125. 2020年8月22日 10:11:53 : 2CSnOa5cWA : UmhadERDT1ZMQnc=[1]
ここまでのやり取りを見ていても、日本におけるPCR検査への不信や逆に盲信というものは、捏造報道によって起こされているとしか判定できない。
時折指摘されているが、半日以内の検査時間で診断結果を告知できるとすれば、それは「抗原検査」であって、PCR検査ではない。
日本の医療機関には、ほとんどの機関において、この抗原検査は行えるが、PCR検査は設備が不在なので、行うことは不可能だ(検体採取は可能)。
本件は大きく2つの問題があって、⑴ PCR系検査と抗原検査の混同または取り違え ⑵ PCR法で検視する対象がNRA遺伝子なのかcDNA遺伝子なのか
⑴も⑵も検査時間に関わる問題なので、まずは何が何分かかるかを明示する必要があると思われる。
@cDNAの合成
https://toxico.nibiohn.go.jp/seika/03-SOP/GEN110_cRNA合成__ver.4_S.pdf
4 操作手順
4-1 IVT 反応
1) 1.5 mL 容マイクロチューブ(蓋に識別番号を記載)に、サンプル溶液(クリーン アップ済みの 2nd cDNA)を 10 μL ずつ分注する。
注)サンプルの分注時のチップはサンプル毎に交換する。チューブの先端以外に
ふれないように分注すること。チューブの先端以外に付着した場合は、IVT 反応 用 master mix を添加した後に、チップを交換する。
2) 各チューブに IVT 反応用 master mix 30 μL を分注する。タッピングで混合し、ス ピンダウンする。
注)IVT 反応用 Master Mix を分注する際に、チップに残るようであればチューブ の内壁(上方)に付けてもよい。チップは、サンプルごとに交換する必要はない が、サンプルに付着した恐れがある場合は、速かに交換する。
3) 300 rpm でミキシングしながら 37°Cで 16 時間反応させる(エッペンドルフ製ヒ ートブロック使用)。
注)プログラム(“■37°C、16 hr、300 rpm→■■4°C、forever”)を使用する。
4) 反応後、保存する場合は、-80°Cで保存する。
トータル時間は、前検査から次の検査への移行作業の時間で前後するので、これ以上ということしかできないが、工程の3)に、16時間の反応とあり、これより短時間でRT-PCR検査が行われたとすれば、それは間違いである(虚偽とは書かないようにしておく)。
APCR検査
このスレでは、RNAをcDNAに合成するということへの争いは無いようなので、ここは単純に、PCR検査をcDNA検出ののち、その媒体へPCR法を適用するということで良いはずなので、この工程(通常3時間程度)がプラスされる。
※
B抗原検査
http://www.hc.u-tokyo.ac.jp/covid-19/tests/
5.抗原検査とはどのような検査ですか?
抗体が認識するウイルス構成成分(表面のタンパク質など)が抗原となりますが、抗原検査は鼻腔や咽頭の拭い液を用いて新型コロナウイルス抗原の存在を調べるものです。
抗原検査は抗体検査と比較して感染早期に検出可能であり、また抗原検査キットによりPCR法と比較して検査が簡便で早期に検査結果が判明する利点があります。一方で開発には抗原を認識する良質な抗体の作製が必要であるのでキットの開発に時間がかかる事、検体はPCRと同様に鼻腔や咽頭の拭い液を用いる事もあり、感度が問題となる事が短所になります。
抗原検査キットは富士レビオ社が開発したエスプライン SARS-CoV-2(イムノクロマト法)が保険適応となりました。結果が陽性の場合は確定診断となり、また発症から2-9日目に関しては、結果が陰性の場合でも追加のPCR検査が必須としない (他は追加のPCR検査を必要とする) 方針となりました。これはこの期間中は抗原検査で陽性であるのに十分なウイルス量を有する研究結果から基づいています(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000640452.pdf)。
また、専用の測定機器が必要になりますが、ルミパルス SARS-CoV-2も承認されており、発症後9日以内の有症状者が対象ですが唾液を用いた検査が可能となっています。抗原検査における厚労省のガイドラインは https://www.mhlw.go.jp/content/000640554.pdf にありますが、無症状者に対する使用は現時点では適さないと考えられています。
※岡江久美子氏の亡くなった過程を思い浮かべていただければ良く分かるのだが、発熱の症状が出ていないから、検査をする必要がないと言われていたことなどから、久美子氏に適用しようとしていた対象検査とは、発病後9日以内が検査期日として特定されている、この抗原検査だろう。
(PCR法によるRNA検査なら発病の有無は関係ない)
しかし日本の報道で、この新型コロナ対象検査が、久美子氏の受けられなかった検査をPCRと呼んでいる(または日本国民として認識している)ことは、ほぼ間違いないだろう。
そうすると、抗原検査は、言われるように半日以内に診断結果を告知することが可能なのである。
どうも問題は、ここにあり、日本では抗原検査のことをPCR検査と呼んでいそうだ。
http://www.asyura2.com/20/iryo6/msg/311.html#c125