さらに、ドイツ語版を基にして英訳本が出版され、 1980年代に入って「Research Publications」が復刊した、という次第である。現在は、「Omnia Veritas社」が出版しているので、日本人でもアマゾンで購入できる。原書の『De geldbronnen van het nationaal socialisme : drie gesprekken Hitler』(Amsterdam : Van Holkema & Warendorff, 1933)が誰によって書かれたのかが不明だから、安心して信用できる資料とはならないが、もしかすると、内情に詳しい誰かがこっそりと暴露したのかも知れない。全くの素人が出鱈目を書いたとは思えないから、たとえウォーバーグ家が否定しても、幾つかの箇所は事実なのかも知れないぞ。日本の歴史学者は、こうした点に目を附けて詳しく調べるべきなのに、ユダヤ人の書いた学術書ばかりを有り難がるんだから本当に情けない。
我々は学校で社会科の授業を受け、テレビや雑誌でも第二次世界大戦について聞いている。しかし、その歴史観、あるいは説明の枠組みを誰が作ったのか、に関しては興味が無い。生前、外務省の外政官でサウジ・アラビアやタイに赴任した岡崎久彦大使が語っていたけど、敗戦国では戦時プロパガンダが暴露され、様々な嘘が明らかにされているが、戦勝国では戦時プロパガンダがそのまま残ってしまうらしい。不正確な情報が否定ささず、修正もされないまま温存され、やがてそれが「定説」となってしまうのだ。ナチ・ドイツに関する「歴史」もその危険性があり、ナチス側の反論は悉く斥けられ、英米の学者やユダヤ人の一方的な解釈と論説で「正統な歴史書」が綴られている。
そもそも、事後法に基づくニュルンベルク裁判自体が違法だし、検事と判事が“グル”なんて論外だ。勝者側の裁判官はドイツ側の弁護士が証拠の提出を求めても却下するし、英米側が持ち出してくる「証拠」だって、どんな「味付け」がなされているのか分からない。公式な報告書だって巧妙な捏造かも知れないし、調査官が米国側の工作員という可能性もあるのだ。日本人はユダヤ人の証言を鵜呑みにするが、科学的捜査に基づく物的証拠も無いのに、それを「真実」と思うのは間違っている。だいたい、「宣誓証言」でもない「噂話」や「感想」を「事実」と宣伝するのは異常だ。もし、米国と英国の政府がドイツと日本を裁くなら、英米の極秘ファイルも公開すべきだろう。しかし、いくら日本の弁護士が機密資料の公開を求めても米国は応じまい。つまり、英米は「疚しい過去」や「不都合な真実」を隠したまま、日独を裁いたということになる。たぶん、アメリカの弁護士や裁判官は、心の底でこうした魔女裁判を「リンチ法廷」と見なしているはずだ。でも、自分の社会的地位を守りたいから、誰もが口をつぐんで知らぬ顔。悧巧な者は無口だ。
Deborah Lipstadt 001David Irving 222
(左 : デボラ・リプシュタット / 右 : デイヴッイド・アーヴィング )
歐米の知識人に勇気のある人は少ない。A.J.P.テイラーやパトリック・ブキャナンのように、従来の「歴史観」に刃向かったら、ユダヤ人勢力の総攻撃を食らって自滅となる。日本でもそうだけど、有名になる知識人というのは、民衆から尊敬されたいと望み、出来ることなら優雅な生活を送りたいと欲する高級種族。しかも、綺麗事を語るのが大好きな偽善者。日本学術会議にたむろってい連中をみれば判るじゃないか。リムジン・リベラルの先生達は、真実を喋って貧乏暮らしなんて真っ平御免である。英国のデイヴッイド・アーヴィング(David Irving)は、普通の大学教授が怠けて調べないドイツの一次資料を丹念に調べ、驚きの事実を数々公表したが、歐米ではネオ・ナチとか異端の歴史家扱い。ユダヤ人学者のデボラ・リプシュタット(Debora Lipstadt)から目の敵にされたアーヴィングは、「ホロコースト否定論者」との因縁をつけられ、訴訟沙汰に巻き込まれて多額の罰金を科せられた。こうした迫害を受けたアーヴィングは、憐れなことに破産状態へと陥った。こんな惨劇を見れば、普通の知識人はビビってしまうだろう。だから、ちょっと賢い歐米人は、どんなにユダヤ人が事実をねじ曲げ、勝手な歴史観をバラ撒こうが、絶対に反論しようとは思わない。日本人は自由な言論空間にいると思っているが、それは鉄壁の枠組みが透明で目に見えないからだ。しかし、勇気を持って主流の枠組みから逸脱し、「陰謀論」と馬鹿にされる世界に立ってみれば、別の景色が見えてくるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/590.html#c10
7. 2021年8月01日 14:43:05 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[34]
真空管取り付け時の注意事項
https://www.elekit.co.jp/pdf/tube_socket.pdf
9本足の真空管(12AX7)をソケットに差し込む場合、真っ直ぐ無理やり差し込むと、ソケット内の金具を破損させてしまう可能性がございますので注意が必要です。
@真空管を斜めに差し込む感じで足を1本づつ浅く差し込みます。円を描く様に差し込むと良いです。
A真空管の足がきちんと金具の間に挟まっていることを確認後、ソケットに真っ直ぐ差し込むようにしましょう
https://www.elekit.co.jp/pdf/tube_socket.pdf
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/664.html#c7
8. 2021年8月01日 14:45:40 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[35]
ギターアンプの真空管の交換方法
http://www.eonet.ne.jp/~amp83/t_3/t_3_tube.html
慎重に作業をすれば誰でも交換は可能です。その昔、テレビの無い時代、ラジオの回路が真空管だった頃は家庭で真空管交換していたものです。高いお金を払ってアンプを修理に出したのに、戻ってきたら真空管の交換だけがされていて、肝心の故障は放置されているというケースがよくあります。プレイアー自らが真空管を交換して、少なくとも真空管で治る故障か、直らない故障かを見極めることができれば、手間とお金を節約可能です。当ページの情報をよく読んで DIY なさってください。
真空管の交換をしても治らないという故障はギャンプスで治します。
真空管はガラス菅でできています。力をかけすぎないことが肝心。
真空管の下にピン(金属の足)が何本も出ています。これはガラス菅に繋がっています。
このピンも曲がりやすいので、余分な力が加わらないように注意します。
「真空管の抜き方」、「ソケットのクリーニング方法」、「.真空管の挿入方法」と順を追って説明します。
当ページの各項目へのジャンプ
1. 真空管の抜き方
2.ソケット端子のクリーニング方法
3.真空管の挿入方法
1. 真空管の抜き方
【注意】
@ まずはじめに、アンプの電源は必ずきってください。電源オンの状態で真空管を抜くと、感電の危険性があるだけでなく、
アンプに致命的なダメージを与えることがあります。
A 次にコンセントから電源ケーブルを抜いてください。作業中に誤って電源スイッチがオンになることを防ぐためです。
B 真空管が十分に冷えた状態で作業を開始してください。ガラス菅が熱い状態での抜き差しはしないでください。
真空管の交換で起こりやすい問題がピンの曲がりです。ピン曲がりは真空管を抜くときと挿入するときの両方で発生します。ピン曲がりを起こさないように注意しながら作業を行ってください。
最も大切なことは「自分の目で真空管とソケットを見ながら」抜き差しすることです。
真空管を抜くとき、安易に、目で見ずに、手探りに近い状態で、グイッと抜いてしまうと、ピン曲がりがおきてしまいます。
まずは真空管を見えないようにしている、アンプのバックパネルを取り外しましょう。下の写真。
Back Panel of the Fender Amp
バックパネルを外したら、すぐに真空管をぬくのではなく、アンプをさかさまにして、
ワークベンチの上に乗せましょう。
DIY センターで安価で売られているワークベンチを使うと楽にアンプをさかさまにできます。
2枚の天板がハンドルで動くため、アンプの取っ手をその2枚の天板の隙間に入れられます。
このことでさかさまにしてもアンプがグラつくことなく安定して置けます。
さらに台の上におくことで、真空管が目の位置に近づき見やすくなります。
【注意】
リバーブ付きのアンプはやさしく、ゆっくりとアンプをさかさまにすること。
急な衝撃をアンプに与えるとリバーブ・パンの中のスプリングが切れたり、リバーブ・パン内部の極細配線が切れたりします。
次に真空管を抜きます。
抜くときは垂直に真上に引き抜きます。
・しっかりと目で真空管とソケットを確認しながら作業を行います。(写真1.)
・ガラス菅を傷つけないようにやさしくガラス菅をつかみます。(写真2.)
・確実に垂直に真上に引っ張ります(写真3.)
写真1. 写真2. 写真3.
目で確認しながら真空管を抜けば、ピン曲がりは防ぐことができます。
2. ソケットのクリーニング方法
古い真空管を抜いた後、何もせずに新しい真空管を挿入するのは避けましょう。
ソケット付近についているゴミや異物をソケット端子の中に巻き込んでしまうことがあります。
真空管のピンとソケットの端子の間の接触は意外とデリケートです。
ゴミや異物が入り込み接触不良になると、ノイズや発振、音の振るえ、などさまざまなトラブルを引き起こします。
特定の音にだけ反応して影のような音がつきまとうゴースト・ノートはもっぱら、アンプ内のレイアウト不良による発振が原因です。しかし、真空管のピンに付着した粘着質の異物による接触不良が原因で、全くく同じ症状が起こった経験が過去にあります。
ピンの異物が原因であると突き止めるまでの話は長くなるのでやめておきます。
原因究明に、とてつもなく時間がかかったとだけお伝えしておきます。
クリーニングは以下の手順で行います。
ソケットの金属端子のゴミをブラシでかき出します。(写真1.)
ブラシは歯間ブラシが丁度良いサイズです。歯間ブラシを消毒用のアルコールに浸してからゴミをかき出すようにします。
次に細い綿棒でかき出した汚れをおとします(写真2)
綿棒の先端にも消毒用のアルコールを付けると、粘着質の異物を取り除くのに効果があります。
抜いた真空管のピンも同時に綿棒でクリーニングすると良いでしょう(写真3)
アルコールの付いた綿棒を使うときはくれぐれもガラス菅にアルコールが付かないように注意しましょう。真空管の型番を書いた文字がアルコールで消えることがあります。
クリーニングした後のブラシの先端や綿棒の先端を見てください。(写真4.)
いかにソケットやピンが汚れているかがわかります。
ソケットクリーニングの写真1.2.3.4.
