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http://www.asyura2.com/acat/u/ue/ue9/UE9HeU50MEdpalk=/100000.html
[リバイバル3] 苗場スキー場の元高級リゾートマンションが遂に10万円になった 中川隆
577. 2020年6月06日 13:50:45 : Fc0wENwcg2 : UE9HeU50MEdpalk=[1]
2020年06月06日
古民家物件の落とし穴、リフォームには莫大なお金がかかる


日本の古民家は設備が悪く腐食しているので、すべて直すと新築くらいかかる


欧米の古民家と日本の違い

古民家物件で検索すると驚くほど多くの情報サイトがあり、無数の古民家物件が掲載されています。

総務省によると全国の空家件数は約850万戸ですが、これには説明が必要で誤解を招きやすい。

総務省が定義する空き家には賃貸物件が半数以上、販売中の物件や半住居などが6割含まれている。

つまり空室の賃貸用物件、社宅、倉庫兼宿泊所などが6割で、本当の空家は350万戸ほどに過ぎません。

とは言え全国で純粋な空家が300万戸以上存在していて、その多くは老朽化し商品価値がなくなっています。

欧米の家はレンガ作りだと数百年、アメリカでは木造でも築100年以上の住宅が高値で販売されています。


それは古い家に商品価値があるので、業者や居住者が手入れや設備更新して、新築同様の居住性を保っているからです。

日本は政府の方針で「中古住宅を販売させない」方針だったので、中古住宅は融資でも税制でも差別され市場が育ちませんでした。

日本政府が中古住宅を妨害する理由は「中古が売れると新築が売れなくなるから」でこの考えは宗教のように流布されています。


日本では自動車でも家電でもスマホでも「中古が売れると新品が売れない」という理由で中古販売を冷遇したり規制してきました。

その結果日本では中古品市場が育たず、特に欧米と比べて非常に貧しい市場しか存在しません。

アメリカのテレビ番組で中古車を売買したり中古住宅を売買する場面があるが、非常に簡単で合理的な制度になっています。

日本の悲惨な古民家

この結果アメリカでは築数十年の住宅でも新築同様、日本では築40年でほぼ廃屋になります。

同じ築40年の住宅がアメリカでは数千万円で売れるのに、日本は土地の代金マイナス解体費用でしか売れません。

日本の中古住宅は建設してから手入れされず、30年で腐るように作っているから商品価値はマイナスになります。


30年で寿命なのも日本政府の方針で「30年で腐れば新築住宅を建てるので経済効果がある」と本気で考えています。

官僚や政治家でこういう事を言う人が非常に多く、景気対策の減税は必ず新築だけが対象で中古住宅は除外されています。

長々と説明したのは日本の老朽化した住宅はどれも状態が非常に悪く、快適な状態にするには新築住宅を建てるのと同じ金額が掛かります。


売られている古民家は築40年から70年くらいだと思いますが、そのままで住める状態ではない。

トイレが汲み取りなのは当たり前で台所は土間、風呂は五右衛門ぶろや外風呂だったりする場合もある。

「それが良い」という人もいるが99%の人はそんな家に住みたくないでしょう。


しかも老朽化によって腐食が進んでいて、最悪の場合汲み取りトイレの床が抜けて落ちる危険もある。

こうした古民家を完全にリフォームするには1千万円から3千万円も必要で、もっと新しい家を購入した方が良いです。

古い家自体に魅力を感じる人はともかく、お金を節約するために古民家というのはお勧めできない。

http://www.thutmosev.com/archives/83122198.html

http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/565.html#c577

[昼休み53] 釧路にだけは住んではいけない 中川隆
81. 中川隆[-12473] koaQ7Jey 2020年6月06日 15:26:21 : Fc0wENwcg2 : UE9HeU50MEdpalk=[2]
【直言極言】中国はここまでやっている!小野寺まさると語る中国の北海道釧路周辺の浸透工作[桜R2/6/6]



http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/451.html#c81
[リバイバル3] 北海道の最低市町村ランキング 中川隆
221. 中川隆[-12472] koaQ7Jey 2020年6月06日 15:27:10 : Fc0wENwcg2 : UE9HeU50MEdpalk=[3]
【直言極言】中国はここまでやっている!小野寺まさると語る中国の北海道釧路周辺の浸透工作[桜R2/6/6]



http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/588.html#c221
[近代史4] 中華人民共和国は世界史上最悪の階級社会 中川隆
1. 2020年6月06日 17:00:41 : Fc0wENwcg2 : UE9HeU50MEdpalk=[4]
6億人が月収1万5千円、中国
李克強首相の発言が波紋 2020/6/6

