9. 2021年9月11日 10:15:12 : RqI4wIclaA : TzMvbXEyQURSbWM=[1]
国家試験、福祉・IT分野で受験料値上げへ…検温や消毒などコロナ対策費かさむ
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210910-OYT1T50089/
新型コロナウイルスの感染拡大の余波で、今年秋以降に実施される福祉やIT(情報技術)分野の国家試験の受験料が、相次いで値上げされる。検温や消毒など試験会場での対策費がかさみ、国は受験料に転嫁せざるを得ないと判断した。いずれも人材不足が指摘される分野で、志願者減を懸念する声も出ている。
今秋以降
値上げとなるのは、特別養護老人ホームなどで働く介護福祉士や、IT分野のセキュリティー管理にあたる情報処理安全確保支援士といった国家試験の受験料。所管する厚生労働省や経済産業省が必要な手続きを済ませた。
値上げ後の受験料は介護福祉士で前年度比約2割(3080円)増の1万8380円、情報処理安全確保支援士で約3割(1800円)増の7500円となる。値上げの理由は試験会場での新型コロナ対策の実施に伴うコスト増だ。
昨年度の試験では、感染防止のため、検温や消毒の機材をそろえ、受験者の誘導にあたるスタッフを増員。「密」を回避するために複数の貸会議室を借りるなどして会場を分散させた結果、「受験料収入では賄いきれず、赤字が出た」(厚労省)という。
このため、今年度はコスト上昇分を受験料に転嫁せざるを得なかった。感染が拡大する状況が収束すれば、値下げを検討するというが、先行きは不透明だ。
介護やITの業界では専門人材の不足が指摘されている。介護福祉士の2020年度の試験では約8万4000人が受験したが、今後受験料の値上げが志願者減を招きかねないとの懸念も出ている。
http://www.asyura2.com/20/senkyo274/msg/785.html#c9