http://www.asyura2.com/acat/t/td/tdb/TDBiLmtTMHg5Wlk=/100000.html
1. 2020年9月21日 08:06:52 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[1]
三島先生は自己顕示欲が肥大化した人格障害者という事でしょうね:
三島由紀夫に関する病跡学的試論
https://www.shukugawa-c.ac.jp/wp-content/uploads/2013/11/bulletin201203_6.pdf
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/322.html#c1
2. 2020年9月21日 08:23:44 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[2]
問題は三島先生にはまともな美意識やセンスがゼロだった事です:
(深沢七郎)
「からっ風野郎」の映画のときに、オレが作曲料なんかとらなかったわけだ。そしたらお礼に、中華料理ごちそうしてくれて、ツバメの巣を注文した。ツバメの巣さえ食わせりゃ、オレにうまいものを食わせたと思っているんだ。
オレはあんな糸コンニャクみたいなもの好きじゃない。ギョーザのほうがよっぽどうまいよ。あんなもんは、値段ばかり高くって、全然うまくない。それを、ツバメの巣さえ食わしてやれば、うまいもんくわしてやったと思う、その考えがあさはかなんだ。値段とか名前で、ものごとを判断している。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/322.html#c2
31. 中川隆[-11251] koaQ7Jey 2020年9月21日 08:42:35 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[3]
ここは40年前からモニターレッドとマランツアンプの逝かれた誇大宣伝をやっていますね(呆れ):
ガス燈 GAS LIGHT
ヴィンテージオーディオ&CD/レコード専門店
https://www.gastokobe.com/location
兵庫県神戸市中央区元町通3-10-11 正翁ビル2F
TEL 078-332-0130
OPEN: 13:00~19:00 日・祝休
*臨時休業の場合がありますので、なるべく事前に(特に遠方のお客様は)お電話でご確認下さい
アクセス
JR元町駅西口(海側)から神戸(西)方面へ徒歩約5分
元町商店街の一つ山側の通り
(喫茶チェリーの隣ビル、1階美容院)
SWING JAZZのCD/レコードやクラシックの貴重盤を探究されてる方、ヴィンテージオーディオでお悩みの方、興味がありこれから始められる方など、ご来店お待ちしております
SPEAKER
https://www.gastokobe.com/speaker
タンノイ(レッド・シルバー)は、天を摩す巨人の森であり、芸術、文化の森であり、神秘なる森である。
タンノイの森にたどりついただけで、しめたものであるが・・・・・・。
この森の中から、何を選択するか--------は、その人の教養の深さと、センスを必要とするが、
上質なる名器を手にした趣味人のみが、名器との出合いがあろう。
例えば、ペルルミュテール(P)のモーツアルトのピアノソナタ(仏VOX / 6LP)のように、
何が真の名盤であり、自身の人生の糧になるかは、上質なる名器群がきっと語ってくれるであろう。
タンノイ コーナーヨーク、G.R.F.、オートグラフが名器(黄金の三兄弟)であることには違いないが、
同じ15インチのレッド、シルバーが入っていながら、エンクロージャーによって、音楽の表情、解釈、
姿が、こんなにも異なり、且つ、それぞれが完成された表現を発するスピーカーが他にあろうか。
個々に意味を内包していることに、真のタンノイファンは、驚き、快楽されておられることであろう。
レコード芸術再生の永遠の名器といえよう。
いろいろなる名盤(名演)が誕生したのが50年以上前である。
例えば、アンドレ・レヴィのバッハ無伴奏ソナタ(LUMEN / 3LP)
パリのモーツアルト(仏PATHE / 7LP)
TRIO OF FRANCE(仏PRETORIA / 1LP)
エネスコのバッハ無伴奏ソナタ(CONTINENTAL / 3LP)
ルフェビュールのバッハ(仏FBLP / 1LP)を
タンノイ レッド、シルバーが登場したのも50年前である--------。ここに真理があり符合する。
名器が真の名盤と連関するのは、人間の社会、思想、芸術、文化の奥深いところの根源的なるもの、
本質的なるものを捉え、それを明日に照らしだそうとする信念、哲学が内在しているが故に、
現代の新奇なものを越えて、なお魅力的なのであろう。
軽薄な時代が終焉し、精神性のある社会が、一刻も早く到来することを希求してやまぬ。
アメリカタンノイ オートグラフ プロフェッショナルについて
甘く、そして、しなやかに、
豪華にして高雅に、
欧米が栄え輝いていた1950年代を髣髴(ほうふつ)させ陶酔さす。
身体は大きいが、表情は可憐にして気高く、くちもとは自然にして、唇には生気が漂い、生身が眼前に立脚しているよう。
ビオロンの響きは、オーケストラに於いては、雄大に、独奏に於いては、孤高に美音を発し、眼前に舞台を演出し演じてくれる。
ある時は静謐(せいひつ)に、ある時は優雅に、ピアノに於いては、陰翳(いんえい)が深く、ピアニストの内面を抉(えぐ)り出し、
名演奏名盤であればあるほど、歌い舞い、受者を鼓舞さす。
スピーカー(ユニット)が、2個内包されているがために、1950年代の名車(12気筒のエンジンを搭載した)にのり、
ここちよい旅をしているようでもある。
いろんな顔を持ち、いろんな表情をし、ある仮面をかぶり、受者を迷宮の世界に案内し、人生を遊ぶ。
ホット&スイートJAZZが、おれにまかせろと言わんばかりに鳴り響き、恍惚の世界に誘惑し、時を忘れる。
タンゴに於いては、カナロが偉大なリーダーであったことを、そしてガルデルにおいては飛行機事故で世を去った損失と悲しみを教え、
耽(ふけ)させる。
又、日本が誇る藤沢嵐子と早川真平が、世界のタンゴ界に認められた所以が理解出来よう。
シャンソンとて待ってましたと言わんばかりに、ダミアの暗い日曜日が、受者の内面に迫る。
ティノ・ロッシの甘く囁く歌声が、そしてルシエヌ・ボワイエの歌声が、パリを誘(いざな)う。
幅広い表現を可能にしてくれる魅惑的なるスピーカーである。
常に、タンノイ レッドが得意とする気品を失うことなく・・・・・・・。
アメリカタンノイ インペリアル(15インチレッド&シルバー各2個入り)について
決してセンチメンタルには鳴らない。
官能よりも知性を好み、永遠の至高の感覚で、人間性と無窮(むきゅう)を語りかけてくる。
常に、簡潔に、されど音楽が持つ衝撃力は惜しみなく。
天才が些細な不正にも苦しむ純潔な精神、微々たる瑕瑾(かきん)をも見逃し得ぬ精妙な感性、完璧のみが至上の逸楽をもたらすことを、啓示してくれる。
高貴にして神聖なる魂は、虚偽と罪業(ざいごう)と醜悪の世界に窒息する様を・・・・・・、偉大なる芸術家が幸福であるためには、
俗衆の喝采を必要としないことを、”インペリアル”は教え、語り、諭すであろう。
バッハからブルックナーまで、ガーシュインからジョン・ケージまで、ドビュッシーから武満徹まで、声楽からオペラまで、ニューオーリンズからフリージャズまで、総てを受け入れてしまう幻のスピーカー。
その秘密、解析(かぎ)はそれぞれに2個(15インチレッドorシルバー)が内包されこだわりの構造がなせる技なのであろう。
こんな魅惑的なるスピーカーが、当時少数しか創られなかったことが、惜しまれてならぬ。
英国人が、アメリカ人の為に賢慮(けんりょ)を尽くし辿りついた舞台、インペリアル。
アメリカ タンノイ群評-----------。
すでにオーディオ文化の遺産として揺るぎなき地位を確立している英国タンノイ オートグラフ、G.R.F.、コーナーヨーク(15インチレッド
orシルバー入り)の話ではない。
アメリカ タンノイと言うだけで、日本のクラシック音楽ファンに誤解され、敬遠され、充分なる理解を得ず(試聴されず)不当なあしらいを
受けているアメリカ タンノイレッドorシルバーについて光明を与えねばならぬと考えているのである。
一聴すれば(音楽、レコードが好きな輩には)解析(わかる)であろうが・・・・・・名器には、歴史と、隠れたる仕掛けが内包していることを。
そして固定観念は危険であることを。発見と感動のない世界には、凡庸なる人生が待ち伏せしているだけだと。
アメリカ タンノイレッドorシルバー達は、語りかけてくれるであろう。感動とともに・・・・・・。
TANNOY オートグラフ、コーナーヨーク、VLZ
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
アメリカタンノイの魅力------------。
アメリカ東海岸のサウンドを希求する人間にとっては、見逃すことのできない存在であろう。
1954年ロングアイランド(ニューヨーク州)に設立されたるアメリカタンノイ社は、1973年まで数々の魅力あるスピーカーを産みつづけた。
日本上陸が遅れたが為に、当時殆どの人々は関心をもつことなく(出合いなく)現在に至っているのだが・・・・・・、
オートグラフプロフェッショナル(15インチレッド各2入り)、インペリアル(15インチレッド各2入り)を頂点として、ボザーク、KLHの音色に魅了されたる人間にとっては、アメリカタンノイのサウンドにすばやく反応されることでしょう。
オートグラフプロは別として、他は英国タンノイに比べ、低域は締りぎみで重く暗く(陰けいが深く)その上箱の響きが押えぎみのため、
JAZZが”いき”に鳴るのである。
中域から高域にかけては、タンノイユニットの特徴である金属的な肌合を有しているが故に、管楽器、ピアノがイメージ良く且上品に鳴り響く。
ヨーロッパへの希求性とヨーロッパからの遠心性がアメリカ文明の宿命であるかのようにして産まれたのが、アメリカタンノイ群なのであろう。
透徹されたる英国人の知性が、アメリカという大陸で華(はな)開いたる珍しき逸品と言えよう。
特に、スタンダードオートグラフ(レッド入り)チューダーオートグラフ(レッド入り)、オートグラフプロ(レッド各2入り)、インペリアル(レッド各2入り)の4種類は一聴に値するしろものであるばかりか、イギリスタンノイ黄金の三兄弟に無い魅力が内包されていることに、タンノイファン及びタンノイでJAZZを鳴らしてみたいと考えているファンは、一聴に値する魅力あるスピーカーと言えよう。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
日本人のタンノイファンにとって敬遠しがちの隠れた名器。
アメリカタンノイ群の復権あるいは深き淵よりの詩い------------。
通説としてタンノイの弱点と言われてきたピアノ、管楽器、打楽器が気品を失うことなく鳴り切るアメリカタンノイの魅力は、幅広い音楽を楽しむ人間にとって救いの神器となろう。
特に1950〜60年代に創られたる名器シルバー、レッド入り大型アメリカタンノイは、豊かな国(1950〜60年代)アメリカ人の要望を満足させた英国人の叡知の作であるだけでなく、後生の金字塔となり多くの音楽ファンを楽しませ続けるであろう。
1950年代にLP名盤が続出したごとく、1950年代に歴史的名スピーカー群が誕生した意味は大きい。
オートグラフプロ(レッド入り)及びインペリアル(レッド入り)が無冠の王者ならば・・・・・、スタンダードオートグラフ(レッド入り)、チューダーオートグラフ(レッド入り)は、流たくの清士であろう。
高貴を弑(しい)し、美を屠(と)り、理想を犯す、荒涼たる今の世にあって、黄金期のタンノイシルバー、レッドを搭載した大型スピーカーでの音楽鑑賞は比類なき精神の高揚となろう。
JAZZをここまで物語り表現しうるスピーカーはそう多くはない。
初期の上質なるマランツ#7と#9とのコンビで聴く大型タンノイ群は、宝珠(ほうしゅ)に似て、燃えたる美の王宮なり、遠来の王を迎えることの出来る人は、至上の歓喜を得ることのできる稀世の人となりえよう。
タンノイの固定観念に縛られている輩、行動を興さない輩には未来のイヴとの出合いはない。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
レコードとオーディオという二つの芸術が、相擁(そうよう)し、至高の交歓(こうかん)を遂げた幸福なる時代は、
もはや終焉(しゅうえん)してしまったのであろうか----------。
かつては上質なる機器からは、レコード内に於けるノイズを看取(かんしゅ)することなく、不思議にも良質なる音楽のみが、昇華され、
芸術的香気を、満喫させてくれる時代もあった。
すでに、名器をお持ちの趣味人は、日々このような場景に、満悦されておられることであろうが・・・・・・・。
弱音器をかけたような、忍び音(しのびね)の音楽は、最も素朴な人々と、最も洗練されたる人々を、同時に魅了させずにはおかない。
現代美術が、見るという行為によって始まるように・・・・・・、聞く側が、名器を産むのであろう。
レコードが円熟し切った時期と、オーディオが熟し切った時期が、対峙しあうかのように・・・・・同時代に誕生し、完結してしまったのであろう。
名器、名盤にはディオニューソスなる神が、宿っているとしかいいようのない現象が、名器から現前として発する。
真の音楽ファン、レコードファンであれば、レコードに針を下した瞬間、躍動と静止が、等価を保ちつつ、執拗に自己に投影を仕掛け、眩惑
しつづけるスピーカーに出会いたくはないか、それを可能にしてくれるスピーカーが、タンノイの黄金の三兄弟オートグラフ、G.R.F.、
コーナーヨーク(いずれもレッドorシルバーのユニットが内包されていなければ、意味をなさないが・・・・・・)と言えよう。
入口のカートリッチから厳選しなければ、この手の夢は実現しないだろうが・・・・・・。
追伸、巷では、ヴィンテージオーディオは、腐りかけの音が魅力があると言うが、創られた当時の状態に出来るだけ近づけた名器を聞くことのない輩の戯言(たわごと)にすぎぬ。ここに現状のヴィンテージオーディオの世の限界が潜(ひそ)んでいるのかもしれぬ。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
翼をもち、風を呼ぶ感性たれ-------------------。
生まれながらにして神秘の香(こう)に滲透(しんとう)された或る種の魂を内包したる人間は救われるが・・・・・・。
水晶体は我々の網膜の上に投射する映像や、空気が我々の鼓膜に伝達する震動のみを、唯一の現実として信じる人々は、眼あれど見えず、耳あれど聴こえぬ不幸なる輩に過ぎぬ。
五官が我々に啓示する外界の世界は現実ではなく、いわんや絶対でもないことを感動している人間のみが、一級の芸術作品との出合いに、融合できるのであろう。
神秘を信じる魂を有したる人間は、水晶体が屈折し得ぬものを見、空気が伝達し得ぬものを聴くことのできる賢者である。
その分、苦悩と葛藤と練磨を要求されつづけられるであろうが・・・・・・。
” 我が夢はその彼方にあり ” と呟(つぶや)く貴兄の多からんことを・・・・・・。
https://www.gastokobe.com/speaker
Amplifier こだわりの美学
https://www.gastokobe.com/amplifier
マランツについて・・・・・、
例え、名真空管をもって挑んだとしても---------
EL - 34を果敢に探求しつづけてきた”ソール・B・マランツ”の姿勢には、かなわない。
単純ほど美しい。
簡素ほど心をうつ。
こだわりほど恐ろしい。
オーディオの最高の目標は”格式”と”格調”と”気品”である。
既存の意味と価値を研き出し、蒐集し、積み重ね、修飾し、装飾する。
そして、陶酔させてくれる。
正に、マランツ#7,8,9,10,10Bのための凱切(がいせつ)な措辞(そじ)である。
しなやかな張りつめた意識、神経のもと・・・・・レコード芸術という
絢爛(けんらん)たる非現実の織物を眼前にて紡がれる、あでやかに音は縫いとられてゆく、
宏荘(こうそう)にして斉荘(せいそう)---------
象徴にして棲蒼(せいそう)--------
生きようとする影が優雅な死の影のように眼下に落ちる。
禁断の果実に近づき深淵し、感嘆し、酩酊する。
工(たく)まれたるレトリックの凝縮、
幻惑的な装飾の技兩
マランツ#7,8,9,10,10Bならありうる。
集うことを許さぬタンノイ ”レッド” ”シルバー”と
正に、両雄である。
機械は、バラのように、美しくなければならぬ。
詩人が、言葉を支配するごとく・・・・・、名盤たちは、名器を支配する。
高潔なる精神の持主であればあるほど、感じ(解す)るであろうマランツ群の魅惑(悦楽)。
清雅(せいが)にして、鋭敏なる音色(音感)、稀有(けう)なる音人(貴人)ならではの音業(偉業)。
幽韻(ゆういん)にして、幽思(ゆうし)---------。
嫋嫋(じょうじょう)として、鬼(き)の長い旋律は、
柔らかい青い影、淡紅(たんこう)と、灰色の諧調へと誘う。
世に、これほどまでに渾然(こんぜん)として、微妙なる快楽があろうか。
華やぐ外観の影に、見え隠れする、憂愁(ゆうしゅう)と、悲哀と、倦怠の色(音)は、
棲涼(せいりょう)たる鬼気となって、音間に漂い、或る説明し得ぬ神秘なる世界に遭遇し、
決定的なる色調(音調)を、帯(お)びるのであろう。
これぞ正に、マランツ群ならではの措辞(そじ)といえよう。
******MARANTZ # 9 の新しい在庫商品(ペア2セット)2016. 10. 24現在******
*MARANTZ #9 ペア2セット(在庫3&4)入荷分、掲載しました。(2016.10.30現在)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*MARANTZ #9 ペア2セット、近日中入荷予定。(2018.7.4現在)
(#1386, #1387 連番セット。他1セット。)
*MARANTZ #7 在庫あります。(2018.7.4現在)
(10800番台、10900番台、他。)
商品の値段等、お問い合わせは、「ガス燈」TEL 078-332-0130まで、
よろしくお願い致します。
(在庫状況は、掲載時と異なる場合がありますので、ご了承下さい。
尚、入荷予定商品の予約も可能です。)
https://www.gastokobe.com/amplifier
マランツのアンプについては
オールド マランツ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1085.html#c31
61. 中川隆[-11250] koaQ7Jey 2020年9月21日 08:53:50 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[4]
ここは40年前からモニターレッドとマランツアンプの逝かれた誇大宣伝をやっていますね(呆れ):
ガス燈 GAS LIGHT
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タンノイ(レッド・シルバー)は、天を摩す巨人の森であり、芸術、文化の森であり、神秘なる森である。
タンノイの森にたどりついただけで、しめたものであるが・・・・・・。
この森の中から、何を選択するか--------は、その人の教養の深さと、センスを必要とするが、
上質なる名器を手にした趣味人のみが、名器との出合いがあろう。
例えば、ペルルミュテール(P)のモーツアルトのピアノソナタ(仏VOX / 6LP)のように、
何が真の名盤であり、自身の人生の糧になるかは、上質なる名器群がきっと語ってくれるであろう。
タンノイ コーナーヨーク、G.R.F.、オートグラフが名器(黄金の三兄弟)であることには違いないが、
