15. 2023年7月12日 16:39:40 : N9nr2eJucT : REZVVVhJWncyVTI=[1]
以下、Wikipediaより
断層は活断層か否かに関係無く、破砕帯(はさいたい)などの内部構造を持つ場合が多い。
断層破砕帯
断層破砕帯(英語: fault crush zone)は、断層運動によって破壊された岩石の部分で、一定の幅と方向を持つ。大規模な断層には大規模な破砕帯を伴う場合が多い。脆性領域における断層破砕帯は一般的にダメージゾーンとコアゾーンに分けられる。コアゾーンは断層変位の大半を賄う領域で、断層ガウジと断層角礫から構成される。ダメージゾーンは原岩起源のカタクレーサイトと割れ目の発達した原岩から構成される[7]。
ダメージゾーンは亀裂が密に発達する領域であるため、周囲の母岩と比べて透水性が高い。掘削中のトンネルが断層破砕帯に到達すると大量の水が噴出して工事を著しく妨げる。黒部ダム建設の資材運搬用トンネルである関電トンネル建設工事は、総延長80 mにも達する大破砕帯に遭遇した事で困難を極め、一時は工事の中止も検討された。これが破砕帯の存在を、日本人に広く認知させた。また、破砕帯の岩石は強度が低いため、地すべりの原因となる場合がある[8]。