http://www.asyura2.com/acat/r/rf/rfz/RFZZVDZ1ZWY0ZkE=/100000.html
68. 2020年8月16日 05:04:15 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[1]
>>67
中国歴史の研究者は中国ではなく支那を使っているよ
http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/609.html#c68
1. 中川隆[-11832] koaQ7Jey 2020年8月16日 07:53:38 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[2]
ALTECの名器「A7」
ハイファイ堂メールマガジン第801号 京都商品部
https://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/190607/index.html
京都商品部の八木です。
今回のメルマガではALTECの名器「A7」について触れてみたいと思います。
マニアの方には説明なんて必要ないとは思われるALTECの代表的なスピーカーですが、「A7」とは1954年にALTECより発売された、「ボイスオブザシアター」と名付けられた劇場用スピーカーシステムの一つです。
他にも「A1」〜「A10」までラインナップがあります。(下写真では左上からA2,A4,左下からA5,A8,A72種のラインナップです/1975年カタログより)
側面に「Voice of the Theatre」とステッカーの貼られている事が多いのですが、「シアター」のスペルが「Theater」ではなく、実は「Theatre」だと気付いたのは割と最近でした。
下写真左:「オーディオの足跡」より
https://audio-heritage.jp/ALTEC/speaker/a7.html
下写真右:「LansingHeritage」より
http://www.lansingheritage.org/html/altec/catalogs/1975-pro.htm
「A7」は1954年の発売から、最終的には1996年頃まで販売されていたような超長寿なスピーカーです。(2005年に復刻モデルも発売されています)
さすがにそれだけの長寿モデルになると時代に合わせ幾度かの仕様変更があるのですが、その中でもオーディオ全盛期でもある1970年代に販売されていた「A7-500-8」について僕なりに調べ、推測したことを報告させていただきたいと思います。
まず「A7-500-8」は1970年〜1977年まで販売されていたモデルで、名前の由来かどうかはわかりませんが、500㎐のクロスオーバーを持つ8Ωのシステムです。
「A7-500-8」ではまずホーンの「511B」、ネットワークの「N501-8A」は基本構成の一つになります。
他のウーファー・ドライバー・エンクロージャは年式により違いはありますが、このホーンとネットワークだけは「A7-500-8」では基本のパーツとなります。
続いてはウーファーです。
2種類あり、最初は「416-8A」、次は「416-8B」になるようです。
1975年のどこかで仕様変更されたようです。
上が「416-8A」、下が「416-8B」です。
正面からはガスケットの種類や太さが、裏側からはフレームやマグネットの部分に違いがみられます。
もちろんサウンドも少し違います。
ただ中には上のような「416-8B」のフレームの「416-8A」もあったりします。
おそらく仕様変更寸前のモデルと思われます。
続いてはドライバーの「808-8A」(左下)、「802-8D」(右下)です。
こちらは1973年に変更されているようです。
形はほぼ一緒ですが、「802-8D」になってから年式を追うごとに、型式の入ったステッカーの形や貼る位置が変わっていきます。
また、「808-8A」はシンビオテック・ダイアフラムというエッジがフラットな樹脂製のダイアフラムを採用しており、「802-8D」のダイアフラムの波波としたタンジェンシャルエッジとはエッジの形状も違うため、ここは音質の違いに影響を与える箇所になると思います。
ただ「802-8D」に仕様変更されて間もない初期の頃は、「802-8D」もシンビオテック・ダイアフラムを採用していたようです。
ただALTECのカタログでは、1975年から「802-8E」というドライバーが採用されているという事らしいですが、未だかつて「802-8E」というドライバーには遭遇した事がありません。
また「別冊STEREO SOUND」誌の「The Voice of the Theatre Systemの変遷」の表(*)では、78年までは「802-8D」で表記されていました。
いろいろな推測もあると思いますが、当時の代理店の「エレクトリ」経由では「802-8D」の仕様だったのではないかと考えており、基本的には初期の「808-8A」と、以降の「802-8D」が主な仕様と思います。
参考:LansingHeritageのALTECカタログ1975年/1976年より
http://www.lansingheritage.org/html/altec/catalogs/1975-pro.htm
http://www.lansingheritage.org/html/altec/catalogs/1976-home.htm
(*)別冊STEREO SOUND「オーディオスピーカーの至宝ーオーディオの世界遺産」(p136〜p139)、2010年
最後にエンクロージャーです。
ここはなかなか推測の域を出られない部分になっています。というのも、ALTECのカタログ、STEREO SOUND誌、Web上に散らばっている情報と、入荷してくる「A7」の構成が様々なところで一致する事がなかなか無いためです。
主には「825B」と「828B」の2種にはなってくるのですが、1975年のどこかで仕様変更されたという事だけは確かなようです。
左が「825B」、右が「828B」です。
ほぼ一緒です。
わずかな違いですが、下部のバッフル板のネジの止まり方が違いますが、これも確実な要素ではなかったりします。
ただ左の仕様で「828B」だった事はまだありません。
ちなみに右写真の「Voice of the theatre」のエンブレムは、「828B」の正規輸入のものに貼ってあるものだそうです。
続いては背面です。
ここは大きく違います。
バッフルの上部だけ外れる「825B」と、全部外れる「828B」です。
ネットワークの位置も補強の有無も違います。
基本的には2種とも構造材は米松合板なのですが、「828B」は後期のものになるとパーティクルボードを使用したものになってくるようです。
それから個人的にはですが、リアバッフルの上だけ外れるのは「825」系のエンクロージャーに共通しているのではないかと推測しています。
だいたいこの2種のエンクロージャが「A7-500-8」として入荷してくるのですが、個人的にはもう1種あると考えています。
それがこちら。
個人的には「825A」なのかなと思っています。
背面は「825B」とほぼ同じです。
前面はバスレフ部が3枚仕様になっています。
1966年のカタログではこのエンクロージャの「A7」が掲載されていたので、もしかすると「A7-500-8」の最初期は(1970年はカタログなどの資料がないため推測ですが)このエンクロージャの可能性もあると思います。
続いてそれを関連付けるのがこちら。
1971年のカタログに掲載されていました。
スペック欄に「HF horn within enclosure」とあります。
こんな時期もあったのでしょうか?
個人的には違和感全開です。
でもよく眺めていると、先程紹介した「825A?」が逆さまになって、下二枚の板が外れホーンがついただけのようにも思えます。
そこで、先程紹介した「825A?」の背面に貼ってあった仕様書を見てみると、なんと同じような仕様が掲載されていました。
右上にも「A7-500-8」の型番が見て取れます。
こういったところから考えまして、73年頃までは「825A?」、75年まで「825B」、77年まで「828B」と、3種のエンクロージャがあるのではと推測されると思います。
いかがだったでしょうか?
「A7」の歴史の中の一部である「A7-500-8」ですらこれだけの仕様があるのですから、他の仕様もまだまだ調査が必要です。
またある程度調査できましたら報告させていただきたいと思います。
それではまた!
https://www.hifido.co.jp/merumaga/kyoto_shohin/190607/index.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c1
2. 2020年8月16日 08:17:09 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[3]
ハイファイ堂メールマガジン
https://www.hifido.co.jp/merumaga/nihon/070525/index.html
今回はALTEC A7です。
最近はALTEC A7、A5の入荷が多く、常に充実していました。それぞれユニット、箱の違いによって個体差があるので同じA7でも音が違って面白いです☆
フロントのネット部分は外れます。
A7にA5とALTECに夢中になるのがわかりますねぇ〜☆
ボイスオブシアターと言われるだけあって、ボーカルは柔らかく前に出て来ます。サイズ奥行きはありますが、重量は軽いので一般家庭での利用者も多いですね。我が家ではちょっと無理っぽいですが...(予算、嫁、場所、等)
現在当店にあるA7は僕が聴いた感じでは、ボーカルも良かったのですがドラムの音が生に近くてビックリ!!キック、スネア、ハイハット、シンバルそれぞれがバランス良く目の前で演奏されてる様な臨場感はさすがだなぁと思いました。サックス、ペット等のホーン系も聞き逃せないです☆一度聴きに来て下さい。
日本橋店 福田 猛範
式2ウェイ・2スピーカー・フロントショートホーン+バスレフ方式・フロア型
使用ユニット等低域用:38cmコーン型(416-8C)
高域用:ホーン型(902-8A+511B)
ネットワーク:N1201-8A
後期フェライト
外形寸法幅762×高さ1378×奥行610mm
重量64.5kg
https://www.hifido.co.jp/merumaga/nihon/070525/index.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c2
3. 中川隆[-11831] koaQ7Jey 2020年8月16日 08:23:15 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[4]
あの音にもう一度出会いたい 第13話「ALTEC A5/A7 System」 2006年3月31日 近藤賢二
https://www.hifido.co.jp/merumaga/special/060331/
あの頃感動したミュージカル映画「ウエスト・サイド・ストーリー」「サウンド・オブ・ミュージック」「グレンミラー物語」等々。映画もよかったが、それにも増してオーディオに好奇心旺盛だったので音響効果の方に興味を引かれた。繊細で透明感がある音楽、迫力のある音響効果。セリフの口調が眼前にはっきりと浮かび上がってきて、手に取るように把握できるのがまた感動的だった。音楽映画だけでなく、全ての映画の音響を盛り立て、全国の劇場で大活躍したのがALTEC System であった。
(写真は2006年3月28日現在日本橋店在庫のALTEC A5 米松オリジナルエンクロージャー ウーファー515C ドライバー291-16B ホーン311-90 ネットワーク(自作) エンクロージャー:828 エンクロージャーにシール剥がし跡ありですが、オールアルニコ お問い合わせは日本橋店まで)
紛れもなく「ヴォイス・オブ・ザ・シアター」の名を冠した、ALTECのプロ用スピーカーシステムは文字どおり世界の標準機として、映写設備を持つ大劇場のスクリーン裏、ステージサイドに活躍していた。その高性能とスタビリティの優秀性を実証したのがALTEC A5/A7スピーカー群であった。
(写真は過去情報データベースより引用 ALTEC A7 米松オリジナル箱 416-8A 802D N-500-D)
何しろプロ用である。特異な形状と見た目は無骨とも言えそうであるが、エンクロージャーには板材一つ、ボルト一本まで音響工学の粋が生かされ、完成されたと聞いている。ALTECを代表するモデルであり、現在なお、オーディオファイルに人気があるのも頷ける。JBL4343、4344等も元々プロ用でのスタジオモニターであったが、日本のオーディオファイルはALTEC、JBLの優れたポテンシャルを見出し、委曲を尽くした使いこなしによって、驚くべきサウンドの世界を切り開いていった。
(写真は過去情報データベースより引用 ALTEC A5 ドライバー291-16G ホーン311-90)
ALTEC A5/A7はあらゆる音楽ソースを追真プレゼンスで再現する能力が随一で、もはやスピーカーを意識させない生々しい再現性はまさに眼前でアーティストの演奏を聴くようであった。使用ユニットは全て最高級の組み合わせで、大型高性能コンプレッション・ドライバー288-16Gは、あの迫力満点のセクトラルホーン311-90に装着されていた。それはまた音響条件に合わせ、拡散角度が選べた。ウーファーには、38cm口径の強力型515Bが採用されパッシブルな、特にティンパニーのアタック音が生々しく再現されたのを、今なお脳裏に焼きついている。ALTECスピーカーはまさにドラマティックそのもので、当時考えられるプロユーススピーカーシステムの最高峰に輝いていた。
(写真は過去情報データベースより引用 ALTEC A5 ウーファー515B)
ヴォイス・オブ・ザ・シアター 「あの音にもう一度出会いたい」
https://www.hifido.co.jp/merumaga/special/060331/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c3
4. 中川隆[-11830] koaQ7Jey 2020年8月16日 08:27:49 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[5]
Altec Voice of the Theatre 劇場用スピーカーの4番バッター。
https://kaitori-audiodripper.jp/altec-a5_a7
ボイスオブシアターと言えば、アメリカの映画産業から生まれたアルテック・ランシング社の有名な劇場用スピーカーですね。日本国内ではフロントホーン型のエンクロージャーをベースとしたA7やA5が代表となりますが、本来は211という大型のエンクロージャーモデルが基本モデルとなりました。その基本となるA4でもフロントロード左右のウイングを装着してようやく豊かな音楽が楽しめるものです。
A4では日本の一般家庭ではとても収めきれないのが実情ですが、半世紀前以上に誕生したその音は今でも十分過ぎる程の説得力とエンターテイメント性がございます。現代オーディオとはまるで異なる世界です。
Altec A5 A7
劇場用大型スピーカーアルテックA5.A7
アルテックA7やA5の人気
日本国内で流通したA5やA7のエンクロージャーではユニットに対してよく小さいと言われますが、よく乾いた米松エンクージャーで部屋との響き具合がマッチングすると当時のリッチなサウンドが楽しめます。アンプの選択も重要ですね。
アルテック社のシアタースピーカーは1940年代から1990年代までの約50年間製造され、マニアの間では515や288、515Bや288-16G、803ウーファーや802、806などのユニットによる音の差やホーンの選択等の狭い世界ではございますが、深い世界があり長い間の人気に繋がっていると言えます。武骨な男くさい仕上げも人気の要因ですね。
Altec A5
Altec A5
ラジアルホーンとマルチセルホーン
A7ですと511Bや811B(希少モデルとして511Aや811A、希少な801A等がございます)の何れかの選択となります。A5の方は805や1005、1505というマルチセルホーンと311-90、311-60等のラジアルホーンによって方向性が大きく変わりますし、選ぶドライバーも変わってきます。一般的にアルテックらしい音はマルチセルホーンで、モニターライクな音の傾向に寄せていく場合や極端に狭い場所ではラジアルホーンがおすすめです。
1505B(1505A)などの15セルホーンは現在では希少です。288や515等の初期モデルでペアはほとんど残っていません。フィールドコイル型の287等も希少なドライバーでございます。これらのモデルはマルチセルホーンと組み合わせられるケースを想定しています。
アルテック社は数度の買収が行われFRP製ホーンは80年代に行われた買収後の製品です。発売当時の評価も芳しくなかったのですが、現在でも中古価格がお安いものです。
Altec 288ドライバー 1.5インチ径
Altec 288ドライバー
古き良きアメリカンドリームサウンド
設計者が同じランシングということで比較される方もいらっしゃいますが、製品化における考え方が両社で全く違います。アルテックは音の隈取もエッジがが立たず柔らかくふわっとしたリッチな音が特徴です。
アルテックをプリアンプ(マイクプリ)からパワーアンプまでブルーブック(グリーンブック)通りにセットアップすると、やはり古き良きアメリカンサウンドを感じさせるものでした。
2017.7.25現在 ALTEC スピーカー 在庫
■ALTEC 817A ダブルウーファー・システム 販売価格ASK(ユニット構成により変わります)
アルテックの817Aダブルウーファーシステムですが、こちらはご購入者のご希望に応じてシステムUPできるよう予定しています。現在は1005Bホーン288Bドライバー、ウーファーは様々な組み合わせが可能です。ネットワークはマルチシステムなども可能です。現在はALTEC416-8BとJBLのスタガードライブ。ご予算に応じて515からJBLユニットの組み合わせ等も可能です。
中古アルテック ALTEC 817A システム (写真は1005B、288B他)
ALTEC 817A システム(写真は1005B、288B他)
ある程度この手のユニットで遊び方を知らないと鳴らしにくいスピーカーです!格安でご案内します。
■ALTEC A5(825米松、311-90、N500 他) 販売価格¥588,000.
中古アルテック A5 ALTEC A5 311-90
ALTEC A5 311-90 ホーンは純正取付金具が付属しています。
オールアルニコのエレクトリ扱いのA5システム。すべてのユニット&ドライバー、ホーンやキャビネットにエレクトリ輸入代理店のシールがあります。ドライバーはアルニコ291-16A。ウーファーは515B。ALTEC専用ホーンスタンドも付属した正規品。キャビネットなどをオリジナル状態を保つリフレッシュも可能です。被膜をつけない特殊なオリジナル準拠仕上げ。
IMG_20170707_181236
ALTEC 1005Bホーンや288Bドライバーも在庫がございますのでセットアップ可能です!
■ALTEC A5(288B、515B、N500他) 【ご成約済 ありがとうございました】
ALTEC A5 ザ・ボイス・オブ・シアター 位相がすべて♪ ALTEC LANSING社の正式なホーンマウントを使用したシステム。
中古オーディオ ALTEC A5 ホーンはALTEC専用金具でマウント
ALTEC A5 ホーンはALTEC専用金具でマウント
ユニット&ネットワークは左右音圧を各帯域を計測して合わせました。オシロスコープでの左右波形も綺麗な状態。
■ ALTEC A5システム 定価¥1,365,000. 販売価格¥398,000.
311-90ホーン(新品同様)と288-16K,515E,828H,N501でほぼ最終形のA5となります。キャビネットなどは傷があります。
Altec・アルテックの買取のご相談はこちら
買取ご参考額(中古の買取保証額となります)
■アルテック・ドライバー
288ドライバー ¥200,000〜
288Bドライバー ¥100,000〜
288Cドライバー ¥70,000〜
288-16Gドライバー ¥110,000〜
802ドライバー ¥55,000〜
※状態の良いペアは10〜20%増
※オリジナルダイヤフラム
■アルテック・ウーファー
515 ¥140,000〜 程度上 ¥170,000〜
515B ¥80,000〜
515C ¥60,000〜
803B〜 ¥60,000〜 803A ¥75,000〜
A7、A5スピーカーシステムもぜひご相談ください。
年代別に詳細な価格をご提案させて頂ききます。
■アルテック・ホーンユニット
805B ¥80,000〜
1005B ¥120,000〜
1505B ¥220,000〜
※スロート付きとなります。
※Aタイプは20%増
828エンクロージャーはご相談ください。
■アルテック・スタジオモニター
612銀箱 604B〜604C ¥360,000〜 604(A)は別途
612銀箱 604D〜604E ¥240,000〜
ALTEC1505BインテージホーンALTEC1505Bホーン在庫中(2017年1月20日現在)
コンディションのいいALTEC 15セル・1505Bマルチセルラホーンです。純正シングルスロートが付属します。ランシング氏がALTEC技術執行役員時代に設計されたホーンでA4やA2、A5で使用されるホーン。
2016年10月5日現在
ALTEC A5 【825B/515B/288B/805B】キャビネットからすべてのユニットの年代を揃えたシステムが入荷中!
https://kaitori-audiodripper.jp/altec-a5_a7
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c4
5. 中川隆[-11829] koaQ7Jey 2020年8月16日 08:45:50 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[6]
A4 ALTEC - 中古オーディオ 高価買取・販売 ハイファイ堂
売価(ペア):2,000,000円(税込)売約済み
大須本店 2009-10-11 20:29:33入荷
ついに入荷しました!!ALTEC A4です。
半端じゃない大きさです。A5,A7がブックシェルフに見えてきます。
大きすぎて店内に展示できません!!
これぞ本物のシアターサウンドです。アルテックサウンドに埋もれて過ごしたい方、自宅に劇場をつくりたい方、ご是非ご一報下さい!!
アルテック・オリジナルA4用エンクロージャー
ウーファー:515
ドライバー:IPC/LU1104
ネットワーク:IPC/FPC2226
ホーン:H804
本体(W830×H2140×D1000mm)ウィング、ホーン合わせたサイズ(W2050×H2600×D1000mm)
109dB
クロスオーバー:500Hz 1946年 ※スロートの仕様が左右で異なります。(新島 栄理)
https://www.hifido.co.jp/sold/09-46585-33455-00.html
ハイファイ堂メールマガジン
https://www.hifido.co.jp/merumaga/osu_sale/100115/
ALTEC A4(ウイング付き)ペア2,000,000円の試聴できるようになりました。
アンプはP&CのWE211-Dシングルアンプでドライブしてます。
一度はしっかり鳴らしてみたいと思っていたアルテックA4。横にあるA5が小さく見えるほど巨大です。まず店の中で鳴らすことは不可能と思っていましたがなんとかセッティングしました。買わなくとも一度聞く価値のあるスピーカーです。是非手持ちのCDかレコードを持って聞きに来てください。
サイズW2050×H2600×D1000mm。おそらく重量250Kg/1本
壮大なスケール。交響曲の重なり合ったハーモニーが抜群です。特にウィングを付けると全く音が違いました。低域の量感はもちろんのこと、余韻に圧倒的な差が出ます。
裏側の写真。ウイングは前の方で3本ねじ+斜めの支え棒2本で支持しています。結構しっかりとくっつきます。
かぐわしい米松のエンクロージャー+バッフル。パーチクルとは響きが違います。
IPCのドライバーとネットワーク。おそらくALTEC 288B時代と推測。288Cとは違いきめが細かく滑らかで深いドライバーです。
このIPCネットワークが良い音してます!珍しいダブルウーファー用500Hzネットワーク。なんとドライバーの落とし込み-1か0でもバランスが取れます!只今は-4dBです。
ALTEC 515ウーファーの銀幕スプレー痕がオリジナルコーンの証です。あの鳴りにくいオリジナル515がこのA4エンクロージャーだと抜群の相性でたっぷり鳴るのです。
この丁寧な釘打ち。当時のきれいな仕事ぶりが感じられます。
しかも滑らかな曲線。相当深い位置にウーファーがあります。
https://www.hifido.co.jp/merumaga/osu_sale/100115/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c5
6. 2020年8月16日 08:52:35 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[7]
2016年02月27日
オーディオ趣味・・・私が影響を受けた音楽と音響の専門家たち
Altec : Voice of The Theatre
http://enjoyhobby-livedoor.blog.jp/archives/1839001.html
さて、タイトルの内容に入る前に、少し雑談をさせてください。
音楽好きの皆さんに『いつもどんな曲を聴いていますか?』と尋ねると、案外素直に、J-Pop、Rock、映画音楽、イージーリスニング、演歌などと返事が返ってきますよね。
尋ねる方も気楽です。
ところが、『オーディオ趣味』『オーディオマニア』だと思われる人に対して、同じことを尋ねる時は、どうも様子が違ってくるようです。例えば『オーディオが趣味で・・・』と私が言った途端に、少々敬遠気味に『やはりクラシックですか?』と先手を打たれることがほとんどです。また、オーディオに興味がある人にスピーカーはAltec A7・・・と言うと
『ジャズを聴かれるんですね。』と・・・。
『いやあ・・・何でも聴きますよ。でも、強いて言えば演歌はあまり・・・』と私は答えて
いました。決して演歌が苦手という訳ではありません。オーディオルームでは比較的大きな
音を出すことから、人生模様がしみじみと、あるいはストレートに伝わる曲(フォークソング
なども該当しそうですね。)を大きな音で鳴らすのは少々気恥ずかしいからです。
そのため、普段はイージーリスニングをはじめ映画音楽やシンフォニックなロック(?)、
フルバンドのジャズ・・・そして、クラシックもダイナミックレンジの広さを体感しつつ、
楽しんでいます。その一方、ピアノソロ※や小編成のジャズも好きですが、ソロだったり
小編成だったりしても、それなりの音量を求めてしまうので、隣室の室内犬?ボルゾイの
レオン君をはじめ、家族には何かしら迷惑をかけているかと思っています。
※ピアノソロの「♫ スターウォーズ」を聴いてみましょうか。テクニックや迫力も十分! すごいですよ。
演奏は・・・ Sonya Belousova ・・・途中、ダース・ベイダーを彷彿とさせる黒のレザー手袋をしての演奏!びっくり!
下の写真は、昔の自宅、春日井市高蔵寺のオーディオルームです。時代が判る白黒写真。
以前のオーディオルーム 01
※これは、30年以上も昔の自宅オーディオルームです。一応、遮音には気を使って設計した部屋です。
二重のサッシやドア、そして換気扇も吸音ダクト。音響の専門書を参考に、極力室内から外への音漏れを減らしました。
30ago 02-2-2-2
そして、転勤となり現在の自宅オーディオルームの様子は少し前の
『オーディオの道・・・苦労の始まりと終わり。』でアップしています。
こちらは遮音性能もぐっと向上していますので、夜間の使用でもほとんど問題はありません。
広さ24uの部屋の中にもうひとつ部屋を作るコンセプトで自分が設計したものです。
では、本題に入りましょう。
影響を受けた音楽・・・オールディズやTV等ののテーマソングについては、ジャケット
で一例を挙げていますので、今回は作曲家、楽団名やその指揮者たちを参考までに列挙
します。 興味がおありの方は、ネットで検索してみてくださいね。
まず最初はドイツのベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert)、名前は知らなくても彼の作品、
皆さんがよくご存じの曲がいくつもありますよ。高校時代、私がトランペットでよく吹い
ていた曲が彼のヒット曲の一つ『愛の誓い Till』です。 また他の演奏でのベースギター
の特徴的なリズムや音作りも気に入っています。
YouTube : https://www.youtube.com/watch?v=fbepQSb3heQ
それでは、故人も多くなりますが、ランダムに名前を列記します。彼らやその楽団からどんな影響を受けてきたか、どんな曲がお気に入りか、想像してください。
なお、ビートルズ (The Beatles) や カーペンターズをはじめロック、ジャズ、クラシック関係は今回は除きました。これは次の機会ということでご了承ください。
でも、お気に入りの “I just called to say I love you” (Stevie Wonder) も聴きましょう。
アーサー・フィードラー、ジョン・バリー、ジェリー・ゴールドスミス、エルマー・バーンスタイン、エンニオ・モリコーネ、
カラヴェリ、サン・プルー、ジェームス・ラスト、ジョン・ウィリアムズ、ネルソン・リドル、ヘンリー・マンシーニ、
パーシー・フェイス、ビリー・ヴォーン、フランク・プールセル、フランシス・レイ、ポール・モーリア、マントヴァーニ、
ラロ・シフリン、リチャード・クレイダーマン、レイモン・ルフェーブル、モーリス・ジャール、ニニ・ロッソ・・・
ジャズ関係他多数・・・海外勢ばかり?・・・ ではありません・・・・冨田勲、羽田健太郎、来生たかお、中島みゆき、岡村孝子、
松任谷由実(荒井時代から)、五輪真弓、久石譲・・・・・みんな素晴らしい人ばかりですね。(敬称略)
そして、私のオーディオ趣味に大きな影響を与えてくださった音響のプロの皆さんには大変感謝しています。
では、その中のお一人、Mr. Altecとの異名を持たれている森本雅記氏、日本、いや世界でもアルテックの機器ことでこの人に勝る人はいないほどの人物です。勿論、アルテックに限らず、大変幅広く深くプロの音響技術に関する発表もされています。 Altec等、音響システム発展の歴史などについてお知りになりたい方、必見!
