33. 中川隆[-8135] koaQ7Jey 2024年12月24日 06:46:15 : R9w0zqCUYY : TWVHWWZCcXlVeG8=[1]
れなちゃんねる・水無月レナ 2024/12/23
https://www.youtube.com/watch?v=zGHnzLQ_P7I
ロシアの実際の生活、物価、月収 ロシア人3人にインタビュー
ロシアは現在、経済制裁やインフレ圧力、労働力不足が続いているにもかかわらず、 ロシア政府は軍事費を増加させ予算の約三分の一を軍事費にあてている。そして、 モスクワでは富裕層の華やかな生活が見られる一方、一般国民は物価高騰に苦しんでいる。
自国民を苦しめるプーチン政権・ロシアの実際の生活、物価、月収 ロシア人3人にインタビュー
水無月レナ
2024年12月23日
https://note.com/lena066/n/n593967417d89?sub_rt=share_b
ロシアの今
ロシアは現在、経済制裁やインフレ圧力、労働力不足が続いているにもかかわらず、ロシア政府は軍事費を増加させ予算の約三分の一を軍事費にあてている。そして、モスクワでは富裕層の華やかな生活が見られる一方、一般国民は物価高騰に苦しんでいる。
また、人口減少も深刻な問題であり、出生率の低下や若年層の国外流出などが悪影響を及ぼしており、ロシアの労働市場は、深刻な労働力不足に直面している。ロシア中央銀行の企業調査では、労働力不足が過去25年で最も深刻であると報告されているそうだ。
10月28日、プーチン大統領は「ロシア経済は依然として厳しい状況にある」と述べ、制裁や物流問題、人材不足をその原因に挙げた。実際、インフレ率は2023年夏以降加速し、10月時点で8.5%に達しており、主要食品の価格も大幅に上昇し、ジャガイモが50%、バターが23.4%、パンが11.2%、牛肉の価格は10ヶ月で10.2%、リンゴも13.1%値上がりし、公共交通機関の運賃も10%以上値上がりするなど、国民の負担がさらに増している。
ロシア連邦統計局(ロススタット)の調査結果と「RIAノーボスチ」によれば、ロシアの家庭の大半はすべての支出をまかなうのに必要な収入が足りず、今年4月から6月にかけて十分な収入があった家庭はわずか4.9%にとどまった。
ロシア人にインタビュー・実際の生活、物価と月収
2024年10月に3人のロシア人にインタビューをし、スーパーなどの値札の写真をお送りいただいた。
1.20代大学生、モスクワ
私は現在、モスクワの大学に通う大学4年生です。大学に通いながら自動車販売店でフルタイムで働いています。それ以前は、スベルバンクやアルファバンク、ティンコフバンクで2年間アルバイトをしていましたが、給料も安く、労働環境も人間関係も酷いものでした。モスクワなのに、月収はわずか55,000〜60,000ルーブル程度(ボーナス込みの場合)でした。(約84000円〜91500円)
今は民間の自動車販売店で働いており、雇用契約がなく税金を払わないという形なのですがおかげで月収は150,000ルーブルです(約228400円)。シフトは「2日働いて2日休む」という感じで、勤務時間は10:00〜22:00です。以前、別の自動車販売店で働いていましたが、そのときは
週5日勤務(11:00〜20:00)のシフトでした。
勉強と仕事の両立は本当に大変です。大学の先生からは、「すべての授業に出るか、賄賂を払うか選べ」とはっきり言われています。
では、ロシアの現状についてお話します。
1. 給料はほとんど変わらない
特に国営機関では、依然として非常に低いままです。私の母はモスクワのトップ大学で教員として働いていましたが、月給は50,000ルーブルしかありませんでした。(約76000円)
2. 年金も安い
父は長い職歴がありましたが、それでも年金はわずか14,000ルーブル。(約21300円)
3. 大学の学費値上げ
ここ2年で大学の学費が4回も値上がりし、2021年に220,000ルーブル(年間)(約335000円)だった学費が、今では360,000ルーブル(約548000円)になっています。インフレの影響かな。
4. 国営機関での給与削減
国営機関でアルバイトをしていた頃、給与が上がると約束されていましたが、戦争の影響で逆に削減されました。
5. 福祉や年金
以前は障害者年金や扶養者を失った場合の年金も問題なく受け取ることができたのですが、現在は軍人の子どもなどが優先され、一般人は後回しにされている状況です。
6. 年金の支払い遅延
私は扶養者喪失年金を申請しましたが、その支払いが3か月も遅れたんです。それも戦争が原因です。さらに、支給額が減ることもあるみたいです。
7. 生活費とが急上昇
食料品の価格は体感では30%も上がり、住宅価格も大幅に値上がりしました。カードローン、住宅ローンの金利も高くなっています。
2.女子学生、高等専門学校、クラスノダール
