9. 2022年7月04日 01:11:31 : CFa8LfSHtc : RWFZOGRqaGI5R3M=[1]
前身の社会党から急速に力を失ったのは、
労組政党・組合政党であったことが大きく影響していて、
これは、その後の民主党系にも言える。
結局、日本において労組政党というのは、
総評、同盟、連合という企業内組合の元締めからソッポを向かれて
しまえば選挙を戦う戦闘員が激減してしまい、
逆に支配層側は労組の元締めを手懐ければ
労組政党を弱らせることが簡単にできてしまう構図内にある。
また労組というのは、いわば正規軍組織のような構造でもあり、
正規軍の弱さと同じく、上層部が降伏すれば、
末端までが相手の軍門に下るという事態が起きやすい。
企業がグローバル資本へと脱皮する中で、
労組の主義思想も新自由主義的・経済右翼的となり、
社会党系・民主党系の苦戦状況が続くことは、まさにその実例だろう。
この点で公明党や共産党がしぶといのは、職場単位の正規軍戦よりも
地域に根差したゲリラ戦に重点を置いていることにある。
今の流れを挽回するには、労組政党から脱皮し地域戦に足場を移すか、
主義思想が財界自民党と一体となってしまった労組の再構築しかないだろう。