8. 2022年4月18日 12:03:10 : lgblHo8ibg : TjBBb1p6R2hiMkU=[1]
じゃあこれ。4連載でネット記事にしては読みごたえもあるし、内容も濃い。他には30分のPodcast番組があり、MCが外国人なので日本人の聞き手よりは期待できそう。
https://www.okamura.co.jp/magazine/wave/archive/1706shirakawaA.html
https://www.okamura.co.jp/magazine/wave/archive/1706shirakawaB.html
https://www.okamura.co.jp/magazine/wave/archive/1706shirakawaC.html
https://www.okamura.co.jp/magazine/wave/archive/1706shirakawaD.html
ーー以下一部抜粋引用ーー
大きなショックを受けた2016年・ガザ
──白川さんは国境なき医師団の看護師として7年間で14回も派遣されているわけですが、これまでで一番印象に残っている出来事を教えてください。
どこも過酷な現場なので派遣先それぞれに忘れられない思い出はあります。ただ、紛争地ではないけれど、世の中でこんなことがあっていいのかというほどに非人道的なことが行われている地もあります。例えば去年(2016年)パレスチナのガザ地区に初めて行きました。当時は戦闘状態ではありませんでしたが、爆撃機や戦闘機は常に上空を飛んでいて時々空爆が起こります。それだけでももちろん恐怖ではありますが、町の人たちは慣れてしまっていてまるで何事もないかのような生活を送っています。180万人ものパレスチナ人を四方から完全に閉じ込めてしまっているエリアで起こっているこの現実を見て、とても大きなショックを受けました。
ガザ地区での任期は4ヵ月間だったのですが、その短い時間でも閉鎖された地域にいることにものすごい閉塞感を感じて精神的に支障をきたしそうになりました。私は任期が終われば出られますが、そこに暮らす人々は出られません。数年おきに激しい戦闘があり、たくさんのミサイルや爆弾が飛んでくるにもかかわらず、四方を囲まれているためどこにも逃げ場なんかない。その恐怖とストレスたるや想像を絶するものがあります。
戦闘のたびに町中がめちゃめちゃに破壊されていますが、直近の2014年の紛争で破壊された建物やインフラはまだ全然復旧されていません。発電所が破壊されると上下水の処理もできないので、シャワーの水も口に入るとしょっぱかったり苦かったり、髪の毛もボロボロになりました。ここにいる人たちはそんなひどい状態の中で何十年も生活を余儀なくされています。普段は明るい人々ですが、みんなが深い悲しみと絶望を抱えていることが、少し接するだけでも明白にわかりました。
http://www.asyura2.com/19/warb23/msg/650.html#c8