3. 真空管の挿入方法
真空管を挿入するときにもピン曲がりは起きます。
ソケットの穴の配列パターンとピンの穴配列パターンとをしっかり合わせて挿入する必要があります。自分の目でしっかり確かめながら作業しましょう。
ソケットの穴の配列パターンに真空管のピンの配列パターンを合わせて真空管を持ちます。(写真1)
そのままソケットの穴にゆっくりと真空管をのせます。このとき真空管の自重で穴にピンがコトンと入り込む感じで乗せます。決して無理やり押し込んではいけません。宇宙ステーションに宇宙船がドッキングするときのように慎重に優しくドッキングさせてください。(写真2)
このままでは真空管ピンがソケットの穴の乗っているだけです。真空管のガラス菅を優しく持ち、少し力を加えてソケットにピンを押し込みます。(写真3)
How to insert a vacume tube
ここまでの作業で、真空管を抜いて、ソケットとピンをクリーニングし、真空管を入れることができるようになりました。
上記の説明に使用した写真は全て 12AX7 (9ピン)です。
この9ピンのプリ菅はピンが曲がりやすく慎重な作業が要求されます。
これよりも大きなパワー菅(8ピン)や整流菅(8ピン)もまったく同じ要領で交換します。
これら8ピンの真空管はピンも大きく曲がりにくいため、 12AX7 などのプリ菅よりも交換は楽に行えます。
ところが何事にも長所と短所があります。
パワー菅や整流菅は交換が楽な分、真空管がソケットから抜けやすく、自然落下する可能性があります。一方で、プリ菅は交換時に慎重を要する分、一旦ソケットに挿入すると、多少の振動でも抜けることはありません。
4. パワー菅や整流菅へのリテイナー(留め金具)の取り付け
パワー菅や整流菅はプリ菅と比較すると自重が重く、抜けやすい。特にフェンダー・アンプのように下から差し込む形のシャーシーのアンプは演奏中の振動による真空管の自然落下が起こりやすい。真空管ソケットが新品のうちはピンを挟み込むホールド力が強く簡単には抜けない。しかし、過去に何度か真空管の抜き差しをしたものはホールド力が衰えてくるので要注意です。
電源をオンしているときにパワー菅や整流菅が抜けてしまうと、アンプ回路にダメージを与えることがある。アルミ電解コンデンサーや OT, PT などのトランス類がその被害を受けやすい。
これを防止するためのものがリテイナー(留め金具)である。一般的なものが板バネで真空管のベース( 黒色の円筒形プラスチック)を挟み込むリテイナーです。
写真1. がリテイナーの付いていないソケットです。写真2.がリテイナーを取り付けたところ。
写真3. が真空管を挿入したところです。
リテイナーの取り付けは簡単です。ソケットをシャーシーに固定しているネジを外し、リテイナーをネジ穴にあわせてネジを留めればOK。
真空管を挿入するときは、片手でリテイナーのパネを開きながら、もう片方の手で真空管を挿入すること。抜くときも片手でリテイナーのバネを開きながらもう片方の手で抜くこと。この両手で行う作業により、リテイナーのバネの保持力をキーブできるのです。
決して片手だけで真空管わ無理に押し込んだり抜いたりしないこと。無理な力が加わり、リテイナーの板バネの力が効かなくなります。この板バネの効かなくなったアンプをよく見かけます。
交換が必要です。
Tube Retainer installation
スプリングを使ったリテイナーもあります。下の写真4.5.6.参照。
板バネ式は真空管のベースを挟み込む形で保持するのに対して、このスプリング式は真空管の頭を押さえつける形で保持します。
抜けやすさの観点からはこちらが勝ります。しかし、一点だけ注意が必要です。
ガラス菅の頭を押さえるリングは金属でできています。このリングが真空管のガラス菅を傷つけないように、シリコンのクッションをはさんで取り付けると安心です。写真5.の白色のリングがシリコン・ゴムで出来たクッションです。
http://www.eonet.ne.jp/~amp83/t_3/t_3_tube.html
http://www.asyura2.com/21/ban9/msg/664.html#c8
1. 中川隆[-17595] koaQ7Jey 2021年8月01日 17:01:39 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[36]
North Flat Japan のプリアンプ
FX-AUDIO- TUBE-01J 真空管プリアンプ(ラインアンプ) NFJオリジナルモデル
価格:¥5,420
https://www.amazon.co.jp/FX-AUDIO-%E3%80%90%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%80%91%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97-%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB-TUBE-01J/dp/B01J1XWXEM/ref=sr_1_5?adgrpid=114579771806&dchild=1&hvadid=492584307599&hvdev=c&hvqmt=b&hvtargid=kwd-1028241449038&hydadcr=16976_11023109&jp-ad-ap=0&keywords=fx-audio+tube-00j&qid=1627640658&sr=8-5
FX-AUDIO- TUBE-00J 本格真空管ラインアンプ
ブランド: FX-AUDIO-
価格: ¥3,790
https://www.amazon.co.jp/FX-AUDIO-H169-TUBE-00J-%E6%9C%AC%E6%A0%BC%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B07G42TF45/ref=psdc_2285131051_t3_B01J1XWXEM
FX-AUDIO- TUBE-00J UNLIMITED 6J1軍用選別グレード真空管搭載ラインアンプ
価格: ¥8,660
https://www.amazon.co.jp/FX-AUDIO-TUBE-00J-LIMITED-6J1%E8%BB%8D%E7%94%A8%E9%81%B8%E5%88%A5%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E6%90%AD%E8%BC%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97-%E7%89%B9%E5%88%A5%E9%99%90%E5%AE%9A%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/dp/B07LFRQQ3J/ref=pd_sbs_2/355-5334969-8495632?pd_rd_w=dDtsc&pf_rd_p=367c54b8-500b-4071-9b4d-65fe16192688&pf_rd_r=GGAEHBYE8GNNWAEN1FQF&pd_rd_r=af8302ee-89ed-4d58-9e49-59d06dc863f6&pd_rd_wg=bQPro&pd_rd_i=B07LFRQQ3J&psc=1
FX-AUDIO- TUBE-03J+ [シルバー]トーンコントロール機能搭載 真空管ハイブリッドプリアンプ
ブランド: FX-AUDIO-
価格: ¥6,980
https://www.amazon.co.jp/FX-AUDIO-TUBE-03J-%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%90%AD%E8%BC%89-%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97/dp/B07G3R6N32/ref=pd_sbs_4/355-5334969-8495632?pd_rd_w=oX0xU&pf_rd_p=367c54b8-500b-4071-9b4d-65fe16192688&pf_rd_r=CWFMH3YFRT729AKHPXSQ&pd_rd_r=a65f5e3d-7168-43f5-96b0-43bb66068b8c&pd_rd_wg=9yEcB&pd_rd_i=B07G3R6N32&psc=1
▲△▽▼
2018年11月24日 14:43
yut*****さん
メーカーチューニングの名機
今まで Tube-01→Tube-01J→Tube-01J Limited→Tube-03Jと利用して来ました。
「Tube-01J Limited」はクリアーで高音の響きが特徴的なサウンドでありシリーズ中では異色の存在です。
「Tube-01J」は真空管アンプらしくウォームで滑らかなサウンドが特徴的で、「Tube-00J Limited」はこの流れを組む正当進化モデルです。
「Tube-03J」シリーズ以降の特徴としては、オペアンプが利用出来るので「OPA627AU」に変更することで音質改善することは確認済でしたが「Tube-00J Limited」の音質アップは期待通りでした。
付属の6J1ミルスペックも品質的には良いので、NFJさんがblogで公表されているとおり、シリーズ最高音質であることは疑う余地が無いでしょう。 「Tube-03J」は素の状態では真空管も、オペアンプも交換可能です。 真空管を「WE403B」に、オペアンプを「THS4631」に変更することで圧倒的な音質改善が得られています。 真空管とオペアンプの入手価格次第ですが、全て揃えると1万5千円程度。 どちらを選択するのかはあなた次第ですね。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/nfj/h190.html?sc_e=afvc_shp_3293761
▲△▽▼
「TUBE-00J LIMITED」真空管プリアンプを導入しました。2018-12-06
http://life-labo.net/tube00jlimited/
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NFJから発売されたプリアンプ「TUBE-00J LIMITED」を導入しました。
いままで使用しているデスクトップオーディオのシステム変更です。
いままでは、同じくNFJの真空管プリアンプ「TUBE-01J LIMITED」を使用していました。
たった1文字違いの型番です。
「TUBE-01J LIMITED」は、お気に入りであったので
不満があって変えるわけでなく、新商品で限定モデルという言葉につられての購入です。
「01J LIMITED」「00J LIMITED」との違いは
詳細はNFJのブログに掲載されているので
大きそうな違いを下記に記しておきます。
左:00J 右:01J
・電源ラインの強化
・入力抵抗部品の変化(KOA社製 金属皮膜抵抗 MFシリーズ採用)
・前段ゲインのオペアンプ「OPA627AU」の採用
主にライン系の強化に力を入れているようです。
外観の違いはゲイン調整の有る無し、電源LEDのカラーくらいの変更です。
大きさもほぼ変わらず、質感も変わりありません。
若干真空管部分のライトアップが若干明るくなった感じもありますが
個体差の違いくらいのレベルです。(もしかしたら新しいから明るいのかもしれません。)
左:00J 右:01J
試聴してみて
数日、試聴をしたあとの状況です。
試聴環境はいつもの感じです。(以下の通り)
再生機材:MacBook Pro
↓
再生ソフト:Audirvana
↓
ノイズフィルター:PGN(NFJ)
↓
DAC:DAC-X6J(NFJ)
↓
プリアンプ:「TUBE-01J LIMITED」 or 「TUBE-01J LIMITED」
↓
メインアンプ:FX202J
↓
スピーカー:S-A4SPT-VP
外観や真空管は同じなのに基本的な音の方向性が全く違いました。
まったく別物。
一言であらわすと以下の通りです。
「TUBE-01J LIMITED」のほうは、
(GAIN0dbにて試聴)
透明度や高音をしっかりと伸ばしていく感じで、音の消え方を大切にしている。
静寂感を求めるにはこちらかも。
キーワードで表現すると、「高音・硬質・透明」
「TUBE-00J LIMITED」のほうは
定位と中低音部分に重心をおき、消え入る音よりも押し出しを大切にしている。
力強さを求めるにはこちらかも。
キーワードで表現すると「中低音、粘り、押し出し」
どちらの機種を使うのか
スピーカーの特性に依存する割合も高く感じました。
完全に好みだと思います。
もし以前の「TUBE-01J LIMITED」で満足されているようならば
買い替えて、もっと良くなるという感じは殆ど無いように思えます。
「TUBE-00J LIMITED」は、音の密度を一段低域よりにずらしてあります。
これが粘りにも通じているのかもしれません。
曲によってはこれがすごく良かったりするし、しつこかったりもする。
この音作りがオペアンプに依存度している割合が高いような気もするので
取り替えることでかなり変わりそうですが、試していないのでまだわかりません。
どちらを使うのか、、、全く悩ましい。
どの部分をとってハイエンドに近づけるのか。
どの部分に焦点をあてるのか。
今使っているスピーカーS-A4SPT-VP(パイオニア)に合わせるには
「TUBE-01J LIMITED」のような感じですが
せっかく新たに「TUBE-00J LIMITED」を購入したので、とりあえずは
当面「00J」を使っていこうと思います。
http://life-labo.net/tube00jlimited/
2. 中川隆[-17594] koaQ7Jey 2021年8月01日 17:08:22 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[37]
North Flat Japan の真空管プリアンプ使用上の注意
羊飼い
5つ星のうち1.0 音質以前に製品として問題あり。スピーカーが壊れる。
マランツのネットワークディスクプレイヤーとFX-502J-Sの間に挟んで使用してみたがアンプより先にプリの電源をOFFをしてしまったところ「ブチッ!!」と非常に大きな音がして今まで見たことないほどスピーカーの振動版が盛り上がり結果的にスピーカーが壊れてしまった。
後で壊れてしまったかどうか心配になってバイワイヤリング接続でマランツのプリメインアンプとB&Wのスピーカーをつなげて確認したところL側のツイーターから全く音が出なくなっていた。ツイーターは破損。ダンパーも一度伸びてしまうと元のテンションには戻らない。
スピーカーはB&Wの10万円以上する買ったばかりの物だったので非常に憤りを感じている。
マニュアルには電源ON時にボリュームを徐々に上げるようにとは書いてあるがOFFの時どうするかは書かれていない。
これは明らかにNFJの落ち度である。スピーカーを弁償してほしい。NFJの対応次第では少額訴訟を考えている。
NFJは現在、逃げていて返答はない。
音質に関しては他のサイトで絶賛されていたため少しは期待していたが、やはりというか想像していた通りでプレイヤーとアンプの間にかませるため音の鮮度は確実に落ちる。味付けで多少デジタル臭がとれるものの全体的にぼやけ靄がかかったようになる。
低音の解像度は格段に低くなり低音が多く出た時に団子の塊のようになって出てくるので、とてもオーディオ機器として使えるような代物ではなかった。
そもそもこの手の商品、なぜ音の出口ではなく中間に真空管を挟んで真空管の音がするなどと謳って売れているのか?
何故わざわざデジタル→アナログ→デジタルと無意味で余計な事をするのか?