同じ15インチのレッド、シルバーが入っていながら、エンクロージャーによって、音楽の表情、解釈、
姿が、こんなにも異なり、且つ、それぞれが完成された表現を発するスピーカーが他にあろうか。
個々に意味を内包していることに、真のタンノイファンは、驚き、快楽されておられることであろう。
レコード芸術再生の永遠の名器といえよう。
いろいろなる名盤(名演)が誕生したのが50年以上前である。
例えば、アンドレ・レヴィのバッハ無伴奏ソナタ(LUMEN / 3LP)
パリのモーツアルト(仏PATHE / 7LP)
TRIO OF FRANCE(仏PRETORIA / 1LP)
エネスコのバッハ無伴奏ソナタ(CONTINENTAL / 3LP)
ルフェビュールのバッハ(仏FBLP / 1LP)を
タンノイ レッド、シルバーが登場したのも50年前である--------。ここに真理があり符合する。
名器が真の名盤と連関するのは、人間の社会、思想、芸術、文化の奥深いところの根源的なるもの、
本質的なるものを捉え、それを明日に照らしだそうとする信念、哲学が内在しているが故に、
現代の新奇なものを越えて、なお魅力的なのであろう。
軽薄な時代が終焉し、精神性のある社会が、一刻も早く到来することを希求してやまぬ。
アメリカタンノイ オートグラフ プロフェッショナルについて
甘く、そして、しなやかに、
豪華にして高雅に、
欧米が栄え輝いていた1950年代を髣髴(ほうふつ)させ陶酔さす。
身体は大きいが、表情は可憐にして気高く、くちもとは自然にして、唇には生気が漂い、生身が眼前に立脚しているよう。
ビオロンの響きは、オーケストラに於いては、雄大に、独奏に於いては、孤高に美音を発し、眼前に舞台を演出し演じてくれる。
ある時は静謐(せいひつ)に、ある時は優雅に、ピアノに於いては、陰翳(いんえい)が深く、ピアニストの内面を抉(えぐ)り出し、
名演奏名盤であればあるほど、歌い舞い、受者を鼓舞さす。
スピーカー(ユニット)が、2個内包されているがために、1950年代の名車(12気筒のエンジンを搭載した)にのり、
ここちよい旅をしているようでもある。
いろんな顔を持ち、いろんな表情をし、ある仮面をかぶり、受者を迷宮の世界に案内し、人生を遊ぶ。
ホット&スイートJAZZが、おれにまかせろと言わんばかりに鳴り響き、恍惚の世界に誘惑し、時を忘れる。
タンゴに於いては、カナロが偉大なリーダーであったことを、そしてガルデルにおいては飛行機事故で世を去った損失と悲しみを教え、
耽(ふけ)させる。
又、日本が誇る藤沢嵐子と早川真平が、世界のタンゴ界に認められた所以が理解出来よう。
シャンソンとて待ってましたと言わんばかりに、ダミアの暗い日曜日が、受者の内面に迫る。
ティノ・ロッシの甘く囁く歌声が、そしてルシエヌ・ボワイエの歌声が、パリを誘(いざな)う。
幅広い表現を可能にしてくれる魅惑的なるスピーカーである。
常に、タンノイ レッドが得意とする気品を失うことなく・・・・・・・。
アメリカタンノイ インペリアル(15インチレッド&シルバー各2個入り)について
決してセンチメンタルには鳴らない。
官能よりも知性を好み、永遠の至高の感覚で、人間性と無窮(むきゅう)を語りかけてくる。
常に、簡潔に、されど音楽が持つ衝撃力は惜しみなく。
天才が些細な不正にも苦しむ純潔な精神、微々たる瑕瑾(かきん)をも見逃し得ぬ精妙な感性、完璧のみが至上の逸楽をもたらすことを、啓示してくれる。
高貴にして神聖なる魂は、虚偽と罪業(ざいごう)と醜悪の世界に窒息する様を・・・・・・、偉大なる芸術家が幸福であるためには、
俗衆の喝采を必要としないことを、”インペリアル”は教え、語り、諭すであろう。
バッハからブルックナーまで、ガーシュインからジョン・ケージまで、ドビュッシーから武満徹まで、声楽からオペラまで、ニューオーリンズからフリージャズまで、総てを受け入れてしまう幻のスピーカー。
その秘密、解析(かぎ)はそれぞれに2個(15インチレッドorシルバー)が内包されこだわりの構造がなせる技なのであろう。
こんな魅惑的なるスピーカーが、当時少数しか創られなかったことが、惜しまれてならぬ。
英国人が、アメリカ人の為に賢慮(けんりょ)を尽くし辿りついた舞台、インペリアル。
アメリカ タンノイ群評-----------。
すでにオーディオ文化の遺産として揺るぎなき地位を確立している英国タンノイ オートグラフ、G.R.F.、コーナーヨーク(15インチレッド
orシルバー入り)の話ではない。
アメリカ タンノイと言うだけで、日本のクラシック音楽ファンに誤解され、敬遠され、充分なる理解を得ず(試聴されず)不当なあしらいを
受けているアメリカ タンノイレッドorシルバーについて光明を与えねばならぬと考えているのである。
一聴すれば(音楽、レコードが好きな輩には)解析(わかる)であろうが・・・・・・名器には、歴史と、隠れたる仕掛けが内包していることを。
そして固定観念は危険であることを。発見と感動のない世界には、凡庸なる人生が待ち伏せしているだけだと。
アメリカ タンノイレッドorシルバー達は、語りかけてくれるであろう。感動とともに・・・・・・。
TANNOY オートグラフ、コーナーヨーク、VLZ
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
アメリカタンノイの魅力------------。
アメリカ東海岸のサウンドを希求する人間にとっては、見逃すことのできない存在であろう。
1954年ロングアイランド(ニューヨーク州)に設立されたるアメリカタンノイ社は、1973年まで数々の魅力あるスピーカーを産みつづけた。
日本上陸が遅れたが為に、当時殆どの人々は関心をもつことなく(出合いなく)現在に至っているのだが・・・・・・、
オートグラフプロフェッショナル(15インチレッド各2入り)、インペリアル(15インチレッド各2入り)を頂点として、ボザーク、KLHの音色に魅了されたる人間にとっては、アメリカタンノイのサウンドにすばやく反応されることでしょう。
オートグラフプロは別として、他は英国タンノイに比べ、低域は締りぎみで重く暗く(陰けいが深く)その上箱の響きが押えぎみのため、
JAZZが”いき”に鳴るのである。
中域から高域にかけては、タンノイユニットの特徴である金属的な肌合を有しているが故に、管楽器、ピアノがイメージ良く且上品に鳴り響く。
ヨーロッパへの希求性とヨーロッパからの遠心性がアメリカ文明の宿命であるかのようにして産まれたのが、アメリカタンノイ群なのであろう。
透徹されたる英国人の知性が、アメリカという大陸で華(はな)開いたる珍しき逸品と言えよう。
特に、スタンダードオートグラフ(レッド入り)チューダーオートグラフ(レッド入り)、オートグラフプロ(レッド各2入り)、インペリアル(レッド各2入り)の4種類は一聴に値するしろものであるばかりか、イギリスタンノイ黄金の三兄弟に無い魅力が内包されていることに、タンノイファン及びタンノイでJAZZを鳴らしてみたいと考えているファンは、一聴に値する魅力あるスピーカーと言えよう。
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日本人のタンノイファンにとって敬遠しがちの隠れた名器。
アメリカタンノイ群の復権あるいは深き淵よりの詩い------------。
通説としてタンノイの弱点と言われてきたピアノ、管楽器、打楽器が気品を失うことなく鳴り切るアメリカタンノイの魅力は、幅広い音楽を楽しむ人間にとって救いの神器となろう。
特に1950〜60年代に創られたる名器シルバー、レッド入り大型アメリカタンノイは、豊かな国(1950〜60年代)アメリカ人の要望を満足させた英国人の叡知の作であるだけでなく、後生の金字塔となり多くの音楽ファンを楽しませ続けるであろう。
1950年代にLP名盤が続出したごとく、1950年代に歴史的名スピーカー群が誕生した意味は大きい。
オートグラフプロ(レッド入り)及びインペリアル(レッド入り)が無冠の王者ならば・・・・・、スタンダードオートグラフ(レッド入り)、チューダーオートグラフ(レッド入り)は、流たくの清士であろう。
高貴を弑(しい)し、美を屠(と)り、理想を犯す、荒涼たる今の世にあって、黄金期のタンノイシルバー、レッドを搭載した大型スピーカーでの音楽鑑賞は比類なき精神の高揚となろう。
JAZZをここまで物語り表現しうるスピーカーはそう多くはない。
初期の上質なるマランツ#7と#9とのコンビで聴く大型タンノイ群は、宝珠(ほうしゅ)に似て、燃えたる美の王宮なり、遠来の王を迎えることの出来る人は、至上の歓喜を得ることのできる稀世の人となりえよう。
タンノイの固定観念に縛られている輩、行動を興さない輩には未来のイヴとの出合いはない。
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レコードとオーディオという二つの芸術が、相擁(そうよう)し、至高の交歓(こうかん)を遂げた幸福なる時代は、
もはや終焉(しゅうえん)してしまったのであろうか----------。
かつては上質なる機器からは、レコード内に於けるノイズを看取(かんしゅ)することなく、不思議にも良質なる音楽のみが、昇華され、
芸術的香気を、満喫させてくれる時代もあった。
すでに、名器をお持ちの趣味人は、日々このような場景に、満悦されておられることであろうが・・・・・・・。
弱音器をかけたような、忍び音(しのびね)の音楽は、最も素朴な人々と、最も洗練されたる人々を、同時に魅了させずにはおかない。
現代美術が、見るという行為によって始まるように・・・・・・、聞く側が、名器を産むのであろう。
レコードが円熟し切った時期と、オーディオが熟し切った時期が、対峙しあうかのように・・・・・同時代に誕生し、完結してしまったのであろう。
名器、名盤にはディオニューソスなる神が、宿っているとしかいいようのない現象が、名器から現前として発する。
真の音楽ファン、レコードファンであれば、レコードに針を下した瞬間、躍動と静止が、等価を保ちつつ、執拗に自己に投影を仕掛け、眩惑
しつづけるスピーカーに出会いたくはないか、それを可能にしてくれるスピーカーが、タンノイの黄金の三兄弟オートグラフ、G.R.F.、
コーナーヨーク(いずれもレッドorシルバーのユニットが内包されていなければ、意味をなさないが・・・・・・)と言えよう。
入口のカートリッチから厳選しなければ、この手の夢は実現しないだろうが・・・・・・。
追伸、巷では、ヴィンテージオーディオは、腐りかけの音が魅力があると言うが、創られた当時の状態に出来るだけ近づけた名器を聞くことのない輩の戯言(たわごと)にすぎぬ。ここに現状のヴィンテージオーディオの世の限界が潜(ひそ)んでいるのかもしれぬ。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
翼をもち、風を呼ぶ感性たれ-------------------。
生まれながらにして神秘の香(こう)に滲透(しんとう)された或る種の魂を内包したる人間は救われるが・・・・・・。
水晶体は我々の網膜の上に投射する映像や、空気が我々の鼓膜に伝達する震動のみを、唯一の現実として信じる人々は、眼あれど見えず、耳あれど聴こえぬ不幸なる輩に過ぎぬ。
五官が我々に啓示する外界の世界は現実ではなく、いわんや絶対でもないことを感動している人間のみが、一級の芸術作品との出合いに、融合できるのであろう。
神秘を信じる魂を有したる人間は、水晶体が屈折し得ぬものを見、空気が伝達し得ぬものを聴くことのできる賢者である。
その分、苦悩と葛藤と練磨を要求されつづけられるであろうが・・・・・・。
” 我が夢はその彼方にあり ” と呟(つぶや)く貴兄の多からんことを・・・・・・。
https://www.gastokobe.com/speaker
▲△▽▼
Amplifier こだわりの美学
https://www.gastokobe.com/amplifier
マランツについて・・・・・、
例え、名真空管をもって挑んだとしても---------
EL - 34を果敢に探求しつづけてきた”ソール・B・マランツ”の姿勢には、かなわない。
単純ほど美しい。
簡素ほど心をうつ。
こだわりほど恐ろしい。
オーディオの最高の目標は”格式”と”格調”と”気品”である。
既存の意味と価値を研き出し、蒐集し、積み重ね、修飾し、装飾する。
そして、陶酔させてくれる。
正に、マランツ#7,8,9,10,10Bのための凱切(がいせつ)な措辞(そじ)である。
しなやかな張りつめた意識、神経のもと・・・・・レコード芸術という
絢爛(けんらん)たる非現実の織物を眼前にて紡がれる、あでやかに音は縫いとられてゆく、
宏荘(こうそう)にして斉荘(せいそう)---------
象徴にして棲蒼(せいそう)--------
生きようとする影が優雅な死の影のように眼下に落ちる。
禁断の果実に近づき深淵し、感嘆し、酩酊する。
工(たく)まれたるレトリックの凝縮、
幻惑的な装飾の技兩
マランツ#7,8,9,10,10Bならありうる。
集うことを許さぬタンノイ ”レッド” ”シルバー”と
正に、両雄である。
機械は、バラのように、美しくなければならぬ。
詩人が、言葉を支配するごとく・・・・・、名盤たちは、名器を支配する。
高潔なる精神の持主であればあるほど、感じ(解す)るであろうマランツ群の魅惑(悦楽)。
清雅(せいが)にして、鋭敏なる音色(音感)、稀有(けう)なる音人(貴人)ならではの音業(偉業)。
幽韻(ゆういん)にして、幽思(ゆうし)---------。
嫋嫋(じょうじょう)として、鬼(き)の長い旋律は、
柔らかい青い影、淡紅(たんこう)と、灰色の諧調へと誘う。
世に、これほどまでに渾然(こんぜん)として、微妙なる快楽があろうか。
華やぐ外観の影に、見え隠れする、憂愁(ゆうしゅう)と、悲哀と、倦怠の色(音)は、
棲涼(せいりょう)たる鬼気となって、音間に漂い、或る説明し得ぬ神秘なる世界に遭遇し、
決定的なる色調(音調)を、帯(お)びるのであろう。
これぞ正に、マランツ群ならではの措辞(そじ)といえよう。
******MARANTZ # 9 の新しい在庫商品(ペア2セット)2016. 10. 24現在******
*MARANTZ #9 ペア2セット(在庫3&4)入荷分、掲載しました。(2016.10.30現在)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*MARANTZ #9 ペア2セット、近日中入荷予定。(2018.7.4現在)
(#1386, #1387 連番セット。他1セット。)
*MARANTZ #7 在庫あります。(2018.7.4現在)
(10800番台、10900番台、他。)
商品の値段等、お問い合わせは、「ガス燈」TEL 078-332-0130まで、
よろしくお願い致します。
(在庫状況は、掲載時と異なる場合がありますので、ご了承下さい。
尚、入荷予定商品の予約も可能です。)
https://www.gastokobe.com/amplifier
タンノイについては
タンノイで まともな音が出るのはモニターシルバーを入れた小型システムだけ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1085.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/635.html#c61
11. 中川隆[-11249] koaQ7Jey 2020年9月21日 09:24:53 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[5]
Mr.トレイルのオーディオ回り道
50年前のアンプを甦らせるには・・・ 2020年09月21日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8f04f53d5902a689796b50be50e8b753
現在、TA-3130FとTA-3140Fの2台の「Fシリーズ」のアンプを修理に出しています。50年前のアンプを現代に甦らせるには「メンテ」が欠かせません。SW類の故障、内部のコンデンサー類の劣化等々不具合は何処で出るか分かりません。リスクを持っている機器たちなので、「修理代」がかかる事を覚悟しないと使えません。
次に修理に出すのは、上段のTA-2000プリアンプです。こちらは「直出し電源ケーブル」の時はノイズもなく正常な動作をしていましたが、電源をインレット化してより強力な電源ケーブルを使い出したら、耐え切れなくなってノイズを出し始めました。使うにつれ幾分ノイズの質や大きさが変化して来ましたがなかなか収まりません。この状態では内部の半導体がやられている可能性が高いです。しっかりと不具合を直して使いたいと考えています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8f04f53d5902a689796b50be50e8b753
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1066.html#c11
78. 中川隆[-11248] koaQ7Jey 2020年9月21日 09:25:27 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[6]
Mr.トレイルのオーディオ回り道
50年前のアンプを甦らせるには・・・ 2020年09月21日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8f04f53d5902a689796b50be50e8b753
現在、TA-3130FとTA-3140Fの2台の「Fシリーズ」のアンプを修理に出しています。50年前のアンプを現代に甦らせるには「メンテ」が欠かせません。SW類の故障、内部のコンデンサー類の劣化等々不具合は何処で出るか分かりません。リスクを持っている機器たちなので、「修理代」がかかる事を覚悟しないと使えません。
次に修理に出すのは、上段のTA-2000プリアンプです。こちらは「直出し電源ケーブル」の時はノイズもなく正常な動作をしていましたが、電源をインレット化してより強力な電源ケーブルを使い出したら、耐え切れなくなってノイズを出し始めました。使うにつれ幾分ノイズの質や大きさが変化して来ましたがなかなか収まりません。この状態では内部の半導体がやられている可能性が高いです。しっかりと不具合を直して使いたいと考えています。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8f04f53d5902a689796b50be50e8b753
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/832.html#c78
3. 2020年9月21日 09:33:23 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[7]
2018年11月3日
九州語と琉球語からなる「南日本語派」は成立するか?:共通改新としての九州・琉球同源語に焦点を置いた系統樹構築
五十嵐 陽介
本土日本語(日本本土の諸言語)と琉球諸語(琉球列島の諸言語)に関する比較言語学的研究によると,本土日本語と琉球諸語は日琉祖語(Proto-Japonic)を共通祖先とする姉妹言語であるという。
この通説に従えば,日琉語族(Japonic language family)は「(本土)日本語派」と「琉球語派」という2大系統群から構成されることになる。
しかしながら,日本列島の諸言語の系統分類に関する従来の研究は,以下の2つの問いに対して満足のいく答えを与えていない。第1に,日本本土のすべての言語を含み,かつ,日本本土の言語のみからなる「日本語派」なる単系統群は果たして本当に存在するのだろうか?第2に,日本本土の一部の諸言語(特に九州の諸言語)と琉球列島のすべての言語からなる単系統群は成立しないのだろうか?
