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http://www.asyura2.com/acat/t/tc/tc9/TC9qY1kzZWc0djY=/100000.html
[リバイバル3] ウェスタンエレクトリック伝説 中川隆
192. 2020年6月30日 10:01:27 : B9c2NF4iX5 : TC9qY1kzZWc0djY=[1]
世にオーディオの種は尽きまじ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年06月30日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/25724f8d013c4043339aa6d43529adbb

前々回に投稿した「オークション情報〜WE618B昇圧トランス〜」については、なかなかアクセス数が多くて久しぶりの快ヒットとなった。読者の反響がいいとついうれしくなる。

これは日頃からなるべくマンネリ化にならないように、あれこれ話題を散りばめているので、きっとその成果に違いない。誰も褒めてくれないので「自画自賛」しておこう(笑)。
さて、この「618B」の性能については凄いという方もあれば、お値段の割にはどうなんだろうかと懐疑的な方もいるようで、それぞれのオーディオ環境も感性も違うので一概に決めつけられないのは当然のこと。

そこで、実際に使っている方の話を伺えれば一番「現実感」が出てくると思っていたところ、ありがたいことに関東地方の「S」さんという方からメールが飛び込んできた。

「このメールをそのまま転載していいでしょうか」とお伺いを立てたところ、「匿名ならいいですよ」と、ご了解をいただいたので以下のとおり紹介させていただこう。

「618Bのお話が出ておられましたので、私見を申し上げます。世のWEマニアという輩がその世界の入り口というか罠にはまるきっかけというも
のが往々に618Bであるようです。

ちなみにそういう私もその一人です。

大してWEに興味も無く期待もせず偶々自宅の装置につないで聞いてみたら、それ まで既に20年ぐらいいろいろ取っかえ引っかえしても、たいした変化も無く既に 機器に対する大きな期待は薄れておりました。
つないだ618Bからは私の装置というより眼前に音楽が水平線を見るように奥へ広 がっていました。機器の存在は無いかのようでした。だから当然、618Bを買うしかないと。
後で聞きましたが618Bを聞いてしまうと戻れなくなり、深みにはまるとい うことでした。
本物であれば当たり外れは一切ありません。

特に出品されていたものは超貴重品のシルバータイプで現在の市価は170〜200万 ぐらいです。
当時私はマランツ7とマッキン275、ガラード301、SME3012、SPU-AE、 パートリッジトランスでした。

マランツ、マッキンはいろいろ聞きました。ステップアップも同様です。
現在の私はほとんどWEとなってしまいました。

お近くであれば618Bをお聞かせできるのですが、こちらは関東ですので残念 です。」

以上のとおりだが、Sさん宅はどうやら全国的な「ウェスタン詣で」の一角を占められているようで、遠い関東地方というのが非常に残念。

しかし、改めて「WE恐るべし」の感がありますね。

「オーディオの深い闇」がまるで底なし沼のようにパックリと口を開けている。無暗に嵌らないようにしなくては、用心、用心・・(笑)。

続いて、メールをいただいたのはメル友の「I」さん(東海地方)からだった。
「レコードを聴いているクラシックファンは年季の入った方たちでしょうね。オーディオマニアは少ないかもしれません。演奏の解る人たちですね。
WEの昇圧トランスを使う人は、まず第1に「WEマニア」であるのでしょうが、〇〇様のお見込みのとおり、聴いてる音楽はクラシックではないかも知れません。ジャズ・ロック・ポップス・映画音楽etc・・・
何故そう思うのかといいますと、クラシックファンは圧倒的にデジタルに向かうと、私は確信しているからです。
なぜデジタルか? 物理特性が段違いにデジタルの方が上ということだと思います。特に重要な特性(と私が考える)であるノイズレベルとセパレーションレベルがデジタルの圧勝です。
オーディオは生と比較すべきではないとい考え方もあるようですが、意識のうちには当然”生”があってもいい訳で、その”生”に対抗するのがデジタル技術です。名手の演奏を特等席で聴けるなんて「生ではまず無理」で、デジタルオーディオは総合的に”生”をも越えるものだと思います。
レコードを聴いている人の横綱がWE618Bだとすると、序の口がオンキョーP309(私)でしょうか。
私は一度アナログプレイヤーを手放しましたが、今は回帰しています。ジャズを聴くのは99%レコードです。反対に、クラシックは99%デジタルです。CDとFMとBSですが。
ジャズにはアナログレコードが有効に作用していると思います。 音の質、音質でなく・・・音の出方というか、ノイズも音の一部(演奏とノイズに音の質的な親和性がある)という聴き方ですね。針が飛ぶような傷ノイズや演奏がマスキングしきれない(親和性のない)ようなノイズは論外です。
ところで、ジャズオーディオは”生”を越えられるか? 越えてます! 今、ドルフィーの”生”が聴けますか? これは理論のすり替えです(笑)
比較すべき”生”がないのがジャズオーディオです。暴論ですねえ・・
そういえば、グレン・グールドは何十年も昔に、「生より録音媒体の方が優位」と感じて、コンサート・ドロップ・アウトしてましたね。」

