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[近代史5] 輸出企業が日本を滅ぼす _ 輸出超過額と対外資産が増える程 日本人はどんどん貧しくなっていく 中川隆
10. 2022年1月07日 08:38:45 : Mn2VeO2Opg : UE9lTzVVT0NYclU=[1]

2022年01月07日
これからの日本は輸出ではなく輸入で国が栄える

バナナを100円で輸入して200円で売ると、日本のGDPは100円増えます。
日本人がバナナを国産化したら、日本中が貧しくなるだけです
これを日本政府は30年続けてきた


日本のサッカーがどんどん弱くなった理由

今から20年前の2002年に日韓ワールドカップがあり、日本チームはそこそこ活躍して「サッカー一流国だ」という意識が高まりました。

当時の日本代表は全員が国内チーム所属で、海外チーム経験があったカズは代表に選ばれなかった。

これではいけないという事で欧州に選手を派遣する事になり、20年間で多くの日本人選手が欧州に旅立った。


それで結局どうなったかというと日本のWカップ成績は2002年のベスト16が最上位、2010年と2018年もベスト16でした。

今ではW杯出場選手のほぼ全員が海外チーム所属で、国際大会の時だけ「出稼ぎ」のように集まっています。

これを野球の日本代表と比べると、野球はアメリカチーム所属選手が代表を拒否する為、全員が国内チーム所属選手です。


野球やサッカーのようなチームスポーツでは、全員が集まって練習するべきで、その機会がないサッカーは今後もベスト16どまりでしょう。

サッカーの間違いは人材を国外に流出させたことで、選手個人は強くなっても日本代表は強くならない。

野球が正しいわけではないが、日本国内に強い選手を置いた方が、国際大会では有利になります。


スポーツ選手が海外に出るのは経済的には『輸出』であり、外国人選手が日本に来るのは『輸入』と置き換えられます。

日本人選手がどんどん海外に出ていけば国内が空洞化し、栄えるどころかそのスポーツは衰退するでしょう。

国内で大きな大会を開催し外国人選手を受け入れた方が、日本国内でそのスポーツは栄えます。

財務省の間違い

今までの日本経済は輸出だけを重視し輸入は損失だと考えられていて、今も財務省のHPには「輸出はGDPにマイナス」と書いてあります。

それを見た人は得意げに「輸出はGDPを増やすが輸入はマイナスなんだよ」とSNSで語ったりしています。

輸出は輸入した原材料との差額がGDPに加算されますが、輸入もGDPに加算されるのはまったく知られていません。


例えば牛肉を一杯分50円で輸入しその他の輸入原価も50円として100円を輸入し、400円の牛丼を販売すると300円がGDPになります。

最近ガソリンが値上がりしていますが、原油価格は1Lあたり54円(1バレル75ドル、1ドル115円)になっています

ガソリン価格はレギュラー160円なので、運賃などのコストを引いて日本で2倍近くの値段で売られています。


ガソリンを輸入してGSで売って、自動車に入れてその自動車が売り上げや消費を産み、差額はGDPに加算されます。

日本が外国から輸入するものは何でも、およそ2倍以上の付加価値をつけて国内で消費するか製品として外国に輸出しています。

すると日本は「輸入を増やせば増やすほどGDPが増える」のですが財務省の役人には分からないらしいです。


国会議員の高齢者は「輸入は損で輸出だけがGDP」と聞かされているので、一生懸命輸入を減らして輸出を増やそうとしました。

だが「輸入を増やすほどGDPが増える」なら「輸入を減らすほどGDPも減る」ので、どんどん日本のGDPは縮小しました。

これが橋本、小泉、安倍、その他の経済運営がすべて失敗した理由で、同じ事をするなら今後も失敗し続けます。

https://www.thutmosev.com/archives/87485215.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/144.html#c10

[近代史5] 世界一の金持ち国家・日本が貧しくなった訳 中川隆
9. 中川隆[-14295] koaQ7Jey 2022年1月07日 08:40:57 : Mn2VeO2Opg : UE9lTzVVT0NYclU=[5]

2022年01月07日
これからの日本は輸出ではなく輸入で国が栄える

バナナを100円で輸入して200円で売ると、日本のGDPは100円増えます。
日本人がバナナを国産化したら、日本中が貧しくなるだけです
これを日本政府は30年続けてきた