答えは簡単で真空管アンプは欲しいけど金がなく手が出ない層に「石」があたかも「玉」になったかのように見せかけて、それで商売しているのである。玉石混合という言葉はこの為にあるのではなかろうか?(笑)
実際には真空管の音にはなっていない。これはただの演出である。
食い物に例えると牛丼の中に刺身を混ぜ込んでそれを食べているようなものである。牛丼を食べ終わった後に刺身を食べるのは理解できるが混ぜてしまえばどちらの持ち味も死んでしまう。だが牛丼ばかり食べてきた層にとって、お得感はあるのだろう。
この機器を付けて聞いた時と外して聞いた時でどれだけ音質が劣化してしまうのかは良く分かる。
NFJが売りにしているハッキリ、クッキリ音が出るD級アンプやDACに本器を挟んで使うと信号劣化によりハッキリ、クッキリ感が無くなり音はぼやける。良く言えば丸くなる。物は言いようである。
だがそれは同時にD級アンプの持ち味を殺してしまっている事に他ならない。
中華D級アンプを絶賛してデジタルが凄い!音が良い!とか散々謳って売っておきながら真空管付きの商品が売れると分かるや否や今度は真空管が良い!などと一貫性のない事を言えるのはガレージメーカーの特権か。
音質について批判するレビューを書いた途端、すぐにそれを否定するような書き込みがあった。
大体、察しはつくが一人の一般消費者のレビューに対して何人も群がり集中砲火して無効化するような事はやめていただきたい。
まごさん
5つ星のうち3.0 下手をするとスピーカーが吹っ飛びます
ポップ音が大きく(特に電源オフ時)スピーカーコーンが揺れます。私はサブの小さなスピーカー(3cm)だったので、コーンが揺れるだけで済みましたが、磁気回路の大きなスピーカーだと吹っ飛ぶと思います。メインのスピーカーで聞きたかったので、パワーアンプの後に切れるように電源オフディレイ用のタイマーを取付て使用しています。音質は気に入っているので、部品追加なり、基板交換なり、大きな問題にならないうちに対策してもらいたいです。(既購入のユーザーに対しても)
https://www.amazon.co.jp/FX-AUDIO-TUBE-00J-LIMITED-6J1%E8%BB%8D%E7%94%A8%E9%81%B8%E5%88%A5%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E6%90%AD%E8%BC%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97-%E7%89%B9%E5%88%A5%E9%99%90%E5%AE%9A%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/dp/B07LFRQQ3J/ref=pd_sbs_2/355-5334969-8495632?pd_rd_w=dDtsc&pf_rd_p=367c54b8-500b-4071-9b4d-65fe16192688&pf_rd_r=GGAEHBYE8GNNWAEN1FQF&pd_rd_r=af8302ee-89ed-4d58-9e49-59d06dc863f6&pd_rd_wg=bQPro&pd_rd_i=B07LFRQQ3J&psc=1
あお
5つ星のうち4.0 盛大なポップノイズ
黒モグラに接続してALR/JORDAN Entry Siを鳴らしています。
機器類には使用の手順が有ると思うのでそれに則して使用すれば安価で色々と楽しめると思う。
本機の電源投入前にポリュームのオンオフに関わらずパワーアンプの電源を決して入れてはいけない!
電源オフ時も必ずパワーアンプから電源を落とす事!
さもないと盛大なポップノイズでスピーカーにダメージを与える事も有りうるだろう!
ボリュームはお世辞にも良いとは言えない!
10時位置より下ではバリ音こそ出ないものの左右のバランスが明らかに変化する。
パワーアンプのボリュームを絞って本機のボリュームを大きめに使用するのが幸せな使用方法か?
付属の真空管6K4はメリハリが無く像がぼやけた感じで音に艶が無く感じる。
良く言えば柔らかいのだが・・・。(^^;
私はGE製とロシア製の6J1を購入して現在はGE製が刺さっている。
艶やかで張りのあるクリヤーな音に感じて自分の好みの音である。
今後はオペアンプの交換を目論んでいるがそれを踏まえるとやや高額であるが本機のチューニングバージョンの購入を検討する事も有りだろう。
何処か一点でも不都合が有ると気になる様な方の購入は止めた方が良い!
時には他の機器にダメージを与える事も有るだろう!
それでも笑って済ませられる様な人向きかも知れない!(笑)
因みに同じ構成でNS-1000MONITORもちゃんと鳴らし切れていると思います。
https://www.amazon.co.jp/FX-AUDIO-H169-TUBE-00J-%E6%9C%AC%E6%A0%BC%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B07G42TF45/ref=psdc_2285131051_t3_B01J1XWXEM
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/153.html#c2
8. 中川隆[-17593] koaQ7Jey 2021年8月01日 17:09:13 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[38]
激安だけど音がぼけるだけの無意味なプリアンプ _ 真空管プリアンプ FX-AUDIO- TUBE-01J 5,420円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/153.html
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/148.html#c8
133. 中川隆[-17592] koaQ7Jey 2021年8月01日 17:09:43 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[39]
激安だけど音がぼけるだけの無意味なプリアンプ _ 真空管プリアンプ FX-AUDIO- TUBE-01J 5,420円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/153.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1002.html#c133
6. 中川隆[-17591] koaQ7Jey 2021年8月01日 17:10:57 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[40]
激安だけど音がぼけるだけの無意味なプリアンプ _ 真空管プリアンプ FX-AUDIO- TUBE-01J 5,420円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/153.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/411.html#c6
156. 中川隆[-17590] koaQ7Jey 2021年8月01日 17:11:46 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[41]
激安だけど音がぼけるだけの無意味なプリアンプ _ 真空管プリアンプ FX-AUDIO- TUBE-01J 5,420円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/153.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1027.html#c156
25. 中川隆[-17589] koaQ7Jey 2021年8月01日 17:16:07 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[42]
激安だけど音がぼけるだけの無意味なプリアンプ _ 真空管プリアンプ FX-AUDIO- TUBE-01J 5,420円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/153.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/116.html#c25
20. 中川隆[-17588] koaQ7Jey 2021年8月01日 17:17:35 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[43]
激安だけど音がぼけるだけの無意味なプリアンプ _ 真空管プリアンプ FX-AUDIO- TUBE-01J 5,420円
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/153.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/415.html#c20
9. 中川隆[-17587] koaQ7Jey 2021年8月01日 17:22:29 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[44]
超お買い得 イシノラボのトランス式パッシブ・プリアンプ
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/154.html
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/148.html#c9
23. 2021年8月01日 18:56:05 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[45]
中津川市の山々
2021年08月01日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1573.html
夏休みに入って、中津川市内には他府県ナンバーの車が増えている。
最近は、田舎暮らし移住候補地として中津川市は全国で10番目の人気だそうだ。
https://nakatsugawa.town/%E3%80%8C%E4%BD%8F%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%84%E7%94%B0%E8%88%8E%E3%80%8D%E3%80%81%E4%B8%AD%E6%B4%A5%E5%B7%9D%E5%B8%82%E3%81%8C%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E4%B8%80%E4%BD%8D%E3%81%AB%EF%BC%81/
私が中津川市に移住して19年になるのだが、この町の何がいいかといえば、私にとっては山々だ。本当に素晴らしい山ばかりだ。その景色がまた、たまらなく素敵だ。
https://www.jalan.net/kankou/cit_212060000/g2_37/
標高1000〜2000メートルの中級山岳が、市内にずらりと揃っている。いずれも、我が家から登山口まで1時間以内に行けるものばかり。難点としては、熊出没が増えたことくらいか?
だから、クマよけ鈴(ハンドベル)持参が欠かせない。
実は、今日も、朝の4時半ころから、市内の神坂峠(1560m)というところまで車で行って、富士見台(1739m)を経て南沢山という山を目指して往復歩いてきたのだが、持病の間質性肺炎が予想以上に悪化していて、途中で酸欠を起こして歩けなくなって、4時間以上かかって苦労して帰還した。
ここは、伊那側のヘブンス園原というところに車を置いて、ロープウェイで上り、万岳山荘のバスで富士見台に行って、そこから歩いて戻ることもできる
https://mt-heavens.com/
海抜1700mを超える高度は、本当に涼しくて、高山に来た雰囲気が味わえる。だが、私は、自分の病状を甘く見て、南沢山に向かって縦走ルートを歩き出したのはいいが、途中で呼吸ができなくなって、酸欠のため平衡感覚を失い、50年の登山経験のなかで、もっとも苦しい思いをさせられた。間質性肺炎の進行を甘く見すぎていた。
今から20年くらい前までは、この程度の山歩きなど散歩気分で、神坂峠から恵那山(2192m)往復も余裕をもってこなしていた。
こんな程度の山歩きもできなくなっている自分を発見してとても辛い。
普段は、笠置山や高峰山の散歩ルートを毎日歩いているのだが、せいぜい1時間半程度で、2時間を超える登山のなかで呼吸機能がどう変化するかを考えていなかった。
新型コロナを発症した多くの人が間質性肺炎の後遺症に見舞われるようなので、私と同じように呼吸能力の低下を甘く見ないように助言しておきたい。
それはとまれ、中津川市の山々は、散歩程度に楽しめるものから、本格的な登山まで、たぶん50以上のルートを歩くことができる。大半の登山口まで市内から1時間以内に行ける。
今朝行った富士見台も、我が家から登山口の万岳荘まで、車でちょうど1時間くらいだった。
このクソ暑い夏場は、やはり1000mを超える山の散歩がいい。笠置山・二ッ森山あたりは9合目あたりまで車で行って、それから1時間程度の散歩コースがある。
保古山や高峰山も、それに準じた高度があって涼しい。
もしかしたら、このまま温暖化が進み、1000m近い高度に人々が居住するようになるのかもしれない。
もう少し足を延ばせば、瑞浪市の屏風山とか、岩村町の奥に、中央アルプスが派生したたくさんの山々があるし、付知や加子母地区では、御嶽山の衛星として裏木曽山地の錚々たる山々が並んでいる。
1982mの小秀山をはじめ、高樽山・奥三界など数十の1500m以上の中級山岳が並んでいる。いずれも、山慣れしたベテラン向きの山ばかりだ。
https://yamap.com/maps/404
若いころは、毎週のように登っていた。熊に遭遇することも珍しくなかった。マムシも多いが事故を起こしたことはない。
これらの山々は御嶽山の展望台としても知られている。奥三界周辺には、美しい池塘も多い。ただし、ルートファインディングが難しいので初心者向きではない。
このように、中津川市周辺では、その気になればだが、登山の条件に恵まれているので、健康への寄与効果は非常に大きい。
私が間質性肺炎を発症しても、1時間以上も歩ける標高差100〜200mのルートがたくさんあるので、これを毎日歩くことで、通常なら肺線維症を発症すれば最大5年の命といわれていても、いまだにピンピンとしていられる。
また、水の素晴らしさは特筆もので、付知渓谷、不動の滝あたりの水は、上高地と変わらないエメラルドグリーンで、本当に美しい。うちは井戸だが、市内の水道も美味しいとの評判だ。水質の良い井戸のおかげで、石油給湯器が18年経ても壊れない。
高い山々に囲まれた中津川市内は、水頭圧が高いので、どこを掘っても容易に井戸水が出るともいわれる。
中津川市内の土地は非常に安い。我が家など、実売価格は坪5000円前後だ。だから、農地も放棄地を容易に入手できるので、引退後の農業を目指す人には好条件だ。
100坪4DKの家土地でも300万円出せば入手可能である。
https://www.athome.co.jp/kodate/chuko/gifu/nakatsugawa-city/list/
ただし、交通機関は、自民党の地方切り捨て政策のせいで、どんどん不便になってゆき、車がないと生活できない場合が多い。自民党や維新を日本社会から排除しないと、地方は衰退し、死滅だけが約束されている。
または、中国人や国際金融資本が、ただ同然で地方の資産を独占してゆくことだろう。ある日気づいたら、日本人は自分たちの大切な水資源に触れることさえできなくなるかもしれない。
中津川市は、基本的にどこを掘っても温泉や鉱泉が湧く土地で、うちの近所には、東山鉱泉や岩寿鉱泉がある。付知にはおんぼいの湯があり、車で1時間走れば下呂温泉がある。だから、山と温泉好きの人にはたまらない土地だ。
新鮮な野菜を買える産直市場もたくさんある。基本的に、野菜は市価の数割安で買える。
このあたりも、地方暮らしの魅力といえるだろう。
しかし何よりも、土地を手に入れて家庭菜園を作る楽しみが大きい。
退職が近い人は、中津川暮らしを視野に入れてもよい。
ただし、リニア新幹線中津川駅の実現は、今のところ無理が多いと思っている。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1573.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/484.html#c23
7. 2021年8月01日 18:57:21 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[46]
トマトは危険、食べてはいけない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/994.html
トマト缶を使ってはいけない
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1265.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1568.html#c7
1. 中川隆[-17586] koaQ7Jey 2021年8月01日 18:57:54 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[47]
トマトは危険、食べてはいけない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/994.html
18. 中川隆[-17585] koaQ7Jey 2021年8月01日 19:09:37 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[48]
2021年07月31日
ナチスを育てた米国の資本家 / 隠された西歐史
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
ヒトラーに資金を流した黒幕
Hitler 2232J.P. Morgan 221
(左 : ドイツ兵を前にするヒトラー / 右 : ウォール街の大物 J.P.モルガン)
西歐世界における歴史教育は非常に厄介だ。なるほど、歐米諸国では優秀な大学教授や有名な研究者が、膨大な資料に基づき様々な歴史書を出版してきたし、現在も続々と新刊本が出ている。かつてのソ連圏や支那、朝鮮で出版される歴史書なら、「こんなのは政治プロパガンダの一種だろう」と笑われてゴミ箱行になるところだが、名門大学の権威者が世に出した“学術書”となれば話は別だ。一般人は準聖書の如く扱い、謙虚な心を以て恭しくその青史を繙く。まさか、歴史の真実を隠蔽するための偽典とは思わない。なぜなら、多少、解釈や判断の違いがあっても、あからさまな捏造は無いからだ。しかし、高名な学者であっても、何らかの“不都合な事実”を葬るため、意図的に言及を避けたり、陰謀論として却下するから一般国民には注意が必要だ。
従来の学校歴史観だと、英米はソ連を同盟国にして、極悪のドイツ、イタリア、日本を成敗したことになっている。さらに、英米の勝利は「ファシズムに対するデモクラシーの勝利」となっているから片腹痛い。なぜなら、どうして極悪の共産主義国、すなわち全体主義のソ連が同盟国となっているのに、リベラル・デモクラシーの勝利と宣言できるのか? しかも、アメリカは大虐殺を厭わない毛沢東を支援して、支那大陸の赤化を推進した張本人。朝鮮戦争だって、ディーン・アチソンやジョージ・マーシャルの不可解な言動を調べれば、米ソの「出来レース」だと判る。東アジアは米国から遠く離れた化外の地。冷たい“緊張状態”が続くことは、エスタブリッシュメントにとって必ずしも損な状態ではない。ノルマンディー上陸作戦だって甚だ怪しく、ポーランドを含めた東歐諸国をソ連に貢ぐための策略じゃないのか、と思えてくる。もし、本当に歐洲を救いたければ、フランスの海岸じゃなくバルカン半島から上陸し、北上しながら反撃すればいいじゃないか。英米の一般人は、ポーランドがヒトラーの手から解放され、スターリンの懐に入ったから嬉しいのか?