 【北京共同】中国の李克強首相が5月下旬の記者会見で「中国には月収千元(約1万5千円)の人が6億人いる」と発言したことが反響を呼んでいる。新型コロナウイルス感染症で景気が低迷する中、中国のインターネット上では「確かに給料が低すぎる」などと共感する声が拡大。国家統計局が火消しを図る事態に発展した。

 李氏は5月28日、全国人民代表大会(全人代=国会)の閉幕後の会見で「中国の平均年収は3万元だが、月収千元の人も6億人おり、中規模の都市で家を借りることすらできない」と指摘。「新型コロナで影響を受けた人々の生活保障が重要課題だ」と強調した。
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/750.html#c1

[近代史4] 日中のGDPのいい加減さ 中川隆
8. 2020年6月06日 17:07:36 : Fc0wENwcg2 : UE9HeU50MEdpalk=[5]
2020年06月06日
財務省が20年間、GDP成長率低く発表していた


赤い部分だけが赤字国債で、青い部分はただの後払い

引用:http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/004.gif


日本の「失われた20年」は嘘だった?

2016年に内閣府は2015年度のGDP(名目値)が532兆円だったと発表し、従来発表500兆円から32兆円増額されました。

国際基準に合わせた計算方法に修正したためで、研究開発費そのものの経済貢献が拡大したので、投資としてGDPに含める事になった。

研究開発は1980年代にはあまり大きくなかったと考えられ、90年代から大きく拡大していた。


だが研究開発以外にも内閣府調査から漏れている項目があり、日銀によると総務省調査にはインターネット消費20兆円が含まれて居ない。

日銀は2016年8月に納税金額から算出したGDPを独自に発表し、内閣府や総務省が発表したGDPは間違っていると否定しました。

このころ財務省を中心にした勢力が「GDPが拡大しないのは日銀のせいだ」という事を主張していて、反論として日銀が独自に発表した。


日銀は数十年前から納税額を元にGDPを計算していたようだが、1990年代後半までは一致していたとして公表しない方針だった。

誤差が出始めたのは阪神大震災の後からで、ウィンドウズ95が発売されてインターネットが始まったのと同時期でした。

国際基準による研究開発費+日銀計算のネット消費分を合わせると、2015年の本当のGDPは552兆円だった事になります。


1995年の日本のGDPは名目501兆円で、内閣府調査ではその後20年間、日本は経済成長せず2015年は約500兆円だった事になっていました。

だが本当は552兆円だったので20年間で10%成長していた事になり、年率では単純に20で割ると平均年0.5%成長していました。

「失われた10年」の間もリーマンショックの時も、発表された成長率より実際には0.5%高かった事になり、ゼロ成長ではありませんでした。

財務省の壮大な嘘

財務省は日本がずっとゼロ成長だという前提で消費税を導入し、2度に渡って増税を行い、経済成長を押し下げてしまいました。

もし消費税を導入しなければ成長率が平均0.5%押し上げられたと仮定すると、今頃日本のGDPは600兆円に達していて税収も消費税を導入するより増えていた計算になります。

経済統計を行っている財務省、総務省、内閣府の3省庁で主導権を握っているのは財務省であり、財務省の意向によってGDPを実際より少なく発表したと推測できます。


ここで財務省が大好きな「日本の借金は1000兆円、GDPの200%」という数字に登場してもらって計算する事にします。

日本のGDPが500兆円で借金が1000兆円だと200%ですが、GDP550兆円で赤字国債は550兆円なのでGDPの100%という数字になります。

「日本の借金が1000兆円」というのは日本政府の借金ではないものを含めて2倍にしているので、「日本政府の借金」は550兆円です。


むろんアメリカもドイツもイギリスも、日本以外の全ての国連加盟国は「政府の借金」以外を国の借金に含めていないので、財務省が発表している数字が間違っています。

消費税を作らなかったり増税しなかったらGDPは600兆円に達していたと仮定すると、日本の借金はGDPの92%だった事になり、増税しなければもっと税収が多かったと考えると、もっと良い数字になります。

財務省が一生懸命頑張って消費税を作って増税して、GDPを低く見せかけ、借金を大きく見せかけたおかげで、日本の借金はGDP比200%まで成長しました。


こうすることで「日本はもうダメなんだ」という事実をでっち上げて、消費税を30%以上に増税して財務省が日本の主導的地位に就こうとしています。

事実として日本の借金は現在GDP比100%なのですが、例えばアメリカは110%以上で、フランスは120%以上ですが、なぜか財務省はこれらの国より日本を悪く見せかけたいようなのです。

http://www.thutmosev.com/archives/68079334.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/714.html#c8

