16. 2019年12月07日 08:28:21 : 1QfWllnAgn : UFBKTHpkL1V1bHM=[1]
メディケイドとは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%89-644094
アメリカ合衆国連邦政府による低所得者向けの医療保険制度。1965年の社会保障法改正により,高齢者向け医療保険制度のメディケアとともに創設された。65歳未満の低所得者と 65歳以上でメディケア給付金を使いきった人々を対象とする。
財源は連邦政府と州が共同で出資し,連邦政府が 50〜80%を負担する。州は公的扶助の対象者全員にメディケイドを提供しなければならない。
各州がそれぞれ広範な連邦政府の指針のもとに加入基準を定めるが,一般的に所得や資産が一定の水準を下回る人に提供される。
通院・入院,医師・看護師による医療行為,在宅医療,家族計画,検診が給付の対象となる。
メディケア同様,メディケイドもすぐに当初の想定より肥大化し,連邦政府は制度内の支出を減らすために 1972年から費用抑制策を講じるようになった。
1980年代に入ると払い戻し金の低さを理由にメディケイド対象の患者を拒否する医師が増えた。
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メディケアとは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B1%E3%82%A2-141508
1965年に制定,1966年から実施されている米国の公的医療保険制度。米国には全国民を対象とした公的な健康保険制度はなく,メディケア以外には生活困窮者を対象とする〈メディケイドmedicaid〉しか公的な医療保険はない。
メディケアの受給資格は
(1)65歳以上で,メディケアに加入している企業などで本人または配偶者が10年以上働いていた者,
(2)慢性腎臓病の患者,
(3)障害者――のいずれかで,1997年現在で3700万人の受給者がいる。
パートA(入院・手術・リハビリテーションなど)と任意保険のパートB(外来)の2種類があり,パートAの財源は社会保障税でまかなわれるため,保険料を払わなくてよい。パートBは月額43.8ドル(1998年)の保険料と連邦政府の一般歳入からの拠出金で運営され,患者が医療費の20%を負担する。
なお,メディケア以外の民間医療保険にも別に加入することもでき,1999年からはこうした任意保険を通じてメディケアのサービスを受けることも可能になる。
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HMO(エイチエムオー)とは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/HMO-162756
アメリカの会員制医療組織。特定の地域または環境に住む個人を対象とし,入院,外来,救急,一般開業医,専門医,リハビリテーション,ナーシングホーム,ホームヘルスケア,予防検診,健康増進等包括的な医療サービスを提供する。
会員はあらかじめ設定した月単位の予測医療費を保険料として支払うと,自己負担等の付加費用をほとんど支払うことなくサービスを受けることができる。
HMOは病院に患者の有無にかかわらず一定額を支払うため,病院の収入は安定し,医療資源の効率化,過剰診療防止などの効果も期待できる。
会員は特定の医療機関にしかかかれないが,安くつき,HMOは予防事業に力を入れることで収益を上げられるというメリットがある。
反面,老人の増加等で財政の危機もささやかれている。
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かつては,米国でも医師が報酬を水増しするため,過剰な診療や薬剤投与を行う例が多かった。このため,医療費抑制を目的としてHMOが登場。これによって医療費は,1992年までは年率13%で上昇していたものが,現在では3%程度にとどまっている。
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/842.html#c16