218. 2022年5月08日 04:57:02 : Sk3JlgRRHU : SWlXU04yUTFlY0E=[1]
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今のウクライナ戦争との関連で言えば、1932〜33年の「ホロドモール」を忘れることはできない。工業化するには資金が要る。小麦を輸出することでその金を獲得する。そこで、スターリンは穀倉地帯のウクライナから小麦を取り上げ、輸出して外貨を稼いだ。そのため、数百万人が餓死したという。これがホロドモールであり、ウクライナ語で「ホロド」は「飢え」を、「モール」は死を意味する。
その実態は、映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』(2019年)に描かれている。
ウクライナは、2006年に「ホロドモールはジェノサイド」とする法律を制定したが、今もウクライナ人が忘れない悲劇である。
しかし、プーチンは、スターリンが工業化を進め、軍備を充実させたことがナチスとの戦いを勝利に導いたと判断しており、その功績を前にすれば、数百万人のウクライナ人の餓死など問題ではないと考えている。だから、スターリン批判を禁止するのである。
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舛添 要一:国際政治学者
『誰も信じぬ「ゼレンスキー政権=ナチス説」を主張する露の不正義』(2)
http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/391.html#c218