・・・ http://hwm8.gyao.ne.jp/nao-sakamoto/yota/index.html ・・・。
30年以上も前になりますが、何回か直接お会いしてお話しができたり、大ホールでの催事のためのSR機器セッティングや調整作業等の様子もしっかり勉強できたのは、正に私の財産です。
また、この頃、興味のあった高性能プロジェクターに関する勉強もさせてもらいました。
森本氏ご本人は勿論、氏の多くの音響関係資料がネットでご覧になれますので、是非お訪ねください。
また、森本氏からご連絡を頂いたお陰で、1983年夏にアルテック社のマーク・ウレダ(Mark Ureda)氏とお話しする機会が持てました。
それは、アルテックの劇場用新型スピーカーの紹介や試聴を含んだ講演会、そのサウンド・セミナーでの講師がマーク・ウレダ氏だったのです。
新型スピーカーシステムとは、3000シリーズのウーファーとマンタレーホーン500シリーズを装着した強力ドライバーでの2ウェイ数タイプです。かなり時が経ちますが、アルテックのスピーカーに興味をお持ちの方なら『マンタレーホーン』をご存知かも知れませんね。
そして、アルテックの新たな音響理論に基づくボイス・オブ・シアター新シリーズに使われているこれらのユニットを開発したのが、当時アルテックの技術部長だったマーク・ウレダ氏その人で、セミナー終了後、うれしいことに氏とお話しする時間を取って頂けました。
03-Altec A6 System
でも、そのお話しは次回となります。
なお、ウレダ氏はアルテックを退社後、JBL Professionalの副社長、Northrop Grumman Corporationの企業戦略・技術担当副社長、そして、現在はHarman Internationalのプロ用のスピーカー部門を担う、副社長だとお聞きしています。
MBA 資格をお持ちの技術者、さすがですね。
【参考:Altec Woofer 3000 series, 8000 series system, Altec Mantaray Horn】
●Altec 3000series & 8000series
上図右端のウーファー・ユニットとLFシステムの周波数特性を下に掲載します。
3000シリーズを使ったウーファーとマンタレーホーンでのシステムは、当時のウレダ氏のセミナーで聴きました。 正にAltec "Voice of The Theatre" の雰囲気を感じることが出来ました。(試聴した曲はフラッシュダンスのCD・・・♫ "What a Feeling" が印象的でした。)
また、その数年後、千人以上が入る会場(映画館ではありません。)での映画上映会のスクリーン後ろのスピーカーが何とAltec A6A! 舞台の袖やスクリーン裏を自由に動くことが許されていた私、スピーカーすぐ横4〜5mほどの位置でこれを聴いたのです。とにかく、これほど強烈な大音量は経験したことがありませんでした。当然、家庭での使用が前提の私には、A5、あるいはA6Aのような強烈なドライバーは不要との判断は間違いではなかったと痛感した次第です。(勿論、客席の最後部でも明瞭な音が聞けることを確認しました。)
それでも、低音部分については、下図中央の"8182"や"8154"の導入を検討したこともありました。しかし巨大!・・・狭いオーディオ室への設置には、課題が多過ぎたようです。(^^;)
Altec Woofers 001+2+3
それでは、次回A7の音づくりについて、30年以上も前のお話しとは言うものの、Western Electricの流れをくむAltec(そして、兄弟JBL)、ウレダ氏のお話しやアドバイスなどのお話をしたいと思います。
参考までに、JBLの資料も掲載します。 左端のトゥイーター"2405H"は導入しましたが、
右端のサブウーファーB460・・・高額! さすがに導入はあきらめました。
中央のパラゴン・・・高嶺の花?・・・そうですね・・・正に高値の花!でした。(笑)
http://enjoyhobby-livedoor.blog.jp/archives/1839001.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c6
7. 2020年8月16日 08:55:44 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[8]
2016年04月03日
オーディオ趣味・・・私の目指した音づくり そのC
Altec A7:音の特徴 + 懐かしの愛犬アーサー
http://enjoyhobby-livedoor.blog.jp/archives/2536046.html
さて、私の目指した音づくり そのCです。
ここでは、愛機Altec A7の明るく力強い鳴り方や能率の高さによるメリット、あるいはその特徴ゆえのデメリットなどを知り、試行錯誤しながら、これを活かしたり、時には抑え込んだり・・・『自分にとって良い音』『心地よいと感じる音』づくりに向かって、どんな苦労をして来たかなどをお話しします。
でも、これは私の機器に限ったお話しですから、皆さんも愛用のオーディオ機器から『自分にとっての良い音づくり』に挑戦してみてください。皆さんの装置の今までとは違った魅力に気付いたり、新しい音を引き出せるかも知れません。
その前に、初代ボルゾイの愛犬アーサー、当時の写真をもうひとセットお見せしますね。
以前、触れた2軒目?のアーサーハウスからどうぞ。
アーサーハウス 〜
『自分にとって良い音』・・・心地よいと感じる音づくりの前に、まずはオーディオ機器の性格を知る必要があります。 ここではスピーカーを対象にしたお話しがメインとなりますが、再生音は各機器の能力結集の結果ですから、当然他の機器にも触れることになります。
なお、敢えて(スピーカーの)性格と言ったのは、スペックの数値では表せない音の全体像の印象を含めたニュアンスとご理解ください。
※アルテックの資料(A7-500-8の導入数年後、オーディオショップに並べられていたパンフからの抜粋。)
※●Altec Lansing catalog H1500
【Altec A7-500-8の特徴】
☆軽くて丈夫なコーン紙を使うことで高能率を実現している。
森本氏をはじめ吉田氏やウレダ氏といった音響専門家からそのメリットを聞いていますが、
ここでは私が説明しやすいような例を挙げてお話しします。
アンプのボリュームは同じ位置なのに、高能率のスピーカーでは音量が大きくなります。
それだけスピーカーがアンプの電気信号を音に変換する能力が高いということです。一般的なスピーカーの能率が90dB(デシベル)程度とすると、100dB超のA7は10dBも能率が高い訳です。3dBで2倍、6dBで4倍・・・10dBでは10倍の差となります。これは、アンプの出力が10分の1になっても、同じ音量で音楽が聴けることを意味します。アンプの出力 ・・・100Wが10Wで済む・・・省エネにもなりますね。
( 3dBの差は音圧・電圧では1.41倍、音響パワー・電力では2倍の差となります。)
また、コーン紙が軽いということは、電気信号が入って来た時の立ち上がり動作が素早く、電気信号が止まれば動作もすぐに止まれます。こんな特徴があると、その音をスピード感がある・明快で締まった音などと表現・・・でもこの形容って、私たちには何とも分かりくい言い回しですね。
では、車を例に言い換えてみます。(私、見かけによらず大の車好きですから・・・。)
アクセルを踏んだ途端に、シートに押し付けられるような鋭い出足や加速・・・ブレーキを踏めばたちどころに止まる・・・ハンドル操作も無駄な遊びがなく切れが良い・・・なんて言えば分かりやすいかも・・・。そのためには、車が常に路面をしっかり捉えていることが必要ですから、いつも私はタイヤの状態に注意して来ました。(スピーカーで言えば、適切でしっかりした設置!)
『ちょっと待って! そんな車、かえって危なっかしくて街乗りなんか出来ないよ!』という反論がありますね。街乗りでは、ゆったりしたセダンに比べると『足回りは固くて乗り心地なんて最悪! そんなレーシングカーみたいな車、とても乗れたもんじゃないですよ!』というご意見。 あれ?そんな感じの反論・・・前にも聞いたような記憶が・・・。
そうですね。前回『私の目指した音づくり そのB』での登場したPA(SR)への反応です。
ある意味では、そのアドバイスは当たっているでしょう。でも、これらの特徴を出来るだけ活かしたスポーツクーペで、それをうまく制御出来たら・・・ どうでしょうか? 私 ・・・ 実際にこんな感じのクーペに乗っていました。実に魅力満載のスポーツカーでした。オーディオで言えば、周辺機器とスピーカーの使いこなし次第!ということですね。
余談ですが、運転者をドライバー、そしてスピーカーの音源となる部分もドライバー(ホーン・ドライバー)と言います。また、ドライバーには指定、あるいはドライバーの性能を活かせるホーンを取り付ける必要があります。その写真は、このブログ『音楽再生への意識の変化』のスピーカー画像の右端にあります。
同じように、Altec、JBL、EV(エレクロボイス)等のSR機器、うまく使いこなせるならば、そのサウンドは大変魅力的なものになると思います。
あの巨大なA7も、Altecの劇場用スピーカー群の中では小型のシステムでした。そのためA7やA5は、オーディオマニアには勿論、オーディオ評論家の中にも愛用者がいたほどです。
ホーン型スピーカーの魅力に触れる選択肢があってもいいのではないでしょうか。
Altec A4 & A7 - The Vooice of The Theatre
★Altec A7シリーズ全般・・・ダイナミックレンジが広い楽曲の再生が得意。
CD等のデジタル音源の再生に限ったことではありませんが、消え入るような小さな音から聴力が耐えられない程大きな音まで、アンプへの負担も少なく再生する能力があります。
ちなみに、アンプからA7に1Wを入力し、1mの距離で聞こえる音圧の100dB(デシベル)とは、どれくらいの音量でしょうか。多くの資料には『ガード下で聞く電車の通過音』が例として載っています。 そのため、A7を一般家庭の音楽鑑賞に使う場合、80Wとか100Wという出力のアンプは必要なく、10W×2(ステレオ)もあれば、十分にダイナミックレンジの広さが味わえます。A7にとってのアンプは量より質ですね。
そして、これらの能力によって再生音に独特の魅力が加わる結果になったのでしょう。
では、デメリットはどういう点なのでしょうか。
★充実した中音域の再生を優先した結果、40Hz以下の重低音や10kHz以上の高音域の再生に弱点が出て来てしまった。
これはAltecに限らず、2Wayのスピーカーが多いSR機器の主な使用目的から、当然帰着する弱点かと思います。音を吸収しやすい大勢の聴衆に向かって、幅広く、かつ遠くまで明瞭で締まりのある大音響を飛ばすことが、最優先の役割ですから、これは止むを得ません。
一方、家庭での再生にそんな能力は要らない代わり、間近で小音量で聴いても低域から高域まで、時には迫力があり、時には繊細さのある音を要求します。低音再生には重いコーン紙を使えば有利になりますが、重いものを動かすためには大きな力・・・大きな出力のアンプが必要となります。ひと度動き始めるとこれを止めるためにも力が要ります。高音部については、何十メートルも音を飛ばす必要がないことから、いろんなタイプのユニットから音質の相性が良いものを選択することも出来るでしょう。おっと、脱線してますね。このあたりのお話しは、A7から離れますので、機会があれば触れるとして、ひとまず切り上げます。
★音が荒い、・・・言い方を変えると繊細さに欠ける、といった印象を持たれやすい。
長期間、A7の音に向き合って来た私は、その原因のひとつを次のように考えています。
・特に繊細さを感じさせるバイオリン等の弦楽器や管楽器の伸びやかな高音部の艶やかさの『基音』が集中する周波数帯(主に300Hz〜3000Hzが含まれる中高域)が伸びやかな設計になっているのかも・・・。 この帯域に人の聴覚が最も敏感に反応することから、そういう音作りをすれば、劇場やホール等の広い空間でも音を遠くまで明瞭に届けることが有利なのでしょう。しかし、このことが家庭での再生では、刺激的・・・うるさい・・・繊細さに欠ける・・・歪っぽく聞こえると言った印象を与えているのかも知れませんね。さらに、強調気味のこの基音に倍音が何重にも重なって楽器独特の音色を作り出すため、場合によってはこの印象が一層強調されてしまうのではないかと推測します。
(よくも、ここまでボロクソにけなす言葉を並べ立てたものだって? これって私が言っているのではありませんよ。そんなことを言う人がいるので、列記しただけですから。)
でも、基音と倍音を心地よいバランスで調和させれば『和音(ハーモニー)』・・・これは大歓迎ですね。いろんな楽器の基音周波数の分布は、少し下の図表にあります。
【音楽を聴く環境・・・オーディオルームの状態】
さて、次はオーディオ室の様子です。 転勤前の過去のオーディオ室(『私が影響を受けた音楽と音響の専門家たち』に掲載したモノクロ写真)ではなく、現在のオーディオルームのお話しとなります。
広さは、6m×4mの24uに作られた石膏ボード内張りを2重(約25mm厚)にした部屋の中に、さらに吸音材と遮音シートを挟んで石膏ボード下地に吸音性のある専用ボードを張った壁面としました。しかし、内装用にビニール系のクロスを張ったので、高域の吸音性はなくなったかと思いますが、低音の吸音については、壁面の弾性がいくらか有効に作用しているでは・・・と考えています。検証は出来ませんが。
天井は、壁と同じ構造ですが、仕上げ材は装飾模様の凹凸があり吸音性を残しています。 床は鉄筋のメッシュで補強したベタ打ちコンクリートに水平をしっかり取った大引き(柱を倒して横に並べた感じです。専門用語の大引き・・・ご存じの方への説明は不要ですね。)を50cmごとに置き、耐水ボード下地に寄木合板張りで厚さ3cm超・・・重量のあるピアノやエレクトーンは勿論、オーディオ機器の重量にも全くたわむこともなく頑丈です。
なお、部屋の中に部屋を設置・・・そのため、若干部屋が狭くなっています。天井も同様の理由から、実質高は2m60cmまで低くなってしまいました。
窓も二重サッシです。流行りのペアガラスではありませんが、2列のサッシ(外側・内側共しっかり施錠できるタイトな仕様)枠と内壁は勿論、部屋のコーナーや下地ジョイント部の(二重のボードはそれぞれジョイントをずらして張ってあります。)すべてに遮音テープを張ったりして気密性を一層高めています。
室内ドアも二重とし、部屋側は遮音効果の分かるメーカー製の防音ドア、外側は重量のある特注ドアで必要に応じて両方閉めます。普段は室内側だけ閉めることが多いです。 また、設計の際に遮音の次に気になっていた反響(余分な残響)については、建材と丁寧な施工のお陰で問題もなく、杞憂におわりました。(とんでもない施主に当たったのが問題!だったかも知れませんが、その後の施工能力への評判!・・・元が引けたかも。)
そして、新たな環境で『自分にとって心地よいと感じられる音』への道に、再び踏み入れることになるのです。
●基本周波数 frequency spectrum - Genx Beats & Audio room 02
※@アンプのトーンコントロール操作で変化する周波数の一例です。これで変化の範囲をイメージとして掴んで下さい。
Aいろんな楽器の出せる音程(基音)をピアノと比べて下さい。これに倍音が幾重にも重なり、楽器独特の音色となります。
B見えない音源から流れ出る音楽をここで初めて聴いた人・・・豊かな低音の響きやボーカルでの息づかい、チェンバロや弦楽
器の繊細で伸びやかな響き(ちょっと手前みそかな?)とレースのカーテンの様子から、大きめのスピーカーだと感じた訪問
者、『いい音だ』と言って下さっても、A7のようなSR機器だなんて、全く当てられませんでした。オーディオ機器への
思い込みや先入観の排除・・・ちょっと意地悪なブラインドテストの威力!予想通りでした。あっ!答えを言っちゃった。)
Cオーディオルームへようこそ! ドアを2枚閉めると・・・そこは別世界!・・・いいえ、そこには思いもよらない静寂地獄
が待っていた!・・・ミステリー小説? 恐怖の始まり・・・この続きは次号ですよ。右端はおまけです。壁断面!(^.^)
こういった特性の‟Altec A7-500-8”の音質を、プリアンプのトーンコントロールで調整することは困難、というより不可能なことやA7専用のネットワークのアッテネーターでは、こんな調整が出来ないことも分かっていました。
一般的なトーンコントロールは、ターンオーバー周波数(低音や高音の音量が増減し始める周波数)を1kHzに設定していることが多く、A7の強烈な1kHzから3kHzを下げつつ、倍音の多い4kHz以上を増加させ、10kHz以上は増強させずにそのままを維持・・・なんてことは出来ません。高域を下げると、高音に行くほど音量がさらに減少することになるのです。低音も同じで、80Hz以下をブーストしようとすれば、もう十分な100Hzから500Hzが盛り上がり、せっかくの締まった低音も台無です。
これをグラフィック・イコライザーで調整しようとしたこと、勿論ありました。A7の特性の調整・・・例え測定器を使ったとしても、おそらくは無理だったでしょうね。 雰囲気を変えることは出来ましたが、やはり何かが変! アルテックの良さだった魅力的な音の飛び方が感じられません。しかも、原音は基本的にはステレオのため、左右の音質をはじめ、音量のバランスなど、最適なリスニングポジションはそんなに広くありません。まして理想的な位置・・・スウィートスポットはたった1点かも知れません。座る場所や顔の向きで音が変わる・・・こんなのやってられませんね。 結局、このグライコは周波数による音の特徴を勉強する道具になっていました。
その後、dbx社のダイナミック・レンジ・エクスパンダーを使って、LPレコードやテープの音にメリハリを付けたり、A7の持ち味を活かす工夫をして来たことから、A7の魅力も出始めました。エクスパンダーの機能・・・簡単に説明すると、音楽や映画の音量レベルのあるポイントを境に、これより大きな音はより大きく、これより小さな音はより小さくする機能があり、そのポイントは任意に、また音の増減も0から50%増まで任意に設定出来るという装置です。コンプレッサーの逆作用をします。 そして、A7での繊細さの表現・・・繊細な音は小さくて当然、パーカッション等の迫力ある音は大きくても不思議はない・・・こう言った聴覚の錯覚や日常経験する常識での脳の働きをベースにこれを活用しました。 今は、CDをはじめとしたデジタルの時代!元よりノイズは少なく、ダイナミックレンジも広い・・・もう、こう言う装置は要らなくなりましたが。
そして、こういった経験や音響のプロから学んだことをヒントに、新しいオーディオルームでの挑戦が始まりました。
今回、最後に『自分にとって良い音』への対策の方向性まで触れ、具体的な作業等については次回お話しします。
『あ〜あ、A7を隠すレースのカーテンの秘密・・・早く話してよ!』って?(オッ!まだ
バレていないようだ!) ハイ!分かってますよ。でも、どうぞ次回までお待ち下さい。
【基本的な作戦】・・・高音域はJBL 2405Hを選択
●A7の良い部分は残そう! そして、弱い?と言われる高域、特に繊細さを感じさせる8kHz以上を直すためとは言え、A7の魅力をなくしたのでは、本末転倒!
そこで選択したのが、ここから上の周波数帯域を別のスピーカー(トゥイーター)で補うという方法です。(A7はハイカットしない♪ありのままで(^^♪)鳴らします。双方の干渉での影響は?・・・ないと言ってもいいでしょうね。聴感ではむしろ良い印象です。)
一方、締まりがあり過ぎて、低音?が出ないという指摘・・・・でも、じっくり聴けば実に朗々と鳴り、音量を上げても絶対崩れない良い低音を持っているのですが・・・。これ以上グラっと来る低音?・・・これは必ずしも要らないのに・・・。 では、これは部屋の壁を利用して低音を極力自然に、しかも確実に増強しよういう作戦です。
幸いこの部屋の中の部屋・・・壁の内側には吸音材がたっぷり詰まっており、しかもこの壁は建物構造にベッタリ緊結せずに幾分独立性を持たせてあります。低音域の振動を壁が受け止め熱に変える・・・つまり低域の吸音、普通の部屋とはちょっと違う作りにしました。
A7の低域の特徴を壁の影響で余り失いたくないということでの設計です。 2度目のオーディオルームですからね。 そのため、壁に何かを取り付けるとか、ビスを打つことは表面の吸音壁の性質から出来ません。付けるとしても掛け時計程度です。これに代わるものが、現代の住宅からほとんど消えた廻縁(まわりぶち)です。 木製で下向きの加重にはかなり強く、これが脱落することはまずないでしょう。木が割れたりする程の重量・・・これは試したことはありませんが、必要に応じてワイヤーやチェーンで吸音材、反射板、絵画、大抵のものを吊ることが出来ると思います。勿論、そのメリットは天井と壁の隙間を遮音シートの使用と相まって気密性(遮音効果)を高めることにもあります。
さて、次回はこういった作戦、結構うまくまとまった様子などを、視覚・聴覚・・・錯覚・奇策?何でも試そう。気に入った音と音場を創造するために! どうぞお楽しみに。
http://enjoyhobby-livedoor.blog.jp/archives/2536046.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c7
8. 2020年8月16日 08:57:22 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[9]
2016年04月27日
オーディオ趣味・・・私の目指した音づくり そのD
視覚・聴覚・・・錯覚・奇策?何でも試した音づくり
http://enjoyhobby-livedoor.blog.jp/archives/2806107.html
さて、前回は愛用のA7※の良さを生かしながら、さらなる『自分にとって良い音』を目指した対策の概要をお話ししました。しかし、新オーディオルームと音楽ソースのデジタル化のお陰で、かつてのような中音域での調整等に悪戦苦闘することもなく、大きな音量でも、小さな音量でも、A7-500-8!魅力的に鳴ってくれているので、特段の矯正がすぐ必要と言う訳ではありません。気付いていない心地よい感じが、まだあるかもという思いからです。
(※A7の呼び名について:単にA7と表示すると、いろんな時期にそれぞれ特徴が微妙に異なるバージョンがあることから、特定のため時々正式名で呼んでいます。 車のマイナーチェンジやモデルチェンジと同じですね。同じ車種でも時期によってスタイルや性能・・・まるで違う感じの車になることもありますから。勿論、性能については、スタイル等の好みは別として、どちらも向上していますね。)
【高音域改良作戦】
A7-500-8で使われている中高域ホーンスピーカー(ドライバー802-8D、ホーン511B)は、
ネットワーク(N501-8A)によって500Hz以下の周波数帯域を12dB/octaveでカットされた中高域を再生します。
無響室で測定した同機種の周波数特性グラフでは、4kHzあたりから10kHzにかけて、数dBのディップ(音圧低下)が見られます。 このディップには、楽器の基音に加わる繊細な倍音成分が多くある帯域かと思います。また、10kHzからは音圧が回復するものの、15kHzから20kHzまでは下降しています。 これはトゥイーターとして追加するJBL 2405Hの守備範囲になることから、ある意味では幸いだったかも知れませんね。
但し、これは自分の機器の測定データでなく、無響室での測定値のため、参考程度に考えています。それに、普通の部屋での再生には反射音やこれの折り返し等による残響もあることから、もう少し体感での音圧は上がるかも知れません。従って、調整等はあくまでも自分の聴覚で行うことになります。
周波数アナライザーの例 02-01
【JBL 2405Hの追加】
A7 の高域にトゥイーターをオーバーラップさせたらどうか・・・それ以前にも検討していました。 Altec社にも候補のトゥイーターはありましたが、いろいろなオーディオ紙に掲載されるJBLのモニタースピーカー等に、必ずと言ってよいほど採用されていたトゥイーターに興味があったのです。JBL2405(かつての16Ωでは、8ΩのAltecとの組み合わせ・・・少々都合が悪い・・・(ボソボソ独り言)、マルチアンプ駆動を含めて悩んでいました。)を検討するも、実現にはかなりの出費が!という現実が立ちはだかり結論が出せないまま、歳月が流れました。劇場用としては必要のないトゥイーター・・・。でも、趣味として再生帯域のワイド化への挑戦も楽しい!という気持ちは強くなっていました。
そして、その頃にはJBL 2405Hが発売されていました。これはインピーダンスが8Ω、能率も105dB/W/mと十分・・・ しかも、周波数特性は7kHz〜21kHz、(ここは読み飛ばして下さい。要は私が望んだ性能があると判断出来たということですから。) これなら、マルチアンプ駆動を採用することなく、単に8kHz以上を通すハイパスフィルターを作り、アッテネーターで音量を絞ることでA7とのコラボも可能! さらに、最も低い予算で実現出来るとホッとしたものです。
ところが、予算面での余裕?・・・いいえ! 計画の甘さから・・・2405Hを4個準備してしまったのです。これには伏線があります。検討中の数年間、JBLをはじめYamaha等、評価の高いトゥイーターを試聴して回り、トゥイーターの単独音だけを聴かせてもらっていたのです。A7との組合せ、オーディオショップではそんな試聴は不可能だったこともありそうせざるを得ませんでした。当然、どのトゥイーターもリズムは分かるものの、シッシッシー、サッサッサー、チッチッチ ー・・・電車で若者のイヤホンからの音漏れ風! 音質は当然違いますがかなり小音量・・・説明用の例です。(#^.^#) ショップ担当者としては、高価なトゥイーターを飛ばさない(壊れるの意味でヒューズが飛ぶって言いますね。)ようにということなんでしょうか。ちょっとしたことですぐ飛ぶ!なんて、他のショップでも言っていましたね。それと、もう一つ伏線があったのです。JBL 2405H導入前にA7のホーンドライバーを、何と大音響で飛ばしたという経験があったのです。次回、触れますね。
そんなこともあり、A7の音圧に比べてこんな程度で間に合うのか? 万一にも飛ばした時のため予備がいるかも・・・。 まだ、経験や知識の浅い30代の若者、結局その若者は無駄使いの〇〇者!でしたね。以前の写真には片側2個映っていますが、安全な再生帯域を設定(8kHz以上にしました。)すれば予備なんて不要でした。
音質面での相性については、ほとんど気になりませんでした。あまり8kHz以上を強調する必要はなく、むしろおとなしい位で聴きやすいバランスが得られました。 繊細な超高音域って、そんなにしゃしゃり出る必要はなく、むしろ控え目の方が高音域の印象は良いと痛感しました。トゥイーターの追加当初は足りないと思われる高域の増強に向けて調整していたのですが、超高音域の主張・・・時として『自分にとって心地よい感じる音』のためには、逆効果なこともあると感じる出来事に遭遇したからです。
【繊細な音と大音量≪音楽鑑賞環境で許容される音量の範囲=部屋の状況≫は両立するの?】
それは、いくつかのオーディオショップで試聴してきた、西欧のある有名スピーカーによる弦楽合奏曲でした。大変美しい繊細な響きでしたが、試聴ブースとは言えオープンな環境のため当然音量はかなり絞られています。我が家での再生、弦楽合奏曲ならこんな感じの音量で、などとボリュームを設定していることもあり、音量不足が気になったのです。そこで、もう少し音量を上げてもらったところ、音質などは概ね同じ雰囲気なのに、うるさい感じになってしまったのです。あくまで個人の印象ですが、大音量での繊細さ・・・これは不自然だったのです。前回、ちょっと触れた『繊細な音は小さくて当然、パーカッション等の迫力ある音は大きくても不思議はない』との考え方はこの辺りから出てきたようです。
花火始めるよ〜カミナリだ!〜花火の終わりはロウソクを消そう01
(上は・・・線香花火〔球は落ちてしまったようですね〕の音は繊細です。落雷は大音響、ロウソクの炎を消す息は静かな音
ですね。音のイメージを想像して下さい。ダイナミックレンジが大きく、音響担当泣かせの代表格!)
では、ひとつ想像してみて下さい。夏の縁台、そこに座っているあなたの首筋あたりに蚊が飛んでいるようです・・・プ〜ン・・・。 これが映画なら、蚊の飛ぶ音がなくても、首筋あたりを手で払ったり、軽く叩く仕草で表現できるでしょう。しかし、音の場合は何らかの音が必要となります。能率の高いスピーカーなら、かすかな蚊の羽音からこれに続く突然の雷雨・・・ザー、そしてクライマックスの落雷・・・ピシッ!ドーン! 余裕をもって再生してくれます。
一方、能率の低いスピーカーでは、 蚊の羽音なんて・・・音量をかなり上げなければ聞こえて来ません。 そして、雨音が滝に変身、そこへ落雷・・・? 私にはこんな感じに聞こえたという訳です。・・・でも、スピーカーやアンプって、リニアな特性の筈だから・・・そんなことはない・・・? ウーン、いい質問ですね。確かにオーディオ機器の働きは概ねリニアです。 しかしながら、人の聴覚は、『音楽再生への意識の変化』で触れたように、音量を下げていくに従って高域と低域が聞こえにくくなります。 逆に、比較的低めの音量で調整された音はボリュームを上げるにつれ、低域や高域が聞こえやすくなる訳です。その結果、低音は豊かというより重く暑苦しく、高域の繊細さに騒がしさを感じる人も出て来るのかも知れませんね。いやいや!ボリュームを上げても、同じように繊細さが表現できることは、原音再生(HiFi)のために最も大切なこと!・・・とのご意見・・・あるでしょうね。
しつこさのついでに写真を例にしてみますね。(趣味とはいえ、かつては仕事の一部)
女性のポートレイトが壁に貼ってあります。鮮明で実に美しい写真です。少し距離をあけた時(小音量)でも顔だち全体の雰囲気も良く伝わってきます。 もう少し近づきましょう(普通の音量)。髪型をはじめ繊細な部分も確認できます。 さらにもう一歩近くに寄ってみます(大音量)。今度はまつげや眉毛の一本一本が見えます。しかし、化粧品のCMではありませんが、毛穴やニキビ跡も・・・。はたして、原画に含まれる情報だから見えるようにするのは当然でしょうか? 私なら、近くで見る作品の場合、画像に紗をかけたりソフトレンズを使ったりして柔らかな写真にすることでしょうね。現実とは違ってきますが、この手法は音楽再生にも使います。より心地よく音が響くように。
思い込みや錯覚で変わる印象
【音量設定への提案】
日頃聴くステレオの音量を3段階準備してはいかがでしょうか。
パターンA : 夜間など、周りに迷惑を掛けない程度で、かつ明瞭に聴こえる最小音量。
パターンB : 最も聴きやすく、日頃から耳に馴染んでいる音量。
パターンC : 最も大きな再生音が含まれ、かつ現在の環境で許容される音量。
(勿論、苦痛を感じるような設定ではありません。)
私の場合、パターンA・・・A7は諦めて、小型スピーカーのダイヤトーンを使うか、ヘッドホンにバトンタッチ!その方がストレスになりませんからね。(*^-^*)
パターンB・・・比較的ダイナミックレンジの小さい室内楽やイージーリスニング系楽曲が多く、音質調整等はパソコン側のソフトでおこない、USB-DAC経由でアンプに送ります。
(追記 : A7を魅力的に鳴らす・・・A7の良さを残しつつも低域は豊かに、中高域はハッとする艶やかさで聴く人を引き込みます。 どんなマジックを使うのか、今まで触れなかった部分を近いうちにお話しします。オーディオに取り組んだ半世紀の反省(ダジャレ?)から聴覚の不思議をオーディオ室で実感!もう少しお待ち下さい。)
→ 2016/10/24、Altec A7・・・豊かな低音(クリックで飛びます)・・・を聴くをご覧下さい。
パターンC・・・イコライザーは多くの場合OFFにしています。これはクラシックをはじめとした大編成オーケストラ用で、ダイナミックレンジの広い楽曲が多くなります。 でも、こういった楽曲で、ドカーン!と来る大迫力・・・それほど頻繁にある訳ではありません。
※写真の例とは、逆の調整のように思われるかも知れませんが、これで良いのです。 A7の音・・・大音量時、現在のオーディオルームでの再生では特に補正の必要はないのですが、比較的小音量の時は、これまで度々出ている弱点(重低音や倍音成分の多い高音(超高音域)が指摘されますので)をカバー! 一層聴きやすく、心地よい音を引き出すために若干お化粧するという訳です。
皆さんも、機器の素顔をしっかりと把握してから、必要に応じてお化粧に取り掛かるようにして下さいね。さもないと・・・ギョッとする厚化粧に!・・・おっと失礼! でも、別にこれってあなたのことではありませんよ。(←ここは色を付ける必要はなかったですね。)
皆さんも、こんな感じで自分の基準となる音量設定をして、どんな音量でも心地よい音が聴けるよう準備してみましょう。
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【静寂地獄とは、一体どんなもの?】
さて、前号の写真説明の中で、Cオーディオルームへようこそ!・・・ドアを2枚閉めるとそこは別世界!・・・いいえ、そこには思いもよらない静寂地獄が待っていた!・・・ミステリー小説? 恐怖の始まり・・・なんて言っていますが、どんな恐怖か、皆さんは想像できますか?