周知のように,系統関係のある諸言語を下位分類する際の唯一の基準は,共通の改新(shared innovation)である。もし琉球列島のすべての言語が共有する一連の言語改新を,九州の諸言語が共有しているのならば,日本本土のすべての言語を子孫に持つ「日本語派」なる単系統群の存在は否定され,九州の諸言語と琉球諸語のみからなる単系統群「南日本語派」が定義される。
本発表では,
1) 日本本土のすべての言語が共有するとみなされてきた言語改新を九州の言語の一部が共有していない事実を確認するとともに,
2) 琉球諸語と九州の諸言語のみが共有する同源語が相当数存在することを指摘し,
3) その少なくとも一部は日琉祖語から継承されてきた特徴の残存(shared retention)ではなく,共通改新であるとみなすに足る根拠があることを示し,
4) この事実に基づいて,九州の諸言語と琉球諸語のみからなる単系統群「南日本語派」を提案する。
また,九州と琉球とが共有する言語特徴の分布には含意階層(特徴Aの分布が特徴Bの分布を完全に含む関係)が認められ,それに基づくと,南日本語諸語の話者集団が,北部九州から南部九州を経て琉球列島へと拡散してゆく過程が再建されることを示す。
https://researchmap.jp/yos_igarashi/presentations/5035335
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/199.html#c3
15. 中川隆[-11247] koaQ7Jey 2020年9月21日 09:46:16 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[8]
2019/06/17
現代人のゲノムから過去を知る
〜Y染色体の遺伝子系図解析からわかった縄文時代晩期から弥生時代にかけておきた急激な人口減少〜
渡部 裕介(生物科学専攻 博士課程3年生)
中 伊津美(生物科学専攻 特任研究員)
Seik-Soon Khor(研究当時:大学院医学系研究科国際保健学専攻 特任研究員、
現在:国立国際医療研究センター)
澤井 裕美(研究当時:大学院医学系研究科国際保健学専攻 助教、
現在:日本赤十字社)
人見 祐基(研究当時:大学院医学系研究科国際保健学専攻 助教、
現在:星薬科大学 特任講師)
徳永 勝士(研究当時:大学院医学系研究科国際保健学専攻 教授、
現在:国立国際医療研究センター.NCBN 中央バイオバンク センター長)
大橋 順(生物科学専攻 准教授)
https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2019/6431/
発表のポイント
日本人男性345名のY染色体全長の塩基配列解析を行い、縄文人に由来するY染色体系統を同定した。縄文人由来Y染色体の遺伝子系図解析によって、縄文時代晩期から弥生時代にかけて、急激な人口減少が起きていたことを明らかにした。
現代人のゲノムデータから縄文時代の人口の変化を推定した。
本研究の成果は、日本人の形成過程を解明する上で重要な知見となることが期待される。
発表概要
今回、東京大学大学院理学系研究科の渡部裕介大学院生と大橋順准教授らのグループは、東京大学大学院医学系研究科の徳永勝士教授(研究当時)らのグループと共同で、日本人男性345名のY染色体の全塩基配列決定と変異解析を行った。他の東アジア人のY染色体データと併せて系統解析をすると、縄文人に由来するY染色体の系統が同定された。縄文人由来Y染色体の遺伝子系図(共通祖先から現在に至るまでの分岐過程)を推定したところ、縄文時代晩期から弥生時代にかけて人口が急激に減少したことが示された。縄文時代晩期は世界的に寒冷化した時期であり、気温が下がったことで食料供給量が減ったことが、急激な人口減少の要因の一つではないかと思われる。
本研究の結果は、縄文時代の遺跡数や規模などの変化から類推されてきた縄文時代後期・晩期に起きた急激な人口減少を裏付けるものである。
現代日本人のゲノム多様性を調べることで、その由来も含めて不明な点が多い縄文人の歴史、ひいては日本人の形成過程が解き明かされると期待される。
発表内容
現代日本人の成立過程に関しては諸説あるが、日本列島にいた縄文人と大陸から渡ってきた弥生人が混血したとする「混血説」が広く受け入れられている。日本列島人を対象としたゲノムワイドSNP解析においても、この説を支持する結果が得られている(Japanese Archipelago Human Population Genetics Consortium. 2012, J Hum Genet)。しかし、縄文人の歴史についてはいまだ不明な点が多い。
縄文人は、狩猟採集を生業としながらも定住生活を行い、非常に高い人口密度を達成した世界的にも注目される集団である。発見された遺跡数やその規模等をもとに、縄文時代の人口は縄文時代後期・晩期にかけて急減し、弥生時代に入って急増したと推定されている(Koyama. 1979, Senri Ethnological Studies)。しかし、遺跡の発見はそのロケーション等に依存しており、遺跡が無いのか(人口が少なかったのか)、それとも発見できていないのかを判断することは難しい。
今回、東京大学大学院理学系研究科の渡部裕介大学院生と大橋順准教授らのグループは、東京大学大学院医学系研究科の徳永勝士教授(研究当時)らのグループと共同で、日本人男性345名のY染色体(注1)の全塩基配列決定と変異解析を行った。常染色体と異なりY染色体は組換えを受けないため、塩基配列の違いをもとにY染色体の系統を区別することができる。そこで、日本人男性345名のY染色体の系統解析(注2)を行ったところ、日本人のY染色体は7つの系統に分かれることが示された(図1)。さらに、韓国人・中国人を含む他の東アジア人を併せて解析した結果、日本人で35%の頻度でみられる系統1は、他の東アジア人集団ではほとんど観察されないことが示された(図2)。
図1. 日本人345名のY染色体の分子系統樹。数値は各系統のブートストラップ値。
図2. 各Y染色体クレードの東アジア集団における地理的分布。
https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2019/6431/
系統1に属する日本人Y染色体の変異を詳細に解析したところ、系統1はYAP (注3)という特徴的な変異をもつY染色体ハプログループD1b (注4)に対応していることが示された。YAP変異は、形態学的に縄文人と近縁と考えられているアイヌ人において80%以上という高い頻度で観察されることが知られている。渡来系弥生人の主な母体である韓国人集団や中国人集団には系統1に属するY染色体が観察されなかったことも踏まえると、系統1のY染色体は縄文人に由来すると結論できる。ちなみに、同一検体のミトコンドリアDNA (注5)の系統解析も行ったが、明らかに縄文人由来と想定されるような系統は存在しなかった。
次に、系統1に含まれた122人の縄文人由来Y染色体を対象に遺伝子系図解析(注6)を行ったところ、縄文時代晩期から弥生時代にかけて、人口が急減した後、急増したことが示された(図3)。なお、本研究はY染色体を対象としており、厳密には男性の集団サイズの変化を推定したことになるが、男性の数のみが変化したとは考えにくいため、女性の集団サイズも同様の変化を示したと思われる。
図3. 系統1に含まれる縄文人由来Y染色体を用いて推定した集団サイズの変化。 縄文時代晩期から弥生時代にかけて縄文人の人口が減少したことを示している。本研究では系統1のY染色体のみを用いて推定しているため(バイアスがあるため)、相対的な人口の変化を示している。
https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2019/6431/
縄文時代晩期は世界的に寒冷化した時期であり、気温が下がったことで食料供給量が減ったことが、急激な人口減少の要因の一つではないかと思われる。また、その後人口が増加したのは、渡来系弥生人がもたらした水田稲作技術によって、安定した食料供給が可能になったためと考えられる。
本研究では、現代日本人のY染色体データをもとに縄文時代の人口の変化を推定した。現代日本人のゲノムデータを調べることで、その由来も含めて不明な点が多い縄文人の歴史、ひいては日本人の形成過程が解き明かされると期待される。本研究は、混血した集団の祖先集団における人口の変化を推定する良いケーススタディであり、本研究がとったアプローチは日本人のみならず他の集団の解析にも役立つことが期待される。
用語解説
注1 Y染色体
男性がもつ性染色体の一つであり、性別決定に重要なSRY遺伝子を含む。父性遺伝するため、集団遺伝学的研究ではY染色体の系統は父系を反映する遺伝マーカーとして利用される。↑
注2 系統解析
塩基配列またはアミノ酸配列を比較し、配列間の進化的関係(分岐のパタン)を調べる統計学的手法。↑
注3 YAP
Y-chromosome Alu Polymorphismの略。Y染色体の長腕部にある約300塩基からなるAlu配列の挿入変異。アフリカ人集団にも観察されることから、アジア人の祖先がアフリカを出る前に誕生した変異と考えられている。↑
注4 Y染色体ハプログループD1b
Y染色体上の多型サイトの組合せによって分類される系統をハプログループといい、YAP変異をもつハプログループDの下位系統の1つ。↑
注5 ミトコンドリアDNA
細胞小器官であるミトコンドリア内にあるDNA。母性遺伝するため、集団遺伝学的研究では、ミトコンドリアDNAの系統は母系を反映する遺伝マーカーとして利用される。↑
注6 遺伝子系図解析
全ての生物において、親の遺伝子が複製されたコピーが子どもに伝わる。したがって、時間を遡って遺伝子コピーの親を辿っていくと、最終的に一つの共通祖先遺伝子に到達する。この過程を表現したものを遺伝子系図といい、遺伝子系図からその集団の人口の変化を推測することができる。↑
―東京大学大学院理学系研究科・理学部 広報室―
https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2019/6431/
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/195.html#c15
57. 2020年9月21日 10:03:41 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[9]
掲示板は今の時代にそぐわない記事やエログロで人気が出るものなんだ
それを排除したら誰も見に来なくなる
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/610.html#c57
28. 2020年9月21日 10:39:27 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[10]
2020/9/21
今更の「ジャパンライフ」...いつもの恫喝が始まった
■ 何故、今、ジャパンライフなのか?■
「桜を見る会」がクローズアップされていた時、招待客の中にジャパライフの会長に届いた招待状が、ジャパンライフの顧客勧誘に使われていた問題が明らかになりました。
ジャパンライフはネズミコウ紛い(マルチ商法)の手法で顧客から資金を集める悪質な商売を40年も続けていました。国会で、ジャパンライフの資金が政治家に流れでいる事が追求された事もある「札付きの悪徳企業」です。山口会長は当時、「中曽根内閣の全閣僚と面識が有る。」などと顧客に吹聴していました。中曽根元首相にも1000万円の資金が渡っていたとも噂されました。
ジャパライフを桜を見る会に招待したのが誰なのか、葉書の整理番号から「首相枠」では無いのかと追求が始まり、招待者名簿の公開が野党より要求されましたが、統括していた内閣府は「破棄した」の一点張りで「隠蔽」を図ります。
この問題がもう少し追求されたら安倍政権のダメージは小さく無かったでしょう。ジャパンライフの山口会長は、安倍首相の父親で有る安倍晋太郎氏が財務大臣時代の1984年のNY外遊に何故か同行していました。この時秘書だった安倍元首相とも面識があったはずです。
しかし折りよく新型コロナウィルスが流行を始め、人々の関心は桜を見る会から離れて行きます。
所が、ジャパンライフの会長と幹部社員十四人が、いきなり逮捕されました。既に人々の記憶から薄れ始めた問題が、今何故、蒸し返されるのか?
■ アベ退陣の裏を妄想する ■
陰謀脳は、今回の様な「不審」な事件に反応します。そして妄想が掻き立てられます。
安倍首相が急遽辞任したのはジャパンライフ問題の追求が始まる事を知っていたからではないか?
普通の陰謀脳は「安倍氏の退陣で検察への圧力が効かなくなった」とか「派閥の均衡関係が崩れて、反安倍勢力が裏で暗躍している」などと妄想するでしょう。
しかし私は重度の陰謀脳なので、裏で糸を引くアメリカの姿を幻視してしまいます。アメリカが日本政府に何か無理難題を押し付ける時、政権のアキレス腱をマスコミに追求させると私は妄想しています。
安倍政権は反TPPなどを政策に掲げて政権を奪取しますが、政権発足当時オバマ大統領との関係は冷え切っていました。アメリカのマスコミも安倍首相を戦前復帰を夢見るアナクロな政治家と評していました
ところが、がモリカケ問題がマスコミを賑わすにつれて安倍政権はアメリカとも関係修復に努力する様になりますの一方でロシアとの国交正常化交渉を続けるなど、オバマ政権としては「信用ならざる政権」でもありました。
そんな冷えた日米関係はトランプ大統領の登場で激変します。安倍元首相はトランプが当選すると真っ先に訪米して世界の首脳で最も早い時期にトランプ支持を世界にアピールします。その後もゴルフ外交を続けるなど親密さをアピールします。その一方で防衛装備の購入拡大など、トランプのディールを丸呑みする関係が続きます。
私は安倍氏が真っ先に訪米したのはトランプが安倍元首相を恫喝したからだと妄想しています。大統領選挙で接戦を制した後も米国内の反トランプの気運は衰えておらず、トランプ大統領は支持者や国民に分かりやすい成果を示したかった。その為には日本を脅すのが手取り早い。「モリカケの真相をバラすぞ」と脅せば、安倍首相はアメリカにすっ飛んで来る。
■ 安倍退陣の本当の理由は米国債の買い支えでは? ■
表面上は「友人」、その実態は「ジャイアンとのび太」の日米関係ですが、トランプの要求はエスカレートし続けたと私は妄想しています。
そしてコロナ禍においてアメリカが最も問題視するであろう事は、米国債の需給バランス。FRBの超低金利政策で米国債投資のリスクは金利に見合わなくなっています。更に米中関係の悪化は米国債の需要を圧迫します。
中国が米国債の保有額を減らす一方で、日本は中国を抜いて保有額トップに返り咲いています。アメリカとしては、もっと日本に米国債を買わせたい。ゆうちょマネーやGPIFで足りなければ、日銀に直接米国債を購入させたいと要求したかも知れません。
リーマンショック時の円高局面で当時政権を取っていた民主党の前原氏が、日銀の米国債購入による為替介入に言及しましたが、これは日銀法に抵触するので直ぐに却下されました。
仮に、今回トランプが日本政府に強引に米国債購入を迫ったとしたならば、恫喝の材料にジャパンライフを持ち出してもおかしく有りません。資金の流れが明らかになれば安倍元首相のみならず複数の大物政治家の政治生命が断たれる可能性は否定出来ません。
そこで安倍首相は日本の歴代首相のお家芸を披露した。そう「辞任」です。
しかし、政権に影響力を持ち続けようという魂胆をアメリカは見逃しません。むしろ「見せしめ」も為に徹底的に追い詰める。小沢一郎氏も、東京地検と検察審議会を使って葬られた。
ジャパライフ問題には他にも多くの大物政治家が絡んでいるので、これは自民党に対する恫喝としても機能します。言う事を聞かなければリストを公開するぞ....。まあヤクザの手口ですが効果的です。
■ 円高で巨額の損失を生む米国債投資 ■
日米金利差が縮小する中で米国債投資は為替リスクの影響をモロに受ける。為替ヘッジすれば良いとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、ヘッジコストを考えた場合、どこまでのドル安を想定するかは頭が痛い所です。
日本の金融機関も出来れば米国債投資からは逃げたいでしょう。これは日本に限った話ではありません。
だからアメリカはリーマンショックの後にギリシャ危機を利用してユーロを攻撃した。ドルの独歩安を防ぎ、米国債を防衛したのです。
コロナ緩和によって信じられない程の資金が世界に溢れかえる今、その資金量を持ってしてもコロナ前の市場価格を維持する事が精一杯です。投資家達はリスク高いジャンク債などの資産をFRBに押し付け、さらに米国債からも手を引い始めている。そしてまんまと、紙切れを現金化している。
こんなモラルハザードがいつまで続くのか?
残念な事に日本政府にもツケは回されて来るでしょう。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2644.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/789.html#c28
2. 中川隆[-11246] koaQ7Jey 2020年9月21日 10:44:30 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[11]
2020/9/21
今更の「ジャパンライフ」...いつもの恫喝が始まった
■ 何故、今、ジャパンライフなのか?■
「桜を見る会」がクローズアップされていた時、招待客の中にジャパライフの会長に届いた招待状が、ジャパンライフの顧客勧誘に使われていた問題が明らかになりました。
ジャパンライフはネズミコウ紛い(マルチ商法)の手法で顧客から資金を集める悪質な商売を40年も続けていました。国会で、ジャパンライフの資金が政治家に流れでいる事が追求された事もある「札付きの悪徳企業」です。山口会長は当時、「中曽根内閣の全閣僚と面識が有る。」などと顧客に吹聴していました。中曽根元首相にも1000万円の資金が渡っていたとも噂されました。
ジャパライフを桜を見る会に招待したのが誰なのか、葉書の整理番号から「首相枠」では無いのかと追求が始まり、招待者名簿の公開が野党より要求されましたが、統括していた内閣府は「破棄した」の一点張りで「隠蔽」を図ります。
この問題がもう少し追求されたら安倍政権のダメージは小さく無かったでしょう。ジャパンライフの山口会長は、安倍首相の父親で有る安倍晋太郎氏が財務大臣時代の1984年のNY外遊に何故か同行していました。この時秘書だった安倍元首相とも面識があったはずです。
しかし折りよく新型コロナウィルスが流行を始め、人々の関心は桜を見る会から離れて行きます。
所が、ジャパンライフの会長と幹部社員十四人が、いきなり逮捕されました。既に人々の記憶から薄れ始めた問題が、今何故、蒸し返されるのか?
■ アベ退陣の裏を妄想する ■
陰謀脳は、今回の様な「不審」な事件に反応します。そして妄想が掻き立てられます。
安倍首相が急遽辞任したのはジャパンライフ問題の追求が始まる事を知っていたからではないか?