日本のサッカーがどんどん弱くなった理由

今から20年前の2002年に日韓ワールドカップがあり、日本チームはそこそこ活躍して「サッカー一流国だ」という意識が高まりました。

当時の日本代表は全員が国内チーム所属で、海外チーム経験があったカズは代表に選ばれなかった。

これではいけないという事で欧州に選手を派遣する事になり、20年間で多くの日本人選手が欧州に旅立った。


それで結局どうなったかというと日本のWカップ成績は2002年のベスト16が最上位、2010年と2018年もベスト16でした。

今ではW杯出場選手のほぼ全員が海外チーム所属で、国際大会の時だけ「出稼ぎ」のように集まっています。

これを野球の日本代表と比べると、野球はアメリカチーム所属選手が代表を拒否する為、全員が国内チーム所属選手です。


野球やサッカーのようなチームスポーツでは、全員が集まって練習するべきで、その機会がないサッカーは今後もベスト16どまりでしょう。

サッカーの間違いは人材を国外に流出させたことで、選手個人は強くなっても日本代表は強くならない。

野球が正しいわけではないが、日本国内に強い選手を置いた方が、国際大会では有利になります。


スポーツ選手が海外に出るのは経済的には『輸出』であり、外国人選手が日本に来るのは『輸入』と置き換えられます。

日本人選手がどんどん海外に出ていけば国内が空洞化し、栄えるどころかそのスポーツは衰退するでしょう。

国内で大きな大会を開催し外国人選手を受け入れた方が、日本国内でそのスポーツは栄えます。

財務省の間違い

今までの日本経済は輸出だけを重視し輸入は損失だと考えられていて、今も財務省のHPには「輸出はGDPにマイナス」と書いてあります。

それを見た人は得意げに「輸出はGDPを増やすが輸入はマイナスなんだよ」とSNSで語ったりしています。

輸出は輸入した原材料との差額がGDPに加算されますが、輸入もGDPに加算されるのはまったく知られていません。


例えば牛肉を一杯分50円で輸入しその他の輸入原価も50円として100円を輸入し、400円の牛丼を販売すると300円がGDPになります。

最近ガソリンが値上がりしていますが、原油価格は1Lあたり54円(1バレル75ドル、1ドル115円)になっています

ガソリン価格はレギュラー160円なので、運賃などのコストを引いて日本で2倍近くの値段で売られています。


ガソリンを輸入してGSで売って、自動車に入れてその自動車が売り上げや消費を産み、差額はGDPに加算されます。

日本が外国から輸入するものは何でも、およそ2倍以上の付加価値をつけて国内で消費するか製品として外国に輸出しています。

すると日本は「輸入を増やせば増やすほどGDPが増える」のですが財務省の役人には分からないらしいです。


国会議員の高齢者は「輸入は損で輸出だけがGDP」と聞かされているので、一生懸命輸入を減らして輸出を増やそうとしました。

だが「輸入を増やすほどGDPが増える」なら「輸入を減らすほどGDPも減る」ので、どんどん日本のGDPは縮小しました。

これが橋本、小泉、安倍、その他の経済運営がすべて失敗した理由で、同じ事をするなら今後も失敗し続けます。

https://www.thutmosev.com/archives/87485215.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/507.html#c9

[近代史5] 明治維新と太平洋戦争の真相 中川隆
36. 中川隆[-14294] koaQ7Jey 2022年1月07日 08:47:03 : Mn2VeO2Opg : UE9lTzVVT0NYclU=[6]

2022.01.07ML
米国や英国とAUKUSという軍事同盟を結んだ豪州と日本は軍事的な関係を強めた
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202201070000/

 日本の岸田文雄首相とオーストラリアのスコット・モリソン首相は1月6日、「円滑化協定」に署名したという。これによって、自衛隊とオーストラリア軍は相手の国へ事前に話し合うことなく入国して軍事演習を行えるようになった。

 「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動」を利用して国全体を刑務所化したと言われいるオーストラリアは昨年9月、アメリカやイギリスと軍事同盟AUKUSを創設したと発表した。それと同時にアメリカとイギリスはオーストラリアに原子力潜水艦の艦隊を建造させるために必要な技術を提供するとも伝えられている。事実上、アメリカの核攻撃力を高めることになるだろう。

 一方、6月28日に防衛副大臣だった中山泰秀はネオコン系シンクタンクのハドソン研究所で講演、中国とロシアの脅威を強調、7月には2021年版の​防衛白書​が閣議で報告されたが、その中で「台湾をめぐる情勢の安定」が日本の「安全保障にとってはもとより、国際社会の安定にとっても重要」だと主張されている。

