146. 2021年11月09日 16:34:36 : FrjKXbw0n2 : SExySWNySWEyS28=[1]
>>133
前河さん、長文失礼します。
MMTには金融引き締めと徴税というインフレ抑制のブレーキが必要ですが、それだけでは足りないと考えています。もう一つの重要なブレーキは人です。一度外れた箍(たが)により、一方向にどっと流れるのは日本の良いところでもあり悪いところでもあると思います。その時々にどんなに「正しい」と確信しても、結果がどうなるか、未来は誰にもわからない、だからこそ反対意見を蔑ろにしてはいけない、特に政治家はいつもそのように戒めるべきだと思います。イケイケ派、慎重派、反対派がバランスしてはじめて物事はうまくいくのかもしれません。
しかしこの30年は財政出動に対して慎重派と反対派が大勢を占め、抑制する方向にどっと流れていました。何でも安く買えるので、デフレの世の中のままのほうがいいと考える時期もあったかもしれません。海外から見れば日本のこの30年は足ふみ状態で休憩していたに等しく、国際競争力は相対的にどんどん低下し、気が付けば中国にも抜かれ、給料は韓国にも抜かれ、さらに衰退が加速するという危機的状況に陥りました。ゆでガエルのような日本人たちもこのままではだめだとようやく気付き始め、デフレ脱却という旗印に、イケイケ派、積極財政派がどんどん増えてきました。それがアベノミクスという形でっ大企業と富裕層だけをさらに肥えさせたという悲劇。この間違いを正そうとしたのが山本太郎だと思います。アベノミクス第2の矢までは放たれましたが規模が小さく、トリクルダウンなど起きるはずもなく、庶民は以前と変わらず貧しいまま。この行き詰まり感、閉塞感を一気にバーンと突き破ってしまうパワーのある勢力が今こそ必要で、それがれいわ新選組だと思っています。彼らはイケイケ派ですが、彼らに対するブレーキも必要です。楽老さんのような懐疑的な人が一定数いる以上、ブレーキは必ずかかります。MMTという今までとは真逆の考え方がスタンダードになるためにはまだまだ時間がかかると思います。アメリカはコロナを機にMMTに舵を切り、2年で1000兆円にせまる国債を発行、供給力の低下によるスタグフレーションが起こり始めている現在、今後どうなるかは当のアメリカですらわかりません。世界の経済は一気に崩壊に向かう可能性もゼロではないと思います。日本としては様子を見ながら大丈夫だと確信しながらも、慎重にすすめるのがいいと思います。
>成長戦略に失敗しているから私は過去の経済政策は大失敗だと思います。
全く同感です。予算があってもどこにどのように使うか、それが今後ますます問われますね。例えば小さなことですがアベノマスク、何の役にも立たないまま倉庫で保管料までかかっているという、お金を活かせずドブに捨てたも同然ですね。こんなことばかりしていたら、MMTでいくら予算を捻出できても誰も助からないまま、格差がさらに開いたり、インフレで物価だけ上昇して今以上に悲劇的な状況になってしまったり。MMTで一番懸念されることは、それを一部の勢力に悪用されることだと思います。やはり財政法の改正も含め何らかの新たな箍となる法的整備をすること、そして何よりもちゃんとした政治家を選ぶことが今後ますます重要になってくると思います。
http://www.asyura2.com/21/senkyo284/msg/120.html#c146