[近代史4] 日本の借金は欧米の計算ではGDP比90% 中川隆
2. 中川隆[-12471] koaQ7Jey 2020年6月06日 17:13:38 : Fc0wENwcg2 : UE9HeU50MEdpalk=[6]
2020年06月06日
財務省が20年間、GDP成長率低く発表していた

赤い部分だけが赤字国債で、青い部分はただの後払い
引用:http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/004.gif

日本の「失われた20年」は嘘だった?
2016年に内閣府は2015年度のGDP(名目値)が532兆円だったと発表し、従来発表500兆円から32兆円増額されました。
国際基準に合わせた計算方法に修正したためで、研究開発費そのものの経済貢献が拡大したので、投資としてGDPに含める事になった。
研究開発は1980年代にはあまり大きくなかったと考えられ、90年代から大きく拡大していた。

だが研究開発以外にも内閣府調査から漏れている項目があり、日銀によると総務省調査にはインターネット消費20兆円が含まれて居ない。
日銀は2016年8月に納税金額から算出したGDPを独自に発表し、内閣府や総務省が発表したGDPは間違っていると否定しました。
このころ財務省を中心にした勢力が「GDPが拡大しないのは日銀のせいだ」という事を主張していて、反論として日銀が独自に発表した。

日銀は数十年前から納税額を元にGDPを計算していたようだが、1990年代後半までは一致していたとして公表しない方針だった。
誤差が出始めたのは阪神大震災の後からで、ウィンドウズ95が発売されてインターネットが始まったのと同時期でした。
国際基準による研究開発費+日銀計算のネット消費分を合わせると、2015年の本当のGDPは552兆円だった事になります。

1995年の日本のGDPは名目501兆円で、内閣府調査ではその後20年間、日本は経済成長せず2015年は約500兆円だった事になっていました。
だが本当は552兆円だったので20年間で10%成長していた事になり、年率では単純に20で割ると平均年0.5%成長していました。
「失われた10年」の間もリーマンショックの時も、発表された成長率より実際には0.5%高かった事になり、ゼロ成長ではありませんでした。

財務省の壮大な嘘
財務省は日本がずっとゼロ成長だという前提で消費税を導入し、2度に渡って増税を行い、経済成長を押し下げてしまいました。
もし消費税を導入しなければ成長率が平均0.5%押し上げられたと仮定すると、今頃日本のGDPは600兆円に達していて税収も消費税を導入するより増えていた計算になります。
経済統計を行っている財務省、総務省、内閣府の3省庁で主導権を握っているのは財務省であり、財務省の意向によってGDPを実際より少なく発表したと推測できます。

ここで財務省が大好きな「日本の借金は1000兆円、GDPの200%」という数字に登場してもらって計算する事にします。
日本のGDPが500兆円で借金が1000兆円だと200%ですが、GDP550兆円で赤字国債は550兆円なのでGDPの100%という数字になります。
「日本の借金が1000兆円」というのは日本政府の借金ではないものを含めて2倍にしているので、「日本政府の借金」は550兆円です。

むろんアメリカもドイツもイギリスも、日本以外の全ての国連加盟国は「政府の借金」以外を国の借金に含めていないので、財務省が発表している数字が間違っています。
消費税を作らなかったり増税しなかったらGDPは600兆円に達していたと仮定すると、日本の借金はGDPの92%だった事になり、増税しなければもっと税収が多かったと考えると、もっと良い数字になります。
財務省が一生懸命頑張って消費税を作って増税して、GDPを低く見せかけ、借金を大きく見せかけたおかげで、日本の借金はGDP比200%まで成長しました。

こうすることで「日本はもうダメなんだ」という事実をでっち上げて、消費税を30%以上に増税して財務省が日本の主導的地位に就こうとしています。
事実として日本の借金は現在GDP比100%なのですが、例えばアメリカは110%以上で、フランスは120%以上ですが、なぜか財務省はこれらの国より日本を悪く見せかけたいようなのです。
http://www.thutmosev.com/archives/68079334.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/904.html#c2

[近代史4] 財務省は何故日本を滅ぼそうとしているのか? 中川隆
5. 中川隆[-12470] koaQ7Jey 2020年6月06日 17:14:29 : Fc0wENwcg2 : UE9HeU50MEdpalk=[7]
2020年06月06日
財務省が20年間、GDP成長率低く発表していた

赤い部分だけが赤字国債で、青い部分はただの後払い
引用:http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/004.gif

