1. 2021年2月09日 01:36:41 : hfqaTMF90k : UHlNc0ljNFRucy4=[1]
聖なる文書の示すその方(キリスト)の神秘的な神聖によれば、
「初めに、言葉(ロゴス)と呼ばれる方がいた。言葉は神と共にいて言葉は神のようだった。この方は初めに神と共にいた。全てのものはこの方を通して存在するようになり、彼を通さずに存在するようになったものは一つもない。」(ヨハネ福音書1:1-3)。
のである。
実際、これはまたすべての預言者の中の最古の人である偉大なモーセの教えでもある。彼は神の霊につき動かされて万物の生成と秩序について書き記したが、そのとき彼は、万物の創始者にして創造者である神がキリストご自身に、すなわち、ほかならぬご自身の聖なる初子であるロゴスに下位の被造物の創造にあずからせ、人類創造あたってこのロゴスと言葉を交わした、と教えている。
彼は言っている。
「『なぜならば、』と神は言った。『われわれは、われわれのイメージにしたがってわれわれにかたどって人間をつくろう』と。」(創世記1:26)
別の預言者も、『詩編』の中でその方に神性を与え、その発言を補強している。
「その方は言った。すると、彼らは儲けられた。
その方は命じた。すると、彼らは創造された。」(詩編33:9)
モーセは父にして創造者である神を、王のような会釈で命じる万物の指揮官として紹介し、一方、私たちが宣べ伝える聖なるロゴスそのものを、父に次ぐ位にあって父の命令を実行する方としている。
(エウセビオスの教会史「教会史のための序章」〜キリストが先在のロゴスであったこと他〜)
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