20. 2023年9月29日 14:02:06 : 6quIJqLMKI : TW5rSnY3VzF2NC4=[1]
2023.09.29
https://www.thutmosev.com/archives/299766fe.html
上から見ると綺麗だが年収10万円以下です
https://699pic.com/tupian-600254297.html
関連動画が記事下にあります
都市と農村には巨大な格差がある
ある時期まで中国農民の平均年収は10万円以下の時代が長く続き、大都市の10分の1という状況で貧困層と呼ばれていました
2010年代の中ごろに年収10万円を超え、最近の国家統計局の発表によると2021年の農村の平均年収は29万円でした
月収2万5千円という事で地方都市との比較では1/3以下、北京や上海との比較では1/6以下というところで農村は大都市に比べて貧しいのが分かる
全国都市部民間企業の平均年収(賃金)は約5万元(100万円)、平均を超えたのは北京、広東など7省で上海市は新型コロナでランク外だった
この統計で非常に目を引くのは北京でも非民間事業者つまり公務員平均賃金が20万元で民間は10万元、他の地域でも非民間民間の2倍になっています
日本の「平均年収」を上回っているのが東京だけのように中国の平均年収を上回っているのも北京だけで、一部の大都市を除けば地方都市の年収は80万円でした
そしてこの統計は「全国都市部」だけなので農村は含まれておらず、都市戸籍と農村戸籍の比率はおよそ5対5になっています
農村の平均年収が29万円で都市部平均が100万円なので全土の平均年収は約65万円になるが、平均してもあまり意味がありません
農村と都市の区別は依然としてあり農村に生まれて出稼ぎする人は多いものの、金をためて都市戸籍を買わない限り農村に戻らなくてはならない
農村で生まれた人が都市戸籍を取得するにはお金が必要だが数百万円はかかり、上海や北京の戸籍はほぼ取得不可能です
上海や北京の女性はとてもプライドが高く「上海以外の男性なら資産家でないなら結婚は論外」だそうです
なぜ戸籍にこだわるかというと戸籍によって受けられる医療や教育の水準が違い、年金や保険制度、しんでからも火葬場や墓地などで差が生じるからです
もし田舎の男性が都会の女性と結婚すると田舎側は数百万円などの結納金を女性側の親に払う必要があり、よほどの金持ちでないと困難です
中国の農村は現在も貧しい
中国農村の平均年収は29万円な訳ですが農村の中でも収入格差があるので、20万円以下や10万円以下の農村も存在します
最近中国の動画サイトで「100元(2000円)稼ぐには何時間働くか」という動画が投稿されて大きな話題になっていました
動画を投稿した男性は実際に農村で働いて農民にインタビューした所「100元を得るには10日以上かかる」という回答を得ました
一日の収入は200円以下ということだが、この動画に対して「農村の工場では時給数元しかない」「自分の田舎では一日60元」など賛同する声が相次いでいた
別の動画投稿者は農村で「1万元稼ぐのにどのくらいの時間がかかるか」質問をしたところ1年と答えた人はおらず2年あるいは3年と答えていました
北京政府は「農村の貧困はなくなった」と発表しているがそれは嘘であり、現在も多くの農民は年収5千元(10万円)以下であると結論付けています
中国では近年食料輸入が輸出より多くなり、米や麦や大豆などの基本的な穀物ですら自給自足が困難になっています
そこで習近平直々の命令で農耕地を増やす指示が出たが農民の事情を考慮していないので、50年代の大躍進のミニチュア版になっている
毛沢東が行った大躍進は要するに精神論で、「共産主義を念ずれば収穫量が10倍に増える」ととんでもない事を言って数千万人が飢えてなくなった
現代の毛沢東こと習近平は公園や斜面や現在工作中の農地をブルドーザーで破壊して「ここで大豆を作れ」などとやっていました
途中まで育っている野菜畑をパワーショベルでなぎ倒して強制的に小麦やトウモロコシを植えさせたが、うまくいく筈がありませんでした
農民はむしろ貧困になっていて村に残るのは嫁が来ない独身男性だけ、中国は女性不足なので女性は町に嫁いだりして出ていきます
コロナ以前は農村に見切りをつけて都会に出て農民工をしていたが、彼らはコロナで農村に帰ってきて貧困農民として生活している
1万元(20万円)を稼ぐには3年必要と答える人が多い
https://www.youtube.com/watch?v=KnVJjM1uICo
https://www.thutmosev.com/archives/299766fe.html
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/269.html#c20