14. 2019年9月17日 18:34:00 : PqisnBmf8Q : RWxQWFJhSkZJMkk=[1]
トリチウム水の生体への影響については,マウスを使った実験が行われている。
「2.トリチウムの生体影響評価」馬田敏幸,笹谷めぐみ,立花章(2012年)
http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2012_03/jspf2012_03-190.pdf
マウスにトリチウム水を生涯にわたって飲水投与し続けた実験の結果
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線量率 マウスの数 平均寿命(日) 発がんしたマウスの個体数(%)
(mGy/day)
非投与 120 811 59(48%)
0.2 55 790 27(49%)
0.9 58 758 45(78%)
3.6 120 804 26(46%)
10 53 622 4(83%) (*)
24 60 481 42(70%)
48 60 414 42(70%)
96 38 259 32(84%)
240 45 165 34(76%)
(*)は計算が合わないので誤植(44匹の間違いか?)と思われる。
この実験結果は,照射した線量に応じてがん発生の割合が上がっている。
そうなる理由は分からないが,その結果は明白である。
─── 理由として考えなきゃいけないこととして、
電気陰性度は,ポーリング値で,O:3.44.,H:2.20,T:0.98 で,
H と T ではだいぶ異なる。
通常,DNAにおける水素結合 ーH…O= は程よい強さの結合となり,
DNAにおけるらせん構造や,半保存的複製の根拠になっていると考えられる。
もしこれが,ーT…O= に替わると,T と O の電気陰性度差は 2.46 であり,
これは水素結合より強いイオン結合に近いものになってしまうのではないか。
そうなった場合、DNAのらせん構造や半保存的複製などのはたらきが果たして
維持できるだろうか。
そして,何よりもトリチウムTはベータ線を出して壊変する。keVのオーダー
ではあるが,DNA構造内の至近距離から放出されると、DNAを直接損傷する
恐れがある。
橋下さんが、「今までも、今も、これから先も健康への影響はありません」と
口約してくれることに何の意味があるか。
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/893.html#c14