Normandy D Day 001WW II Battle-of-Stalingrad
(左 : 「ルマンディー上陸作戦」に参加したアメリカ兵 / 右 : 第二次大戦で勝利したロシア兵)
もちろん、一般のアメリカ国民や連合軍の将兵は、米国と歐洲を救うべく、多大な犠牲を払ったと思っている。しかし、大戦が勃発する原因や経緯、戦後の経済体制や国際秩序を冷静に見つめてみれば、何となく割の合わない結果であることに気づく。普通のアメリカ人やイギリス人は絶対に口にしないけど、「どうも、腑に落ちない。日独に勝ったとはいうものの、俺達の生活は良くならないどころか、以前よりも悪くなっている。第一、ナチズムを一掃したら、今度は故郷に有色人種が増えちまった。アーリア人を殺して、アフリカ人が隣人なんて真っ平御免だぞ。これなら、ドイツと一緒に組んでユダヤ人を中東に叩き出しておけばよかった。あれだけ多くの血を流したのに、その結果がこの程度なんて・・・」と嘆いてしまう。そもそも、大戦前にブリテン帝國の崩壊と英国病を予想したイギリス人は、いったい何人いたんだ? また、南洋戦線で日本兵を撃ち殺した白人兵は、本国での人種平等、つまり黒人との混淆やユダヤ人との共生を望んでいたのか?
第二次世界大戦の隠された目的は、独立を高めるドイツ帝國への懲罰処分にあった。我々はナチ・ドイツがヨーロッパ諸国を侵掠し、ユダヤ人を迫害したから、正義と秩序を守る英米が蹶起(けっき)した、と習っている。しかし、こんなのは子供騙しの御伽噺だ。大戦の理由は幾つかあるけど、そのうちの一つは、歐米世界を牛耳る闇組織の誤算にあった。ロスチャイルド家の指令を受けたウォーバーグ銀行が、レーニンのボルシェビキに資金を流したことはよく知られている。日本人は「ロシア革命」と思っているが、実質的には「ユダヤ人によるクーデタ」と呼んだ方がいいだろう。嘘だと思う日本人は、ボルシェビキの幹部を一人一人じっくりと眺めてみれはいい。
ポグロムを以てユダヤ人を度々迫害してきたロマノフ朝ロシアは、ユダヤ人にとったら不倶戴天の敵であるから、一家皆殺しは当然の結果である。しかし、革命の目的はそれだけではない。ロシアの富を収奪しようとする連中にとって、買収の効かないロシア皇帝は邪魔者でしかなかった。もし、外国人勢力がロシアの天然資源を根こそぎ奪い、民衆を低賃金労働者にして搾取すれば、必ずやロマノフ王朝は介入してくる。おそらく、外国企業は国外追追放になってしまうだろう。でも、子飼いのレーニンが支配者になれば、共産党が唯一の窓口になるから、党の幹部に甘い汁を吸わせておけば、後は国際企業のやりたい放題。巨大な資金を有するオルガルヒのような悪党、つまりロシア人の“フリ”をしたユダヤ人が、ロシアの至る所で跋扈し、ロシアの石油や稀少金属を掘り出して巨万の富を得るだろう。もちろん、ボルシェビキの一般党員は「赤色革命」の輸出に夢中だ。しかし、裏から資金を流していた連中は違う野望を抱いていた。そして、世界政府の樹立を目論む大富豪は、レーニン亡き後の指導者にレフ・トロツキーを充てようと考えていたのだ。
Lenin 00321Trotsky 661Stalin 231
(左 : ウラジミール・レーニン / 中央 : レフ・トロツキー / 右 : ヨシフ・スターリン )
ところが、グルジア人のヨシフ・スターリンが、国際金融業者の計画に大きなズレをもたらした。スターリンは巧妙な策略を用いてトロツキーを欺き、レーニンの葬儀に参列できないよう仕組んでしまう。意識朦朧のレーニンから「後継者の指名を受けた」スターリンは、独裁者として赤いロシアに君臨する。しかも、冷徹な目で現状を捕らえる大元帥は、トロツキーの永続革命論を斥け、一国社会主義で自分の土台を固めようと考えた。これはトロツキーを「操り人形」にしようと考えていた資金提供者にとっては番狂わせのパプニングだ。彼らはスターリンを甘く見ていたのかも知れない。知識人型のレーニンと違って、暴君型のスターリンは金持ちどものペットになる気は更々無かった。レーニンは資本家の足元にひれ伏したが、スターリンは彼らの尻(ケツ)を舐めるのが大嫌い。ユダヤ人のパトロンに頭を下げるくらいなら、自前で金を稼ぐ方がいいと考えた。実際、スターリンは金に困って強盗になったし、売春婦を搾取する女衒にもなっていた。やはり、革命家は暴力団の闘士でなきゃ。
ボーダレス・エコノミーを夢見る資本家達は、「絶大な権力を手に入れたスターリンを何とか制禦しなければ !」と思い、このグルジア人を懲らしめる政敵を創ろうと考えた。そこで目に附けたのが、当時、まだ駆け出しの政治家であったアドルフ・ヒトラー。なんと、ロンドンやウォール街を牙城とする大物ビジネスマンは、現地の企業を通してヒトラーに活動資金を渡していたのだ。この経緯については、アンソニー・サットン教授が詳しく述べている。フーバー研究所に属していたサットン教授は、ウォール街とボルシェビキの関係を明らかにしたことで有名だ。彼の三部作を読めば、どんな人物がヒトラーのパトロンになっていたかが判る。
Anthony Sutton 1Emil Rathenau 002Walther Rathenau 001
(左 : アンソニー・サットン / 中央 : エミール・ラーテナウ / 右 : ヴァルター・ラーテナウ )
ヒトラーの台頭を助けた企業として挙げられるのは、米国の有名企業である「ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)」である。この会社はベルリンにある「ドイツ・ジェネラル・エレクトリック社(Allgemeine Electricitäts Gesellschaft / A.E.G.)」と提携し、国家社会主義者のヒトラーを支援するスポンサーになっていた。「A.E.G.」というのは、エミール・ラーテナウ(Emil Rathenau)がトマス・エジソンの特許を取得して設立した、「ドイツ・エジソン電器会社(Deutsche Edison Gesellschaft für angewandte Electricität)」が前身となっている。そして、エミールの息子というのが、ワイマール共和国で外相を務めたヴァルター・ラーテナウ(Walter Rathenau)ときている。彼は1922年に暗殺されてしまうが、元々は父親の跡を継いでA.E.G.の経営を担っていた人物だ。
ドイツでA.E.G.をパートーナーにしていたのが、アメリカの「ジェネラル・エレクトリック(GE)」で、GEの経営陣には、日本でも有名なオーエン・ヤング(Owen D. Young)とジェラルド・スウォープ(Gerard Swope)がいた。第一次大戦後、ベルサイユ体制で痛めつけられたドイツは、不況とハイパー・インフレーションに見舞われ、賠償金の返済にも困っていた。これを憂慮したアメリカは、ドーズ案とかヤング案を用いてドイツの経済復興を助けようとした。当時のカルヴィン・クーリッジ大統領は、特別委員会を設置し、元銀行家で副大統領になったチャールズ・ドーズ(Charles Dowes)を委員長にしてドイツへ派遣する。オーエン・ヤングが議長となった委員会では、「ヤング案」という計画が作成され、これが新たな賠償方式となった。このヤング委員長はGEの会長で、復興支援を模索する傍ら、ドイツの電器産業を束ねる計画、すなわちカルテルを結成しようと目論んでいたのだ。彼は他の企業の経営にも携わっており、「Radio Corporation of America」の会長や「OSRAM」と「A.E.G.」の経営者、ニューヨークのFRB副議長も務めていた。(註 / 「オスラム : OSRAM」というのは、電球などの照明器具を製造するドイツ企業で、ここの日本法人は神奈川県にある。)
Owen D. Young 22Gerard Swope 001Charles Dowes 1
(左 : オーエン・ヤング / 中央 : ジェラルド・スウォープ / 右 : チャールズ・ドーズ )
ジェラルド・スウォープはGEの社長で、「A.E.G.」や「OSRAM」の経営にも携わっていた。彼も様々な役職を兼ねており、RCA(ヤングが創設したラジオ局や電気機器、レコード会社を手掛ける多国籍企業)、NBC(三大ネットワークの一つ)、ニューヨークの「National City Bank」の経営陣にもなっていたが、ヤングと同じくモルガン商会の代理人であった。J.P.モルガンの手下は他にもいて、GEの経営陣に属するクラーク・ヘインズ・マイナー(Clark Haynes Minor)は、「International General Electric(I.G.E.)」の社長であった。ヴィクター・カッター(Victor M. Cutter)もGEの経営陣に加わっており、彼はボストンの「First National Bank」を任されていた。
ドイツの経済界でカルテルを形成しようと図るGEは、大手企業のA.E.G.を傘下に納めようと画策した。1929年8月、1,400万マルク相当の株がGEの手に渡り、両者の人的関係や技術提携は濃密になった。1930年1月になると、A.E.G.の重役会議にはGEの三人衆、すなわちクラーク・マイナーとジェラルド・スウォープ、E. アーサー・ボールドウィン(E. Arthur Baldwin)が送り込まれた。(註 : ボールドウィンは「International General Electric Company」の副社長を務めていた。) GEの野望は壮大で、このアメリカ企業はドイツの大手企業である「シーメンス&ハルスケ(Siemens & Halske)社」にも食指を伸ばし、電器業界の独占を目指していたのである。しかし、GEの目論見は達成されず、シーメンス& ハルスケ社は独立を保つことができた。(このS&H社はシーメンス社の一部門で、かのシーメンス社は電気・通信技術をはじめ、発電機やロータリー・エンジンなどの開発も手掛ける大手企業。大正3年に発覚した「シーメンス事件」は有名で、帝國海軍の高官が贈賄を受けたとのスキャンダルが騒がれ、山本権兵衛内閣は総辞職に追い込まれた。)
ウォール街からやって来た投資家や企業家は、貪欲にもドイツ企業の支配に励んでいた。GE社の「International General Electric(I.G.E.)」は、「A.E.G.」株の約30%を取得し、「Gesellschaft für Electrische Unternemungen」社の株だと全体の約25%、「Ludwig Lowe & Co.」も餌食となって、全体の約25%を占められていた。(「G.E.U」は投資会社から始まった電力供給会社で、鉄道事業も手掛けていたドイツ企業。「Ludwig Lowe」の方は、機械製造の会社で、武器弾薬の生産も行っていた。) IGEはOSRAMにも影響力を持ち、A.E.Gの経営陣を通して操っていたという。
シーメンス社が間接的にヒトラーへ献金を行った事はあっても、直接的に渡したという証拠は無いらしい。でも、「A.E.G」や「OSRAM」からの資金提供は明らかで、「国家信託機構(Nationale Treuhand)」を介して資金を流していたそうだ。(Anthony C. Sutton, Wall Street and the Rise of Hitler, Seal Beach, California : '76 Press, 1976, p.53.) 米国のビジネス業界と連動するドイツ企業もヒトラーに資金提供をしており、染料や肥料、窒素の生産で有名な「I.G. ファーベン(Interessengemeinschaft Farbenindustrie)」も直接的に献金を行っていた。A.E.G.から数名の役員がI.G. Farbenに出向しており、A.G.Eの会長を務めるヘルマン・ブュヒャー(Hermann Bücher)とユリウス・フレッチハイム(Julius Flechtheim)、そしてヴァルター・フォン・ラス(Walter von Rath)の三名は、I.G. Farbenの重役でもあった。