以上のとおりです。

ご両人とも随分参考になるご意見をいただき、たいへんありがとうございました。

ものごとにこれほどまでに集中できる熱意と努力に対して敬服の至りです。

最後に「浜の真砂は 尽きるとも 世にオーディオの種は 尽きまじ」で終わりとしましょうかね(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/25724f8d013c4043339aa6d43529adbb
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/208.html#c192

[リバイバル3] アンプの音はトランスで殆ど決まってしまう 中川隆
24. 中川隆[-12199] koaQ7Jey 2020年6月30日 10:04:28 : B9c2NF4iX5 : TC9qY1kzZWc0djY=[2]
ヤフオク
【希少/ビンテージ】 Western Electric ウエスタンエレクトリック 618-B使用 昇圧トランス ★ 5BEF2-8 ストア

個数:1
開始日時 :2020.06.19(金)22:25
終了日時 :2020.06.24(水)23:47
開始価格 :1,000 円
入札件数 182

現在価格 958,000円(税込 1,053,800 円)
出品者情報 toomookaanaaさん
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m420081922


▲△▽▼

オークション情報〜WE618B昇圧トランス〜
2020年06月26日 | オークション情報
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/2cc418d19d444c9f50d924ff1b712cf0

「現在、オークションにウェスタンの昇圧トランス618−Bが出品されてますね。かねがね噂だけはたっぷりと聞かされている代物ですが、これはご承知のとおりMC型カートリッジを使うときの昇圧トランスですけど、DACからパワーアンプに直接つなぐときの増幅用としても使えますかね。どうなんでしょう?」と、我が家の古典管の主治医である「北国の真空管博士」に伺ってみた。

「618−Bですか・・。かなり当たり外れがあるみたいですよ。MC型カートリッジの昇圧用なのでDACからの昇圧は無理です。いずれにせよ軽く50万円は超えるでしょう。それだけあれば立派な真空管アンプが製作できますから結局はウェスタンの信者向きでしょう。」

と、「費用 対 効果」にシビアな姿勢をお持ちの博士の冷静なお言葉が返ってきた。

いずれにせよ”知る人ぞ知る”あの数々の伝説に彩られた「WE618ーB」だ。このトランスに(微細な)音声信号を通すだけで「天上のサウンド」になるという話をよく聞かされてきた。

めったにお目にかからない出品物なので野次馬根性で落札価格を注視していたところ、落札結果は24日(水)、価格は958,000円。

100万円近い金額に驚いた! たかが昇圧トランスごときで〜(笑)。

しかし、よく考えてみるとこの「618−B」じゃないと絶対に出せない音があるそうで、それに今では再生産不可能でまず手に入らない代物となるとそのくらいの金額を出すマニアがいても不思議ではないのかもしれない。

巷間、オーディオシステムの中で一番音を左右するのは(部屋の大小は除外するとして)「スピーカー」であり、その次が「アンプ」であり、音の「入り口部分」である「レコードやCD」の機器類、そして最後の仕上げが「電源対策」と「ケーブル類」とされている。

