1. 中川隆[-5291] koaQ7Jey 2021年4月25日 06:41:39 : tsLYkqpsAM : RmxSMVpLU2RJcFE=[1]
「私たちがやってることは違法行為ですから、売春です」12万円の高級パパ活契約を断った女子学生を“白スーツの男”が恫喝《証拠音声》
神奈川県警に相談も「被害届受理は難しい」超高級交際クラブの甘いワナ #3
「文春オンライン」特集班2021/04/18
https://bunshun.jp/articles/-/44707
4月11日に報じた高級交際クラブの危険な実態(#1、#2)。告発したのは松岡茉優似の女子学生A子さん(20代)と桐谷美玲似の女子学生B子さん(20代)だ。
2人はそれぞれ、「一晩の“お手当”が100万円は下らない」という超高級交際クラブ「P」の面接を受けた。面接は「交際クラブ業界のトップ」を自称する“白スーツの男”倉科氏、芸能活動を行うX子氏、“大物芸能人の愛人”Y子氏の3人によって行われた。面接で倉科氏は、「君には最低でも30万円は貰える才能があるから僕らで面倒を見て、そのレベルまで持っていく」などと発言。A子さんとB子さんに“交際クラブへの斡旋契約”を持ち掛けた。
その契約とは、倉科氏らが交際クラブに売り込んだり、「ハイレベルな女性」になれるよう指導をするかわりに、年間12万円の会員費と交際クラブから紹介された男性から得た“お手当”の30%を支払え、といったものだった。
さらに倉科氏は、A子さんとも、B子さんとも「講習」と称して性行為に及んでいる。A子さんに至っては「倉科さんとX子さんと3人で肉体関係を結ばされた」と証言している。
彼女たちと同様に、倉科氏らの面接を受けたというのが学生のC子さん(20代)だ。黒髪のロングヘアが印象的な、柴咲コウ似の女性。C子さんは面接の時点で倉科氏らとの契約を怪しく感じ、断ろうとした。
しかしそんなC子さんを倉科氏は恫喝し、無理やり契約を結ばせたという——。
倉科氏は「高圧的で、こちらに拒否する隙を与えない」
C子さんが語る。
「私はX子さんのツイートで超高級交際クラブ『P』の存在を知りました。報酬がかなり高そうだったので興味がわき、2021年2月14日に自分からX子さんにDMを送りました」
2月28日、X子は自分自身について「1時間100万円で登録させてもらってます」と説明している。C子さんは興味をそそられ面接を受けることを決めた
https://bunshun.jp/articles/photo/44707?pn=1
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https://bunshun.jp/articles/photo/44707
話はとんとん拍子に進み、3月5日に横浜にある高級ホテルのロビーで面接を受けることになったC子さん。実は、このホテルはA子さんやB子さんが面接を受けたのと同じホテルだ。この日の面接も倉科氏とX子氏、Y子氏の3人によって行われた。
C子さんは女性の友人を伴って面接に出向いた。だが、「白いスーツを着た倉科さんを一目見て『普通の人ではないかもしれない』と緊張しました」という。
「そこで“高級交際クラブへの斡旋契約”について説明を受けました。倉科さんらに年間12万円を支払って他の交際クラブで実地経験を積めば、一晩100万円がもらえることもある超高級交際クラブ『P』に登録できるというものでした。
交際クラブはたとえ会員同士の間で性行為があっても、『自由恋愛』という体裁なので逮捕されることはないと聞いています。ですが、会員費を支払って倉科さんたちの斡旋で“パパ活”をすると逮捕されてしまうんじゃないかと不安になりました」
そんなC子さんの不安をよそに、面接はどんどん進んでいった。
「話は最初から契約することを前提に進んでいて、『3月11日には講習を受けてもらう』『その後はY子と交際クラブに登録をしに行く』など、予定が勝手に決められていきました。倉科さんは高圧的で、こちらに拒否する隙を与えないんです。話が進むにつれ、どんどん怖くなっていきました」
Y子氏(本人のインスタグラムより)
身の危険を感じたC子さんは、面接での会話を携帯電話で録音し始めた。音声を確認すると、こんなやり取りが記録されていた。
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倉科氏からの恫喝「名誉毀損だよ。弁護士に電話しろ!」
倉科氏 「事務手数料払える?」(※音声ママ、以下同)