普通の陰謀脳は「安倍氏の退陣で検察への圧力が効かなくなった」とか「派閥の均衡関係が崩れて、反安倍勢力が裏で暗躍している」などと妄想するでしょう。
しかし私は重度の陰謀脳なので、裏で糸を引くアメリカの姿を幻視してしまいます。アメリカが日本政府に何か無理難題を押し付ける時、政権のアキレス腱をマスコミに追求させると私は妄想しています。
安倍政権は反TPPなどを政策に掲げて政権を奪取しますが、政権発足当時オバマ大統領との関係は冷え切っていました。アメリカのマスコミも安倍首相を戦前復帰を夢見るアナクロな政治家と評していました
ところが、がモリカケ問題がマスコミを賑わすにつれて安倍政権はアメリカとも関係修復に努力する様になりますの一方でロシアとの国交正常化交渉を続けるなど、オバマ政権としては「信用ならざる政権」でもありました。
そんな冷えた日米関係はトランプ大統領の登場で激変します。安倍元首相はトランプが当選すると真っ先に訪米して世界の首脳で最も早い時期にトランプ支持を世界にアピールします。その後もゴルフ外交を続けるなど親密さをアピールします。その一方で防衛装備の購入拡大など、トランプのディールを丸呑みする関係が続きます。
私は安倍氏が真っ先に訪米したのはトランプが安倍元首相を恫喝したからだと妄想しています。大統領選挙で接戦を制した後も米国内の反トランプの気運は衰えておらず、トランプ大統領は支持者や国民に分かりやすい成果を示したかった。その為には日本を脅すのが手取り早い。「モリカケの真相をバラすぞ」と脅せば、安倍首相はアメリカにすっ飛んで来る。
■ 安倍退陣の本当の理由は米国債の買い支えでは? ■
表面上は「友人」、その実態は「ジャイアンとのび太」の日米関係ですが、トランプの要求はエスカレートし続けたと私は妄想しています。
そしてコロナ禍においてアメリカが最も問題視するであろう事は、米国債の需給バランス。FRBの超低金利政策で米国債投資のリスクは金利に見合わなくなっています。更に米中関係の悪化は米国債の需要を圧迫します。
中国が米国債の保有額を減らす一方で、日本は中国を抜いて保有額トップに返り咲いています。アメリカとしては、もっと日本に米国債を買わせたい。ゆうちょマネーやGPIFで足りなければ、日銀に直接米国債を購入させたいと要求したかも知れません。
リーマンショック時の円高局面で当時政権を取っていた民主党の前原氏が、日銀の米国債購入による為替介入に言及しましたが、これは日銀法に抵触するので直ぐに却下されました。
仮に、今回トランプが日本政府に強引に米国債購入を迫ったとしたならば、恫喝の材料にジャパンライフを持ち出してもおかしく有りません。資金の流れが明らかになれば安倍元首相のみならず複数の大物政治家の政治生命が断たれる可能性は否定出来ません。
そこで安倍首相は日本の歴代首相のお家芸を披露した。そう「辞任」です。
しかし、政権に影響力を持ち続けようという魂胆をアメリカは見逃しません。むしろ「見せしめ」も為に徹底的に追い詰める。小沢一郎氏も、東京地検と検察審議会を使って葬られた。
ジャパライフ問題には他にも多くの大物政治家が絡んでいるので、これは自民党に対する恫喝としても機能します。言う事を聞かなければリストを公開するぞ....。まあヤクザの手口ですが効果的です。
■ 円高で巨額の損失を生む米国債投資 ■
日米金利差が縮小する中で米国債投資は為替リスクの影響をモロに受ける。為替ヘッジすれば良いとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、ヘッジコストを考えた場合、どこまでのドル安を想定するかは頭が痛い所です。
日本の金融機関も出来れば米国債投資からは逃げたいでしょう。これは日本に限った話ではありません。
だからアメリカはリーマンショックの後にギリシャ危機を利用してユーロを攻撃した。ドルの独歩安を防ぎ、米国債を防衛したのです。
コロナ緩和によって信じられない程の資金が世界に溢れかえる今、その資金量を持ってしてもコロナ前の市場価格を維持する事が精一杯です。投資家達はリスク高いジャンク債などの資産をFRBに押し付け、さらに米国債からも手を引い始めている。そしてまんまと、紙切れを現金化している。
こんなモラルハザードがいつまで続くのか?
残念な事に日本政府にもツケは回されて来るでしょう。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2644.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/149.html#c2
3. 2020年9月21日 10:46:00 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[12]
アベノミクスとは何だったのか(Live配信2020/9/1) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=9ZMZjUkBPow
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/149.html#c3
29. 中川隆[-11245] koaQ7Jey 2020年9月21日 10:46:37 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[13]
アベノミクスとは何だったのか(Live配信2020/9/1) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=9ZMZjUkBPow
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/789.html#c29
1. 中川隆[-11244] koaQ7Jey 2020年9月21日 10:57:04 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[14]
デヴィッド・バーガミニは歴史家としての評価も高いし、直接当事者から聞いたり当時の文献を調べて本を書いているから間違いなんかないよ。問題は真実を語られると困る人間が多いという事さ:
バーガミニの本は、日本語で出たものとしてはもちろん、その前の英語で出たものとしても、明治以降の日本の歴史、とりわけ大正天皇以降、大正11年に裕仁が摂政になって以降、昭和天皇が日本の国家の中枢を握ったわけです。その昭和天皇の歴史の真相について、バーガミニの本が初めてそれを明らかに光を当てたんですよ。
この本がアメリカで出たら、凄い大ベストセラーになって色々な人が非常に高く評価した書評を書いたりしてるんです。ところが! これはよく熟読してくださいね。短い文章でしょう。83年の新版、新版というのは日本語の新書版が出るのでその序文を寄せたわけです。驚くべきことが書いてあります。
「天皇の陰謀が物書きとしての私の経歴をお終いにしてしまった」と言ってるんですよ。
これはビックリしませんか? 非常に私はビックリしましたよ、それを初めて知って。
この本が出た1971年以来、大ベストセラーになったんです。良く調べると、なんとこのバーガミニという人はアメリカの大学を出た後、ローズ奨学生になってオックスフォードに入学してます。ローズ奨学生のオックスフォード卒業生ですよ。これは欧米ではとてつもないエリートです。インサイダーの候補です。
そういう人が、自分は日本に非常に縁が深いので昭和天皇の歴史を中心とした日本史を書いてみようという訳で、アメリカの有力な権力層から日本の多くのインサイダーへの紹介状を貰って、インタビューしたりして、本もたくさん買って、京都に住んで、京都の学生・卒業生とかを助手にして、非常に詳しい調査をして、日本のインサイダー、元将軍、元なんとかという人たちのインタビューをしたりして書いた本ですよ。これは凄い本だということで前途洋々かと思うと、とんでもない。この本を出したおかげで、自分の物書きとしての経歴がおしまいになったって言ってるんです。
内輪に見積もっても200万〜500万ドル。今のドルではなくて1970年代だからもう少し価値があったんじゃないでしょうか。200万〜500万ドルが、私を押さえつけておく賄賂ないしは監視料として使われたって言うんですよ。奇妙奇天烈な話じゃないですか? いかなる手段によるにせよ、その勘定、つまりお金は日本政府からは出ていないって言うんです。じゃあ誰がそのお金を出したんですか?
「とりわけエドウィン・O・ライシャワーが、私を押しつぶす大きな蝿叩きを作るために手を貸した」って言うんですよ。ライシャワーは、気の赴くままに合衆国の大学に与える贈り物を持っていたし、日本での訓練期間中に彼に借りを作ったCIAの手の者達の中核の献身を受けていたって言うんです。
つまり、ライシャワーを中心とする、アメリカのまさしく権力エリートが、バーガーミニを著述家として葬り去るために全力を尽くしたわけです。賄賂ないし監視料というのは、バーガーミニの著述家としての活動の全てに渡って完全に抹殺するように米国の権力が総力を挙げて襲いかかったんですよ。奇妙奇天烈な話じゃあないですか?
本を5冊書いたけどね、出版社に持って行くと、すかさずその出版社に手がまわって、その賄賂ってわけで、これだけ金をやるからバーガーミニの本は出すな、どうのこうのって訳ですよ。アメリカの日本問題専門家は全部ライシャワーの息がかかってますからね。ライシャワーが命令して「あいつはもう一切相手にするな」って言うわけです。
そんな風にして、彼はあっという間に物書きから転落していくわけですよ。そうしてね、いまの私はマイクロコンピューターを売ったり、コンピューターのプログラムを作ったりすることで身を立てておりますって言うことになっちゃった。そして、彼は「私の愛国心は幻滅に帰した」、つまり、アメリカは自分の祖国と思っていたがとんでもない、自分が1冊の本を書いたが為に、アメリカという国家は自分に襲いかかって、自分を叩き潰そうと、もう叩き潰してしまった。愛国心ってのものは無くなったと、そう言ってますよ。
これは実に驚くべき序文ですよ。バーガーミニの本は、日本の天皇を中心とする体制にとっては、絶対あってはならない本だと考えるのは当然ですよ。ところが、日本ではなく、アメリカの国家権力そのものが、バーガーミニに襲いかかった。それはこの本が、米国つまりイルミナティにとって虎の尾を踏んだ、絶対隠蔽すべきタブー、隠蔽すべき秘密を、バーガーミニが白日の下にさらけ出してしまう。そういう悪い事をした、犯罪を犯したという評価ではないかと。従って、そういう扱いを彼は受けるわけですよ。
いいだももさんが翻訳者ですけど、いいだももさんがね、このバーガーミニの新版の序文を高く評価して、何かコメントしたかどうか、私は調べてないけど、少なくとも私は知りませんよ。
それで、アイリス・チャンという人が、すごく悪名をつけられてしまったTHE RAPE OF NANKING という本、アメリカで出たら日本の天皇教狂信者達が一斉に襲いかかって、あれはとてつもない出鱈目だインチキだ悪書だって言ってすごく悪評が充満して、一般の日本人はそういう悪評だけ耳に入っていて、本物の本は全く知らないっていうことが続いて、最近10年後に日本語訳が出ましたね。その日本語訳を読んだら、そのバーガーミニの本がいろいろ引用されてます。しかし、アイリス・チャンも、アメリカでも高名な偉い学者達はみんな、バーガーミニの本を否定してるっていう風に言ってるんです。だから、普通の人は理解不可能です。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/318.html#c1
2. 2020年9月21日 11:24:25 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[15]
永野修身、近衛文麿とか事実をペラペラ話しそうな人間はみんな殺されただろ
昭和天皇がスパイだったという話が広まると困るからデヴィッド・バーガミニは大学を追われたんだ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/318.html#c2
3. 中川隆[-11243] koaQ7Jey 2020年9月21日 11:36:16 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[16]
白洲次郎の幼馴染の牛場友彦(東大卒業後、オックスフォード大学入学、その後太平洋問題調査会IPRに入っていた)が近衛文麿に従い、二ヶ月のアメリカ旅行を行った。その旅には樺山愛輔(注 白洲の岳父)の国際通信社の取締役であった岩永祐吉も同行した。岩永の推挙もあったようだが、この旅で昭和12年に近衛の組閣に際して、牛場は近衛の秘書官となるのである。
牛場の証言によると、白洲次郎とは昔から”ジロー””トモ”と呼び合う仲であったが、昭和12年以降(注 白洲が日本水産の取締役になった年)その親密さは増し、白洲の近衛の政策ブレーン−後藤隆之助、西園寺公一、あるいは尾崎秀実など−との交渉も頻繁になっていった。』(青柳恵介『風の男 白洲次郎』新潮社より)
この牛場と松本重治次郎が白洲次郎の汚れ仕事の仲間である。
尾崎秀実を朝飯会に入れた牛場友彦・松本重治・白洲次郎は、
近衛文麿を排除すべく秘密工作もしている。
占領期になると三人は近衛を追い詰める工作をあれこれやる。
近衛の自殺は自殺という形の暗殺である。
前夜二人は白洲次郎に渡された青酸カリを持って近衛を訪問、
二時間余りも脅し強要して自殺させたのである。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/318.html#c3
4. 中川隆[-11242] koaQ7Jey 2020年9月21日 11:43:35 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[17]
だから、
日本人が半島の先住民
kanjin はツングース系で満州の先住民
アイヌが日本列島の先住民
で、kanjin が南下して、半島から追い出された日本人が九州に移民したんだよ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c4
5. 中川隆[-11241] koaQ7Jey 2020年9月21日 11:59:53 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[18]
6000年前の日本人の遺跡が半島から見つかっているよ:
神澤 秀明 2019年6月
韓国加徳島獐遺跡出土人骨のDNA分析
https://researchmap.jp/hk-k/misc/21287393
http://plaza.harmonix.ne.jp/~udagawa/nenpyou/yayoi_DNA.htm
縄文人と長江人の混血で、遺伝子は現代日本人と区別が付かないそうだ。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c5
6. 2020年9月21日 12:09:22 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[19]
当時は縄文人に近いDNAの民族が 大陸全土にいたんだよ
そもそも縄文人は日本全体でも10万人しかいなかったし、西日本は無人に近かったんだから、hantou の人口への縄文人の影響はゼロだな
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c6
5. 2020年9月21日 12:45:57 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[20]
雑記帳 2020年09月21日
ヴァイキングのゲノム解析
https://sicambre.at.webry.info/202009/article_27.html
ヴァイキングのゲノム解析に関する研究(Margaryan et al., 2020)が報道されました。ヴァイキング(Viking)は、襲撃・探検・略奪などを意味する「víking」という古ノルド語(古北欧語)に由来します。紀元後750〜1050年頃となるヴァイキング時代の事象は、ヨーロッパの政治・文化・人口地図を変えました。スカンジナビア半島からのヴァイキングの拡散は、アメリカ大陸からアジアの草原地帯へと広がる交易と植民を確立しました。ヴァイキングは着想・技術・言語・信念・慣行をこれらの地域に輸出し、新たな社会経済的構造を発展させ、文化的影響を同化させました。
本論文では、ヴァイキング時代のゲノムの歴史を調べるため、紀元前2400年頃の青銅器時代から紀元後1600年頃の近世までの遺跡で発見された442人の遺骸から抽出されたDNAのショットガン配列が提示されます。これらの古代DNAデータは、3855人の現代人および1118人の古代人の既知のデータとともに分析されました。以下、本論文で取り上げられた標本の位置と年代を示した本論文の図1です。
●スカンジナビア人の系統とヴァイキング時代の起源
ヴァイキング時代のスカンジナビア人集団は共通の文化的背景を有していましたが、この時点ではスカンジナビア人の自己認識を表す共通の言葉はありませんでした。単一の「ヴァイキング世界」が存在するというよりはむしろ、スカンジナビア半島とバルト海周辺地域の沿岸部集団間での遠洋航海の採用に続く、急速に成長する海洋探検・交易・戦争・植民から、一連の相互に関連するヴァイキング世界が出現しました。したがって、ヴァイキング現象が、最近になって共有された遺伝的背景を有する人々にどの程度当てはまるのか、あるいはスカンジナビア半島において集団変化が鉄器時代(紀元前500〜紀元後700年頃)からヴァイキング時代の移行とどの程度つながっているのか、不明です。
本論文で取り上げられたヴァイキング時代のスカンジナビア半島の個体群は大まかには、青銅器時代以降の古代ヨーロッパ個体群の多様性内に収まりますが、複雑な微細構造を示唆する集団間の微妙な違いもあります。たとえば、ゴットランド島の多くのヴァイキング時代個体群は、バルト海地域の青銅器時代個体群とクラスタ化し、バルト海全域の移動性を示唆します。f4統計を用いて草原地帯牧畜民および新石器時代農耕民と対比させると、ノルウェーのヴァイキング時代の個体群がそれ以前となる鉄器時代個体群と類似した分布を示すのに対して、スウェーデンとデンマークのヴァイキング時代個体群は、アナトリア半島の新石器時代農耕民へのより強い類似性を示します。
qpAdmを用いると、集団の大半は、狩猟採集民・農耕民・草原地帯関連系統の3者混合としてモデル化できる、と明らかになります。3者モデルは、スウェーデンとノルウェーとバルト海地域の一部集団では却下され、コーカサス狩猟採集民もしくはアジア東部人関連系統を含む4者モデルで適合できます。アジア東部人関連系統は、以前に報告されたシベリアからの遺伝子流動と一致します(関連記事1および関連記事2)。
ヴァイキング時代のスカンジナビア集団と年代的に最も近い鉄器時代集団との遺伝的連続性を調べると、ほとんどのヴァイキング時代集団は、単一の鉄器時代系統を起源として用いると適合でき、大まかにはさらに2区分される、と明らかになりました。一方はイングランドの鉄器時代系統で、ブリテン諸島とデンマークのヴァイキング時代個体群のほとんどとなり、もう一方はスカンジナビア半島の鉄器時代系統で、ノルウェーとスウェーデンとバルト海地域に由来します。
注目すべき例外はスウェーデン南部に位置するケルダ(Kärda)の個体群で、中世前期となるハンガリーのロンゴバルド個体群のみが、単一の祖先集団として適合します。一方の適合性の低い集団は、追加の北東部系統、たとえばラドガ(Ladoga)のヴァイキング時代個体群か、あるいは追加の南東部系統、たとえばユトランド半島のヴァイキング時代個体群を含めると、モデル化できます。本論文の分析からは全体的に、ヴァイキング時代スカンジナビア半島集団の遺伝的構成はおもに、先行する鉄器時代集団の系統に由来するものの、系統の微妙な違いと、南と東の両方からの遺伝子流動も明らかになる、と示唆されます。これらの観察は考古学的知見とほぼ一致します。
●スカンジナビア半島におけるヴァイキング時代の遺伝的構造