A.E.G.のウァルター・ファーレンホルスト(Walter Fahrenhorst)は、「フェニックス社(Pheonix A.G.)」や「ティッセン社(Thyssen A.G.)」、「デマグ社(Demag A.G.)」の重役を兼ねており、この三社はともにヒトラーへの献金を行っていたという。(上掲書、p.57) また、潜水艦や戦車に使われるバッテリーを製造していた「Accumulatoren Fabrik 社」もA.E.G.の重役二名、アウグスト・フェファー(August Pfeffer)とギュンター・クァント(Günther Quandt)を迎えており、2万5千ライヒス・マルクの献金をヒトラーに渡していた。ちなみに、クァントは「Accumulatoren Fabrik 社」が発行する株の75%を個人的に持っていたそうだ。A.E.G.のポール・マムロス(Paul Mamroth)とハインリッヒ・ファールス(Heinrich Pferls)は「OSRAM」の重役で、同社はヒトラーに4万ライヒス・マルクの献金を行っていた。
鉄鋼業から始まり兵器産業へと進出した「クルップ社(Krupp)」も「I.G.E」と繋がっていた。GEは子会社の「Carbolony Company」を使ってクルップ社とカルテルを組み、「炭化タングステン(tungsten carbide)」の値段を吊り上げた。1920年代、この素材は1ポンド当たり50ドルしかしなかったのに、Carboloyが特許を用いて独占を図ると、1ポンド当たり453ドルまで高騰したという。これにより、両社は大儲け。I.G.E.と提携したクルップは、60万ライヒス・マルクの資金をヒトラーに提供していた。
学校の教科書を疑わない日本人は、ナチスとヒトラーの話を聞けば、直ぐにホローストや侵略戦争を頭に浮かべてしまうが、「誰が伍長上がりの活動家に銭を渡したのか」を考えることはない。政治家になるには理念や情熱だけでは不充分で、必ず活動資金が必要となる。ユダヤ人の害悪を訴える退役伍長は、大企業の御曹司でもなければ、貴族の道楽息子でもない。露骨に言えば、大勢の乾分(こぶん)を抱えたルンペン親分だ。潰しの利かない武闘派の手下に飯を与えるだけでも精一杯。だから、アメリカやブリテンからやって来た怪しいビジネスマンでもOKとなる。「シドニー・ウォーバーグ(Sidney Warburg)」というペンネームで出版された『Financial Origins of National Socialism』によれば、ウォーバーグ自身が1929年から1933年にかけて、5回ほどヒトラーと会談し、このドイツ人が資金を欲していると分かったので、約2500万ドルを送金したという。
Paul Warburg 11James Paul Warburg 221max_warburg_1905Eric Warburg 11
(左 : ポール・ウォーバーグ / ジェイムズ・ポール・ウォーバーグ / マックス・M・ウォーバーグ / 右 : エリック・H・M・ウォーバーグ )
Mathilde Ludendorff 001(左 / マチルデ・ルーデンドルフ)
もちろん、この「シドニー・ウォーバーグ」というのは実在の人物ではない。しかし、巷ではこの本がポール・ウォーバーグ(Paul Warburg)の息子であるジェイムズ・ポール・ウォーバーグ(James Paul Warburg)によって書かれたんじゃないか、という噂が流れた。なぜなら、第一次大戦で有名になったドイツ軍のエーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Friedrich Wilhelm Ludendorff)将軍の再婚相手で、未亡人となったマチルデ(Mathilde Friedrike Karoline Ludendorff)夫人が、ニュルンベルク裁判でジェイムズ・P・ウォーバーグがウォール街とナチスの橋渡しになっていた、と証言したからだ。しかし、マックス・M・ウォーバーグ(Max Moritz Warburg)の息子であるエリック・H・M・ウォーバーグ(Eric Hermann Max Warburg)は大激怒。マチルデ夫人の言説を「でっち上げただ!」と言い放った。この「シドニー・ウォーバーグの虚説」に対して憤慨したエリックは、これを掲載した各新聞社に抗議し、正式に取り消してもらったそうだ。(ロン・チャーナウ 『ウォーバーグ : ユダヤ財閥の興亡』 下巻、青木榮一 訳、日本経済新聞社、1998年、 pp.298-299.)
ちなみに、チャーナウの翻訳本は全訳ではなく、大切な「註」も省略しているので、本の価値が半減している。せっかくの労作なのに、肝心の註を省いたから台無しだ。まぁ、数頁にわたる脚注を附けると値段が高くなるから割愛したんだろうが、翻訳者の青木氏と日経新聞社はアホな事をしたものだ。
話を戻す。「シドニー・ウォーバーグ」の本は元々、ネーデルラントのアムステルダムにある「Van Holkema & Warendorf」という老舗の出版社から刊行された書籍である。ところが、この小冊子は極めて少数しか販売されなかったので、今では稀覯本となっている。ただし、ここに隠れた価値を見出した人がいたので、スイスでドイツ語版が出版されたという。さらに、ドイツ語版を基にして英訳本が出版され、 1980年代に入って「Research Publications」が復刊した、という次第である。現在は、「Omnia Veritas社」が出版しているので、日本人でもアマゾンで購入できる。原書の『De geldbronnen van het nationaal socialisme : drie gesprekken Hitler』(Amsterdam : Van Holkema & Warendorff, 1933)が誰によって書かれたのかが不明だから、安心して信用できる資料とはならないが、もしかすると、内情に詳しい誰かがこっそりと暴露したのかも知れない。全くの素人が出鱈目を書いたとは思えないから、たとえウォーバーグ家が否定しても、幾つかの箇所は事実なのかも知れないぞ。日本の歴史学者は、こうした点に目を附けて詳しく調べるべきなのに、ユダヤ人の書いた学術書ばかりを有り難がるんだから本当に情けない。
我々は学校で社会科の授業を受け、テレビや雑誌でも第二次世界大戦について聞いている。しかし、その歴史観、あるいは説明の枠組みを誰が作ったのか、に関しては興味が無い。生前、外務省の外政官でサウジ・アラビアやタイに赴任した岡崎久彦大使が語っていたけど、敗戦国では戦時プロパガンダが暴露され、様々な嘘が明らかにされているが、戦勝国では戦時プロパガンダがそのまま残ってしまうらしい。不正確な情報が否定ささず、修正もされないまま温存され、やがてそれが「定説」となってしまうのだ。ナチ・ドイツに関する「歴史」もその危険性があり、ナチス側の反論は悉く斥けられ、英米の学者やユダヤ人の一方的な解釈と論説で「正統な歴史書」が綴られている。
そもそも、事後法に基づくニュルンベルク裁判自体が違法だし、検事と判事が“グル”なんて論外だ。勝者側の裁判官はドイツ側の弁護士が証拠の提出を求めても却下するし、英米側が持ち出してくる「証拠」だって、どんな「味付け」がなされているのか分からない。公式な報告書だって巧妙な捏造かも知れないし、調査官が米国側の工作員という可能性もあるのだ。日本人はユダヤ人の証言を鵜呑みにするが、科学的捜査に基づく物的証拠も無いのに、それを「真実」と思うのは間違っている。だいたい、「宣誓証言」でもない「噂話」や「感想」を「事実」と宣伝するのは異常だ。もし、米国と英国の政府がドイツと日本を裁くなら、英米の極秘ファイルも公開すべきだろう。しかし、いくら日本の弁護士が機密資料の公開を求めても米国は応じまい。つまり、英米は「疚しい過去」や「不都合な真実」を隠したまま、日独を裁いたということになる。たぶん、アメリカの弁護士や裁判官は、心の底でこうした魔女裁判を「リンチ法廷」と見なしているはずだ。でも、自分の社会的地位を守りたいから、誰もが口をつぐんで知らぬ顔。悧巧な者は無口だ。
Deborah Lipstadt 001David Irving 222
(左 : デボラ・リプシュタット / 右 : デイヴッイド・アーヴィング )
歐米の知識人に勇気のある人は少ない。A.J.P.テイラーやパトリック・ブキャナンのように、従来の「歴史観」に刃向かったら、ユダヤ人勢力の総攻撃を食らって自滅となる。日本でもそうだけど、有名になる知識人というのは、民衆から尊敬されたいと望み、出来ることなら優雅な生活を送りたいと欲する高級種族。しかも、綺麗事を語るのが大好きな偽善者。日本学術会議にたむろってい連中をみれば判るじゃないか。リムジン・リベラルの先生達は、真実を喋って貧乏暮らしなんて真っ平御免である。英国のデイヴッイド・アーヴィング(David Irving)は、普通の大学教授が怠けて調べないドイツの一次資料を丹念に調べ、驚きの事実を数々公表したが、歐米ではネオ・ナチとか異端の歴史家扱い。ユダヤ人学者のデボラ・リプシュタット(Debora Lipstadt)から目の敵にされたアーヴィングは、「ホロコースト否定論者」との因縁をつけられ、訴訟沙汰に巻き込まれて多額の罰金を科せられた。こうした迫害を受けたアーヴィングは、憐れなことに破産状態へと陥った。こんな惨劇を見れば、普通の知識人はビビってしまうだろう。だから、ちょっと賢い歐米人は、どんなにユダヤ人が事実をねじ曲げ、勝手な歴史観をバラ撒こうが、絶対に反論しようとは思わない。日本人は自由な言論空間にいると思っているが、それは鉄壁の枠組みが透明で目に見えないからだ。しかし、勇気を持って主流の枠組みから逸脱し、「陰謀論」と馬鹿にされる世界に立ってみれば、別の景色が見えてくるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/472.html#c18
3. 中川隆[-17584] koaQ7Jey 2021年8月01日 19:10:06 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[49]
2021年07月31日
ナチスを育てた米国の資本家 / 隠された西歐史
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
ヒトラーに資金を流した黒幕
Hitler 2232J.P. Morgan 221
(左 : ドイツ兵を前にするヒトラー / 右 : ウォール街の大物 J.P.モルガン)
西歐世界における歴史教育は非常に厄介だ。なるほど、歐米諸国では優秀な大学教授や有名な研究者が、膨大な資料に基づき様々な歴史書を出版してきたし、現在も続々と新刊本が出ている。かつてのソ連圏や支那、朝鮮で出版される歴史書なら、「こんなのは政治プロパガンダの一種だろう」と笑われてゴミ箱行になるところだが、名門大学の権威者が世に出した“学術書”となれば話は別だ。一般人は準聖書の如く扱い、謙虚な心を以て恭しくその青史を繙く。まさか、歴史の真実を隠蔽するための偽典とは思わない。なぜなら、多少、解釈や判断の違いがあっても、あからさまな捏造は無いからだ。しかし、高名な学者であっても、何らかの“不都合な事実”を葬るため、意図的に言及を避けたり、陰謀論として却下するから一般国民には注意が必要だ。
従来の学校歴史観だと、英米はソ連を同盟国にして、極悪のドイツ、イタリア、日本を成敗したことになっている。さらに、英米の勝利は「ファシズムに対するデモクラシーの勝利」となっているから片腹痛い。なぜなら、どうして極悪の共産主義国、すなわち全体主義のソ連が同盟国となっているのに、リベラル・デモクラシーの勝利と宣言できるのか? しかも、アメリカは大虐殺を厭わない毛沢東を支援して、支那大陸の赤化を推進した張本人。朝鮮戦争だって、ディーン・アチソンやジョージ・マーシャルの不可解な言動を調べれば、米ソの「出来レース」だと判る。東アジアは米国から遠く離れた化外の地。冷たい“緊張状態”が続くことは、エスタブリッシュメントにとって必ずしも損な状態ではない。ノルマンディー上陸作戦だって甚だ怪しく、ポーランドを含めた東歐諸国をソ連に貢ぐための策略じゃないのか、と思えてくる。もし、本当に歐洲を救いたければ、フランスの海岸じゃなくバルカン半島から上陸し、北上しながら反撃すればいいじゃないか。英米の一般人は、ポーランドがヒトラーの手から解放され、スターリンの懐に入ったから嬉しいのか?