 アメリカが中国やロシアとの軍事的な緊張を高めている中、安倍晋三元首相は台湾のシンクタンク「国策研究院」が主催したフォーラムに参加、​台湾有事は日本有事であり、日米同盟の有事でもある​と12月に発言している。「ひとつの中国」という建前を否定したわけだ。

 この安倍は総理大臣だった2015年6月、赤坂にある赤坂飯店で開かれた懇親会で「​安保法制は、南シナ海の中国が相手なの​」と口にしたと伝えられている。

 日本とオーストラリアが軍事的なつながりを強めたということは、日本がAUKUSにつながることを意味する。そのAUKUSをロシア国家安全保障会議のニコライ・パトロシェフ議長は中国やロシアを仮想敵とする「アジアのNATO」だと指摘している。少なくともロシアや中国はそう見ている。そのAUKUSと日本は結びついたのだ。

 19世紀以来、日本はアメリカやイギリスの手先となってきた。日本列島は大陸を侵略するための拠点であり、日本人は事実上の傭兵だ。この構図は今も続いている。

 イギリスは1840年から42年にかけて中国(清)に戦争を仕掛けた。アヘン戦争だ。1856年から60年にかけても同じ構図の戦争、第2次アヘン戦争(アロー戦争)が行われている。イギリスはインド産のアヘンを中国へ売りつけようとしたのだが、この時、アメリカはトルコ産のアヘンを中国へ売りつけて大儲けしている。つまり、イギリスとアメリカは麻薬取引のライバルだった。

 アヘン戦争で勝ったイギリスだが、内陸部を占領するだけの戦力がない。そこで彼らは日本に目をつけた。

 アメリカやイギリスの私的権力は明治維新以来、日本に大きな影響を及ぼしてきた。イギリスの外交官として日本にいたアーネスト・サトウやアメリカの駐日公使だったチャールズ・デロングや厦門の領事だったチャールズ・ルジャンドルたちはいずれも日本に大陸を攻撃させたがっていた。

 ルジャンドルはアメリカへ戻る途中に日本へ立ち寄り、デロングと大陸侵略について話し合う。デロングは日本の外務省に対してルジャンドルを顧問として雇うように推薦、ルジャンドルは1872年12月にアメリカ領事を辞任して外務卿だった副島種臣の顧問になり、台湾への派兵を勧めた。その直前、1872年9月に明治政府は「琉球藩」をでっちあげて琉球を併合、74年5月に台湾へ軍事侵攻した。

 1875年9月に明治政府は李氏朝鮮の首都を守る要衝の江華島へ軍艦を派遣して挑発、「日朝修好条規」を結ばせて清国の宗主権を否定させることに成功、さらに無関税特権を認めさせ、釜山、仁川、元山を開港させている。

 朝鮮では1894年に甲午農民戦争(東学党の乱)が起こり、体制が揺らぐ。それを見た日本政府は「邦人保護」を名目にして軍隊を派遣、その一方で朝鮮政府の依頼で清も軍隊を出して日清戦争につながる。

 当時、朝鮮では高宗の父にあたる興宣大院君と高宗の妻だった閔妃と対立、主導権は閔妃の一族が握っていた。閔妃がロシアとつながることを恐れた日本政府は1895年に日本の官憲と「大陸浪人」を使って宮廷を襲撃して閔妃を含む女性3名を殺害、その際に性的な陵辱を加えたとされている。その中心にいた三浦梧楼公使はその後、枢密院顧問や宮中顧問官という要職についた。

 日本は1902年にイギリスと同盟協約を締結、04年2月に仁川沖と旅順港を奇襲攻撃して日露戦争が始まる。その際、日本に戦費を用立てたのはロスチャイルド系のクーン・ローブを経営していたジェイコブ・シッフだ。

 1905年5月にロシアのバルチック艦隊は「日本海海戦」で日本海軍に敗北するが、戦争が長引くと日本は持たない。そこで登場してくるのが「棍棒外交」のセオドア・ルーズベルト米大統領。講和勧告を出したのだ。9月に講和条約が調印され、日本の大陸における基盤ができた。

 講和条約が結ばれた2カ月後、桂太郎首相はアメリカで「鉄道王」と呼ばれていたエドワード・ハリマンと満鉄の共同経営に合意したのだが、ポーツマス会議で日本全権を務めた小村寿太郎はこの合意に反対し、覚書は破棄されている。アメリカの私的権力は中国への侵略を本格化させるつもりだったのだろうが、小村によって阻止された形だ。