私の個人的な経験なのですが、築いたことや感じたことをお話しします。つい最近まで大学に通い、一人暮らしをしていました。2021年、1年生だった頃、母が毎月送ってくれる10,000ルーブル(約15220円)の仕送りで十分生活ができていました。そのお金で家庭教師を2人雇ったり、ネットで買い物をしたりして、かなり余裕がありました。
でも、1年ほど前から、10,000ルーブルではとてもやっていけなくなりました。その頃は、祖母が少し助けてくれたり、学校で他の学生の課題を手伝ったり代わりにやったりしてそれでお金を稼いでいましたが、大した収入ではありませんでした。アルバイトもしていましたが、9月にはアルバイトを辞めて、母がくれた10,000ルーブルで何とか半月を過ごしましたが、本当にギリギリでした。私はもともと節約が得意で、食べる量もそんなに多くないのに、本当に大変でした。
以前、スーパーでアルバイトをしていたことがあり、そのときは12時間勤務を2回して、もらった給料は、3420ルーブル(約5200円)でした。また、半月ほどある会社(事務)で週5日、1日9時間働いたこともありますが、22176ルーブル(約33760円)くらいしかもらえませんでした。住んでいたのはクラスノダール市です。
3.10代学生、スモレンスク
物価が上がり続けていること、給料が安すぎることなど、もう耐えられないことが多すぎて話さずにはいられません。特にこの1年は、物価高の影響を強く感じています。
私が住むスモレンスク市(人口30万人強)では、平均月収は約35,000ルーブル(約53280円)ほどです。一方、1Kのアパートを借りるには、月に10,000〜18,000ルーブルくらいが必要です。(約15220円〜27400円)
母と祖母の給料はほとんど同じくらいで、母は保育士として働いており、月収はわずか30,000ルーブル(約45670円)、祖母は清掃員で、月38,000ルーブル(約57850円)です。この程度の収入だけでは厳しいので、二人とも副業せざるを得ない状況です。節約を極めれば本業だけでもやっていけるでしょうけど、それではとても苦しい生活を送ることになってしまうので、ほとんどの人は副業なしではやっていけないと思います。
今年の物価上昇は、前よりもはるかに深刻です。月ごとに値上げが進んでいるのが、目に見えてわかるほどです。
実際の物価(写真)
(1ルーブル=約1.52円)
1.モスクワ
2.クラスノダール
3.スモレンスク
写真を送ってくれた学生さんのコメント
牛乳
本当にひどい。以前は1リットル69ルーブルだったのが、今では105ルーブル以上になっています。いつも買っているのは脂肪分3.2%の牛乳ですが、この値段ではためらってしまいます。
卵
以前は90ルーブル以下だった…
ジュース
一番安いジュースを写真に撮ったのですが、特別おいしいわけでもないのにこの値段。あと30ルーブル出せばまともなジュースが買えますが、それでも高すぎます。前は、120ルーブル以上となるとJ7やRichといった高級ジュースだけでした。
チーズ
チーズの値段も上がりました。以前は「ブレスト=リトフスク」という黄色いチーズを買っていて、不満はありませんでしたが、今では写真にあるような安いチーズに切り替えています。
ハム、ソーセージ
たまにしか買いませんが、最近は、40〜50%の割引があるときだけ買うようにしています。それでも200ルーブル以下で買えるのはありがたいです。
コーヒー
今日500ルーブルのコーヒーを見かけて「高い」と思って買わなかったら、2週間後には600ルーブルに値上がりしていた、なんてこともあります。
炭酸飲料
炭酸飲料も値上がりしていますが、1リットル89ルーブル前後で見つけられるので、まだ手が届く範囲です。
カップ麺
以前は「学生の主食」はんて言われていましたが、今ではそんなことも言えなくなってしまいました。普通のパスタを買ったほうが安いと感じることもありますし、今では「たまにする贅沢」や「お菓子感覚」で買ってます。
冷凍食品(ハンバーグなど)
冷凍食品の値段はまだ比較的許容範囲内で、130ルーブル以下のものもありますが、もっと高い商品も多いです。基本的に「節約をしない人向け」の商品、という印象です。
パスタ・穀物
ここ半年ほどはほぼかわっていない。
小麦粉・塩・砂糖
確かに少しは値上がりしていますが、まだ手の届く範囲です。小麦粉は安いものもあれば高いものもあり、塩の値段は特に嬉しい安さです。砂糖は60ルーブル前後。
鶏肉
正直一番厳しいです。近所の店で鶏肉を買おうとすると、値段を見て思わず店を出たくなってしまいます。大きなスーパーの鶏肉はまだ安いのを見つけられるのですが、それでも鶏むね肉を買うと450ルーブル以上になることもあります。
ケチャップ・ソース
ケチャップやソースはまだ良心的。ケチャップは 60〜70ルーブル、他のソースも100ルーブル以下。まだ安心。
https://note.com/lena066/n/n593967417d89?sub_rt=share_b