ヴァイキング時代のスカンジナビア半島の精細な集団構造を解明するため、網羅率0.5倍以上となる298人(新たな289人と既知の9人)の遺伝子型補完が行なわれ、同祖対立遺伝子(identity-by-descent、略してIBD。かつて共通祖先を有していた2個体のDNAの一部が同一であることを示します。IBD領域の長さは2個体が共通祖先を有していた期間に依存し、たとえばキョウダイよりもハトコの方が短くなります)により現代ヨーロッパ人個体群の参照パネルと共有されるゲノム断片が推定されました。
多次元尺度構成法とUMAP(機械学習による非線形次元削減手法)を用いての遺伝的クラスタ化から、ヴァイキング時代のスカンジナビア半島個体群は、地理的起源により3集団にクラスタ化し、それぞれ現代の同地域集団と密接な類似性を有する、と示されます。一部の個体、とくにゴットランド島とスウェーデン東部の個体群は、ヨーロッパ東部人との強い類似性を有しています。これはおそらく、バルト海系統を有する個体群を反映しており、バルト海地域の青銅器時代個体群とのクラスタ化は、UMAP分析とf4統計で明らかです。
ChromoPainterと参照パネルの使用により、長くて共有されたハプロタイプが識別され、微妙な集団構造が検出されます。現代人集団との類似性を有するスカンジナビア半島の系統構成が明らかになり、本論文ではこれらが「デンマーク的」・「スウェーデン的」・「ノルウェー的」・「北大西洋的」と呼ばれます。つまり、ブリテン諸島からスカンジナビア半島に及ぶ可能性がある個体群です。
ノルウェー的およびスウェーデン的構成はそれぞれ、ノルウェーとスウェーデンでクラスタ化しますが、デンマーク的および北大西洋的構成は広く見られます。意外なことに、ユトランド半島(デンマーク)のヴァイキング時代個体群には、スウェーデン的およびノルウェー的遺伝的構成が欠けています。また、スカンジナビア半島内の遺伝子流動は、大まかには南から北の方向で、デンマークからノルウェーおよびスウェーデンへの移動が支配的だった、と明らかになります。
ノルウェーとスウェーデンの現代サーミ人集団との類似性を有する、ノルウェー北部の古代人2個体(VK518およびVK519)が特定されました。VK519はおそらく、ノルウェー的祖先も有しており、サーミ人集団と他のスカンジナビア半島集団との間の遺伝的接触を示唆します。
遺伝的データは、現代の国境よりもむしろ、地形的境界により構造化されています。したがって、ヴァイキング時代のスウェーデン南西部は遺伝的に、スウェーデン本土中央部よりもデンマークのヴァイキング時代集団とより類似しており、おそらくは遺伝子流動を妨げた地理的障壁に起因します。
遺伝的多様性は、条件付きヌクレオチド多様性と、ChromoPainterの結果に基づく推定系統の多様性により定量化されました。この多様性は、以下に示す本論文の図3で視覚化されました(図3b)。
遺伝的多様性は、均質なスカンジナビア半島の内陸部および北部から、多様なカテガット海峡地域(デンマーク東部およびスウェーデン西部)およびバルト海地域まで顕著に異なっており、ヴァイキング時代の相互作用と交易におけるこれらの海域の重要な役割を示唆します。ゴットランド島では、スウェーデン的構成よりも、多くのデンマーク的および北大西洋的、さらに追加の「フィンランド的」系統の遺伝的構成があり、ヴァイキング時代のゴットランド島への広範な海上接触が示唆されます。
ゴットランド島とエーランド島に関する本論文の結果は、これらがローマ期(紀元後1〜400年)から続く重要な海洋共同体だった、と指摘する考古学的知見と一致します。類似のパターンはランゲラン島のようなデンマーク諸島中央部でも見られますが、より低水準です。本論文のデータからは、これらの島々における遺伝的多様性がヴァイキング時代の前期(紀元後8世紀頃)から後期(紀元後9〜11世紀頃)にかけて増加し、それは経時的な地域間の相互作用の増加を反映している、と示唆されます。ヴァイキング時代のスカンジナビア半島内の遺伝的構造の証拠は、スカラ(Skara)のような「国際的」中心地の多様性と、ゴットランド島のような交易志向の島々を伴っており、この時期の海路の重要性を強調します。
●ヴァイキングの移住
本論文のゲノムデータの精細な系統分析は、歴史学と考古学で報告されてきたパターンと一致します。それは、東方への移動がおもにスウェーデン的系統を含む一方で、ノルウェー的系統を有する個体群はアイスランドやグリーンランドやアイルランドやマン島に移動した、というものです。アイスランドとグリーンランドにおける最初の入植も、北大西洋的系統を有する個体群を含んでいました(関連記事)。デンマーク的系統はイングランド現代人で見られ、歴史的記録・地名・姓・現代人の遺伝的構成と一致しますが、ブリテン諸島におけるヴァイキング時代のデンマーク的系統は、ユトランド半島およびドイツ北部から紀元後5〜6世紀にかけて移住してきたアングロサクソン系統とは区別できません。
イングランドのドーセットとオクスフォードのヴァイキング時代遺跡個体群では、デンマーク的およびノルウェー的系統とともに北大西洋的系統も含まれます。これらの遺跡が敗れて捕虜となったヴァイキング時代の襲撃隊を表しているならば、これらの襲撃は異なる起源の個体群から構成されていたことになります。このパターンは、デンマークのトレルボルグ(Trelleborg)の戦士墓地の同位体データからも示唆されます。同様に、現在のロシアにあるグニェズドヴォ(Gnezdovo)の古代人標本におけるデンマーク的系統の存在は、東方への移住がスウェーデンからのヴァイキング個体群で完全には構成されていなかったことを示唆します。
本論文の結果は、「ヴァイキング」の自己認識がスカンジナビア半島の遺伝的系統の個体群に限定されていなかったことを示します。スカンジナビア半島様式で埋葬されたオークニー諸島の2個体は、遺伝的に現代のアイルランドおよびスコットランド集団と類似しており、おそらくは最初に刊行されたことになるピクト人のゲノムです。オークニー諸島の他の1個体は50%のスカンジナビア半島人系統を有しており、そのような5個体がスカンジナビア半島で発見されました。これは、ピクト人集団がヴァイキング時代までにスカンジナビア半島の文化へと統合された可能性を示唆します。
●スカンジナビア半島へのヴァイキング時代の遺伝子流動
デンマークとノルウェーとスウェーデンの標本における非スカンジナビア半島系統は、既知の交易経路と一致します。たとえば、フィンランドおよびバルト海系統は現代のスウェーデンに達しましたが、デンマークとノルウェーのほとんどの個体には見られません。対照的に、スカンジナビア半島西部集団はブリテン諸島集団からの系統を受け継いでいます。スカンジナビア半島におけるヨーロッパ南部系統(50%以上)の最初の証拠はデンマークとスウェーデン南部のヴァイキング時代で見られます。
●グリーンランドからの消滅
グリーンランド南西部では紀元後980〜1440年に、おそらくはアイルランドから到来したスカンジナビア半島系統を有する人々が定住していました。グリーンランドにおけるこれらの集団の運命については議論されていますが、その消滅の原因はおそらく、ヨーロッパにおける社会的もしくは経済的過程(たとえばスカンジナビア半島内の政治的関係や交易体系の変化)と気候変動を含む自然的過程でした。
データに基づくと、グリーンランドのヴァイキング集団は、スカンジナビア半島人(ほぼノルウェー起源)とブリテン諸島の個体群との間の混合で、アイスランドの最初の定住者と類似していました。グリーンランドのヴァイキング個体群のゲノムにおける長期の近親交配の証拠は見つかっていませんが、グリーンランドにおける居住の後期の高網羅率ゲノムの1個体で確認されています。この結果は、比較的短期の人口減少説を支持するかもしれず、以前の人口統計学的モデルおよび考古学的知見と一致します。また、グリーンランドのヴァイキングのゲノムにおける古エスキモーやイヌイットやアメリカ大陸先住民といった他集団からの系統の証拠の欠如は、骨格遺骸と一致します。これは、グリーンランドのヴァイキング集団と他の集団間の性的接触がなかったか、ひじょうに小規模でのみ起きたことを示唆します。
●最初のヴァイキング航海集団の遺伝的構成
海上襲撃は数千年にわたる航海文化で普遍でしたが、ヴァイキング時代はとくにこの活動により部分的に定義されています。しかし、ヴァイキングの戦争の正確な性質と構成は不明です。襲撃もしくは外征の1例が直接的な考古学的痕跡を残しました。エストニアのサルメ(Salme)では、スウェーデンからの41人の暴行死の男性が2隻の船に埋葬され、高い社会的地位を与えられていた武器が共伴していました。重要なことに、サルメ遺跡の船の埋葬は、最初に文献に見える襲撃(イングランドでの紀元後793年の事例)よりも半世紀近く先行します。
サルメ遺跡の被葬者のうち34人のゲノムの親族分析により、並んで埋葬された4兄弟と、4兄弟のうち1人の3親等程度の親戚が明らかになりました。サルメ遺跡個体群の系統は、ヴァイキング時代の他の被葬者と比較して相互に類似しており、親族も含む高位の人々の比較的遺伝的に均質な集団が示唆されます。サルメ遺跡の5人の親族は、本論文のデータセットにおける唯一の親族ではありません。その他にこの親族2組が特定され、相互に数百km離れた場所で発見されており、ヴァイキング時代の個体群の移動性を明確に示します。
●ヨーロッパ北部における正の選択
系統だけの経時的変化で説明できる以上の、過去1万年に顕著に変化したアレル(対立遺伝子)頻度を有する一塩基多型が調べられました。予想されたように、選択の最有力候補はラクターゼ(乳糖分解酵素)をコードするLCT遺伝子領域近くの一塩基多型で、その頻度は青銅器時代の後に増加しました(関連記事)。本論文のデータセットでは、乳糖分解酵素活性持続(LP)アレル(rs4988235)の頻度と青銅器時代以降の進化が調べられました。ヴァイキング時代集団はLCTのLP一塩基多型において、現代のヨーロッパ北部集団とひじょうに類似した頻度を有しています。逆に、青銅器時代スカンジナビア半島個体群では、紀元前2700〜紀元前2200年頃の縄目文土器(Corded Ware)文化や紀元前2500〜紀元前1900年頃の鐘状ビーカー(Bell Beaker)文化と関連するヨーロッパ中央部個体群と同様に、乳消費の証拠にも関わらず、この一塩基多型は低頻度でした。本論文の鉄器時代標本ではその中間の頻度で、この時期に乳糖分解酵素活性持続の頻度が上昇した、と示唆されます。乳糖分解酵素活性持続の頻度は、青銅器時代ではスカンジナビア半島よりもバルト海地域の方で高く、スカンジナビア半島における乳糖分解酵素活性持続の頻度増加を説明する、2地域間の遺伝子流動と一致します。
以前に特定された他の選択候補領域としては、先天性免疫に関わるToll様受容体のうち3つ(TLR6・TLR1・TLR10)の関連遺伝子や、ヒト白血球抗原(HLA)領域や、色素沈着と関連するSLC45A2およびSLC22A4遺伝子があります。本論文で明らかになった、ヴァイキング時代の前に始まる選択の追加の候補も明らかになりました。これは、古代のヴァイキングと現代のスカンジナビア半島集団の間で共有されている表現型を示唆します。これらの領域には、癌抑制遺伝子DCCと重なるものや、結腸直腸との関連が示唆されるものや、免疫応答のAKNAタンパク質関連遺伝子と重なるものや、二次免疫反応と関連するものが含まれます。
●スカンジナビア半島における複雑な形質の進化
複雑な形質と関連する一塩基多型指標における最近の集団分化の痕跡を調べるため、ヴァイキング時代の個体群の遺伝子型とデンマーク現代人の遺伝子型が比較されました。ヴァイキング時代の多因子遺伝スコアは3つの形質で異なっていました。それは、黒髪と直毛と統合失調症です。ただ、直毛と統合失調症は、検査数を考慮した後では有意ではありませんでした。現時点では、アレル頻度で観察された違いが、ヴァイキング時代と現代との間のこれらアレルに作用する選択と、ヴァイキング時代標本の民族的多様性が高いといったような他の要因のどちらに起因するのか、決定できません。ヴァイキング時代と現代の標本における高頻度の黒髪関連アレルの数の二項検定も有意で、この痕跡がいくつかの大きな効果の遺伝子座により完全に駆動されているわけではない、と示唆されます。
●現代の集団におけるヴァイキングの遺伝的遺産
現代スカンジナビア半島集団がヴァイキング時代の該当地域個体群と増加した系統を共有しているのかどうか検証するため、D統計が実行され、古代の個体が現代の2集団のどちらとより多くのアレルを共有するのか、検証されました。ヴァイキング時代の個体群は、スカンジナビア半島系統から微妙に現代の該当地域集団に移動しています。
さらに、fineSTRUCTUREを用いて、現代人集団における古代系統が調べられました。スカンジナビア半島内では、ほとんどの現代人集団はヴァイキング時代の該当地域個体群と類似しています。例外はスウェーデン的系統で、現代のスウェーデン人内では15〜30%しか存在しません。スウェーデンの一方のクラスタは古代フィンランド集団とより密接で、もう一方のクラスタはデンマークおよびノルウェー集団とより密接に関連しています。デンマーク的系統は今では、地域全体で高くなっています。
スカンジナビア半島外では、ヴァイキング時代集団の遺伝的遺産は一貫して限定的です。小さなスカンジナビア半島系統構成はポーランドに存在します(最大5%)。ブリテン諸島内では、デンマーク的系統がどの程度、先行するアングロサクソン系統に起因するのか、評価は困難ですが、ヴァイキング時代の寄与はイングランドでは6%を超えません。遺伝的効果は他の方向でより強くなります。オークニー諸島の一部の北大西洋的個体群は文化的にスカンジナビア半島人になりましたが、アイスランドやノルウェーや他地域でも発見され、現代にも遺伝的影響を残しています。現代ノルウェーの個体群では、北大西洋的系統が12〜15%で、この系統はスウェーデンではより均一で10%程度です。
●まとめ
本論文のゲノム分析は、ヴァイキング時代の歴史記録と考古学的証拠により提起された長年の問題に光を当てます。大まかには、スカンジナビア半島外のヴァイキングの長く議論されてきた移動が確認されました。ヴァイキングは現代のデンマークとノルウェーとスウェーデンからブリテンと北大西洋諸島へと向かい、またバルト海地域を越えて東方へと航海していきました。しかし、ヨーロッパの西端で古代のスウェーデン的およびフィンランド的系統が、東方ではデンマーク的系統が見られ、現代の歴史的集団とは異なります。そうした個体群の多くは、文化と大陸をまたがる複雑な交易・襲撃・植民ネットワークとともに形成された混合系統を有する共同体の出身である可能性が高そうです。
ヴァイキング時代には、スカンジナビア半島の異なる地域が均一にはつながっておらず、この地域の明確な遺伝的構造が形成されました。スカンジナビア半島はおそらく、限定的な数の輸送地帯と海上の飛び地から構成され、活発な外部との接触と、スカンジナビア半島の残りの陸地への限定的な遺伝子流動を伴っていました。ヴァイキング時代のスカンジナビア半島の一部地域は、とくにノルウェー中央部とユトランド半島と大西洋の集落で、比較的均一でした。これは、ゴットランド島やエーランド島のような、人口が多い南部の交易共同体の強い遺伝的多様性とは対照的です。沿岸部共同体の高い遺伝的異質性は集団規模の増大を示唆し、後期ヴァイキング時代の町であるシグトゥーナ(Sigtuna)に関して以前に提案された都市化モデルを、時空間的に拡張します。シグトゥーナは、ヨーロッパ北部のヴァイキング時代の終わりにすでに存在していた、「国際的」交易中心地と示唆されています。人々と商品と戦争を広げる大規模な交易と文化のネットワーク形成は、スカンジナビア半島の中心地に影響を与えるのに時間がかかり、それは中世へと既存の遺伝的差異を保持しました。
本論文の知見から、ヴァイキング時代は単純にスカンジナビア半島鉄器時代集団の直接的な継続だったわけではない、と示されます。代わりに、南方と東方からスカンジナビア半島への遺伝子流動が観察され、それは鉄器時代に始まり、ヴァイキング時代を通じて継続し、起源集団は増加し続けました。スカンジナビア半島の内外を問わず、多くのヴァイキング個体は非スカンジナビア半島系統を高水準で有しており、それはヨーロッパ全域で継続する遺伝子流動を示唆します。以下は『ネイチャー』の日本語サイトからの引用(引用1および引用2)です。
遺伝学:ヨーロッパでのバイキングの海外遠征に関する遺伝学的知見
このほど行われた古代人のゲノムの解析で、ヨーロッパ各地の住民の遺伝的構成にそれぞれ特定のバイキングの集団が影響を与えていたことが明らかになったことを報告する論文が、今週、Nature に掲載される。
バイキング時代(西暦750〜1050年頃)のスカンジナビア人集団の海外遠征によって、ヨーロッパの政治的、文化的、人口統計学的な地図が塗り変わった。今回、Eske Willerslevたちの研究チームは、その時代のゲノム史を突き止めるため、青銅器時代(紀元前2400年頃)から近代初期(西暦1600年頃)までのヨーロッパとグリーンランドの古代人類442人のゲノムの塩基配列を解読した。
今回の研究で、Willerslevたちは、バイキング時代における南方と東方からスカンジナビアへの外来遺伝子の流動を観察し、またバイキングがスカンジナビアから外の世界に確かに移動していたことの証拠を得た。つまり、デンマークのバイキングが英国に向かい、スウェーデンのバイキングが東方のバルト海へと航行し、ノルウェーのバイキングがアイルランド、アイスランド、グリーンランドへ渡ったのだ。その一方で、今回の解析では、現代のスウェーデン人集団との類似性が認められる祖先の実例がヨーロッパの西端域で、また現代のデンマーク人集団との類似性が認められる祖先の実例がヨーロッパの東部で見つかった。Willerslevたちは、これらの祖先が、さまざまな文化と大陸を結ぶ複雑な取引、襲撃、定住のネットワークによって集まった、祖先が混在する地域集団の出身者だと考えている。
今回の解析の一環として、Willerslevたちは、エストニアのサルメにある埋葬地で採取したバイキング34個体のゲノム塩基配列を解析し、海外遠征に近親者が同行していたことを示す証拠を得た。4人の兄弟が並んで埋葬されていることが確認されたのだ。また、今回の研究で得られたデータセットには、この家族の近親者がさらに2人含まれており、それぞれ数百キロメートル離れた場所で見つかった。このことはバイキング時代における個人の移動性を示していると、Willerslevたちは指摘している。
集団遺伝学:バイキング世界の集団ゲノミクス
Cover Story:バイキングの旅路:ゲノム塩基配列から描き出された大昔の船旅の地図
表紙は、世界最大級のバイキング復元船『シー・スタリオン号』である。バイキング時代(紀元750〜1050年頃)におけるスカンジナビア人集団の海洋進出は、ヨーロッパの政治地図、文化地図、人口地図を一変させた。今回E Willerslevたちは、この期間のゲノム史を調べている。彼らは、ヨーロッパおよびグリーンランド各地の考古学的遺跡に由来する、青銅器時代(紀元前2400年頃)から近世(紀元1600年頃)までの442個体のゲノム塩基配列を解読した。その結果、スカンジナビアでは南方と東方からかなりの遺伝子流動があったことが見いだされた。また、大陸各地でのバイキングの異なる移動の様子も明らかになった。すなわち、デンマークのバイキングはイングランドへ向かい、スウェーデンのバイキングは東へ進んでバルト地域へ行き、ノルウェーのバイキングはアイルランド、アイスランド、グリーンランドへ移動し、その一方でスカンジナビアへも新たな人々が西方から流入していたのである。さらに著者たちは、エストニアのサルメにあるバイキングの墓地遺跡から出土した34個体のゲノム塩基配列を解読し、4人の兄弟が並んで埋葬されているのを発見した。数百キロメートル離れた場所ではこの家族の近縁者も発見されており、バイキング時代を特徴付ける集団の移動性が浮き彫りになった。
参考文献:
Margaryan A. et al.(2020): Population genomics of the Viking world. Nature, 585, 7825, 390–396.
