4. 2020年3月05日 15:10:06 : dM4UGhr6aM : Tk1Mb2ptcjNhZjY=[1]
トルコにとって最悪の流れであるのは、その通りであろう。
ここしばらくの戦闘は予定されている、トルコ大統領とロシア大統領会談の前の陣取り合戦と云える。例によってトルコは好条件でのイドリブ収束、すくなくとも、対国内への政権維持のための好条件をロシア、EUから引き出そうとしている。
ロシア外交の勝利、国連安全保障理事会でのシリアの領土と主権の尊重を決議し、更にはソチ合意により、イドリブ地域でのテロリストと反政府勢力との分離をトルコに認めさせた。岡目からすると反政府勢力は存在しない、よって、テロリストの武装解除の要求と見て良いであろう。
昨年末ぐらいから、ロシアの対トルコへの軍事・外交スタンスは厳しさを増していた。
現在の戦況はアレッポーダマスカス高速道路(M5)とM4の交差する都市、サラキブをシリアが再度、支配下においている。この都市には、ロシアのパトロール隊の巡回が始まっており、ロシア政府の強い意向が感じられる。
付け加えるならば、例によってSARAQEB市の近郊において、ホワイトヘルメッツが化学兵器攻撃を画策していたが、物質を含んだコンテナの取り扱いに失敗し手いる。おそらくは、同じころにUS国連大使がシリア国境のトルコにいて難民とあっていた時期にぶつけたかったのだろう。
トルコ政府は手詰まり状態と思われる、国境解放のライブ映像をみるに、実際にギリシャにたどり着いた難民は少ないのであろうと察する。