http://www.asyura2.com/acat/t/tj/tjn/TjNYeG40V3hYQUU=/100000.html
103. 中川隆[-8243] koaQ7Jey 2024年12月13日 05:35:36 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[1]
【無罪!最速深掘り】須藤早貴のキメ●ク!控訴は不可能!?
健司が斬る!【深掘り事件考察】2024/12/12
https://www.youtube.com/watch?v=ncdHINjUkmc
http://www.asyura2.com/17/lunchbreak54/msg/198.html#c103
16. 中川隆[-8242] koaQ7Jey 2024年12月13日 12:53:23 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[2]
【Front Japan 桜】藤井聡「ディープステート論」の虚実 [桜R6/12/13]
https://www.youtube.com/watch?v=BA-IXlXf7cM
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/416.html#c16
12. 中川隆[-8241] koaQ7Jey 2024年12月13日 12:53:40 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[3]
【Front Japan 桜】藤井聡「ディープステート論」の虚実 [桜R6/12/13]
https://www.youtube.com/watch?v=BA-IXlXf7cM
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/623.html#c12
1. 中川隆[-8240] koaQ7Jey 2024年12月13日 13:43:35 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[4]
https://www.youtube.com/results?search_query=Tak%C3%A1cs+Quartet
タカーチ弦楽四重奏団 - トピック - YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCMFjRNfJji28y2HkzgNzafA
タカーチ弦楽四重奏団(Takács Quartet)は、1975年にハンガリーでリスト音楽院の4人の学生によって結成された弦楽四重奏団。1977年にフランスのエヴィアンで開かれた国際弦楽四重奏コンクールで一等賞および批評家賞を受賞したことで最初に注目を集めた。現在はアメリカ合衆国のコロラド州ボルダーを拠点とする。
現在のメンバー
Edward Dusinberre(第1ヴァイオリン)
ハルミ・ローズ (第2ヴァイオリン)
Richard O’Neill(ヴィオラ)
András Fejér(チェロ)
過去のメンバー
Gábor Takács-Nagy(第1ヴァイオリン)
Károly Schranz(第2ヴァイオリン)
Gábor Ormai(ヴィオラ)
Roger Tapping(ヴィオラ)
Geraldine Walther(ヴィオラ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%81%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%9B%E9%87%8D%E5%A5%8F%E5%9B%A3
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/215.html#c1
2. 中川隆[-8239] koaQ7Jey 2024年12月13日 13:44:59 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[5]
2019.10.16
https://jp.yamaha.com/sp/myujin/27180.html
アメリカのアンサンブル、タカーチ弦楽四重奏団が来日した。創設は1975年だから、すでに結成44年の大ベテラン。長い歴史の中で積み上げてきた名演奏により、常設室内楽団としていまや世界最高峰の一角を占める。1990年代以降、メンバーの入れ替わりもたびたびあった。最近では2018年にハルミ・ローズが第2バイオリンとして新規加入。カルテットの音楽に新たな風を送り込んでいる。
そんな弦楽四重奏団の演奏を2019年9月26日、ヤマハホールで聴いた。以前、彼らの演奏に接したのは第2バイオリン交代前の2016年で、同じくヤマハホールでのこと。今回のコンサートは、ローズ加入後の新生タカーチを知るのにもってこいの条件となった。
プログラムの前半はハイドンの弦楽四重奏曲第39番ハ長調《鳥》Hob.III:39と、ドヴォルザークの同第12番へ長調《アメリカ》作品96。どちらも鳥の鳴き声を思わせる部分を持つ。面白い取り合わせだ。後半はベートヴェンの同第9番ハ長調《ラズモフスキー第3番》作品59-3。ベートーヴェンはハイドンの確立した弦楽四重奏の世界をひたすら拡張し、ドヴォルザークら後輩世代にとっては同ジャンルの高い壁となって立ちふさがった。演目から見えるのは、そんな音楽史の流れだ。
冒頭のハイドンから、タカーチの4人がめっぽう腕っこきであることが分かる。ただ、その手腕の高さが作品の求めるところと一致しない。人間の対話のスタイルを曲に投影するのが18世紀音楽の身上だが、タカーチの演奏はまるで、大げさすぎる役者の芝居のよう。ウィットの利いた日常会話を思わせる部分でも、大仰なセリフ回しが多い。
そんなケレン味のある弾きぶりも、ドヴォルザーク以降は作品の内実にぴたりとはまった。たとえば《アメリカ》の第4楽章。活発でどこかユーモラスな印象もあるロンドと、ゆったりと懐の深い楽想のエピソードとの対比は、思い切って芝居がかった表現をしたほうがいっそう際立つ。そんな曲の性格に、タカーチの演奏が寄り添う。
後半、ベートーヴェンの《ラズモフスキー第3番》では、4人の個性が作品世界と呼応した。たとえば第2楽章。第1バイオリンのドゥシンベルはさまざまな音色を作り、第2バイオリンのローズは多彩な子音を繰り出す。ビオラのウォルサーが緊張感の移り変わりを表現すれば、チェロのフェイェールは空間の広がりを伸び縮みさせる。