日本の「失われた20年」は嘘だった?
2016年に内閣府は2015年度のGDP(名目値)が532兆円だったと発表し、従来発表500兆円から32兆円増額されました。
国際基準に合わせた計算方法に修正したためで、研究開発費そのものの経済貢献が拡大したので、投資としてGDPに含める事になった。
研究開発は1980年代にはあまり大きくなかったと考えられ、90年代から大きく拡大していた。

だが研究開発以外にも内閣府調査から漏れている項目があり、日銀によると総務省調査にはインターネット消費20兆円が含まれて居ない。
日銀は2016年8月に納税金額から算出したGDPを独自に発表し、内閣府や総務省が発表したGDPは間違っていると否定しました。
このころ財務省を中心にした勢力が「GDPが拡大しないのは日銀のせいだ」という事を主張していて、反論として日銀が独自に発表した。

日銀は数十年前から納税額を元にGDPを計算していたようだが、1990年代後半までは一致していたとして公表しない方針だった。
誤差が出始めたのは阪神大震災の後からで、ウィンドウズ95が発売されてインターネットが始まったのと同時期でした。
国際基準による研究開発費+日銀計算のネット消費分を合わせると、2015年の本当のGDPは552兆円だった事になります。

1995年の日本のGDPは名目501兆円で、内閣府調査ではその後20年間、日本は経済成長せず2015年は約500兆円だった事になっていました。
だが本当は552兆円だったので20年間で10%成長していた事になり、年率では単純に20で割ると平均年0.5%成長していました。
「失われた10年」の間もリーマンショックの時も、発表された成長率より実際には0.5%高かった事になり、ゼロ成長ではありませんでした。

財務省の壮大な嘘
財務省は日本がずっとゼロ成長だという前提で消費税を導入し、2度に渡って増税を行い、経済成長を押し下げてしまいました。
もし消費税を導入しなければ成長率が平均0.5%押し上げられたと仮定すると、今頃日本のGDPは600兆円に達していて税収も消費税を導入するより増えていた計算になります。
経済統計を行っている財務省、総務省、内閣府の3省庁で主導権を握っているのは財務省であり、財務省の意向によってGDPを実際より少なく発表したと推測できます。

ここで財務省が大好きな「日本の借金は1000兆円、GDPの200%」という数字に登場してもらって計算する事にします。
日本のGDPが500兆円で借金が1000兆円だと200%ですが、GDP550兆円で赤字国債は550兆円なのでGDPの100%という数字になります。
「日本の借金が1000兆円」というのは日本政府の借金ではないものを含めて2倍にしているので、「日本政府の借金」は550兆円です。

むろんアメリカもドイツもイギリスも、日本以外の全ての国連加盟国は「政府の借金」以外を国の借金に含めていないので、財務省が発表している数字が間違っています。
消費税を作らなかったり増税しなかったらGDPは600兆円に達していたと仮定すると、日本の借金はGDPの92%だった事になり、増税しなければもっと税収が多かったと考えると、もっと良い数字になります。
財務省が一生懸命頑張って消費税を作って増税して、GDPを低く見せかけ、借金を大きく見せかけたおかげで、日本の借金はGDP比200%まで成長しました。

こうすることで「日本はもうダメなんだ」という事実をでっち上げて、消費税を30%以上に増税して財務省が日本の主導的地位に就こうとしています。
事実として日本の借金は現在GDP比100%なのですが、例えばアメリカは110%以上で、フランスは120%以上ですが、なぜか財務省はこれらの国より日本を悪く見せかけたいようなのです。
http://www.thutmosev.com/archives/68079334.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/775.html#c5

[地域13] 知ったら住みたくなるケンミン性 (第6回)魅力度ランキング2位「京都」に住んでわかる理想と現実 軽毛
30. 2020年6月06日 19:15:59 : Fc0wENwcg2 : UE9HeU50MEdpalk=[8]
「パン消費量日本一」京都人の意外すぎる食事情 「進々堂」「SIZUYA」など名物店の魅力も紹介
校條 剛 2020/06/06 17:00


© 東洋経済オンライン 京都府民がパンをこよなく愛する理由とは?(kouta / PIXTA)

京都造形芸術大学から教授の誘いが来たことがきっかけで、中心部である中京区に暮らすことになった元「小説新潮」編集長の校條剛氏。4年間暮らしてわかった「京都に暮らす人がパンをこよなく愛する理由」とは? 新書『にわか<京都人>宣言』から一部抜粋・再構成してお届けする。