また、沈黙の音って聴いたことありますか? サウンド・オブ・サイレンス・・・ でも、サイモンとガーファンクルの歌ではありませんよ。 では、無響室に入った経験・・・ありますか? 私は数回あります。音の反響が全くなく、正にこの世とは思えない世界です。
発生した音は、アッという間に減衰して、部屋は元の無音状態に戻ります。
こんな状態、自然界にはありそうもないですね。広い砂漠の真夜中でも、波のない静かな海でも、深い森の中でも自然界には音は存在します。しかも、自然界のこれらの音には多くの人が心地よく感じる何かがあるようです。
遮音性能が格段にアップした現在のオーディオルーム、決して無響室ではありません。
でも、室内で音を出さなければ当たり前に無音が続きます。無響室とは比べものにならないレベルとはいえ、遮音状況をじーっと確認していると『沈黙の音』が聞こえ始めるのです。どんな音?・・・皆さんは静かな状況を説明する時、どんな言葉を使いますか?
おそらく・・・『シーン』・・・ですね。 シーンという音・・・???・・・聴覚器官と脳の働きのようです。 深夜、じーっと音を聞こうと空間に耳を傾けていると聞こえるかも知れませんよ。
そして、この静けさ、私にとってはあまり歓迎できる環境ではなかったようです。ドアを締め切った状態にすると、自分にとって適切だと思う音量までボリュームが上げられなくなりました。かなり音量を下げないと長時間の音楽鑑賞が苦痛になっていたのです。 これではA7の良さを発揮出来ません。 30年近くも前のことです。せっかくのオーディオルームなのに。
しかし、その後、この状態から脱出することが出来たのです。
それは、偶然に無意識からの出来事でした。音量確保?での悩みを抱えた私・・・イライラ気味に音楽を聴きながら、無意識のうちにタバコに火をつけていました。オーディオルームは禁煙室!これは重大な?規律違反!です。家族からすれば・・・。しばらくすると、部屋にはタバコの煙が平面状の層となって広がっていました。ハッと我に返って・・・火を消すかと思いきや、消音型の同時給排換気扇を回したのです。
換気扇からのかすかな風切り音とモーター音が、連続音(ノイズと言った方がいいかも知れませんが。)となって部屋に満ちるような環境に慣れてくると、もう、このノイズを邪魔者とは思わなくなっていました。勿論、これが一気に起きた訳ではないでしょう。おそらくは数か月、いや・・・数年かかったかも知れません。そして、不思議なことに、音量を上げると音楽がより生き生きして来たように感じはじめたのです。A7の高音域に繊細さや伸びも感じられるのです。しかし、この状況をしっかり説明できるような論拠を示すことは、私には出来ません。・・・そう感じられるようになったということ以外は。
・・・かつての状況と違うことと言えば・・・そうです、タバコ事件・・・あれ以来、室内で発生するエアコンや換気扇のノイズを敢えて徹底的に、という程には排除しなくなったことです。連続音としてのかすかなノイズ、人間の生活空間には必要なものではないかと、今では思っています。オーディオルームにだって。
【ご注意】 これは喫煙を奨励するものでは決してありません。誤解のないようにお願いしますね。音楽鑑賞に支障のない程度の騒音・・・目くじら立てずに共存しましょう。勿論、音楽ソースにあるノイズは極力排除しましょう。
これは聴覚の錯覚(錯聴)かも知れません。それでも一向に構いません。私は映画も大好きですから。エッ!どういうこと?との疑問をお持ちですね。 映画もテレビも極論すれば、視覚の錯覚(錯視)の産物ですよ。 映画での物の動き・・・誰もスクリーン上で動き回る物体が存在するなんて思いませんね。本当は静止画が1秒間に24枚とか30枚(デジタルが主流の現在では、それ以外のフレーム数もありますので一概には言えません。)いずれにしても静止画像が間欠的に投影され、その視覚情報を脳が残像を含めて連続した滑らかな動きに見えるよう処理しているという訳です。従って、自分にとっての心地よい音が感じられれば、それでいいと思うに至ったのです。
そして、その延長にAltec A7ではなく、心地よく響く魅力的で個性的なスピーカーをレースのカーテンの向こうに作り上げたのです。これが10年ほど前のことです。
では、今回のラスト、錯覚の世界に皆さんをお連れします。
http://www.kecl.ntt.co.jp/IllusionForum/index.html ← いろんな錯覚を体験できますよ。
そして、聴覚の錯覚のメカニズムについての興味深い研究がありますので、こちらもご紹介します。 『聞こえと無意識の科学』と題する、柏野牧夫博士(心理学)の研究について、
小沢陽氏が書かれたものです。(東工大研究室紹介冊子のLandfall Vol.79)
http://pdf.landfaller.net/79/79-3.pdf (お詫び:左URLは、現在閲覧ができなくなっています。)
その代わりに『人はみな同じ世界を知覚しているか?: 柏野 牧夫 at TEDxKeioSFC』をご覧下さい。
次回、Altec A7の低音の豊かな響きをどうやって作り出したのか・・・そして、A7の低域の命とも言える825Bエンクロージャー、何故オリジナルのボックスでないのか・・・敢えてそうした!というお話しなどをしたいと思います。
http://enjoyhobby-livedoor.blog.jp/archives/2806107.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c8
9. 2020年8月16日 08:58:43 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[10]
2016年05月15日
オーディオ趣味・・・私の目指した音づくり そのE
Altec A7 心地よく音楽を聴こう!錯覚・奇策大歓迎!
http://enjoyhobby-livedoor.blog.jp/archives/3128409.html
前回は、音楽鑑賞での視覚・聴覚・錯覚などの活用・・・私の奇策例などをお話ししました。でも、私がオーディオ変人を思われるのも困りますので、近年見つけた視覚・聴覚に関する学者などの興味深い研究発表もご紹介しました。
今回は、Altec A7-500-8の低音域についてのお話しをメインに進めて行きます。
でも、ちょっとその前に、レオンの散歩コースの景色を紹介します。
こんな広々とゆったり出来る環境での散歩・・・贅沢さを満喫しながら体にも良いなんて、
本当に素敵なところです。あなたも、きっと住んでみたくなりますよ。
※レオンの散歩コース
また、車で少し出掛けてみると・・・三河湾に面した田原市と豊橋市一体には新しく出来た工業団地が広がっています。昔の記憶にあるような各地の工場地帯とはまるで違います。 環境にやさしい工場が多く集まっています。そして、その周辺には国内でも有数の再生可能エネルギー発電所がいくつもあります。風力と太陽光・・・この地方には豊富なエネルギーです。勿論、この地域での雇用創出にも大いに貢献していると思います。
※田原のソーラー発電+コメント
下の写真、両端は万場調整池から見える風力発電所。そして、中央2枚、その中の発電所の
ひとつに行ってみました。 遠目にはきゃしゃな風車ですが、 間近ではレオン同様巨大でした。
※背景の風車は隣エリアのもので、 頭上にそびえ立つ風車は近過ぎて写りませんでした。
※そこで、このブログの過去の号をご存知ない方のために、以前紹介した『酒呑みおやじ』さん撮影の『万場調整池』の全景を改めてご覧頂きましょう。本当にいい映像ですね。
●風力発電所のひとつに行ってみました。H720
では、A7の低域改善への取り組みについてお話しします。
【それまでのスピーカーについての一言とAltec A7導入】
オーディオ趣味の初期、自宅で聴いてきたスピーカーは比較的大きなブックシェルフ型が多く、それなりに満足していました。社会人になってしばらくの間、オーディオ機器を置いていた部屋は遮音面などの問題はあるものの12畳程の洋間だったことから、その後ゆったり鳴らせる床置きの大型スピーカーを導入していました。Pioneer CS-100やCS-770です。 特にCS-100は大きな部屋には最適で、ダンスホール等でも使われていたようです。
高級感あふれるローズウッド仕上げであの大きさですから見栄えがしました。また、密閉型ということもあってか、低域から中音域に変なクセもなく素直な音でした。まあ、逆の見方をすれば個性的ではなかったとも・・・。
そして、個性的な鳴り?を求めて、ALTEC A7を検討し始め、これが聴けそうなオーディオショップを見つけると出掛けて行きました。NETがない時代にはそんな情報を得るのも大変でした。 Altec A7狙いのところ“A5”だったり、“612C” “620A”といったモニタースピーカーだったり、JBL-4343等も試聴しました。勿論、カタログやオーディオ誌での情報も・・・。
結果はやはりA7!・・・揺らぎませんでした。ジャズボーカル、ピアノ、ベース、ドラム、シンバル・・・これしかないといった感じでした。・・・ところが・・・・。※Pioneer CS-100 & CS-770 ・・・
【A7の低音域を担うエンクロージャー(スピーカーボックス)】
独特な形状のエンクロージャーということもあり、手のひらを置いたり、こぶしで軽く叩いたり・・・おや?と思いました。その頃のメインスピーカーのCS-100やCS-770・・・
どれもボックスの板が厚く、CS-100は3cmもあることから軽く叩いてもコツコツ! 再生中に手のひらを添えても振動はほとんど感じなかったのです。ところが、A7のは違いました。オーディオ誌でいうボックスをうまく鳴らした音づくりとは、このことかと。 極端に表現すれば、ギターやバイオリンの音色や響き等は胴の出来次第で決まるみたいな。
かつて、ギターやバイオリンに実際触れてきた来た私・・・それまでスピーカーボックスに求めて来た強固な作りとは相反するもので、これは使いこなしが難しい、と感じました。
そういえば、A7を聴いてきた場所は劇場は別としても、広いスペースでのデモ再生でした。これを狭い家庭のオーディオ室に持ち込んで、部屋の影響をまともに受けることになれば、あの響きは・・・などとの躊躇、まるで海辺の波のように何度も打ち寄せていました。
そこで、A7のエンクロージャー(825 Type)の働きを再確認してみました。
@位相反転型(バスレフ型):ヘルムホルツ共鳴を利用して低域を増強する。(スピーカーユニットの後ろ側ではコーンから出る音は逆位相だが、前面にダクトを設けることで位相が反転して同位相となり、低域が増強される。 これらはユニットの情報とボックスの容量等から計算して、最良のダクト面積や長さを導き出すことが可能。Bass Reflex)
Aフロントロード・ショートホーン:音の拡散を減らし、前方に集中させることで音圧を上げる(高能率化)ことが出来る。しかし、あの短いホーンと開口面積から低域をさらに引き下げるのは困難と判断した。(追記:ショートホーンの最も重要な役割は(私のエンクロージャーの作りは箱鳴りを抑えるための対策を除き、オリジナルのAltec 825に沿い、セッティングもマニュアルに従うため、これは敢えて記載は不要かも・・・。)低音ユニットと中高音ユニットの位相合わせと認識している。 即ち、ユニットの振動版の位置を合わせて、低音と中高音の音の繋がりを自然なものにする設計になっていること。)
B箱を響かせる:弦楽器を例に挙げたが、これを新しいオーディオ室(ひとつ前のモノクロ写真)で上手に制御するのは困難ではないかと、逆に響きを抑えることにした。ところが、オリジナルエンクロージャーでの補強は困難で、仮に響きを減らすことが出来たとしても、かなり音が変わりそうだと思った。その後、A7のオリジナルエンクロージャーの材質が米松合板から硬質パーティクルボードに変わったことを知り、既に採用していた耐水合板はその中間くらいの性質ではないかと幾分ホッとした。(板厚はホーン部分の18mmを除き、仕上げ突板を含めて21mmとした。) ※以下はAltec A7がどんな作りかの参考図面です。
※Altec A7 enclosure design for NET
【完成後のエンクロージャーの調整】
エンクロージャーの完成を待って、A7-500-8のスピーカーユニット等一式を購入、取り付けを完了するといよいよ試聴に入りました。A7採用を決定してから既に2年程経っていました。途中で気が変わらなかったのは、それほど“A7”の鳴り方などに魅力があったからだと思っています。 そして、その後も約2年程の楽しいながらも悪戦苦闘が続き、エージングもどうやら終わったのでしょう。中高域の硬さも取れたようで、かん高かった音も聴きやすくなって来ました。昔の車で言うなら、慣らし運転が終わった感じですね。
以前にも触れましたが、導入当初の頃、しかも小音量の時は、確かにカマボコ型周波数特性だったと思います。 音量を上げ始めると、低域も高域もそれなりに鳴ってくれましたが、我が家は映画館ではありませんから、A7の前にスクリーンのない部屋での適正音量はかなり落とさざると得ませんでした。そのためプリアンプの低域や高域は2.5dBから5dBほど上げる必要がありました。(音づくりCの低域・高域の増減のイメージ図参照下さい。概ね調整する低音/高音周波数の両端の音圧は2倍くらい上がる感じです。)これなら何とか・・・などとしばらく(数か月)聴いては、エンクロージャー上の左右の中高音ホーンの向きを広げたり、狭めたり、上に振ったり・・・ビニール袋に砂をたっぷり入れてホーンの上に置いてみたり等と頑張りました。(#^.^#) ※ホーン鳴きを抑えるとか・・・ほとんど変わりませんでした。 というより、仮にホーン鳴き(言い方を変えれば、原音にない歪?)が中高域に悪影響を与えているならば、Altec社が素早くその対策を講じる筈なので、これを含めての鳴り方の良い面を残したかったのかも・・・と思ったりしています。
【アルテック A7-500-8・・・最終的な調整】(懐かしいA7-500-8のカタログ:既掲載)
A7の箱鳴り?を減らすために板厚を増やしたり、補強桟をつけたり・・・定在波を防ぐためなら対向面だけに張ればよい吸音材を一面に貼ってみました。勿論、アコースティックサスペンション(空気をスピーカーの制動に使う)の密閉型のように吸音材を詰め込むのではなく、内壁にカーテンを吊るような感じでとめました。 また、バスレフ用のダクト部分を塞いで密閉箱に近い状態から徐々にダクト面積を広げ、バスレフ効果を試しました。軽くて強靭なコーン紙の低音は密閉でなく、ほぼオリジナルの設計通りのダクト面積でかなり低域が出ていました。 笑い話ですが、音は目に見えないことから、バスレフダクト前にチラシなどを垂らして音を出すと、バタバタと激しく震えはじめ、やがて剥がれて飛び散る・・・こんなこともやりました。そして、出て来た低音は、バスレフによる変な盛り上がりも少ないようで調整しやすい感じでした。モニタースピーカーにも採用された416タイプのウーファーは、どうやら低域の暴れが少なく素直に低域が減衰しているのでしょう。(※下図)
※35mmフィルムとAltec Diaphragm コメント+++
※Altec 416-8Aの再生周波数特性グラフ。 ※映画フィルムの写真は、私の映画好きな一面をご紹介するものです。
この図から100Hz〜40Hzの音圧減衰は、 ビデオが普及していない時代、映画と言えばフィルムしかありませんね。
滑らかで十分再生可能だと思われます。 一般家庭では8mm! 16mmや35mmの映画は、まずプロの世界でした。
【雑談・・・すぐ飛ぶ(壊れる)高域ドライバーって? ・・・そんなことはありません!】
写真中央にあるAltec 802-8Dのダイヤフラム(振動版)は当初のA7の中高音用ドライバーのものです。これを飛ばすなんて、一体どんな音量だったの!?・・・私は知りません。
実は・・・以前、ここでA7の音を聴いた私の友人が中学生の息子さんを連れて、是非聴かせてやって欲しいと立ち寄られたのです。残念ながら、私は運悪く仕事が入って不在・・・。家の者がFM放送なら鳴らせるのでは・・・とアンプ等のスィッチを入れたのですが、ボリュームを上げても、全く音が出て来ません。 オーディオ装置の機嫌が悪かったのではありませんよ。いろんな再生機器とつながっているセパレートアンプ(プリとメインに分かれたアンプ)・・・ファンクションスイッチ・・・外付けセレクター・・・目的のソースが再生が出来るルートはたったひとつです。そして、運良く・・・私にとっては運悪く・・・接続が最も単純なFM再生のルートにたどり着いたのです。しかも、ボリューム最大で! 驚いたことでしょう。・・・すぐにボリュームを下げて、その後もしばらく音楽を聴いていたようです。家の者はスピーカーの500Hz以上が鳴っていなくても、音が出ていたことから壊れたなんて、今でも思っていないようです。(*´ω`) せっかく期待していたのに、その中学生の息子さん・・・私が中学校の授業で先生に聴かせてもらったラヴェルのボレロ(2/18付)
の時のように『あの程度なら家で聴く音の方が絶対良いよね!』とお父さんに話したことでしょう。(ちなみに家の者とは・・・事実上の・・・愛犬のご主人様のことですよ。)
その後、中高音ドライバーを分解して断線を確認、ダイヤフラムを交換すべく、オーディオショップに・・・どこにも在庫はなく、しかも修理には1個当たり数万円・・・2個の修理費で安いステレオセットが買えてしまう。その頃は、まだ1ドルが200円以上の時代・・・苦労して計4万円でダイヤフラムを取り寄せ、自分で交換する羽目に。・・・お陰で、またエージングに逆戻り・・・。もっと早く、Mr.Altecの森本さんと知り合っていれば・・・。
では、ここで一服、ダニエル・バレンボイム指揮 The West–Eastern Divan Orchestra
【ラヴェル作曲 ボレロ】をお聴き下さい。(YouTube提供)
【低音の再生】
かつては、dbx "Dynamic Subharmonic Synthesizer"で55Hz以下の低音を取り出し、別のアンプで自作のサブウーファーを鳴らしていました。必要に応じて、かなり強烈な低音を出すことも出来ました。しかし、数年後にはクラシックのコンサートでも聴くことがないような重い低音・・・こんな低音が本当にいるのかな?なんて思うことが多くなりました。どうやら追加された低音が不自然、という印象を持ち始めたのでしょう。といっても、サブウーファーにアンプから送り込む低音の周波数は、これらの装置が扱うせいぜい27Hz〜55Hz。さらには20Hzをまともに再生できるスピーカーなんて、とても自作出来ません。
こんなことから、40Hz以上を上手に鳴らせるならば、これ以下は要らないのではとの考えを持ち始めました。(これは費用対効果からの考えですので、誤解なきようお願いします。)
とは言え、オーディオ雑誌等で音楽を聴くためには20Hz辺りまで必要(というニュアンス)
なんて載っていると、違和感を持つようにもなっていました。20Hzや30Hzの基音の楽器があるとしても、これが演奏で重要な部分を占めるかには疑問をもっています。88鍵ピアノの鍵盤で一番左の音は約27Hz、パイプオルガンではもっと低い音が出るようですが、ピアノも趣味の私、一番左の鍵盤なんて一度も演奏で弾いたことがありません。 ポップスだからでしょうか? 多くがそこから8つ目の鍵盤程度の約40Hzより高い鍵盤ばかりです。しかも、一番低い鍵盤から数個上まで叩いてみても(弾くという感じでなく・・・)明瞭な音階は、残念ながら判りにくいです。勿論、プロの音楽家や批評家には判るのでしょう。
エレクトーンとピアノ
※左は概ね現状です。 右側の2枚は、何でも試した2度目の中高域エージング時代。 JBL 2405Hの追加前です。
【倍音の利用】
高音域で重要な倍音は低音でも重要です。 半世紀も前、テープレコーダーで音楽を聴いていた頃、ベースやバスドラなんてまともに再生できる筈もないのに、これを聴けていると感じました。低域の基音が無理でも倍音がうまく鳴っていればそのように聴こえてくるのです。ベースの一番低い周波数は開放弦の約40Hz、バスドラでもこんなものでしょう。 むしろ、倍音の響きを聴いているので、その迫力が感じられるのかも知れませんね。また、時として数千Hzにもなるアタック音も大切な音です。アタック音・・・弦楽器、打楽器、ほとんどの楽器の出だしのほんの一瞬の音とは言え、これが音楽を生き生きさせ、明瞭感(解像度)や繊細さ(適量ならば・・・)も感じさせますから。
20Hzの音が入ったCD、スピーカーでこの20Hzがまともに再生出来ないとしても、悩むことはありません。しっかりと倍音の40Hz辺りから再生出来るようであればよいのですから。
ところが、実際上、この40Hz辺りは良くできたスピーカーでもなかなか十分には鳴ってくれません。でも、心配いりません。80Hz前後がバランス良く鳴ってくれれば大丈夫です。
A7の低音、38cmの大型スピーカーユニットということもあり、何とか40Hz辺りまでは鳴ってくれそうです。 そして、これを増幅するため、壁面や床の反射を利用してみようという訳です。ここで増幅される低域は、ごく自然に聴こえます。重過ぎず軽過ぎず、おそらく倍音成分が上手に増幅されているのかと思います。
それでも音楽ソースの低域や高域、あるいは中域に不満がある場合、再生時のデジタル処理で自分の気に入る音に近づけています。 これがオーディオ趣味として、行き過ぎた邪道と考える方があっても、それは受け流します。原音再生、HiFiの回でお話ししたように、何が原音かの基準が示されていない以上、自分の基準で心地よく聴ける音づくり!これが自分のオーディオ趣味の最終目標ですからね。
※Altec A7-500-8の低音を締まりがあるのに豊かに響くようにした・・・これについては、『もう少し具体的に言って欲しいなあ』というお話しもあり、近いうちにその方法(奇策のひとつ!錯聴の利用?)をお話しするつもりです。→('16年10月24日および`'17年12月20日に掲載)
そして、今回の最後にひと言、オーディオ趣味で『裸の王様』になっては見苦しいと思うのです。私のオーディオ機器に超ド級はありません。ここで言う『超ド級』とは、今の価値で例えれば、アンプでは50万とか100万円なんて高額の製品です。それは、私がそれを必要としていないから、という単純な理由です。オーディオショップやオーディオ誌で、100万とか数百万円のアンプを推薦する言葉に出会うと、見えない服を薦められて、結果として裸で大勢の人々が見守るなかを行進する王様の童話を思い出します。『この音の素晴らしさが判らない人は真のオーディオマニアとは言えません。もし、本当のオーディオマニアならば、この違いが判ってしかるべき・・・』なんて、半世紀もオーディオで苦戦して来た私には、まるで童話の笑い話です。 但し、『これが判るので、是非導入したい』という人、それを否定するものではありませんよ。その価格もデザインもその人にとっての心地よい音づくりに大きく貢献することも理解できますから。誰よりも素晴らしい音を聴かせてくれる装置を持っていると感じられる・・・視覚・聴覚での錯覚・・・大事ですからね。これも、趣味としてのオーディオなればこそ可能な心地よい音づくりの手法でしょう。 でも、私には無縁の・・・猫に小判かも知れませんね。
≪そうそうZ800-FW168HRは別です!良いと思います!≫
http://enjoyhobby-livedoor.blog.jp/archives/3128409.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c9
10. 2020年8月16日 09:01:13 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[11]
2016年03月07日
オーディオ趣味・・・・・音楽再生への意識の変化
Altec Lansing & JBL (James B. Lansing)
http://enjoyhobby-livedoor.blog.jp/archives/1934018.html
前回、私が影響を受けた音楽家や楽団、そして、私が出会った音響の専門家のお話しを始めました。しかし、彼ら音響の専門家と出会う前に、私はすでにAltec A7-500-8との悪戦苦闘の日々を送っていたのです。このあたりはもう少し説明しておきたいと思います。
私がトランペットを始めた中学時代やオーディオ趣味に第一歩を踏み入れた大学時代、多くの住宅は遮音性(気密性の低さも一因)が低く、この面では音楽の再生に向いているとは言えませんでした。(当時のオーディオ室の写真は2016.12.14号に掲載しています。)
必要かつ十分な音量が出せなければ、せっかくのステレオも実力は発揮できません。また、人の聴覚の特性は、音量を下げていくに従って高音域と低音域が聞こえにくくなります。 この高域と低域の補正がうまく出来なければ、俗に言うドンシャリ音になりかねません。
でも、これが『心地よい音』と思っている人には、それはそれでよしとし、他人がとやかく言うこともありませんが。
そんなことから、私がオーディオルームを備えたマイホームを建てた際の最優先事項は、
『望ましい音量』を確保するための『遮音性能』でした。趣味が隣家や家族に迷惑を掛ける
ことになれば、間違いなく彼らは私のオーディオ趣味に理解を示してくれないからです。
そして、完成したオーディオルームに、決断から2年以上の歳月をかけて手に入れた念願の
A7が収まったのです。 この時期の映像が『オーディオ趣味・・・私が影響を受けた音楽と音響専門家たち』のモノクロ写真です。(2016年02月27日掲載)
では何故、A7にそれ程こだわったのでしょうか。
※今も現役SPたち
それは、学生時代の映画館の音響への興味から始まり、社会人の仲間入り、そしてかなり後になり名古屋でのポール・モーリアやカーペンターズなどのコンサートで聴いたSRの音!
で決まったと言えるでしょう。ポール・モーリアのコンサートでは客席の中央前方の一角に
音響調整卓らしき機器が並び、音響監督?やオペレーターが付きっきりで作業をしているの
を間近に見える席!しかも、オーケストラのメンバーの広がりに合わせた間隔で、舞台左右
の客席寄りに2本1組で計4本・・・これは正しくA7 ! 2,000人も収容できる会場での
A7の実力、勿論、演奏の方も素晴らしく、まだ若々しい頃のポール・モーリアさん、独特の
指揮ぶりを含めて十分満喫しました。亡くなられてから、もう10年も経つのですね。
『エーゲ海の真珠』をはじめ、私のエレクトーンのレパートリーの多くが彼の演奏のコピー
だったことを思うと、とても残念です。
【Altec A7-500-8 と JBL Paragon D44000WXA】
(本棚の古いオーディオファイルの中からこんなものを見つけました。)
※●Altec A7 and JBL Paragon H1400
さて、オーディオショップ等でそれまでも度々聴いていたA7、他のスピーカーとは明らかに
鳴り方が違うと感じていました。ピアノやボーカル・・・的確には説明できませんが、生々
しくて、とにかく素晴らしかったのです。 但し、店舗で聴かせてくれた曲の多くがジャズ
でした。そして、これがその後、我が家でA7と悪戦苦闘することにつながることになったの
です。とは言え、今までじっくり聴き比べて選んできたスピーカー、ユニットのタイプには
何らこだわりがなかったにも拘らず、写真のようにトゥイーターは全てホーン型ですね。
どうやら、ホーンの鳴り方が好きだったのでしょうね。学生の頃、映画館の音響・・・一体
どんなスピーカーから鳴っているんだろうか、と素朴な興味がわきました。普通ならばここ
で終わるところ、よく行った映画館(ロードショー館でなく、三番館。昔はロードショーが
700円位、その後は350円ほど?・・・学生にはこれ位でないと度々行けません。学食の定食
が100円台の頃です。)最終回の映画が終わって観客がいなくなるまで粘って、スクリーン
の後ろや映写室を見せてもらえる程、劇場で働く人たちと親しくなりました。残念ながら、
その映画館にAltecはありませんでしたが・・・。
【Altec "Voice of The Theatre" 】=brochure=
Voice of the theatre catalog 001
※こんな資料も出て来ました。40年以上も経つと変色等もひどかったのですが、上の通り何とか修正できました。(笑) 導入前にいろんなショップで、A7は勿論、A5もじっくり聴きました。大規模な映画館や劇場等を想定したA5は良くも悪くもとにかく強烈で、とても私の手に負えるようには思えませんでした。それに比べると"A7"はむしろまろやかで繊細な印象だったのです。そして、その鳴り方は憧れの音そのものでした。参考までに掲載しました。
【悪戦苦闘】
A7は元々映画館用に作られたスピーカーで、小出力のアンプしかなかった時代、映画館の
後方まで十分な音量でセリフや効果音・音楽が聞こえるように設計されたものです。
しかも、スピーカーの前には丈夫なスクリーンが張ってあります。小さな穴が規則正しく空いているとはいえ、スクリーンを通して明瞭に音を伝えるのは大変なことです。周波数帯域
については広帯域化より、必要な音声を明瞭に伝えるための中音域の充実を求めた訳です。
技術的なレベルは別として、その頃はそれでもよかったのでしょう。
その後、劇場用スピーカーは幾多の改良がなされ、A7も高域は20kHzまで再生が可能となり
ましたが、これをスクリーンのない家庭に持ち込んでも、かまぼこ型の周波数特性(ドンシャリの逆)を適正に補正しなくてはかん高いばかりで、とても聴けませんでした。
これが、悪戦苦闘の概要です。
そんな時に出会えたのがマーク・ウレダ氏だったのです。
講演とその後のお話しで、私が興味のあるところを抜き出してみます。というより、講演の主題である『Apparent Apex Theory』は私ごときに理解できる筈もないので・・・。
mantaray horn AB+
※写真の左は、その時マーク・ウレダ氏から頂いたサインです。
・アルテックのスピーカーは昔から軽いコーン紙で能率の高さを優先してきた。(音楽再生
時に瞬発力があり、楽器のリアル感が失われにくい。)
・高能率なスピーカーが、デジタルサウンドの広いダイナミックレンジの再生には不可欠。
・1940年代は映画館用の設計で周波数レンジも狭かったが、今では(お話しの当時)コン
ピュータの活用と素材や技術の進歩によって、使用目的に応じたスピーカーを作れるよう
になった。
・アルテックにとってデジタルサウンド(CDや現在はネット配信の楽曲・映画館の音響
等)は大歓迎のソース。
・必要な周波数帯域をバランスよく調整することで、どんなジャンルも十分再生できる。
等々・・・・。そして、最後に『私もA7を愛用しているよ。』とのこと。
(ウレダ氏は日本語を話しません。ついでながら。)
---------------------------------------------------------------------------
その後、我が家のAltecの周波数帯域ワイド化に挑戦、A7の守備範囲には手を加えず、その
良さを残しながら、JBL 2405H用に8kHz以上のハイパスフィルターを作り、これでカバー
することにしたのです。
勿論、氏がJBLに移られる(2010年)ことなど、私は予想だにしなかったが、我が家でのAltecとJBLのコラボ・・・・不思議な縁ですね。
また、重低音強化のためサブウーファーを設計、これも2年がかりで製作。
これの駆動は“dbx Dynamic Subharmonic Synthesizer”で超低域を抜き出し、専用のアンプで2本のスピーカーをパラレル接続で鳴らしていました。現在のように小型で高性能なものがあったなら、そんな苦労は不要だったのに・・・。
1本55kgのこのサブウーファー2本、その後20年近くA7の台を兼ねていたが、10年程前に
私の音楽ソースのデジタル化の波に押され、A7の持ち味でもある張りのある締まった低域を
パソコンで調整する※ことも可能になり、廃棄となった。(※近い将来、この秘策を!)