こうした奏者の個性によって、ベートーヴェンのポリフォニーがより緊密なものとして聴こえてくる。フーガ風に進む第4楽章。4人の個性の違いが、各声部の性格を描き分けていく。そのコントラストがくっきりとしているので、作曲家の書いた緊迫した対話劇が真に迫ったものとなる。
こうした立体的な演奏は、タカーチの以前からの特徴のひとつ。メンバーが入れ替わってもなお、彼らの演奏の柱は決して揺るがない。老舗弦楽四重奏団の面目躍如である。
https://jp.yamaha.com/sp/myujin/27180.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/215.html#c2
3. 中川隆[-8238] koaQ7Jey 2024年12月13日 13:50:24 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[6]
バルトーク弦楽四重奏曲第5番 タカーチSQ/1983年のLP
https://raimund.blog.jp/archives/89640465.html
タカーチ弦楽四重奏団
ガーボル・タカーチュ=ナジ(第1ヴァイオリン)
カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン)
ガーボル・オルマイ(ヴィオラ)
アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)
(1983年 ブダペスト,サシャロム改革派教会 録音 Hungaroton)
物価が上昇したと言われて久しいなか、小銭入れに10円玉がなかったので100円でペットボトルの麦茶を売っている自販機を見ると110円になっていました。それがひと月くらいで120円になっていて、値上げの裾野が着実に広がっているのをせこいところで実感しました。喫茶店のメニュー、モーニング・サービスは今いくらくらいかと思って休日の朝に寄ってみると、目玉焼きとトースト、コーヒー(サラダとか野菜は付かない、そらそうだろ)で480円と安いままでした。目玉焼きじゃなくゆでたまごのコースもありましたが、注文してから焼き加減、半熟とか固まるまで焼く、裏返して焼くサニーサイドアップ?とか色々あるのにどんなのが出て来るかと思って待っていると、半熟より強く火が通り、裏返しにしないタイプの焼き方(普通なやつか)が出てきました。トーストは五枚切くらいの厚みでしたが、大阪ではもっと分厚いのが出てきます。それはともかく、値段の点では少し前なら500円で野菜も申し訳程度に付いて来たような覚えがあり、トマトが異様に高騰したという話はここにも影響していました。
これはタカーチ弦楽四重奏団が設立当時のメンバーで活動していた頃、北米デビュー直後の頃の録音です。当時はハンガリー国営のフンガロトンへ色々レコーディングをしていて、主要なレパートリーは1990年代に一度はCD化されたようですが、現在は入手困難になっています。その後DECCAレーベルへレコーディングするようになり、バルトークも再録音していてそちらの方が有名です。旧録音の方は日本国内盤仕様があったかどうか未確認ですが、ネット上でかなり評判が良かったようです。偶然中古LPがあったので購入しました。デジタル録音の年代なのでCDの方が良いのじゃないかというところですが、CDの方は中古でもほとんど見かけないのでLPでもあるだけラッキーです。
再生してみると評判通りに素晴らしくて、同じくらいの年代のジュリアードSQやアルバン・ベルクSQの録音よりも切れ味の鋭さも感じられて、ド迫力で迫ってきます。なにか1960年代のハンガリー四重奏団のものを研ぎなおしたような印象です。これはレコードで聴いたから音質共々違いが強調されたかもしれませんが、バルトークの弦楽四重奏曲の作風について言及される美術会のフォーヴィズムを借用して野獣的なという性格と、シェーンベルクの無調に影響された面の両方が現れているようで圧倒的です(第6番はまだ聴いていないけれど)。
タカーチ弦楽四重奏団は1990年代に設立時の第1ヴァイオリンが交替し、ヴィオラ奏者が急逝してメンバーが変わってからバルトークの弦楽四重奏曲も再録音(DECCA)していて、そちらの方は国際的に好評でした。再録音の方は当然CDでしか聴いていませんが、演奏の印象はかなり違っていて、荒々しいちから、ほとばしるような勢いというのかそういう面が後退したように聴こえます。宮城谷昌光という作家がクラシック音楽について書いた単行本、「クラシック 私だけの名曲1001曲/新潮社」は曲目、演奏者の選択共に独特で、演奏についてもかなり厳しい評が付けられていますが、バルトークの弦楽四重奏曲ではタカート四重奏団の再録音がしばしば登場します。旧録音が出てこないのは選外(ダメ)ということかもしれませんが、単に演奏・録音年代の違いだけでなくメンバーが半分交替したことを考えると興味深いものがあります。
https://raimund.blog.jp/archives/89640465.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/215.html#c3
4. 中川隆[-8237] koaQ7Jey 2024年12月13日 13:55:00 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[7]
ブラームス ピアノ五重奏曲 シフ、タカーチSQ/1990年
https://raimund.blog.jp/archives/89655838.html
ブラームス ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34
アンドラーシュ・シフ:ピアノ
タカーチ弦楽四重奏団
ガーボル・タカーチ=ナジ(第1ヴァイオリン)
カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン)
ガーボル・オルマイ(ヴィオラ)
アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)
(1990年1月 ウィーン,コンツェルトハウス,モーツァルトザール 録音 DECCA)