C子さん 「手数料ってのは?」
C子さんの友人 「最初の1万円? 今ですか?」
倉科氏 「今です。下ろしにいってもらうんですけど。1年間毎月1万円の事務手数料もらいますよねっての覚えてます? 彼女(Y子氏)が営業したりとか事務所回りするのに、それを1年間ずっとやっていくので事務手数料が必要ですよっていう。それが1年間で12万円かかるのがそれで大丈夫なの? っていう」
C子さん 「帰りの交通費が……(現金1万円を出す)」
倉科氏 「いやこれだとちょっと違うんすよね」
C子さん 「ほんとですか、じゃあちょっと考えます」
C子さんが躊躇すると、倉科氏が食い下がる。C子さんの不安や恐怖は次第に大きくなっていった。
「とにかくこの場から離れたくて、お金を払えば逃げられるんだったら1万円くらいいいやと思ったんです。ですが最低でも半年分の6万円をその場で支払うように言われて……。さすがに無理だと思って、ちょっと反抗してしまったんです」(C子さん)
C子さん 「違法に反することなので」
倉科氏 「違法に反しない。じゃあ今すぐ110番していいですよ」
C子さん 「何がですか?」
倉科氏 「自分が一応トップでやってるので、そういう風に言われちゃうとさ、久しぶりに言われましたね、そんなこと」
倉科氏 「もう今日、いいんじゃないの。違法行為とか言われてさ。俺はこれで28年間飯食ってるんだよ。逆にちょっと失礼なことだと思うよ。公共の場でこういうこと言うのはさ、名誉毀損だよ。弁護士に電話しろ。失礼だよ」
倉科氏 「別にいいんだけど、うるせえよって思いますけどね、言い方は。『断ります』でいいんじゃないですか? こういう場所で公然なので。公然で名誉毀損してるので、名誉毀損でしょ? じゃあ弁護士転がしますか? どんな形であれ、こっちは仕事中なので。仕事中にそういう風に名誉毀損されるならこっちも考えますから。(一部聞き取れず)うちは警視庁のナンバー2が客にいるんで、そこに相談しながらやってるので、失礼極まりないです」
倉科氏 「電話番号と住所聞いとけよ? ここに書いてもらえ。言いましたよね? 私に向かって違法行為と。してないので弁護士通して書類送ります」
倉科氏 「そちらはそちらで言ってくださいね、弁護士立てても結構ですよ。30万かかりますから成功報酬で50万かかりますから、80万かかりますから。少額訴訟すんのは結構です、やってくださいよ!(バンッと何かを叩く音)失礼にもほどがある!」
倉科氏 「今から一緒に警察行きましょうよ、これが違法行為なら。違法行為じゃない、自分がね、警察に行って作ったシステムなんですよ、16年前に。4年半かかってるんですよ、作るまでに! 6800万使ってる。それをあなたの一言で違法行為にされたら、たまったもんじゃない」
「これは違法行為なのではないか」
当初、そんな不安を吐露したC子さんに対して、自分たちの仕事は違法行為ではないなどと反論していた倉科氏だったが、ヒートアップしてきたからか、こう居直る場面もあった。
倉科氏 「だから最初に言ってることは私たちがやってることは違法行為ですから、売春です。要は売春にならないように創作して資金を提供してもらうためにやる方法を今教えてあげてるだけ」
倉科氏はC子さんにこういった恫喝を15分ほど浴びせ続けた。C子さんは恐怖からその場で泣いてしまったという。
X子氏が「お金を払えば大丈夫だから」と説得
「倉科さんから恫喝されて本当に怖くて……。すると倉科さんが『次の面接の子が来るから移動するように』と言ったので、X子さんに付き添われて別のテーブルに移りました。
X子さんは怒った倉科さんと泣き止まない私に焦ったようで、『私もサポートするから謝ろう』とか『ちゃんと年会費の12万円を払って、謝れば大丈夫だから』と声をかけてくれました。私もとにかくこの場から離れたい思いで、倉科さんの元へ行き『すいませんでした。お金を払います』と謝りました」
その足でホテルの地下のATMで12万円を下ろし、付いてきたX子氏とY子氏に手渡してすぐに帰路についた。
「お金を支払ってしまいましたし、これから倉科さんの下でパパ活をするなら彼に気に入られないといけないと思いました。それでLINEで《真剣にやるのでよろしくお願いします》と送ったんです」
しかし、「また倉科さんに怒鳴られたらどうしよう」「講習で酷いことをされるかもしれない」「この先、逮捕されることがあるのではないか」という不安が次第に大きくなっていった。そこで友人に相談したところ、翌日、その友人がX子氏にLINEで、契約破棄と返金を求めるメッセージを送ってくれたのだという。