いよいよ、我が趣味もデジタルサウンド時代への移行となりました。(※10/24をどうぞ)
【JBL 2405Hについて】
JBL 2405H -01
-------------------------------------------------------------------------
ところで、いかにスピーカーに特化したお話しとは言え、メインスピーカーの A7-500-8や
元メインだったPioneer CS-100、CS-770以外のオーディオ機器はどうなっていたの?と
いう質問、ありですね。アンプ等の機器、一部は前回の写真で登場していますが・・・使わないものはお払い箱。そうです! これも断捨離精神の餌食・・・
http://enjoyhobby-livedoor.blog.jp/archives/1934018.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c10
1. 2020年8月16日 09:04:47 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[12]
絶対に買ってはいけない アルテック VOICE OF THE THEATER A5・A7
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/993.html#c1
32. 2020年8月16日 09:27:53 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[13]
2020年08月16日
『幸福な期間』が終わった中国に今後起きること
繁栄はある日突然終わる
ビッグウェーブは永遠に続かない
どんな国にも好調期を不調期があり、好調な時はやる事なすこと全てうまく行きます。
全盛期のイチローみたいなもので打ち損じがランニングホームランになったり、後ろ向きでジャンピングキャッチできたりする。
国家も好調期にはやる事なすこと全て大成功し、この成功は永遠に続くだろうと誰もが思います。
だが一旦落ち目になると物事は逆方向に大きな力が発生し、何もかも全てうまく行かなくなります。
日本は1990年までが好調期だったが、ある日を境に突然すべてがうまく行かなくなりました。
振り返るとその「ある日」は昭和が終わった1989年(昭和64年)1月7日で、この日昭和天皇が崩御しました。
「天皇が変わっても日本経済は絶好調で無敵なのだ」と皆思っていたが、現実はこの日から日本は坂道を転落し始めた。
1989年(平成元年)4月1日には消費税がスタートし、日本の国家目標は経済成長ではなく「消費税増税」だけになります。
消費税創設1年後にバブル経済が崩壊し、地価の暴落や株式暴落、給料も暴落し日本の価値も暴落した。
これほど短期間に数多くの失敗をした例は、大戦後半の大本営くらいしか例がないほどです。
中国は清国末期から1970年代まで100年間も大崩壊時代があり、改革開放以降は好調期になった。
落ち目になった日本と肥え太ったアメリカ
転機になったのは1972年のニクソン訪中で、この頃アメリカの敵はソ連と日本で中国に関心はなかった。
この時アメリカはベトナムで負けつつあり、自由主義陣営はソ連の共産陣営に負けるのではないかと考えられていた。
さらに日本の経済成長や輸出攻勢でアメリカ経済はどん底になりつつあり、80年代には日本のGDPがアメリカを超えるのではと思われた。
ニクソン大統領は日本嫌いで知られており、1971年8月15日に米ドル紙幣と金との兌換停止を行いニクソンショックを起こした。
ニクソンはこの事を「日本を倒すという意味で8月15日を選んだ」と語っていて、目的は円高で日本経済を破壊する為でした。
この後もアメリカでは日本に批判的な大統領が続き、日本より中国を優遇しました。
例えば慰安婦や南京、教科書問題は実はクリントンやレーガンなど米大統領が韓国や中国に「日本を叩いてくれ」と依頼したと言われています。
当時日米貿易摩擦が大問題になっていて、アメリカは日本に打撃を与えて交渉を有利に進めたかった。
例えば2007年に安倍首相はブッシュ大統領に慰安婦問題で謝罪しているが、これもブッシュが韓国に「騒いでくれ」と依頼して安倍首相を謝罪させました。
食べごろの中国
最初に謝罪した日本は貿易交渉の主導権を奪われ、日本側は「ごめんなさい」と謝罪してアメリカの主張を受け入れました。
中国の全盛期は2008年の北京五輪とリーマンショックまでで、その後の10年は毎年100兆円以上もの公共事業で経済成長をしていました。
土木工事で経済成長するのは後進国のやる事で、GDP500兆円の国がやると成長分以上の債務増加に悩まされます。
今では中国の国家債務はGDP比率300%と推測されていて、GDP1500兆円とすると4000兆円以上の政府債務があります。
中国は国家破産する前にアメリカのGDPを超える青写真を描いていたが、逃げ水のように目標は遠ざかっている。
これを見てアメリカは「そろそろ中国を潰すタイミングだ」と思い攻勢をかけています。
ユダヤ→イギリス→アメリカの欧米には「ブタは太らせて食え」という格言があり、中国は食べごろになりました。
これからアメリカを中心とする欧米諸国は中国を絞り上げて、搾りかすも出ないほど奪いつくすでしょう。
最終的に中国はソ連のように解体されるか、ドイツのように分割されるか、日本のように国土の半分を奪われるかも知れません。
元々「中国人(北京人)」の領土は北京周辺だけなので、香港やウイグルやチベットやモンゴル、旧満州なども違法な支配でしかありません。
http://www.thutmosev.com/archives/83655038.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/580.html#c32
6. 中川隆[-11828] koaQ7Jey 2020年8月16日 09:28:24 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[14]
2020年08月16日
『幸福な期間』が終わった中国に今後起きること
繁栄はある日突然終わる
ビッグウェーブは永遠に続かない
どんな国にも好調期を不調期があり、好調な時はやる事なすこと全てうまく行きます。
全盛期のイチローみたいなもので打ち損じがランニングホームランになったり、後ろ向きでジャンピングキャッチできたりする。
国家も好調期にはやる事なすこと全て大成功し、この成功は永遠に続くだろうと誰もが思います。
だが一旦落ち目になると物事は逆方向に大きな力が発生し、何もかも全てうまく行かなくなります。
日本は1990年までが好調期だったが、ある日を境に突然すべてがうまく行かなくなりました。
振り返るとその「ある日」は昭和が終わった1989年(昭和64年)1月7日で、この日昭和天皇が崩御しました。
「天皇が変わっても日本経済は絶好調で無敵なのだ」と皆思っていたが、現実はこの日から日本は坂道を転落し始めた。
1989年(平成元年)4月1日には消費税がスタートし、日本の国家目標は経済成長ではなく「消費税増税」だけになります。
消費税創設1年後にバブル経済が崩壊し、地価の暴落や株式暴落、給料も暴落し日本の価値も暴落した。
これほど短期間に数多くの失敗をした例は、大戦後半の大本営くらいしか例がないほどです。
中国は清国末期から1970年代まで100年間も大崩壊時代があり、改革開放以降は好調期になった。
落ち目になった日本と肥え太ったアメリカ
転機になったのは1972年のニクソン訪中で、この頃アメリカの敵はソ連と日本で中国に関心はなかった。
この時アメリカはベトナムで負けつつあり、自由主義陣営はソ連の共産陣営に負けるのではないかと考えられていた。
さらに日本の経済成長や輸出攻勢でアメリカ経済はどん底になりつつあり、80年代には日本のGDPがアメリカを超えるのではと思われた。
ニクソン大統領は日本嫌いで知られており、1971年8月15日に米ドル紙幣と金との兌換停止を行いニクソンショックを起こした。
ニクソンはこの事を「日本を倒すという意味で8月15日を選んだ」と語っていて、目的は円高で日本経済を破壊する為でした。
この後もアメリカでは日本に批判的な大統領が続き、日本より中国を優遇しました。
例えば慰安婦や南京、教科書問題は実はクリントンやレーガンなど米大統領が韓国や中国に「日本を叩いてくれ」と依頼したと言われています。
当時日米貿易摩擦が大問題になっていて、アメリカは日本に打撃を与えて交渉を有利に進めたかった。
例えば2007年に安倍首相はブッシュ大統領に慰安婦問題で謝罪しているが、これもブッシュが韓国に「騒いでくれ」と依頼して安倍首相を謝罪させました。
食べごろの中国
最初に謝罪した日本は貿易交渉の主導権を奪われ、日本側は「ごめんなさい」と謝罪してアメリカの主張を受け入れました。
中国の全盛期は2008年の北京五輪とリーマンショックまでで、その後の10年は毎年100兆円以上もの公共事業で経済成長をしていました。
土木工事で経済成長するのは後進国のやる事で、GDP500兆円の国がやると成長分以上の債務増加に悩まされます。
今では中国の国家債務はGDP比率300%と推測されていて、GDP1500兆円とすると4000兆円以上の政府債務があります。
中国は国家破産する前にアメリカのGDPを超える青写真を描いていたが、逃げ水のように目標は遠ざかっている。
これを見てアメリカは「そろそろ中国を潰すタイミングだ」と思い攻勢をかけています。
ユダヤ→イギリス→アメリカの欧米には「ブタは太らせて食え」という格言があり、中国は食べごろになりました。
これからアメリカを中心とする欧米諸国は中国を絞り上げて、搾りかすも出ないほど奪いつくすでしょう。
最終的に中国はソ連のように解体されるか、ドイツのように分割されるか、日本のように国土の半分を奪われるかも知れません。
元々「中国人(北京人)」の領土は北京周辺だけなので、香港やウイグルやチベットやモンゴル、旧満州なども違法な支配でしかありません。
http://www.thutmosev.com/archives/83655038.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/601.html#c6
44. 中川隆[-11826] koaQ7Jey 2020年8月16日 09:31:51 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[16]
62. 中川隆[-11827] koaQ7Jey 2020年8月16日 09:31:51 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[15]
2020年08月16日
『幸福な期間』が終わった中国に今後起きること
繁栄はある日突然終わる
ビッグウェーブは永遠に続かない
どんな国にも好調期を不調期があり、好調な時はやる事なすこと全てうまく行きます。
全盛期のイチローみたいなもので打ち損じがランニングホームランになったり、後ろ向きでジャンピングキャッチできたりする。
国家も好調期にはやる事なすこと全て大成功し、この成功は永遠に続くだろうと誰もが思います。
だが一旦落ち目になると物事は逆方向に大きな力が発生し、何もかも全てうまく行かなくなります。
日本は1990年までが好調期だったが、ある日を境に突然すべてがうまく行かなくなりました。
振り返るとその「ある日」は昭和が終わった1989年(昭和64年)1月7日で、この日昭和天皇が崩御しました。
「天皇が変わっても日本経済は絶好調で無敵なのだ」と皆思っていたが、現実はこの日から日本は坂道を転落し始めた。
1989年(平成元年)4月1日には消費税がスタートし、日本の国家目標は経済成長ではなく「消費税増税」だけになります。
消費税創設1年後にバブル経済が崩壊し、地価の暴落や株式暴落、給料も暴落し日本の価値も暴落した。
これほど短期間に数多くの失敗をした例は、大戦後半の大本営くらいしか例がないほどです。
中国は清国末期から1970年代まで100年間も大崩壊時代があり、改革開放以降は好調期になった。
落ち目になった日本と肥え太ったアメリカ
転機になったのは1972年のニクソン訪中で、この頃アメリカの敵はソ連と日本で中国に関心はなかった。
この時アメリカはベトナムで負けつつあり、自由主義陣営はソ連の共産陣営に負けるのではないかと考えられていた。
さらに日本の経済成長や輸出攻勢でアメリカ経済はどん底になりつつあり、80年代には日本のGDPがアメリカを超えるのではと思われた。
ニクソン大統領は日本嫌いで知られており、1971年8月15日に米ドル紙幣と金との兌換停止を行いニクソンショックを起こした。
ニクソンはこの事を「日本を倒すという意味で8月15日を選んだ」と語っていて、目的は円高で日本経済を破壊する為でした。
この後もアメリカでは日本に批判的な大統領が続き、日本より中国を優遇しました。
例えば慰安婦や南京、教科書問題は実はクリントンやレーガンなど米大統領が韓国や中国に「日本を叩いてくれ」と依頼したと言われています。
当時日米貿易摩擦が大問題になっていて、アメリカは日本に打撃を与えて交渉を有利に進めたかった。
例えば2007年に安倍首相はブッシュ大統領に慰安婦問題で謝罪しているが、これもブッシュが韓国に「騒いでくれ」と依頼して安倍首相を謝罪させました。
食べごろの中国
最初に謝罪した日本は貿易交渉の主導権を奪われ、日本側は「ごめんなさい」と謝罪してアメリカの主張を受け入れました。
中国の全盛期は2008年の北京五輪とリーマンショックまでで、その後の10年は毎年100兆円以上もの公共事業で経済成長をしていました。
土木工事で経済成長するのは後進国のやる事で、GDP500兆円の国がやると成長分以上の債務増加に悩まされます。
今では中国の国家債務はGDP比率300%と推測されていて、GDP1500兆円とすると4000兆円以上の政府債務があります。
中国は国家破産する前にアメリカのGDPを超える青写真を描いていたが、逃げ水のように目標は遠ざかっている。
これを見てアメリカは「そろそろ中国を潰すタイミングだ」と思い攻勢をかけています。
ユダヤ→イギリス→アメリカの欧米には「ブタは太らせて食え」という格言があり、中国は食べごろになりました。
これからアメリカを中心とする欧米諸国は中国を絞り上げて、搾りかすも出ないほど奪いつくすでしょう。
最終的に中国はソ連のように解体されるか、ドイツのように分割されるか、日本のように国土の半分を奪われるかも知れません。
元々「中国人(北京人)」の領土は北京周辺だけなので、香港やウイグルやチベットやモンゴル、旧満州なども違法な支配でしかありません。
http://www.thutmosev.com/archives/83655038.html
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/258.html#c44
11. 中川隆[-11825] koaQ7Jey 2020年8月16日 09:32:12 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[17]
2020年08月16日
『幸福な期間』が終わった中国に今後起きること
繁栄はある日突然終わる
ビッグウェーブは永遠に続かない
どんな国にも好調期を不調期があり、好調な時はやる事なすこと全てうまく行きます。
全盛期のイチローみたいなもので打ち損じがランニングホームランになったり、後ろ向きでジャンピングキャッチできたりする。
国家も好調期にはやる事なすこと全て大成功し、この成功は永遠に続くだろうと誰もが思います。
だが一旦落ち目になると物事は逆方向に大きな力が発生し、何もかも全てうまく行かなくなります。
日本は1990年までが好調期だったが、ある日を境に突然すべてがうまく行かなくなりました。
振り返るとその「ある日」は昭和が終わった1989年(昭和64年)1月7日で、この日昭和天皇が崩御しました。
「天皇が変わっても日本経済は絶好調で無敵なのだ」と皆思っていたが、現実はこの日から日本は坂道を転落し始めた。
1989年(平成元年)4月1日には消費税がスタートし、日本の国家目標は経済成長ではなく「消費税増税」だけになります。
消費税創設1年後にバブル経済が崩壊し、地価の暴落や株式暴落、給料も暴落し日本の価値も暴落した。
これほど短期間に数多くの失敗をした例は、大戦後半の大本営くらいしか例がないほどです。
中国は清国末期から1970年代まで100年間も大崩壊時代があり、改革開放以降は好調期になった。
落ち目になった日本と肥え太ったアメリカ
転機になったのは1972年のニクソン訪中で、この頃アメリカの敵はソ連と日本で中国に関心はなかった。
この時アメリカはベトナムで負けつつあり、自由主義陣営はソ連の共産陣営に負けるのではないかと考えられていた。
さらに日本の経済成長や輸出攻勢でアメリカ経済はどん底になりつつあり、80年代には日本のGDPがアメリカを超えるのではと思われた。
ニクソン大統領は日本嫌いで知られており、1971年8月15日に米ドル紙幣と金との兌換停止を行いニクソンショックを起こした。
ニクソンはこの事を「日本を倒すという意味で8月15日を選んだ」と語っていて、目的は円高で日本経済を破壊する為でした。
この後もアメリカでは日本に批判的な大統領が続き、日本より中国を優遇しました。
例えば慰安婦や南京、教科書問題は実はクリントンやレーガンなど米大統領が韓国や中国に「日本を叩いてくれ」と依頼したと言われています。
当時日米貿易摩擦が大問題になっていて、アメリカは日本に打撃を与えて交渉を有利に進めたかった。
例えば2007年に安倍首相はブッシュ大統領に慰安婦問題で謝罪しているが、これもブッシュが韓国に「騒いでくれ」と依頼して安倍首相を謝罪させました。
食べごろの中国
最初に謝罪した日本は貿易交渉の主導権を奪われ、日本側は「ごめんなさい」と謝罪してアメリカの主張を受け入れました。
中国の全盛期は2008年の北京五輪とリーマンショックまでで、その後の10年は毎年100兆円以上もの公共事業で経済成長をしていました。
土木工事で経済成長するのは後進国のやる事で、GDP500兆円の国がやると成長分以上の債務増加に悩まされます。
今では中国の国家債務はGDP比率300%と推測されていて、GDP1500兆円とすると4000兆円以上の政府債務があります。
中国は国家破産する前にアメリカのGDPを超える青写真を描いていたが、逃げ水のように目標は遠ざかっている。
これを見てアメリカは「そろそろ中国を潰すタイミングだ」と思い攻勢をかけています。
ユダヤ→イギリス→アメリカの欧米には「ブタは太らせて食え」という格言があり、中国は食べごろになりました。
これからアメリカを中心とする欧米諸国は中国を絞り上げて、搾りかすも出ないほど奪いつくすでしょう。
最終的に中国はソ連のように解体されるか、ドイツのように分割されるか、日本のように国土の半分を奪われるかも知れません。
元々「中国人(北京人)」の領土は北京周辺だけなので、香港やウイグルやチベットやモンゴル、旧満州なども違法な支配でしかありません。
http://www.thutmosev.com/archives/83655038.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/745.html#c11
58. 中川隆[-11824] koaQ7Jey 2020年8月16日 09:32:55 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[18]
2020年08月16日
『幸福な期間』が終わった中国に今後起きること
繁栄はある日突然終わる
ビッグウェーブは永遠に続かない
どんな国にも好調期を不調期があり、好調な時はやる事なすこと全てうまく行きます。
全盛期のイチローみたいなもので打ち損じがランニングホームランになったり、後ろ向きでジャンピングキャッチできたりする。
国家も好調期にはやる事なすこと全て大成功し、この成功は永遠に続くだろうと誰もが思います。
だが一旦落ち目になると物事は逆方向に大きな力が発生し、何もかも全てうまく行かなくなります。
日本は1990年までが好調期だったが、ある日を境に突然すべてがうまく行かなくなりました。
振り返るとその「ある日」は昭和が終わった1989年(昭和64年)1月7日で、この日昭和天皇が崩御しました。
「天皇が変わっても日本経済は絶好調で無敵なのだ」と皆思っていたが、現実はこの日から日本は坂道を転落し始めた。
1989年(平成元年)4月1日には消費税がスタートし、日本の国家目標は経済成長ではなく「消費税増税」だけになります。
消費税創設1年後にバブル経済が崩壊し、地価の暴落や株式暴落、給料も暴落し日本の価値も暴落した。
これほど短期間に数多くの失敗をした例は、大戦後半の大本営くらいしか例がないほどです。
中国は清国末期から1970年代まで100年間も大崩壊時代があり、改革開放以降は好調期になった。
落ち目になった日本と肥え太ったアメリカ
転機になったのは1972年のニクソン訪中で、この頃アメリカの敵はソ連と日本で中国に関心はなかった。
この時アメリカはベトナムで負けつつあり、自由主義陣営はソ連の共産陣営に負けるのではないかと考えられていた。
さらに日本の経済成長や輸出攻勢でアメリカ経済はどん底になりつつあり、80年代には日本のGDPがアメリカを超えるのではと思われた。
ニクソン大統領は日本嫌いで知られており、1971年8月15日に米ドル紙幣と金との兌換停止を行いニクソンショックを起こした。
ニクソンはこの事を「日本を倒すという意味で8月15日を選んだ」と語っていて、目的は円高で日本経済を破壊する為でした。
この後もアメリカでは日本に批判的な大統領が続き、日本より中国を優遇しました。
例えば慰安婦や南京、教科書問題は実はクリントンやレーガンなど米大統領が韓国や中国に「日本を叩いてくれ」と依頼したと言われています。
当時日米貿易摩擦が大問題になっていて、アメリカは日本に打撃を与えて交渉を有利に進めたかった。
例えば2007年に安倍首相はブッシュ大統領に慰安婦問題で謝罪しているが、これもブッシュが韓国に「騒いでくれ」と依頼して安倍首相を謝罪させました。
食べごろの中国
最初に謝罪した日本は貿易交渉の主導権を奪われ、日本側は「ごめんなさい」と謝罪してアメリカの主張を受け入れました。
中国の全盛期は2008年の北京五輪とリーマンショックまでで、その後の10年は毎年100兆円以上もの公共事業で経済成長をしていました。
土木工事で経済成長するのは後進国のやる事で、GDP500兆円の国がやると成長分以上の債務増加に悩まされます。
今では中国の国家債務はGDP比率300%と推測されていて、GDP1500兆円とすると4000兆円以上の政府債務があります。
中国は国家破産する前にアメリカのGDPを超える青写真を描いていたが、逃げ水のように目標は遠ざかっている。
これを見てアメリカは「そろそろ中国を潰すタイミングだ」と思い攻勢をかけています。
ユダヤ→イギリス→アメリカの欧米には「ブタは太らせて食え」という格言があり、中国は食べごろになりました。
これからアメリカを中心とする欧米諸国は中国を絞り上げて、搾りかすも出ないほど奪いつくすでしょう。
最終的に中国はソ連のように解体されるか、ドイツのように分割されるか、日本のように国土の半分を奪われるかも知れません。
元々「中国人(北京人)」の領土は北京周辺だけなので、香港やウイグルやチベットやモンゴル、旧満州なども違法な支配でしかありません。
http://www.thutmosev.com/archives/83655038.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/121.html#c58
12. 中川隆[-11823] koaQ7Jey 2020年8月16日 09:33:39 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[19]
2020年08月16日
『幸福な期間』が終わった中国に今後起きること
繁栄はある日突然終わる
ビッグウェーブは永遠に続かない
どんな国にも好調期を不調期があり、好調な時はやる事なすこと全てうまく行きます。
全盛期のイチローみたいなもので打ち損じがランニングホームランになったり、後ろ向きでジャンピングキャッチできたりする。
国家も好調期にはやる事なすこと全て大成功し、この成功は永遠に続くだろうと誰もが思います。
だが一旦落ち目になると物事は逆方向に大きな力が発生し、何もかも全てうまく行かなくなります。
日本は1990年までが好調期だったが、ある日を境に突然すべてがうまく行かなくなりました。
振り返るとその「ある日」は昭和が終わった1989年(昭和64年)1月7日で、この日昭和天皇が崩御しました。
「天皇が変わっても日本経済は絶好調で無敵なのだ」と皆思っていたが、現実はこの日から日本は坂道を転落し始めた。
1989年(平成元年)4月1日には消費税がスタートし、日本の国家目標は経済成長ではなく「消費税増税」だけになります。
消費税創設1年後にバブル経済が崩壊し、地価の暴落や株式暴落、給料も暴落し日本の価値も暴落した。
これほど短期間に数多くの失敗をした例は、大戦後半の大本営くらいしか例がないほどです。
中国は清国末期から1970年代まで100年間も大崩壊時代があり、改革開放以降は好調期になった。
落ち目になった日本と肥え太ったアメリカ
転機になったのは1972年のニクソン訪中で、この頃アメリカの敵はソ連と日本で中国に関心はなかった。
この時アメリカはベトナムで負けつつあり、自由主義陣営はソ連の共産陣営に負けるのではないかと考えられていた。
さらに日本の経済成長や輸出攻勢でアメリカ経済はどん底になりつつあり、80年代には日本のGDPがアメリカを超えるのではと思われた。
ニクソン大統領は日本嫌いで知られており、1971年8月15日に米ドル紙幣と金との兌換停止を行いニクソンショックを起こした。
ニクソンはこの事を「日本を倒すという意味で8月15日を選んだ」と語っていて、目的は円高で日本経済を破壊する為でした。
この後もアメリカでは日本に批判的な大統領が続き、日本より中国を優遇しました。
例えば慰安婦や南京、教科書問題は実はクリントンやレーガンなど米大統領が韓国や中国に「日本を叩いてくれ」と依頼したと言われています。
当時日米貿易摩擦が大問題になっていて、アメリカは日本に打撃を与えて交渉を有利に進めたかった。
例えば2007年に安倍首相はブッシュ大統領に慰安婦問題で謝罪しているが、これもブッシュが韓国に「騒いでくれ」と依頼して安倍首相を謝罪させました。
食べごろの中国
最初に謝罪した日本は貿易交渉の主導権を奪われ、日本側は「ごめんなさい」と謝罪してアメリカの主張を受け入れました。
中国の全盛期は2008年の北京五輪とリーマンショックまでで、その後の10年は毎年100兆円以上もの公共事業で経済成長をしていました。
土木工事で経済成長するのは後進国のやる事で、GDP500兆円の国がやると成長分以上の債務増加に悩まされます。
今では中国の国家債務はGDP比率300%と推測されていて、GDP1500兆円とすると4000兆円以上の政府債務があります。
中国は国家破産する前にアメリカのGDPを超える青写真を描いていたが、逃げ水のように目標は遠ざかっている。
これを見てアメリカは「そろそろ中国を潰すタイミングだ」と思い攻勢をかけています。
ユダヤ→イギリス→アメリカの欧米には「ブタは太らせて食え」という格言があり、中国は食べごろになりました。
これからアメリカを中心とする欧米諸国は中国を絞り上げて、搾りかすも出ないほど奪いつくすでしょう。
最終的に中国はソ連のように解体されるか、ドイツのように分割されるか、日本のように国土の半分を奪われるかも知れません。
元々「中国人(北京人)」の領土は北京周辺だけなので、香港やウイグルやチベットやモンゴル、旧満州なども違法な支配でしかありません。
http://www.thutmosev.com/archives/83655038.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/128.html#c12
1. 中川隆[-11822] koaQ7Jey 2020年8月16日 11:30:23 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[20]
中国人強制連行の証言記録
前文中略
東条英機内閣決定事項
昭和17年11月27日 華人労働者内地移入に関する閣議決定
昭和18年4月〜11月 華北労務者内地移入実施要項にて試験移入
昭和19年2月28日 華人労務者内地移入の促進に関する件、時間会議決定
「労工狩り」の実態
次官会議で「華人労務者内地移入ノ促進二関スル件」が決定したことによって、中国人労務者の移入が本格化していくのだが、現地で労務者を集めるのを「労工狩り」といった。しかし、実際には、中国内で労働者を集める労工狩りは、軍部の手によって日中戦争のころから大々的におこなわれていた。とくに、北支方面軍司令官の多田駿が、1940年8月から10月にかけて八路軍との大戦で大損害を受けて首になり、1941年に岡村寧次が司令官となって、三光政策〈殺光(殺しっくす)、焼光(焼きつくす)、略光(うばいっくす)〉を実施するようになってから、いっそう苛酷をきわめるようになった。
1941年8月下旬から9月初旬にかけて、中国華北の山東省博山西方地区で北支那方面軍一二軍の手で実行された博西作戦の労工狩りは、次のようなものであった。
真夜中の一二時、たたき起こされた私たちは、『こんどの作戦は、土百姓どもを一人残さず全部つかまえるんだ』という中隊長池田中尉の怒号のもとに、重い足を引きずりながら歩きつづけ、ようやく夜が明けたころ、風一つなく朝餉の煙が真っ直ぐに立つ、平和で静かな二百余戸の部落の近くに中隊は停止した。しばらくして分隊長松下伍長が、小隊長のところから帰ってくるなりいった。
『オイツ、出発だ。部落にはいったら、片っぱしから老百姓(中国での農民の俗称)をとっ捕まえるんだ。いいか・・・。』というが早いか、道に半分あまり倒れている高梁の幹を、ブキブキ踏み倒し、部落に向かって歩き出した。
分隊が部落にはいると、静かであった村が、カタカタ、ドンドン、バタクバタリ、ガチャンガチャンと、急に暴風でも来たように、一瞬にして嵐に化した」
※大木伸治「労工狩り」『三光−日本人の中国における戦争犯の告白』(光文社刊所収)
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/206.html#c1
2. 中川隆[-11821] koaQ7Jey 2020年8月16日 12:47:47 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[21]
史上最高のモニタースピーカー アルテック 612A(銀箱)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1072.html
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/993.html#c2
1. 中川隆[-11820] koaQ7Jey 2020年8月16日 13:11:07 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[22]
最初に書いた様に、去年、土井ヶ浜弥生人 や x国加徳島獐遺跡出土人骨の核DNA分析から
半島南部には6000年前から縄文人と長江人が混血した稲作民がいて、その核DNAは現代日本人と全く同じだと確認されました。つまり、弥生時代に半島から日本へ渡って来た渡来人が現代日本人そのものだったのです。
厳密には、弥生時代後期以降に漢民族も日本に渡来しているので、
・半島南部の縄文人と長江人の混血した稲作民
・弥生時代後期以降に渡来した漢民族
・縄文時代からずっと日本に住んでいた縄文人
の三つの民族が現代日本人を構成しています。三つの民族の混血は明治以前は殆ど無かった様です。
http://www.asyura2.com/20/ban8/msg/208.html#c1
1. 中川隆[-11819] koaQ7Jey 2020年8月16日 13:44:47 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[23]
224: ディラン :2010/02/02(火) 21:44:15 HOST:FLH1Adl055.kyt.mesh.ad.jp
ALTEC9862 の魅力は広帯域再生だと思って居ります。
J−POP、クラシックはやはり広帯域再生で無いとね。フルレンジ派の方々には小僧扱いされそうですが。(笑)
9862の魅力は新しい録音のCD、LPも見事に再生します。
ウエスタン直系のALTECが話題に昇り難いのは鳴らし方に問題有りと思って居ります。
802,414、416+950です。最強だと思って居ります。
タンノイ、JBLに宣戦布告です。
(ALTECしか知らないだけか?コンプレックスの裏返しか、笑。)
228: ジークフリート :2010/02/04(木) 08:21:37 HOST:wb56proxy12.ezweb.ne.jp
怪傑黒頭巾じゃ面白くないですナ〜!