こういう統計がある。総務省がパンの消費量を調べた「家計調査」の少し前の数字であるが、それによると京都人のパンの消費量は日本一だそうである。2位はお隣の兵庫、東京はなんと17位と意外にも中位にとどまっている(※最新の統計では、1位が大津市、2位が堺市、3位が京都市に)。

 ただ、この統計は単身者を含めていないとのことだから、単身者が多く、しかもコンビニのパンで食事を済ませるのは単身者であることを考えると、この統計も当てにはならないかもしれない。


「パン」は京都人にとって必要不可欠

 しかし、京都の家庭でパン食率が高いことは疑いようがない。さらにパンを売っている店舗数(人口10万人あたり)でも、京都は上位に入るそうで、やはりパンへの依存度が高いことがわかる。和食文化の中心地である京都では、意外やパンの消費が図抜けて多いのだ。

 京都には有名なパンのチェーン店が2つある。「進々堂」と「SIZUYA」である。さらに、中心部のみならず周辺の町のいたるところにパン店がある。伝統的な昔懐かしいパン屋もあるが、多くは個性を打ち出したアルファベット表記の現代風パン店だ。

 町中の古い歴史を持つパン屋で有名なのは、「まるき製パン」である。コッペパンにハムとかカツとかを挟んだだけのパンが、バカウマなのだという。

 しかし、「まるき製パン」のような昔風のパン屋はほとんど姿を消して、多く見かけるのは、パリのパン屋を思い起こさせるブーランジュリー・ナントカといった店名が、アルファベットで書いてあるパン店である。毎日のように利用する人はともかく、通りかかるだけの私のような者は、店名を覚えることがない。

 この町で、天然酵母のパンを売っている店を見ることはまずない。もちろん、天然酵母であろうが、小麦を使っているのは同じなので、糖尿病にいいということはない。ただ、小麦をイーストで膨らませたパンよりも堅い分、多少消化吸収が遅くていいかなという程度である。

 とにかく、京都市の中心部で「天然酵母」を謳った看板はあまり目にしたことがない。東京では20年ほど前に天然酵母ブームがあり、店主が講習会をよく開いていた。京都では、全粒粉、雑穀入り、ライ麦のパンもほとんど見かけない。

 京都人が健康よりも美味しさのほうに比重をかけていることが、パンの種類でもよくわかる。単純に美味しいほうがいいという判断なのだろう。「柔らかい」「甘い」という特徴のほうが京都のパンらしい。パンのみならず、京都人は東京人のように健康志向ではない。

 健康ブームは、東京の文化である。それと、一過性の観光客にアピールするのは、手軽に加工できるイーストのパンのほうがいい。新作を次々に見せていかなければならない京都のパン店には、天然酵母のパンは手がかかりすぎるのである。


東京人とはまるで違う京都人の味の好み

 ワコールが2019年度に発表した調査に、次のようなものがある。京都の20代から30代の女性は、東京の女性たちに比べてカロリー不足だとのこと。そして、東京の女性に比べると、脂肪が多く、筋肉が少なく、野菜、果物不足なのだという。

 さらに朝食を摂らない層が、28%もいるらしい。間食は京都のほうが頻度が高く、ほぼ毎日で、栄養バランスよりも「美味しさ」を優先しているようだ。京都人のパン食の多さと、素直につながるデータのような気がする。

 東京人の嗜好とは違う傾向はまだある。スーパーで8枚切りの食パンを見ることが少ないことだ。薄切りでは、京都人はパンを食べた気がしないそうなのだ。10枚切りは8枚よりも多く見かけるが、それはサンドイッチに使用するためであるという。6枚切りが一般的なようだが、もっと厚さを求める層もいるらしいのは、このあと述べる喫茶店系のサンドイッチを注文するとわかる。

 糖尿持ちの人間はパン食を避けるべきであるが、私の行きつけのパン店といえば、寺町通竹屋町の「進々堂寺町店」と、地下街の「CASCADE」になる。

 「進々堂寺町店」には「雑穀生活〞のせのせプレートセット」というメニューがあって、雑穀入りで種類が違う食パン半切れが3つと、マヨネーズ卵、アボカドのペースト、生ハムなどが盛られているプレートで、それとコーヒーのセットをいつも頼んだ。パンには雑穀が混じっているものの、主たる原料は小麦でマーガリンがたっぷりと塗られている。

 進々堂チェーンでは、コーヒーのおかわりはタダ。特に、この寺町店は熱心にテーブルを回って、コーヒーをふるまってくれるのが嬉しい。私は、この店で最低3杯はもらうし、5杯飲んだことも稀ではない。断わらない限り、際限なくコーヒーが飲める。私が知る限り、私以上に回数を重ねている人は見たことはなかった。美味しいコーヒーかというと、うるさ型には不評かもしれないが、私には十分に美味しい。

