32. 中川隆[-12828] koaQ7Jey 2020年5月01日 09:24:57 : R4Ckk7qGd2 : TU4ySUFhTTh5RUk=[1]
ミケランジェリやトリフォノフは才能は無いけど、女性ファンが多いんだよね:
Michelangeli - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Michelangeli+
Daniil Trifonov - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Daniil+Trifonov
ミケランジェリやトリフォノフを本物の天才のコルトーやホロヴィッツの20代、30代の演奏と比べれば、何が違うかすぐにわかるよ。川口マーン惠美さんはこういう二流ピアニストを手本にしていたからプロになれなかったんだろうな:
Vladimir Horowitz - Chopin Ballade No. 1 (live 1946)- YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=KG1VSAWQNJk&feature=emb_title
Vladimir Horowitz; Arturo Toscanini: Tchaikovsky: Piano Concerto #1 1943 Live
https://www.youtube.com/watch?v=4ksVduF2rr4
Chopin Fantaisie Impromptu Op 66 Cortot Rec 1933 - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=7Chn0qYtpkM
Alfred Cortot - Chopin : Nocturne in E-flat op.9- 2 (1929) 再復刻 - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=Pl7pLahjFc8&feature=emb_title
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ルービンシュタインの60年前のラフマニノフ『パガニーニの主題による狂詩曲』を聴いたが、すさまじかった。低音はどでかいハンマーでピアノをたたいているかのような迫力、メランコリックなフレーズは突如たった一人だけの世界に連れ去られたような怖くなるような孤独。あの有名な18変奏のあとの分散和音が上下するフレーズなんか、マシンガンを水平射撃しているような「ダダダダダダ」と音がしそうな爆演である。それらすべてがまったく「必死さ」なく演奏している、天才だ。
最近こちらももてはやされてるトリフォノフの考え無しの演奏を聴くと、君は何のために表現者として演奏しているの?とききたくなる。音楽界に何も積み上げることはできないだろう。
https://www.gosen-dojo.com/19310/
2010年、第16回のショパンコンクールをリアルタイムで追っていたとき、予選中に一番気に入ったのがダニール・トリフォノフの演奏でした。童顔の大男が頭をかしげながら超絶技巧で繰り出す、アンニュイに耳元でこそばゆく語りかける舌足らずの語り口は、云ってみれば、音楽構築に於ける空間認識がゲシュタルト崩壊を起こしているかの如く危うく聴こえるのですけれど、そこがまた彼の魅力でもあって、特に千鳥足にリズムが揺れるマズルカ Op.56などは絶品♪
風貌も少し変わっていて、童顔におかっぱ頭で所謂イケメンでは無いのですけれど、ガタイに似合わず演奏の語り口が細々としていて優しく、妙に母性本能を擽る何かがあるのか、実況中も女史方には偉い大人気だったりして、なんかこう、演奏も見た目も込みで、特別な魅力のあるピアニストなのは確かでした。
■第14回チャイコフスキーコンクール 2011 ダニール・トリフォノフが優勝しました!