 それに対し、アメリカ側の意向に従って動いていたのが金子堅太郎。金子は小村と同じようにハーバード大学で法律を学んでいるが、彼らの2年後輩がセオドア・ルーズベルトだ。1890年に金子とルーズベルトはルーズベルトの自宅で合い、親しくなる。

 日本政府の使節としてアメリカにいた金子は1904年にハーバード大学でアングロ・サクソンの価値観を支持するために日本はロシアと戦っていると演説し、同じことをシカゴやニューヨークでも語っていた。日露戦争の後、ルーズベルトは日本が自分たちのために戦ったと書いている。こうした関係が韓国併合に結びつくわけだ。(James Bradley, “The China Mirage,” Little, Brown and Company, 2015)

 アメリカやイギリスの手先として日本は琉球と台湾を含む封鎖線を作り上げた。その南にあるフィリピンをアメリカは1898年に植民地化、その際に住民を虐殺している。アメリカにとって、このフィリピンも大陸を侵略する拠点であり、独立を容認しない。

 アメリカは中国やロシアを経済や軍事で恫喝、屈服させようとしているが、中国もロシアも屈服しない。恫喝をエスカレートさせれば軍事的な緊張は高まり、どこかの時点で戦争が勃発する可能性がある。そうなれば、日本は戦争の最前線になり、廃墟と化すことは避けられない。原発が無傷でいられるとも思えない。

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202201070000/
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/390.html#c36

[近代史5] 世界的インフレは株価暴落を引き起こす 2022年株式市場見通し 中川隆
5. 2022年1月07日 12:28:06 : Mn2VeO2Opg : UE9lTzVVT0NYclU=[7]
2022年の株式市場はインフレと金融引き締めで暴落する
2022年1月6日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/18367


この話はここの読者には何もニュースではないのだが、一度今年の株式市場の見通しを纏めておくのも良いだろう。

コロナ相場の終わり

株式市場はコロナ以後非常な勢いで上昇してきた。以下は金融市場の中心である米国株のチャートである。この上昇が終わる時、日本株を含めたすべての市場が終わる。


人は上がっているものは上がり続けると考えるもので、最近「株を始めました」の声を聞くことが多いように思う。金融家は当然ながら、そうした声を天井のサインとして受け取っている。株を始めたばかりの人には有難くない話だろう。

上昇相場を終わらせるものは多くの場合、中央銀行による金融引き締めか、実体経済のバブル崩壊である。2018年の世界同時株安は前者、2008年のリーマンショックは後者だった。

そして2022年にはその両方が訪れようとしている。警戒していない人は何を考えているのだろうか。

インフレが金融引き締めを強制する

そもそもコロナ相場はアメリカで行われた莫大な現金給付と量的緩和によって上昇してきた。日本株の上昇はそれに従ったに過ぎない。米国株が上がれば他の国の株も上がる。相場が怪しくなってくればまず他の国の株が下落し、最後に米国株が落ちる。2018年のケースを思い出してほしい。

世界同時株安を予想できた理由と株価下落の原因 (2018/10/28)
今のところ米国株は急落していない。それはまだ金融引き締めが本格化していないからである。アメリカで3回行われた現金給付は2021年3月を最後に行われていないが、金融引き締めはと言えば、中央銀行は利上げに向けて動き始めたばかりだ。

そもそもアメリカがコロナ以後の金融緩和を撤回して利上げに動かなければならなくなったのは、インフレを抑えるためである。

現金給付で1人あたり最大3200ドル(およそ36万円)もの現金をばら撒けば物価が高騰するのは当たり前の話で、人々はインフレは良いものだというリフレ派の妄想を熱心に信仰していたのだが、実際に物価が高騰して初めてようやく「物価が上昇する」(インフレーション)という言葉の意味を理解し始めたようである。

ポール・チューダー・ジョーンズ氏: インフレはどんどん酷くなる
人々はずっとインフレを支持していた。筆者は何度も疑問を投げかけた。しかし「物価上昇」という4文字はそれほど理解が難しいことだろうか? もう一度繰り返すが、物価上昇とは物価が上昇するという意味である。リフレ派を支持した皆さん、お分かりだろうか。自分が何を支持したのか本当に分かっているのだろうか。

ハイエク: インフレ主義は非科学的迷信


脱炭素によるエネルギー価格高騰

この現金給付によるインフレという人災を更に悪化させたのが脱炭素政策である。

脱炭素政策で筆者が想像するのは雪に埋もれたソーラーパネルや無風の中に静かな佇まいを見せる風力発電である。

しかしそれだけではない。ヨーロッパでほとんど信仰のレベルに達している脱炭素な人々は、頼りにならない風力・太陽光発電に膨大な税金を投入する一方で化石燃料の採掘を強制的に減少させた。