十一月も半分が過ぎ(自分の誕生日も過ぎて)、石油ストーブを出して灯油を買いました。今年の灯油はガソリンスタンドで買うよりホームセンターの方が安い場合もあり、逆転していました。紅葉のピークがどんどん遅くなり、平坦な市街地では12月が本番のようですが高雄や大原では見ごろだと天気予報では言ってました。今まで見た紅葉で印象に残るのは奈良市の山間部、大柳生とか忍辱山の方面を車で通った際にまるでアーケードのような真っ赤に色付いた木々の中を通り抜けたシーンで、後年も夢の中に出て来たほどです。真っ赤といえば、昭和50年代後半くらいならTVのニュースで「財政赤字」という言葉が頻繁に出て来て、当時未成年者の自分の記憶にさえ残るほどでした。その後財政が改善していませんがこの数年でも滅多に「財政赤字」という用語は耳にしなくなりました。
ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34
第1楽章 Allegro non troppo.ヘ短調
第2楽章 Andante, un poco adagio.変イ長調-ホ長調
第3楽章 Scherzo:Allegro.ハ短調-ハ長調
第4楽章 Finale:Poco sostenuto - Allegro non troppo - Presto, non troppo.ヘ短調
FMのリスナーからのメールかはがきに「ブラームスは秋の季語」というのがあり、確かに作品の中にはその通りと思うものがあると思っていました。ピアノ五重奏曲はそれほど秋がふさわしいとも言えないと思いますがブラームスの作品でとっさに思い当たったのがこれでした。最初は1860年頃に弦楽五重奏曲として、次いで1863年頃に2台のピアノのためのソナタとして作曲、構想、変更され、最終的にピアノ五重奏曲として1864年10月に完成した作品です。全曲で40分以上の演奏時間になり、どこかしらギクシャクとした感触なので元々の弦楽五重奏だったら少々息苦しくなったかもと思います。
第1楽章の冒頭がロシア民謡のトロイカに似たメロディーで始まり、疾走しないまでも速足で通り過ぎる風情が夕方の風景をちょっと思わせ、特にシフのピアノが魅力的です。シフはバッハ、モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン、シューマンはまとまった作品数でレコーディングしていますが、ブラームスはどうなっていたか、まだなかったと思いますが、このピアノ五重奏を聴くと独奏曲も良さそうに感じます。タカーチ四重奏団はもっと緊迫した演奏かと思ったら大らかな演奏です。同四重奏団はこの前々年にハイドンの作品76の弦楽四重奏曲を録音していて、その三曲が今回と同じくウィーンで演奏、収録しています。データ情報が正しければ会場はハイドンの三曲がシューベルトザール(366席)、今回はモーツァルトザール(704席)となっています。
元々ハンガリーのリスト音楽院の四人によって結成されたタカーチ弦楽四重奏団は1993年に第1ヴァイオリンのガーボル・タカーチ=ナジが離脱し(現在指揮者になっている)、1995年にはヴィオラのガーボル・オルマイが亡くなりそれぞれメンバーが入れ替わりました。このブラームスは設立当初からのメンバーで活動していた時期の演奏、録音です。このメンバーによるレコード、CDはDECCAの前にハンガリーのHungarotonから出ていたものがあり、バルトークの弦楽四重奏曲全曲(1983年/DECCAには1990年代後半に全曲再録音した)が特に有名でした。それ以外にハイドンやシューベルトの録音もあったようですが未確認です。たまたまバルトークの旧録音が素晴らしかったので、この四重奏団の設立当初メンバー時代が改めて気になってきたところです(実はこのCD、ピアニストのアンドラーシュ・シフの方が目当てで購入していたものですが)。
https://raimund.blog.jp/archives/89655838.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/215.html#c4
5. 中川隆[-8236] koaQ7Jey 2024年12月13日 13:59:54 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[8]
バルトーク・ピッツィカート 弦楽四重奏曲第4番/タカーチQ
https://raimund.blog.jp/archives/8566400.html
・ バルトーク 弦楽四重奏曲第4番Sz91 タカーチ弦楽四重奏団(1996年録音DECC)
(Violin.1):Dusinberre, Edward ), (Violin.2):Schranz, Karoly, (Viola):Tapping, Roger, (Cello):Fejer, Andras
バルトーク作曲の6曲の弦楽四重奏曲は、ベートーベンの16曲に匹敵する等という評価がいつ固まったのか知りませんが、そうかもしれないと思わされる説得力?があるのは確かです。第4番は、1928年作曲で前作の第3番をもっと先鋭化したような濃密な作品です。弦楽器の弦を指ではじく奏法ピッツィカートを強くして、弦が楽器の指板に当たってバチンと音が出るようにする「バルトーク・ピッツィカート」を使う等の音響面の特徴も目立ちます。
小学生の頃か、あるいは幼稚園くらいの頃、自宅にあったレコードブックスの何冊かにヨハンシュトラウスの作品集がありました。文章はとばして写真や絵ばかり見て、いつの頃からかレコードもかけるようになりました。ラデッキー行進曲、ウィーンの森の物語、美しき青きドナウ、皇帝円舞曲、春の声、こうもり序曲と並び、「ピッツィカートポルカ」という曲が収録されていました。日本のオーケストラの演奏で、特にこうもり序曲とそのピッツィカートポルカが好きでした。子供の頃はあまり晴れやかな思いではなく、小学校入学前に父親にシャベルの柄でどつかれて流血になり太陽にほえろのGパンデカの心境を味わったことがあり、兄は庭の木に縛り付けられたりもしました。原因は何か忘れましたが、とにかく一時が万事で誰にも喧嘩腰な父でして、さながら噴煙がたなびく火山島に暮らすような感覚でした。そんな中で、字もあまり覚える前に、ウィーンの舞踏会の絵やドナウ河畔の公園、宮殿等の写真の載ったレコードブックとポルカやワルツを見聴きするにつけ、同じ人間として生まれても所変わればこんな世界もあるのかと、しみじみ感心して、だんだん愛好するようになりました。日常生活がどうであれ、音楽が鳴り出すと時間や空間を越えて(たような気になるだけで現実は変わっていない)旅行をすることができ、その間は幸せな気分になれました。
