1. 中川隆[-10533] koaQ7Jey 2024年5月23日 04:36:31 : 10XJSgi8MI : RE05QWEwOTUwUnM=[1]
ユング性格学「二つの態度と四つの機能 心理学的タイプ」
我々には、自我があります。自我により、それぞれのわたしを、わたしと感じることができる。“わたし”や“わたしでないもの”を、区別できます。また、自分の外側にあるものや自分の内側にあるものを知覚し、反応する。
それぞれの人間には、受け取り方や反応の、パターンがあります。人間には、物事を知覚し受け取る機能や、それに対して反応する機能が、備わっている。人間の「タイプ」というのは、いわば、その機能の使い方。どれを好んで使うかという傾向です。
ユング性格学 [二つの態度 心理学的タイプ」
外向的な人は
「社交的で、率直で、協調的で、与えられた状況にたやすく順応し、すぐに愛着を示し、疑うことを知らず、時とすると、軽率な確信をもって未知の状況のなかへと飛び込んでゆく」。
内向的な人は
「引っ込み思案で、内省的で、恥ずかしがり屋で、外界の対象になかなか近づこうとせず、殻に閉じこもりがちで、つねにどこか防衛的で、何事につけまず疑ってかかり、あれこれ詮索する」。
アメリカの思想家は外向的思考型が殆ど、それに対してヨーロッパやインドの思想家は内向的思考型か内向的直観型が多い。
特に、釈迦、イエス、ソクラテスやニーチェは内向的直観型
ユング性格学「四つの機能 心理学的タイプ」
人間は、四つの心の装置・機能を持っています。
ユングはそれを、“感覚”“思考”“感情”“直観”と呼びました。
人は生まれながらに、この四つの機能、すべてを備えている。
では、なぜ、性格に違いがあるのか?
前述の通り、人はこのうちのどれかを、好んで使うようになります。何を主に用いるかによって、性格は違ってくる。また、現実に対する態度が“外向的”か“内向的”かによって、同じ機能でも、違いが出てきます。
☆
[四つの機能]
感覚:物事を(五感により)受け取る機能。
そこに何があるのかを教えてくれる。
外界や内界にあるものを、知覚する。
思考:物事を考える機能。
それが何であるかを教えてくれる。
分類し、定義づける。
感情:好き嫌い、快不快、美醜などを感じる機能。
それが好ましいものかどうかを教えてくれる。
感情によって、分ける。
直観:可能性を知覚する機能。
それがどこから来てどこに行くのかを教えてくれる。
どうなるかを知覚する。
感覚は、五感を通して受け取る機能。景色や色、肌触り、温度、音、におい、味、などを受け取る。また、イメージも受け取ります(五感を通して感じるような、イメージ)。
直観は、可能性を受け取る機能。これは何になるのか? 何に使えるか? どうなっていくのか? それを――理屈を越えて――受け取ります。いわゆる、第六感というものでしょうか。
思考は、分類したり、照らし合わせたりします。それは何に属するのか? それはどういうものか? そういうことを考えたり、組み合わせたりする。それを判断材料にします。
感情は、言葉の通り、感情によって分類したり、判断したりする。好きか嫌いか? 心地好いのか、不快なのか? 美しいと思うのか、醜いと思うのか? そうやって、判断する。
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