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[近代史4] 安井章のアンプ _ いくら音が良くても日本人が設計したアンプは売れない 中川隆
6. 2022年6月15日 14:14:50 : XnEFT48qKI : SWI4NmlPeThSMEE=[1]

「音楽&オーディオ」の小部屋
「安井式プリアンプ」にまつわるお話
2022年06月15日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a1da1007746f008a24a7ad0e29a87690


前回のブログ「我が家のベストサウンド」で「安井式プリアンプ」を取り上げたところ、さっそくメル友のMさん(関西)からお問い合わせがあった。(無断掲載お許しください)

「度々登場する安井式(惜しくも一昨年永眠されてしまいましたね!)プリアンプの件で教えてください。
このプリアンプはCR型イコライザー搭載6球プリアンプと題されたものでしょうか? このフラットアンプ部分だけでしょうか?

掲載は、無線と実験の2001年1月号でしょうか?
○○さんのお気に入りのプリアンプなので、真似したいです。
出来ましたら、内部の写真なども参考にさせていただきたいのです。MJ誌のコピーでなく電源部がかなりこだわって造り込んでいるのではと想像しております。では、よろしくお願いいたします。」

そこで、さっそく「安井式プリアンプ」の製作者Mさん(大分市)に問い合わせてみた。

「はい、確かに参考にしたのは無線と実験の2001年1月号です。まだ持ってますよ。あまりにも素晴らしい音質だったので、今でも愛用しています。あなたにお譲りしたのは(レコード再生部分を除いた)フラットアンプ部分だけを製作したうえで電源部の補強などをしています。

あれは、たしか退職する直前でしたか東京出張の機会があったので安井さんのご自宅に一度お伺いしたことがあります。とても清貧な佇まいでしたが、実に気さくな方で2時間ほど懇切丁寧に応対していただきました。

さすがにアンプ製作者だけあってとても几帳面で緻密な方という印象を受けましたよ。当時の記事の中に、ご訪問を受け付けますとあったので、ダメ元で日程調整のメールを出したところ、意外にもOKの返事がありました。90歳で永眠されましたね。残念です」

で、この件を踏まえてMさん(関西)に送信したところ次のメールが入ってきた。

「安井氏にお会いできたとは良かったですね!安井氏はノウハウを個人がメールしても包み隠さず答えていただいた方でした。」

「安井式プリアンプ」については、半年ほど前にもどなたかからメールで「製作依頼してもらえないでしょうか」と、問い合わせがあったばかり。

どうやらいまだに人気衰えずといったところだが、たしかに我が家のプリアンプ3台のうちでも図抜けた存在で、つい最近手に入れた真空管「13D3」(英国BRIMAR=STC)を「12AU7」(2本)と入れ替えたところ、さらに音に磨きがかかってまったく不満のない状態が続いている。

お人柄がアンプの音質に反映されているのかな(笑)。

で、Mさん(関西)のご要望に応えてプリアンプ内部の写真は次のとおりです。

電源部の補強、さらには絶縁度の向上を図るため「マイカコンデンサー」をパラっており、ボリュームは「東京光音」製に変更しています。

それにしても、真空管アンプの製作者はどちらかといえば細かいノウハウを秘密にしたがる方が多いように見受けられる。

まあ、営業上の秘密ということで「墓場まで持っていく」ということなら仕方がないが、別に商売をしていない方なら気軽にオープンして関係者を喜ばせてあげればいいのにと思ってしまうが「ノウハウなんて簡単に喋ったり文章化できるものではない」というのが本質でしょうかね(笑)。

「肝心なことは目に見えないんだよ!」(「星の王子さま」サン=テグジュベリ)

最後に、遅ればせながらこの機会を通じて真空管オーディオの発展に寄与された「安井」氏のご冥福を心から祈ります。私も貴重な遺産に恵まれて大助かりです。

合掌

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/a1da1007746f008a24a7ad0e29a87690

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