ウィンナワルツの世界がクラシック音楽を聴き始めるきっかけの一つになりましたが、今では一枚もヨハン・シュトラウス等ワルツのCDは手元にありません(こうもり全曲盤のみ)。いつでも手に入るからくらいの感覚ですが、生意気にも軽く見ているふしが無くはありません。ブルックナーがブラームスの行きつけのレストランで会食した折に、嫌みの応酬になり、ブラームスに対して「あなたの作品よりヨハン・シュトラウスのワルツの方がよっぽど良い」等と言ったという逸話を読んだことがありました。真偽はさておき、これ等も、ワルツやポルカを舞踏のための実用音楽であって芸術音楽より下である、という感覚があるからではないかと思います。
芸術性は云々は分かりませんが、おなじようにピッツィカート奏法を多用してもシュトラウスとバルトークとでは全然印象が異なります。時代も異なりますが、バルトークの第4番のカルテットでは会議は踊らないかもしれませんが、諸事が好転するような気分にはなりません。それでも曲が始まると何とも言えない不安感、不安定感を醸し出しながら、渦巻に引き込まれるような切迫感を感じながら終わりまで聴いてしまいます。やめられないものの一つです。ベートベンの後期の弦楽四重奏曲の12番、14番、16番はメロス四重奏団の解散前の来日で聴けましたが、バルトークは録音でしか聴いたことがなく、是非生で聴いてみたい曲です。
演奏するタカーチ弦楽四重奏団は、1975年にハンガリーのリスト音楽院の学生によって結成された団体で、その後メンバーが交代して、現在ではアメリカに拠点を移して活動しています。この録音は前ビオラ担当で設立時メンバーであるOrmai,Gábor(1954−1995年)の追悼も兼ねています。今回のCDはタカーチ弦楽四重奏団にとっては、2回目のバルトークで、前回は結成後8、9年くらいに録音されています。その時はOrmaiがメンバーでした。
https://raimund.blog.jp/archives/8566400.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/215.html#c5
15. 中川隆[-8235] koaQ7Jey 2024年12月13日 14:17:32 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[9]
新・今でもしぶとく聴いてます
https://raimund.blog.jp/
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1207.html#c15
2. 中川隆[-8234] koaQ7Jey 2024年12月13日 16:56:49 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[10]
https://www.youtube.com/results?search_query=Borodin+Quartet
ボロディン弦楽四重奏団(露:Квартет имени Бородина, 英語:Borodin Quartet)は、旧ソ連邦において1945年に結成されたロシアの弦楽四重奏団。歴代メンバーの亡命や国外流出を経てなお現在、精力的に活動を続けている。
ボロディン弦楽四重奏団は、1912年にブリュッセルで結成後ウィスコンシン州マディソンに拠点を移して活動を続けている「プロ・アルテ弦楽四重奏団」に次いで活動歴の長い弦楽四重奏団であり、2015年には結成70周年を迎えた。
元来は「モスクワ・フィルハーモニー四重奏団」と名乗っていたが、1955年に、近代ロシアの室内楽の開拓者というべき作曲家アレクサンドル・ボロディンにちなんで改名された。ソ連の誇るピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルと長年にわたって共演を重ねてきた。
作曲家ドミートリイ・ショスタコーヴィチとゆかりが深く、しばしば作曲の相談を受けた。このためショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の録音が数多いが、メロディア・レーベルへは、とりわけフランクやドビュッシーらフランス近代音楽の録音によって名声を馳せた。
歴代メンバー
第1ヴァイオリン
初代 = ロスティスラフ・ドゥビンスキー (〜1976年)
第2代 = ミハイル・コペルマン (〜1997年)
(現在) = ルーベン・アハロニアン
第2ヴァイオリン
初代 = ヴラディーミル・ラベイ (〜1947年)
第2代 = ニーナ・バルシャイ(〜1953年)
第3代 = ヤロスラフ・アレクサンドロフ (〜1974年)
第4代 = アンドレイ・アブラメンコフ (〜2011年)
(現在) = セルゲイ・ロモフスキー
ヴィオラ
初代 = ルドルフ・バルシャイ (〜1953年)
第2代 = ディミトリー・シェバリーン (〜1995年)
(現在) = イーゴリ・ナイディン
チェロ
初代 = ヴァレンティン・ベルリンスキー (〜2007年)
(現在) = ウラディーミル・バルシン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%9B%E9%87%8D%E5%A5%8F%E5%9B%A3
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/214.html#c2
3. 中川隆[-8233] koaQ7Jey 2024年12月13日 17:00:57 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[11]
https://www.youtube.com/watch?v=uGoxfQ2H3ns
This performance by the Borodin Quartet is from a studio recording made in Moscow, with the players Rostislav Dubinsky, Yaroslav Alexandrov, Dmitri Shebalin and Valentin Berlinsky.
