★阿修羅♪ > UDIzUDdNSjN6QnM= > 100000
 
g検索 UDIzUDdNSjN6QnM=  
 
UDIzUDdNSjN6QnM= コメント履歴 No: 100000
http://www.asyura2.com/acat/u/ud/udi/UDIzUDdNSjN6QnM=/100000.html
[近代史5] 音楽はこういう部屋で聴きたい 中川隆
3. 保守や右翼には馬鹿し[162] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年5月07日 02:41:56 : URXjCoYl1s : UDIzUDdNSjN6QnM=[2]
リンクが切れていたので再投稿します

音楽はこういう部屋で聴きたい
バング&オルフセン 二子玉川/BANG&OLUFSEN futakotamagawa
https://www.houzz.jp/photos/phvw-vp~49539201

長野県の別荘にBeoLab5スピーカーをインストール致しました。
オーナー様は別荘を計画されていた7年前からBeoLab5スピーカーの導入をイメージされてました。
リビングは3面、高さ4mのガラス張りの開放的なスペースとなっており目に入る自然環境を招き入れるような設計意図があります。
窓前に配置したBeoLab5はランドスケープを構成する要素として、これ以上ないほど調和しています。
7年越しの夢を叶えたオーナー様にはBeoLab5の圧倒的なサウンドクオリティとiPadでの快適な操作をご体感頂き、訪れる頻度が高くなりそうだと仰って頂きました。
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/112.html#c3

[近代史4] 音楽はこういう部屋で聴きたい 中川隆
5. 中川隆[-12603] koaQ7Jey 2023年5月07日 02:43:11 : URXjCoYl1s : UDIzUDdNSjN6QnM=[3]
リンクが切れていたので再投稿します

音楽はこういう部屋で聴きたい
バング&オルフセン 二子玉川/BANG&OLUFSEN futakotamagawa
https://www.houzz.jp/photos/phvw-vp~49539201

長野県の別荘にBeoLab5スピーカーをインストール致しました。
オーナー様は別荘を計画されていた7年前からBeoLab5スピーカーの導入をイメージされてました。
リビングは3面、高さ4mのガラス張りの開放的なスペースとなっており目に入る自然環境を招き入れるような設計意図があります。
窓前に配置したBeoLab5はランドスケープを構成する要素として、これ以上ないほど調和しています。
7年越しの夢を叶えたオーナー様にはBeoLab5の圧倒的なサウンドクオリティとiPadでの快適な操作をご体感頂き、訪れる頻度が高くなりそうだと仰って頂きました。
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/508.html#c5

[リバイバル3] 本当のオーディオファイルは「ミニマリスト」を目指す 中川隆
60. 中川隆[-12602] koaQ7Jey 2023年5月07日 02:43:48 : URXjCoYl1s : UDIzUDdNSjN6QnM=[4]
リンクが切れていたので再投稿します

音楽はこういう部屋で聴きたい
バング&オルフセン 二子玉川/BANG&OLUFSEN futakotamagawa
https://www.houzz.jp/photos/phvw-vp~49539201

長野県の別荘にBeoLab5スピーカーをインストール致しました。
オーナー様は別荘を計画されていた7年前からBeoLab5スピーカーの導入をイメージされてました。
リビングは3面、高さ4mのガラス張りの開放的なスペースとなっており目に入る自然環境を招き入れるような設計意図があります。
窓前に配置したBeoLab5はランドスケープを構成する要素として、これ以上ないほど調和しています。
7年越しの夢を叶えたオーナー様にはBeoLab5の圧倒的なサウンドクオリティとiPadでの快適な操作をご体感頂き、訪れる頻度が高くなりそうだと仰って頂きました。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/691.html#c60

[近代史4] ウェスタン・エレクトリックの出力管 300B を使ったパワーアンプ 中川隆
3. 保守や右翼には馬鹿し[163] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年5月08日 01:45:20 : URXjCoYl1s : UDIzUDdNSjN6QnM=[5]
<■160行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
岡山県 オーディオマエストロ 訪問記 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12762771601.html?frm=theme

"Goodmans Axiom80 四発と英国の直熱三極管 PX25シングルアンプ。優婉にして高雅、とっても色艶が濃い音質です「私も1996年当時はクッキリハッキリした音が好みだったんですが、近年はまろやかな音質傾向のアンプを作るようになってきました」
https://twitter.com/irony49371/status/1566405741748989954?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566405741748989954%7Ctwgr%5E5d17d606dcf0a9c94c869890d627092ef3d9bbcb%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html


続いてクラシックです「古典アンプに負けない音を作るぞ!」というどころか、超えちゃってるように思います。まあ聴いてみてください。本当にすごいですね、この音。
https://twitter.com/irony49371/status/1566411734356701184?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566411734356701184%7Ctwgr%5E5d17d606dcf0a9c94c869890d627092ef3d9bbcb%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html

オーディオマエストロ 女性ボーカル
https://twitter.com/irony49371/status/1566773889467707393?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566773889467707393%7Ctwgr%5E5d17d606dcf0a9c94c869890d627092ef3d9bbcb%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html


2022年09月05日(月)
岡山県オーディオマエストロさんを訪問しました。

タクシーで時間より少し遅れてお店の前に到着いたしますと、是枝さん

ご本人がすぐにドアを開けて笑顔で出迎えて下さいました。


オーディオマエストロ、是枝重治さんの工房が入口から入ったところの

ガラス貼りのスペースにあり、奥の扉を開けて細い趣のある廊下を

ずっと進んでいくと突き当りが同店の試聴室となっております。

オーディオマエストロの是枝重治氏は管球王国の創刊時から105号に至る現在まで取り上げられる
有名な設計者ですが、彼が設計したアンプは「真空管では到底聴いた事がないような」
「凄まじい切れのある音」で他では全く聴いた事がないような非常に緻密な音で、
ゾクゾクするような昂奮をもたらす。傑出したアンプビルダーである。

