14. 2022年4月15日 12:16:28 : XZzP3eqNSQ : Sy5od2lGNDFBVGM=[1]
五木寛之の小説に『戒厳令の夜』っていうのがあって、これはサンカのシノガラの存在(サンカが一般社会に溶け込んだ後に作ったとされる秘密結社的な組織で作家の三角寛が言い出した話だから、信憑性はイマイチ)をベースに失われた名画と、チリのピノチェトのクーデターを絡めた話で、正直、かけ離れた要素を突っ込みすぎで、小説としてはちょっと、まとまりがないような気がしたが、一つだけ驚いたことは当時のNHKとかの報道なんだよね。
ラジオのニュース番組が言うのだったかな?小説に出て来る話だから、本当にそんな報道だったかどうかはわからないんだが、選挙で選ばれた初めての社会主義者の大統領、アジェンデが右翼軍人のピノチェトにクーデターで殺された、そのことをある程度、背景まで解ってるみたいな批判的な報道してた。
今だとクーデターではなく、「カラー革命」とか「アラブの春」になるわけだが、当時は日本のマスコミも今よりも独立性があって忖度なく報道してたのかなって思うとちょっと、新鮮だったよ。w
http://www.asyura2.com/19/warb23/msg/628.html#c14