その結果どうなったか、こんなことをわざわざ説明する必要もないと思うのだが、エネルギー価格が高騰した。脱炭素を無理に強行したヨーロッパでは状況は特に酷く、天然ガス価格が一時10倍以上になるなど、貧困層は日本より厳しい冬を暖房なしで過ごすことを余儀なくされかねない状況である。

脱炭素を強行しているリベラル派は大抵は高所得層なので、脱炭素は貧困層を犠牲にした上流階級の偽善と言うほかない。少なくとも彼らは冬の間暖房を使うべきではないだろう。暖房を使えなくなるのは他人ではなく、彼らであるべきである。

フランス、インフレ対策で現金給付へ

一方で中国人はろうそくという解決策を発明した。

中国、電力不足深刻化でろうそくが大人気
対照的に、どう考えても安定供給が不可能な風力や太陽光などには莫大な税金が投入された。そしてその対価に国民が受け取るものはインフレである。

人々の稼ぎは所得税と社会保険料と消費税でまず半分以上が消え、そしてインフレで実質的価値が更に削られることになる。そうして作られたソーラーパネルは今雪に埋もれている。

本当に有権者は政治家とそのおこぼれを頂戴する業者に人生の大半をわざわざ献上する自発的な奴隷だと言うほかない。彼らは好きでやっているのだから、心からの応援を贈るべきだろう。

インフレが引き起こす金融引き締め

さて、こうした政策の結果国民が受け取るのはインフレだけではない。中央銀行はインフレを抑制するために金融引き締めを行おうとしている。

12月FOMC会合結果: 利上げ3回示唆でタカ派に転換も株価は上昇
これまではデフレがあったお陰で無尽蔵に金融緩和をしていられた。2018年の世界同時株安も、金融引き締めを撤回して緩和に移行できたことによって収まっている。

しかし今回はインフレがある。金融引き締めを行わなければ更に物価が高騰する。中央銀行にはもう選択肢がないのである。引き締めを強行すれば株価が暴落し、しなければ物価が高騰する。これがまさにインフレ政策によって引き起こされるこの世の終わりである。あとはもう落ちるしかない。もう詰んでいるのである。

緩和によって上昇してきたコロナ相場からまず現金給付がなくなり、次に金融緩和がなくなろうとしている。どう考えても上昇相場の土台はもうないのだが(反論があれば教えてほしい)、バブルとはいつもこういうもので、人々がそれに気付くのには時間がかかる。

前回金融引き締めがあった2018年のケースでは利上げは9回行われた。そしてその後、株価は金融引き締めに耐えられず暴落した。以下はアメリカの政策金利のチャートである。


金融引き締めで株価は暴落する。実際そのようになった。しかし当時の株式市場が9回も利上げに耐えたということは驚くべき事実である。その原因は利上げの進行がトランプ政権の親ビジネス的政策と重なったからで、コロナで傷んだ今の実体経済に同じ体力はないだろう。筆者を含め、多くの専門家は4回程度の利上げが限界だと見ている。

サマーズ氏: 市場を急落させても4回の利上げが必要
中国の不動産バブル崩壊

現在、金融市場では今年中に3回か4回の利上げを織り込んでいるから、利上げだけ見れば暴落のタイムリミットは年内か、もしかすると来年初めということになる。

しかしそこに更に火に油を注ぐのが中国の恒大集団のデフォルト危機に端を発する不動産バブルの崩壊である。あまり報じられていないから周知の事実ではないが、中国の不動産市場は既にかなり崩壊が始まっている。

公式統計では不動産価格の下落は0.3%ということになっているが、天津市などでは15%以上の値下げが禁止されており、15%以上の値下げが禁止されるということは実際には15%以上下落しているということである。

不動産バブル崩壊の中国、値下げ禁止令で価格暴落に対抗
何度も述べているように不動産は中国人の資産形成の中核になる資産である。不動産は下落しないものだと思い込んでいる中国の人々は、高価な不動産を無理して買ってその価格上昇で老後の生活を賄うという人生設計をしている人も少なくなく、その不動産が暴落した場合(もうしているのだが)その人の今後の消費がどうなるか、言うまでもないのではないか。

これは最終的にはアメリカや日本にも大きな影響を及ぼす。中国はこれまで世界経済における巨大な買い手であったわけで、中国の消費が滞ればいずれ世界経済にもダメージが及ぶ。