特にJBL辺りには戦線布告して、9862が#4344のパクリでないてな感じの主張なんかがあると、ギャラリーとしては楽しめますがね。
231: MIZ :2010/02/04(木) 18:53:28 HOST:p4030-ipad202akatuka.ibaraki.ocn.ne.jp
>9862の魅力は〜
>802,414、416+950です。最強だと思って居ります。
4WAYだけど、バランス良く鳴りますよね。
でもつまらない音ではなく、心地良い音色もでるし。
臨場感というか迫力もバッチリ(´ー`)b。
出来るなら、
ウォーミングアップCD一枚分の時間で慣らし運転すると
より反応が良くなり、より気持ち良く鳴ってくれます(躍動感UP?)。
>タンノイ、JBLに宣戦布告です。
9862を迎えながら自宅でも美音?環境つくりたいので
サブとして考えてるのが実は「タンノイSP」だったりします(爆。
タンノイSPは、箱鳴りも音としているとネットで良く見るので気になってます。
他は前使っていたNS-1200でしょうか。
>075
宣戦布告されたり終戦だったりあったようですが
ツイーターのダイヤフラムはJBLな!我が9862です(爆。
950のダイヤフラムが無いので
JBL075ダイヤフラムが代用されている訳ですが。
音の違いがどんなものか、じっくり聴いてみたいです
シクシク(ノ∀`)>JBL4343日本oo協会の録音技師の方が使いこなせずに難しい・・・
っだったんでしょね。
当時のスタジオモニターはJBLの4320、4325 4330、4331あたりとALTECの銀箱系統とその流派、ユニットが 604系(E、G)+箱612系(612A、612C、620)が多かった。
4343が出ても以降せずにそのままでしたからね。
そうしてるうちにウーレイやらガウスやらウエストレイクあたりが出てきて混戦になり、B&Wが参入してJBLもALTECもトドメ刺されたというかなんというか。
241: RW-2 :2010/02/11(木) 13:29:03 HOST:125.173.203.61.ap.yournet.ne.jp
パルジ様
エレクトリが音頭取って4343のようなヤツお願いしやんすで作った製品
ですからJBL風でなきゃいけなかったんだすよ。確かアメリカぢゃ販売しな
かったはずですよ。
歴史的に考慮しても一番アルテックらしくない製品でしょ。
しかしながら流石アルテック、潜在能力はバツグンらしいですよ。上手く鳴らす
にゃ非常にクリティカルなようで。
6041もエレクトリがウーレイのようなヤツお願いしやんすで作りやんした。
エレクトリで一番成功したのは一番安いDIGでしょね。2〜3Wのアンプで
ガンガン鳴りやんす。これが一番アルテックらしいでしょね。
242: ジークフリート :2010/02/11(木) 18:02:07 HOST:FLH1Aar090.oky.mesh.ad.jp
4343なんかはプレイバックモニターの部類ですから、録音技師の仕事用とはちょっと目的が違うんですよね。
しかし、TADやウエストレイクのダブルウーハー機と比べると、ちと半端な感じがします。
ま、今じゃジェネレックとか卓上ミニモニターの時代ですから、4320〜4343なんてのは既に過去のもの。
それにしても、6041やキングダムを見るたびに、同軸ユニットを使う意味があるのかナ?と思ってしまいます。
243: 世直し奉行 :2010/02/13(土) 02:28:03 HOST:p2147-ipbfp1601kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp
↑超ワイドレンジと同軸のメリット、我国マニアのニーズでしょう。
帯に短し襷に流し、本末転倒の為せる技???クラシックリスナーは大変?です。
音量差で、其の都度調教は難儀?!毎日が精神衛生上地獄?です!
結果、胃潰瘍に?多分!!!
244: ディラン :2010/02/13(土) 14:25:42 HOST:FLH1Adl055.kyt.mesh.ad.jp
ジークフリートさん
9862の例の蜂の巣の真似、四角い音響レンズですが外したり付けたりを繰り返して試してみました。
音の拡散と言うより音色が違いますね。着けたほうが全体の音色が良かったです。
同軸+ウーファーは私も疑問に思います。ウーレイは元町のJAZZ喫茶で聴きましたが大音量には良いようですが私の好みでは有りませんね。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1204788275/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1072.html#c1
2. 2020年8月16日 13:48:57 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[24]
ALTEC 612A (604C入)
http://jupiteraudio.com/2079/2079.html
ALTECオリジナルスピーカーの中でも、人気の高いモニター用スピーカー、通称銀箱です。
このサイズでこれだけの鳴きっぷりは実に見事です。
ご家庭でも十分置けるサイズです。
しかも同軸であるがゆえ、音量を絞り込んでも定位はしっかりと真ん中で定位してくれます。
搭載されているユニットも人気の高い604Cです。
通常はフィクスドエッジですが、こちらのモデルはコルゲーションエッジに交換されています。
しかしそれが功を奏してか、非常に豊かになってくれるのです。
フィクスドエッジの切れの良いサウンドも魅力ですが、これはこれでなかなか乙なものです。
LPを聴くに良し、CDを聴くにも向いているような気がします。
そして、このモニター仕様らしいフェイスも惹かれるところでしょう。
昨今の凝り過ぎてしまったデザインよりは、見ているだけでも安心感があります。
能書きを並べたものよりもストレートで、このどうだ!!と云わんばかりのサウンドステージ感は聴く者の体を震わしてくれます。
http://jupiteraudio.com/2079/2079.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1072.html#c2
3. 中川隆[-11818] koaQ7Jey 2020年8月16日 13:57:37 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[25]
ALTEC #614, 612A, 620A のサウンドの違い 2010年09月30日
https://community.phileweb.com/mypage/entry/2051/20100930/20815/
アルテック(ALTEC)の#604系同軸ユニットを使ったモニタースピーカー612A,614,620Aの音質の違いを述べて見たいと思います。
その前に、ユニットの#604系と605系に違いを簡単に記します。604系と605系の最大の違いは「エネルギー感」の違いだろうと思います。604系は低域から高域にかけてのエネルギー感の密度が高く、パワーリニアリティが素晴らしいユニットだと思います。その為「モニターSP」に使われているのだと思います。
これに対して#605系はやや控えめなエネルギーバランスで、家庭で静かに音楽を楽しむのに適していると思います。実際に#605Aや605Bを聴いて見ましたが、殆ど音色も性能も変わりません。605Aと605Bで片chずつのシステムでステレオを組んでも違和感は有りません。
604系のモニターSPは基本的に「箱の違い」で612Aや614、620Aと620B等の違いになっています。612Aの時代のユニットは「604E」がメインで、620Aや620Bの時代は604-8Gや604-8K、604-8H等になります。604Eはリアバッフルからユニットを取り付ける様になっているので、基本的に620Aや620Bの箱には取り付けが出来ません。604-8G以降のユニットはJBLのユニットと同じようにバッフルの外側からユニットの取り付けが出来る様に、604E以前のユニットに付いていたフレームの補強リブがなくなっています。
【614箱SYSTEM】 サイズ:W47.5×H63.5×D36.5 約30Kg
箱のサイズが小さいので低域の伸びは612Aや620A程には期待できませんが、弾む低域とキレの有る高域の組み合わせを獲得しています。組み合わせるアンプで質感はゴロゴロ変わります。
【612A箱SYSTEM】 サイズH747mm x W650mm x D451mm 約40Kg
箱の横幅・奥行きは620Aと殆ど変わりませんが、高さが750mmぐらいに抑えられ、ハーフモニターサイズにして扱い易くなっています。モニターSPの基本であり代表選手みたいなSPです。のちに箱のサイズを合わせてJBLから#43シリーズが出ました。
箱の材質が米松合板で出来ていますので、非常に軽く反応の良いサウンドの傾向が有ります。組み合わせるアンプでしなやかな表現からパワフルな表現まで自在に変化します。その意味ではオーナーの力量や好みをサウンドに反映させやすいSPだと思います。
低域のどっしりとした安定感では620Aに譲りますが、反応の速さでは620Aでは対抗できません。どんなソースでも卒なくこなしてくれる安心感が有ります。
【620A箱SYSTEM】 サイズW66×H101.6×D45.7 62.6Kg
このSPが一般家庭では非常に使い易い音質を持っていると思います。低域も他の612Aや614に比べてしっとりとしてどっしりとして落ち着いています。この低域に支えられた高域のまろやかさで誰でも扱い易いと思います。
604系の同軸ユニットは基本的に、定位の良さと低域と高域の繋がりの良さが有りますので、シンプル・イズ・ベスト の大変良いSPだと思います。
私の場合はネットワークと内部配線を「ルシファー仕様」にし、「伝送ロスの極小化」対策をして使っています。音数(情報量)や質感が一般の604系のサウンドでは有りません。
レス一覧
しきさんはじめまして!
マイルームの説明文で凄く聴いてみたい欲求にかられました。
今回の記事も非常にマニアックでワクワクしました。
byナポリの6 at2012-01-04 19:08
ナポリの6さん レスありがとうございます。
もう58歳になりますので、後残り何年くらいオーディオを楽しめるか?・・・と思いますと気持ちが焦ります。(あと15年は大丈夫と思いますが・・・)
早く良いサウンドを作って安心して音楽三昧をしたいと願っています。
このブログは休止していますので最新のブログを見たいなら、
サウンドトレール 店主のつぶやき
http://soundtrail.co.jp/p14.html
サウンドトレール
http://soundtrail.co.jp/index.html
Mr.トレイルのオーディオ回り道
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840
サウンドトレール「ケーブルカタログ」
http://soundtrail.co.jp/p06.html
・販売業者: サウンドトレイル株式会社
・責任者 : 代表 錦戸 敏重
〒834-0065
福岡県八女市亀甲170-7番地
TEL:0943-24-8660
携帯:090-1878-1529(こちらをご利用ください)
営業時間/AM10:00〜PM5:30
定休日/木曜日
をご覧ください。
byしき at2012-01-04 20:24
しきさん
URLありがとうございます^^
是非とも素敵なシステムと共に末永く音楽三昧して下さいね!
陰ながら応援させてください。では!
byナポリの6 at2012-01-04 22:37
しきさん、はじめまして。
アルテックの記事拝読しました。
小生今一番気になっているスピーカーがアルティックです。
604をバッフルにつけるか、あるいはヴァレンシア導入を考えておりますが、6畳間ですからどうするか目下検討中ではあります。
お気に入りに追加させていいただきました。
今後とも宜しくお願いいたします。
byマーサ君 at2012-01-16 18:44
マーサ君さん レスありがとうございます。
こちらこそ始めまして。
ALTECで6畳間で使える38cmユニットは604か605系だと思います。
能率が良いので管球アンプのシングルアンプで十分な音量が出ます。
箱は612か620Aが良いと思います。バレンシアも良いですね。
今後ともよろしくお願いいたします。
byしき at2012-01-16 18:56
しきさん、ありがとうございます。
はい、ターゲットは
1位 バレンジア(ただネットワークの程度が至極心配)
2位 604ユニット(ただエッジの程度が至極心配)
620Aとってもいいですが、箱が6畳間にはちょっと大きすぎるような。。。
アンプは先日キットを組み立てました300Bシングルで鳴らそうと思っています。
このままだとマッキンのC46がプリになりそうですが、せっかくなのでアルティック用にいいプリがないかなと探しています!
byマーサ君 at2012-01-16 21:00
はじめまして
604−8Kを614タイプの箱に入れて楽しんでおります
ネットワークのダイヤルの位置でいつも悩んでいますが
聴く音楽がポップスやソウルなので、
あまり気にせず楽しんでおります
今後ともよろしくお願いします。
byumesugi at2012-04-06 15:58
umesugi さん レスありがとうございます。
604系の音は、オーディオの基本みたいなサウンドです。
低域のコーン型に比べ中高域のホーン型の能率が高いので、
音圧を合わせるテクニックが要ります。
中高域用にもう1個か2個ツィーターを足して、
音圧を下げて合わせて使っています。
「音変換ロス対策」と考えています。
今後ともよろしくお願いいたします。
byしき at2012-04-06 16:38
しきさま
だいぶ古い記事で恐縮ですが、ぜひご教示いただきたく、レスさせていただきました。
当方、614あるいは612箱に416−8Bユニットをいれて、使ってみようと考えております。そこで、それぞれのバスレフの動作周波数は何Hzくらいなのでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
TAKI
byTAKI at2015-04-16 08:37
TAKI様 レスありがとうございます。
416-8Bユニットを614や612箱に入れる件はお止めになった方が良いと思います。
Foが45〜50Hz程度ですので低域不足を感じるだろうと思います。
ALTECは有る程度パワーを入れないと鳴らないSPですので、
そのパワーに耐える「重い箱」でないと低域不足になります。
お勧めは620箱です。こちらだと35Hz位までは出て来るだろうと思うます。
byしき at2015-04-16 09:40
しきさま
さっそくのご返答ありがとうございます。
マルチの中低域用(150Hz〜1KHz)として、416-8B+614箱を考えておりました。
そのような限定的な使用を前提とした場合、いかが思われますでしょうか?
もし、よろしければ、サジェッションいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
byTAKI at2015-04-16 18:03
TAKI様 再レスありがとうございます。
全体のSPシステムとアンプ及びアンプの出力具合が判りませんのでお答えしようが有りません。
コーン型とコンプレッションドライバー(以下CPドライバー)では質感が大きく違います。コーン型を使うなら400〜500Hz以下にした方が良いと思います。「人の声の帯域」はCPドライバーでカバーした方が「質感」のグレードが高くなります。
自分は#375を500Hz〜7・8000Hzをカバーして使っています。800Hzで切ると、人の声がコーン型とCPドライバーとで行ったり来たりと落ち着きません。
byしき at2015-04-16 19:09
しきさま
ごもっともです。
やはりCPドライバーですよね。
うちも500Hz以上は、ALTEC311-60のCPホーンを使っています。
あえて150Hz〜1KHzをコーンにする、なんてのはやめておきます。
それよりも、現状の500Hz以下の帯域を割って、5way化に進むことにします。
ありがとうございました。
TAKI
byTAKI at2015-04-21 21:44
TAKI様 お返事ありがとうございます。
どんなにうまく調整したLE8T(コーン型)でも、
CPの音にはかないません。
質感とSN比のグレードが全く違うと感じています。
ユニットの性能が違うのです。
byしき at2015-04-21 22:00
https://community.phileweb.com/mypage/entry/2051/20100930/20815/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1072.html#c3
9. 2020年8月16日 15:29:18 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[26]
ドラマ 新 高校ヘ師신 고교교사 第08話
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1001.html#c9
4. 中川隆[-11817] koaQ7Jey 2020年8月16日 16:36:47 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[27]
ALTEC 612 スタジオモニター 604同軸ユニット
https://kaitori-audiodripper.jp/altec-612-studiomoniter
1960年代のスタジオを席巻したALTEC 612モニター
銀箱という愛称がつけられたALTEC社の同軸型38cmスタジオモニター。
altec 612
ビートルズが録音を行っていたイギリスのAbbey Roads Studio(アビーロード・スタジオ)のモニターは楕円同軸型EMI製のモニターでしたが、録音風景に映っているモニタースピーカーはALTEC 612Aモニターです。
AbbeyRoad_studio_altec604_612
アビーロード・スタジオのオリジナルのALTEC 612A 604Eモニター
当時の612Aモニターに搭載されている15インチ同軸ユニットは604Eや604Dであることは皆さまがご存知の通りです。
アビーロード・スタジオに納品されていたユニットは605Eでした。ミキシングコンソールはEMI製 Redd 37。
604Eは515B(Altec A5 低域ドライバー)の磁気ユニットを使用していました。605Eは磁束密度が落ちる416(A7用)ユニットのマグネットを採用していました。1970年代に入り、JBL4320が導入されました。現在でもスタジオ様へ伺った際に604-8Hや604-8Gが612キャビネットに入って1本だけPCモニター画面の上に設置されているのをお見掛けします。用途はナレーションやセリフ等の音声編集を行ったりする時のモニターとなるようです。
AbbeyRoad1
銀箱612のエンクロージャーは1930年代後半のIconicシステムから始まり、最後はパーティクルボード製の612Cへと変遷していきます。人気があるのは米松製で吸音材は”座布団”が入ったタイプですね。
内部には補強がないため、よくなきます。またエンクロージャー容量も少ないため豊かな低域とはいきません。さらに1インチユニットのドライバーと小さなホーン開口が1200Hz/1500Hz以上の帯域を受け持つため、コントロールが難しいモニターでした。特に604ユニットが装着された612は難儀するものです。
上下とも伸びてない周波数特性ながら、音楽の芯をきちんと鳴らす612モニターは今もなお魅力がございます。
【ALTEC 612 メモ】
・612に搭載されております604(デュプレックス)ユニットは1943年の誕生以来604RWBタイプからHタイプまで30年以上製造されました。人気があるタイプはB,C,Eタイプとなります。604RWBはN2000ネットワークが純正となります。コーン紙とマグネットは515RWBと同一です。604BではN1000に変更されました。どちらも希少なタイプとなります。
・おすすめは玉数もある604Eと604C(少な目)です。604Cはフレームはアルテック特有の緑青色のメタリック・ハンマ ートーン塗装になり、ネットワークはN1600が標準です。コーン紙は515のフィックスドエッジと515Bのギャザーエッジの2タイプがございます。604Cはフィックスドエッジで軽めの低域で50年代から60年台の録音に合う傾向があります。604Eは515Bタイプとなりエンクロージャー容量に比較して低域の再生能力が増しました。明瞭度も十分に確保されていますのでレンジが拡がった70年代以降の録音にも対応できます。エッジには出荷時からヴィスコロイドが塗られています。現在でもウーファーコーン紙もドライバー振動板も入手が可能です。
・スタジオでも多数導入されていた612Cは整備されている個体が多く、その際適切に変更されたかは慎重に見極めください。
・通称「銀箱」と呼ばれるエンクロージャーは当時の関税上から国内生産品が多くアルテック製はごく僅かですので、オリジナル箱をうたっている場合は可能なら中身の吸音材をご確認ください。本国でのライセンス生産品も多数ございます。特に古いものは白い座布団のような吸音材(綺麗すぎる物は要注意)、グラスウールの場合は5cm厚の粗密度の粗いものが入っています。
・フィックスドエッジの604Cまでとフリーエッジになった604が搭載された612のどちらが良いかは聴かれる音楽の年代によってお選びください。604Bを搭載した612が希少だとしても、聴かれる音楽が70年代以降に録音されたものが多い場合はいずれ買い換える事になります。1950年代までの録音が多くアナログレコードを中心に聴かれる方は初期604がおすすめです。
ALTEC買取ご参考額(中古の買取保証額となります)
■アルテック・スタジオモニター
612銀箱 604B〜604C ¥360,000〜 604(A)は別途
612銀箱 604D〜604E ¥240,000〜
※オリジナルやライセンス・エンクロージャーの価格となります。オリジナル以外やユニット単体もご相談ください。
他の中古モデル(288ドライバーや515,416ウーファー、A7、A5スピーカーシステム等)もぜひご相談ください。
■アルテック・ドライバー
288ドライバー ¥200,000〜
288Bドライバー ¥100,000〜
288Cドライバー ¥70,000〜
288-16Gドライバー ¥110,000〜
802ドライバー ¥55,000〜
※状態の良いペアは10〜20%増
※オリジナルダイヤフラム
■アルテック・ウーファー
515 ¥140,000〜 程度上 ¥170,000〜
515B ¥90,000〜
515C ¥70,000〜
803B〜 ¥70,000〜 803A ¥85,000〜
A7、A5スピーカーシステムもぜひご相談ください。
年代別に詳細な価格をご提案させて頂ききます。
■アルテック・ホーンユニット
805B ¥90,000〜
1005B ¥110,000〜
1505B ¥180,000〜
※スロート付きとなります。
※Aタイプは20%増
828エンクロージャーはご相談ください。
2016年10月5日現在
ALTEC 604-8Gユニット&純正ネットワーク(キャビネット国産)ユニットはグッド・コンディションです。
中古のALTEC 604-8Gユニット&純正ネットワーク
https://kaitori-audiodripper.jp/altec-612-studiomoniter
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1072.html#c4
1. 2020年8月16日 18:28:45 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[28]
メーガン妃の「倍返し」は失敗!? 英王室への「反撃本」出版が悪化させたハリー王子夫妻の立場
2020/08/16
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%ac%e3%83%b3%e5%a6%83%e3%81%ae-%e5%80%8d%e8%bf%94%e3%81%97-%e3%81%af%e5%a4%b1%e6%95%97-%e8%8b%b1%e7%8e%8b%e5%ae%a4%e3%81%b8%e3%81%ae-%e5%8f%8d%e6%92%83%e6%9c%ac-%e5%87%ba%e7%89%88%e3%81%8c%e6%82%aa%e5%8c%96%e3%81%95%e3%81%9b%e3%81%9f%e3%83%8f%e3%83%aa%e3%83%bc%e7%8e%8b%e5%ad%90%e5%a4%ab%e5%a6%bb%e3%81%ae%e7%ab%8b%e5%a0%b4/ar-BB180IM2?ocid=ientp
「この毒蛇」
ハリー王子は、日ごろから王室スタッフをそう呼んで敵視していた。そして、結婚式の衣装合わせの日。メーガンが希望したティアラを持ってこなかった女官に向かい、「いますぐ、ここにティアラをもってこい!」と叱責した。
8月11日に発売された『Finding Freedom(自由を探して)』のひとコマだ。執筆者は、メーガンの“応援団”として知られる若手の王室記者オミッド・スコビー氏。今春から反メーガンの暴露本が次々に出版されるなか、のちに撤回されたが、「ハリー王子夫妻の全面協力のもと、王室引退の全てを語る」自叙伝だと宣伝された事実上の“反撃本”である。
英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんは、こう話す。
「王族や王室スタッフから受けた冷たい仕打ちのなかでも、兄夫婦であるウィリアム王子とキャサリン妃への恨み節は、群を抜いている」
たとえば、ウィリアム王子がメーガンとの結婚に「その女の子(this girl)の付き合いは、時間をかけた方がいい」と忠告したことに、ハリー王子は、「メーガンを見下した発言だ」と激怒したという。また、メーガンの誕生日にキャサリン妃が花束を届けただけで顔を見せなかったなどと書かれている。
ただ、あまりに攻撃的な内容のせいか、夫妻の立場は逆に悪化している。敗色が濃厚になったのはメーガン39歳の誕生日である8月4日。この時点で暴露本の要旨はすでに報じられていたが、英王室やチャールズ皇太子夫妻、ウィリアム王子夫妻は公式SNSで誕生日を祝福し、大人の対応をみせた。一方でSNSのコメント欄には「なぜ、祝う必要がある?」「メーガンには共感できないね」といった批判コメントが殺到したのだ。
夫妻は7月に米サンタバーバラの高級住宅街に新居を購入。ふたりとも講演活動を行ってはいるが、一家の財政を支えるのはチャールズ皇太子からの年間約3億円の資金だ。新居の費用も彼が援助したとも言われる。
「不思議なことに”反撃本”に、チャールズ皇太子の悪口はほとんどありません」(多賀さん)
夫妻が本当に独り立ちできる日はくるのか。
(本誌・永井貴子)
※週刊朝日オンライン限定記事
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/263.html#c1
2. 2020年8月16日 19:18:44 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[29]
2018年05月21日
静かなる悲報としてのロイヤル・ウェディング / 歓迎されないプリンセス
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68717704.html
不満を口に出来ないイギリス人
Prince Henry 6Meghan Markle young 3