ステレオサウンドオンライン オーディオマエストロ販売ページ
Fascination 105(パワーアンプ・ペア)[完成品]【受注生産品・納期約120日】 ※メーカー直送
www.stereosound-store.jp
750,000円


お聴かせいただいたのは、

Goodmans Axiom80 四発と英国の直熱三極管 PX25シングルアンプ。
戦前の旧管、戦後の新管がありますが、戦後の新管の方です。

PX25(新管ST型)はイギリス系の直熱三極管の代表。

優婉にして高雅、暗めでしっとりした上品な音。色濃く艶やかな音。

ヴォーカルや弦楽はとても情緒的で心に沁みるような

歌い上げで物憂げな哀感が漂う。時代の空気感が見事に再現される。

以下から空気録音で現場の雰囲気をお楽しみ下さい。

是枝PX25シングルアンプとAXIOM80四発の壮絶な美音に悩殺されました・・・・・
完全にノックアウトです。部屋も30畳以上あって天井高も3.3mで、
定在波の介在もなくルームアコースティック、音響的にもパーフェクトですね。
セッティングはセオリー通り部屋を長手方向使い。スピーカーの間隔は非常に広い。

「私も(1996年くらい)当時はクッキリハッキリした音が好みだったんですが、
近年はまろやかな音質傾向のアンプを作るようになってきました」

「球に負担をかけないようにどのアンプも定格の7割ほどまでしか負荷を掛けてないですね」

是枝さんは寡黙な職人気質ではなくてオーディオの話も大変興味深い話ばかりで、
いうなれば金言の宝庫で、多くの知識と経験が得られました。


是枝さん曰く、

「真空管は3倍の数を用意できて初めて安心して使用できる」

『シングルなら6本 プッシュなら12本ですね』

「そうです。米国のeBayとかで私も買ったりするんですが、
使用可能な球を買って、使えるのは5〜6本のうち1〜2本あるかないかです」

『3〜5本は全く使えないのですか?』

是枝さん「そうではありません、アスリートの世界でも
オリンピックに行けるのは特別な肉体を持ったほんの一握りでしょう?」

「使えるか、使えないかでいえば、使えるのだけど、
特性的に私が求める水準に合格する物が少ないのです」


是枝氏のアンプは購入されたファン方のご意見を伺っていくと、
RCA250やRCA50のシングルアンプが一番人気があり、
市場に出回らない(買った人が死なない限り手放さない)
300Bシングルやプッシュはたまに出るんですが、50や250は見たことがない

「50の方は250の音を知ってしまうと?」

「いや、それはなんとも言えない。無帰還だと300Bもフワッとした音がでる。フワッと広がる開放感がある250の方は」

「管球王国13号の250シングルは下取りで戻ってきたことがない。Yahoo!にも出たことがない」

「50の製作記事はラジオ技術に2回、管球王国に1回だったかな」

「私が一番好きな球ですか?それはRCA250でなくイギリス管ですね、PX25とか」

「今お聴かせ頂いたやつですね?」

「これは新管で、一番好きなのは戦前に作られた旧管の方ですね。新型管は戦後に作られたものですね」


『好みにもよりますが、RCAゴジュウは音が優しくて耳当たりが良くて300Bより魅惑的ですよね』

KS氏「そうです。ただし、RCAゴジュウではなくゴーマルです」

「同じようにRCAニヒャクゴジュウではなくてニーゴーマルと読んでください」

「300B、これはそのままサンビャクビーと読んでいいです」

戦前の旧型英国PX25 搭載のPPアンプ。

是枝さん「みんなバルブの形がどう、釣り金具の形がどう、
そういうことばかり気にしておかしな話ですよね、何の意味もない」

「是枝さんのアンプは他の人となにが違うのですか?」

「秘密なんて、なんもない、全くない!」

WE300Bシングルアンプもありました。

「古いトランスはピッチ(石油製品)が古くなって絶縁不良を起こすんです。
昔からのお客さんでRCA 50のプッシュも持ってる人が、TRIAD(HS)の

トランスを持ってきて「これでアンプを作ってくれ」と云われました。
だけど絶縁不良なんですよ!コアのコイルが接触してしまう」

「Westernは違うんですよ松ヤニが充填してある」

「だからWesternは使える、だから高いのですよ。古いトランスは絶縁不良、
Marantz Mcintosh UESUGIみんなコールタールですよ」

『私は音を気にいって、四か月待ちでAIRTIGHT ATM-300Rを買ったんですが、
このアンプは最新鋭ハイエンドスピーカーを鳴らす前提に開発されたので
マッチするものがavant-gardeしかなくて本当に困っています』

是枝さん「うーん、avant-gardeはちょっと・・・・・・・」

「カナダのparadigmというベリリウムを使ったスピーカーに96dBのがありますよ」

California audio labs の真空管式CDプレイヤー 初代テンペストのようです。

是枝さん「普通は真空管CDプレイヤーといってもバッファだけ真空管とかなんですが、
これは全部真空管です」「非常に珍しい物でPHILIPS LHH2000より相場は高いですよ」

『!あまり古さを感じさせない良い音ですね』


是枝さん「Western electric 1086はA,B,Cで音が違う。流石に良い音がします。
Western electric 124は全く傾向が違う音がします。
86はクッキリした澄んだ音で124は濃厚でマイルド。