Normandy D Day 001WW II Battle-of-Stalingrad
(左 : 「ルマンディー上陸作戦」に参加したアメリカ兵 / 右 : 第二次大戦で勝利したロシア兵)
もちろん、一般のアメリカ国民や連合軍の将兵は、米国と歐洲を救うべく、多大な犠牲を払ったと思っている。しかし、大戦が勃発する原因や経緯、戦後の経済体制や国際秩序を冷静に見つめてみれば、何となく割の合わない結果であることに気づく。普通のアメリカ人やイギリス人は絶対に口にしないけど、「どうも、腑に落ちない。日独に勝ったとはいうものの、俺達の生活は良くならないどころか、以前よりも悪くなっている。第一、ナチズムを一掃したら、今度は故郷に有色人種が増えちまった。アーリア人を殺して、アフリカ人が隣人なんて真っ平御免だぞ。これなら、ドイツと一緒に組んでユダヤ人を中東に叩き出しておけばよかった。あれだけ多くの血を流したのに、その結果がこの程度なんて・・・」と嘆いてしまう。そもそも、大戦前にブリテン帝國の崩壊と英国病を予想したイギリス人は、いったい何人いたんだ? また、南洋戦線で日本兵を撃ち殺した白人兵は、本国での人種平等、つまり黒人との混淆やユダヤ人との共生を望んでいたのか?
第二次世界大戦の隠された目的は、独立を高めるドイツ帝國への懲罰処分にあった。我々はナチ・ドイツがヨーロッパ諸国を侵掠し、ユダヤ人を迫害したから、正義と秩序を守る英米が蹶起(けっき)した、と習っている。しかし、こんなのは子供騙しの御伽噺だ。大戦の理由は幾つかあるけど、そのうちの一つは、歐米世界を牛耳る闇組織の誤算にあった。ロスチャイルド家の指令を受けたウォーバーグ銀行が、レーニンのボルシェビキに資金を流したことはよく知られている。日本人は「ロシア革命」と思っているが、実質的には「ユダヤ人によるクーデタ」と呼んだ方がいいだろう。嘘だと思う日本人は、ボルシェビキの幹部を一人一人じっくりと眺めてみれはいい。
ポグロムを以てユダヤ人を度々迫害してきたロマノフ朝ロシアは、ユダヤ人にとったら不倶戴天の敵であるから、一家皆殺しは当然の結果である。しかし、革命の目的はそれだけではない。ロシアの富を収奪しようとする連中にとって、買収の効かないロシア皇帝は邪魔者でしかなかった。もし、外国人勢力がロシアの天然資源を根こそぎ奪い、民衆を低賃金労働者にして搾取すれば、必ずやロマノフ王朝は介入してくる。おそらく、外国企業は国外追追放になってしまうだろう。でも、子飼いのレーニンが支配者になれば、共産党が唯一の窓口になるから、党の幹部に甘い汁を吸わせておけば、後は国際企業のやりたい放題。巨大な資金を有するオルガルヒのような悪党、つまりロシア人の“フリ”をしたユダヤ人が、ロシアの至る所で跋扈し、ロシアの石油や稀少金属を掘り出して巨万の富を得るだろう。もちろん、ボルシェビキの一般党員は「赤色革命」の輸出に夢中だ。しかし、裏から資金を流していた連中は違う野望を抱いていた。そして、世界政府の樹立を目論む大富豪は、レーニン亡き後の指導者にレフ・トロツキーを充てようと考えていたのだ。
Lenin 00321Trotsky 661Stalin 231
(左 : ウラジミール・レーニン / 中央 : レフ・トロツキー / 右 : ヨシフ・スターリン )
ところが、グルジア人のヨシフ・スターリンが、国際金融業者の計画に大きなズレをもたらした。スターリンは巧妙な策略を用いてトロツキーを欺き、レーニンの葬儀に参列できないよう仕組んでしまう。意識朦朧のレーニンから「後継者の指名を受けた」スターリンは、独裁者として赤いロシアに君臨する。しかも、冷徹な目で現状を捕らえる大元帥は、トロツキーの永続革命論を斥け、一国社会主義で自分の土台を固めようと考えた。これはトロツキーを「操り人形」にしようと考えていた資金提供者にとっては番狂わせのパプニングだ。彼らはスターリンを甘く見ていたのかも知れない。知識人型のレーニンと違って、暴君型のスターリンは金持ちどものペットになる気は更々無かった。レーニンは資本家の足元にひれ伏したが、スターリンは彼らの尻(ケツ)を舐めるのが大嫌い。ユダヤ人のパトロンに頭を下げるくらいなら、自前で金を稼ぐ方がいいと考えた。実際、スターリンは金に困って強盗になったし、売春婦を搾取する女衒にもなっていた。やはり、革命家は暴力団の闘士でなきゃ。
ボーダレス・エコノミーを夢見る資本家達は、「絶大な権力を手に入れたスターリンを何とか制禦しなければ !」と思い、このグルジア人を懲らしめる政敵を創ろうと考えた。そこで目に附けたのが、当時、まだ駆け出しの政治家であったアドルフ・ヒトラー。なんと、ロンドンやウォール街を牙城とする大物ビジネスマンは、現地の企業を通してヒトラーに活動資金を渡していたのだ。この経緯については、アンソニー・サットン教授が詳しく述べている。フーバー研究所に属していたサットン教授は、ウォール街とボルシェビキの関係を明らかにしたことで有名だ。彼の三部作を読めば、どんな人物がヒトラーのパトロンになっていたかが判る。
Anthony Sutton 1Emil Rathenau 002Walther Rathenau 001
(左 : アンソニー・サットン / 中央 : エミール・ラーテナウ / 右 : ヴァルター・ラーテナウ )
ヒトラーの台頭を助けた企業として挙げられるのは、米国の有名企業である「ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)」である。この会社はベルリンにある「ドイツ・ジェネラル・エレクトリック社(Allgemeine Electricitäts Gesellschaft / A.E.G.)」と提携し、国家社会主義者のヒトラーを支援するスポンサーになっていた。「A.E.G.」というのは、エミール・ラーテナウ(Emil Rathenau)がトマス・エジソンの特許を取得して設立した、「ドイツ・エジソン電器会社(Deutsche Edison Gesellschaft für angewandte Electricität)」が前身となっている。そして、エミールの息子というのが、ワイマール共和国で外相を務めたヴァルター・ラーテナウ(Walter Rathenau)ときている。彼は1922年に暗殺されてしまうが、元々は父親の跡を継いでA.E.G.の経営を担っていた人物だ。
ドイツでA.E.G.をパートーナーにしていたのが、アメリカの「ジェネラル・エレクトリック(GE)」で、GEの経営陣には、日本でも有名なオーエン・ヤング(Owen D. Young)とジェラルド・スウォープ(Gerard Swope)がいた。第一次大戦後、ベルサイユ体制で痛めつけられたドイツは、不況とハイパー・インフレーションに見舞われ、賠償金の返済にも困っていた。これを憂慮したアメリカは、ドーズ案とかヤング案を用いてドイツの経済復興を助けようとした。当時のカルヴィン・クーリッジ大統領は、特別委員会を設置し、元銀行家で副大統領になったチャールズ・ドーズ(Charles Dowes)を委員長にしてドイツへ派遣する。オーエン・ヤングが議長となった委員会では、「ヤング案」という計画が作成され、これが新たな賠償方式となった。このヤング委員長はGEの会長で、復興支援を模索する傍ら、ドイツの電器産業を束ねる計画、すなわちカルテルを結成しようと目論んでいたのだ。彼は他の企業の経営にも携わっており、「Radio Corporation of America」の会長や「OSRAM」と「A.E.G.」の経営者、ニューヨークのFRB副議長も務めていた。(註 / 「オスラム : OSRAM」というのは、電球などの照明器具を製造するドイツ企業で、ここの日本法人は神奈川県にある。)
Owen D. Young 22Gerard Swope 001Charles Dowes 1
(左 : オーエン・ヤング / 中央 : ジェラルド・スウォープ / 右 : チャールズ・ドーズ )
ジェラルド・スウォープはGEの社長で、「A.E.G.」や「OSRAM」の経営にも携わっていた。彼も様々な役職を兼ねており、RCA(ヤングが創設したラジオ局や電気機器、レコード会社を手掛ける多国籍企業)、NBC(三大ネットワークの一つ)、ニューヨークの「National City Bank」の経営陣にもなっていたが、ヤングと同じくモルガン商会の代理人であった。J.P.モルガンの手下は他にもいて、GEの経営陣に属するクラーク・ヘインズ・マイナー(Clark Haynes Minor)は、「International General Electric(I.G.E.)」の社長であった。ヴィクター・カッター(Victor M. Cutter)もGEの経営陣に加わっており、彼はボストンの「First National Bank」を任されていた。
ドイツの経済界でカルテルを形成しようと図るGEは、大手企業のA.E.G.を傘下に納めようと画策した。1929年8月、1,400万マルク相当の株がGEの手に渡り、両者の人的関係や技術提携は濃密になった。1930年1月になると、A.E.G.の重役会議にはGEの三人衆、すなわちクラーク・マイナーとジェラルド・スウォープ、E. アーサー・ボールドウィン(E. Arthur Baldwin)が送り込まれた。(註 : ボールドウィンは「International General Electric Company」の副社長を務めていた。) GEの野望は壮大で、このアメリカ企業はドイツの大手企業である「シーメンス&ハルスケ(Siemens & Halske)社」にも食指を伸ばし、電器業界の独占を目指していたのである。しかし、GEの目論見は達成されず、シーメンス& ハルスケ社は独立を保つことができた。(このS&H社はシーメンス社の一部門で、かのシーメンス社は電気・通信技術をはじめ、発電機やロータリー・エンジンなどの開発も手掛ける大手企業。大正3年に発覚した「シーメンス事件」は有名で、帝國海軍の高官が贈賄を受けたとのスキャンダルが騒がれ、山本権兵衛内閣は総辞職に追い込まれた。)
ウォール街からやって来た投資家や企業家は、貪欲にもドイツ企業の支配に励んでいた。GE社の「International General Electric(I.G.E.)」は、「A.E.G.」株の約30%を取得し、「Gesellschaft für Electrische Unternemungen」社の株だと全体の約25%、「Ludwig Lowe & Co.」も餌食となって、全体の約25%を占められていた。(「G.E.U」は投資会社から始まった電力供給会社で、鉄道事業も手掛けていたドイツ企業。「Ludwig Lowe」の方は、機械製造の会社で、武器弾薬の生産も行っていた。) IGEはOSRAMにも影響力を持ち、A.E.Gの経営陣を通して操っていたという。
シーメンス社が間接的にヒトラーへ献金を行った事はあっても、直接的に渡したという証拠は無いらしい。でも、「A.E.G」や「OSRAM」からの資金提供は明らかで、「国家信託機構(Nationale Treuhand)」を介して資金を流していたそうだ。(Anthony C. Sutton, Wall Street and the Rise of Hitler, Seal Beach, California : '76 Press, 1976, p.53.) 米国のビジネス業界と連動するドイツ企業もヒトラーに資金提供をしており、染料や肥料、窒素の生産で有名な「I.G. ファーベン(Interessengemeinschaft Farbenindustrie)」も直接的に献金を行っていた。A.E.G.から数名の役員がI.G. Farbenに出向しており、A.G.Eの会長を務めるヘルマン・ブュヒャー(Hermann Bücher)とユリウス・フレッチハイム(Julius Flechtheim)、そしてヴァルター・フォン・ラス(Walter von Rath)の三名は、I.G. Farbenの重役でもあった。
A.E.G.のウァルター・ファーレンホルスト(Walter Fahrenhorst)は、「フェニックス社(Pheonix A.G.)」や「ティッセン社(Thyssen A.G.)」、「デマグ社(Demag A.G.)」の重役を兼ねており、この三社はともにヒトラーへの献金を行っていたという。(上掲書、p.57) また、潜水艦や戦車に使われるバッテリーを製造していた「Accumulatoren Fabrik 社」もA.E.G.の重役二名、アウグスト・フェファー(August Pfeffer)とギュンター・クァント(Günther Quandt)を迎えており、2万5千ライヒス・マルクの献金をヒトラーに渡していた。ちなみに、クァントは「Accumulatoren Fabrik 社」が発行する株の75%を個人的に持っていたそうだ。A.E.G.のポール・マムロス(Paul Mamroth)とハインリッヒ・ファールス(Heinrich Pferls)は「OSRAM」の重役で、同社はヒトラーに4万ライヒス・マルクの献金を行っていた。
鉄鋼業から始まり兵器産業へと進出した「クルップ社(Krupp)」も「I.G.E」と繋がっていた。GEは子会社の「Carbolony Company」を使ってクルップ社とカルテルを組み、「炭化タングステン(tungsten carbide)」の値段を吊り上げた。1920年代、この素材は1ポンド当たり50ドルしかしなかったのに、Carboloyが特許を用いて独占を図ると、1ポンド当たり453ドルまで高騰したという。これにより、両社は大儲け。I.G.E.と提携したクルップは、60万ライヒス・マルクの資金をヒトラーに提供していた。
学校の教科書を疑わない日本人は、ナチスとヒトラーの話を聞けば、直ぐにホローストや侵略戦争を頭に浮かべてしまうが、「誰が伍長上がりの活動家に銭を渡したのか」を考えることはない。政治家になるには理念や情熱だけでは不充分で、必ず活動資金が必要となる。ユダヤ人の害悪を訴える退役伍長は、大企業の御曹司でもなければ、貴族の道楽息子でもない。露骨に言えば、大勢の乾分(こぶん)を抱えたルンペン親分だ。潰しの利かない武闘派の手下に飯を与えるだけでも精一杯。だから、アメリカやブリテンからやって来た怪しいビジネスマンでもOKとなる。「シドニー・ウォーバーグ(Sidney Warburg)」というペンネームで出版された『Financial Origins of National Socialism』によれば、ウォーバーグ自身が1929年から1933年にかけて、5回ほどヒトラーと会談し、このドイツ人が資金を欲していると分かったので、約2500万ドルを送金したという。
Paul Warburg 11James Paul Warburg 221max_warburg_1905Eric Warburg 11
(左 : ポール・ウォーバーグ / ジェイムズ・ポール・ウォーバーグ / マックス・M・ウォーバーグ / 右 : エリック・H・M・ウォーバーグ )
Mathilde Ludendorff 001(左 / マチルデ・ルーデンドルフ)
もちろん、この「シドニー・ウォーバーグ」というのは実在の人物ではない。しかし、巷ではこの本がポール・ウォーバーグ(Paul Warburg)の息子であるジェイムズ・ポール・ウォーバーグ(James Paul Warburg)によって書かれたんじゃないか、という噂が流れた。なぜなら、第一次大戦で有名になったドイツ軍のエーリッヒ・ルーデンドルフ(Erich Friedrich Wilhelm Ludendorff)将軍の再婚相手で、未亡人となったマチルデ(Mathilde Friedrike Karoline Ludendorff)夫人が、ニュルンベルク裁判でジェイムズ・P・ウォーバーグがウォール街とナチスの橋渡しになっていた、と証言したからだ。しかし、マックス・M・ウォーバーグ(Max Moritz Warburg)の息子であるエリック・H・M・ウォーバーグ(Eric Hermann Max Warburg)は大激怒。マチルデ夫人の言説を「でっち上げただ!」と言い放った。この「シドニー・ウォーバーグの虚説」に対して憤慨したエリックは、これを掲載した各新聞社に抗議し、正式に取り消してもらったそうだ。(ロン・チャーナウ 『ウォーバーグ : ユダヤ財閥の興亡』 下巻、青木榮一 訳、日本経済新聞社、1998年、 pp.298-299.)