(左: ヘンリー王子とメーガン・マークル / 右: 少女時代のメーガン)
第21世紀に入って、アングロ・サクソン世界の凋落が徐々に進み始めた。歴史家のポール・ケネディーは、軍事的負担による国家の衰亡を唱えたが、筆者は国民の人種的変質による衰退を提唱したい。西歐史の教科書を繙(ひもと)けば、第5世紀に西ローマ帝國が滅亡しても、東のローマ帝國(ビザンツ帝國)は存続し、メフメト2世の侵攻を受けるまで崩壊しなかった。しかし、コンスタンティノポリスを首都とする東ローマには、生粋のローマ人が少なく、殆どがギリシア人とかスラヴ人、トラキア人、アルメニア人、フェニキア人、ならびに北アフリカの諸民族といった人種がひしめいていた。
帝政になってからのローマには色々な種族の元首が現れたので、日本人でも歴代皇帝の彫像を見れば判る。例えば、皇帝セプティミウス・セヴェルス(Septimius Severus)は、北アフリカの「レプティス・マグナ(Leptis Magna / 現在のリビア)」で生まれたという。彼の母親はイタリア半島生まれのローマ人であったが、父親はリビア人であったらしい。そして、セヴェルス帝の息子ルキウス(Lucius Septimius Bassianus)、通称「カラカラ(Caracalla)」帝は、昔ながらのローマ人とは程遠く、母親のユリア(Julia Domma)がシリア人なので、イタリア人らしからぬ風貌を持っていた。帝國の重心がオリエントに移ると、ローマ人の“コスモポリタン”化は更に進み、アラブ系の軍人皇帝まで現れる始末。マーカス・フィリップス(Marcus Julius Philippas)帝は、その民族性から「フィリッパス・アラブス」と呼ばれていた。後の元首も非ローマ人が多く、レオ1世はダキア(今のブルガリア)生まれのトラキア人皇帝だし、ユスティヌス1世はダルダニア(今のアルバニア)の出身で、貧農からのし上がった皇帝だ。
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(左: セヴェルス帝 / カラカラ帝 / レオ1世 / 右: フィリッパ・アラブス帝)
日本人は大変幸せな民族で、歴代の天皇陛下は皆「日本人」。これがイギリス人なら、「えっ!! 日本のエンペラーはみんな日本人で、朝鮮人とか支那人の貴族から皇妃をもらっていないのか ?!」と驚いてしまうだろう。英国の王族なら、スペインやフランスはもちろん、デンマークやネーデルラント、ドイツ、スウェーデンの貴族からお妃を迎えているので、ドイツ以外のヨーロッパ諸国に親戚が多い。だから、公爵や伯爵の夫人でも英語が拙く、フランス語やドイツ語の方が得意という場合もあるのだ。でも、庶民はそんなことを気にしない。そもそも、庶民と貴族は別種族と言ってもいいほど、生まれと育ちが違っているので、フランス語なまりの英語を喋っても違和感が無く、英国貴族だって気にしていないのだ。片や、日本だと公家も庶民も見分けが付かない。(もっとも、岩倉具視のように「ヤモリ」と呼ばれたお公家さんなら別だが。) 日本人からすれば、朝鮮語訛りの側室とか、色黒の皇妃なんてゾっとする。また、いくら高貴な生まれとはいえ、タイやビルマから嫁いできた華族の貴婦人なんて尊敬できない。もし、皇太子妃候補が蒙古人とか満洲人じゃ、尊皇の志士だって異を唱えるじゃないか。
今世紀では、前世紀なら「あり得ない」現象が起こっている。人種隔離政策で黒人が賤民となっていたアメリカでは、正体不明の黒人バラク・オバマが合衆国大統領になってしまった。奴隷に公民権を与えただけでも厭なのに、世界最強の軍隊を指揮する司令官に就任するなんて、もう熱病に冒されたようで目の前がくらくらする。一方、七つの海を支配したブリテンでも、似たような悲劇が起こっていた。事もあろうに、女王陛下の孫であるヘンリー王子が、アフリカ系のアメリカ人女優をお妃に迎える事となったのだ。高齢のイギリス人やスコット人なら血圧が上がり、心臓が苦しくなるだろう。いくら何でも、大帝国を誇ったブリテン人が、有色人種の女性をプリンセスに戴くなんて、驚天動地の出来事だ。墓場に眠るウィンストン・チャーチル卿が、この悲報を聞いたら飛び起きるぞ。アーリア系のインド人ですら、気持ち悪くて嫌っていたんだから、アフリカ系の藝人なんて問題外。ウィンストン卿の母、ジェニー・ジェローム(Jennie Jerome)もアメリカ人だったけど、マルバラ公爵夫人はちゃんとした白人美女だからOK。ただし、チャーチル家の親族は、このアメリカ娘を終始「外国人」扱い。お墓も別。昔のイギリス貴族は家系に厳しかった。
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( 左: マルバラ公爵夫人ジェニー・チャーチル / 中央: ウィンストン・チャーチル / 右: 首相になったチャーチル)
世間的には、ヘンリー王子とメーガン・マークル嬢のご成婚は目出度いが、アングロ・サクソン系のイギリス人が心から祝福しているのか、は定かではない。というのも、最近行われた意識調査で驚くべき結果が出たからである。有名な「YouGov」が実施した大衆インタビューで、ブリテン国民の約3分の2が、このロイヤル・ウェディングに関心が無いというのだ。(George Martin, "Two-thirds of Britons are uninterested about Meghan and Harry's wedding and more than half of us say the Royal Family should foot the entire bill", Daily Mail, 15 May 2018) 日本のテレビ局は、この件に関し一切報道無し。それにしても愕然とするじゃないか。なんと、66%のブリテン人がヘンリー王子の挙式に興味が無く、その儀式に掛かる費用すら負担するのを厭がり、王室が全額支払え、と要求しているそうだ。「オピニウム(Opinium)リサーチ社」の調査でも似たような結果が出ており、たった38%の人が挙式をテレビで観ると答え、53%の人はそうしないと答えていた。(Matthew Robinson, "Royal snub ! Majority of Britains NOT INTERESTED in royal wedding, according to SHOCK poll", Daily Express, May 15, 2018)
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(左: ヘンリー王子とメーガン / 右: ロイヤル・ウェディングを喜ぶマイノリティーの子供たち)
まぁ、実際、ロイヤル・ウェディングをどれだけの国民が観たのか判らないが、日本で報じているような高揚感は薄く、イギリス人の祝賀ムードはそれ程でも無かったんじゃないか。確かに、英国のみならず外国の報道機関もマークル氏の花嫁姿を大々的に取り上げていたが、ダイアナ妃の挙式と比べれば格段に劣るし、ケイト・ミドルトン嬢の時に起こった歓迎ムードとも違っている。これは、ヘンリー王子が第四番の王位継承者だからではなく、メーガン・マークル嬢が浅黒い有色人種だからだろう。なろほど、彼女は平民の外人女優から英国のプリンセスに出世した、現代のシンデレラ姫なのかも知れない。だが、西歐世界のプリンセスにしては容貌が違いすぎる。母親のドリア・ラグランドの遺伝子を受け継いでいるせいか、白人がうっとりするような女性ではない。
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(左: 母親のドリアと娘のメーガン / 中央: ケムブリッジ公爵夫人のキャサリン妃 / 右: ケムブリッジ公爵夫妻)
だいたい、階級社会の英国で、下層黒人の母親に伴われた混血児が上流階級に入るなんて前代未聞である。ドリスを見れば、ボルチモアかデトロイトに暮らす貧乏黒人か、と勘違いしてしまうだろう。しかも、情けないことに、娘にとって一世一代の晴れ舞台なのに、ドリスが拒絶したため、別れた亭主は結婚式に出席できなかった。そこで、チャールズ王太子が花嫁の父親役を務め、彼女と一緒に祭壇への通路をを歩いていたのだ。(筆者には謎なんだけど、どうして日本ではこの通路を「ヴァージン・ロード」と呼ぶのか解らない。全部の花嫁が処女ではないし、再婚者だっているだろう。そもそも、キリスト教徒でもない日本人が、教会の通路を和製英語で呼ぶなんて変だ。もしかしたら、どこかの結婚式場が勝手に作った用語なのかも知れない。)
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(左: 父親のトマスと娘のメーガン / 右: ドリスとチャールズ王太子)
平民から王族への立身出世と言えば、過去にもう一つ別の事例があった。モナコ公国のプリンス、レーニエ3世(Rainier III)に嫁いだグレース・ケリー(Grace Kelly)のケースだ。二人の結婚には、世界各国の人々が注目し、グレースの地元アメリカ合衆国は大興奮。当時、人気を誇った美人女優がそのキャリアを諦め、大公のプロポーズを承諾したので、アメリカのみならず日本でもたいそう話題となった。グレース・ケリーの映像は各国で流されたし、彼女を特集する雑誌も巷に溢れ、若い女性の憧れの的になっていたのはご存じの通り。今でもエルメスが製造した「ケリー・バッグ」は人気のアイテムらしい。(筆者はブランド商品には疎いので、本当に今でも人気の高級品かどうか判らない。けど、コレクターにっとては貴重品みたいだ。)
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(左と中央: グレース・ケリー / 右: レーニエ大公とグレース・ケリー)
では、メーガン・マークル嬢の場合はどうなのか? 確かに、彼女はハリウッド女優だから素晴らしい体型をしている。が、それはアフリカ系アメリカ人の評判で、西歐系のアメリカ人やブリテン人にとっては“どうでもいい”事だ。問題なのは、ブリテン国民の間に人種的亀裂が生じ、王室への愛情が薄れてしまうことである。マークル氏のシンデレラ物語で、イングランド国内の有色人種は殊のほか大喜びだ。社会的な地位が低いインド系やパキスタン系、アラブ人、トルコ人、ジャマイカ人、ケニア人などの血統に属する“ブリテン国民”は、同じ種類のプリンセスを目にして、心がときめいている。ところが、先祖代々イングランドに住む白人、すなわちアングロ・ケルト系の国民は、心からヘンリー王子のご成婚を祝福できない。しかも、表だって有色人種のプリンセスを批判できないから尚更だ。
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(左: ムスリムのブリテン人 / 右: 英国の子供たちと挨拶するメーガン)
非西欧系の有色人種が王族に加わると、今までとは違った雰囲気になることがある。もし、メーガン妃がスウェーデン系アメリカ人とか、ザクセン系のドイツ移民の子孫、フランスから逃れてきたユグノー信徒の末裔なら、「これ」といった騒動は起こらないだろう。ところが、彼女はアフリカ系混血児であるから、従来のヨーロッパ貴族とは異なる。彼女自身「私はバイレイシャル(biracial / 二重種族)」と称し、白と黒が混じった灰色のエリアに属していると述べていた。つまり、白人の血も混ざっているが、黒人の血も受け継いでいるので、コケイジアンとニグロイドの線引きが出来ないというのだ。イングランド王国の民衆は白人が主体だが、新たなプリンセスは西歐的イギリス人と重なるところが少なく、親愛の情を込めて「我が同胞よ !(My fellow Englishmen !)」と呼びかける事ができない。
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(左と中央: メーガンと異なったタイプの子供たち / 右: メーガンが大切にするタイプの子供 )
メーガンのこうした心情は、彼女の過去を探ってみると判るような気がする。浅黒い肌を持つことで、様々な差別を受け、不条理な屈辱を味わってきたことは容易に想像できるし、その言動からも察しがつく。彼女が覚えている「ある出来事」は、日本人にとっても注目に値する。メーガンが七歳だった頃のこと。当時のアメリカでは、バービー人形のセットが売られており、「ザ・ハート・ファミリー(The Heart Family)」と呼ばれていたオモチャ箱には、父親と母親の人形に加えて二体の児童人形が含まれていた。この核家族人形アイテムは、白人版と黒人版のセット“のみ”で売られていたので、子供たちはどちらかを選ばねばならなかった。当然の如く、白い子供は白人版を、黒い子供は黒人版を買うのが普通だった。やはり、彼女も一つ欲しい。という訳で、父のトマスは愛娘の為に1セット購入し、クリスマス用のプレゼントにしたという。そして、クリスマスの朝に目が覚めると、メーガンは紙で包装されたプレゼントを見つけた。彼女が箱を開け、「ハート・ファミリー」を覗き込むと、黒い母親の人形と白い父親の人形、そして白い肌の子供と黒い肌の子供の人形が入っていたという。これは彼女の父親が別々のセットを買い求め、独自にアレンジしたものであった。("Meghan Markle : I'm More Than An Other", Elle Magazine, 23 December 2016)
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(左: 「白人版ハート・ファミリー」の人形セット / 右: 黒人版の人形セット)
日本のワイドショーはメーガンの人権意識とかフェミニスト思想ばかりを報道するが、彼女が味わった混血児の苦悩を“具体的”に紹介しようとはしなかった。なぜなら、詳しく探って行くと、メーガンが持っている“歪んだ”精神を暴露する事になるからだ。なるほど、彼女は人種的マイノリティー、社会的弱者、貧しい移民、憐れな難民に理解を示し、天使のように優しく接する。だが、彼女はアメリカ合衆国を建国したアングロ・サクソン人に共感を持たないし、尊崇の念すら持っていないはずだ。黒人に酷い仕打ちをした白人を憎む心はあっても、宗主国のイギリス人と戦った建国の父祖に感謝する事はないだろう。そして、英国の王室に嫁いでも、ナポレオン軍と戦ったイギリス軍将兵、ダンケルクで死闘を繰り広げた若者、百年戦争で貢献したウェイルズ人の戦士、植民地で奮闘したスコット人の尖兵などに想いを寄せることもない。彼女はウェリントン将軍やネルソン提督、バーナード・モンゴメリー元帥の肖像画を見たとき、膝を曲げて一礼するのか? もし、カンタベリー大聖堂を訪れたら、白いイギリス人と同じく、殉教した大司教、聖トマス・ベケットに敬意を表するのか? 未だに不明だが、メーガンは一般のトーリー党員に負けぬくらい、心からの愛国者となるつもりがあるのか?
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(左: ウェリントン公爵 / 中央: ネルソン提督 / 右: モンゴメリー元帥)
黒い混血児のメーガン・マークルがヘンリー王子のお妃になったから、色黒のインド系やアフリカ系の「ブリテン国民」は大はしゃぎ。左翼偏向の主要メディアも「メーガン・フィーバー」を煽り立て、多文化社会の成果を大宣伝。一方、メーガン妃も熱狂する民衆に笑顔で応え、恵まれない下層階級の子供たちや、東南アジア系の移民、アフリカ人難民の定住者、中東アジアからのイスラム教徒に温かい言葉を投げかける。だが、先祖代々イングラント王国に暮らすアングロ・サクソン系の国民に対し、特別なメッセージは無く、彼らの伝統文化や栄光ある歴史を称讃する事も無かった。茶色い国民に対しては親愛の情を示すのに、金髪碧眼のイギリス人には尊敬の念を示さない。本来なら、アングロ・サクソン系の国民を第一に考え、多民族主義と人権思想で抑圧されるイギリス人にこそ、温かい言葉を掛けるべきなんじゃないか。
とにかく、英国の上流階級は偽善の塊になっている。高貴な家柄を持つのに、左翼リベラリズムに屈服し、アングロ・サクソン社会に背を向けながら、善良な裏切者を演じているのだ。ウィリアム王子とヘンリー王子でさえ、学校教育を通して、頭のてっぺんから爪先まで赤い思想にどっぷりと染まっている。この両名の公爵様は、白いイギリス人を優先せず、率先して俄(にわか)国民に媚びていた。そもそも、この兄弟が王国に於ける白人の優越を公言したことがあるのか? 父親のチャールス王太子でさえ、英国内のイスラム教徒やユダヤ教徒に媚びて、多文化社会を称讃していたのだ。今回のロイヤ・ウェディングを見ているイギリス白人は、さぞ胸くその悪い思いをしたことだろう。王太子の次男が有色人種と結婚しただけでも嫌なのに、結婚式に黒人司教を招き、ついでに黒人の聖歌隊まで連れ込んでいたのだ。花嫁がアフリカ系アメリカ人であるので、黒人のマイケル・カリー(Michael Curry)司教が式場にやって来て、退屈な説教を長々と垂れ、終いにはマーチン・ルーサー・ギングにまで言及するんだから、参列者の西歐貴族ははうんざり。しかも、黒人のゴスペル隊が「おまけ」に附いてきて、ポップな「スタンバイミー」を大合唱。まるでアングリカン教会がサザン・バプティスト教会に様変わりしたみたいだ。これじぁ、イギリス貴族は不満爆発だろう。どうせなら、黒人俳優のエディー・マーフィやウッピー・ゴールドバーグも呼んで、冗談の一つでも披露させたらどうなんだ?
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(左: ユダヤ系のカンタベリー大司教ジャスティン・ウェルビーとアメリカ黒人のマイケル・カリー司教 / 右: アメリカ黒人の聖歌隊 )
もう、イングランドは昔のイングランドではない。本来なら、イギリス人は自分の思ったことを口に出来る「表現の自由」や「言論の自由」があったはずだ。しかし、現在では、こうした「権利」は存在しても、それを「行使」すれば身の破滅となる。ブリテン島では人種平等思想や多民族・多文化主義が社会の隅々にまで浸透し、「レイシスト」や「白人至上主義者」というレッテルは、決まり文句か殺し文句のどちらかだ。こうした罵声は「極右分子」や「ネオナチ」と等しい響きをもつ。失うものが何も無い白人労働者や、チンケな国粋主義者なら別だが、大会社の経営者とか中小企業の重役、教育機関の職員、法曹界の重鎮、研究所の上級顧問、大手メディアの編集員など、比較的高いステータスを持つ者は失うものが大きく、不満に思っても口にしないことが多い。もし、ちょっとでも人種に触れる発言をしたら即命取りだ。正直より沈黙を貫いた方が賢い。だから、出来る事といったら、クールに無関心を装うか、形式的な祝辞だけを述べてお茶を濁すしかないのだ。
英国は第二次世界大戦で厖大な犠牲を払ったが、これでは何の為にドイツと闘ったのか解らない。歴史教科書では、ナチスの世界制覇を食い止め、自由主義世界を救ったことになっている。だが、現実的には肝心要な「イギリス人の自由」と「支配者としての地位」を失ってしまったのだ。なるほど、ブリテン人は共産圏には無い自由を享受していたが、戦前の“英国的”自由に比べたら“窮屈”な自由しかない。今では「ポリティカル・コレクトネス」の方が幅を利かせているので、有色系国民を傷つけるような発言は、直ちに「ヘイト・スピーチ」になってしまう。もちろん、過激な悪口はマナーに反するが、「俺はアフリカ人のプリンセスなんか認めないぞ !」とか、「あんな黒人女、とても尊敬できないわ !」と発言してもいいはずだ。
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(左: これから英国の主役になる人々 / 右: 古い英国に取り残される人々 )
確かに、イングランド国内でマークル氏を称讃する人々が居てもいいが、国民の半分くらいは反対の感想を述べてもいいんじゃないか。少なくとも、調査会社の街頭インタビューで、「あんな女のどこがいいの?!」とか、「生まれてくる王子様が黒くなったら嫌だねぇ」、あるいは「チャールズの馬鹿息子は、好き勝手に黒人女を娶って、いったい何様のつもりなんだ !? 税金の無駄遣いだ!」といった率直な回答があってもよさそうなものである。だが、実際のアンケートで、そのような発言が多く寄せられたという話は聞いたことがない。本音を押し殺して建前だけを述べているブリテン人が何割いるのか、是非、調査してもらしたいものだ。
王室への尊敬が無くなる日
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(左: エリザベス女王とフィリップ殿下 / 右: ウィリアム王子とヘンリー王子)
日本と英国は共に立憲君主国で、両国のロイヤル・ファミリーは国民の支持に基づいている。皇族や王族は特別な地位を持つが、民衆を圧迫するような特権階級ではないし、天皇陛下や国王陛下も自国民を農奴のように扱う「ドミヌス(奴隷主)」ではない。豪華な生活を送るエリザベス女王でも、国民との絆を大切にし、常に慈悲深い国家元首に努めている。ところが、ヘンリー王子は自分の性慾を優先させ、王族の存在意義を蔑ろにしているのだ。国王(king)は元来、「キュニング(cyning)」、つまり一族とか血族(kin)の長(chief)を意味する。もしも、イングランド王国の君主がアングロ・サクソン人の首長なら、その配偶者も同種の人間でなければならない。ドイツやデンマークの貴族なら納得できるが、エチオピアとかシリア、アフガニスタン、マレーシア、エルサルバドル出身の有色人種などもってのほかである。心理学の学術論文を読むと分かるが、肌の色や顔附きが異質だと、国民が敬愛の念や親近感を持つことは難しいそうだ。やはり、感情移入をできるタイプじゃないと、「我らがプリンセス」と思えないし、仰ぎ見ることもできない。
また、王子に嫁ぐプリンセスという身分になれば、更なる要件が求められる。すなわち、美貌と品性だ。テレビや雑誌の無い古代ならいざ知らず、映像技術や通信網が発達した現代では、王侯貴族の容姿は重要である。「白雪姫」とか「シンデレラ」、「アンデルセン物語」などに登場するヒロインは、例外もあるがほとんど美女。年増の醜女(しこめ)なんてキャラクターは滅多に無い。もし、白雪姫がユダヤ人の老婆みたいな顔をしていたら、通りがかった王子様はキスを拒絶し、何事も無かったように立ち去るだろう。「何時までも眠りから覚めぬ白雪姫は、森の中で白骨死体になりました」、なんて冗談にもならない。シンデレラの物語だって同じだ。もし、シンデレラがブスだと、読者は継母にイジメられる娘を見ても同情しないし、豪華なドレスを纏っても似合ってるとは思わない。しかも、舞踏会で見初める王子様だって、ダンスに誘わないから、シンデレラは「灰を被ったマネキン」か「壁の染み」ていど。ガラスの靴、あるいは福助の足袋を残そうが、誰も気付かないだろう。たとえ持ち主を捜すことになっても、ただ返却するだけ。場合によっては、謝礼金を求めたりして。仮に、王子様がそれを拾ったとしても、「あの女が落としていった靴かぁ」と思い出すから、シンデレラの邸宅を訪ねることはない。もしも、親切心でクロネコヤマトに宅配を頼んだら何となく可笑しいし、そもそも童話にならない。(ちなみに、宅配料をケチって翌日配達じゃなく、通常配送だったら笑っちゃうなぁ。)
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(左: 白雪姫の役に相応しい女性のタイプ / 右: 白雪姫には適さないタイプの女性)
故・ダイアナ妃の結婚式を思い出せば、メーガン妃との違いはもっと明確になる。ダイアナはスペンサー伯爵家のご令嬢という家系もあったが、何よりもその美しさで国民の人気をさらっていた。彼女はオックスフォード大学やケムブリッジ大学を卒業した才女じゃないけど、その気品と容姿で際立っていた。未来のプリンセスはケントにあるウェスト・ヒース女学校(West Heath Girl's School)に通っていたが、そこでの成績はお世辞にも良いとは言えず、赤点に近い学力であったという。でも、そんなのは問題ではない。「男は度胸、女は愛嬌」だ。頭でっかちの左翼フェミニストなんか男を敵に回すだけの愚者で、賢い女は笑顔と涙を上手に使って玉の輿に乗る方を選ぶ。フェミニストは女性的魅力に欠けるからか、矢鱈と男を羨み、よせばいいのに男社会で男と張り合おうとする。馬鹿に救い無し。(「羽生せんせ〜」と言い寄る女流棋士の「えりりん(山口恵梨子)」の方が遙かに賢い。) その点、美しく生まれた女は女の武器を最大限に利用し、男を手玉に取るんだから頭が下がる。この魔術に学歴は関係無い。ダイアナ妃は意識的かどうか判らないが、女性の魅力を使うのが非常に巧みだった。ビリー・ザ・キッドも驚くほど、男のハートを射止めるのが上手かったんだから。まるで黒帯の名人みたい。
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(写真 / 亡くなったダイアナ妃)
今回のロイヤル・ウェディングは、我々にとって異国の慶事だが、傍観できる出来事ではない。なぜなら、近い将来、悠仁親王殿下のお妃選びで、帰化人系の女性が現れる可能性がゼロではないからだ。もし、親王殿下が朝鮮系か支那系の女性と恋愛関係に陥った場合、何割の国民がそれを祝福し、どれほどの国民が失望するのかが気になる。というのも、帰化人が意図的に皇后の地位を狙うこともあるからだ。普通の日本人女性なら、皇室に嫁ぐなんて考えられないし、たとえ殿下からプロポーズを受けても断ってしまうだろう。中流家庭に生まれ、自由闊達に育った女性が、大幅に自由を制限され、常に国民の目を気にしながら、一生過ごすなんて想像できない。雅子妃殿下のケースを目にすれば、民間の女性は躊躇どころか恐怖心さえ芽生えてしまい、絶対皇室に近づかないと心に決めるんじゃないか。だって、皇室行事の時など、周囲の者から一挙手一投足を凝視されるし、無理をしてでも皆に笑顔を示さねばならず、言葉一つを取っても慎重さを求められるからだ。さらに、皇族になったら絶えず、快楽よりも義務の方が重視される。たとえ、休暇で避暑地に出掛けても、誰に目撃されるか判らないから、どんちゃん騒ぎは御法度で、蓄積された緊張が解けない。(まさか、夜中じゅうディスコで色々な男と踊り続けるなんて無理だ。)
そこで、窮屈な皇族との結婚を日系女性が避け、朝鮮系の女性が歩み出たらどうなるのか? 恋愛で日本最高位に就けるとなれば、挑戦してくるアジア人だって現れるだろう。特に、朝鮮人は心の底で「日帝」に対する怨みを抱き続けているので、プリンセスになって支配者の立場になりたいと考えても不思議ではない。しかも、一旦プリンセスの地位に納まれば、離婚という事態は無いので、永続的な立場になるし、男子が誕生すれば皇后の地位は不動のものとなる。さらに、もっと恐ろしい事態も考えられるのだ。例えば、雅子妃殿下の前例があるので、朝鮮系プリンセスは精神的負担を理由に、嫌な皇室行事をサボる事が出来るし、悠仁親王殿下を味方につけて、宮内庁職員と対立させる事も可能だろう。
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(左: 幼い時と成人になったメーガン / 少女時代のケイト・ミドルトン / 右: ヘンリー王子の元恋人クレシダ・ボナス)
その一方で、伝統無視のお姫様が、華やかな皇室「外交」を積極的に行う虞(おそれ)もある。もし、外交好きなプリンセスが南鮮や支那を訪問したいと記者会見で口を滑らせたらどうなるのか? 野心的なプリンセスだと“意図的”に「失言」を口にするかもしれないんだぞ。そうじゃなくても、国内に住む在日鮮人や帰化鮮人、移民の家系を持つ支那人やインド人、フィリピン人、タイ人に特別な配慮を示し、「在日マイノリティー」から絶讃を受ける事も予想できる。こうなれば、人権派のマスコミはこの新プリンセスを持ち上げ、「誰にでも優しいお妃」とか「社会的弱者に手を差し延べる慈悲深きプリンセス」、「日本に帰化したばかりの国民を助ける若き皇族」、「因襲に囚われない庶民的な妃殿下」なんて言いふらすだろう。有頂天になった新プリンセスがお得意の英語を駆使し、「微笑み外交」に取り組めば、必ずや国を追われたシリア人とかクルド人を訪ね、日本も“多少の”難民を受け容れねば、と仄めかす。「私も朝鮮人の出自で差別に苦しみました」と述べれば、日本と外国のマスコミは大絶讃間違いなし。上流階級の大名旅行と、無責任外交は楽しいから、何でも口に出来る。だいいち、日本のプリンセスとして外国を訪問すれば、元劣等民族の朝鮮人でも、女王陛下の如く扱われるから気持ちがいい。そのうえ、人気女優よりも「格」が高く、泊まるホテルも最上級、警備体制も万全で、御用列車に専用ジェット機ときているから、夢のような待遇だ。
