36. 2023年5月03日 05:44:55 : Ew8mIhfExY : UGRFYU5idjlaWmM=[1]
> 毎回、毎回、良い勝負だったともいえない勝負がつづく。
そのたび、投票率が低かったから、そう言い訳をしてきたのだが……。
最近は、その考えが違うんじゃないかと思えてきたところだ。
多くの人が政治に関心を持ち、投票率が跳ね上がっても、多くの人が
野党側に投票するとは限らない。
◇
ゲンダイも然りだが、最近は選挙に行かない無党派が
何やら一番賢い()かのような言説が多い。そして、それを信じているから
一喜一憂の誤読が起きる。
そもそも政策について何か一つでも自分の関心分野をもって
与党の法案や国会答弁を吟味したうえ法制に照らし、その正誤、評価を下す――
それを本気でやろうと思えば、
新書レベルの入門書から始めて数冊は関連書を読まなきゃわからないもの。
中高生時代、そして一般教養レベルの時事問題に社会人として興味を持つ、
「それができる下地がないから」有権者の6割は投票なんて行く理由がないのさ。
孫引きや拾い読みを下敷きにしたアジ演説で投票場に足を運ばせるなんてどだい無理な相談。
作家として、無党派を僭称する怠け者の愚民を啓蒙するなら、
週刊誌コラムではなく本業の作家としての仕事が先じゃないのか。
こういう雑な話を読んでも、得るところは乏しい。
純粋に 室井氏自身が世の中を理解するために学んでいるようには思えない。
過去に同居女性を殴って有罪判決が出ているような、粗暴なわいせつ男でも
このくらいのことは書いてるんだ。目先の政局に振り回されいても、
野党支持者の正義は遠のく一方、そう思うがな。
>つまり世の中の6割近くの人々は、そもそも選挙に行かないのだ。
(中略)
>そんな中で今般の「小西洋之の処分」は断行された。事の経緯や処分の軽重を論ずるまでもなく、
「『世の中の6割以上の人々』を除外した母数の中にだけに存在する『立憲民主党に
クレームを入れてくる人』に左右される」というその姿勢には、失笑を禁じ得ない。
(中略)
>挑戦者に残されたものは、もともと小さい層のうち、
>勝者が過半数を取り去った、いわば「食べ残し」である。その食べ残しの中に存在する
>「支持してくれる人」「支持してくれそうな人」「クレームを入れてくる人」のあいだに立ち、
>右顧左眄し狐疑逡巡の態度を見せていては、一生、勝機など訪れようはずがない。
> ならば「世の中の6割以上の人々」を直視する他ない。その具体的なありようが、
>勧誘なのか啓蒙なのかはともかく、置き去りにされた「世の中の6割以上の人々」に
>飛び込むしか手段はなかろう。
> そうしてこそはじめて、改選前わずか10議席であった立憲民主党が一躍15議席までに
>飛躍した、小西洋之の地元・千葉県議会議員選挙のような勝利を、手にすることができるだろう。
『月刊日本』 2023年5月号 菅野完
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