1. 中川隆[-12599] koaQ7Jey 2020年5月26日 07:55:54 : MZ7lZTlAXs : U1VqUlg4TFg3c1k=[1]
2020年05月26日
欧州GDPはマイナス7.7%、先進国で公的債務急増
画像引用:ユーロ圏GDP 過去最悪の予測 - Cube ニュースhttps://news.cube-soft.jp/archive/3746387.html
ドイツGDPはマイナス6%
5月25日に発表されたドイツ第一四半期GDPは前期比-2.2%・前年比-1.9%で速報値と同じだった。
減少率は2009年以来の大きさで1990年の東西ドイツ統一から2番目の下落率だった。
ドイツ経済を支えていた輸出と消費の2本の柱が落ち込み、ドイツはリセッション(景気後退)に陥った。
ドイツ経済省の予測によるとGDPは今年6.3%縮小する見通しで、4月から6月の第二四半期はさらに落ち込むと予想されている。
ドイツGDPが去年と比べて6.3%縮小するには、第二四半期は前年比3%以上はマイナスになり、第三と第四四半期も1%マイナスにならないといけない。
1950年以来で最悪になるが、一転して2021年は5.2%のプラス成長が予測されている。
ドイツ政府は1兆ユーロ(約115兆円)を上回る経済支援を計画している。
欧州各国も同じような状況で、英仏やイタリア・スペイン等が大幅マイナスを予想している。
欧州委員会によると2020年のユーロ圏実質GDPは、前年比7.7%減と過去最大の落ち込みになる。
各国の物価上昇率はゼロ%に近付き、各国が数十兆円もの経済支援をすることで公的債務は急上昇する。
欧州委員会はユーロ圏合計GDPは20年に7.7%減少するが、21年に6.3%増になり2年間の合計で1.4%増になる。
ユーロ圏の単年度財政赤字は20年にGDP比8.5%になり、19年の0.6%から大幅に拡大する。
先進国のお金ばらまき競争
ユーロ圏の公的債務GDP比は2019年の86%から、2020年は102.7%に上昇する。
なお日本とEUは「公的債務」の概念がまったく違うため、日本の200%とEUの102%を比較しても意味はない。
強いて言えば日本もEUやアメリカの「公的債務」で計算すると、GDP比100%以下に収まっている。
日本は民間企業である道路公団の建設費まで「国の借金」に含めているので、それでアメリカやEUを計算したら恐らくGDP比200%近い数字になる。
フランス政府は年末までに公的債務が115%超に膨らむと予想している。
日本より少ないがこれには道路公団や特殊法人のような「民間団体」の借金が含まれていない。
多くの国は年金や保険も「民間」なので国の借金に含めていないが、逆にこれを国の借金としているのは世界で日本ぐらいです。
日本は1月から3月期は前期比0.9%減、4月から6月期は前期比8.3%減が予想され、20年前半だけでマイナス9%になる
日本のGDPは約550兆円なので半年で55兆円が日本から失われ、このままでは戦後最悪の大恐慌になる。
そこで政府は27兆円の第一次補正予算を成立し、13兆円規模の第二次補正予算を予定している。
合計すると40兆円という事で、政府がお金を使うと民間支出や民間投資も増えるので、計算上は55兆円を補える。
だが阪神大震災でも東日本大震災でも「緊急!緊急!」と言いながらほとんどの予算執行は数年後だった。
40兆円の補正予算が成立してもそのお金が使われるのは3年後かも知れず、それだと平成デフレ、リーマンショックの再現になる。
「悪夢の安倍デフレ」を防げるかどうかは、どれだけ短期間にお金をばら撒くかにかかっている。
http://www.thutmosev.com/archives/83029685.html
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