2. 2019年5月11日 23:47:17 : KJaPldDwpY : SUNIaEpQU0g5YUE=[1]
交渉はまとまらないだろうと予想していたが、今となっては、トランプ氏もそのような心づもりであったかも知れないと思ったりもする。
彼の強弁、関税は中国が払い、国庫の収入となる、この言説を聞くと、とりあえず、選挙モードに突入する時期にやってくる、一部政府機関の閉鎖は避けられたとの安堵の気持に微笑を禁じ得ない。
彼の硬直した交渉姿勢も理解しやすい。
米中の貿易収支のアンバランスについては、皮肉な見方をすれば、USはいくらでもドルを印刷できるので、このシステムが持続可能な限り、さしたる問題ではなかろう。
ドルをいくらでも印刷できるシステムに寄生する者が経済力をつけ、独自のシマを拡大し、USの代紋から独立可能になっている、この状況を阻止するのが交渉の狙いではあるが、時は既に遅しであって、USの思い通りにはいかない。
米中を横目にロシアはせっせと金の所有を増やしている。決済手段としてのドルが維持できなければ、輪転機の回転は遅くならざるを得ない。
この先にみえてくるのは、米中経済交渉にあっては、ドルの信認をにらみつつの交渉になるのだろう。
中国は対外投資の拡大を目指し、元高へ向かう可能性がある。