173. アラジン2[1260] g0GDiYNXg5My 2021年11月11日 13:31:51 : cFxeSKPhOU : U2hxcmIzaFh5UWc=[1]
ナチスの経済政策。
これは見習うべきところもあるかもしれない。
なるほど、「通貨発行権」は民間ではなく、政府が取り戻さねばならない権利だと
改めて思いました。
■ナチスの経済政策〜国際金融資本に戦いを挑んだナチス・ドイツ〜(2018/01/17)
https://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=332771
ヒトラーが率いるナチスが、ロックフェラー始めアメリカ金融資本や産業界の支援によって政権を獲得したのは一方の事実である。
しかし他方、ヒトラーはロスチャイルド始めとするヨーロッパの金融資本支配に闘いを挑んだ人物でもあるという側面を見落としてはならないだろう。
戦後長らくナチスやユダヤ問題を語ることが最大のタブーとされた理由もおそらくそこにある。
ヒトラーが政権の座に就いたのは1933年1月。その前年ドイツにおいては国内第二位のダートナー銀行が破綻(ベルリンの銀行9つ中4つが破綻)。1929年の世界大恐慌から1932年の間に工業生産は40%減少し、失業者は600万人(失業率30%)であった。半失業状態にある者を含めると過半数を超えていた。
しかし、3年後ドイツは失業者を160万人にまで減らし、国民総生産は大恐慌前の150%に増加させる急回復をした。西側諸国の中では最も早い回復である。失業者は大戦前には20万人まで減少させている。
(ちなみに同じく1933年から始まったニューディール施行下でのアメリカの失業率はなお18%の高水準にある)
○ナチスの経済政策
ヒトラーは政権を取った直後の1933年2月、新しい経済計画(第一次4ヵ年計画)を発表する。経済政策こそがナチスの最優先課題だったのである。
この「第一次4力年計画」は、
・公共事業(アウトバーン=高速道路網と住宅建設)によって失業問題を解消
・価格統制によるインフレ抑制
・疲弊した農民、中小の手工業者商店の保護救済
・ユダヤ人や戦争利得者の利益を国民に分配
・中高年の優先的雇用
というのが主な内容だった。
ヒットラーが政権を奪取してすぐ莫大な予算をかけ再軍備に狂奔したというのは戦後作られた作為的イメージである。実際は1942年(第二次大戦は1939年〜)まではドイツの軍事費の国民総生産における比率はイギリスを下回っていた。
しかし、これらを実現させた核心部分は通貨政策=国際金融家との戦いだったのである。
まず、銀行家たちの猛烈な反対を押し切って、1933年中央銀行の国有化に向けて銀行法を改正、頭取と取締役会を国家元首による指名制とした。更には1939年の「帝国銀行法」で取締役会は国家元首に直接指導されることを明記した。同時に中央銀行の政府融資額は指導者と国家元首が決定すると定めた。これはロスチャイルド等の金融家から紙幣発行権を完全に奪還したことを意味する。
もう一つのナチスの通貨政策(財政政策)の特色は「雇用創出手形」の発行である。
これは、「メフォ」という国営の会社が振出人となる手形である。メフォはドイツ政府を代理し、雇用創出力のある企業から各種商品とサービスを「雇用創出手形」で購入する。「雇用創出手形」は利率4.5%、償還期間3カ月とするが、最長5年間まで自動的に繰り越しできる。支払義務は政府にある。
企業はドイツのすべての銀行でメフォ手形を割り引いて現金を取得し、労働者の雇用と原材料の購入・生産に投入することができる。手形を貰った銀行は期限まで自社保有してもよく、帝国銀行で再度割り引いてもよい(再割引保証制度)、というものである。
これは悪意のある見方をすれば、利率4.5%の偽装国債ともいえるが、一般国債では国債発行に伴う通貨増発によるインフレの懸念があるのに対し、通貨増発が伴わないので、(少なくとも急激な)インフレの心配がない妙手である。
この雇用創出手形によって商業銀行の貸し渋りの中、政府は雇用を創出できる企業に直接資金を提供し、雇用拡大を中心とする政策を貫徹しえたのである。
その他にナチスは、当時の常識では考えられないような経済政策をいくつも打ち出している。外貨不足の中、外貨を用いずに物々交換で貿易をする、労働組合をすべて解散させ、労使を合体させた一元的な組織を作る等々である。
1939年、ナチス・ドイツはポーランドに侵攻。
第二次世界大戦緒戦で欧州をほぼ席捲したナチスは、1940年7月25日「欧州新経済秩序」を発表、ヨーロッパ共通通貨をマルクとして、通貨圏内は人や物資本や労働も自由に移動できるという計画を発表した。
この計画が、覇権国アメリカ資本にとって最早看過できないものとなり、参戦を決意する契機となったのではないだろうか?1941年アメリカとソ連はドイツに宣戦布告を行う。
ヨーロッパでの戦争によって商機を拡大させ、同時にロスチャイルドに打撃を与えるためにナチスを利用したアメリカ資本(ロックフェラー)だが、思惑を超えて自らを脅かす存在に成長した、第二次大戦についてはそのような見方ができるのではないだろうか?
参考「ヒトラーの経済政策」武田知弘著
★「通貨戦争」宋鴻兵著 等
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★宋鴻兵氏は『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ』も
書いてる中国の方。
この本のアマゾン・レビューです。
ぜひ、これだけでも読んで欲しい。
世界が何に支配されているかがわかります。
私は中国が「通貨発行権問題」を知っていることに驚き、
だから今の巧みな経済政策が有るのかと納得しました。
決して欧米の国際金融資本家達の搾取を許さない経済体制を
中国は作ろうとしている。だから彼等に憎まれるんです。
中国をどう思おうと自由ですが、「日中戦争」だけは決してやってはいけません。
それは国際金融資本家達の思う壺です。
なんでこんな連中のために、日本人が死ななきゃならんのか。