《精神面が崩れとても話したり外に出られる状況下ではなく、怯えておりクラブを辞退したいとのこでした》
《男性の方が一名いるとお聞きしました その方を怒らせてしまい罵声を浴びせられ、社会人としてなっていない自分が悪かったと言っていました》
《警察や弁護士の方を出すと言われ今後もそういうことがある可能性が高くと聞いて精神面が崩れ病院に行っております》
3月6日、C子さんの友人がX子氏に送ったLINEメッセージ
https://bunshun.jp/articles/photo/44707?pn=3
「X子さんからは《わかりました》と返信があり、3月9日にY子の名前で11万円が私の口座に振り込まれました。でも支払った額には1万円足りません。ですので3月14日にX子さんにその旨を伝えると《それは確かにおかしいので私から1万円返しますね》とLINE Payで1万円が送金されました」
友人からは警察署へも通報した方がいいとアドバイスを受けた。
「すぐに神奈川県警に電話をしました。詳しく話を聞くからと言われ、3月11日に戸部警察署へ行きました。当日は強行犯係の刑事さんが担当についてくださったので、12万円を払わされたことを話し、録音テープを提出し、恐喝ではないかと訴えました。
ですが、刑事さんから『現状では被害届を出すことは難しい』と言われてしまったんです。恫喝されているところや、お金を下ろしている姿などが防犯カメラに映っているはずですとも伝えたのですが、『確認をしておきます』と言われ、それ以降、警察からの連絡はありません」
C子さんはいまだに面接で受けた恐怖を思い出すという。
「お金は返ってきましたが、倉科さんから恫喝された時は本当に怖くて、今でも思い出してしまいます。甘い話に乗ってしまった自分にも落ち度がありますが、あのやり方は酷すぎます。本当に怖かった……」
「捜査義務が発生するため有耶無耶にするケースも」
アトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士は、倉科氏のこれらの行為について「恐喝罪に当たる可能性がある」との見解を示した。
「女性に対して『失礼だ』などと怒りを示し、実際に年会費の12万円を支払わなければ、その場を去ることができない構図を作り出していることは、恐喝罪に当たる可能性があります。有罪の場合は10年以下の懲役です。また、これら一度受け取った金額を返金した場合でも、すでに犯罪が成立しているので返金は関係ありません。
また、警察は告訴を受理してしまうと捜査義務が発生しますので、捜査しておきますなどといって有耶無耶にするというのはよくあるケースです。C子さんの相談も、事件性がないと判断されたというよりは、そういった事情から受理されなかった可能性が高い」
これらの行為について事実確認のため、倉科氏やX子氏、Y子氏に接触を試みた。
3月31日15時頃、まず倉科氏にLINEで電話をかけたが反応はなし。そこで交際クラブ斡旋契約やそれに伴って性的な講習を行ったか、超高級交際クラブ「P」は本当に存在するのか、C子さんへの脅迫行為などについて、質問をLINEで送った。
すると3月31日15時44分に倉科氏から着信があったのだ。
倉科氏が記者に語ったことは……
「ちゃんとした取材もせずにいきなり質問を送ってくるのは失礼でしょ? 私は警察にも相談しながらこの仕事をやっているんです!」
倉科氏は記者が送った質問について、こうまくしたてた。
「被害者がいるというのであれば、裁判を起こせばいいでしょう。そもそもこっちで被害者としてクレームが来ている人は9人で、全て返金は完了しております。僕は正々堂々やっているから、『FRIDAY』の取材も受けている。文春の●●さん(名前を挙げたが該当する人物はいなかった)も知っている。こんな失礼な取材ないぞ! 告発している女性たちについてもっとちゃんと調べろ!」
倉科氏の主張は「告発している女性たちは信用ならず、自分をハメようとしているのだ」というものだった。会って詳しく話を聞きたいと言うと、こう答えた。
「会わないなんて言ってないだろ、ちゃんと調べた上で取材してくれれば会うって言ってるだろ。忙しいから夜の12時過ぎなら(電話に出る)」
倉科氏はそう言うと電話を切った。その言葉通り、深夜12時過ぎに再度電話をしたが、倉科氏が対応することはなく、その後も何度か電話をかけたがすぐに切られてしまった。
その後、4月1日に倉科氏からLINEでメッセージが送られてきた。
3月31日に倉科氏へ送った質問への返答