86は業務用ですからね、家庭用で使うにはどうでしょうね。

NFBでも音が違うし。7号の300Bプッシュは86を借りてきて横に並べて較べながら作った」

「昔雑誌でヴィンテージや現代アンプなど色々なアンプを

一か所にたくさん集めて聴いたが、WE86(A)が一番良かった。

二番がQUAD。ところが、26年経って今年一月に同じ86を聴くとまるで音が違う。
元々それは編集担当のHさんの個人的な持ち物だったんですよ。
1086はA,B,Cとかあるけど86Aが一番音が良い。Aは60Hz専用トランス

86Bは50Hzでも60Hzでも使える。WE86Aを50/60Hz変換器なしで

AC100V 50Hzの関東で使用した為、電源トランスが熱を持って燃えてしまった。

修理に出したんですが、トランス屋さんがコアを残さないで全部やり替えて

しまったので思いっきり音が変わってしまった。」

LINNのクライマックスDS 450万という英国王室御用達の機器もありました。

置き台は膝くらいまでの高さがある大理石(!)で徹底的に不要振動を排除しています。

右手前のシルバーの機器は是枝プリアンプでモノーラルプリアンプです。

是枝さん「B&W Silver Signature (SS25) は創設者バウワース氏の銀婚式のお祝いとして

作られた記念モデルです。内部配線,ターミナル,ボイスコイル,キャパシタ など

パーツは全て純銀製。音質傾向は通常のB&W製品とはまったく違うもので、

バウワース氏は「本当はこんな音が好きだったんだろうな」と思わせます。

ワシントン条約で現在は輸入が規制されていて入手が不可能な

ブラジル産のブビンガのキャビネットと玄武岩の純正スタンドは必須で、

これらが揃わないと音質的にはまったく価値なし。石材を使ったスピーカースタンドは

輸送時に割れる事故も多かった。鳴らすのが非常に難しいスピーカーだが、

上手く鳴らすと「オートグラフのような音」で鳴る 」

これが是枝RCA 50アンプです。お値段はいくらほどだろう?そもそも売っていただけるのか?

岡山のオーディオマエストロ 是枝重治さんのお店は、

めちゃめちゃ音が良くて、もう嬉しくって嬉しくって。感激しましたね。

さすが名人と呼ばれる方ですね。凄い。ほんとうに凄い!

なんかすごく強い刺激を貰って体と脳細胞が賦活化しましたね!

お嬢さんに美味しいコーヒーも煎れていただきました。

是枝様 丁寧なご対応いただきましてまことにありがとうございました

2022/9/4 の訪問
https://ameblo.jp/507576/entry-12762771601.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/118.html#c3

[近代史5] 真空管アンプの世界 中川隆
38. 中川隆[-12601] koaQ7Jey 2023年5月08日 01:46:08 : URXjCoYl1s : UDIzUDdNSjN6QnM=[6]
<■160行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
岡山県 オーディオマエストロ 訪問記 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12762771601.html?frm=theme

"Goodmans Axiom80 四発と英国の直熱三極管 PX25シングルアンプ。優婉にして高雅、とっても色艶が濃い音質です「私も1996年当時はクッキリハッキリした音が好みだったんですが、近年はまろやかな音質傾向のアンプを作るようになってきました」
https://twitter.com/irony49371/status/1566405741748989954?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566405741748989954%7Ctwgr%5E5d17d606dcf0a9c94c869890d627092ef3d9bbcb%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html


続いてクラシックです「古典アンプに負けない音を作るぞ!」というどころか、超えちゃってるように思います。まあ聴いてみてください。本当にすごいですね、この音。
https://twitter.com/irony49371/status/1566411734356701184?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566411734356701184%7Ctwgr%5E5d17d606dcf0a9c94c869890d627092ef3d9bbcb%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html

オーディオマエストロ 女性ボーカル
https://twitter.com/irony49371/status/1566773889467707393?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566773889467707393%7Ctwgr%5E5d17d606dcf0a9c94c869890d627092ef3d9bbcb%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html


2022年09月05日(月)
岡山県オーディオマエストロさんを訪問しました。

タクシーで時間より少し遅れてお店の前に到着いたしますと、是枝さん

ご本人がすぐにドアを開けて笑顔で出迎えて下さいました。


オーディオマエストロ、是枝重治さんの工房が入口から入ったところの

ガラス貼りのスペースにあり、奥の扉を開けて細い趣のある廊下を

ずっと進んでいくと突き当りが同店の試聴室となっております。

オーディオマエストロの是枝重治氏は管球王国の創刊時から105号に至る現在まで取り上げられる
有名な設計者ですが、彼が設計したアンプは「真空管では到底聴いた事がないような」
「凄まじい切れのある音」で他では全く聴いた事がないような非常に緻密な音で、
ゾクゾクするような昂奮をもたらす。傑出したアンプビルダーである。

ステレオサウンドオンライン オーディオマエストロ販売ページ
Fascination 105(パワーアンプ・ペア)[完成品]【受注生産品・納期約120日】 ※メーカー直送
www.stereosound-store.jp
750,000円


お聴かせいただいたのは、

Goodmans Axiom80 四発と英国の直熱三極管 PX25シングルアンプ。
戦前の旧管、戦後の新管がありますが、戦後の新管の方です。

PX25(新管ST型)はイギリス系の直熱三極管の代表。

優婉にして高雅、暗めでしっとりした上品な音。色濃く艶やかな音。

ヴォーカルや弦楽はとても情緒的で心に沁みるような

歌い上げで物憂げな哀感が漂う。時代の空気感が見事に再現される。

以下から空気録音で現場の雰囲気をお楽しみ下さい。

是枝PX25シングルアンプとAXIOM80四発の壮絶な美音に悩殺されました・・・・・
完全にノックアウトです。部屋も30畳以上あって天井高も3.3mで、
定在波の介在もなくルームアコースティック、音響的にもパーフェクトですね。
セッティングはセオリー通り部屋を長手方向使い。スピーカーの間隔は非常に広い。