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(左: ひょうきんな朝鮮人 / 右: 顔面工事前の朝鮮人女性と工事後の本人 )
もちろん、賛否が分かれるところだが、一般の日本国民は、このような朝鮮系プリンセスをどう考えるのか? 何があっても皇室を支持する国民は、眉を顰めながらも、じっと堪え忍ぶだろう。だが、こうした外人系プリンセスに業を煮やし、快(こころよ)く思わない国民も出てくるはずだ。例えば、雅子妃は気の進まない公務をキャンセルしたが、友人とのパーティーだと憂鬱にならず、外出の種類によって行動が違っていた。一部の国民はこうした傾向を「我が儘」と見なし、当てこすりで非難する。別の国民は「ご病気なんだからしょうがない」と反論し、保守派国民の間で分裂が起こっているのも事実だ。これが、もし朝鮮系のプリンセスなら、どのような反応が起きるのか? 皇室尊崇を旨とする国民でも、民族的嫌悪感から、朝鮮系のお妃に反撥を示し、「公務怠慢だ !」と言い出しかねない。つまり、日本人のプリンセスなら容認できる事でも、朝鮮系のプリンセスだと我慢できないことがある。事によっては、無意識的に溜まった不満が、ある問題を切っ掛けに爆発することだってあるのだ。普段から押さえつけられている感情は、いつか捌け口を見つけるものである。
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(左: 魅力的なフィリピン人女性 / 若いタイ人女性 / 昔の朝鮮人女性 / 右: 現代の朝鮮人少女)
皇室は日本国民を統合する象徴と見なされている。しかし、アジア系のプリンセスを受け容れる事で、この象徴が分裂の起爆剤となってしまう可能性も否定できない。一般の日本人は殊さら意識していないが、基本的に「日本は日本人の国」と思っている。日本人と言えば、「日本人の両親から生まれてく子供」というのが常識だ。いくら日本国籍を持っているからと言って、朝鮮人の父親とフィリピン人の母親から生まれた子供を「日本人」とは見なさない。また、スカンジナヴィアで生まれ、ノルウェー国籍を持つ娘でも、両親が日本人移民なら、我々はその子を「ノルウェー人」と思わないし、本人だって堂々と「私は北歐人 !」と発言しないだろう。日系人なら、鏡に映った自分の顔を眺めて、「私もヴァイキングの子孫かしら」と思う馬鹿は居るまい。
日本人は「日本人」の天皇陛下を“当然”と思っている。天皇陛下が浅黒いアフリカ系とか、皇后陛下が朝鮮人あるいは支那人ということを想像できない。しかし、多民族社会が発展すると、帰化人の子供が大量に増殖し、日本人とは思えない顔附きの国民が「普通」になってしまうのだ。移民が大量に流れ込んだドイツ、フランス、ブリテン、スウェーデンなどを見れば判るじゃないか。ソマリア人やイラク人としか見えない人間が、「私はドイツ人です」とか「スウェーデン国籍を持っています」と言えば、大抵の日本人は驚く。黒いチュートン人とかアラブ人みたいな北歐人なんて納得できない。我々だって、コンゴから帰化した黒人とか、イスラム教徒のトルコ系国民を「日本人」と思えないじゃないか。帰化鮮人だって日本の仲間とは思えないし、ちょっとした風習の違いが矢鱈と気になる。朝鮮名だって好きになれないから、日本人が朝鮮人と結婚しても朝鮮名を名乗ることは滅多にない。だいいち、「朴」とか「金」、「崔」なんていう姓になったら嫌じゃないか。朝鮮人には普通でも、日本人からすれば可笑しな名前もある。以前、「金玉」という名前の朝鮮人女性がいたが、こうした女の子が日本に移住したらどうなるのか? 露骨な小学生だと「ワハハ、“きん◯ま”だってさぁぁ!!」と爆笑するだろう。その時、学校の先生や日系人の親はどう対処するのか。ちょっと見物である。何か変な方向に進んだけど、要するに、外国人が皇室に入ると厄介になるということだ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68717704.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/263.html#c2
3. 2020年8月16日 19:20:43 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[30]
2018年06月10日
振り向けば、祖国は外国になっていた / 地元民を改造する異邦人
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68719819.html
姿が似ている親戚
Kitty Spencer 1Meghan Markle 921
(左: キティー・スペンサー / 右: メーガン・マークル )
以前、英国のヘンリー王子が、黒人女優のメーガン・マークル婚約し、華麗な結婚式を挙げたことについて書いた。
(Part 1と Part 2)
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68685602.html
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68717704.html
栄光あるイングランドの若きプリンスとあって、独身の頃だと国内はもとより、外国に赴いても求婚者に不自由しなかったが、色々な女性と付き合った挙げ句、最終的にアメリカで活躍する浅黒い娘と一緒になるなんて・・・。がっかり。ハッピー・エンドの小説とは違い、現実とはかくも厳しいものである。長年ロイヤルファミリーを敬愛してきた一部のイギリス人は失望するし、「誰がプリンセスになるのか !?」と期待していた庶民も落胆の色を隠せない。大手のマスコミだけが「人種の壁を越えた愛」と“はしゃいでいる”だけだった。でも、いったい何人の西歐系ジャーナリストが“心から”祝福していたんだ? 職務上、有色人種の花嫁を持ち上げていても、自分の息子が同じ事をすれば激怒するかも知れないし、教養人を気取った親だと、冷静な態度を装って「よく考えてから結婚を決めるように !」と迫るんじゃないか? テレビや新聞に登場する評論家などは、建前と本音を使い分ける常習犯だから、彼らを信じる日本人は痛い目に遭うだろう。
Princess Diana 2334Meghan Markle childhood 001Meghan Markle young 3
( 左: 少女時代のダイアナ妃 / 中央: 少女時代のメーガン妃 / 右: 女優時代のメーガン妃)
日本でもヘンリーとメーガンの結婚式はテレビで放送され、多くの日本人が観たと思うが、西歐諸国のゴシップ雑誌は、メーガンに加え教会に招かれたスペンサー伯爵の娘たちに注目した。このスペンサー伯爵というのは、もちろん故・ダイアナ妃の弟でヘンリー王子にとっては叔父に当たる、第9代目のチャールズ・スペンサー伯(9th Earl Charles Edward Maurice Spencer)のことである。彼は第一番目の妻ヴィクトリア(Catherine Victoria Lockwood)との間に三人の娘をもうけた。すなわち、長女のキティー・エレノア(Kitty Eleanor)と双子の妹、エリザ・ヴィクトリア(Eliza Victoria)とカティヤ・アメリア(Katya Amelia)である。今回、大衆の関心を惹いたのは、「レディー」の称号を持ちながらファッション・モデルも務める27歳のキティー・スペンサー。(神学者はキリストが皆を平等に愛すると説くが、異教徒の日本人からすると、人間を創る時に「依怙贔屓をしたんじゃないか?」と思えてしくる。だって、「天は二物を与えず」と言われるのに、スペンサー家のレディーは「美人」で「高貴」なんだから。大金持ちでも大屋政子みたいな女性だと納得できるんだが・・・。)
Charles Spencer 2Spencer sisters 2Kitty Spencer 3
(左: チャールズ・スペンサー / 中央: スペンサー家の三姉妹 / 右: 長女のキティー・スペンサー )
ここで言及しなければならないのは、チャールズ・スペンサー伯の歴代夫人についてである。日本人の視聴者が見かけたカレン(Karen Villeneuve)夫人は三番目で、幼いシャーロット・ダイアナは彼女の娘だ。スペンサー伯爵は亡き姉に因んで娘を「ダイアナ」と名づけたそうである。元々、このカレン夫人はカナダ人のエンターティナーで、以前は「ゴードン(Gordon)」の姓を名乗っていた。というのも、彼女はハリウッドの大物プロデューサーであるマーク・ゴードン(Mark Gordon)と結婚していたからだ。一般的に彼の名は日本で知られていないが、映画ファンの間では超有名で、このユダヤ人が手掛けた作品の中には、スティーヴン・スピルバーグが監督を務め、トム・ハンクスが出演した映画『プライベート・ライアン(Saving Private Ryan)』があるし、他にも、デニス・クウェイド主演の環境問題サスペンス『デイ・アフター・トゥモーロー』、キアヌ・リーヴス主演のアクション映画『スピード』、メル・ギブソンが独立派を演じた『パトリオット(The Patriot)』、FBIの訓練模様を描いたTVドラマの『クワンティコ(Quantico)』、FBIの心理分析捜査官を題材にした『クリミナル・マインド』、医療ドラマのヒット作『グレイズ・アナトミー』など多数ある。ただし、マークとカレンは2003年に離婚。そして独身となったカレンは2011年、鰥(やもめ)のスペンサー伯爵と再婚した、いう訳だ。
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(左: マーク・ゴードン / 中央: カレン&チャールズ・スペンサー夫妻 / 右: キャロライン&チャールズ・スペンサー夫妻)
カレン夫人と再婚する前のスペンサー伯爵は、キャロライン・フロイト(Caroline Freud / 旧姓 Hutton)と結婚していた。彼女は元々マシュー・フロイト(Matthew Freud)の夫人であった。サー・クレメント・フロイト(Sir Clement Freud)の息子であるマシューは、広告会社の「フロイト・コミュニケーションズ」を経営するビジネスマン。このファミリー・ルネームを聞けば、日本人でもピンと来るだろう。そう、彼の家系を遡れば、ウィーンの有名な精神分析医ジクムント・フロイトに突き当たる。つまり、マシューは彼の曾孫ということだ。したがって、キャロラインは夫の姓を名乗っていただけで、血統上のユダヤ人ではない。それにしても、英国社会の上層部は実に狭いコネ社会で、様々な人物が閨閥(けいばつ)で繋がっている。
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(左: マシュー・フロイト&エリザベス・マードック / 中央: アンドリューズ・クワメ・ピアニム / 右: エリザベス・マードックとエルキン・ピアニムの結婚式)
マシューがキャロラインと別れた後、再婚相手に選んだ女性はエリザベス・マードック(Elizabeth Murdoch)。名前からも推察できるように、彼女はメディア王ルパート・マードック(Rupert Murdoch)の次女である。このエリザベスも離婚経験者で、最初の夫はガーナ人エコノミストのアンドリューズ・クワメ・ピエニム(Andrews Kwame Pianim)の息子であるエルキン(Elkin Pianim)。ちなみに、アンドリューズが「ピアニム」という名前を持っているのは、以前の女房がオランダ人のコーネリア・ピアニムであったからだ。(もう、どいつもこいつも離婚経験者ばかりで、いったい西歐人は結婚をどう考えているのか。) 金融界やメディア界でのし上がるユダヤ人は、婚姻を通して親戚関係になっている者が多く、ファミリー・ネームだけではその人脈が判らない。マシュー・フロイトも政界の大物と個人的な関係を持っているそうで、元財務大臣のジョージ・オズボーン(George Osborne)や元首相のデイヴィッド・キャメロンも彼の友人らしい。(キャメロンはユダヤ系イギリス人なので、同種族の「お友達」をたくさん持っている。)
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(左: クレメント・フロイト / 中央: デイヴィッド・キャメロン / 右: ジョージ・オズボーン )
脱線したので話を戻す。世襲貴族というのは、親から宏大な領地や歴史ある豪邸といった不動産を相続するが、その貴い血統を子孫に伝える義務も有する。ビール・ジョッキと髭剃りくらいが「相続財産」の下層民と違い、公爵とか伯爵は血統で高い地位に就き、亡くなった祖先の遺伝子を蘇らせているから、世間で尊敬されているのだ。普通に考えれば、何の功績も無い赤ん坊が、単に名門の家庭に生まれただけで、未来のベッドフォード公爵とかソールズベリー伯爵に昇進するなんておかしい。でも、庶民は貴族の血筋に何らかの憧れを抱き、畏敬の念をもって見詰めるから、貴族の方も常日頃から威厳を損なわないよう、立ち居振る舞いに注意する。現実を見れば誰でも分かるだろう。イタリア製の高級スーツを自慢しているだけの伊達男と、仙台で威光を放つ伊達家当主とじゃあ、月とスッポンどころか、イクラとルビーほどかけ離れている。
となれば、その容姿だって重要だ。いくら名家の御曹司でも、志村けんの「バカ殿」みたいじゃ、みっともない。それなりの風貌でなきゃ。薩摩藩の島津斉彬はもちろんのこと、長州藩の毛利敬親(もうり・たかちか)や佐賀藩の鍋島直正(なべしま・なおまさ)も、色々な評価を受けているがやはり名君だ。今の山口県民は敬親について訊かれても、「そうせい侯」くらいしか思いつかない。が、実際のお殿様は家臣に行動の自由を与えただけで、本当に無茶な申し出なら「ダメ」と抑えていた。佐賀出身の藝人「はなわ」が滑稽な歌を披露したから、「悲しい佐賀」というイメージが附いてしまったけど、明治維新は佐賀藩抜きに考えられない。後に「閑叟(かんそう)」の号をもつ直正は誠に偉大な人物で、優柔不断どころか、誰よりも先が見えるため、慎重にならざるを得ない慧眼の持ち主であった。もし、佐賀藩が幕府側に附いて薩長側を攻撃していたら、いったい明治維新はどうなっていたことか。例えば、当時、佐賀藩の科学技術と軍事力は日本一で、官軍は佐賀藩の施条砲やアームストロン砲で勝利を獲得したようなものだ。佐賀県の子供たちが劣等感を持つなんて愚の骨頂だ。「日本最強の佐賀藩」とか「最先端の科学を有していた雄藩」と唄う方がまともだろう。(佐賀藩について語ると長くなるので割愛する。)
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(左: ダイアナ妃 / 中央: 姪のキティー・スペンサー / 右: 息子のヘンリー王子とメーガン妃)
とにかく、民衆の尊敬を集める貴族たる者、それなりの風貌をもっていなきゃ駄目だ。この点については英国でも同じ。スペンサー家の娘たちは祖先の遺伝子を大切に受け継いでいるから良い。キティー・スペンサーと伯母のダイアナ妃を見比べると、「似たようなタイプだなぁ」と思えてしまう。確かに、姪と伯母なんだから当り前なのだが、ヘンリー王子は母親の容貌をちゃんと子供に残すことができるのか。もし、メーガン妃が妊娠して赤ん坊を産んだら、一体どんな子供になるのか不安である。おそらく、容姿の一部分は父親譲りだろうが、母親の遺伝子が優勢となり、顔附きが変わることもあるし、肌も浅黒くなる可能性が高い。髪の毛だって縮れた黒髪になるかも知れないんだから、大幅な肉体的変質が予想される。たぶん、日本人は故・ダイアナ妃の孫を見て驚くんじゃないか。たとえ、色白の赤ん坊が生まれても、トルコ風かシリア人みたいな「白人」で、どことなくスペンサー家の血筋とは違う子供に見えてしまうだろう。
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(左: 幼いヘンリー王子を抱くダイアナ妃 / 中央: キャサリン妃 / 右: 幼い時のウィリアム王子と息子のジョージ王子 )
一方、ウィリアム王子の家庭は安心だ。プリンセスになったケイト・ミドルトン嬢は、国民が納得する“好ましいタイプ”のイギリス人女性で、ザックス・コーブルク・ゴータ家(Haus Sachen-Corburg und Gotha)の遺伝子を損なうことなく「お世継ぎ」を産んでいた。嫡男のジョージ王子を見れば分かるじゃないか。この幼いプリンスは、幼少時代のウィリアム王子と“瓜二つ”と評しても過言ではない。両者の顔写真を並べてみれば、誰もが「なるほど、やっぱり親子だねぇ〜」と思うだろう。とりわけ刮目すべきは、妹のシャーロット王女だ。彼女は曾祖母のエリザベス女王とソックリ。まさしく、生き写し。なるほど、隔世遺伝とは不思議なものだ。大衆紙の記者はシャーロット王女が幼い割には老け顔なので、特集記事の売上げが思ったほど伸びず、「あぁ〜あ」と愚痴をこぼしていたが、女王陛下はシャーロット王女を見て「小さい私よ !」と大喜び。まぁ、お婆ちゃんからすれば、曾孫が自分とそっくりなのは素晴らしいし、誰が何と言おうとも心から嬉しい。日本人女性だって、息子や娘の子供は可愛いから、自分の亭主より大切に思っているはずだ。幼稚園の運動会で孫を応援するお婆ちゃんは、本当に幸せそうだよねぇ。
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(左: エリザベス女王 / 中央: 幼少期のエリザベス女王 / 右: 曾孫のシャーロット王女)
イギリス人らしい子孫を持ったエリザベス女王を見ると、親戚筋に当たるスウェーデンの王室も気になる。現在のスウェーデン国王、カール16世グスタフはベルナドット王朝の君主だが、母方の血筋でイングランド王室と繋がっている。陛下の母君であるシルビア妃はザックス・コーブルク・コータ家の出身だから、エリザベス女王やチャールズ王太子とも親戚になるはずだ。まぁ、ヨーロッパの貴族は互いに祖先の誰かが親戚になっているから、従兄弟同士の王様というのは珍しくもない。注目すべきは、カール16世の娘ヴィクトリア王女が産んだ幼きプリンセスの方だ。王位継承者のプリンセス・ヴィクトリアは、トレーナーのダニエル・ウェストリング氏と結婚し、娘のエステル妃をもうけた。
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(左: キャサリン妃の娘シャーロット / 中央: スペンサー伯爵の娘シャーロット・ダイアナ / 右: ヴィクトリア妃の娘エステル)
この小さなプリンセスが国民の喝采を浴びるのも当然で、彼女はスウェーデン人らしい容姿を受け継いでいる。イラクやソマリアからの移民・難民で肉体が変質するスウェーデン人にとって、王室は「国民的遺伝子」を保存する最後の砦だ。隣近所に有色人が住みつき、毎日毎日、不愉快な生活を送る白い地元民は、北歐人らしいプリンセスの笑顔を拝見し、ホっと一息つくんじゃないか。メーガン・マークルが産む赤ん坊を心配するイギリス人からすれば羨ましい。それでも、スウェーデン人の人種的アイデンティティーは揺らいでおり、アフリカ人やアラブ人の遺伝子流入は食い止めようがないのだ。良い子のみんなは「スウェーデン人」と聞いて、安易に伝説のポップ・グループ「アバ」とか、ギターリストのイングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen )、ジョン・ノーラム(John Norum / 「Europe」のギターリスト)を思い浮かべたらいけないよ。近頃は浅黒い「スウェーデン人」がウヨウヨいるんだから。
Carl XVI Gustaf & Queen Silvia 1Princess Estelle 12
(左: カール16世グスタフ国王とシルビア妃 / 右: プリンセス・ヴィクトリアとダニエル両殿下、プリンセス・エステル)
そう言えば最近、米国で「スウェーデン移民」がある殺人事件を犯したけど、良心的な報道機関は、読者が北歐人と誤解せぬよう、「スウェーデンからのイラク系移民」と伝えていた。容疑者の写真を公開できぬ場合、こうした“親切な”説明は誠に有り難い。スウェーデンの大手メディアは、帰化したソマリア人がヨーロッパで殺人を犯しても、自国民に対しては「スウェーデン国民による犯行」としか報道しないのだ。もし、犯人の顔写真を掲載すれば、「あっ、黒人だ!」とみんなにバレてしまうので、単にイニシャルかファースト・ネームを伝える程度に留めている。「人権」とやらを重視する新聞社は、黒い犯人が如何なる「手口」でスウェーデンに潜り込み、国籍取得にまで至ったのかを決して教えようとはしない。民衆が知りたい情報を隠しておきながら、他人に対しては「情報公開」を求めるなんて実にふざけている。報道機関の都合で記事の内容を決めるなんて酷いじゃないか。
Somalis 2Perrie Edwards 983
(左: ソマリア人の移民 / 右: アフリカ難民の餌食になりそうな北歐女性)
白人女性に人種の自殺を勧めるユダヤ人
既存の国家を憎む左翼には、人種混淆を以て伝統的社会を抹殺しようと謀る奴がいる。毎度の事でウンザリするが、その悪質なタイプはユダヤ人に多い。西歐社会に寄生しながら、地元民の肉体を羨むユダヤ人は、憎き白人を撲滅すべく、西歐人女性に黒人を伴侶にするよう勧めているのだ。なぜなら、白人が黒人とセックスして子供を産めば、その赤ん坊は白人らしくない容姿を持つ。アフリカ人の顔附きになる「新しい白人」は、異邦人のユダヤ民族を奇異な目つきで眺めず、より寛大な精神を以て「平等」に扱おうとするからだ。白い片親と違った肉体を持つ混血児は、“意地悪な”ご先祖様と異なり、鷲鼻の「よそ者」を苛めようとは思わない。したがって、ユダヤ人は安心して暮らせるようになる。肉体の違いさえ無くなれば、もう頭脳労働で秀でるユダヤ人の独擅場だ。彼らは次々と「コマンド・ポスト(命令を下す立場)」に附くことができるし、必要とあらば、同胞とグルになって支配階級の地盤を固めることができる。こうした社会は素晴らしい。しかし、ユダヤ人にとっての楽園は、西歐人にとっての悪夢である。
Max Isaacson 2(左 / マックス・アイザックソン)
異人種混淆を勧めるユダヤ人は星の数ほどいて、ハリウッドで映画制作に携わるマックス・アイザックソン(Max Isaacson)はその内の一人である。意外なことに、彼はスリランカで生まれていた。詳しい経緯は分からぬが、彼の父親はピース・コープに属していたそうだ。察するに、左翼系のユダヤ人なんだろう。彼の母親もいかがわしく、ペンテコスタ教会の説教師であったらしい。この一派はキリスト教プロテスタント宗派の中でも特殊で、聖霊の話をやたらと持ち出すから、怪しい新興宗教と相通ずるところがある。こんな両親の元で育てられれば、息子のマックスが左巻きの変態になるのも無理はない。彼は有名な飲料水「スプライト(Sprite)」のコマーシャル・フィルムを作り、製造元から何の認可も得ずににドイツで公開した。映像を観た一般人は本物のCMかと勘違いしてしまうが、コカ・コーラ社とは何の関係も無い。
Max Isaacson Fake Sprite ad 3Max Isaacson Fake Sprite ad 5
(左 : 黒人の前に跪く白人女性 / 右: 白人女性のサービスに興奮する黒人 )
とにかく、アイザックソンのパロディーCMを目にした人は、あまりにも下品なので唖然とするだろう。何故かと言えば、彼のポルノ作品には裸の白人女性と黒人男性が登場し、金髪の白人女性が男の前に跪き、黒人の股間をしゃぶっているように見えるのだ。「フェラチオ」らしきサービスを受けた黒人男性は、歓喜の呻き声を上げ、絶頂感に達する。顔を前後に動かす女性は何かを口にくわえているので、視聴者は「きっと黒人のペニスに違いない」と思ってしまう。ところが、彼女が“しゃぶって”いたモノは、黒くて太い肉の棒じゃなく「スプライト」の瓶だった。黒人が性的に興奮すると、瓶の口から勢いよく泡の飲料水が吹き出て、満面の笑みを浮かべた女性の顔と首筋に降りかかってくる。精液じゃなく発泡水なんだけど、見ているゲルマン人は不愉快だ。事情を知らない一般人は、「こんなポルノ映像を作ったのは、いったい誰なんだ!?」と憤慨するが、監督名が表示されていないから判らない。でも、後にアメリカのユダヤ人と判明したから、心の底で「やっぱり、そうか!!」と頷いた人も多いんじゃないか。アイザックソンは金髪のゲルマン人女性を用いず、黒髪のユダヤ人女性を採用し、イスラエルで流せばよかったのに、彼はそうしなかった。でも、こんなCMをイスラエルで放送したら大変だ。保守的なユダヤ教徒が米国の同胞に抗議を行うから、アイザックソンはハリウッドで仕事ができなくなるだろう。ユダヤ人の仕置きは厳しいからねぇ〜。
Max Isaacson Fake Sprite ad 4Max Isaacson Fake Sprite ad 2
(左: 瓶をしゃぶる女性 / 右: 噴き出す飲料水と女性)
左翼教育でクルクルパーにされた現在の日本人は、日本国民としての義務や民族精神の継承に興味が無い。保守派の国民は「日本の伝統文化を守れ !」と主張するが、「誰が守るのか ?」については言及を避けている。我が国では「生身の日本人」が生活を営み、親子代々「血の河」を絶やさぬよう心掛けてきた。人種論や優生学を忌避する保守派は、「領土侵犯」や「歴史問題」となれば「みんな負けるな !! えい、えい、オー !!」とシュプレヒコール(Sprechchor)を上げるが、「異人種の精子が混入 !」という“生々しい”話題になると、急に口が重くなり、蜘蛛の子を散らすように逃げてしまう。ロシア人に北方領土を強奪されたり、竹島を南鮮人に占拠され、尖閣諸島を支那人に征服されれば、一般国民だって抗議するだろうが、息子や娘がアジア人とかアフリカ人と結婚するようになっても反対しないのは、頭が「人権尊重」の害悪に染まっているからだ。つまり、「人種の自殺」という概念が無いのだ。そもそも、両親や祖父母、曾祖父母から受け継いだ遺伝子を守るのは不道徳でも犯罪でもない。我が国の伝統文化を継承するのは、祖先の肉体を相続する日本人であり、その遺産を末代まで伝えて行くのも日本人の肉体を持った国民である。
老舗の旅館や和菓子店を経営する日本人なら、跡継ぎの子供を残すことが何を意味するのか解るはずだ。もし、アジア人の遺伝子が大量に流れ込んだら、我々が大切にする国民文化は着実に衰退するだろう。例えば、混血児に流れる支那人の血が2分の1、4分の3、8分の7と高まれば、従来の日本人と同じ行動を取るとは思えない。こうした人物は反日活動家になることはあっても、「惻隠の情」をもつ素朴な庶民とか、鎮守の森を大切にする愛国者になることはないだろう。また、支那系混血児が成人して朝鮮人と結婚し、生まれてきた子供が将来マレー人と結婚してイスラム教に改宗すれば、どこの国民なのか分からない。さらに、こうした人物の孫がアフリカ人と結婚して子供をもうければ、もうその「日本国民」は「日本人」じゃない。たとえ、僅かに残った血統を遡って明治の偉人とか江戸時代の武士に辿り着いたとしても、変質した子孫には祖先が持っていた「大和魂」は微塵も無い。「勤皇の志士」と耳にして、「近所の獅子」と間違える子供なんか、日本人じゃないだろう。それに、天皇陛下と丸っきり違った容姿を持つ臣民が、お正月に宮城へ赴き、「天子様のご尊顔を拝することができ、感無量でございます」と口にするのか? 支那・朝鮮系のジャピーノ(日比混血児)が靖國神社へ行っても、外人の将兵を見るような目つきで英霊の話を聞くのがオチだ。
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(左: 日本の未来を担うフィリピン人の子供たち? / 右: 国籍取得の為に外国で出産する支那人女性?)