それにもかかわらず「618ーB」は、「音の入り口」部分のほんのわずかな一端を担うだけで全体のサウンドを一変させる力があるという常識外の逸品なのだろう。
物理的な見地からすると「音の入り口」部分で発生した微細な情報は、良い部分も悪い部分もすべてアンプで増幅されてスピーカーに伝達されるので、そういう意味では最初が肝心なのは分かりきったことだが、それにしても・・、ぜひ一度聴いてみたいものではある。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/2cc418d19d444c9f50d924ff1b712cf0


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世にオーディオの種は尽きまじ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年06月30日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/25724f8d013c4043339aa6d43529adbb

前々回に投稿した「オークション情報〜WE618B昇圧トランス〜」については、なかなかアクセス数が多くて久しぶりの快ヒットとなった。読者の反響がいいとついうれしくなる。

これは日頃からなるべくマンネリ化にならないように、あれこれ話題を散りばめているので、きっとその成果に違いない。誰も褒めてくれないので「自画自賛」しておこう(笑)。

さて、この「618B」の性能については凄いという方もあれば、お値段の割にはどうなんだろうかと懐疑的な方もいるようで、それぞれのオーディオ環境も感性も違うので一概に決めつけられないのは当然のこと。

そこで、実際に使っている方の話を伺えれば一番「現実感」が出てくると思っていたところ、ありがたいことに関東地方の「S」さんという方からメールが飛び込んできた。

「このメールをそのまま転載していいでしょうか」とお伺いを立てたところ、「匿名ならいいですよ」と、ご了解をいただいたので以下のとおり紹介させていただこう。

「618Bのお話が出ておられましたので、私見を申し上げます。世のWEマニアという輩がその世界の入り口というか罠にはまるきっかけというも
のが往々に618Bであるようです。

ちなみにそういう私もその一人です。

大してWEに興味も無く期待もせず偶々自宅の装置につないで聞いてみたら、それ まで既に20年ぐらいいろいろ取っかえ引っかえしても、たいした変化も無く既に 機器に対する大きな期待は薄れておりました。

つないだ618Bからは私の装置というより眼前に音楽が水平線を見るように奥へ広 がっていました。機器の存在は無いかのようでした。だから当然、618Bを買うしかないと。

後で聞きましたが618Bを聞いてしまうと戻れなくなり、深みにはまるとい うことでした。

本物であれば当たり外れは一切ありません。
特に出品されていたものは超貴重品のシルバータイプで現在の市価は170〜200万 ぐらいです。

当時私はマランツ7とマッキン275、ガラード301、SME3012、SPU-AE、 パートリッジトランスでした。

マランツ、マッキンはいろいろ聞きました。ステップアップも同様です。
現在の私はほとんどWEとなってしまいました。
お近くであれば618Bをお聞かせできるのですが、こちらは関東ですので残念 です。」

以上のとおりだが、Sさん宅はどうやら全国的な「ウェスタン詣で」の一角を占められているようで、遠い関東地方というのが非常に残念。

しかし、改めて「WE恐るべし」の感がありますね。

「オーディオの深い闇」がまるで底なし沼のようにパックリと口を開けている。無暗に嵌らないようにしなくては、用心、用心・・(笑)。

続いて、メールをいただいたのはメル友の「I」さん(東海地方)からだった。
「レコードを聴いているクラシックファンは年季の入った方たちでしょうね。オーディオマニアは少ないかもしれません。演奏の解る人たちですね。

WEの昇圧トランスを使う人は、まず第1に「WEマニア」であるのでしょうが、〇〇様のお見込みのとおり、聴いてる音楽はクラシックではないかも知れません。ジャズ・ロック・ポップス・映画音楽etc・・・

何故そう思うのかといいますと、クラシックファンは圧倒的にデジタルに向かうと、私は確信しているからです。

なぜデジタルか? 物理特性が段違いにデジタルの方が上ということだと思います。特に重要な特性(と私が考える)であるノイズレベルとセパレーションレベルがデジタルの圧勝です。