「私も(1996年くらい)当時はクッキリハッキリした音が好みだったんですが、
近年はまろやかな音質傾向のアンプを作るようになってきました」

「球に負担をかけないようにどのアンプも定格の7割ほどまでしか負荷を掛けてないですね」

是枝さんは寡黙な職人気質ではなくてオーディオの話も大変興味深い話ばかりで、
いうなれば金言の宝庫で、多くの知識と経験が得られました。


是枝さん曰く、

「真空管は3倍の数を用意できて初めて安心して使用できる」

『シングルなら6本 プッシュなら12本ですね』

「そうです。米国のeBayとかで私も買ったりするんですが、
使用可能な球を買って、使えるのは5〜6本のうち1〜2本あるかないかです」

『3〜5本は全く使えないのですか?』

是枝さん「そうではありません、アスリートの世界でも
オリンピックに行けるのは特別な肉体を持ったほんの一握りでしょう?」

「使えるか、使えないかでいえば、使えるのだけど、
特性的に私が求める水準に合格する物が少ないのです」


是枝氏のアンプは購入されたファン方のご意見を伺っていくと、
RCA250やRCA50のシングルアンプが一番人気があり、
市場に出回らない(買った人が死なない限り手放さない)
300Bシングルやプッシュはたまに出るんですが、50や250は見たことがない

「50の方は250の音を知ってしまうと?」

「いや、それはなんとも言えない。無帰還だと300Bもフワッとした音がでる。フワッと広がる開放感がある250の方は」

「管球王国13号の250シングルは下取りで戻ってきたことがない。Yahoo!にも出たことがない」

「50の製作記事はラジオ技術に2回、管球王国に1回だったかな」

「私が一番好きな球ですか?それはRCA250でなくイギリス管ですね、PX25とか」

「今お聴かせ頂いたやつですね?」

「これは新管で、一番好きなのは戦前に作られた旧管の方ですね。新型管は戦後に作られたものですね」


『好みにもよりますが、RCAゴジュウは音が優しくて耳当たりが良くて300Bより魅惑的ですよね』

KS氏「そうです。ただし、RCAゴジュウではなくゴーマルです」

「同じようにRCAニヒャクゴジュウではなくてニーゴーマルと読んでください」

「300B、これはそのままサンビャクビーと読んでいいです」

戦前の旧型英国PX25 搭載のPPアンプ。

是枝さん「みんなバルブの形がどう、釣り金具の形がどう、
そういうことばかり気にしておかしな話ですよね、何の意味もない」

「是枝さんのアンプは他の人となにが違うのですか?」

「秘密なんて、なんもない、全くない!」

WE300Bシングルアンプもありました。

「古いトランスはピッチ(石油製品)が古くなって絶縁不良を起こすんです。
昔からのお客さんでRCA 50のプッシュも持ってる人が、TRIAD(HS)の

トランスを持ってきて「これでアンプを作ってくれ」と云われました。
だけど絶縁不良なんですよ!コアのコイルが接触してしまう」

「Westernは違うんですよ松ヤニが充填してある」

「だからWesternは使える、だから高いのですよ。古いトランスは絶縁不良、
Marantz Mcintosh UESUGIみんなコールタールですよ」

『私は音を気にいって、四か月待ちでAIRTIGHT ATM-300Rを買ったんですが、
このアンプは最新鋭ハイエンドスピーカーを鳴らす前提に開発されたので
マッチするものがavant-gardeしかなくて本当に困っています』

是枝さん「うーん、avant-gardeはちょっと・・・・・・・」

「カナダのparadigmというベリリウムを使ったスピーカーに96dBのがありますよ」

California audio labs の真空管式CDプレイヤー 初代テンペストのようです。

是枝さん「普通は真空管CDプレイヤーといってもバッファだけ真空管とかなんですが、
これは全部真空管です」「非常に珍しい物でPHILIPS LHH2000より相場は高いですよ」

『!あまり古さを感じさせない良い音ですね』


是枝さん「Western electric 1086はA,B,Cで音が違う。流石に良い音がします。
Western electric 124は全く傾向が違う音がします。
86はクッキリした澄んだ音で124は濃厚でマイルド。

86は業務用ですからね、家庭用で使うにはどうでしょうね。

NFBでも音が違うし。7号の300Bプッシュは86を借りてきて横に並べて較べながら作った」

「昔雑誌でヴィンテージや現代アンプなど色々なアンプを

一か所にたくさん集めて聴いたが、WE86(A)が一番良かった。

二番がQUAD。ところが、26年経って今年一月に同じ86を聴くとまるで音が違う。
元々それは編集担当のHさんの個人的な持ち物だったんですよ。
1086はA,B,Cとかあるけど86Aが一番音が良い。Aは60Hz専用トランス

86Bは50Hzでも60Hzでも使える。WE86Aを50/60Hz変換器なしで

AC100V 50Hzの関東で使用した為、電源トランスが熱を持って燃えてしまった。

修理に出したんですが、トランス屋さんがコアを残さないで全部やり替えて

しまったので思いっきり音が変わってしまった。」

LINNのクライマックスDS 450万という英国王室御用達の機器もありました。

置き台は膝くらいまでの高さがある大理石(!)で徹底的に不要振動を排除しています。

右手前のシルバーの機器は是枝プリアンプでモノーラルプリアンプです。

是枝さん「B&W Silver Signature (SS25) は創設者バウワース氏の銀婚式のお祝いとして

作られた記念モデルです。内部配線,ターミナル,ボイスコイル,キャパシタ など

パーツは全て純銀製。音質傾向は通常のB&W製品とはまったく違うもので、

バウワース氏は「本当はこんな音が好きだったんだろうな」と思わせます。

ワシントン条約で現在は輸入が規制されていて入手が不可能な

ブラジル産のブビンガのキャビネットと玄武岩の純正スタンドは必須で、

これらが揃わないと音質的にはまったく価値なし。石材を使ったスピーカースタンドは

輸送時に割れる事故も多かった。鳴らすのが非常に難しいスピーカーだが、

上手く鳴らすと「オートグラフのような音」で鳴る 」

これが是枝RCA 50アンプです。お値段はいくらほどだろう?そもそも売っていただけるのか?