【ロスティスラフ・ドゥビンスキー, 1923-1997🇺🇦ウクライナの芸術家シリーズ24】
2024年8月10日
https://note.com/cellish/n/n5b888d038f72
室内楽が好きな人ならみんな知ってるボロディン四重奏団の創始者,ヴァイオリニストのロスティスラフ・ドゥビンスキー(Rostislav Dubinsky, 1923-1997)は旧ソビエト連邦ハリコフ(現ウクライナ)[1]のユダヤ系の家庭の生まれだ。ただし,書籍やサイトによってはキーフ生まれ[2]と説明されていることもあって,どちらが正しいかわからない。
[1] https://ja.findagrave.com/memorial/124812834/rostislav-dubinsky
[2] https://www.wikidata.org/wiki/Q48953366
モスクワ音楽院でアラム・ヤンポロスキー(Abram Ilich Yampolsky)に師事。
ヤンポロスキーは,ドゥビンスキーの1歳年下のレオニード・コーガン(現ウクライナのドニプロ出身, 過去記事はこちら)や1歳年上のボリス・ゴールドシュタイン(オデッサ出身)の師匠でもある。
ドゥビンスキーについてはあまり知らなかったのだが,Amazon Primeに加入していたらもれなく無料で読める自伝をたまたま見つけて読んだらとても面白かった。
ボロディン弦楽四重奏団創立者は語る
ロスティスラフ ドゥビンスキー (著), 竹本 雅昭 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%9B%E9%87%8D%E5%A5%8F%E5%9B%A3%E5%89%B5%E7%AB%8B%E8%80%85%E3%81%AF%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%95-%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC-ebook/dp/B00RBK76PO?&linkCode=sl1&tag=asyuracom-22&linkId=60dd5e270b416847a8b754778be3d7e0&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl
この本には,設立当初,ドゥビンスキーを含む3人がユダヤ人だった弦楽四重奏団が,反ナチスを標榜するソ連の体制下で差別を受けて活動を制限を受けていた10年近い期間の話(メンバー交代によりユダヤ系がドゥビンスキーのみになってから状況が変わる),ショスタコーヴィチやオイストラフらが反体制下で受けた苦難や,ボロディン四重奏団が彼らから受けた支援,無実の罪で20年間強制労働をさせられた女性とドゥビンスキーの儚いロマンス,演奏会での選曲にも厳しい制限がかかる体制下での苦難などなど,ソ連で活動していた芸術家達の過酷な状況を垣間見れる。抑圧された体制下で反旗を翻すようなショスタコーヴィチの室内楽曲の解釈もいくつか書かれている。
ドゥビンスキーは,選曲も行動も厳しく制限されるソ連から亡命することになる。ただ,ボロディン四重奏団の演奏(特にショスタコーヴィチの演奏)はソ連時代が鬼気迫るものがあって良かったよねというヒトも少なくないみたいだ。今現在だって,反ロシアを声高に叫ぶのに,ロシア内で叫ぶ場合と国外で叫ぶ場合を想像すると,そりゃそうかもねとも思う。
ボロディン四重奏団はドゥビンスキーがソ連から亡命した後もメンバーを変えて,設立から70年以上たった今も活動している。特にチェロパートは創立以来2007年までの60年以上ベルリンスキーが担当。
僕が以前チェロを習っていたチェリストの一人は国内の某有名オケで首席チェリストを長い間していた方だったけど,70才を超えても海外のセミナーに参加して,大学生に混じって勉強をしていた。もう10年以上前に他界してしまったが,ボロディン四重奏団のチェリストにレッスンを受けたんだととても嬉しそうに話していた笑顔をよく覚えていて,思い出すだけで泣けてくる。
さて,紹介する演奏はショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番。動画のコメント欄に,「運転中に聴くと,追いかけられている気がしてアクセルを強く踏み込んじゃったりするから,運転中は聴かないでね」とか書いてあったので,よく注意しましょう。以下は,ドゥビンスキーの自伝にあったこの曲の紹介。ボロディン四重奏団はショスタコーヴィチとの親交も深く,ショスタコーヴィチに請われて彼の新作の四重奏曲を彼自身の自宅でも演奏したりしていた。
その音楽には作曲家の人生があった。苦く痛めつけられた人生が。弦楽四重奏8番は戦争とファシズムの犠牲者に捧げられている。曲の冒頭に出てくる音符レミドシは、ショスタコーヴィチのイニシャル(D. SCHostakovich, D-Es-C-H)をドイツ語の音名にしたものだ。弦楽四重奏第8番ハ短調作品110は5つの楽章からなり、切れ目なしに演奏される。第1楽章は「レミドシ」の主題によるゆっくりしたフガートだ。第2楽章の怒り狂ったスケルツォには、ピアノトリオ第2番作品67のユダヤ風メロディーも使われている。第3楽章は激しいワルツ、第4楽章は犠牲者のためのレクイエムだ。そして最後に再び作曲者のイニシャルを持つ苦いフガートが弱音器付きで演奏される。
(中略)