皇室と国民の絆、国民同士の連帯感、命を懸けて祖国に殉ずる愛国心は、帰化人の精神には宿らない。自然と湧き上がる感情は、人為的に創り出すことはできず、日本人の肉体を必要とするのだ。日清日露の戦役や大東亜戦争で多くの軍人が勇敢に闘ったのは、自分の肉体が消滅しても、我が子が生き残り、同胞の子供と一緒に祖国を引き継ぐと信じていたからである。なるほど、自分が死ねば残された我が子は不憫な思いをするし、父親と過ごす友人を見て羨むだろう。こう考えれば、他人の家族を守る為に自分の家族を犠牲にするなんて馬鹿げている。だが、それでも我が国の将兵は自らの命を犠牲にし、「日本」という国家を護りたかった。なぜなら、自分の女房や子供、親兄弟よりも、祖国の滅亡を懸念したからである。たとえ、我が身が朽ち果てようとも、同胞の子孫が必ずや日本を再興してくれると信じていたから、歯を食いしばって戦うことが出来たんじゃないか。もし、日本国民の大半が朝鮮人や支那人、フィリピン人、タイ人といったアジア人であるならば、あれほどの勇気を示して突撃したかどうか分からない。日本人は日本人のために汗をかき、血を流し、涙をこぼす。立派な日本人が激減し、忌々しい朝鮮人が繁殖するなら、あまりにも馬鹿らしくて最前線で戦えないだろう。
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(日本に住んでもらいたい外国人? / 左: 朝鮮人 / タイ人 / インド人 / 右: イラク人)
平和な現在でも同じことで、支那人の子供や日比混血児を養うために、高い税金を払うなんて御免だ。ブリテンやフランス、ドイツ、スウェーデンなどの西歐諸国は凋落の一途を辿っており、もはや、その泥道から抜け出すことはできない。曾ての白人国家は「有色人種の坩堝(るつぼ)」へと変貌し、生まれてくる子供はアラブ人やアフリカ人の顔附きで、名前もムハマッドとかアフメド、ウスマン、アブドラなどが普通になっている。住民ばかりではなく、街の風景も一変したから驚きだ。霧の都ロンドンは猥雑なバグダッドのようになり、ストックホルムがカイロ、フランクフルトがイスタンブールみたいになっている。華の都のパリといえども、カサブランカに見えるようじゃお終いだ。黒人とアラブ人がひしめくパリを見れば、ハンフリー・ボガードも吐き気がして、ドイツ軍とヴィシー政権を歓迎するんじゃないか。庶民の中に「ナチス時代の方が良かったなぁ」と呟くフランス人がいても不思議じゃないぞ。ドイツ人が移り住んだって、フランス人はちっとも困らないけど、北アフリカ出身の移民じゃ厭になる。女優のカトリーヌ・ドヌーヴとダイアン・クルーガーを見比べたら、どっちがゲルマン人で、どちらがガリア人なのか判らない。でも、セネガル系女優のアイサ・マイガ(Aïssa Maïga)とケルト系のソフィー・マルソー(Sophie Marceau)を見たら、その違いは一目瞭然だ。
Catherine Deneuve2Diane Kruger 2Sophie Marceau 2Aissa Maiga 2
(左: カトリーヌ・ドヌーヴ / ダイアン・クルーガー / ソフィー・マルソー / 右: アイサ・マイガ)
Ingrid Bergman 5(左 / ハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマン )
ちなみに、『カサブランカ』は典型的なユダヤ人のプロパガンダ映画で、脚本を書いたのが双子のユダヤ人、ジュリアスとフィリップのエプシュタイン兄弟で(Julius & Philip Epstein)、監督もこれまたユダヤ人のハワード・コッチ(Howard E. Koch)。この作品ではユダヤ人のハロルド・ウォリス(Harold B. Wallis / アメリカ風に改めた名前)がプロデューサーを務めていたけど、彼の本名は「アーロン・ブルム・ウォロウィッツ(Aaron Blum Wolowicz)」だ。まったく、ハリウッドの映画人は実に狡猾な連中で、「表看板」は北歐系女優のイングリッド・バーグマンにしておいて、「裏舞台」をユダヤ人仲間で固めながら、“みんな”でしこたま儲けている。一方、アメリカの間抜けな白人観客はまんまと洗脳され、「アーリア人至上主義のナチスはゆるせなぁ〜い !!」と叫んでしまう。しかし、劇場から一歩外に出ると、ナチスが礼讃する「白人社会」に住んでいたんだから、もう「アホ」としか言いようがない。まさか、20年後に「古き良きアメリカ」が崩壊するなんて思ってもみなかったんだから、「脳天気な民衆」というのはどこにでも居るものだ。
Julius Epstein 1Philip Epstein 1Howard Koch 2Harold Blum Wallis 1
(左: ジュリアス・エプシュタイン / フィリップ・エプシュタイン / ハワード・コッチ / 右: ハロルド・ウォリス)
日本だって各地に支那人街や朝鮮人街、リトル・バンコックにリトル・マニラまでが誕生しているから、決して他人事ではない。ミス日本がアメリカ系黒人で、オリンピックの金メダリストもアフリカ系、メジャーリーグで活躍する選手がいたと思ったら朝鮮系だった、なんて冗談じゃない。多民族社会となれば、「日本」というブランドも怪しくなり、パリで寿司屋に入ったら、詐欺師もどきの支那人が店の主人じゃ帰りたくなる。日本を代表する総合商社と思いきや、その実態はインド人所有の多国籍業では何とも憂鬱になるじゃないか。驚愕の未来はまだ続く。もし、サッカーの日本代表チームが、ブラジル出身のインディオやイラク出身のアラブ人、ベトナム難民の親を持つ在日三世、トルコから亡命したクルド人の息子、カメルーン出身の帰化人などで構成されていれば、もう見る気がしないだろう。学問の世界でも複雑な現象が起きるかも知れない。例えば、朝鮮系日本人の科学者がノーベル賞をもらったら、我々よりも朝鮮半島の南鮮人が真っ先に喜んだりして。朝鮮日報や中央日報が「朝鮮人初の受賞者」と大々的に報じれば、金正恩までが浮かれ気分になって、極上のシャンペンを開けて祝杯を上げるだろう。そうした時、日系日本人はどう思うのか? もしかしたら、「日本民族党」といったミニ政党が創立か?! でも、北朝鮮から「極右団体」に指定されたら心外だよねぇ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68719819.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/263.html#c3
4. 2020年8月16日 19:25:54 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[31]
2019年05月06日
似ている者同士で暮らせる幸せ / 国民の条件 (後編)
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/
異人種が王族を演じる英国ドラマ
Queen Elizabeth & Princess MargaretQueen Elizabeth & King George VI
(左 : 母エリザベス王妃と妹マーガレット王女と一緒のエリザベス女王 / 右 : ジョージ6世とエリザベス女王)
フランスやドイツ、デンマーク、ネーデルラント、スウェーデンといったヨーロッパ諸国は、元々王様が統治する君主政国家で、共和政なんか異端の統治体制としか思えなかった。しかし、幾つかの国では戦争や革命のせいで王室が消滅したので、仕方なく共和政を選んだという経緯になっている。実際、人民共和国を喜んでいるのは、赤く染まった知識人くらいで、普通の庶民は「王様やお姫様がいたらなぁ〜」と後悔している場合が多い。フランス人は「王族なんて税金を浪費するだけの穀潰しだ」と悪態をついているが、心の底では王室を戴くイギリス人を羨んでいる。その証拠に、フランスの庶民は矢鱈と英国王室の話題に興味を持つ。パリにダイアナ妃がやって来た時など、キャーキャー騒いでいたじゃないか。モナコ公国のプリンセスにグレース・ケリーがなった時も、人々は新聞や雑誌に齧り付いていた。隣国のスペインも羨望の的で、レティシア王妃が訪問すれば大歓迎。もし、革命後もずっとブルボン王家が続いていたら、フランス人はさぞかし自慢していたことだろう。
Grace Kelly 6Princess Diana 21Queen Letizia 5
(左 :グレース・ケリー / 中央 : ダイアナ妃 / 右 : キャスター時代のレティシア妃)
歴史の皮肉なのが、フランス王室の消滅とスウェーデン王室の存続である。現在でもスウェーデンが君主国なのは、ナポレオン軍のジャン・バプティスト・ベルナドット(Jean-Baptiste Jule Bernadotte)将軍を国王に迎えたからだ。この帝國元帥は、カール14世ヨハンと改名し、カール16世グスタフ国王の祖先になっている。注目すべきは、1980年の王位継承法が改正され、性別に関係なく長子が王位継承者と定められたことだ。これにより次期国王はカール・フィリップ王子(弟)ではなく、長女(姉)のヴィクトリア王女となる。その次はヴィクトリア王女の娘(長女)エステル王女が王位に就く。左翼はヨーロッパ王室の例を持ち出して、女性天皇や女系天皇を誕生させようとするから警戒せねばならない。それはともかく、スウェーデン人は王室を存続させたから賢い。民衆はヴィクトリア王女と可愛らしいエステル王女を目にして大喜びだけど、もし彼らの祖先が共和政を選択したら、現在の幸せは無いだろう。(ヴィクトリア王女の妹であるマデレーン王女も魅力的で国民からの人気が高い。) それに、同じ北歐種族だから気分がいい。やはり、国民と王族の種類は一緒でなきゃ。もし、アフリカ系のプリンセスだと、スウェーデン国民は「我らが王女!」と心から祝福できない。
Princess Estelle 1princess Estelle 5Princess Madeleine 2
(左 : エステル王女 / 中央 : ヴィスクトリア王女一家 / 右 : マデレーン王女 )
一方、気狂いのフランス人はフランス語を喋れば「フランス人」と思っている。でも、実際の政治家や著名人を見れば、「これがフランス人なの?」と疑いたくなるような人物ばかり。とても「フランク人」や「ガリア人」の末裔とは思えない。例えば、フランス大統領になったユダヤ系のニコラ・サルコジとか、スポーツ大臣になったローラ・フルセル・コロヴィック(Laura Flessel-Colovic)、「Missフランス」に選ばれたアリシア・アリエス(Alicia Ayles)、日本の左翼が持て囃す「ポスト・コロニアル」の黒人極左フランツ・ファノン(Frantz Fanon)、『モンテ・クリスト伯』を書いたハイチ系作家アレクサンドル・デュマ(Alexandre Duma)などである。現在のフランス人は、たとえ「白人」でも西歐人とは言えず、東歐や南歐からのユダヤ人、サラセン人と混じったイタリア人やスペイン系の混血国民、ポーランドやロシアから流れ着いた貧民の子孫、アルジェリアやモロッコから逆流してきた植民地人、ギニアやコンゴからの下層黒人、インドシナ半島から逃れてきたベトナム難民の子供、イラクやシリアからのムスリム棄民など、卒倒しそうなくらい雑多な民族構成となっている。
Laura Flessel-Colovic 1Alicia Aylies 2Alexandre Dumas 1Frantz Fanon 1
(左 : ローラ・フルセル・コロヴィック / アリシア・アリエス / アレクサンドル・デュマ / 右 : フランツ・ファノン)
君主国だと国民は常に王族を目にするから、映画や小説に王様や女王、王太子が登場することが多い。古い王室を誇るブリテンだと、エリザベス女王やダイアナ妃、チューダー家のヘンリー8世やエリザベス1世、ブラッディー・メアリーとか悲劇の王妃アン・ブーリンなどが作品の題材になっている。特に、TVドラマは顕著で、『The Tudors』だとジョナサン・リス・メイアーズ(Jonathan Rhys Meyers)がヘンリー8世を演じていたし、『Mary Queen of Scots』ではシアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)がメアリー・スチュアートを演じ、マーゴット・ロビー (Margot Robbie)がエリザベス1世を演じていた。『Reign / クィーン・メアリー』というむドラマだと、アデレード・ケイン(Adelaide Kane)がメアリー女王の役に就いていた。
Jonathan Rhys Meyers 2Saoirse Ronan 3Adelaide Kane 4
(左 : ジョナサン・リス・メイアーズ / 中央 : シアーシャ・ローナン / 右 : アデレード・ケイン )
ただし、今年から始まるTVドラマ・シリーズ『The Crown』にはガッカリする。シーズン1ではジョージ6世をジャレド・ハリス(Jared Harris)が演じ、そのお妃であるエリザベスをヴィクトリア・ハミルトン(Victoria Hamilton)が演じている。後に女王となる娘のエリザベス2世をクレア・フォイ(Claire Foy)が演じているのだが、他の配役が殊の外まずい。女王が年齢を重ねてしまうからしょうがないけど、シーズン4ではオリヴィア・コールマン(Olivia Coleman)がエリザベス女王役になってしまうのだ。もっと酷いのは、エリザベス女王の妹であるマーガレット王女を演じる役者である。若き日のマーガレット役にはヴァネッサ・キルビー(Vanessa Kirby)が採用されているから、まだ良い。ところが、シーズン3からはユダヤ系女優のヘレン・ボナム・カーター(Helena Bonham Carter)になってしまうのだ。アングロ系視聴者からすれば、「それはないんじゃない・・・」と呟きたくなる。
Claire Foy 4Helena Bohnam Carter 1Vanessa Kirby 1Olivia Colman 1
(左 : クレア・フォイ / ヘレナ・ボナム・カーター / ヴァネッサ・キルビー / 右 : オリヴィア・コールマン)
この奇抜な人相の女優ヘレナは名門の生まれで、父親は銀行家のレイモンド・ボナム・カーター(Raymond Bonham Carter)。レイモンドはヴァイオレット・アスキス(Violet Asquith)の息子で、母親のヴァイオレットはハーバート・ヘンリー・アスキス(Herbert Henry Asquith)首相の娘である。つまり、女優になったヘレナは、アスキス首相の曾孫になるという訳だ。でも、初代オックスフォード・アスキス伯爵の子孫がユダヤ人になるとは、いくら四代目でも、これじゃあんまりだ。愛国的イギリス人なら憂鬱になる。ヘレナが挑んだ役柄には色々あるけど、日本人でもビックリするものがある。例えば、TVドラマ『Henry VIII』ではアン・ブーリンを演じていたし、伝記ドラマ『バートン&テイラー』では、何と名女優のエリザベス・テイラーを演じていたのだ。日本の映画ファンだと、「えぇぇっ〜、あの美人女優を・・・ !」とビックリするが、監督のリチャード・ラクストンとBBCは「ミスキャスティング」とは思わなかったようだ。イングランドの映画制作者と視聴者は、多民族主義やリベラル思想で頭を改造されているから、正常な感覚を持たない。美意識だってメチャクチャだ。とまぁ、こんな風だから、エグゼクティヴ・プロデューサーのピーター・モーガンやスティーブン・ダルドリーは、ヘレナを不適格と思わず、マーガレット役に抜擢したのだだろう。
Elizabeth Taylor 5Helena Bonham Carter 111Princess Margaret 2
(左 : エリザベス・テイラー / 中央 : ヘレナ・ボナム・カーター / 右 : マーガレット王女)
王様やプリンセスを演じる役者には、それらしい容姿と風格が必要になってくる。とりわけ、有名な王族を主題にする場合、俳優の選択を間違えれば、致命的となるだろう。イングランド王室といえば、まず頭に浮かぶのがダイアナ妃で、今でも人気が高いから、その生涯はTVドラマ化されやすい。以前、ナオミ・ワッツ(Naomi Watts)がダイアナ妃を演じて話題となったが、これから放映される『ザ・クラウン』では、エマ・コリン(Emma Corrin)がダイアナ妃を演じるそうだ。ナオミ・ワッツは外国人、といってもオーストラリア人だけど、肉体的には同じ種族に属するから違和感はない。むしろ、適役だろう。エマ・コリンも美人のプリンセスを演じるだけの雰囲気がある。もし、外見を無視して『ベル / Belle』に出演したググ・バサ・ロウ(Gugu Mbatha-Raw)みたいな女優を選んだら抗議の電話が殺到するぞ。ちなみに、幼いウィリアム王子を演じるのは、ビリー・ジェンキンス(Billy Jenkins)だ。まぁ、この人選も妥当だろう。
Naomi Watts 21Naomi Watts as DianaPrincess Diana 24Emma Corrin 1
(左 : ナオミ・ワッツ / ダイアナ妃に扮したワッツ / ダイアナ妃 / 右 : エマ・コリン)
同種族で成り立つ君臣の関係
それにしても、なぜイギリス人には王様が必要なのか? 現代の代議制民衆政治では、国王が直接「政治(まつりごと)」を行うことはなく、基本的に議員や大臣に丸投げとなっている。となれば、居ても居なくてもいいようだが、実際は極めて重大な存在である。王室を抹殺したフランスは、恐怖政治から帝政へと変わり、王政が復活したかと思えば共和政に逆戻り。ナポレオン三世が登場して帝政となるも、普仏戦争に敗れて再び共和政。第二次大戦で「勝者」となったが、実際は米国に助けてもらって面子を保っただけ。議会を優先した第四共和政は、政党分裂で内乱状態。そこで、大統領の権力をグっと重くして、ゴチャゴチャ言う議員どもを黙らせ、政治の安定性を図ったという始末。大統領となったシャルル・ド・ゴール将軍は、まるでルイ14世のように君臨したから、ローマ共和政の執政官というより、第一人者となった皇帝のアウグストゥスみたい。結局、分裂指向の強いフランスが輝くのは、壮大な権威を誇る王様がいる時だ。振り返れば、カール大帝、フィリップ・オーギュスト、端麗王(le Bel)フイリップ4世、大王(le Grand)アンリ4世、正義王(le Juste)ルイ13世、とみんな力強い王様ばかり。
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( 左 : フィリップ・オーギュスト / アンリ4世 / ルイ13世 / 右 : シャルル・ド・ゴール)
一方、イングランドの立憲君主政は非常に安定している。でも、どうしてこの君主政体は成功したのか? 手短に言えば、立憲君主政は誰にでも理解しやすい政体だからである。民衆というのは議会や政党の小難しい議論なんかに興味は無い。それよりも、一人の君主に希望を託して政治を行ってもらいたい、という性質を本来もっている。庶民は抽象的なものより、一人の具体的な個人に愛情を抱いてしまうのだ。共和政のアメリカだって、政界の「第一人者(プリンチェプス)」と言えば大統領だし、困った事が起これば大統領に直談判して「何とかしてくれ」と頼むはず。時代も大統領の姿が象徴となっている。「ニューディール時代」と言えばフランクリン・ローズヴェルトだし、1960年代となればケネディー大統領で、暗殺で幕を閉じた「キャメロット(Camelot)」の時代は今でも語り継がれている。そして、1980年代になると、ロナルド・レーガン大統領の登場だ。「強いアメリカ」の復活を掲げた大統領は、保守的国民のハートを鷲摑み。親子代々共和党に恨みを抱く南部の民衆党員もイチコロだ。その人柄と気概で人々から愛されたレーガン大統領は、まさしくホワイトハウスに君臨する「国父」だった。合衆国は元々イギリス人が創った共和国だから、イギリス人的国民感情が残っていたのだろう。
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(左: ケネディー大統領とジャクリーヌ夫人 / 右 : レーガン大統領とナンシー夫人)
イングランドの政治と社会は王様なしでは成り立たない。ピューリタン革命でチャールズ1世を断頭台に送ったイギリス人は、「二度とあの恐怖時代を繰り返さない」と心に誓っている。いくらオリヴァー・クロムウェルにカリスマ的威光があったとしても、しょせん護国卿は国王陛下の代役になれない。ただし、王政復古の主役はマズかった。チャールズ2世ときたら女癖の悪い放蕩息子とちっとも変わらないのだ。作家のアンドレ・モロワ(André Maurois)は次のように評している。
・・・今や救済者として待望したこの新しい君主は、その父親に当たるあの殉教者の王の従僕たちが想像していたやうな神々しい人物とは、てんで違つてゐた。肉欲的な厚い唇、頑丈な鼻、人を茶化すやうな眼、それらはあの父の上品で陰鬱な顔よりは、むしろ祖父のアンリ四世を想い出させた。(アンドレ・モーロア 『英国史』 下巻、水野成夫 訳、白水社、昭和14年、 p.119.)
しかし、ロンドンの庶民は大歓迎だった。車道は花で埋まり、街頭には壁掛けが張り巡らされ、あちこちで鐘が鳴り響いていたそうだ。さらに、人々は乾杯の美酒に酔いしれていた。一方、この王様は敬虔なピューリタンと違い、いかがわしい女性や妾をを周囲に侍らせ、独自のハーレムを作っていたのだ。これじゃあ尊王主義者も呆れ返ってしまうじゃないか。でも、清教徒による息苦しい束縛の後だから、「まぁ、いいか !」と許したくなる。それに、ふしだらな王様でも不在よりマシなんだから。現在、英国王室の離婚事情には目を覆いたくなるような事例が多いけど、全般的に見ればハノーファー家はスチュアート家よりも真面目だよなぁ。
Charles I of EnglandCharles II of EnglandOliver Cromwell
( 左 : チャールズ1世 / 中央 : チャールズ2世 / 右 : オリヴァー・クロムウェル )
王様が君臨する国家は安定していて、何となく気分が良い。国王の姿を見ると、悠久の歴史に生きていることが実感できるし、両親や祖父母、曾祖父母も同じ気持ちで陛下に忠誠を誓っていたんだなぁ、と理解できる。だからこそ、国王と臣民は同じ民族でなければならない。なぜなら、君民を結ぶ赤い紐帯は、親子代々受け継がれる血によって織られているからだ。国王がアングロ・サクソン人で、臣民がアフリカ人とアラブ人ではグロテスクなパッチワークになってしまうだろう。すくなくとも、同じヨーロッパ人じゃないと、君主への尊敬は生まれないし、「我らが陛下」と喝采する気にもなれない。
Billy Jenkins 1Prince George 111Princess Estelle 4Britishness Perry Edwards 2
(左 : TVドラマでウィリアム王子を演じたビリー・ジェンキンズ / ウィリアム王子とジョージ王子 / イギリス人と同じ種族のエステル王女 / 右 : 英国で人気のポップ歌手ペリー・エドワーズ )
心理学によると、人間は同質的な者を好むようで、友人や結婚相手を選ぶとき、自分と似た容姿の人物を選ぶそうだ。(J. Philippe Rushton, "Genetic Similarity Theory and the Roots of Ethnic Conflict," The Journal of Social, Political and Economic Studies, Vol. 23, 1998, p.480.) 確かに、北歐人はイラク人やエチオピア人よりも、ドイツ人とかデイン人、フランドル人を親友や配偶者にしている場合が多い。日本人だって、アジア人混成学級に入れば、先ず日本人に近寄るし、反りが合うのも日本人の同級生とだろう。多民族国家のアメリカだって似たようなものだ。例えば、学食で昼飯を食えば、人種や民族別に「仲良しグループ」が出来てしまうし、ルームメイトを求めれば、同じ外見の人物を選んでしまう。映画では白人と黒人の組み合わせが多いけど、実際は、白人同士のカップルやルームメイトがほとんどで、いきなり異人種との友情が芽生えるというのは稀である。ラシュトン教授によると、結婚における幸せというのは、双方が持つ遺伝子的類似性で予想できるそうだ。(上掲論文 p. 481.)
Britain Migrants 001Muslims 004
(左 : 西インド初頭からの黒人移民 / 右 : 礼拝を行うイスラム教徒)
英国王室は国民からの人気が高いが、よく調べてみると、その人気というのは表面的なもので、伝統的な尊王主義に基づくものではない。なるほど、アングリカン教会に属し、親子代々のトーリー(王党派)で、肉体的にもアングロ・サクソン系の紳士なら、自然と国王陛下に恭順を示すことが出来るだろう。しかし、インドからの苦力とか、パキスタンやケニア、イラクからのイスラム教徒、ロンドンのゲットーから抜け出たユダヤ人並びに東歐から逃れてきたユダヤ難民の末裔、香港から流れてきた支那人、カリブ海諸国からの黒人などは別だ。彼らがアングロ・サクソン人と同じ尊王精神を持っているとは言えまい。そもそも、 ブリテン旅券(国籍)と愛国心は一体なのか? テレビ・ショッピングなら、チグハグな抱き合わせ商法でもいい。例えば、「今、この包丁とまな板を買ってくださったお客様に、このゴージャスな腕時計をプレゼントします !」と聞けば、何か変だけど、脳天気な一般人は「キラキラした腕時計をもらえるのか !」と喜んでしまう。でも、こんな時計は大抵、売れ残り商品で、在庫処分で吐き出された半端物である。全員に当てはまるわけではないが、旧植民地からやって来る有色移民にとって、エリザベス女王はこの腕時計みたいなものである。つまり、ブリテン国籍に附いてくるオマケということだ。
Queen Elizabeth II 001Muslims in Britain 003
( 左 : エリザベス女王とフィリップ殿下 / 右 : 「ブリテン国民」となったイスラム教徒)
大変無礼な譬えだけど、エリザベス女王はアジア人アフリカ人の首長ではない。たとえ、インド系やアラブ系の国民から人気を博したとしても、単にキラキラした宝石を身につけた品の良いおばあちゃん程度。だいたい、ジャマイカ系やアラブ系の「ブリテン国民」が女王を目にして、「我らが陛下 !」と自信を持って叫ぶのか? 女王の父君であるジョージ6世は最後のインド皇帝だったけど、独立を目指したインド人にとっては、憧れの存在ではなかった。いくら英国に移住してきたインド人でも、ジョージ6世とエリザベス王妃を目にして、心から「国王陛下万歳、王妃殿下万歳 ! (Vivat rex ! Vivat regina !)」とは言えないだろう。なぜなら、こうした茶色の帰化人は、経済的豊かさを求めて宗主国にやって来ただけで、イングランド国王へ奉仕するため荒波を乗り越えて渡ってきた訳じゃないからだ。
Jews 001Britain National Anthem
(左 : ブリテンのユダヤ人 / 右 : 大聖堂内で国歌を斉唱するイギリス人)
パキスタン移民も同じで、イスラム教徒の有色人種が、ウェイストミンスター大聖堂に集まり、女王陛下のご生誕を祝って「ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン(God save the Queen)」を歌うとは思えない。赤い軍服を着たイギリス人やアングロ・ケルト系の聖職者、世襲貴族、ノーフォークやヨークシャーの紳士淑女なら、心の底から君主を讃え、「主よ、陛下を護り賜え」と願うけど、植民地からやって来た黒人には恨みしかない。(日本も同じで、帰化支那人や帰化鮮人の子供は、天皇陛下の君臨を心から祝福することはできない。まともな日系人なら、陛下の長寿を願って国歌を斉唱する帰化鮮人など想像できまい。) 確かに、黒人の政治家や聖職者、貴族にしてもらったパキスタン人とかユダヤ人なら、表面上それらしく振る舞うこともあるだろう。だが、本音はどうか判らない。彼らは白いケンブリッジ公爵夫人(キャサリン妃)より、黒いサセックス公爵夫人(メーガン妃)の方を好む。なぜなら、人種的な親近感を持つからだ。
Kate Middleton 15Meghan & Henry 5Black woman 22
(左 : キャサリン妃 / 中央 : ヘンリー王子とメーガン妃 / 右 : ブリテンの黒人女性 )
日本のワイドショーは、パパラッチが作り出すメーガン・フィーバーや、左翼的イギリス人が口にする好意的な評価ばかりを紹介するが、アングロ系ブリテン国民が密かに抱く嫌悪感を伝えることはない。例えば、メーガン妃はヘンリー王子と結婚したのに、アメリカ国籍を手放さず、保持したままで出産しようとしたのだ。普通の日本人なら「えっ ! 王族と結婚した女性がアメリカ人のままなの?」と驚いてしまうが、この女優上がりのプリンセスはお構いなし。イギリス人やスコット人だって、「いくら何でも、サセックス公爵夫人が二重国籍なんて」と呆れてしまうが、多民族主義が浸透した英国では普通のことになっている。もし、日本の皇族に嫁ぐ民間人が、蓮舫みたいに支那系で、いかがわしい二重国籍者だったら、一般国民はどう思うのか? また、もし、佳子内親王殿下がイスラム教徒のマレー系帰化人と親密になり、その男性が婚約者となったらどうするのか? もし、その婚約者がイスラム教の放棄を拒絶したら、宮内庁はどう対応するのか? 一般の日系国民は「日本国籍保有者」との御成婚だと反対できないし、「宗教の自由」を楯にされれば、「イスラム教徒に反対 !」とは言えなくなる。でも、内心では猛反対のはずだ。たとえ、佳子内親王殿下と婚約者が江戸城付近を散歩なされ、そのお姿を目にしても祝福する気になれない。
Koreans 29Pakistanis 21
(左 : 日本を憎む朝鮮人 / 右 : 移住を望むパキスタン人 )
マスコミに登場する大学教授や御用評論家は、多民族共生や信仰の自由を賛美するが、普通の日系国民は、日本人だけの町内に住んで、日本人の皇族を拝見したいと思っている。子供を持つ親は、息子の嫁がフィリピン人じゃ気が滅入るし、娘の亭主がイスラム教徒のパキスタン人じゃ嫌だ。また、皇太子殿下のお妃が朝鮮系帰化人の娘になれば大問題となる。もし、朝鮮系のプリンセスが誕生したら、生まれてくる皇子が朝鮮系になってしまうじゃないか。あり得ないと思うが、朝鮮人の外戚なんてゾっとする。親王殿下の祖父や曾祖父が、密入国のパチンコ屋なんて冗談じゃないぞ。日系国民は日本人だけで暮らせる幸せを考えるべきだ。気高き皇族が皆日本人で、皇室を崇敬する国民も日本人だからこそ、喜びと悲しみを共有できるんじゃないか。昭和天皇が終戦の詔書で「堪え難きを堪え、忍ひ難きを忍ひ」と仰り、打ちひしがれる国民がそれに応じたのは、陛下と臣民に堅い絆があったからだ。この赤い紐帯は長い年月を経て紡がれたものである。支那大陸で作られたユニクロ製品じゃないぞ。我々が天皇陛下を目にして胸が高鳴るのは、生まれつき陛下と共鳴する心を持つからだ。池上彰や玉川徹じゃ理解できないと思うけど。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/263.html#c4
10. 中川隆[-11816] koaQ7Jey 2020年8月16日 19:43:10 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[32]
ドラマ 新 高校ヘ師신 고교교사 第09話
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1001.html#c10
11. 中川隆[-11815] koaQ7Jey 2020年8月16日 20:15:51 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[33]
ドラマ 新 高校ヘ師신 고교교사 第10話
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/1001.html#c11
11. 2020年8月16日 20:51:45 : k2bzml3lWg : RFZZVDZ1ZWY0ZkE=[34]
A5で聴く211シングルとKT120プッシュプル
2018年 08月 03日
https://tubeaudio.exblog.jp/28532681/
今日は酷暑のなかHさんのリスニングルームにお邪魔してきました。オーディオ全盛期…誰もが憧れた二つのスピーカーの音を存分に楽しめる聖地です。
A5で聴く211シングルとKT120プッシュプル_b0350085_00154832.jpg
メインはALTEC A5。お客さんでA5,A7をお持ちの方はたくさんいらっしゃる訳ですが元々HiFi用途でなくパブリックアドレス用スピーカーであったこともあり程度も千差万別。特にLF側の828(エンクロージャー)は米松(828B)とパーチクル(828C/828E) があり、前者は湿度変化によるビビ割れ,後者は吸湿による合成樹脂接着剤の劣化で発生する摩滅(崩れ)が散見されることから購入時には綿密な検査が必要です。Hさんの828Bは入手前に使われていた環境が良かったと思われ状態はほぼパーフェクト。311B(ホーン)保持用のステーも純正品という素晴らしさです。
A5で聴く211シングルとKT120プッシュプル_b0350085_00155282.jpg
こちらはサブの4343BWX。ウーハーのウレタンエッジの劣化がよく問題になりますが案外見落としがちなのがミッドバス。ウーハーよりも振幅が小さいので劣化に気付き難いのですが、Hさんの個体は張り替えから間もないのか全く問題ない状態でした。
仕事柄よくお客さんのリスニングルームにお邪魔させていただく訳ですが、広さや残響の長さとともに湿度の差が大きいことに気付きます。一般にオーディオに最適な湿度は40%〜50%と言われますが一番悪いのは乾期と雨期の差が大きいこと。これはオーディオ機器に最大の静的ストレスとなります、冬はストーブつけてカラカラ、夏は聴く時以外は閉め切りでジメジメ…というのがいちばん厳しい訳ですがHさんのリスニングルームは別棟で建屋自体が植栽にカバーされて直射日光から回避されていることもあり湿度的に安定していることが機器にとっても良い環境であることがよく分かりました。そういえばHさんは建築業…その辺りの要諦は私が申し上げるまでもないことでした。
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まず聴かせて頂いたのはSV-S1628D/211仕様。写真では写っていませんがプリはSV-Pre1616D(オール12AU7+5AR4仕様)。テストソースは名盤アン・バートンの”Ballads and Burton”です。
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ALTEC系スピーカーを211シングルで鳴らして聴く女性ヴォーカルは絶品!というのは既に多くのオーディオファンの知るところ。その極致のひとつがA5だったりする訳ですが、211で聴くアンバートンは甘美さとけだるさまでも表現するような生々しさでゾクゾクするリアリティ。音像が小さくなり過ぎず、肥大する訳でもなく二つのA5の間に浮かび上がるさまはまさにオーディオのマジックです。
A5のHF側(コンプレッションドライバー/ホーン帯域)のアッテネーション(ネットワークN500F-Aの高域レベル)を僅かに下げるとHFとLFの繋がりが更にシームレスになりフルレンジにような自然さに。いままで聴いてきたA5の音のなかでも1,2のバランスの良さです。シアター系スピーカーは雑で大味…というのは明らかな間違いで多くの場合はアンプとのマッチングが悪いかHF/LFのバランスがおかしいかのいずれかです。
A5で聴く211シングルとKT120プッシュプル_b0350085_00160791.jpg
これはいいぞ!ということになり、興味本位で4343BWX用のSV-P1616D/KT120を敢えてA5で聴かせて頂きました。Voice of the Theaterの時代、A5/A7を真空管で鳴らしたのは時代性もあり多くが多極管プッシュプルでした。ALTEC 1568A辺りがその代表選手である訳ですが何百人も入るパブリックアドレスならいざ知らず、自分ひとりのために囁きかけて欲しいプライベートオーディオでは音が乾き過ぎていたり低域のキレが良過ぎたりして少し聴き疲れがする傾向の音になりがち。半導体アンプでは更にその傾向が増す訳でピュアオーディオ用途でA5/A7に直熱三極管300Bや211が賞用されるようになってきたのは半導体アンプ以降の現象でせいぜい30年くらいのことなのです。
では私どもの多極管プッシュプルで、それも最も音の速いKT120でA5がどう鳴るんだろう…という単純な興味であった訳ですが1568A系とは全くベクトルの異なる世界が現れて私にとっても非常に貴重な機会となりました。
まずはレンジ感。P1616Dに替えた瞬間に音の温度感がグッと下がりクールでモニター的な音に早変わり。ベースが俄かに締まり音像が小さくなる代わりに音場が大きく開く印象です。いちばんの変化は写真でいうところの絞り。211は絞りを開けてアン・バートンだけにスポットが当たっているような印象だったのがKT120プッシュプルではF値を小さくしてステージ全体を明晰に魅せる感覚です(絞りと写真の関係についてはSONYさんのホームページに詳しく解説されています)。
もちろんPA用アンプのような粗さは微塵もありません。コアなジャズファンはこっちの方が好きかも…というクールでハイスピードなサウンドでした。これがKT150辺りになるともう少し円やかさが出ることでしょう。この多様性が真空管アンプの楽しさの真髄です。
A5で聴く211シングルとKT120プッシュプル_b0350085_00160907.jpg
想定外の相手に繋がれてP1616Dも若干戸惑ったかも(笑)。でも予想した以上の変化で私もたいへん参考になりました。一方でスピーカーのチューニングさえ決まっていればどんなアンプでも受け入れる度量のようなものが出てくるのも事実。その意味でもHさんのA5は逸品といえるでしょう。再び聴かせていただきた実に良い音でした。
https://tubeaudio.exblog.jp/28532681/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1071.html#c11
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