岡山のオーディオマエストロ 是枝重治さんのお店は、

めちゃめちゃ音が良くて、もう嬉しくって嬉しくって。感激しましたね。

さすが名人と呼ばれる方ですね。凄い。ほんとうに凄い!

なんかすごく強い刺激を貰って体と脳細胞が賦活化しましたね!

お嬢さんに美味しいコーヒーも煎れていただきました。

是枝様 丁寧なご対応いただきましてまことにありがとうございました

2022/9/4 の訪問
https://ameblo.jp/507576/entry-12762771601.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/415.html#c38

[近代史7] オーディオマエストロ 是枝アンプ 中川隆
1. 中川隆[-12600] koaQ7Jey 2023年5月08日 01:48:13 : URXjCoYl1s : UDIzUDdNSjN6QnM=[7]
<■160行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
岡山県 オーディオマエストロ 訪問記 | 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12762771601.html?frm=theme

"Goodmans Axiom80 四発と英国の直熱三極管 PX25シングルアンプ。優婉にして高雅、とっても色艶が濃い音質です「私も1996年当時はクッキリハッキリした音が好みだったんですが、近年はまろやかな音質傾向のアンプを作るようになってきました」
https://twitter.com/irony49371/status/1566405741748989954?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566405741748989954%7Ctwgr%5E5d17d606dcf0a9c94c869890d627092ef3d9bbcb%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html


続いてクラシックです「古典アンプに負けない音を作るぞ!」というどころか、超えちゃってるように思います。まあ聴いてみてください。本当にすごいですね、この音。
https://twitter.com/irony49371/status/1566411734356701184?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566411734356701184%7Ctwgr%5E5d17d606dcf0a9c94c869890d627092ef3d9bbcb%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html

オーディオマエストロ 女性ボーカル
https://twitter.com/irony49371/status/1566773889467707393?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1566773889467707393%7Ctwgr%5E5d17d606dcf0a9c94c869890d627092ef3d9bbcb%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F507576%2Fentry-12762771601.html


2022年09月05日(月)
岡山県オーディオマエストロさんを訪問しました。

タクシーで時間より少し遅れてお店の前に到着いたしますと、是枝さん

ご本人がすぐにドアを開けて笑顔で出迎えて下さいました。


オーディオマエストロ、是枝重治さんの工房が入口から入ったところの

ガラス貼りのスペースにあり、奥の扉を開けて細い趣のある廊下を

ずっと進んでいくと突き当りが同店の試聴室となっております。

オーディオマエストロの是枝重治氏は管球王国の創刊時から105号に至る現在まで取り上げられる
有名な設計者ですが、彼が設計したアンプは「真空管では到底聴いた事がないような」
「凄まじい切れのある音」で他では全く聴いた事がないような非常に緻密な音で、
ゾクゾクするような昂奮をもたらす。傑出したアンプビルダーである。

ステレオサウンドオンライン オーディオマエストロ販売ページ
Fascination 105(パワーアンプ・ペア)[完成品]【受注生産品・納期約120日】 ※メーカー直送
www.stereosound-store.jp
750,000円


お聴かせいただいたのは、

Goodmans Axiom80 四発と英国の直熱三極管 PX25シングルアンプ。
戦前の旧管、戦後の新管がありますが、戦後の新管の方です。

PX25(新管ST型)はイギリス系の直熱三極管の代表。

優婉にして高雅、暗めでしっとりした上品な音。色濃く艶やかな音。

ヴォーカルや弦楽はとても情緒的で心に沁みるような

歌い上げで物憂げな哀感が漂う。時代の空気感が見事に再現される。

以下から空気録音で現場の雰囲気をお楽しみ下さい。

是枝PX25シングルアンプとAXIOM80四発の壮絶な美音に悩殺されました・・・・・
完全にノックアウトです。部屋も30畳以上あって天井高も3.3mで、
定在波の介在もなくルームアコースティック、音響的にもパーフェクトですね。
セッティングはセオリー通り部屋を長手方向使い。スピーカーの間隔は非常に広い。

「私も(1996年くらい)当時はクッキリハッキリした音が好みだったんですが、
近年はまろやかな音質傾向のアンプを作るようになってきました」

「球に負担をかけないようにどのアンプも定格の7割ほどまでしか負荷を掛けてないですね」

是枝さんは寡黙な職人気質ではなくてオーディオの話も大変興味深い話ばかりで、
いうなれば金言の宝庫で、多くの知識と経験が得られました。


是枝さん曰く、

「真空管は3倍の数を用意できて初めて安心して使用できる」

『シングルなら6本 プッシュなら12本ですね』

「そうです。米国のeBayとかで私も買ったりするんですが、
使用可能な球を買って、使えるのは5〜6本のうち1〜2本あるかないかです」

『3〜5本は全く使えないのですか?』

是枝さん「そうではありません、アスリートの世界でも
オリンピックに行けるのは特別な肉体を持ったほんの一握りでしょう?」

「使えるか、使えないかでいえば、使えるのだけど、
特性的に私が求める水準に合格する物が少ないのです」


是枝氏のアンプは購入されたファン方のご意見を伺っていくと、
RCA250やRCA50のシングルアンプが一番人気があり、
市場に出回らない(買った人が死なない限り手放さない)
300Bシングルやプッシュはたまに出るんですが、50や250は見たことがない