ちなみに、チャーナウの翻訳本は全訳ではなく、大切な「註」も省略しているので、本の価値が半減している。せっかくの労作なのに、肝心の註を省いたから台無しだ。まぁ、数頁にわたる脚注を附けると値段が高くなるから割愛したんだろうが、翻訳者の青木氏と日経新聞社はアホな事をしたものだ。
話を戻す。「シドニー・ウォーバーグ」の本は元々、ネーデルラントのアムステルダムにある「Van Holkema & Warendorf」という老舗の出版社から刊行された書籍である。ところが、この小冊子は極めて少数しか販売されなかったので、今では稀覯本となっている。ただし、ここに隠れた価値を見出した人がいたので、スイスでドイツ語版が出版されたという。さらに、ドイツ語版を基にして英訳本が出版され、 1980年代に入って「Research Publications」が復刊した、という次第である。現在は、「Omnia Veritas社」が出版しているので、日本人でもアマゾンで購入できる。原書の『De geldbronnen van het nationaal socialisme : drie gesprekken Hitler』(Amsterdam : Van Holkema & Warendorff, 1933)が誰によって書かれたのかが不明だから、安心して信用できる資料とはならないが、もしかすると、内情に詳しい誰かがこっそりと暴露したのかも知れない。全くの素人が出鱈目を書いたとは思えないから、たとえウォーバーグ家が否定しても、幾つかの箇所は事実なのかも知れないぞ。日本の歴史学者は、こうした点に目を附けて詳しく調べるべきなのに、ユダヤ人の書いた学術書ばかりを有り難がるんだから本当に情けない。
我々は学校で社会科の授業を受け、テレビや雑誌でも第二次世界大戦について聞いている。しかし、その歴史観、あるいは説明の枠組みを誰が作ったのか、に関しては興味が無い。生前、外務省の外政官でサウジ・アラビアやタイに赴任した岡崎久彦大使が語っていたけど、敗戦国では戦時プロパガンダが暴露され、様々な嘘が明らかにされているが、戦勝国では戦時プロパガンダがそのまま残ってしまうらしい。不正確な情報が否定ささず、修正もされないまま温存され、やがてそれが「定説」となってしまうのだ。ナチ・ドイツに関する「歴史」もその危険性があり、ナチス側の反論は悉く斥けられ、英米の学者やユダヤ人の一方的な解釈と論説で「正統な歴史書」が綴られている。
そもそも、事後法に基づくニュルンベルク裁判自体が違法だし、検事と判事が“グル”なんて論外だ。勝者側の裁判官はドイツ側の弁護士が証拠の提出を求めても却下するし、英米側が持ち出してくる「証拠」だって、どんな「味付け」がなされているのか分からない。公式な報告書だって巧妙な捏造かも知れないし、調査官が米国側の工作員という可能性もあるのだ。日本人はユダヤ人の証言を鵜呑みにするが、科学的捜査に基づく物的証拠も無いのに、それを「真実」と思うのは間違っている。だいたい、「宣誓証言」でもない「噂話」や「感想」を「事実」と宣伝するのは異常だ。もし、米国と英国の政府がドイツと日本を裁くなら、英米の極秘ファイルも公開すべきだろう。しかし、いくら日本の弁護士が機密資料の公開を求めても米国は応じまい。つまり、英米は「疚しい過去」や「不都合な真実」を隠したまま、日独を裁いたということになる。たぶん、アメリカの弁護士や裁判官は、心の底でこうした魔女裁判を「リンチ法廷」と見なしているはずだ。でも、自分の社会的地位を守りたいから、誰もが口をつぐんで知らぬ顔。悧巧な者は無口だ。
Deborah Lipstadt 001David Irving 222
(左 : デボラ・リプシュタット / 右 : デイヴッイド・アーヴィング )
歐米の知識人に勇気のある人は少ない。A.J.P.テイラーやパトリック・ブキャナンのように、従来の「歴史観」に刃向かったら、ユダヤ人勢力の総攻撃を食らって自滅となる。日本でもそうだけど、有名になる知識人というのは、民衆から尊敬されたいと望み、出来ることなら優雅な生活を送りたいと欲する高級種族。しかも、綺麗事を語るのが大好きな偽善者。日本学術会議にたむろってい連中をみれば判るじゃないか。リムジン・リベラルの先生達は、真実を喋って貧乏暮らしなんて真っ平御免である。英国のデイヴッイド・アーヴィング(David Irving)は、普通の大学教授が怠けて調べないドイツの一次資料を丹念に調べ、驚きの事実を数々公表したが、歐米ではネオ・ナチとか異端の歴史家扱い。ユダヤ人学者のデボラ・リプシュタット(Debora Lipstadt)から目の敵にされたアーヴィングは、「ホロコースト否定論者」との因縁をつけられ、訴訟沙汰に巻き込まれて多額の罰金を科せられた。こうした迫害を受けたアーヴィングは、憐れなことに破産状態へと陥った。こんな惨劇を見れば、普通の知識人はビビってしまうだろう。だから、ちょっと賢い歐米人は、どんなにユダヤ人が事実をねじ曲げ、勝手な歴史観をバラ撒こうが、絶対に反論しようとは思わない。日本人は自由な言論空間にいると思っているが、それは鉄壁の枠組みが透明で目に見えないからだ。しかし、勇気を持って主流の枠組みから逸脱し、「陰謀論」と馬鹿にされる世界に立ってみれば、別の景色が見えてくるかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68866346.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/603.html#c3
7. 2021年8月01日 19:19:28 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[50]
【ゆっくり解説】まさにレジェンド...女子大生叡智女優の先駆け"黒木香"をゆっくり解説!
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8. 中川隆[-17583] koaQ7Jey 2021年8月01日 19:20:44 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[51]
【ゆっくり解説】日本叡智の帝王...伝説のA◯監督”村西とおる”をゆっくり解説!
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和洋ポルノの違いを知ろう NOと言えないアメリカ人
http://amairisuki.blog.fc2.com/blog-entry-6.html
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1. 中川隆[-17582] koaQ7Jey 2021年8月01日 19:28:41 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[53]
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http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/155.html#c1
8. 2021年8月01日 19:39:49 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[54]
絶対に近づいてはいけない!やばすぎる新興宗教4選【ゆっくり解説】
2021/07/29
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/437.html#c8
3. 2021年8月01日 19:41:53 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[55]
酔った朝青龍、半グレをボコボコにした結果...【ゆっくり解説】
2021/06/15
ゆっくりアウトローな話
色々とお茶の間を騒がせた朝青龍、横綱引退にまで追い込まれてしまったあの事件についてゆっくり解説しました。
事件の真相は当事者にしか分かりませんので、この動画は特定の人を責めるものではありません。事実と異なる点などありましたら、ご指摘いただけますと幸いです。
それにしても、関東連合はスポーツ、芸能界と、いろんな業界のトラブルに絡んできますね。また、他の事件も取り上げていきます。
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http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/762.html#c3
9. 2021年8月01日 19:44:04 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[56]
【ゆっくり解説】リアルすぎる描写...昭和のヤバすぎる"叡智な映画"をゆっくり解説!【第2弾】
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1660.html#c9
21. 2021年8月01日 19:47:26 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[57]
[ゆっくり解説]ドイツ参謀本部(創成期〜シャルンホルスト)
2021/07/29
〈対ナポレオン戦争時のプロイセンの戦い方〉
ナポレオンは紛れもない軍事の天才です。
この時期のヨーロッパでは真正面から戦って勝てる人間が誰もいなかったため、ドイツ参謀本部の生みの親であるシャルンホルストはナポレオンとは直接戦わずにフランス軍に勝つ方法を考えました。
どういう方法かというと、ナポレオンがいない戦線で戦い勝利を収めるというものでした。
フランス軍には本物の天才はナポレオン以外にはダヴーくらいしかいなかったので、その天才以外と戦って極力勝利を掴むような戦い方をしました。
それならナポレオンが来たらどうするのかというと、逃げるか、負けたとしても被害が少しでも出ないような戦い方をしました。
そして、ナポレオンがいなくなったらまた違うフランス軍を撃破するべく軍事行動を起こす、という戦い方でした。
それでひたすら相手を消耗させる、というのがプロイセンの戦略プランです。
ナポレオンがプロイセンだけと戦っていれば何とかなったのかもしれませんが、周りが敵だらけで兵を色々な所に出さなければならなかったため、それがプロイセンに有利に働きました。
ナポレオンは確かに天才ではあって一人しかいないため、自分がいない所ではどうしても部下の将兵の能力に依存した戦い方をするしかなかったのです。
このような天才ナポレオンのワンマンというフランス軍の弱点を見抜いてヒット・アンド・アウェイで消耗させたというのがシャルンホルストの生み出した戦い方でした。
シャルンホルスト亡き後この戦い方を受け継いだのがグナイゼナウで、そのグナイゼナウがブリュッヒャーという大して学はないけど敵軍に勇敢に突っ込むことは出来る人と組んでフランス軍と戦い、そして最終的には(幸運も味方して)ワーテルローの戦いで勝利を掴むことになります。
参考文献(以下、敬称略)
・ドイツ参謀本部(渡部昇一)
・ドイツ参謀本部(バリー・リーチ)
[ゆっくり解説]ドイツ参謀本部の歴史(後)
2021/08/01
動画では言いませんでしたが、普仏戦争でプロイセン軍が勝利した理由の一つに最新式の大砲を使ったというのが挙げられます。
これも鉄道やドライゼ銃同様に戦争で大きな効力を発揮しました。
この当時のフランス軍は砲兵技術はヨーロッパ第一という定評はあっても「着発信管」かつ「口装が青銅製」の大砲を使っていました。
簡単に言うと旧式で、対するプロイセン軍は「曳火信管」で「鋼鉄製後装」の最新式の物を使っていました。
発射スピード、命中率、輸送のしやすさ等でフランス軍を圧倒しており、これがフランス軍を打ち負かす大きな要因になりました。
また、騎馬隊の運用もプロイセン軍はフランス軍よりも優れていました。
ナポレオン時代同様に密集攻撃に運用の主眼を置いていたフランス軍と比べて、プロイセン軍は銃火器・大砲が発達した時代ではそれは通用しないと読んで、偵察や警戒もしくは側背面攻撃にメインで使うようにしていたのでこれが大きな効果をもたらしました。
ナポレオン3世がセダンで捕虜になったのもこの騎兵を使った情報収集があったればこそだったようです。
とここまでまるで専門知識があるように言っていますが、この動画を作っているヒドリという人は歴史が好きというだけで特別人より歴史に詳しいわけでも、軍事に対して特殊な才能があるわけでもありません。
ただ、本に書いてあることをご紹介しているだけです。
ですので、その点悪しからず。
参考文献(以下、敬称略)
・ドイツ参謀本部(渡部昇一)
・ドイツ参謀本部(バリー・リーチ)
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/475.html#c21
1. 中川隆[-17581] koaQ7Jey 2021年8月01日 19:55:03 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[58]
動物たちが持つ信じられないような『第六感』
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/789.html
水道の栓ひねる「天才」カラス 飲む浴びる、調節も自在
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/937.html
鳥頭でないカラスの「未来計画」能力、研究
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/797.html
単なる「鳥頭」ではない、ハトに時間と空間の識別能力 米研究
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/795.html
「危険な人間」声で聞き分けるアフリカゾウ、マサイ族の男に防御反応 米で論文
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/432.html
馬は人の表情を認識、怒り顔に心臓バクバク 英調査
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/684.html
▲△▽▼
死んだ仲間を必死で守るリス、近寄るカラスに立ち向かう
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/367.html
猫が猛犬に体当たり、飼い主の子ども救う
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/266.html
犬はなぜ飼い主を守るのか――科学的な理由を探る
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/284.html
死んだ愛犬を再生 クローン犬ビジネス
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/127.html
オオカミってやっぱすごい! ほんの少数のオオカミの群れが自然に奇跡をもたらすまで(米イエローストーン国立公園)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/632.html
悲しいから鳴く?オオカミの遠吠えの意味
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/656.html
犬の起源は欧州、狩猟時代にオオカミが家畜化
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/512.html
犬は猫よりも賢い 、国際研究で結論 神経細胞数を計測
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/796.html
飼いネコ:アジアでの進化は欧米と別
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/577.html
▲△▽▼
札幌はいつまでヒグマを放置し続けるのか?