 この店で何よりもいいのは、建物に年季が入っていて、外観はレンガ造り、内装はレトロ感たっぷりの京都情緒が味わえることである。京都を去ることで残念なのは、この店に顔を出せなくなったことだ。従業員の女性たちとは4年越しのお付き合いなので、なかの一人は私が席に着くか着かないかのうちに、「雑穀プレートですか」と囁いてくれるほどであった。


京都人のソウルフード「カルネ」

 パン食大手の「SIZUYA」について語ろう。このチェーン店の売り物は、京都のソウルフードだと言われるほど有名な「カルネ」であろう。店内に足を踏み入れると、たいていとっつきのケースのなかに山積みというくらい並べられているので、誰でもそのパンが一番の売れ筋であることを知るだろう。

 直径10センチほどの丸形のパンを半分に切り、そこにマーガリンを塗って、薄いハムとタマネギが挟んであるだけの素朴な品だが、かじりつくと見かけの材料以上の旨みが広がる。パンは少し堅いので、歯が丈夫な人向きである。

 SIZUYAの店舗は京都駅、地下鉄烏丸、烏丸御池、河原町三条、京阪三条駅など、私が知るだけでもこれだけの店舗がある。イートインが大きいのは、河原町三条店だ。

 SIZUYAでは、ご当地パン「ニューバード」についても語らねばなるまい。これは揚げパンである。コッペパンの生地にカレー粉を混ぜ、中心にウィンナソーセージが貫いている。このパンの名は、京都に以前存在した「バード」というパン屋チェーンの売り物だったことからきているらしい。「バード」は市内に66店舗あったが、倒産してなくなったという歴史も噛みしめて食べよう。「カルネ」も「ニューバード」も軽い味わいで、強烈な印象を残さないが、ソウルフードとはそういうものなのかもしれない。

 京都のパン店は、喫茶店やカフェと切り離せないが、京都イコール「イノダ」というくらい「イノダコーヒ」は有名で、本店、三条店などのほか、京都駅の南北に二店舗設けて観光客を集めているが、近所に住む常連以外、地元民はほとんど行かなくなっているようだ。それでも京都通の本では、いわゆる「旦那衆」の行きつけだとか書かれている。

 以前、文芸編集者だったころは、京都に来るとイノダは外せない項目だったが、京都生活4年間のうち、三条店に妻と1回行ったきりで、それもめったに京都に来ない妻の希望に従ったまでのことである。「にわか」でも、京都人はもう行かないのだ。

京都人が「パンをこよなく愛する」理由

 さて、京都人がパンをこれほどにも好むのは、どうしてだろうか。「京都人は新しいもの好きだから」という意見も確かにある。しかし、パンが新しい食材だったのは100年も前のことだろう。

 1つには、コーヒー店や喫茶店の多さということがある。歴史的には最初のコーヒー店が生まれたのは、京都よりも東京のほうが古いようだし、現在のコーヒーの消費量も、京都は全国で1位、4位などと調査によって差があるが、いずれにせよ屈指の消費県であることは間違いがない。

 コーヒーや紅茶のお供は、やはりご飯というよりパンになるだろう。先に書いた寺町通の人気店「スマート珈琲店」は、子供のころの美空ひばりがここのホットケーキを愛好していたということからいまだに人気がある。

 いつ覗いても、順番待ちの観光客が店前で行列を作っている。2階はレストランになっていて、ご飯類のメニューもある。一度だけ入ってコーヒーとホットケーキを味わったが、まあ、こんなものだろうという程度の感想ではあった。

 素朴、レトロ。しかし、こうした老舗が、パン食を定着させることに多大な貢献をしたことは間違いがない。京都のパン食は、喫茶店数の伸長とともに育ったのである。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/パン消費量日本一-京都人の意外すぎる食事情-進々堂-sizuya-など名物店の魅力も紹介/ar-BB157s5Z?ocid=ientp
http://www.asyura2.com/09/ishihara13/msg/777.html#c30

[昼休み53] 京都にだけは住んではいけない 中川隆
17. 中川隆[-12469] koaQ7Jey 2020年6月06日 19:16:58 : Fc0wENwcg2 : UE9HeU50MEdpalk=[9]
「パン消費量日本一」京都人の意外すぎる食事情 「進々堂」「SIZUYA」など名物店の魅力も紹介
校條 剛 2020/06/06 17:00


© 東洋経済オンライン 京都府民がパンをこよなく愛する理由とは?(kouta / PIXTA)