https://doi.org/10.1038/s41586-020-2688-8
https://sicambre.at.webry.info/202009/article_27.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/289.html#c5
19. 2020年9月21日 12:58:28 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[21]
2020.09.21
西側の情報操作システムを揺るがせたアッサンジを厳罰に処そうとする米英
ウィキリークスの中心的な存在だったジュリアン・アッサンジにアメリカは懲役175年を言い渡す可能性がある。そのアメリカへアッサンジを引き渡す法的な手続きがイギリスで進められている。その法廷で裁判長を務めているのがエマ・アーマスノット。この人物の素性が注目されている。本人が軍産複合体や情報機関と緊密な関係にあるだけでなく、夫のジェームズも戦争ビジネスにつながっているからだ。
アッサンジをアメリカの当局が秘密裏に起訴したのは2011年初めにだと言われている。ウィキリークスは内部告発を公表する支援活動をしてきたが、これはジャーナリズムの役割と重なる。
ウィキリークスが公表した情報の中でアメリカの支配者を最も怒らせたものはイラクへの先制攻撃や占領政策に関する情報だとも言われている。その中には2010年4月に公開されたアメリカ軍のAH-64アパッチ・ヘリコプターによる非武装の一団に対する銃撃が含まれているはずだ。これは2007年7月にバグダッドで引き起こされた出来事だが、その銃撃でロイターの特派員2名を含む非武装の十数名が殺されている。
日本ではさほど大きく取り上げられず、勘違いで銃撃したと「解説」するマスコミもあったが、実際に公表された映像を見たなら、そうした戯言は言えないはずだ。アメリカの本性と直視することができないのだろう。アングロ・サクソンの支配者がコントロールしている天皇制官僚システムという枠組みの中から踏み出したくないのだ。
ジャーナリストのむのたけじは1991年に開かれた「新聞・放送・出版・写真・広告の分野で働く800人の団体」が主催する講演会の冒頭、「ジャーナリズムはとうにくたばった」と発言(むのたけじ著『希望は絶望のど真ん中に』岩波新書、2011年)、マサチューセッツ工科大学のノーム・チョムスキーはそうしたマスコミを「プロパガンダ工場」と呼んだ。
全くその通りなのだが、チョムスキーはアメリカの支配システムの根幹を揺るがすような情報に切り込まない。例えばジョン・F・ケネディの暗殺や2001年9月11日の世界貿易センターや国防総省本部庁舎への攻撃。ケネディ暗殺はリー・ハーベイ・オズワルドの単独犯行であり、911はアル・カイダの犯行だという非科学的な話を受け入れている。こうした非科学的な話に納得せず、疑問を表明する人びとにつけられるタグが「謀略論者」だ。その一方、根拠や証拠を示すことなく、アメリカにとって都合の良い話を西側の有力メディアは流し続ける。
西側の支配者が人びとに信じさせたい偽情報を拡散させる仕組みが有力メディア。1970年代の後半から西側では気骨あるジャーナリストを排除し、メディア支配の規制を撤廃して寡占化を進められてきた。情報を操作、言論を統制する仕組みの強化だ。そうした情報操作、言論統制の仕組みを揺るがせたのがウィキリークスである。言論の自由に関心を持っていながらアッサンジの問題に関心を持たないということはありえない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202009200000/
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/308.html#c19
97. 中川隆[-11240] koaQ7Jey 2020年9月21日 12:59:53 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[22]
2020.09.21
西側の情報操作システムを揺るがせたアッサンジを厳罰に処そうとする米英
ウィキリークスの中心的な存在だったジュリアン・アッサンジにアメリカは懲役175年を言い渡す可能性がある。そのアメリカへアッサンジを引き渡す法的な手続きがイギリスで進められている。その法廷で裁判長を務めているのがエマ・アーマスノット。この人物の素性が注目されている。本人が軍産複合体や情報機関と緊密な関係にあるだけでなく、夫のジェームズも戦争ビジネスにつながっているからだ。
アッサンジをアメリカの当局が秘密裏に起訴したのは2011年初めにだと言われている。ウィキリークスは内部告発を公表する支援活動をしてきたが、これはジャーナリズムの役割と重なる。
ウィキリークスが公表した情報の中でアメリカの支配者を最も怒らせたものはイラクへの先制攻撃や占領政策に関する情報だとも言われている。その中には2010年4月に公開されたアメリカ軍のAH-64アパッチ・ヘリコプターによる非武装の一団に対する銃撃が含まれているはずだ。これは2007年7月にバグダッドで引き起こされた出来事だが、その銃撃でロイターの特派員2名を含む非武装の十数名が殺されている。
日本ではさほど大きく取り上げられず、勘違いで銃撃したと「解説」するマスコミもあったが、実際に公表された映像を見たなら、そうした戯言は言えないはずだ。アメリカの本性と直視することができないのだろう。アングロ・サクソンの支配者がコントロールしている天皇制官僚システムという枠組みの中から踏み出したくないのだ。
ジャーナリストのむのたけじは1991年に開かれた「新聞・放送・出版・写真・広告の分野で働く800人の団体」が主催する講演会の冒頭、「ジャーナリズムはとうにくたばった」と発言(むのたけじ著『希望は絶望のど真ん中に』岩波新書、2011年)、マサチューセッツ工科大学のノーム・チョムスキーはそうしたマスコミを「プロパガンダ工場」と呼んだ。
全くその通りなのだが、チョムスキーはアメリカの支配システムの根幹を揺るがすような情報に切り込まない。例えばジョン・F・ケネディの暗殺や2001年9月11日の世界貿易センターや国防総省本部庁舎への攻撃。ケネディ暗殺はリー・ハーベイ・オズワルドの単独犯行であり、911はアル・カイダの犯行だという非科学的な話を受け入れている。こうした非科学的な話に納得せず、疑問を表明する人びとにつけられるタグが「謀略論者」だ。その一方、根拠や証拠を示すことなく、アメリカにとって都合の良い話を西側の有力メディアは流し続ける。
西側の支配者が人びとに信じさせたい偽情報を拡散させる仕組みが有力メディア。1970年代の後半から西側では気骨あるジャーナリストを排除し、メディア支配の規制を撤廃して寡占化を進められてきた。情報を操作、言論を統制する仕組みの強化だ。そうした情報操作、言論統制の仕組みを揺るがせたのがウィキリークスである。言論の自由に関心を持っていながらアッサンジの問題に関心を持たないということはありえない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202009200000/
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/298.html#c97
7. 2020年9月21日 13:06:45 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[23]
アイヌ人は13世紀までは大規模農耕をやっていたんだよ
その後、和人から鉄製農具の供給を止められたから、シベリアの狩猟文化を真似してアイヌ文化を作ったんだ。縄文時代の文化は当然全部忘れているよ。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c7
8. 2020年9月21日 13:44:58 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[24]
日本人の男系遺伝子は3割縄文系、日本人の女系遺伝子は10割長江 系だよ
中南米人も男系遺伝子は殆どヨーロッパ系だからね、同じ事
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c8
9. 2020年9月21日 14:00:56 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[25]
O1bは長江人だから九州で縄文人が滅びた後に入ってきたんだよ
O1bは焼き畑農耕民だから、台湾、九州、chousen 南部以外にはいない。
10. 2020年9月21日 14:31:15 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[26]
O1は元々は長江の稲作漁労民で、kanjin に追われて雲南省、台湾、タイ、インド、満州、chousen、日本に逃げたんだよ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c10
11. 2020年9月21日 14:36:59 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[27]
縄文人は元々東日本の落葉樹林帯にしか住んでいないよ、西日本は無人地帯だった
稲作民のO1が縄文人に含まれる訳ないだろ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c11
12. 2020年9月21日 14:51:55 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[28]
O1b2 は日本からは見つかっていない
港川人とか旧石器時代人はすべて C だよ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c12
13. 中川隆[-11239] koaQ7Jey 2020年9月21日 14:55:18 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[29]
O1 は弥生時代以前の日本からは見つかっていない
旧石器時代人はすべて C だよ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c13
18. 2020年9月21日 15:33:41 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[30]
2020年09月21日12:479
マイ オーディオ システム(1)
オーディオの世界では、「音は人なり」というのだが、いいえて妙だと思う。
オーディオメーカーも、サラリーマンみたいな音のところもあれば、トガった音のところもある。パーツの選び方やダンプの仕方一つで、無難になったりスリリングになったりする。言い方を変えれば、多くの人向けになったりマニア好みになったりする。
生まれ育ち、つまり貧乏か裕福かとか、鳴らせるスペースや部屋がどうかという問題もある。
それも含めて人格を形成するのだから、音に反映される。
長岡鉄男という伝説のオーディオ評論家がいて、私は青春期を呪縛されてしまった。
この人は、戦前生まれで、たいへんに貧乏。ゴミ捨て場からパーツを拾ってくるようなところからスタート。戦後、今までの教科書に墨を塗って、今日から民主主義となった、こういう経験をした有名人は、だいたい根本的に権威を信じない人になっている。
喘息持ちで戦中は身体が弱く非国民、戦後の焼け野原から、田舎のコントライターみたいなアウトサイダーに。
こういう経歴だから、とにかく音も文章もトガっているし、スピーカーもオリジナルで作ってしまう。コストにもこだわりまくる。
最近みなが使う「コスパ」は、かつては長岡氏の代名詞「CPが高い」だった。
なんだか、この人に猛烈に憧れた。
だから、理系でも工作好きでもないのに、この人が設計したスピーカーキャビネットを信じて手に入れた。
でもそれは若いということなのだ。
好きな人の背中を追いかける。同じなんじゃないかと思う。でも、この激動の時代の中で、生まれも育ちも、そんなに同じということはない。
だから、私のオーディオは、長岡氏との違いを探す旅となった。
長岡氏は長岡氏で、完結した世界なのだ。ケチで合理的でダイナミック、アンチ海外製・アンチハイエンド。吸音材やマルチウェイのネットワークもグライコの音創りも常識として拒否し、できればワンポイント録音のLPを重量級のプレーヤーで再生。目が覚めるような生々しい音。
それはきっとすごい個性の音だったはず。でも私は同じ人や環境ではないのだ。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1976983842?org_id=1976983911
2020年09月21日
マイ オーディオ システム(2)
私の個性も、年を取ってわかったのだが、根がねじれている。他人の言うことがきけない。
たぶん両親の関係性や教育への不信。学校みたいな場所は苦手。アレルギー体質でもある。
だから、長岡氏のように一匹狼は、信頼できそうだぞ、という勘が働きついていった。
常識にしたがわず一人きりで戦うということは、損なことの連続だ。実人生では、しなくていいたいへんな苦労をすることになる。大学でも会社でも、パワハラまがいの目にあい、負けないように歯を食いしばるようなことがあった。奥歯がヒビが入って神経が死んだので、いまはマウスピースをして寝ている。
でもひとつだけいいことがある。誰からも教われないので、自分でなんとかするしかないから、時間はバカみたいにかかるが、根本から考えていくことは得意になる。英語ができるようになったのも、すべて独学で読書でやった。
若い時は、とにかく長岡氏の言うとおりにと、みようみまねで、代表作「スワン」をプロの木工やさんにつくってもらったものを、ストレートに使っていた。
軽い振動板の小口径フルレンジは、弱い部屋を刺激しないところはよいというか、環境に合っていたので、基本的にはよかった。が、ユニットが、長岡氏の死後に出た、超強力マグネットに凝りに凝った形状の限定品、しかし質感の悪さと周波数帯域のクセはハンパないというものだった。
このときの音は、まさにそのときの、世の中に対して怯えながら誰にも負けないという尊大さをもった、客観性もない、アンバランスな青い自分そのものだった。
そこから、時が流れいろんなユニットが発売され入手し、いろんな音になった。
測定器を入手したのは大きかった。なるほど客観的にみるとはこういうことかとわかった。
長岡氏の基本的に否定していた、吸音材、グライコ、サブウーファーの調整、そもそも変な周波数特性にならないユニットやキャビネットの選択、みたいなことで、少なくとも変な音でなくなった。
このあたりの時期には、私もわりと大きな会社の社会人として、まずまず成り立っていたのである(笑)
昨年あたりから、7種類ほどのフルレンジユニットを次々とつけかえて調整することをやった。
処分代がかかるが、これは勉強になった。
結局残ったのは、、、
意外にも、もうサヨナラを告げた、FOSTEXの白コーンの限定ユニット、その末裔のFE103アニヴァーサリーであった。もともとは、まったく関心がなかった。
こいつを、2ペアでマトリックスサラウンドする。これも完全なる長岡方式。
やはり同一ユニットがいいというのは、改めて発見でもあった。
13センチユニットやメタルコーンを使ってから、これを使うと、軽快なドライブ感、スピード感や音場、音像もいいのだが、この環境にマッチしたのは、キャビネットや部屋の影響をあまり受けずに音離れよく鳴るということだと思う。
高級木材で組み上げたキャビではあるが、ハイエンドメーカー製の計算しつくされたようなものではない。ネッシーなどヌボーとした感じになってしまう。
このあたりはあまり問題なくなるのがありがたい。
まさか、13センチ用に作ったキャビの10センチ使用が残るとは、やってみないとわからない。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1976983911?org_id=1976983955
2020年09月21日
マイ オーディオ システム(3)
フルレンジに、スーパーツィーターをホーン型でつなげるのは長岡式。
しかし、103Aは高域が伸びている、というより10キロヘルツに強烈なピークがあるから喧嘩してしまう。
そこで、フルレンジにコイルを入れる実験を始めたが、なかなかよい感じ。これは長岡教に反する。
いま小さめのコイルを使っているが、少し大きくして(ハイカットし)、ツィーターのコンデンサー(音量)も大きくしてみる予定。
真空管アンプのQUADUは、宇野功芳さんが使っていたものの末裔で大変気に入っている。
真空管も長岡式に反するが、実際は、小口径高能率のドライブには向いているだろう。
真鍮アダプターリングは、金属加工の職人さんに、倉庫に余ってたもので安く作っていただいた。
これを引っ張り出してきて、自分流でピカピカに磨いた。
全体に、それなりによいルックスになっている。
こうして集大成になりつつあるマイシステムは、長岡式が基本にありながらも、長岡公式はほとんど無視している。
メーカー製よりは、かなり軽量フルレンジのキャラクターが強く、サラウンド要素もある。
部屋と好みに合わせて低音・高音量を調整しやすいのはメリット。
別にメーカー製を避けているわけではなく、成り行きで、処分できないものを生かしてきただけだが、結果的に、まさに「音は人なり」なシステムとなった。
根っこがすごくねじれた、そこから力業で立っている木のようでもある。
よくぞここまで回復して普通であるかのように伸びてきたと、自分を褒めてやりたい気もするし、普通の音を出すまでにいったいどれだけの回り道をしたのか、時間は有限だぞと、自身の囚われたさまざまなイドラのことも想う。
でもこれがいまのマイシステムで、たくさんの人の力も借りて、それなりに気に入っているのだ。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1976983955?org_id=1976983911
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1007.html#c18
297. 2020年9月21日 16:13:21 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[31]
老後、住宅ローン返済で苦しみ餓死寸前…バイトしても足りず、80歳まで返済続く例も
https://biz-journal.jp/2020/09/post_180122.html
2020.09.20 05:30 文=林美保子/フリーライター Business Journal
コロナ禍の影響による収入減で住宅ローン返済が困難になっている人が増えている。年金生活に入った高齢者は影響を受けていないと思われがちだが、「そんなことはありません。定年後も残った住宅ローンを支払うためには年金だけでは足らず、アルバイトをしている高齢者が少なくないのです」と、「NPO法人住宅ローン問題支援ネット」の代表理事を務める高橋愛子さんは語る。コロナ禍でアルバイトを打ち切られると、ローンの支払いに窮してしまうのだ。
実際、コロナ禍にかかわらず、高橋さんのもとに相談にやってくるのは高齢者が多いという。転職による減俸や退職金の大幅減額などによって、定年を過ぎてもローン返済が終わらない高齢者は決して珍しくない。
■ローンが払えず、餓死寸前になった人も
Aさん(60代後半男性)は月額13万円のローンが残っている。年金とアルバイトを合わせても月額14万円しか収入がないため、生活に行き詰り、高橋さんのもとに相談にやってきたのだという。残債は300万円なので、現役世代なら、がんばればなんとかなりそうなのだが、年金生活者であるために、その300万円を完済できる手立てがない。
また、高橋さんは住宅ローンが払えず、餓死寸前にまでなったBさん(60代後半男性)を助けたことがある。「室内で犬が吠えているのだけれども、明かりがつかないし、電気のメーターも止まっている。様子を見てほしい」という隣人の依頼を受けて、Bさん宅のドアをノックすると、真っ暗な部屋から幽霊のように生気のない男性が現れた。
聞けば、仕事を失い、住宅ローンも光熱費も支払えず、電気もガスも止まり、食べるものも買えない状態なのだという。孤独と生活苦から、セルフネグレクト状態になっていた。ドッグフードだけは大袋の買い置きがあったために犬は元気だった。犬が吠えなかったら、数日後には餓死していたのかもしれない。
電気・ガス・水道が止まってしまうまで追い込まれるようなケースは決して珍しくないそうだ。水道はなかなか止まらないが、ガスは一番早くて、「水風呂に入っている」という話を聞くこともある。
■高齢者ならではの思い込みが自身を追い詰める
「『今の時代に、こんなことがあるなんて……!』と驚くことがあります」と、高橋さんは語る。若いローン破綻者に、このようなケースはほとんどない。
「高齢者ならではの特徴なのです」
なぜ、ここまで我慢して、自分を追い込んでしまうのだろうか。1つは、「借りたお金は返さなければいけない」という常識に縛られるのだという。ごく一般的な人生を歩んできた真面目な高齢者ほど、道を外れることに恐怖を覚えるらしい。こうして、食べるものも食べずに、電気・ガス・水道が止まってしまうほど自分の生活を犠牲にしてまで、ローンの支払いを優先する人は少なくない。あるいは、目先のローンを滞納したくないばかりに、自転車操業的にカードキャッシングを繰り返して墓穴を掘るケースもある。