http://www.asyura2.com/09/ishihara13/msg/658.html
ヒグマ注意
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/573.html
キタキツネ物語
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/608.html
キタキツネ物語の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/609.html
畑正憲 子猫物語
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/622.html
▲△▽▼
新しいチンパンジー学 わたしたちはいま「隣人」をどこまで知っているのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/635.html
チンパンジーよりもヒトに近いボノボ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/673.html
性の進化論 女性のオルガスムは、なぜ霊長類にだけ発達したか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/741.html
▲△▽▼
ムツゴロウの黒い噂 と 伝説の御蔵入りインタビューなど
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/621.html
死ぬまで拘束…日本人が知らない「乳牛の残酷生涯」
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/719.html
犬猫をたくさん飼った末に起きた「惨状」の数々
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/692.html
大矢誠が猫グロ虐待で逮捕! 2ちゃん生き物苦手板のカールおじさん
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/751.html
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/156.html#c1
2. 中川隆[-17580] koaQ7Jey 2021年8月01日 19:55:48 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[59]
2019年03月14日
動物に「意識」はあるのか?
by Oleksandr Pidvalnyi
https://gigazine.net/news/20190314-journey-into-animal-mind/
動物に意識が存在するのかどうかという問題に関する議論は、動物が持つ知能や外界に対する反応が明らかになるにつれて増しています。The AtlanticのライターであるRoss Andersen氏が動物の意識について、生き物を傷つけない教義を厳守するインドの宗教、ジャイナ教についての思索を交えながら考察しています。
Do Animals Have Feelings? - The Atlantic
https://www.theatlantic.com/magazine/archive/2019/03/what-the-crow-knows/580726/
ジャイナ教は徹底した苦行と禁欲主義によって知られる宗教であり、人間に対する非暴力だけでなく、ほかの生物に対しても害をなさないアヒンサーの教えが重要だとされています。ジャイナ教徒の多いグジャラート州を訪れたAndersen氏は、白衣に身を包んだジャイナ教の僧が、なるべく地面の生き物に影響を与えないように車を使わず裸足で歩く様子を見たとのこと。全ての生き物には感情や欲望といった意識が存在すると信じるジャイナ教の僧たちは、できるだけほかの生物に害をなさずに過ごすことを重視しています。
アジアにおいて動物に意識があるという思想が発達した一方で、西洋では長らく「動物に意識は存在しない」と考えられていました。意識は人間にだけ授けられた神の贈り物であり、チャールズ・ダーウィンが自然選択説にもとづく進化論を提唱してからも、多くの科学者は意識が人間に特有なものであると考えていたとのこと。
しかし、近年では霊長類や犬、ゾウ、クジラといった哺乳類が高い知能を持っており、意識を持っている可能性が高いという主張が盛んです。哺乳類でないタコにも高い知能が存在することがわかっており、どの動物に意識があってどの動物に意識がないのかといった議論に答えは出ていません。また、意識についての科学的研究は困難であり、これから先もしばらくの間、明快な科学的説明がされることはないかもしれません。
by blickpixel
動物の意識とジャイナ教について興味を持ったAndersen氏は、ジャイナ教の信徒によって運営されている「鳥の病院」を訪れました。鳥の病院には大勢のジャイナ教徒がケガをした鳥を持って訪れ、専門の医師が鳥の治療に当たっています。鳥の病院で働く獣医のDheeraj Kumar Singh氏は、運ばれてきたハトやインコ、カラスといった鳥に対して治療を施し、再び飛べるようになると自然に離しているとのこと。
鳥の中には非常に高い知能を持つ種類がいることが、これまでの研究で知られています。カササギは哺乳類以外で初めて動物が視覚的な自己認知能力を持っているか否かを調べる「ミラーテスト」に合格しており、オーストラリアには「火を使って狩りをする鳥」が存在することも確認されました。
火を使って狩りをする鳥の存在が確認される - GIGAZINE
また、カラスも体の大きさに比べてかなり大きく、ニューロンの密度が高い脳を持っており、高い知能を持っていることで知られています。2018年にも、カラスは複数の道具を組み合わせ、エサを取るために必要な道具を作り出せるという研究結果が発表されています。
カラスはバラバラのパーツを組み立てて便利な道具を作り出すことができる - GIGAZINE
Singh氏が世話している1匹のカラスは非常に賢く、お腹がすいた時に独特の鳴き声でエサを催促するそうです。これまでに巣立ったカラスの中にも、自由になってからもしばらく鳥の病院の周囲に現れ、まるでお世話になったSingh氏を探すかのような動きを見せる個体がいるとのこと。
このように、鳥は非常に賢い存在であるとみられていますが、人間の脳で重要な役割を果たしている大脳が鳥においては未発達であり、鳥の脳は人間の脳と大きく違います。Andersen氏はもしもカラスが意識を持っているとするならば、鳥類に意識が発生した2つのパターンが考えられるとしています。1つ目のパターンは人間と鳥がそれぞれ違った脳を発達させ、その中でお互いに別個の意識を発生させたというもの。2つ目のパターンが、人間と鳥が別の存在として進化していく以前から、動物には意識が備わっていたというパターンです。
「いずれのシナリオにしても、動物の脳がこれまで以上に簡単に意識を発生させることが可能だと信じる理由になります。ひょっとすると、世界中の大小さまざまな動物が今もそれぞれに鮮やかな意識を経験しているかもしれません」と、Andersen氏は述べました。
by pixel2013
また、鳥よりも人間とかけ離れているように見える魚にも、近年では意識の存在が疑われています。魚にも痛覚があるという見解が科学者の中で広がっているほか、ミラーテストをクリアした魚の存在が研究者らに衝撃を与えるといった事態が起こっています。
「魚も痛みを感じている」という見方が研究者の間でも広がりを見せている - GIGAZINE
「鏡で自分を認識する魚」が研究者に衝撃を与えたのはなぜなのか? - GIGAZINE
ジャイナ教の祖師とされる24人のティールタンカラの1人であるNeminathaは、結婚式の際に供宴の料理に使うために殺された動物たちの泣き声を聞き、悲しみによって出家したとされています。結婚式を中止して逃げ出す際、Neminathaは生き残った魚を川に放してあげたとのこと。
そんなNeminathaが入滅したとされるギルナール山はジャイナ教の聖地であり、Andersen氏は実際にギルナール山を登ったそうです。登山道には出家したジャイナ教の信者がおり、信者は生き物をうっかり吸い込まないように、口元を白い布で覆っていたとAndersen氏は述べています。
ギルナール山にあるジャイナ教の寺院へ向かう道中、Andersen氏は1匹のスズメバチが飛んでいるのを見かけました。ハチは人間との共通点が薄い存在と思われており、実際にハチと人間に共通する祖先にたどり着くには7億年もさかのぼらなくてはなりません。
しかし、そんなハチは「ゼロの概念」を理解し、自身の知識をほかの固体に教えることすらできることが判明しています。
ミツバチは「ゼロ」の概念を理解できると判明 - GIGAZINE
ハチは互いに「教師」「生徒」となり技術を教えあうことができる - GIGAZINE
さすがに人間とハチが持つ意識のありようは大きく違うかもしれないものの、さまざまな研究結果が発表されている今では、ハチにだって意識がないとは言い切れないとAndersen氏は述べました。
https://gigazine.net/news/20190314-journey-into-animal-mind/
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/156.html#c2
4. 2021年8月01日 22:54:29 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[60]
【関東編】半グレ5選
2021/07/30
ゆっくりアウトローな話
関東エリアを拠点とする半グレ組織をゆっくり解説しました!今回は、関東連合と前橋ブラットについては取り上げていませんが、興味ある方は下記の動画もどうぞ!
▼前橋ブラットがヤクザ事務所に乗り込んだ結果...
https://youtu.be/StEtfDSEH10
▼関東連合と朝青龍
https://youtu.be/eQ9uA0sjjRk
▼木村兄弟vs関東連合
https://youtu.be/bin5pI4jfOM
▼残虐王子と呼ばれた男!見立真一
https://youtu.be/2ufs-Dm76XY
【今回取り上げた東京の半グレ組織】
@怒羅権(ドラゴン)
A大田連合
B全日本狂走連盟
C打越スペクター
D東京ブラザーズ
主観的な感想も交えてお伝えしますので、異論反論あるかと思います。
また、なるべく正確な情報を調べてお伝えするようにしておりますが、間違いや誤字脱字などのミスもあるかと思います。その際は、コメント欄またはツイッターよりご指摘いただければと思います。
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【関西編】半グレ7選【ゆっくり解説】
2021/08/01
【目次】
@強者(ツワモノ)
AO7(アウトセブン)
Bアビス
Cヤオウ
D軍団立石
E風花一門
F89(バグ)
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http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/762.html#c4
1. 中川隆[-17579] koaQ7Jey 2021年8月01日 23:03:24 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[61]
【都市伝説】ジブリも隠すとなりのトトロの真相?!戦後日本の怪事件File3狭山事件【知ってるつもり】
2019/03/05
【新説】トトロはやっぱり死神だった? ジブリが否定し続ける本当の理由とは【 となりのトトロ 都市伝説 】
2019/05/18
20年以上囁かれていたトトロのあの都市伝説...
ジブリの陰謀を暴く!!
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/157.html#c1
2. 2021年8月01日 23:06:52 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[62]
岡田斗司夫ゼミ#246(2018.9)大人のための『となりのトトロ』学入門!人類と戦争して滅ぼされたトトロ族、ネコバスの正体と水木妖怪との対決など、知られざるトトロの奥深さ
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00:00 オープニング〜『となりのトトロ』
04:06 ネコバスとは何か
09:18 ススワタリとは何か
13:01 トトロとは何か
27:00 鬼界カルデラ
36:02 宮崎作品の中での循環
41:20 オモテ放送エンディング
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/157.html#c2
3. 中川隆[-17578] koaQ7Jey 2021年8月01日 23:08:29 : bpJXXhrmJA : UTkxbGw4d0VLOW8=[63]
ジブリ特集7 君はまだ“本当のトトロ“を知らない!『となりのトトロ』のダークサイドとは何か?【UG動画】/ OTAKING explains "My Neighbor Totoro"
2020/08/14
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