「50の方は250の音を知ってしまうと?」

「いや、それはなんとも言えない。無帰還だと300Bもフワッとした音がでる。フワッと広がる開放感がある250の方は」

「管球王国13号の250シングルは下取りで戻ってきたことがない。Yahoo!にも出たことがない」

「50の製作記事はラジオ技術に2回、管球王国に1回だったかな」

「私が一番好きな球ですか?それはRCA250でなくイギリス管ですね、PX25とか」

「今お聴かせ頂いたやつですね?」

「これは新管で、一番好きなのは戦前に作られた旧管の方ですね。新型管は戦後に作られたものですね」


『好みにもよりますが、RCAゴジュウは音が優しくて耳当たりが良くて300Bより魅惑的ですよね』

KS氏「そうです。ただし、RCAゴジュウではなくゴーマルです」

「同じようにRCAニヒャクゴジュウではなくてニーゴーマルと読んでください」

「300B、これはそのままサンビャクビーと読んでいいです」

戦前の旧型英国PX25 搭載のPPアンプ。

是枝さん「みんなバルブの形がどう、釣り金具の形がどう、
そういうことばかり気にしておかしな話ですよね、何の意味もない」

「是枝さんのアンプは他の人となにが違うのですか?」

「秘密なんて、なんもない、全くない!」

WE300Bシングルアンプもありました。

「古いトランスはピッチ(石油製品)が古くなって絶縁不良を起こすんです。
昔からのお客さんでRCA 50のプッシュも持ってる人が、TRIAD(HS)の

トランスを持ってきて「これでアンプを作ってくれ」と云われました。
だけど絶縁不良なんですよ!コアのコイルが接触してしまう」

「Westernは違うんですよ松ヤニが充填してある」

「だからWesternは使える、だから高いのですよ。古いトランスは絶縁不良、
Marantz Mcintosh UESUGIみんなコールタールですよ」

『私は音を気にいって、四か月待ちでAIRTIGHT ATM-300Rを買ったんですが、
このアンプは最新鋭ハイエンドスピーカーを鳴らす前提に開発されたので
マッチするものがavant-gardeしかなくて本当に困っています』

是枝さん「うーん、avant-gardeはちょっと・・・・・・・」

「カナダのparadigmというベリリウムを使ったスピーカーに96dBのがありますよ」

California audio labs の真空管式CDプレイヤー 初代テンペストのようです。

是枝さん「普通は真空管CDプレイヤーといってもバッファだけ真空管とかなんですが、
これは全部真空管です」「非常に珍しい物でPHILIPS LHH2000より相場は高いですよ」

『!あまり古さを感じさせない良い音ですね』


是枝さん「Western electric 1086はA,B,Cで音が違う。流石に良い音がします。
Western electric 124は全く傾向が違う音がします。
86はクッキリした澄んだ音で124は濃厚でマイルド。

86は業務用ですからね、家庭用で使うにはどうでしょうね。

NFBでも音が違うし。7号の300Bプッシュは86を借りてきて横に並べて較べながら作った」

「昔雑誌でヴィンテージや現代アンプなど色々なアンプを

一か所にたくさん集めて聴いたが、WE86(A)が一番良かった。

二番がQUAD。ところが、26年経って今年一月に同じ86を聴くとまるで音が違う。
元々それは編集担当のHさんの個人的な持ち物だったんですよ。
1086はA,B,Cとかあるけど86Aが一番音が良い。Aは60Hz専用トランス

86Bは50Hzでも60Hzでも使える。WE86Aを50/60Hz変換器なしで

AC100V 50Hzの関東で使用した為、電源トランスが熱を持って燃えてしまった。

修理に出したんですが、トランス屋さんがコアを残さないで全部やり替えて

しまったので思いっきり音が変わってしまった。」

LINNのクライマックスDS 450万という英国王室御用達の機器もありました。

置き台は膝くらいまでの高さがある大理石(!)で徹底的に不要振動を排除しています。

右手前のシルバーの機器は是枝プリアンプでモノーラルプリアンプです。

是枝さん「B&W Silver Signature (SS25) は創設者バウワース氏の銀婚式のお祝いとして

作られた記念モデルです。内部配線,ターミナル,ボイスコイル,キャパシタ など

パーツは全て純銀製。音質傾向は通常のB&W製品とはまったく違うもので、

バウワース氏は「本当はこんな音が好きだったんだろうな」と思わせます。

ワシントン条約で現在は輸入が規制されていて入手が不可能な

ブラジル産のブビンガのキャビネットと玄武岩の純正スタンドは必須で、

これらが揃わないと音質的にはまったく価値なし。石材を使ったスピーカースタンドは

輸送時に割れる事故も多かった。鳴らすのが非常に難しいスピーカーだが、

上手く鳴らすと「オートグラフのような音」で鳴る 」

これが是枝RCA 50アンプです。お値段はいくらほどだろう?そもそも売っていただけるのか?

岡山のオーディオマエストロ 是枝重治さんのお店は、

めちゃめちゃ音が良くて、もう嬉しくって嬉しくって。感激しましたね。

さすが名人と呼ばれる方ですね。凄い。ほんとうに凄い!

なんかすごく強い刺激を貰って体と脳細胞が賦活化しましたね!

