69. 前河[8280] kU@JzQ 2023年8月30日 23:56:18 : FsPDG1tRjg : SmdBbGxVWEh3MUk=[1]
楽老さん、説明をありがとうございました。
>原発コストについては一切、実コストを出さず、計画コストで議論する。これと同様、年間上限22兆ベクレルも、杜撰極まりない東電の想定です。比較するなら、同じ土俵でなければならないと思います。
なるほど、これはよく分かりました。前提や基準が違うという話。
まあ、日本の政権などがよくやる「まやかし」というヤツ。
しかし、全体像はどうもよくわからない。一旦、中国のワアワアやっている制裁措置は置いとくとして、
私が最大に知りたいのは、(話の肝・ポイント)
●日本の流す汚染水が他国に比べてより危険なのかどうか?
原子力に詳しい楽老さんもさすがにこれはわからないと?(もっともこれは、世界中の科学者がわからないのか?)
●トチリウムはどのくらい危険なのか?
●トリチウムは、世界中で放流しているというが、そもそも、それは大丈夫なのか? 世界の認識が間違っているという事はないのか?
の三点かな。
そして、日本の汚染水の注目点(注意点)は、やはり、
>燃料棒あるいは溶け落ちたデブリに直接触れた汚染水は日本を除いてどこの国も海に投棄していないと云う事です。
これが、やはり肝のような気はする。ハッキリとはわからないが。
▲参考資料
以下経産省の説明 ↓
>「ALPS処理水」を海洋放出するにあたり、放出するトリチウムの年間の総量は、事故前の福島第一原発の放出管理値(年間22兆Bq)を下回る水準とする方針です。
>トリチウムは、国内外の原発・再処理施設においても発生しており、各国の法令を遵守した上で、液体廃棄物として海洋や河川等へ、また、換気等にともない大気中へ排出されています。
>「ALPS処理水」の処分時に放出するトリチウムの年間総量22兆Bq未満という量は、海外の多くの原子力発電所等からの放出量と比べても低い水準です。
>トリチウムは国内外の原子力施設でも、国や地域ごとの法令を遵守したうえで、液体廃棄物として海洋や河川などに放出されています。
経産省による世界のトリチウム放出量 ↓
英 セラフィールド 180兆ベクレル(2020年)
仏 ラ・アーグ 1京ベクレル (2021年)
カナダ ブルースAB 1190兆ベクレル(2021年)
米 ディアブロキャニオン 40兆ベクレル(2021年)
中国 寧徳 102兆ベクレル(2021年)
韓国 古里 49兆ベクレル(2021年)
日本 福島第一 22兆ベクレル(2021年)
トリチウムの安全性? ↓
>一方で水や大気に混じって体内に入った場合の内部被ばくによる影響を考えてみると、放射線はDNAに損傷を与えますが、細胞にはそれを修復する仕組みが備わっています。
>紫外線などもDNAに損傷を与えますが、大半はすぐに修復されます。放射線による損傷がわずかであれば、これらと変わりません。
>トリチウムは大部分が水の状態で存在し、水と同じように排出され、体内で蓄積・濃縮されないことが確認されています。体内に入ったトリチウムは10日程度で半分が体外に排出されます。
>タンパク質などの有機物に結合して体内に取り込まれたトリチウム(有機結合型トリチウム)でも、多くは40日程度で体外に排出されます(一部は排出されるまで1年程度かかります)。
資料ここまで。
しかし、こんなものをいくら読んでも安全かどうかはわからない。放射性物質がトリチウムにあり、その多くも海に放出されているのだろうか?
それらの安全性は把握されているのだろうか?
トリチウムだけが危険なのだろうか?
私がこれらのデータを載せた理由は、トリチウムや汚染水の安全性を言いたい訳ではなく、これを見ても尚且つ安全性に不安があり安心できないという事。
よくあちこちの資料で、「自然界に存在している放射線量」を基準とされるが、そもそも、それも米などの核実験で地球が汚染された後の数値だという科学者もいる。
本当の意味での自然界の放射線量ではなく、核実験のせいで数値が上がってしまっていると。
核実験で数値が上がったものを基準としていたとすれば、かなり危険な前提になってないか?
人間はそもそも前提条件をしっかりチェックするという視点に弱い所があるように思う。(相対論ばかり言う人が多い)
ので、人間の科学には常に心配な点が残ってしまう。都合の良いように解釈しているのではないか?と。
わからない事だらけだ。原子力発電、放射能、汚染水については、テレビでもゴールデンタイムで、3時間くらいの特番を組むべきではないか?
大事を大した事ではないと過小評価すると、後でツケが回ってくるゾ。