46. 2020年7月16日 09:57:42 : FXcVDXDpX6 : RVljR0FMajVwY28=[1]
新型コロナの集団免疫を目指すスエーデン、65歳以上は感染しても無理な治療はしません。日本でも高齢者の肺炎を治療しない指針を日本医師会は出している。
世界的には高齢者の延命治療は「医療虐待」と捉えるようになっています。
例えば免疫の低下した80代の老人がインフルエンザに罹ると細菌性の肺炎になるケースが多いのですが、現在の医療では人工呼吸器に繋ぐ様な事はしません。何故なら仮に治癒しても又すぐに肺炎を再発するケースが多いからです。高齢者の肺炎は血中酸素濃度の低下により徐々に意識が失われて静かに亡くなるケースが多い。まさに「大往生」です。
一方で無理やり人工呼吸器につないで高濃度酸素を強制的に投入すると肺組織に負担が掛かり苦しみが増します。強引な高齢者の延命治療を図るケースには相続問題が絡むケースが殆どで、意識の戻る可能性の無い高齢者が大勢人工呼吸器と人工栄養によって延命させられています。
本来人間は生物学的には80歳以上生きる様には出来ていません。免疫系が低下したり、DNAの寿命を司ると言われるテロメアが短くなり消失することで発癌が促されて自然に寿命を迎える。これを現代の医療は強引に引き伸ばしていますが、代償は医療費と年金負担の肥大化。このコストを若い労働者世代が負担する事は限界に来ており、日本は異次元緩和という名目で財政ファイナンスによって凌いでいます。
財政ファイナンスが持続可能かどうかは貨幣論的に現在一番ホットな話題ですが、仮に持続不可能な場合、財政破綻か高率のインフレによって通貨の価値が毀損し、資産の実質的な無価値化によって財政均衡を取り戻します。要は高齢者の預金と年金が無価値化する。
結局「命の選択」問題は高齢者と若者の問題では無く、70代と90代の問題だと気付いている人は意外に少ない。70代の方々は、自分達世代の年金や医療を死守しようとする余り、その上の世代によって医療と年金の破綻の危険性を高めています。団塊の世代は既に逃げられないグループだということを意識して大西氏の発言を見直せば、その意味にも気付く事でしょう。
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