お嬢さんに美味しいコーヒーも煎れていただきました。

是枝様 丁寧なご対応いただきましてまことにありがとうございました

2022/9/4 の訪問
https://ameblo.jp/507576/entry-12762771601.html?frm=theme
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/342.html#c1

[近代史3] 岡山県 玉野市 Vintage Audio(ヴィンテージ・オーディオ) 中川隆
3. 保守や右翼には馬鹿し[164] lduO54LiiUWXg4LJgs2Ubo6tgrU 2023年5月08日 02:01:11 : URXjCoYl1s : UDIzUDdNSjN6QnM=[8]
<■161行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
岡山県 Vintage Audio 店訪問記
https://ameblo.jp/507576/entry-12616010035.html

2020年08月06日(木)
テーマ:オーディオ訪問記


2020年8月2日 岡山県玉野市八浜町。Vintage Audio 店を訪れました。



店内は広く約25畳でクラシックのレコードも膨大な数の展示があります。


[PR]上司と添い寝 まさかの展開に


ALTEC 604B mono mix 再生。透明なサウンドでCなど後継機の持っている

明るく輝かしいアルティックトーンは控えめ、落ち着いた地味な印象で

渋さもよく出てくる。検聴用モニターともいえる性質を持っており、Cタイプよりも

普遍的な音、味わい深く、極上の旨味もある。604Aはランシングの作品。
604Bはジム・ランシングはタッチしていないが音質は同質のもので彼の作品と言える。
システムはNASがFidataでSoulnote D2、オーナーの大塚さんの自作プリアンプと
Leak TL/25plusで鳴らして頂きました。

空気録音

オーナーの大塚さんの自作プリアンプ。モノラルフェーダータイプではなく左上の黒いつまみがボリューム。


Leak TL/25plus "point one" 英国の高級ハイファイは透明で癖が少なくなって

くるのが特徴で、最初のインパクトは米国製の骨董アンプの
銘機と比べるとそんなに強烈な印象ではないが、あとからじんわりと
良さが分かって来る。エレガントで音楽を魅惑的に、上手に聴かせる表現力がある。
飽きはまずない。これでも英国も全盛時代のレベルだと中の上だという。


[PR]骨盤底筋ガードル「me&Re」



Leak TL/50plus 同社はKT66のアンプが人気があるが50はKT88で駆動力があるので
振動版の重い現代スピーカーも余裕で駆動できるとの事だ。


ALTEC 604AB の音の値打ちの内訳は、ユニットとネットワークで50%、

箱が50%。つまり箱が適当では駄目ですよという話でした。


ALTEC 604 B C E 8G を実際に聴いたけど、自分が持ってる604Cが
もっともエンターテイニングな音。Eはハイファイ・トーンでアルティックらしさも
しっかり残ってて現代物ソースのみならこちらの方が良いかも知れない。
Bは普遍的でモニター的だが同系の最高峰である。8Gは振動版が重く地味な印象。

ALTEC 604C は軽薄かもですがエンターテイニングな演出感は強烈。

次がだいぶ薄くなってEだと思う。眩しいまでの明るさや輝かしさは

ABと比べても際立って多いのです。自分は即物的なのでCで良いかなあ。

ABはキリッとした端麗辛口といった感じで大吟醸の味わいとスッキリしたコクがあるが、

もっと普遍的でモニターライク。ALTEC 604はA〜Eまで。

[PR]上司と添い寝 まさかの展開に
[PR]骨盤底筋ガードル「me&Re」



Goodmans maxim BBCが卓上モニターとして使っていたので有名になった。
アルニコVマグネットの異例の強力な磁気回路を搭載。
精密感が凄いが冷たくならず軽快で柔らかく広がりのあるサウンドで
ウォームな雰囲気。英国スピーカーだが明るい陽気な音色。
甘い口で贅沢な酒に酔うような心地よさがある。
maxim は大変すばらしいですね。こんなインティメートな
雰囲気と味わい深さは現代のスピーカーでは得られないでしょう。
暖かく情緒があって繊細にして優美な音色が素晴らしい。

空気録音

Goodmans maxim のような音は他の Goodmans では出ないそうだ。
すごくちっさいスピーカーだから大きなので同じ音が出るやつない?
と質問しても 「ない」 との事で残念です。

「復刻のaxiom80持ってたんですが、音が全然違います!」

「それは箱がオリジナルじゃないでしょ?」


「確かにそうでした」

「でしょ?」


Goodmansは現在のFostexのような立ち位置のメーカーで、
事業はスピーカーユニットの供給が主だった。
完成品としてのスピーカーシステムはあまり残っていないのが惜しまれるところです。


Stephens Tru-sonic 416?ジム・ランシングと同僚だった、スティーブンス・トゥルーソニックの
ダブルウーハー3way構成。大変珍しいスピーカー。聴かせてもらった中では最も明瞭度感が高く、
クッキリハッキリした音。低域が速いのが特徴だ。駆動したアンプは
BROOKの2A3、1950年代の直熱三極管アンプ。鮮烈な音質はジャズが得意。

[PR]me&Re
[PR]Amebaアンケート


米国 BROOK HIGH QUALITY AUDIO AMPLEFIER 直熱三極管2A3を出力管に使ったパワーアンプ。


TANNOY Monitor Silver 上品で流麗な美しさ。Monitor Redと比べると

アメリカのようなパリッとした乾いた感じがある。適度に重厚で少しこもった感じ。


B.B.C Monitor LS 3/1 シャビ―な外観で、鉄仮面風の厳めしい風貌。

威風堂々で肺活量がある獅子のように吠える。賑やかで伸びやかな高域にアクセントがあり、

怪鳥音のような戦慄の凄音を轟かせる。トランペットやホルンのファンファーレが

とくに印象的。色彩はモノトーンで英国のしっとり落ちいた音色だが、

ズバッと鮮烈に鳴らしてくる。おどろおどろしい雰囲気やメリハリがあり、

強弱のダイナミックレンジの広大さに優れる。38cmウーハーの密閉型で

高域ユニットはGEC製ツィーター2個並列搭載だが、
開口部は板で塞がれており音が出るのは外周部分の僅かな部分だけ。
音の拡がりやエネルギー感も見事な堂々たる凄烈な鳴りっぷりで度肝を抜かれる。

