12. 2019年8月18日 09:22:53 : a5CVCnPZWE : SG40UzVJOVdJbUU=[1]
興味深い内容だった。貴重な資料をよく見つけたと思う。
一番の衝撃は事件の一週間前に、当事者でない海軍側が事件の首謀者、殺害予定者等の計画の詳細を把握していた事実。
ただ、海軍が知っていたとするならば、実行者を出した陸軍側も当然、計画を知っていたはずだとの推論が成り立つ。
陸軍側が計画を知っていて、2・26事件を起こさせたとすれば、怖い。
海軍は知っていたから、暗殺対象だった海軍出身の首相の岡田啓介を救えたのか(身代わりで義弟が殺害された)とも考えた。
海軍が計画を知らず、陸軍だけが知っていたのならば、義憤にかられた青年将校たちを利用して首相殺害を暗黙で了承していたことになる。だとしたら、これはある意味、立派な陸軍のクーデター。
ダルマの高橋(大蔵大臣)は殺されてもいいと陸、海の軍部は了解していたのか?
侍従長の鈴木貫太郎(海軍出身)は辛うじて生き残ったが、多数の銃弾を浴びた。海軍は鈴木に危険だというシグナルを送っていなかったのか? 鈴木が死んでいたら、終戦(敗戦)に向けて首相としての彼の働きはなかった。
番組でも最後にナレーションが流れたが、2・26事件を契機に軍部の力は増大し、戦争への道を日本は歩んでいった。
武力を持つ者は強い。
彼らが行動を起こした2・26事件を目の当たりにし、恐怖心から政治家はモノを言えなくなった。当時の陸海軍の士官クラスは当時の俊才、俊英が集っていたとされ(馬鹿な決定を数えられないくらいしたが…)、いまの自衛隊に比べれば、桁違いのエリート集団だが、武力を持つ者は怖い。
資料をしっかりと残した昔に比べ、改ざん、破棄、隠ぺいが当たり前になってしまったいまの官僚連中の愚行にあきれ、嘆くとともに、馬鹿どもに武力を持たせることの怖さをあらためて実感した次第。
自衛隊、馬鹿なことをするなよ!! いや、いまの時代はヒトラー気取りの馬鹿な政治家と志を捨てた官僚に自衛隊はただ利用されているだけかもしれないが。
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