オーディオは生と比較すべきではないとい考え方もあるようですが、意識のうちには当然”生”があってもいい訳で、その”生”に対抗するのがデジタル技術です。名手の演奏を特等席で聴けるなんて「生ではまず無理」で、デジタルオーディオは総合的に”生”をも越えるものだと思います。
レコードを聴いている人の横綱がWE618Bだとすると、序の口がオンキョーP309(私)でしょうか。

私は一度アナログプレイヤーを手放しましたが、今は回帰しています。ジャズを聴くのは99%レコードです。反対に、クラシックは99%デジタルです。CDとFMとBSですが。

ジャズにはアナログレコードが有効に作用していると思います。 音の質、音質でなく・・・音の出方というか、ノイズも音の一部(演奏とノイズに音の質的な親和性がある)という聴き方ですね。針が飛ぶような傷ノイズや演奏がマスキングしきれない(親和性のない)ようなノイズは論外です。

ところで、ジャズオーディオは”生”を越えられるか? 越えてます! 今、ドルフィーの”生”が聴けますか? これは理論のすり替えです(笑)
比較すべき”生”がないのがジャズオーディオです。暴論ですねえ・・
そういえば、グレン・グールドは何十年も昔に、「生より録音媒体の方が優位」と感じて、コンサート・ドロップ・アウトしてましたね。」
以上のとおりです。

ご両人とも随分参考になるご意見をいただき、たいへんありがとうございました。
ものごとにこれほどまでに集中できる熱意と努力に対して敬服の至りです。
最後に「浜の真砂は 尽きるとも 世にオーディオの種は 尽きまじ」で終わりとしましょうかね(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/25724f8d013c4043339aa6d43529adbb
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/760.html#c24

[近代史4] 人口減少で景気は良くなる 中川隆
4. 2020年6月30日 10:26:18 : B9c2NF4iX5 : TC9qY1kzZWc0djY=[3]
2020年06月29日
人口が減ることは、将来発展する余地が拡大すること


ペスト以前の欧州はアラブやアジアより遅れていたが、人口減少で先進地域になった

引用:http://cdn2.wallpapersok.com/uploads/picture/769/281/281769/picture-281769.jpg