サマーズ氏: 中国恒大集団のデフォルト危機は日本のバブル崩壊と同じで極めて深刻

しかし市場はまだそれを無視したままである。金融業界の人間から言わせれば、これはいつもの話なのである。

リーマンショックの時、株式市場が一定期間無視していたのは、既に始まっていた住宅価格の下落だった。以下は当時の株価と住宅価格を並べたものであり、住宅価格が下落を開始しているにもかかわらず、一定期間株価が下落していないことが分かる。2007年後半の部分を見てほしい。


筆者はジョージ・ソロス氏の著書『ソロスは警告する』における当時のコメントを思い出している。

2007年春、ついに終わりのはじまりがやって来る。住宅ローン大手のニュー・センチュリー・ファイナンシャル社が、サブプライム問題が原因で倒産したのだ。そこから先は、私のバブルのモデルでいう「黄昏の期間」である。住宅価格が下がりはじめているにもかかわらず、ゲームの終了が読み取れない参加者が、まだ大勢残っている段階だ。

まさにこれから1年ほどの話だと筆者は考えている。

結論

2022年の世界経済のキーポイントは以下の3つである。

インフレ
金融引き締め
中国の不動産バブル崩壊

そして良いニュースが何1つないということがもう1つのポイントだろうか。株を買っている人は、自分が何故株を買っているのかもう一度考えた方が良い。少なくとも筆者には今株を買うべき理由が何1つとして見当たらない。

また、株価の暴落は景気後退をもたらし、インフレは一時的にデフレに戻るだろうが、インフレはコロナのようにまた舞い戻ってくるだろう。以下の記事で書いたように、ここでは株価暴落後のことも既に説明している。

現在のアメリカの物価高騰はインフレ第1波に過ぎない
これからの株の暴落シナリオは著名投資家の中ではコンセンサスになりつつある。しかし上に述べたようにすぐに暴落するとは限らないことから、まだ勝負から降りていないスコット・マイナード氏のような短期投資家もいる。

マイナード氏: 来年の利上げは株価にとって危険


暴落の厳密なタイミングについては中国のバブル崩壊の進行状況や利上げの速度によって前後する可能性があり、最新情報を逐次ここでアップデートしてゆきたい。また、ジェフリー・ガンドラック氏が暴落のタイミングを当てる方法を伝授しているので、そちらも参考にしてもらいたい。

ガンドラック氏: 株価急落のタイミングはジャンク債が教えてくれる


面白い1年になりそうである。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/18367
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1325.html#c5

[近代史3] ベートーヴェン 『交響曲第9番』 中川隆
27. 中川隆[-14293] koaQ7Jey 2022年1月07日 16:48:43 : Mn2VeO2Opg : UE9lTzVVT0NYclU=[8]
BISのバイロイト第9
https://www.youtube.com/watch?v=fn0X_3AQzcs
https://www.youtube.com/watch?v=C8pqgwjAh_A
https://www.youtube.com/watch?v=38fg3f7T-Xk
https://www.youtube.com/watch?v=yMUV3OrSd3Q
https://www.youtube.com/watch?v=ZbVk_5CqKS4
https://www.youtube.com/watch?v=-Z22l2PD8pg
https://www.youtube.com/watch?v=RG6an2NWrtY


Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125 "Choral"



Provided to YouTube by NAXOS of America

Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125 "Choral": I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso (Live at Bayreuth Festspielhaus, Germany, 7/29/1951) · Bayreuth Festival Orchestra · Wilhelm Furtwängler

Beethoven: Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125 "Choral" (Live at Bayreuth Festspielhaus, Germany, 7/29/1951)

℗ 2022 BIS
Released on: 2022-01-07

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/838.html#c27
[近代史7] MISIA 名唱集 中川隆
3. 中川隆[-14292] koaQ7Jey 2022年1月07日 18:56:23 : Mn2VeO2Opg : UE9lTzVVT0NYclU=[9]
桜ひとひら 作詞:MISIA / 作曲、編曲:her0ism・SHIROSE from WHITE JAM / ストリングス・アレンジ:服部隆之
テレビ東京開局50周年特別企画ドラマスペシャル『永遠の0』主題歌

MISIA 桜ひとひら - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=MISIA+%E6%A1%9C%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%B2%E3%82%89

テレビドラマ 向井理 桐谷健太 広末涼子『永遠の0』(テレビ東京 2015年)
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/838.html

http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/831.html#c3

   

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