25. 岩宿[175] iuKPaA 2024年8月08日 08:16:09 : Kl6o1z5RFA : SS9venl1VVBENlU=[1]
日本国債の金利を低下させるために、日銀が国債を償還までに受け取れる利子の全額まで含めた値段で、その国債を購入した。国債を持っている金融機関は、国債の売却で、本来の利益を実現したのだから。むしろ助かっただろう。金融危機とは無縁の政策の断行で日本経済は復活したかのように見えた。
異常な手段で低金利を実現させて、低金利は民間金利にも適用されることになった。民間の金融市場で異常な低金利環境が実現した。
低金利マネーは日本国の内外の資産の値上がりに寄与して、民間の債務を増やした。債務が増えているときはマネーは市場に滞留する。滞留するマネーがなくなるときはこの債務が返済される時だ。この時期はいずれ来る。来れば、いままでのバブルの崩壊が実現するから、企業の利益の減少と、株価や地価の歯止めのない下落、リストラ、失業、貸付金の貸しはがし、貸し倒れ、きりがないほどのいやな連鎖となる。
こうなるとますます税収不足になる。政府は日銀に国債を引き受けてもらうしか手がなくなる。これが税制破綻だ。日銀が引き受ける国債の額が少ないほど、財政破綻は軽傷でおさまる。
そのためには最初から国債を日銀が引き受けて政府が国債を管理したほうが良い。マネーのゼロサムゲームが経済の本質だから、これ以外に方法はなかった。
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/437.html#c25