https://bunshun.jp/articles/photo/44707?pn=4
《ご返答 取材は、受けません。今一度、質問事項確認して下さい 初歩的ミスもあり、弁護士と相談した結果、情報提供者及び、記者に、内容証明送付いたします》
《今後は、弁護士と、お話してください 内容証明に、弁護士事務所記載されます。また、情報提供者による、第三者の恐喝、脅迫認定しましたのを、お伝えいたします》
Y子氏からは、4月1日に《倉科さんの方に問合せして下さい》とだけ、LINEで返信があった。しかしその後、期日までに倉科氏から内容証明付き文書が送られてくることはなく、連絡も取れなかった。
文春オンラインでは4月11日、A子さんとB子さんの告発記事「“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ」(#1、#2)を公開。すると倉科氏から編集部へ電話があった。そこでは約40分にわたり、このような主張を展開したのだ。
「告発している女性に『虚偽通報』をされた」
「そちらに告発している方たちは信用ができない。私たちに嫌がらせをしていた人たちですからね。ちょうど1カ月くらい前、横浜のビジネスホテル(※A子さんやB子さんに講習を行ったホテル)の一室でX子さんやY子さんと打ち合わせをしていたら、いきなり警察が流れ込んできたことがあったんです。警察は私たちに『ここで売春しているという通報があった』と言っていました。でも私たちはみんな服を着ていたし、売春なんてやっていない。そう説明すると警察は『虚偽通報ですね』と言って帰っていきましたよ。この虚偽通報をしたのが、今回告発をしている女性たちのなかにいる」
倉科氏によると、ホテルの外では見知らぬ外国人女性が「ここで売春してる!」と叫んでいたのだという。
「その日に夜にLINEが来まして。《今日、通報したのも騒いだ女性も私ですと。エージェントから外国人女性を雇って私がやったんです》ってあったんです。このLINEを送ってきたのが、今回文春に告発している女性です」(倉科氏)
しかしA子さんやB子さん、C子さんに確認したところ、警察に通報した事実はないという。また、倉科氏はC子さんとのトラブルについてはこうも主張した。
超高級交際クラブ「P」のTwitterアカウント(※現在は削除済み)
https://bunshun.jp/articles/photo/44707?pn=5
「文春に告発をしているという3人のうち1人からはすごい暴言を吐かれたことがありましてね。面接で交際クラブへ紹介するにあたっては『事務手数料をもらいますよ』と説明をすると、(C子さんが)その場にいる人が振り返るほど大きな声で、『詐欺だ!』と叫んだんです。その場では1人の男性がジッとこちらを見ていた。あれは文春の記者でしょ? あれは私をハメるためにわざとやったんだと思う」
その当時のやりとりについては、上述した通り、録音テープに残っている。確かに倉科氏はC子さんの発言に激怒している。しかしC子さんは常識的な声量と落ち着いた口調で「違法に反することなので」と発言しており、大声で叫んでいる様子は確認できなかった。
“性的な講習”は希望する方にやっている
このほかにも“性的な講習”については「希望した方にやっていることで、全員にはやってませんよ。男性に高額のギャラを交渉するために、本番と同じシチュエーションで訓練する必要がある」などと語った。
「僕のところで動いている人間は通常の20倍は稼いでる。そのノウハウを提供するのが仕事なんです。食事中のTPOから衣装のことなどから全部教えます。ティーチングっていうんですかね。講習もそれの一環です。
X子さんはランチで1回500万円は稼いでいます。本人に聞いてもらって結構です。超高級交際クラブ『P』はそのくらい払える男性だけを僕が選別して集めたサークル。X子さんにもそういう男性を紹介したわけです。2人は今も付き合っているはずですよ」(倉科氏)
倉科氏は反論する中で、X子氏についてこう自信たっぷりに述べていた。
だが実際には、X子氏が所属する芸能事務所の担当者からは「うちのX子も被害者なんです」と記者へ連絡があったのだ。
「止めたかったが、倉科氏が怖くて止められなかったようです。本人が事情を話すと言っています」
倉科氏の“右腕”だと思われたX子氏。取材班はさっそくX子氏に話を聞いた。(#3に続く)
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/609.html#c1