2つ目の特徴は、持ち家に対する並々ならぬ思い入れだ。
「駅からすごく遠くて、スーパーもなくて、どんなに汚いボロ家でも執着します」
そんなボロ家のために10万円ものローンを払って、それでも追いつかない。「生活保護の人のほうがよほど裕福なのではないか」と思ってしまうほどすさまじい暮らしぶりなのだという。
「家の中にはほとんど何もなくて生活感がない。昭和の時代に普及したような年代物のポットが置いてあったりします」
「駅のすぐ近くにきれいな5万円のアパートがありますよ」と提案しても、「絶対嫌だ」と言う。それでも、完済できる見込みがあればいいが、とても追いつかない。そんな人に限って、「生活保護を受けるまでには、オレは落ちぶれたくない」と虚勢を張る。
■無理のないローン返済と、返済方法の知識を
住宅ローンに苦しむ人が相談にやってくると、高橋さんは各々のケースに合った解決策を考える。オーバーローン(ローン残高が不動産の時価を上回ること)の場合には一般売却もできないため、最悪の場合には競売にかけられてしまうが、それを防ぐために、最近では任意売却という手法をとられることが増えてきた。
任意売却とは、不動産コンサルタントが仲介に入り、債権者・債務者の調整を行うことによって、資産価値がローン残高を下回っても売却が可能になる方法のこと。売却価格がかなり安くなる競売と違って市場価格に近い価格で売却できるので、債権者・債務者ともにメリットがある。相談者に任意売却の話をすると、「ああ、そんなことができるのですか。無理して払わなくてもいいのですか」と言って、涙をぽろぽろ流す人もいる。
前述のAさんも、最初は「賃貸は嫌だ」と自宅に住み続けることにこだわっていたのだが、最終的には任意売却する道を選んだ。その際、肩の荷が下りたのか、いままでの強張った顔つきから、一気にほっと安堵した表情に変わったという。
現役世代も晩婚化のせいなのか、40代で35年ローンを組む人は多い。そうなると、返済期間は75歳〜80歳までとなる。「80歳まで住宅ローンを組むことができますからね。銀行が融資してくれる金額イコール返済できる金額だと思っている人は多いのですけれども、それは違います」と、高橋さんは語る。
それでも、今の現役世代は低金利でローンを組むことができる。
「高齢者からの相談を受けていると、決してその人がだらしないとかではなく、普通に真面目に生きてきたのだなと感じます。ただ、高金利時代にローンを組んで、借り換えとか繰り上げ返済などの情報に疎いままそのまま払い続けてきているんですね。もう年齢的に借り換えもできないまま、いまでも金利3〜6%の返済をしている人もいます」
人生には想定外のことが起きることもある。今回のコロナ禍のように、何が起きるのかわからない。穏やかな老後を過ごすためには、マイホームのローン返済計画を慎重に立てていきたいものだ。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/615.html#c297
1. 2020年9月21日 17:35:21 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[32]
トランプの切り札2020年09月21日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1255.html
2020年7月13日、アメリカのポンペオ国務長官は、南シナ海での中国の海洋進出に関して声明を出し「南シナ海の大半の地域にまたがる中国の海洋権益に関する主張は完全に違法だ」と主張した。
ことの発端は、2014年、中国が、南沙諸島内、ジョンソン南礁を埋め立てて軍事基地かしている証拠をフィリピンが公開したことから始まる。
2015年7月2日、アメリカの戦略国際問題研究所が、中国が浅瀬を埋め立てているファイアリー・クロス礁の衛星写真を公開し、駐機場や誘導路が整備され3000メートル級の滑走路が「ほぼ完成している」との分析を明らかにした。
8月6日には、スビ礁(渚碧礁)を埋め立てた人工島に3000メートル級の滑走路が建設されている可能性を示した。
9月15日には、衛星写真の分析から、中国が南沙諸島で造成した人工島で3本目となる戦略基地・滑走路をミスチーフ礁(美済礁)で建設している可能性が明らかにされた。
10月時点で中国が埋め立てているとされているのは、実効支配しているスビ礁のほか、ファイアリー・クロス礁、 クアテロン礁、ミスチーフ礁、ヒューズ礁、 ジョンソン南礁、ガベン礁、エルダド礁(安達礁)の7つの岩礁である。
各国は中国が岩礁を埋め立てた人工島を軍事拠点化し、地球上でやり取りされる原油や液化天然ガス (LNG) の半分近くが通る南シナ海の支配を目的にしていると観測している。
2016年1月30日、アメリカ海軍の横須賀基地所属イージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が派遣され、西沙諸島のトリトン島から約22キロメートルを航行したことがアメリカ国防総省によって明らかになった。
南シナ海での「航行の自由」作戦の一環で、前年10月のスビ礁から12海里内の海域での実施以来2度目であり、これに対して中国外交部は批判する談話を発表した。
このときは、まだオバマ政権であり、副大統領だったバイデン(の息子)が中国の利権と深く結びついていて、中国に直接の打撃を与えるような強力な行動を行わず、「抗議した」というアリバイ証明のような「ちょっかい」に終わった。
同年、7月12日、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は、南シナ海を巡る中国の主張や活動についてフィリピンが行った申し立てに関して、中国の主張を全面的に否定する判断を示した。
判断では中国が歴史的権利を主張する「九段線」で囲まれる海域について、権利を主張する法的根拠はないとされた。また人工島を造成しているすべての岩礁は「島」ではなく「岩」または、高潮時に海面に出ない「低潮高地」であるとし、人工島に200海里範囲の排他的経済水域 (EEZ) は生じないと判断した。
https://www.sankei.com/column/news/160728/clm1607280005-n1.html
そもそも、中国の南・西・東シナ海の強奪領有計画は、ケ小平=李鵬時代の1990年頃に計画されたもので、日本列島も、沖縄も、豪州・インドネシアまでも、いずれ中国が領有するという計画だった。
1994年、当時の李鵬首相は、豪州首相に対して、「20年後に日本は存在しない……中国のものだ」という意味の発言を行った。
https://www.hns.gr.jp/sacred_place/material/reference/04.pdf
以下は、1990年段階の、中国の領土拡張計画図
蒋介石軍が1947年、「11段線計画」という領土拡張計画を作成したが、中共軍がこれを継承して、9段線に直して、将来の領土強奪計画図を作成した。
いずれ、日本・台湾・ニューギニア・インドネシア・豪州、はてはインド・パキスタンまでも中国領とする始皇帝なみの壮大な領土拡張計画で、この計画を作成したのが李鵬である。
習近平の「一帯一路計画」は、まさに、この構想を実現するステップとして実行されている。
nansa03.jpg
また、9段線構想は、別に第一列島線とも呼ばれ、南・西・東シナ海を包括するものだが、さらに、これを拡張した第二列島線構想では、小笠原からマリアナ・グアムを経て、バヌアツに至る巨大な海域も中国領土に取り入れると宣言している。
nansa04.jpg
これは、日本会議の笹川財団が提出しているもので、このおかげで、日本右翼は、地球上最大の「永遠の仮想敵国」を手に入れて、防衛力増強を口実に、独自の権益を確保している。
https://www.spf.org/oceans/analysis_ja02/b141126.html
習近平中国共産党政権が確立してから、この計画は、実現に向かって激しく暴走を始めた。
冒頭に掲げた南シナ海、全環礁の軍事基地化は、その手始めであり、日本の尖閣諸島強奪行動も、台湾を攻撃するための軍事拠点を尖閣諸島に建設する目的といわれる。
2017年、トランプ政権が本格的に稼働し始めてから様相が一変する。
1月11日、国務長官に指名されたレックス・ティラーソンが、上院外交委員会の指名承認公聴会で、中国による南シナ海での人工島建設を違法行為と批判し、アメリカは中国に対して人工島建設中止を要求し、人工島へのアクセスは認めないとする姿勢を明確に示すべきだと語った。
同年2月18日、アメリカ海軍は原子力空母カール・ヴィンソンを2015年以来の南シナ海入りをさせて演習を展開した。
5月25日アメリカ海軍のミサイル駆逐艦「デューイ」が南沙諸島のミスチーフ礁の12海里内の海域を航行し、トランプ政権では初の「航行の自由」作戦が実施された。
アメリカの作戦実施に関して、中国外交部の陸慷報道局長は25日の記者会見で、アメリカに抗議したことを明らかにするとともに「米軍の行為は中国の主権と安全を損ね、偶発的な事故を起こしかねない」と強調した。
2019年2月11日、アメリカは「航行の自由」作戦を実施し、ミサイル駆逐艦「スプルーアンス」「プレブル」の2隻が、中国が実効支配するミスチーフ礁とフィリピンが実効支配しているセカンド・トーマス礁 (仁愛礁) から12海里内の海域を航行した。
2020年7月13日、ポンペオ国務長官は、南シナ海での中国の海洋進出に関して声明を出し「南シナ海の大半の地域にまたがる中国の海洋権益に関する主張は完全に違法だ」と批判した。
翌日の7月14日には、アメリカの批判に対して中国外交部報道局副局長の趙立堅による記者会見で、「中国の南シナ海での領土主権と海洋権益は十分な歴史と法理に基づいており、国際法にも合致している」と中国は猛反発した。
2020年オーストラリアは7月23日、密接な経済関係を築いてきた中国に対し、南シナ海における領有権や海洋権益主張について、「法的根拠がない」として中国の主張を正式に退けた。
これに怒った中国は、豪州からの農産物輸入に大きな関税をかけるなどの嫌がらせを始めたが、9月現在、食料危機が鮮明になるにつれて、態度は右往左往している。
https://www.bbc.com/japanese/53535697
7月20日、アメリカは、再び戦略空母ニミッツとレーガンを南シナ海に派遣し、常駐監視体制に当たらせている。
https://otakei.otakuma.net/archives/2020072007.html
これから、本ブログの主題だが、11月に選挙が実施されるアメリカ大統領選において、ずっとトランプは劣勢を強いられている。
以下は9月10日のNHK報道。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/
ところが、トランプは、この劣勢を瞬時に覆す魔法のランプを隠し持っている。
民主党支持のマイケル・ムーア映画監督も、本当はトランプが優勢であると認めている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200904-00196563/
「魔法のランプ」とは何か?
それは、選挙代理人投票日の10日くらい前に、中国が南沙諸島に建設した三つの3000m級戦略空軍基地を破壊することだ。
アメリカという国が、どれほど凄まじい陰謀の血塗られた歴史に彩られてきたかは、これまでブログで何度も書いてきた。
アメリカは大規模な軍事攻撃をかける前に、真珠湾・トンキン湾で行われたような「見せかけの被害」を演出し、これに対する復讐心を燃え上がらせて、大規模な軍事攻撃を行うのだ。
真珠湾で被害を受けた老朽戦艦アリゾナ・オクラハマには、米海軍の「不良乗員」ばかりが送り込まれていて撃沈の運命を共にしたが、新鋭空母だったエンタープライズは、なぜか攻撃直前に逃げ出し、後のレイテ沖海戦で、日本軍壊滅の主役となった。
私は、中国南沙基地を大規模に攻撃する前に、必ずアメリカは陰謀を仕組んでくると予想している。中国軍は、艦船用ミサイルの発射訓練を繰り返していて、おそらく、老朽化して「不良乗組員」が集められた米海軍駆逐艦あたりがミサイルで撃沈されるのではないだろうか?
これに対し、アメリカは沈黙し、中国は「それ見たことか!」の勝利宣言を行う。そして、その後、南沙諸島軍事基地は一斉攻撃を受けて壊滅するというストーリーだ。
この戦果が大々的に報道され、トランプに対する熱狂的な支持の嵐が巻き起こる。
それが大統領選の切り札になると、私は予想している。
もう、トランプは中国に軍事攻撃をかける以外に勝ち目がない。共和党支持者=福音派の熱狂を背景に、雪崩を打ったような大統領選の高揚が起きるのだ。
そのタイミングは、早ければ10月、遅くとも一斉投票の7日前あたりではないだろうか?
もちろん、菅内閣も完全に示し合わせた行動をするはずで、10月に入って自衛隊の基地は、どこも緊張した空気に包まれるだろう。
もしも外部から様子を観察できるなら、しておいた方がいい。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1255.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/600.html#c1
18. 中川隆[-11238] koaQ7Jey 2020年9月21日 17:35:47 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[33]
トランプの切り札2020年09月21日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1255.html
2020年7月13日、アメリカのポンペオ国務長官は、南シナ海での中国の海洋進出に関して声明を出し「南シナ海の大半の地域にまたがる中国の海洋権益に関する主張は完全に違法だ」と主張した。
ことの発端は、2014年、中国が、南沙諸島内、ジョンソン南礁を埋め立てて軍事基地かしている証拠をフィリピンが公開したことから始まる。
2015年7月2日、アメリカの戦略国際問題研究所が、中国が浅瀬を埋め立てているファイアリー・クロス礁の衛星写真を公開し、駐機場や誘導路が整備され3000メートル級の滑走路が「ほぼ完成している」との分析を明らかにした。
8月6日には、スビ礁(渚碧礁)を埋め立てた人工島に3000メートル級の滑走路が建設されている可能性を示した。
9月15日には、衛星写真の分析から、中国が南沙諸島で造成した人工島で3本目となる戦略基地・滑走路をミスチーフ礁(美済礁)で建設している可能性が明らかにされた。
10月時点で中国が埋め立てているとされているのは、実効支配しているスビ礁のほか、ファイアリー・クロス礁、 クアテロン礁、ミスチーフ礁、ヒューズ礁、 ジョンソン南礁、ガベン礁、エルダド礁(安達礁)の7つの岩礁である。
各国は中国が岩礁を埋め立てた人工島を軍事拠点化し、地球上でやり取りされる原油や液化天然ガス (LNG) の半分近くが通る南シナ海の支配を目的にしていると観測している。
2016年1月30日、アメリカ海軍の横須賀基地所属イージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が派遣され、西沙諸島のトリトン島から約22キロメートルを航行したことがアメリカ国防総省によって明らかになった。
南シナ海での「航行の自由」作戦の一環で、前年10月のスビ礁から12海里内の海域での実施以来2度目であり、これに対して中国外交部は批判する談話を発表した。
このときは、まだオバマ政権であり、副大統領だったバイデン(の息子)が中国の利権と深く結びついていて、中国に直接の打撃を与えるような強力な行動を行わず、「抗議した」というアリバイ証明のような「ちょっかい」に終わった。
同年、7月12日、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は、南シナ海を巡る中国の主張や活動についてフィリピンが行った申し立てに関して、中国の主張を全面的に否定する判断を示した。
判断では中国が歴史的権利を主張する「九段線」で囲まれる海域について、権利を主張する法的根拠はないとされた。また人工島を造成しているすべての岩礁は「島」ではなく「岩」または、高潮時に海面に出ない「低潮高地」であるとし、人工島に200海里範囲の排他的経済水域 (EEZ) は生じないと判断した。
https://www.sankei.com/column/news/160728/clm1607280005-n1.html
そもそも、中国の南・西・東シナ海の強奪領有計画は、ケ小平=李鵬時代の1990年頃に計画されたもので、日本列島も、沖縄も、豪州・インドネシアまでも、いずれ中国が領有するという計画だった。
1994年、当時の李鵬首相は、豪州首相に対して、「20年後に日本は存在しない……中国のものだ」という意味の発言を行った。
https://www.hns.gr.jp/sacred_place/material/reference/04.pdf
以下は、1990年段階の、中国の領土拡張計画図
蒋介石軍が1947年、「11段線計画」という領土拡張計画を作成したが、中共軍がこれを継承して、9段線に直して、将来の領土強奪計画図を作成した。
いずれ、日本・台湾・ニューギニア・インドネシア・豪州、はてはインド・パキスタンまでも中国領とする始皇帝なみの壮大な領土拡張計画で、この計画を作成したのが李鵬である。
習近平の「一帯一路計画」は、まさに、この構想を実現するステップとして実行されている。
nansa03.jpg
また、9段線構想は、別に第一列島線とも呼ばれ、南・西・東シナ海を包括するものだが、さらに、これを拡張した第二列島線構想では、小笠原からマリアナ・グアムを経て、バヌアツに至る巨大な海域も中国領土に取り入れると宣言している。
nansa04.jpg
これは、日本会議の笹川財団が提出しているもので、このおかげで、日本右翼は、地球上最大の「永遠の仮想敵国」を手に入れて、防衛力増強を口実に、独自の権益を確保している。
https://www.spf.org/oceans/analysis_ja02/b141126.html
習近平中国共産党政権が確立してから、この計画は、実現に向かって激しく暴走を始めた。
冒頭に掲げた南シナ海、全環礁の軍事基地化は、その手始めであり、日本の尖閣諸島強奪行動も、台湾を攻撃するための軍事拠点を尖閣諸島に建設する目的といわれる。
2017年、トランプ政権が本格的に稼働し始めてから様相が一変する。
1月11日、国務長官に指名されたレックス・ティラーソンが、上院外交委員会の指名承認公聴会で、中国による南シナ海での人工島建設を違法行為と批判し、アメリカは中国に対して人工島建設中止を要求し、人工島へのアクセスは認めないとする姿勢を明確に示すべきだと語った。
同年2月18日、アメリカ海軍は原子力空母カール・ヴィンソンを2015年以来の南シナ海入りをさせて演習を展開した。
5月25日アメリカ海軍のミサイル駆逐艦「デューイ」が南沙諸島のミスチーフ礁の12海里内の海域を航行し、トランプ政権では初の「航行の自由」作戦が実施された。
アメリカの作戦実施に関して、中国外交部の陸慷報道局長は25日の記者会見で、アメリカに抗議したことを明らかにするとともに「米軍の行為は中国の主権と安全を損ね、偶発的な事故を起こしかねない」と強調した。
2019年2月11日、アメリカは「航行の自由」作戦を実施し、ミサイル駆逐艦「スプルーアンス」「プレブル」の2隻が、中国が実効支配するミスチーフ礁とフィリピンが実効支配しているセカンド・トーマス礁 (仁愛礁) から12海里内の海域を航行した。
2020年7月13日、ポンペオ国務長官は、南シナ海での中国の海洋進出に関して声明を出し「南シナ海の大半の地域にまたがる中国の海洋権益に関する主張は完全に違法だ」と批判した。
翌日の7月14日には、アメリカの批判に対して中国外交部報道局副局長の趙立堅による記者会見で、「中国の南シナ海での領土主権と海洋権益は十分な歴史と法理に基づいており、国際法にも合致している」と中国は猛反発した。
2020年オーストラリアは7月23日、密接な経済関係を築いてきた中国に対し、南シナ海における領有権や海洋権益主張について、「法的根拠がない」として中国の主張を正式に退けた。
これに怒った中国は、豪州からの農産物輸入に大きな関税をかけるなどの嫌がらせを始めたが、9月現在、食料危機が鮮明になるにつれて、態度は右往左往している。
https://www.bbc.com/japanese/53535697
7月20日、アメリカは、再び戦略空母ニミッツとレーガンを南シナ海に派遣し、常駐監視体制に当たらせている。
https://otakei.otakuma.net/archives/2020072007.html
これから、本ブログの主題だが、11月に選挙が実施されるアメリカ大統領選において、ずっとトランプは劣勢を強いられている。
以下は9月10日のNHK報道。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/
ところが、トランプは、この劣勢を瞬時に覆す魔法のランプを隠し持っている。
民主党支持のマイケル・ムーア映画監督も、本当はトランプが優勢であると認めている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200904-00196563/
「魔法のランプ」とは何か?