第4楽章に来た。この楽章は、まるで爆弾が上から落ちてきて地上で爆発するように、あるいはまさに心が張り裂けるように響く。次に古いロシアの歌「重い縛りに痛めつけられ」が現れ、やがて全曲の頂点として歌劇「カテリーナ・イズマイロヴァ」のメロディーが引用される。この歌劇の最後のシーンで囚人たちがシベリア川を移送される際、カテリーナはセルゲイのためにすべてを犠牲にしたのに、セルゲイは彼女を裏切りソネートカと関係を持つ。このシーンのインパクトは絶大で、全聴衆もオーケストラも出演者もステージから目が離せない。劇場の警備員ですらセルゲイとソネートカに向かってつばを吐く。カテリーナだけが何も知らず、セルゲイと会えることに幸せを感じている。傲慢なソネートカが現れ、取り返しのつかない破局にカテリーナは勘付いていく。カテリーナは氷のように冷たい川へ身を投げ、ソネートカを道連れにする。
(中略)
ここではそのメロディーは作曲者自身の孤独感であり、避けようの無い最期が予感されている。
ドゥビンスキー著「ボロディン弦楽四重奏団創立者は語る」より
https://note.com/cellish/n/n5b888d038f72
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/214.html#c3
4. 中川隆[-8232] koaQ7Jey 2024年12月13日 17:30:16 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[12]
2015年08月17日
https://string-quartet-labyrinth.blog.jp/archives/40212137.html
ドゥビンスキーのインタビュー記事
ボロディン弦楽四重奏団のリーダーとして30年活躍したドゥビンスキーは、1981年から1997年に亡くなるまで米国のインディアナ大学で室内楽の教育と普及に尽力しました。雑誌「The Strad」1995年6月号に掲載されたインタビュー記事では、室内楽での5つのポイントを語っており、下記に公開されています。
http://www.thestrad.com/cpt-latests/5-views-on-ensemble-playing-by-borodin-quartet-violinist-rostislav-dubinsky/
わかりやすく参考になる記事なので、以下に翻訳します。
【アンサンブルする上での5つの視点】
1.個性について
私がこれまで経験してきたのは、若い人たちが音楽への考え方や感じ方をとても画一的に教育されているということです。速いテンポを好みメトロノーム的に弾くよう教えられています。私の意見では、ソ連の社会主義リアリズムにとても似ていると思います。あるいは、近代的なスーパーマーケットのようだと言うこともできるでしょう。そこでは毎日同じ食べ物を買う。とても清潔で、とても健康的で、信じられないほど退屈だ。
2.テンポについて
学生が初めて私のところにやってきてベートーヴェンの四重奏を弾くと、ほとんどの場合、楽章の最初から最後まで単調な1種類のテンポで弾き通します。私が学生に説明しようとするのは、室内楽は演劇のようなものだということです。そこには色んな登場人物がいて、それぞれ声も違えば、服装も違います。ソナタ形式のアレグロ楽章であれば、第1主題と第2主題はテンポが異なり、楽章に2種類の基本テンポがあると考えるべきなのです。それによって2種類のイメージが聴き手に示され、男性的なイメージと女性的なイメージと言ってもいいでしょう。音楽の中にはたくさんの葛藤があり、演劇や人生と似ています。1種類の単調なテンポで音色の変化も無いようでは、音楽が死んでしまいます。
3.音楽での民主主義について
弦楽四重奏では民主主義のことを忘れましょう。私の信念では、ファーストバイオリンが自然とリーダーになるべきです。ファーストバイオリンは最初の合奏練習までに曲を学ばなければなりません。スコアに細かく書き込みすべきで、ボーイングだけではなく、時にはフィンガリングまでも。もちろんメンバー間で議論したり論争したりすることになるでしょうが、出発の時点から起こるわけではありません。考えるべきは、全ての楽器を1つのものとして鳴らすことです。それこそが弦楽四重奏で、16本の弦を張った1本の楽器であり、より大切なのは心を1つにすることです。
最近の弦楽四重奏団で問題なのは、メンバーが独立した個人として対等な関係になっていることです。一人が何か言うと、他の一人が何か別の意見を言う。その結果、「わかった、わかった。メトロノームでチェックして、作曲家が書いている指示と比べよう。そのテンポに従って弾こう。」となります。多かれ少なかれそれで議論は収束しますが、深く掘り下げた個性的な演奏には決してならない。誤解しないで欲しいのですが、楽譜に書かれていることはとても重要です。しかし金科玉条ではない。弦楽四重奏団で民主主義が行き過ぎると、演奏が即物的になりすぎます。もちろん多くの音楽家が私の意見に反対することは確かでしょう。しかし私は別の音楽環境で育てられました。かつてのロシアには音楽の伝統があって、ソビエト体制ですら滅ぼすことができませんでした。
4.ダイナミクスについて
私は学生に、ダイナミクスを強調しながらとてもゆっくり練習するよう指導します。ピアノはもっと小さくフォルテはもっと大きく強調し、本番で弾いているつもりで練習するのです。それから徐々に通常のテンポへ戻しつつ、ダイナミクスは強調したままにします。この練習法は素晴らしい結果をもたらします。私はこのやり方をスヴャストラフ・リヒテルから教えてもらいました。リヒテルとはピアノ五重奏でよく共演していました。リヒテルは「ピアノで弾こう、ただしフォルテで弾いているようにふるまおう。」と言っていたものです。これは、音にすべてを込めつつ音量はピアノに抑えるということです。私たちは演奏会の直前にこの練習法を実践しました。その後にステージに出ると、突然自分たちの響きがとても深くなったように感じられたものです。
5.コンクールについて