ドイツの異常な人口政策

日本の人口は年間20万人くらい減少していて、年率で0.15%くらいの減少率になります。

アメリカは平均すると年率1%くらい人口増加していて、毎年320万人くらいになります。

これを毎月にならすと約26万人になり、米雇用統計という有名な指標は+20万人台が目安になっています。

アメリカは毎月20万人以上就職者が増えないと失業率が上昇してしまい、すぐに景気が悪化するでしょう。

人口増加率ならぬ減少率で日本が世界最低かというとそうでもなく、もっと下に20カ国くらい存在しています。

注目すべきはドイツで2012年には1.7%も人口減少したが、2017年は人口増加に転じました。


増えたのは難民を受け入れたからで、ドイツ人は急激に減少しアラブ人とかに入れ替わっている。

ドイツではEUが自由化してから国外流出が止まらず、反対に入ってくる人は少ない状態が続いていました。

2015年に難民100万人近くを受け入れたので人口が増えたが、この政策は人口構成に深刻な影響を及ぼしています。


ドイツ連邦統計局の調査で難民騒動前の2014年に、人口構成の20%が移民になったと発表していました。

ドイツの人口は約8000万人なので移民とその子孫は1600万人で、その後移民が100万人以上増加してもっと移民割合は増加しました。

すると移民を嫌ってドイツを脱出する「ドイツ人」がもっと増え、ドイツ人比率が急速に減少しています。


江戸末期の人口減少の結果、明治維新という社会の高度化が起きた

引用:http://www.yumebi.com/images/exb68_pic15L.jpg

欧州の人口減少が生んだ産業革命

ドイツの外国人比率は冷戦終了した1990年ごろにはゼロに近かったが、2003年に730万人、2014年に1600万人になり今は1800万人近い。

EUに加盟したほぼ全ての国の首都では元の住人より外国人比率が多くなったが、ベルリンもすぐにそうなるでしょう。

早い話EUでは、東京や大阪の「永住者」の過半数が中国人や韓国人になったというような状況です。


欧州各国では1970年代から80年代にかけて人口増加率が急速に低下し、人口減少が起きたので「そうだ移民を増やそう」となりました。

アラブや東欧やアフリカから移民を増やした結果、EUの人口減少に歯止めがかかり、一定の成果を上げました。

自国民を外国人に入れ替えるほど人口減少を恐れていたのだが、人口減はそれほど有害なものかは意見が分かれています。


人口減は短期的には経済を縮小させ、GDP成長率の低下、財政悪化などの悪影響を招きます。

その一方で大きく時代が変わるときには、必ずと言って良いほど人口減少期がありました。

史上最も有名なのはイギリスの産業革命を生んだ人口減少で、少ない労働人口をカバーする為に蒸気エンジンなどが開発されました。


イギリスの産業革命は欧州全体の人口減少の一部で、実際はその数百年前から欧州は人口減少に苦しんでいました。

1300年代に欧州は蒙古やイスラムの侵攻、ペストの大流行などで人口が大きく減り、消費者も労働者も大きく減った。

これをアフリカからの奴隷労働者で補おうとしたが解決せず、科学や機械の力で補おうとし、ルネッサンスが起きた。

人口減少の効果

以降欧州は人口が減るたびに科学技術で補うのを繰り返し、その最後の1ページがイギリスの産業革命でした。

一方中国を中心とするアジアは肥沃な穀物地帯で人口が増え続け、一時的に減少しても膨大な食料によって容易に再生しました。

アジアでは機械の進歩に頼るより人口を増やせば良かったので、今日でも欧州より科学技術で遅れている。


では1300年代から1800年代の欧州で、もしインドシナや中国並みに大量の食料があり、すぐに人口が回復したら欧州は栄えたのでしょうか。

人口がアジア並みに増える欧州はそれなりに栄えたが、人類は今も蒸気機関を発明していない可能性が高いと考えます。

中国では「人類○大発明」が多くあるが、発明したのはどれも数千年前で、中国統一前の混乱期でした。


この頃の中国奥地はやはり食糧生産が限られていて、機械や道具によって生産を増やそうとしていました。

まず動機があって発明がなされるので、歴史を塗り替えるような発明は人口減少期に誕生します。

人口減少にはもう一つの効果があり、将来人口が増える余地が大きくなるという点です。


人口ボーナスという経済用語があり、何の努力もしなくても人口が増えている国では、人口増加率の2倍くらいは経済成長率が底上げされます。

例えばアメリカの人口増加率は1%なので、アメリカは何もしなくても必ず2%成長する事になっています。

逆に考えると日本は人口のマイナスボーナスで、年0.4%くらいマイナス成長してます。


じゅうたん爆撃による人口減少は、後の高度経済成長を引き起こした

引用:http://network2010.org/contents/files/archive/nagoya400/05_archive_sengo_04.jpg

人口減少以後の日本

日本の国土の85%は山か離島で人が住めず、平地の90%は農地や道路や施設で利用され、せいぜい国土面積の2%以下しか住居に使用できません。

だから早く人口が頭打ちになったのだが、人口減少期の後にはより高度な社会に変化して人口が増えています。

産業革命もそうだし、第一次第二次大戦、明治維新や戦国時代、鎌倉時代、縄文末期も人口減少の後で大きく発展しました。


こうなる理由は科学の発展のほかに、人口が減少したこと自体にあり、欧州では人口が減少しても土地やお金が減らなかったので、一人当たりで豊かになりました。

金余りが起きたわけで、余ったお金は投資に回されて大航海時代や科学の発展をもたらしました。

鉄砲などの兵器も兵士の数が減少したのを補う為に進歩し、軍事的にも強大になり世界支配を強めていきました。


実はペスト以前の欧州はアジアにもアラブにも劣勢で、「ローマ帝国」が世界最大になったのはもっと後の事でした。

人口減少を社会システムや科学の高度化で補うというイベントを乗り越えて、初めて欧州は先進地域になりました。

このように人口減少は産業革命や明治維新のような、社会の高度化のチャンスでもあります。

http://www.thutmosev.com/archives/69334561.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/821.html#c4

   

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