京都造形芸術大学から教授の誘いが来たことがきっかけで、中心部である中京区に暮らすことになった元「小説新潮」編集長の校條剛氏。4年間暮らしてわかった「京都に暮らす人がパンをこよなく愛する理由」とは? 新書『にわか<京都人>宣言』から一部抜粋・再構成してお届けする。

こういう統計がある。総務省がパンの消費量を調べた「家計調査」の少し前の数字であるが、それによると京都人のパンの消費量は日本一だそうである。2位はお隣の兵庫、東京はなんと17位と意外にも中位にとどまっている(※最新の統計では、1位が大津市、2位が堺市、3位が京都市に)。

 ただ、この統計は単身者を含めていないとのことだから、単身者が多く、しかもコンビニのパンで食事を済ませるのは単身者であることを考えると、この統計も当てにはならないかもしれない。


「パン」は京都人にとって必要不可欠

 しかし、京都の家庭でパン食率が高いことは疑いようがない。さらにパンを売っている店舗数(人口10万人あたり)でも、京都は上位に入るそうで、やはりパンへの依存度が高いことがわかる。和食文化の中心地である京都では、意外やパンの消費が図抜けて多いのだ。

 京都には有名なパンのチェーン店が2つある。「進々堂」と「SIZUYA」である。さらに、中心部のみならず周辺の町のいたるところにパン店がある。伝統的な昔懐かしいパン屋もあるが、多くは個性を打ち出したアルファベット表記の現代風パン店だ。

 町中の古い歴史を持つパン屋で有名なのは、「まるき製パン」である。コッペパンにハムとかカツとかを挟んだだけのパンが、バカウマなのだという。

 しかし、「まるき製パン」のような昔風のパン屋はほとんど姿を消して、多く見かけるのは、パリのパン屋を思い起こさせるブーランジュリー・ナントカといった店名が、アルファベットで書いてあるパン店である。毎日のように利用する人はともかく、通りかかるだけの私のような者は、店名を覚えることがない。

 この町で、天然酵母のパンを売っている店を見ることはまずない。もちろん、天然酵母であろうが、小麦を使っているのは同じなので、糖尿病にいいということはない。ただ、小麦をイーストで膨らませたパンよりも堅い分、多少消化吸収が遅くていいかなという程度である。

 とにかく、京都市の中心部で「天然酵母」を謳った看板はあまり目にしたことがない。東京では20年ほど前に天然酵母ブームがあり、店主が講習会をよく開いていた。京都では、全粒粉、雑穀入り、ライ麦のパンもほとんど見かけない。

 京都人が健康よりも美味しさのほうに比重をかけていることが、パンの種類でもよくわかる。単純に美味しいほうがいいという判断なのだろう。「柔らかい」「甘い」という特徴のほうが京都のパンらしい。パンのみならず、京都人は東京人のように健康志向ではない。

 健康ブームは、東京の文化である。それと、一過性の観光客にアピールするのは、手軽に加工できるイーストのパンのほうがいい。新作を次々に見せていかなければならない京都のパン店には、天然酵母のパンは手がかかりすぎるのである。


東京人とはまるで違う京都人の味の好み

 ワコールが2019年度に発表した調査に、次のようなものがある。京都の20代から30代の女性は、東京の女性たちに比べてカロリー不足だとのこと。そして、東京の女性に比べると、脂肪が多く、筋肉が少なく、野菜、果物不足なのだという。

 さらに朝食を摂らない層が、28%もいるらしい。間食は京都のほうが頻度が高く、ほぼ毎日で、栄養バランスよりも「美味しさ」を優先しているようだ。京都人のパン食の多さと、素直につながるデータのような気がする。

 東京人の嗜好とは違う傾向はまだある。スーパーで8枚切りの食パンを見ることが少ないことだ。薄切りでは、京都人はパンを食べた気がしないそうなのだ。10枚切りは8枚よりも多く見かけるが、それはサンドイッチに使用するためであるという。6枚切りが一般的なようだが、もっと厚さを求める層もいるらしいのは、このあと述べる喫茶店系のサンドイッチを注文するとわかる。

 糖尿持ちの人間はパン食を避けるべきであるが、私の行きつけのパン店といえば、寺町通竹屋町の「進々堂寺町店」と、地下街の「CASCADE」になる。

 「進々堂寺町店」には「雑穀生活〞のせのせプレートセット」というメニューがあって、雑穀入りで種類が違う食パン半切れが3つと、マヨネーズ卵、アボカドのペースト、生ハムなどが盛られているプレートで、それとコーヒーのセットをいつも頼んだ。パンには雑穀が混じっているものの、主たる原料は小麦でマーガリンがたっぷりと塗られている。