最近、コンクールの準備をしている学生が私のところにやってきて、パガニーニのカプリース作品17を弾きました。難しいことで有名なオクターブユニゾンのある曲です。学生があまりに速く弾くため、私は音符を聞き取れないほどでした。速すぎるテンポは当然学生の技術にも少々影響を及ぼしていて、あまり清潔な演奏ではありませんでした。そこで私は学生に言いました。「どうしてそんなに速く弾くのか?この曲はもっと悪魔的であるべきだ。パガニーニの肖像画のように。この曲でパガニーニを描写すべきだ。」学生はにっこり笑うと言いました。「おわかりでしょうが、ドゥビンスキー先生、もしゆっくり弾いたら私はコンクールの一次予選で放り出されるでしょう。」
https://string-quartet-labyrinth.blog.jp/archives/40212137.html
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/214.html#c4
5. 中川隆[-8231] koaQ7Jey 2024年12月13日 17:32:05 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[13]
名室内楽奏者ドゥビンスキー
https://string-quartet-labyrinth.blog.jp/archives/33493745.html
このCDにはボロディンSQのボロディン2番とショスタコ8番、ヴェーラーSQのショスタコ10番が収められています。ボロディンSQは旧メンバーで、初代ファーストバイオリンのロスティスラフ・ドゥビンスキーが率いていた時代の西側録音(1962年9月)です。
BorodinSQ-CDjakcetSmall
いずれも最高峰の演奏ですが、中でもボロディンの2番は未だに凌駕する演奏が現れない名演で、しなやかな叙情性が絶品となっています。これを聞いて以来、旧ボロディンSQの録音や情報を探しまわり、見つけたのがドゥビンスキーの回想録「Stormy Applause」でした。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00RBK76PO
この本には弦楽四重奏団結成から西側亡命までの泣き笑いエピソードが満載で、旧ソ連の音楽界やユダヤ人差別、ショスタコーヴィチの素顔など歴史的にも貴重な証言になっています。そのうち日本語訳が出版されないかと待っていたのですが、いつしか著者ドゥビンスキーも当時の四重奏団メンバーも亡くなり、主な登場人物で存命なのは著者夫人のルーバ・ドゥビンスキー教授のみとなってしまいました。今後も出版される気配が無いため、教授に連絡をとり、私が翻訳・電子出版することにしました。
是非読んで頂ければと思っています。
https://string-quartet-labyrinth.blog.jp/archives/33493745.html
14. 中川隆[-8230] koaQ7Jey 2024年12月13日 17:44:07 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[14]
https://www.youtube.com/watch?v=uGoxfQ2H3ns
This performance by the Borodin Quartet is from a studio recording made in Moscow, with the players Rostislav Dubinsky, Yaroslav Alexandrov, Dmitri Shebalin and Valentin Berlinsky.
【ロスティスラフ・ドゥビンスキー, 1923-1997ウクライナの芸術家シリーズ24】
2024年8月10日
https://note.com/cellish/n/n5b888d038f72
室内楽が好きな人ならみんな知ってるボロディン四重奏団の創始者,ヴァイオリニストのロスティスラフ・ドゥビンスキー(Rostislav Dubinsky, 1923-1997)は旧ソビエト連邦ハリコフ(現ウクライナ)[1]のユダヤ系の家庭の生まれだ。ただし,書籍やサイトによってはキーフ生まれ[2]と説明されていることもあって,どちらが正しいかわからない。
[1] https://ja.findagrave.com/memorial/124812834/rostislav-dubinsky
[2] https://www.wikidata.org/wiki/Q48953366
モスクワ音楽院でアラム・ヤンポロスキー(Abram Ilich Yampolsky)に師事。
ヤンポロスキーは,ドゥビンスキーの1歳年下のレオニード・コーガン(現ウクライナのドニプロ出身, 過去記事はこちら)や1歳年上のボリス・ゴールドシュタイン(オデッサ出身)の師匠でもある。
ドゥビンスキーについてはあまり知らなかったのだが,Amazon Primeに加入していたらもれなく無料で読める自伝をたまたま見つけて読んだらとても面白かった。
ボロディン弦楽四重奏団創立者は語る
ロスティスラフ ドゥビンスキー (著), 竹本 雅昭 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%9B%E9%87%8D%E5%A5%8F%E5%9B%A3%E5%89%B5%E7%AB%8B%E8%80%85%E3%81%AF%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%95-%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC-ebook/dp/B00RBK76PO?&linkCode=sl1&tag=asyuracom-22&linkId=60dd5e270b416847a8b754778be3d7e0&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl
この本には,設立当初,ドゥビンスキーを含む3人がユダヤ人だった弦楽四重奏団が,反ナチスを標榜するソ連の体制下で差別を受けて活動を制限を受けていた10年近い期間の話(メンバー交代によりユダヤ系がドゥビンスキーのみになってから状況が変わる),ショスタコーヴィチやオイストラフらが反体制下で受けた苦難や,ボロディン四重奏団が彼らから受けた支援,無実の罪で20年間強制労働をさせられた女性とドゥビンスキーの儚いロマンス,演奏会での選曲にも厳しい制限がかかる体制下での苦難などなど,ソ連で活動していた芸術家達の過酷な状況を垣間見れる。抑圧された体制下で反旗を翻すようなショスタコーヴィチの室内楽曲の解釈もいくつか書かれている。
ドゥビンスキーは,選曲も行動も厳しく制限されるソ連から亡命することになる。ただ,ボロディン四重奏団の演奏(特にショスタコーヴィチの演奏)はソ連時代が鬼気迫るものがあって良かったよねというヒトも少なくないみたいだ。今現在だって,反ロシアを声高に叫ぶのに,ロシア内で叫ぶ場合と国外で叫ぶ場合を想像すると,そりゃそうかもねとも思う。
ボロディン四重奏団はドゥビンスキーがソ連から亡命した後もメンバーを変えて,設立から70年以上たった今も活動している。特にチェロパートは創立以来2007年までの60年以上ベルリンスキーが担当。
僕が以前チェロを習っていたチェリストの一人は国内の某有名オケで首席チェリストを長い間していた方だったけど,70才を超えても海外のセミナーに参加して,大学生に混じって勉強をしていた。もう10年以上前に他界してしまったが,ボロディン四重奏団のチェリストにレッスンを受けたんだととても嬉しそうに話していた笑顔をよく覚えていて,思い出すだけで泣けてくる。
さて,紹介する演奏はショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番。動画のコメント欄に,「運転中に聴くと,追いかけられている気がしてアクセルを強く踏み込んじゃったりするから,運転中は聴かないでね」とか書いてあったので,よく注意しましょう。以下は,ドゥビンスキーの自伝にあったこの曲の紹介。ボロディン四重奏団はショスタコーヴィチとの親交も深く,ショスタコーヴィチに請われて彼の新作の四重奏曲を彼自身の自宅でも演奏したりしていた。
その音楽には作曲家の人生があった。苦く痛めつけられた人生が。弦楽四重奏8番は戦争とファシズムの犠牲者に捧げられている。曲の冒頭に出てくる音符レミドシは、ショスタコーヴィチのイニシャル(D. SCHostakovich, D-Es-C-H)をドイツ語の音名にしたものだ。弦楽四重奏第8番ハ短調作品110は5つの楽章からなり、切れ目なしに演奏される。第1楽章は「レミドシ」の主題によるゆっくりしたフガートだ。第2楽章の怒り狂ったスケルツォには、ピアノトリオ第2番作品67のユダヤ風メロディーも使われている。第3楽章は激しいワルツ、第4楽章は犠牲者のためのレクイエムだ。そして最後に再び作曲者のイニシャルを持つ苦いフガートが弱音器付きで演奏される。
(中略)
第4楽章に来た。この楽章は、まるで爆弾が上から落ちてきて地上で爆発するように、あるいはまさに心が張り裂けるように響く。次に古いロシアの歌「重い縛りに痛めつけられ」が現れ、やがて全曲の頂点として歌劇「カテリーナ・イズマイロヴァ」のメロディーが引用される。この歌劇の最後のシーンで囚人たちがシベリア川を移送される際、カテリーナはセルゲイのためにすべてを犠牲にしたのに、セルゲイは彼女を裏切りソネートカと関係を持つ。このシーンのインパクトは絶大で、全聴衆もオーケストラも出演者もステージから目が離せない。劇場の警備員ですらセルゲイとソネートカに向かってつばを吐く。カテリーナだけが何も知らず、セルゲイと会えることに幸せを感じている。傲慢なソネートカが現れ、取り返しのつかない破局にカテリーナは勘付いていく。カテリーナは氷のように冷たい川へ身を投げ、ソネートカを道連れにする。
(中略)
ここではそのメロディーは作曲者自身の孤独感であり、避けようの無い最期が予感されている。
ドゥビンスキー著「ボロディン弦楽四重奏団創立者は語る」より
https://note.com/cellish/n/n5b888d038f72
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/757.html#c14
9. 中川隆[-8229] koaQ7Jey 2024年12月13日 18:01:37 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[15]
シリアで大変なことが起きています。
室伏謙一『霞が関リークス』公式チャンネル 2024/12/12
https://www.youtube.com/watch?v=2JnizdkOXyY
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/331.html#c9
115. 中川隆[-8228] koaQ7Jey 2024年12月13日 18:01:59 : 2eVrOKZLJo : TjNYeG40V3hYQUU=[16]
シリアで大変なことが起きています。
室伏謙一『霞が関リークス』公式チャンネル 2024/12/12
https://www.youtube.com/watch?v=2JnizdkOXyY
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/816.html#c115
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