木製キャビネットにシルバーの塗装を施した銀箱仕様で精悍な面構えだ。

同じユニット構成の上位モデルであるLS 5/1は瀬川冬樹氏の最愛のスピーカーだった。


空気録音

BEAM-ECHO - DL7-35 MULLARD EL34 を搭載したビーム管パワーアンプ。
BBC LS 3/1を駆動している。AUDIO!AUDIO!の表紙になっている。
90年代に復刻モデルが出ているのは銘機の証拠であろう。

「私はあまり米国製は認めていないのですが、アメリカ西海岸でしたら

ジムラン、ALTEC、Tru-sonicの三羽ガラスですね、ALTECなら604AとBまで、

ここまではランシングが在籍していた頃ですから」

「ウィリアムソンアンプなど英国製のヴィンテージアンプの方がハイファイで細部まで描き切る

分解能がある。音質は女性的で綺麗。アメリカの方が個性があり重厚で厚みがある。

その分ディティールは曖昧になり音は緩さが気になるような気もします」


DS Audioの光カートリッジも凄かった。最新鋭のデジタルのような鮮度感の高さで。
値段は20万から70万くらい。 Technics SP10 レコードプレーヤーが2台並んでいます。

DS光カートリッジとの組み合わせが重要だそうです。

『僕はモニターサウンドが好きなんですよ』

検聴用のモニターサウンドがオーナーの好みの店だけど、本当に説得力がありました。


アンティークオーディオも古ければなんでもいいわけじゃなくて、
よい物はホンの一握りと、筆者とおんなじ事言っておられました。


大塚さんがオーディオを始められたのは 20歳くらい。TANNOY Rectangular York や
Marantz 8Bで聴いていた。GRF SILVER なども経て、やっぱり古ければ古いほど良いので、
どんどん遡って蓄音機まで行った。VOIGT DOMESTIC HORN もやったけど、
蓄音機はやっぱり違うよなあと、40年代後半から50年代のオーディオにまた戻って来た。



オーナーの大塚さんはまだ49歳なのに凄い知識と経験年数とサービスエンジニアの
力量をお持ちだった。英国系アンティークに傾倒されている方だけど、
店に置いてある 別冊 Stereo Sound ヴィンテージスピーカー Vol.2 イギリス篇の
書籍がボロボロで何回も読まれたのだろう。熱心に学ばれているのが伝わって来た。



1940〜1950年代のアンプばかり並んでいるのにどれもノーノイズ、ノーハムです。
拙宅の骨董アンプも電源投入時はブーンというハムが取り切れない。
アンプは殆どが英国製ですけど、サービスエンジニアとしての力量も確かだなと思いました。

骨董オーディオ店はしっかりとリペアして商品化するところは本当に少ないんですよ。

最低限度しか直さない所が多いのです。

アナログ再生でパチパチと焚火のようなスクラッチノイズがあるのは当然ですが。

「真空管アンプは7割トランスで決まると聞きます」

『その通りです。日本で作られた最高峰のトランスはTAMURAがオリンピックの時に

作ったものなのです。それをアメリカに持って行くとアメリカの中級グレードなんです。

アメリカの最高級トランスをイギリスに持って行くと、大体イギリスの中級クレードなんです。』

JBL C31 D31050 (130B/175B)


1952年発売、コーナー型 38cmダブルウーハー。当時JBLの最も高価なスピーカーで
一本882.5ドル。有名なハーツフィールドが735ドルだった。駆動アンプはBROOKの2A3で、
レンジは狭いが中域がぶ厚く、低音が出ていないためか、そこそこ抜けの良い音。


「ヴィンテージスピーカーは現代高性能アンプの広帯域や制動力を要求していないものがある。
スピーカーユニットとキャビネットとパワーアンプでほぼ音が決まる。
JBLの要求ダンピングファクターは1、ALTECは5。600とかのアンプ持ってくると音が詰まる。
スピーカーとアンプどっちも制動してしまうから」






JBL D31050 1952年発売。ジムランシングて書いてあるでしょう?
1950年代以後のJBLをジムランと呼ぶのは間違い。ただのJBLね。







PYE Records HF-20

英国パイ社が1950年代にGoodmansのユニットを使って開発した3wayスピーカーシステム。
華やかな高域寄りの音で手放しで好ましい出音だった。これも店頭用で販売用ではないものです。



英国の至宝 Parmeko LS/1 初代 BBC monitor


幻の銘品で世界最高のスピーカーとの呼び声も名高い。

1949〜1950年に開発された英国パルメコ社製のBBCスタジオモニター。

同社製38cm同軸2ウェイユニット LS/1 を他社製キャビネットにマウントしたもの。

ロレンツ社製 LPH65トゥイーターをLS/1の前面に搭載して3ウェイ構成となった。

スピーカーシステム名はLSU/10。エンクロージャー内部には英国リーク社製

LSM/8アンプが内蔵されている。クロスオーバー周波数は1,200Hz

最後に市場に出てきたのはBBCの大量廃棄に伴う1990年代で、それ以降は出ていない。

空気録音

GEC KT-88がクリアーケースの中に無造作に大量に転がってたりして、眼を丸くしました。

すべてが興味深い体験でした。

一日で英国高級ハイファイの精髄を体験できる貴重な機会をいただき大変感謝です_(._.)_

http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/458.html#c3

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > UDIzUDdNSjN6QnM= > 100000  g検索 UDIzUDdNSjN6QnM=

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。