 進々堂チェーンでは、コーヒーのおかわりはタダ。特に、この寺町店は熱心にテーブルを回って、コーヒーをふるまってくれるのが嬉しい。私は、この店で最低3杯はもらうし、5杯飲んだことも稀ではない。断わらない限り、際限なくコーヒーが飲める。私が知る限り、私以上に回数を重ねている人は見たことはなかった。美味しいコーヒーかというと、うるさ型には不評かもしれないが、私には十分に美味しい。

 この店で何よりもいいのは、建物に年季が入っていて、外観はレンガ造り、内装はレトロ感たっぷりの京都情緒が味わえることである。京都を去ることで残念なのは、この店に顔を出せなくなったことだ。従業員の女性たちとは4年越しのお付き合いなので、なかの一人は私が席に着くか着かないかのうちに、「雑穀プレートですか」と囁いてくれるほどであった。


京都人のソウルフード「カルネ」

 パン食大手の「SIZUYA」について語ろう。このチェーン店の売り物は、京都のソウルフードだと言われるほど有名な「カルネ」であろう。店内に足を踏み入れると、たいていとっつきのケースのなかに山積みというくらい並べられているので、誰でもそのパンが一番の売れ筋であることを知るだろう。

 直径10センチほどの丸形のパンを半分に切り、そこにマーガリンを塗って、薄いハムとタマネギが挟んであるだけの素朴な品だが、かじりつくと見かけの材料以上の旨みが広がる。パンは少し堅いので、歯が丈夫な人向きである。

 SIZUYAの店舗は京都駅、地下鉄烏丸、烏丸御池、河原町三条、京阪三条駅など、私が知るだけでもこれだけの店舗がある。イートインが大きいのは、河原町三条店だ。

 SIZUYAでは、ご当地パン「ニューバード」についても語らねばなるまい。これは揚げパンである。コッペパンの生地にカレー粉を混ぜ、中心にウィンナソーセージが貫いている。このパンの名は、京都に以前存在した「バード」というパン屋チェーンの売り物だったことからきているらしい。「バード」は市内に66店舗あったが、倒産してなくなったという歴史も噛みしめて食べよう。「カルネ」も「ニューバード」も軽い味わいで、強烈な印象を残さないが、ソウルフードとはそういうものなのかもしれない。

 京都のパン店は、喫茶店やカフェと切り離せないが、京都イコール「イノダ」というくらい「イノダコーヒ」は有名で、本店、三条店などのほか、京都駅の南北に二店舗設けて観光客を集めているが、近所に住む常連以外、地元民はほとんど行かなくなっているようだ。それでも京都通の本では、いわゆる「旦那衆」の行きつけだとか書かれている。

 以前、文芸編集者だったころは、京都に来るとイノダは外せない項目だったが、京都生活4年間のうち、三条店に妻と1回行ったきりで、それもめったに京都に来ない妻の希望に従ったまでのことである。「にわか」でも、京都人はもう行かないのだ。

京都人が「パンをこよなく愛する」理由

 さて、京都人がパンをこれほどにも好むのは、どうしてだろうか。「京都人は新しいもの好きだから」という意見も確かにある。しかし、パンが新しい食材だったのは100年も前のことだろう。

 1つには、コーヒー店や喫茶店の多さということがある。歴史的には最初のコーヒー店が生まれたのは、京都よりも東京のほうが古いようだし、現在のコーヒーの消費量も、京都は全国で1位、4位などと調査によって差があるが、いずれにせよ屈指の消費県であることは間違いがない。

 コーヒーや紅茶のお供は、やはりご飯というよりパンになるだろう。先に書いた寺町通の人気店「スマート珈琲店」は、子供のころの美空ひばりがここのホットケーキを愛好していたということからいまだに人気がある。

 いつ覗いても、順番待ちの観光客が店前で行列を作っている。2階はレストランになっていて、ご飯類のメニューもある。一度だけ入ってコーヒーとホットケーキを味わったが、まあ、こんなものだろうという程度の感想ではあった。

 素朴、レトロ。しかし、こうした老舗が、パン食を定着させることに多大な貢献をしたことは間違いがない。京都のパン食は、喫茶店数の伸長とともに育ったのである。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/パン消費量日本一-京都人の意外すぎる食事情-進々堂-sizuya-など名物店の魅力も紹介/ar-BB157s5Z?ocid=ientp
http://www.asyura2.com/13/lunchbreak53/msg/918.html#c17

   

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