ただ、彼の演奏スタイルは現代ピアニストとしての王道を行く堂々とした立体感のある演奏では無く、比較的コンパクトにまとまっている印象で、僕の当時の印象としては演奏品位的に1位を取るのは難しいけれど、ゲニュージャスあたりと争って2位でいけるのでは無いか?と予想をしていて、結局トリフォ君は3位だった訳ですけれど。
トリフォノフ。当時の印象では、確かに不思議な魅力はあるけれど、ふにゃふにゃと完成度が低く、ピアニッシモからフォルテッシモへのコントラストも狭く、また、一流ピアニストとしてトップスターの道を歩めるような堂々たる性格の演奏では無いと思っていました。
だから、トリフォ君は熱烈な一部のファンに支えられつつ、中小ホールでの演奏会を重ね、着実且つ地味な演奏家人生を歩んでくれたら、こちらとしてもステージ間近でこっそり愉しめそうだと目論んでいたのですけれど、翌年にはチャイコフスキーコンクールで優勝。これ、ショパンコンクールでの3位はある意味不運だったとも云えますし、彼にとってはホームでのコンクールだからこそ、モスクワ音楽院的な意味で諸々の強力なバックアップがあったのだろうと思うけど、結果的にこれでメジャー演奏家としての決定的な箔が付いたのだと云えそうです。
よってその後の軌跡を辿ると、2010年の入賞者から世界中で大人気になったのはダニール・トリフォノフ君の方で、DECCAデビューからグラモフォン移籍と、カーネギーホールでの度重なるコンサート、一流オケーストラに大ホールでのリサイタルと、ここ9年で若手のスターピアニストとして、トリフォ君は僕の意に反しトップクラスの華々しいメジャーピアニストのレールに乗って着々と歩むことになります。
僕自身は優勝当時、数枚のアルバムを手に入れて以降は熱が冷めてしまい、来日公演にも行かず、しばらくご無沙汰だったりするのでかけれど、ドイッチェグラモフォンに移籍した後の彼の演奏をサンプル音源で聴く限り、ショパンコンクール当時と比べて質的にそんなに変わっているようには聴こえないし、何処か地に足が付いていなくて、件の超絶技巧練習曲他のサンプル音源を聴いていても、やっぱり曲目的には本来必要な筈の構造的立体感が飛んでしまい、せっかくの超絶技巧がロシアピアニズムの暴走によるある種のゲシュタルト崩壊を起こしていると思うし、面白いけどこれでいいの!?みたいに感じてしまう部分はあるのです。
それもあって、トリフォ君は本質的にグランディオーソな存在感を放つ超一流ピアニストでは無く、どちらかと云うとアットホームでカジュアルな演奏を耳元でこそばゆく囁くタイプだと思うのですけれど、彼、そ、そんなに凄いですか?・・・(滝汗)
http://www.audiostyle.net/archives/daniiltrifonov.html
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ゲシュタルト崩壊とはまとまったものがバラバラになっていく感覚のことをいいます。同じようなものを見ているうちに認知能力が低下してしまい、なにがなんだかわからなくなってしまうのです。
「漢字をじっと眺めていたら意味がわからなくなってしまった」
「文字がなんだかバラバラに見えてきた」
などは、ゲシュタルト崩壊が起こっている代表的なシチュエーションです。
全体としてひとつの漢字として認識できているのが、じっと眺めているうちにバラバラのパーツに見えてきてしまい、結果的に意味がわからなくなってしまう現象をいいます。
ゲシュタルト崩壊は決してあなたの頭が異常をきたしているわけではなく、認知能力が低下することによって起こっています。
ゲシュタルトの意味は「形態・姿」
ゲシュタルト崩壊のゲシュタルトとは「形態・姿」を意味する言葉です。
ゲシュタルト心理学の大きな考えかたのひとつに「部分の総和は全体とは異なる」というものがあります。
人間の知覚であれば、個々の感覚を総合して「個」としての存在がある訳ではなく、あくまで全体的な枠である「ゲシュタルト」があることによって存在するという考えです。
例えばラーメンを食べるとき、僕たちはラーメンの匂いを嗅覚で、麺の食感を触覚で、味わいを味覚で感じることができていますよね。
これがもし、ラーメンの匂いがわかる嗅覚だけで食べた場合はどうなるでしょうか?
触覚も味覚も感じられない僕たちは、ラーメンをラーメンと感じることができるのでしょうか?
そのほかにも、画像の積み重ねである映画などはわかりやすいゲシュタルトの例といえます。
僕たちは個々の映像に注目するのではなく。「映画」という枠組みを見ていますよね。
感覚の全体的な枠=ゲシュタルトがあることによって、人間の知覚は枠組みとして成り立っています。
ゲシュタルト崩壊とは認知能力が低下することによって全体のバランスがわからなくなり、バラバラになってしまうことです。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/337.html#c32