それは、選挙代理人投票日の10日くらい前に、中国が南沙諸島に建設した三つの3000m級戦略空軍基地を破壊することだ。
アメリカという国が、どれほど凄まじい陰謀の血塗られた歴史に彩られてきたかは、これまでブログで何度も書いてきた。
アメリカは大規模な軍事攻撃をかける前に、真珠湾・トンキン湾で行われたような「見せかけの被害」を演出し、これに対する復讐心を燃え上がらせて、大規模な軍事攻撃を行うのだ。
真珠湾で被害を受けた老朽戦艦アリゾナ・オクラハマには、米海軍の「不良乗員」ばかりが送り込まれていて撃沈の運命を共にしたが、新鋭空母だったエンタープライズは、なぜか攻撃直前に逃げ出し、後のレイテ沖海戦で、日本軍壊滅の主役となった。
私は、中国南沙基地を大規模に攻撃する前に、必ずアメリカは陰謀を仕組んでくると予想している。中国軍は、艦船用ミサイルの発射訓練を繰り返していて、おそらく、老朽化して「不良乗組員」が集められた米海軍駆逐艦あたりがミサイルで撃沈されるのではないだろうか?
これに対し、アメリカは沈黙し、中国は「それ見たことか!」の勝利宣言を行う。そして、その後、南沙諸島軍事基地は一斉攻撃を受けて壊滅するというストーリーだ。
この戦果が大々的に報道され、トランプに対する熱狂的な支持の嵐が巻き起こる。
それが大統領選の切り札になると、私は予想している。
もう、トランプは中国に軍事攻撃をかける以外に勝ち目がない。共和党支持者=福音派の熱狂を背景に、雪崩を打ったような大統領選の高揚が起きるのだ。
そのタイミングは、早ければ10月、遅くとも一斉投票の7日前あたりではないだろうか?
もちろん、菅内閣も完全に示し合わせた行動をするはずで、10月に入って自衛隊の基地は、どこも緊張した空気に包まれるだろう。
もしも外部から様子を観察できるなら、しておいた方がいい。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1255.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/204.html#c18
1. 中川隆[-11237] koaQ7Jey 2020年9月21日 17:59:24 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[34]
有史以来 戦争に勝った事が一度も無い漢民族が巨大な領土を手に入れた手口
中国人は有史以来、戦争に勝ったことが無いが、人口爆弾で他国を乗っ取ってきた:
漢民族は戦争にめちゃくちゃ弱いので、むやみに人数を増やして集まる。
それが始皇帝の兵馬俑で、北方の蛮族より弱かった。
引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/20/97ae91cd74d02dab5763add74c395063.jpg
ユーラシア大陸の真ん中に陣取っている中国とロシアは、有史以来ほとんど戦争に勝った事が無い。
中国とロシア(ソ連)は外国に出て行って戦争に勝ったことが一度も無い。
もしかしたら紛争程度の小競り合いでは勝っているかも知れないが、国同士の戦争ではない。
その代わり内陸の領土に敵を誘い込んで、補給を絶って包囲するような戦いを得意としている。
勝てない中国
中国も同様で、秦の始皇帝が初の国家を作ってから、その領土を守っているだけで、対外戦争で勝った事はほぼない。
モンゴル帝国は強かったが、あれは「モンゴル」が植民地にしたので、中国は植民地側でした。
局地的には朝鮮半島で勝利を得たりしているが、必ず朝鮮の統治者に追い出されています。
ベトナムなどインドシナ半島には何度も侵攻しているが、やはりほとんど勝った事が無い。
台湾にすら負け、日本軍にはコテンパンに負け続け、何度も植民地になっています。
清国はイギリスとの戦争に負けて植民地化したが、その清国がそもそも中国を植民地化し征服した国です。
清国は女真族といい、いわゆる中国人とは別の人種で、満州人、満州民族とも言います。
だから辛亥革命で清国を倒したとき、中国人たちは異民族による植民地支配が終わったと言って喜んでいた。
さらにその前には、「中国人」とは北京周辺に住む黄河文明起源の人たちの事で、長江周辺の長江文明とは別な国だった。
今日「中国が発明した」と言っている文字とか火薬とか印刷とかは、ほとんどが長江文明の発明で長江こそ先進地域でした。
黄河文明はただの植民地、蛮族という位置づけで日本や半島と比べても先進地域ではなかった。
この黄河文明起源の「現在の中国人=漢民族」は粗野で教養が低く、戦争に弱いという特徴を持っています。
戦争に勝てなくても領土を増やす方法
そんな漢民族がなぜ中国を支配できたかというと、長江文明や半島や日本よりも、圧倒的に人口増加率が高かったからでした。
稲作によって大量の食料を得て、子作りに励んでついに女真族やモンゴル族、長江人を数で圧倒して吸収したのでした。
長江文明の子孫である長江人は、漢民族に押し出されるようにして、現在のインドシナ半島に住んでいると言われています。
漢民族の戦略はまず人口を爆発的に増やし、歩いて敵国に侵入して住み着き、その国を支配して領土化します。
これなら戦争に勝つ必要がなく、例えば女真族が住んでいた旧満州では、人口の99%は漢民族になったとされています。
女真族は戦争では圧倒的に強かったが、人口を増やさなかったので漢民族の侵入で吸収されてしまいました。
チベット、ウイグル、内蒙古、旧満州など多くの周辺民族をこの方法で倒してきました。
半島に住んでいる朝鮮民族も最初は中国の東北部に住んでいたが、漢民族が移住してきて追い出されて、歩いて半島にやってきた。
台湾島も島民が住んでいた場所に、多くの漢民族が移住してきて、今では人口の95%以上を移住者の子孫が占めている。
このように中国からの移民や移住者を受け入れるのは、他の国の住民を受け入れるのとは、重大さがまったく違う。
中国の場合は移住は軍事戦略であって、住民を移住させて国を乗っ取り、それから軍隊で占領するのです。
http://thutmose.blog.jp/archives/66023396.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/317.html#c1
14. 2020年9月21日 18:20:37 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[35]
>鳥取の弥生遺跡で数十体の骨のDNAを検査したら男は4人中3人人が縄文系、女は9割大陸の親戚関係にないDNAだった。つまり弥生時代からだよ。
だから chousen には縄文人とchoukou人の混血の日本人が居て、鳥取に移民してきたんだろ
その縄文は日本の縄文人じゃなくて chousen の縄文人だ
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c14
15. 2020年9月21日 18:25:23 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[36]
鬼界噴火の影響で轟式土器集団が釜山周辺と山陰に進出した
https://i.imgur.com/MzGV2fP.png
https://i.imgur.com/uVpUZu9.png
鬼界カルデラ(きかいカルデラ)は、薩摩半島から約50km南の大隅海峡にあるカルデラ。
先史時代以前に複数回の超巨大噴火を起こしている。約7300年前の噴火は過去1万年では世界最大規模で、火砕流が九州南部にも到達し、九州南部の縄文人を絶滅させたと推測されている[2]。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/387.html#c15
14. 2020年9月21日 19:13:02 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[37]
ホールの残響時間
2020年 08月 29日
カソリック教会とプロテスタント教会は、水と油です、いや宗教の話じゃあなくて、オーディオの話なんですが(汗)、の巻。
https://mitchhaga.exblog.jp/31616875/
音楽を聴く上では、ホールの響きは重要です。ホールの響きを表す簡単な指標の一つに、残響時間があります。
https://mitchhaga.exblog.jp/dialog/images/viewer/?i=202008%2F29%2F04%2Fc0257904_13231221.jpg
前々回の記事で、クリュイタンスのCDセットを扱ったのですが、その際、『教会というと、すぐ残響が豊か、とか思いがちですが、考えてみると教会だって、説教主体なら残響が少ないほうがいいです。プロテスタントはカトリックよりも説教が多いんでしたっけ?どちらもドイツ(プロテスタント)の教会ですから、そんな関係もあるのかもしれません。』と書きました。
この問題を、今回は実証的に調べてまいりましょう。まずは、記事冒頭の画像のグラフです。
これは、"Church Acoustics and the Influence of Occupancy", Article in Building Acoustics, Victor Desarnaulds et al., March 2002、から引用したものです。ヨーロッパの教会6箇所を対象にしています。それぞれ、occ満席時、non occ空席時、の2種類のグラフを示しています。合計12本のグラフが描かれているわけですね。それで、だいたい上から、すなわち残響の多い方から、並べるとこうなります。
教会名、所在地、国名、宗派、容積(立方メートル)、席数
Sacré-Cœur, La-Chaux-de-Fonds, Switzerland カソリック 9,137㎥ 183席
Fille-Dieu, Romont, Switzerland カソリック 5,600㎥ 124席
St. John, Porto, Portugal カソリック 6,048㎥ 200席
Pasquart, Bienne, Switzerland プロテスタント 4,472㎥ 114席
Cheseaux, Cheseaux, Switzerland プロテスタント 575㎥ 53席
Romanel, Romanel, Switzerland プロテスタント 477㎥ 28席
全体に容積が小さな教会ばかりなので、この点には注意する必要がありますが、まずは、みっちの気づいた特徴を箇条書きします。
1.カソリック教会の残響時間は、プロテスタント教会のそれよりも、一般に長めである。
2.音楽ホールの一般的な数値、「周波数1,000Hzで残響時間3秒以下」に近いのは、プロテスタント教会ですね。
なお、有名ホール・歌劇場は15,000立方メートル以上で、席数も2,000近いでしょう。それらに比べると、規模が小さいことは頭に入れておく必要があります。
有名ホール・歌劇場では、空席時でも、1,000Hzでの残響時間が3秒を越えるところはまずないです。
あちこちのホール・歌劇場のデータはここです。
https://mitchhaga.exblog.jp/25317983/
そういえば、オーディオ・マニアには有名なドレスデン・ルカ教会、ベルリン・ダーレムのイエス・キリスト教会、それにグリューネヴァルト教会、いずれもプロテスタント教会でしたなぁ。
あと、日本の教会はどないじゃい、ということなんですが、永田音響設計さんのページに、こんなグラフが載っていました。
https://mitchhaga.exblog.jp/dialog/images/viewer/?i=202008%2F29%2F04%2Fc0257904_13232049.jpg
カソリック教会とプロテスタント教会は、水と油です、いや宗教の話じゃあなくて、オーディオの話なんですが(汗)、の巻。_c0257904_13232049.jpg
浦上天主堂はもちろんカソリックですけど、あとはみなプロテスタントですね。日本では、カソリックだからといって、特に残響時間が長いという傾向はなさそうです。また、霊南坂教会の新旧(1985年に建て替えられています)を比べると、残響特性はぎょっとするほど異なり、響きの継続性というか、伝統はあまりないのかな、と失礼ながら思ってしまいました。
参考:
ダーレムのイエス・キリスト教会
https://mitchhaga.exblog.jp/26462806/
ドレスデンのルカ教会
https://mitchhaga.exblog.jp/25372931/
https://mitchhaga.exblog.jp/31616875/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/890.html#c14
15. 中川隆[-11236] koaQ7Jey 2020年9月21日 19:15:26 : LRsxCcIg7A : TDBiLmtTMHg5Wlk=[38]
GRFのある部屋 2020年 09月 08日
https://tannoy.exblog.jp/31356931/
音場の話 1
最近、ここで使われている「音場とはなんですか?」というご質問がありました。「音場」という言葉を、しっかりと定義しないと意味や真意が伝わらないと思いました。最近、スクリーンを導入してサラウンドの実験をしていると、従来使ってきたクラシック音楽、とくにオーケストラの音場の意味を説明しないと誤解されると思ったからです。
クラシック音楽は、生の音を聞く芸術です。弦楽器の数や管楽器の本数も、曲によって編成が決まっています。オーディオでの再生はステージ上で演奏されるその「響き」を如何に、忠実に再現するかを問われます。周波数の範囲も、ヴァイオリンの最高音からコントラバスの最低音まで、6オクターブ以上の音程を再現します。
編成も小さな室内楽団ですと、第一バイオリンが8人ぐらいで、弦楽器が五部編成で、8・8・6・4・2の28名程度です。フルオーケストラだと、それが16人の16・14・12・10・8 の 60名の倍以上の編成になります。
それに管楽器が2管編成で10名程度、4管編成だと30名以上で、打楽器もいれると100名の大編成になります。その100名が、幅20メートル、奥行き約13メートルのステージの上に乗るのです。結構満員ですが、奥行きも結構あるのです。それらの大きな面積のオーケストラが、タイミングを合わせて、アンサンブルを構成し、あの大迫力の演奏を展開しています。
それらが、コンサートホールと呼ばれる、大きな箱状のホールでなるのですから、壁に反射して残響を付加します。オーケストラ自身から放射される音と、それらが壁に反射して、反対側のホールの奥へ数十メートル拡散していき、長い残響音を伴うのです。その音が、コンサートホール状で並んで、位置が決まります。その時、オーケストラが出して、その音がホールに響いている音の形態を、私の場合の「音場」と呼ぶのです。
PAを使わないで、コンサートホールに響いた音を、そのイメージを縮小するけれど、忠実に再現するとき音場が再生できます。ですから同じ編成の同じオーケストラだとしても、ホールが違えば違う音がします。
コンサートホールには、大きく分けて二種類のホールがあります。シューボックス型といって、四角い箱状のホールで、端にステージがあります。今ひとつは、ワインヤード形式と呼ばれる、ステージを客席が囲んでいる形状です。オーケストラの後ろには壁は無く、後ろに客席があるからです。サントリーホールやミューザ川崎、札幌のキララ、新潟のリュートピアなどです。最近はこの形式のホールが多くなりました。
シューボックス型は、オーケストラの後ろは壁ですから、音が反響しても客席方向に放射されます。一方のワインヤード型は、おとが拡散していき、残響の出方が違います。シューボックス型の方が特定の残響がつきます。その響きが良い場合、ウィーンのムジークフェラインとか、アムステルダムのコンセルトヘボウとかが代表例です。
ベルリンフィルハーモニーとか、サントリーホールなどのウィンヤード型が今や主流になっているようです。この二つでは形成する「音場」が随分と異なります。そして、録音されたオーケストラには、今ひとつの「音場」形式があります。それは、協会や中規模の録音に使用する会場が狭い場合、客席の座席を外して、その場所にオーケストラが展開している場合です。ウィーンのソフィエンザールやロンドンのキングスウェイホールなどがそうです。その場合、ステージにオーケストラが乗っているわけではないので、客席に展開したオーケストラの上にマイクを吊し集音しています。その場合は、オーケストラの真上から収録していますから、その録音を聴くとオーケストラの中に入って聴いているような音場が出現します。私がよく聴いているクレンペラーのマーラーの七番などがそうです。
またソフィエンザールのDECCA録音のショルティ・ウィーンフィルのワーグナーもそうです。それは、コンセルヘボウのようなホール残響の向こうにオーケストラがあるのでは無く、真下に展開している録音ですね。
これらの三種類の録音形式により「音場」の形式も変わります。それらの違いが正しく再現するには、録音されたときと同じような環境で再現することです。演奏会場で、マイクで集音された音は、そのマイクから放射されるように再生すると、元の音場が出現するのです。
その時集音しているマイクが、単一指向性か無指向性かで出てくる音場は異なります。またSP前方に放射されているホーン型のSPか、私のように無指向性のSPを使うと録音された音場がそのまま再現されてきます。家のSPでは、タンノイの同軸型のホーンが45度の内向きで、通常SPの後方に展開する音場が、交差する前方に出現します。ホーン型は正面(平行法)では、音場の再生は難しいです。
また、QUADのESL57のような平面SPでは、音場は出てきません。同じQUADでもESL63になると、同心円状にディレイが掛かっていて、タンノイのような同軸音場を再現します。57では音場では無く、音色を楽しむSPです。これは会場の中で聴いているのでは無く、ドアを開いたとき聞こえてくる音です。平面SPの楽しみ方は、二つの平面に挟まれた空間から、あたかも平面が続いているように中央に平面SPが出現してモノラルのように充実してオーケストラの響きがすることです。「音場」は出現しませんが、大好きなサウンドですね。
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http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/890.html#c15
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